JP2003113978A - スリーブ型管継手 - Google Patents
スリーブ型管継手Info
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Abstract
ことなく、長期間にわたって漏れや破壊を生じない管継
手として、接続後にスリーブが抜け出さない構造を提供
する。 【解決手段】 継継手本体の端部に接続しようとする管
の内周にはまり合う円筒部を設け、前記管の外径にはま
り合う内径を有する略円筒状の樹脂製のスリーブを前記
円筒部の外周に位置させ、前記スリーブ20の一端を内
外径とも大径とし、もう一端を内外径とも小径とし、中
央部の段違い部分の断面積を小さくし、スリーブ20を
軸方向に圧縮することにより、スリーブの中央部の段違
い部分で切断(せん断)し、大径部が小径部の外周に乗
り上げることにより小径部を縮径させることで、前記管
を継手本体円筒部とスリーブとの間で挟着して接続する
継手であって、スリーブ20の小径部の外周に大径部の
係止機能を付加した。
Description
金属管を接続するための管継手であり、詳しくは管継手
の構成部品であるスリーブを管軸方向に圧入させて管を
接続する継手に関するものである。
してポリエチレン、ポリブテン、ポリプロピレン等の樹
脂管の接合方法には種々の方法があるが、この中で広く
用いられている接合方法には継手本体にナットを螺合
し、継手本体とナット内に装着したパッキンや食い込み
リングを圧縮することで接続するメカニカル方式の管継
手がある。この継手の接続方法は、管端部外面に食い込
みリングを組み付けて継手本体にナットをレンチで締め
付けるものである。
管継手は、管の挿入が確実に行われたかどうかの管挿入
確認が施工完了後に出来ないという欠点があり、さらに
ナットの締め付け程度についても確認が困難であり、管
接続部の性能にバラツキが生じ易かった。この場合、施
工後に施工の良否を確認する手段は漏れテストだけであ
り、不完全な施工をした場合施工直後の短期の漏れテス
トで合格しても、長期間の使用時に管の抜けや、漏れを
発生することがある。上記の課題を解消するために、簡
単な作業で接合強度のバラツキを生ずることなく、施工
後の確認も容易で、かつ比較的小型の工具で容易に配管
施工が出来、長期間にわたって漏れや破壊を生じない管
継手が望まれていた。
てスリーブ型の管継手があるが、この管継手では施工
後、配管に振動が加わる場合にはスリーブが外れる不具
合が発生するため、これを防止する必要があった。本発
明の目的は上記の課題を解消して、簡単な作業で接合強
度のバラツキを生ずることなく、長期間にわたって漏れ
や破壊を生じない管継手としてスリーブ型の新しい構造
を提供するものである。
目的を達成するために、継手本体の端部に、接続しよう
とする管の内周にはまり合う円筒部を設け、前記管の外
径にはまり合う内径を有する略円筒状スリーブを該円筒
部の外周に位置させ、スリーブの一端を内外径とも大径
とし、もう一端を内外径とも小径とし、中央部の段違い
部分の断面積を小さくし、前記スリーブを軸方向に圧縮
することにより、スリーブの中央部に設けた断面積の小
さい部分で切断(せん断)し、大径部が小径部の外周に
乗り上げることにより小径部を縮径させることで、該管
を継手本体とスリーブとの間で挟着して接続する継手で
あって、かつスリーブの小径部の外周に大径部の係止機
能を付加したことを特徴とするスリーブ型管継手であ
る。また、スリーブの小径部の外周に溝または凸条また
は逆勾配部分を設けたことを特徴とするものである。
部と小径部を一体に成形してなり、管の接続の際、スリ
ーブを軸方向に圧縮することにより、中央部の段違い部
分にてせん断し、大径部が小径部に乗り上げることによ
り内周側になったスリーブの小径部を縮径させ、管を継
手本体とスリーブの間で挟着して接続するものである。
また、スリーブの材質を樹脂製とし、スリーブの小径部
の外周に溝または凸条または逆勾配部分を設けたことに
より、スリーブの大径部の内周面との係止が出来、管接
続後スリーブの大径部がスリーブの小径部からずれて外
れる不具合を防止出来るため、配管に振動が加わる場合
でも、耐久性の良い接続部を得ることが出来る。
欠け部を設けて剛性を小さくして縮径し易くしたことに
より、管を接続する際、工具でスリーブを軸方向に圧縮
する力を小さく出来る。従って工具は小型軽量に出来、
施工が容易となる。また、スリーブの弾性変形を利用し
て継手本体の溝部にスリーブの端部内周の凸条を装着す
る構造としたもので、構造が簡単で装着も容易であり、
あらかじめ継手本体にスリーブを装着しておくことによ
り、管の接続作業は、継手に管を挿入し、工具を使用し
てスリーブを圧縮するだけで完了するため、施工現場で
の部品装着ミスが無く、施工ミスの可能性も少ない。
いて説明する。図1は本発明の一実施例の管継手に接続
しようとする管を挿入した状態で、リングの移動を開始
する直前の状態を示す部分断面図である。10は管継手
であり、継手本体11と樹脂製のスリーブ20とから構
成されている。30は接続しようとする管である。継手
本体11の端部は管30の内径にはまり合う円筒部12
となっており、その外周面には複数の断面鋸刃状の凸条
13を設けてある。また、円筒部12の奥に管端当接面
14を設けてある。
全体が略円筒状であり、一端には薄肉部21と鍔部22
を設けてあり、薄肉部21の先端内周には凸条23を設
けてある。また反対側の端部には外径大の厚肉部24と
なっている。スリーブ20の中央部分には段違い部25
を設けてあり、外径小側には円錐部26を有する。ま
た、薄肉部21の中央部分には円錐部26の勾配とは逆
の勾配部27を設けてある。又、厚肉部24の内周29
は端面241に向かって大径となるテーパー(中空円
錐)形状である。
を本体11の溝部14に弾性変形を利用して係止させて
装着するものであり、薄肉部21から段違い部25に向
かって切り欠け部28を設けるとともに材質は弾性変形
量の大きい樹脂製とするのが望ましい。図3はスリーブ
20を軸方向に圧縮して、管30の接続を完了した状態
を示す。スリーブ20の鍔22の端面221と厚肉部2
4の端面241を工具を使って挟み付けることにより、
スリーブ20は段違い部25でせん断され厚肉部24の
内周に円錐部26が縮径されながら挿入される。それに
伴って管30が縮径され本体円筒部12に押し付けられ
て挟着するものであり管30の内面には円筒部の凸条1
3の刃先が食い込む。
当たるまで押し付けたことで確認するものであり、本発
明の特徴は薄肉部21の勾配部27に厚肉部24の内周
29のテーパー形状が合致して係止機能を発揮する点に
ある。これにより、管接続後流体の圧力変動などによる
振動によってスリーブ20の厚肉部24が外れることを
防止できる。また、別の特徴はスリーブ20の厚肉部2
4に比べて薄肉部21の剛性を小さくする点にあり、た
とえば図2のようにスリーブ20に切り欠け部28を設
けることにより、剛性を小さくし容易に縮径するように
した点である。
かじめ組み付けてある点であり、これによって管を接続
する際の作業は管を継手に挿入してスリーブ20を軸方
向に圧縮するだけで良い。従って配管施工者が部品を組
み付ける作業をやる必要が無いため、施工ミスの可能性
も少なくなる。また、継手に対する管の挿入が確実に行
われたかどうかはスリーブ20の切り欠け部26によっ
て外部から目視で管端当接面14に管30の端部31が
突き当たっていることで確認出来るため、管の挿入不足
を防ぐことが出来る。また、スリーブ20の圧縮作業完
了の確認はスリーブ20の鍔部22と段違い部25が突
き当たることで出来、施工後の確認も容易である。
タイプの一例を示す。スリーブ押し込み用の工具は手動
タイプに限らず電動タイプあるいは油圧タイプであって
も良い。図5は本発明の別の実施例を示すものであり、
スリーブ200は薄肉側201の外周に溝202を設け
てあり、厚肉部203の内周に設けた突起204が管接
続時に係止するようになっている。なお段違い部205
での切断および円錐部206に厚肉部203が乗り上げ
て薄肉側201を縮径する点は図1の例と同様である。
きい樹脂製とするのが望ましく、薄肉部の切り欠けの大
きさ、数はスリーブの材質の弾性係数に応じて適当な剛
性になるよう設定するものである。本発明の特徴は接続
の際、工具による圧縮によってスリーブ20が中央部で
せん断し、二つの部品として機能する継手であって施工
後、配管の振動などでスリーブの大径部が外れないよう
に係止機能を付加してある点である。
けたことにより、配管施工現場における、管の接続作業
は継手に管を挿入し、工具を使ってスリーブを圧縮する
だけとなり、作業が容易で施工ミスの可能性も少なくな
る。またスリーブに係止機能を付加したことにより、ゆ
るみによるスリーブの外れを防止出来、配管に振動が有
る場合でも、長期にわたって管の抜けや漏れのない接続
部を得られる。また、スリーブの小径側の剛性を大幅に
小さくしたことにより、圧縮に要する推力を小さく出来
る。従って工具を小型化出来、操作力も小さく出来る。
図である。
である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 継手本体の端部に、接続しようとする
管の内周にはまり合う円筒部を設け、前記管の外径には
まり合う内径を有する略円筒状の樹脂製のスリーブを前
記円筒部の外周に位置させ、前記スリーブの一端を内外
径とも大径とし、もう一端を内外径とも小径とし、中央
部の段違い部分の断面積を小さくし、前記スリーブを軸
方向に圧縮することにより、スリーブの中央部の段違い
部分で切断し、大径部が小径部の外周に乗り上げること
により小径部を縮径させることで、前記管を継手本体円
筒部とスリーブのとの間で挟着して接続する継手であっ
て、前記スリーブの小径部の外周に大径部の係止機能を
付加したことを特徴とするスリーブ型管継手。 - 【請求項2】 前記スリーブの小径部の外周に溝また
は凸条または段差または逆勾配部分を設けたことを特徴
とする請求項1に記載のスリーブ型管継手。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016535210A (ja) * | 2013-10-23 | 2016-11-10 | タイコ・エレクトロニクス・コーポレイションTyco Electronics Corporation | 磁石キャリアアセンブリ |
JP2017036808A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 三機工業株式会社 | 圧着式管継手装置 |
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2001
- 2001-10-02 JP JP2001306223A patent/JP3972287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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