JPS6149128B2 - - Google Patents

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JPS6149128B2
JPS6149128B2 JP53131892A JP13189278A JPS6149128B2 JP S6149128 B2 JPS6149128 B2 JP S6149128B2 JP 53131892 A JP53131892 A JP 53131892A JP 13189278 A JP13189278 A JP 13189278A JP S6149128 B2 JPS6149128 B2 JP S6149128B2
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JP
Japan
Prior art keywords
lid
opening
locking
lock
storage container
Prior art date
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Expired
Application number
JP53131892A
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English (en)
Other versions
JPS5559036A (en
Inventor
Yoshiaki Sano
Yukio Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP13189278A priority Critical patent/JPS5559036A/ja
Publication of JPS5559036A publication Critical patent/JPS5559036A/ja
Publication of JPS6149128B2 publication Critical patent/JPS6149128B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物入れ装置に係り、たとえば自動車の
コンソールボツクスやグローブボツクスのような
蓋付きの物入れに関する。
従来、この種自動車に附設された物入れには蓋
体が取付けられているとともに、この蓋体が不用
意に開かないように所定のロツク手段が採られて
いる。
そして、そのロツク手段としては、たとえばス
プリングを利用した操作ボタン式のものやスナツ
プフイツト式のものが一般的である。
しかし、操作ボタン式の場合、単に蓋体を押下
げればスプリングの作用によつてロツクされる
が、蓋体を開けるときは操作ボタンを操作しロツ
クを解除してから、または、解除しながら蓋体を
上方に持ち上げるようになつている。したがつ
て、この種のものは操作ボタンを操作してからロ
ツクを解除するという面倒な操作が必要となつて
いる。
また、スナツプフイツト式の場合、単に蓋体を
持ち上げたり、押下げたりすることによつて開閉
操作が行われるようになつているが、この蓋体が
不用意に開かないようにするためには事故の際の
安全性の意味も含めてその係合保持力を大きく設
定する必要がある。しかし、その係合保持力を大
きく設定すると必然的にその蓋体の開閉操作に大
きな力が必要となり、蓋体の開閉操作を円滑に行
い難くなるという不具合がある。
そこで、従来より上記の如き二律背反する問題
を一挙に解決する手段の開発が要望されている。
本発明はこのような点に鑑み開発されたもの
で、物入れ本体の開口を蓋体によつて閉塞した場
合にはその蓋体が不用意に開かないように常時は
大きな係合保持力によつて蓋体の閉塞状態を2個
所で保持し、また、蓋体を開く場合には、蓋体を
段階的に開くようにして小さな操作力で容易に開
くことができるようにすることを目的としてもの
であつて、一面を開口して形成された物入れ本体
と、この物入れ本体の長手方向の一側部にヒンジ
を介して回動自在に連結され物入れ本体の開口面
を開閉する蓋体とこの蓋体と上記物入れ本体の少
なくとも長手方向の両端部近傍において蓋体と物
入れ本体とをそれぞれ弾性的に係脱する2つのロ
ツク機構とを備え、前記2つのロツク機構のうち
蓋体開閉操作側のロツク機構の係合保持力は他側
のロツク機構の係合保持力と同一若しくはそれよ
り大きく設定し、蓋体の開閉操作側を操作して蓋
体を開く際2つのロツク機構によるロツクを段階
的に解除することを特徴とするものである。
つぎに、本発明の一実施例を添附図面について
説明する。
1はコンソールボツクスのような物入れ本体
で、この物入れ本体1は合成樹脂にて上面を開口
した矩形状の物入れ部2を有して形成されてい
る。そして、この物入れ部2の開口周縁部は長手
方向の相対する縁部3,3が比較的に巾狭く水平
状に形成されているとともに、この縁部3,3間
の相対する縁部4,5は比較的に巾広く水平状に
形成されている。
つぎに、上記物入れ本体1の一方の巾広の縁部
4のほぼ中央部に平面視矩形状の取付孔6が形成
され、この取付孔6の開口周縁に取付段部6aが
形成されている。そして、この取付孔6に係止部
材7が固着されている。この係止部材7は上記取
付段部6a上に重合係止される矩形状の取付縁部
8を有し、この取付縁部8の下部に相対して支枠
9,9が一体に垂設されているとともに、この支
枠9,9間に係止突片10,10がわずかな間隙
をおいて弾性にて離反可能に対設され、この係止
突片10,10の上端部は互いに内側に傾斜する
弧状案内縁10a,10aにて形成されている。
また、上記縁部4の一端部にすなわち蓋体開閉操
作側に指挿入用の切欠凹部4aが形成されてい
る。
また、上記物入れ本体1の他方の巾広の縁部5
のほぼ中央部に平面視矩形状の案内挿通孔11が
穿設され、この案内挿通孔11の内側開口縁の一
側部に取付ボス12が一体に垂設されている。そ
して、この取付ボス12の下面に板ばね13の一
端部の基部14がビス15にて一体に固着されて
いるとともに、この板ばね13の他端部の彎曲し
た係止部16は上記案内挿通孔11の下方に位置
して突出されている。
また、17は蓋体で、この蓋体17は前記物入
れ本体1の開口上面を閉塞する大きさで矩形状に
形成されている。そして、この蓋体17の下面に
前記相対する巾狭の縁部3,3および巾広の縁部
4,5上にそれぞれ係合する相対する狭小縁部1
8,18および拡大縁部19,20を有するリツ
ドインナ板21が固着されている。また、このリ
ツドインナ板21の一方の拡大縁部19のほぼ中
央部に取付長孔22が穿設され、この取付長孔2
2から前記係止突片10,10間に挿通する係合
突片23が挿通突設されている。この係合突片2
3はこれと一体の大径部24にてリツドインナ板
21に固着されているとともに、その突出した先
端部25は前記係止突片10,10間に弾力に抗
して圧入するように矢形状に形成されている。そ
して、この係合突片23の大径部24は蓋体17
内に埋設されたリツドインサート板26の一端部
に固着されている。
そうして、上記矢形状の先端部25を有する係
合突片23と前記係止突片10,10を有する係
止部材7とにより蓋体開閉操作側のすなわち前方
側のロツク機構27が構成されている。また、上
記リツドインナ板21の他方の拡大縁部20のほ
ぼ中央部に矩形状の取付段部28が形成され、こ
の取付段部28に摺動片29の一端部に一体に形
成された矩形状の取付基板30がビス31にて固
着されている。この摺動片29は側面視円弧状に
形成され、その上端部の一側部に蓋体17を閉塞
したときに前記板ばね13の係止部16に係合係
止される係合突部32が膨出して形成され、ま
た、その下端部の両側に案内挿通孔11の開口縁
部に係脱する係合突起35が弧状に膨出形成され
ているとともに、この係合突起35間に案内挿通
孔11の開口縁に対する係止突部36が形形成さ
れ、さらに、この摺動片29の下端部の長さ方向
に係合突起35が案内挿通孔11に弾性的に係脱
するように長溝37が切欠形成されている。
そうして、上記係止部16を有する板ばね13
と上記係合突部32を有する摺動片29とにより
他方のすなわち後方側のロツク機構33が構成さ
れている。
つぎに、前記物入れ本体1の長手方向の一側部
と前記蓋体17の長手方向の一側部との間にヒン
ジ34が取付けられ、このヒンジ34を介して蓋
体17は物入れ本体1に対して開閉自在に連結さ
れている。
このように構成されたものにおいて、前後2個
所にロツク機構27,33が設けられているの
で、蓋体17が不用意に開くようなことはない。
すなわち、この蓋体17に対する関係は、 fa+fb≧Fg 但し、fa……前方側にのみロツク機構27を設
けた場合の蓋体17を開く操作力 fb……後方側のみロツク機構33を設け
た場合の蓋体17を開く操作力 Fg……車の衝突等による衝撃加速度に
よつて蓋体17に生じる上向きの慣
性力や路面の段差通過時に車がダン
ピングして蓋体17となる。
ここで切欠凹部4aより挿入した指で蓋体17
を開く際の操作力をFとし、この操作力Fはfa≧
fbとすると、F≒faとなる。すなわち、切欠凹部
4aより挿入した指で蓋体17を引掛けてこれを
開こうとすると蓋体17は完全剛体ではないため
に、先ず前方側のロツク機構27によるロツクが
解除され蓋体17がわずかにねじれ、つぎに、後
方側のロツク機構33のロツクが解除される。し
たがつて、蓋体17の前方縁部に指を引掛せて開
く場合は前後のロツク機構27,33によるロツ
クが同時に解除されることはなく、2つのロツク
機構27,33によるロツクは段階的に解除され
ることになる。それ故、fa≧fbならばF≒faとな
る。ここで≒とは、後方側のロツク機構33の影
響によつて多少Fがfaより大きくなるためであ
る。したがつてfa≧fbの係合保持力を持つロツク
機構27,33を前後の2個所に設けたことによ
つて最大fa+fb=Fgという慣性力が蓋体17に
生じても蓋体17は不用意に開くことはなく、ま
た、蓋体17を開く際の操作力Fはほとんどfaで
済むことになる。
そこで、たとえば蓋体17の重量が0.5Kgで、
fa=3Kg、fb=2.5Kgとした場合、最大fa+fb=
5.5KgのFgに耐えられる。
また、実験の結果、操作力Fは3.2Kgで済ん
だ。
また、実験の結果、fa+fbの関係はつぎのよう
にすると良好であるということが確認された。
すなわち、fa+fb=5.5Kgに設定したとき操作
力Fをなるべく小さくなおかつ蓋体17を開く際
の操作フイーリングを向上させるために前方側の
ロツク機構27によるロツクが解除されるとほと
んど同時に後方側のロツク機構33によるロツク
も解除されるようにし、さらに、蓋体17を閉め
る際、蓋体17の上面の前方側で閉めても(な
お、閉めるときは単に蓋体17の上面を押下げる
のみでよいから、必らずしも前方側でなくともよ
いが、一般的には前方側で行われている)前方側
のロツク機構27によるロツクおよび後方側のロ
ツク機構33によるロツクがほとんど同時に係合
されるようになるためにはfa=3Kg、fb=2.5Kg
位が良好であつた。したがつて、一般的にはfbは
0.6fa〜0.9faが最適である。
なお、前記実施例では切欠凹部4aは物入れ本
体1の縁部4に形成する場合について説明した
が、この切欠凹部4aは蓋体17に形成するよう
にしてもよい。
また、前記実施例では後方側のロツク機構33
は係止部16を有する板ばね13と係合突部32
を有する摺動片29にて構成する場合について説
明したが、このロツク機構33は第5図に示すよ
うに案内挿通孔11と摺動片29との関係にて構
成するようにしてもよい。この場合、案内挿通孔
11は上面を外方に拡開した案内面38と係止縁
39にて形成し、また、摺動片29の上端部近傍
の両側に上記案内挿通孔11に対する係止突部4
0を膨出して形成するとともに、この係止突部4
0間における摺動片29に係止突部40が弾性的
に案内挿通孔11に係脱するように切溝41を形
成する。
これにより蓋体17を開閉した場合にその蓋体
17は所定位置においてロツクおよびロツクが解
除されるようになる。
また、前記実施例ではコンソールボツクスのよ
うな物入れについて説明したが、これに限らず、
第6図に示すようにグローブボツクス42に適用
する。
本発明によれば、蓋体と物入れ本体とを長手方
向の両端部近傍の2個所に蓋体と物入れ本体とを
弾性的に係脱する2つのロツク機構を設けるとと
もにこの2つのロツク機構のうち蓋体開閉操作側
のロツク機構の係合保持力を他側のロツク機構の
保持力と同一若しくはそれより大きく設定したこ
とにより、蓋体を閉じた場合には、蓋体は両端部
近傍に設けた2つのロツク機構によつて確実に保
持することができ、また蓋体を閉じた状態におい
て蓋体に慣性力が生じた場合には、蓋体全体に開
放力が作用し2つのロツク機構に同時にロツク解
除作用が働いても、2つのロツク機構の係合保持
力の和が蓋体全体の保持力となるので、慣性力に
影響されて蓋体が不用意に開くようなことがな
く、常時はその大きな係合保持力によつて蓋体の
閉塞状態を確実に保持することができる。また蓋
体を開く場合には、蓋体を開くように蓋体の開閉
操作側を操作すると、まず蓋体開閉操作側のロツ
ク機構によるロツクが解除され、蓋体がわずかに
ねじれ、ついで他側のロツク機構によるロツクが
解除され、したがつて、蓋体開閉操作側のロツク
機構のロツクが解除される時点と他側のロツク機
構のロツクが解除される時点とが異なり、2つの
ロツク機構が段階的に作用してこれに同時にロツ
ク解除作用が働くことがないため、蓋体開放操作
力は蓋体開閉操作側のロツク機構のロツク解除力
にほぼ等しく、蓋体をあまり大きな操作力を必要
とすることなく容易に開くことができる。また、
蓋体開閉操作側のロツク機構の係合保持力は他側
のロツク機構の係合保持力と同一若しくはそれよ
り大きく設定したため、蓋体の開閉操作の降2個
所のロツク機構がほとんど同時的に操作されるの
で、蓋体の開閉は、極めて円滑かつ確実に行われ
るとともに、蓋体を持ち上げたり、押下げるなど
の単純な操作で行われるのでその操作性を大巾に
向上することができ、蓋体開閉操作側のロツク機
構の係合保持力よりも他側のロツク機構の係合保
持力を大きく設定した場合のように、蓋体開放時
に蓋体が無理にねじられて変形したり、2つのロ
ツク機構のロツク解除作用が大きく二段階に分か
れて蓋体の開放操作が不円滑となるようなおそれ
がなく、また蓋体を閉じる場合、蓋体がねじれて
他側のロツク機構によるロツクができなくなるよ
うなおそれもなく、常に蓋体を円滑に開閉操作す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
物入れ装置の蓋体を開いた状態の斜視図、第2図
は同上蓋体閉塞状態の中央断面図、第3図は同上
一方のロツク機構の一部の拡大分解斜視図、第4
図は同上他方のロツク機構部の断面図、第5図は
一方のロツク機構の他の実施例の断面図、第6図
は物入れ装置の他の実施例を示す斜視図である。 1……物入れ本体、17……蓋体、27,33
……ロツク機構、34……ヒンジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一面を開口して形成された物入れ本体と、こ
    の物入れ本体の長手方向の一側部にヒンジを介し
    て回動自在に連結され物入れ本体の開口面を開閉
    する蓋体と、この蓋体と上記物入れ本体の少なく
    とも長手方向の両端部近傍において蓋体と物入れ
    本体とを弾性的に係脱する2つのロツク機構とを
    備え、前記2つのロツク機構のうち蓋体開閉操作
    側のロツク機構の係合保持力は他側のロツク機構
    の係合保持力と同一若しくはそれより大きく設定
    し、蓋体の開閉操作側を操作して蓋体を開く際2
    つのロツク機構によるロツクを段階的に解除する
    ことを特徴とする物入れ装置。
JP13189278A 1978-10-26 1978-10-26 Container for car Granted JPS5559036A (en)

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JP13189278A JPS5559036A (en) 1978-10-26 1978-10-26 Container for car

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JP13189278A JPS5559036A (en) 1978-10-26 1978-10-26 Container for car

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Publication Number Publication Date
JPS5559036A JPS5559036A (en) 1980-05-02
JPS6149128B2 true JPS6149128B2 (ja) 1986-10-28

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ID=15068583

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