JP3058843U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3058843U
JP3058843U JP1998008635U JP863598U JP3058843U JP 3058843 U JP3058843 U JP 3058843U JP 1998008635 U JP1998008635 U JP 1998008635U JP 863598 U JP863598 U JP 863598U JP 3058843 U JP3058843 U JP 3058843U
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JP
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pipe
joint body
tightening nut
joint
tightening
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JP1998008635U
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Inventor
智之 小島
Original Assignee
株式会社小島合金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に埋設された管をバルブ水栓などに連結
する際に用いられる管継手において、管との接続作業を
簡素化・迅速化すると同時に、施工現場での部品の紛失
を回避する。 【解決手段】 継手本体2の内部にテーパー締付管6を
装着する。継手本体2に締付ナット9を螺着し、この締
付ナット9を継手本体2にねじ込むことでテーパー締付
管6が縮径されるようにする。継手本体2および締付ナ
ット9の外周に密着フィルム8を装着してこれら継手本
体2、締付ナット9を包み込む。これにより、管継手1
と管10との接続作業が始まるまで、テーパー締付管6
が縮径されない程度に締付ナット9が継手本体2に軽く
螺合した状態を維持できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地中に埋設された管をバルブ水栓などに連結する際に用いられる管 継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の管継手の一例を示す半断面図である。
【0003】 従来この種の管継手としては、図3に示すように、段付き円筒状の継手本体2 の内部に環状パッキング3、座金5、テーパー締付管6および補強コア7を挿設 し、継手本体2とテーパー締付管6との間に割り込む形で締付ナット9を着脱自 在に螺着した管継手1が知られている(特開平10−132160号公報参照) 。
【0004】 そして、この管継手1を施工現場に搬送するとき、その振動などによって締付 ナット9が緩んで継手本体2から脱落することがないように、締付ナット9を継 手本体2に強くねじ込んで出荷していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これでは、施工現場で管継手1に管10を接続する際、テーパー締付 管6を拡径するために締付ナット9を少し緩めた後、このテーパー締付管6の内 部に管10を差し込み、この状態で締付ナット9をねじ込むことでテーパー締付 管6を縮径して管10を締め付けなければならない。そのため、管10を差し込 む前に締付ナット9を緩める作業が必須となり、管継手1と管10の接続作業が 面倒であるばかりか、締付ナット9を緩め過ぎて継手本体2から脱落させ、特に 夜間や暗い施工現場において部品(締付ナット9、継手本体2)の紛失を招くこ とが多いという不都合があった。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑み、管との接続作業を簡素化・迅速化すると同 時に、施工現場での部品の紛失を回避することが可能な管継手を提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、筒状の継手本体(2)を有し、この継手本体の内部にテー パー締付管(6)を装着し、前記継手本体に締付ナット(9)を螺着し、この締 付ナットを前記継手本体にねじ込むことで前記テーパー締付管が縮径されるよう にした管継手(1)において、前記継手本体および前記締付ナットの外周に密着 フィルム(8)を装着してこれら継手本体、締付ナットを包み込んで構成される 。こうした構成を採用することにより、管継手と管(10)との接続作業が始ま るまで、テーパー締付管が縮径されない程度に締付ナットが継手本体に軽く螺合 した状態を維持することができるようになる。
【0008】 なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、 従って、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは「実 用新案登録請求の範囲」の欄についても同様である。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案に係る管継手の一実施形態を示す半断面図、 図2は図1に示す管継手(密着フィルムを除く)の分解斜視図である。
【0011】 この管継手1は、図1および図2に示すように、段付き円筒状の継手本体2を 有しており、継手本体2は小径筒部2a、中径筒部2bおよび大径筒部2cから 構成されている。小径筒部2aの外周面には雄ねじ部2dが形成されており、小 径筒部2aの内周面には係止溝2eが円周上に刻設されている。
【0012】 また、継手本体2の内部には環状パッキング3、座金5およびテーパー締付管 6が大径筒部2cに内接する形で装着されており、これら環状パッキング3、座 金5およびテーパー締付管6の内径は中径筒部2bの内径に一致している。さら に、継手本体2の大径筒部2cの内周面には雌ねじ部2fが形成されており、雌 ねじ部2fには締付ナット9がテーパー締付管6の外周面に当接する形で螺合し ている。締付ナット9には、接続すべき管10に見合った差し口9aが形成され ている。ここで、締付ナット9は継手本体2に対して奥まで差し込まれておらず 、そのためテーパー締付管6は拡径された状態となっている。一方、継手本体2 の内部には、硬質合成樹脂からなる鍔付き円筒状の補強コア7が小径筒部2aに 内接する形で挿設されており、補強コア7の先端部はテーパー締付管6の先端部 近傍に達している。
【0013】 ところで、継手本体2および締付ナット9の外周には、図1に示すように、熱 収縮樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等)からなる無色透 明の薄い密着フィルム8が、締付ナット9の差し口9aを避けて継手本体2と締 付ナット9に密着する形で装着されており、この密着フィルム8によって継手本 体2と締付ナット9が互いに分離しないように包み込まれた状態となっている。 本考案に係る管継手1は以上のような構成を有するので、この管継手1を用い て施工現場で管10の接続作業を行う際には、それに先立って管継手1を施工現 場に搬送する必要があるが、上述したように、継手本体2と締付ナット9とは密 着フィルム8に包み込まれて互いに分離しない状態となっているので、管継手1 がその搬送時に振動を受けても締付ナット9が緩んで継手本体2から脱落するこ とはない。したがって、施工現場に届いた管継手1を開梱したら部品(締付ナッ ト9、継手本体2)がバラけていたという不具合は生じず、管継手1の到着後た だちに管10の接続作業に着手することができる。
【0014】 また、こうして施工現場に届いた管継手1に管10を接続するには次の手順に よる。
【0015】 まず、図2に示すように、締付ナット9の差し口9aから管継手1内に管10 を挿入し、奥まで差し込む。すると、管10はその先端が補強コア7のフランジ 7cに達したところで停止し、管10の先端外周面が継手本体2の中径筒部2b 、環状パッキング3、座金5およびテーパー締付管6の内周面に当接すると同時 に、管10の先端内周面が補強コア7のコア本体7aの外周面に当接した状態と なる。この際、密着フィルム8は締付ナット9の差し口9aを避ける形で装着さ れているので、管10の挿入作業に支障を来すことはない。
【0016】 この状態で、パイプレンチ等の工具(図示せず)で締付ナット9を回して継手 本体2にねじ込む。すると、テーパー締付管6は内側へ撓む形で縮径され、管1 0を強固に把持する。この際、継手本体2および締付ナット9の外周には密着フ ィルム8が装着されているが、この状態のまま締付ナット9を回せば密着フィル ム8が破れるので、締付ナット9を回す前にわざわざ密着フィルム8を剥がす必 要はない。また、管10の先端内部には補強コア7のコア本体7aが存在してい るので、たとえ管10が柔らかくても管10が内側に凹んでしまうことはない。 従って、締付ナット9のねじ込みに伴って管10はテーパー締付管6を介して管 継手1に強固に接続され、十分な引張強さを発現する。そのため、管10の接続 後に地震などの振動を受けた場合でも、管10が管継手1から抜けてしまう事態 の発生を未然に防止することができる。
【0017】 このように、管10の接続作業は、密着フィルム8が装着されたままの管継手 1に管10を差し込み、締付ナット9を回すだけで完了するので、管10を差し 込む前に締付ナット9を緩める作業が余計に必要となる従来の管継手1と比べて 、管10の接続作業を短時間で簡単に実行することが可能となる。また、締付ナ ット9を緩める作業が不要となるので、従来の管継手1と異なり、締付ナット9 を緩め過ぎて継手本体2から脱落させる心配はなく、施工現場が暗い場合や夜間 に作業する場合であっても部品(締付ナット9、継手本体2)の紛失を回避する ことができる。
【0018】 なお、上述の実施形態においては、継手本体2の内部にテーパー締付管6以外 に環状パッキング3、座金5および補強コア7が装着された管継手1について説 明したが、本考案では、これら環状パッキング3、座金5および補強コア7は必 ずしも必要なく、テーパー締付管6のみが継手本体2の内部に装着された管継手 1に本考案を適用することも可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、筒状の継手本体2を有し、この継手本体 2の内部にテーパー締付管6を装着し、前記継手本体2に締付ナット9を螺着し 、この締付ナット9を前記継手本体2にねじ込むことで前記テーパー締付管6が 縮径されるようにした管継手1において、前記継手本体2および前記締付ナット 9の外周に密着フィルム8を装着してこれら継手本体2、締付ナット9を包み込 んで構成したので、管継手1と管10との接続作業が始まるまで、テーパー締付 管6が縮径されない程度に締付ナット9が継手本体2に軽く螺合した状態を維持 できることから、管10との接続作業を簡素化・迅速化すると同時に、施工現場 での部品の紛失を回避することが可能な管継手1を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る管継手の一実施形態を示す半断面
図である。
【図2】図1に示す管継手(密着フィルムを除く)の分
解斜視図である。
【図3】従来の管継手の一例を示す半断面図である。
【符号の説明】
1……管継手 2……継手本体 6……テーパー締付管 8……密着フィルム 9……締付ナット 10……管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の継手本体(2)を有し、 この継手本体の内部にテーパー締付管(6)を装着し、 前記継手本体に締付ナット(9)を螺着し、 この締付ナットを前記継手本体にねじ込むことで前記テ
    ーパー締付管が縮径されるようにした管継手(1)にお
    いて、 前記継手本体および前記締付ナットの外周に密着フィル
    ム(8)を装着してこれら継手本体、締付ナットを包み
    込んだことを特徴とする管継手。
JP1998008635U 1998-11-02 1998-11-02 管継手 Expired - Lifetime JP3058843U (ja)

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