JP3058380B2 - マッチプレ−ト搬入出装置 - Google Patents

マッチプレ−ト搬入出装置

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JP3058380B2
JP3058380B2 JP4341614A JP34161492A JP3058380B2 JP 3058380 B2 JP3058380 B2 JP 3058380B2 JP 4341614 A JP4341614 A JP 4341614A JP 34161492 A JP34161492 A JP 34161492A JP 3058380 B2 JP3058380 B2 JP 3058380B2
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公一 金藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マッチプレ−トを使用
して鋳型を造型する鋳型造型機のマッチプレ−ト搬入出
装置に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来マッチプレ−トを使用して鋳
型を造型する鋳型造型機におけるマッチプレ−トの型交
換は、鋳型造型時のマッチプレ−トの入出移動とは異な
る方向へ使用済みマッチプレ−トを移動させて造型機外
に搬出して取り出した後新規のマッチプレ−トを搬入す
るようになっているのが一般的である。このようなマッ
チプレ−トの移動は鋳型造型機の周辺に鋳型造型時と、
型交換時との2通りの移動を行なわせる設備の設置が必
要であり、鋳型造型機1基当りの設置スペ−スが広くか
つ設置された設備も複雑になるという問題があった。本
発明は上記の問題に鑑みて成されたものでマッチプレ−
トを鋳型造型時の移動範囲内において型交換も成し得る
マッチプレ−ト搬入出装置を提供することを目的とする
ものである。
【0003】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本発明におけるマッチプレ−ト搬入出装置は、マッチプ
レ−トを使用して鋳型を造型する造型機本体の内外に通
じると共に昇降可能にされたガイドレ−ルと、該ガイド
レ−ルの上昇端外側延長方向に所定の間隔をおいて配設
された待機レ−ルと、該ガイドレ−ルと待機レ−ルとの
間位置に配設されて、上下に所定の間隔をおいて2段の
レ−ルを構成すると共に昇降途中停止可能にされた昇降
レ−ルと、該昇降レ−ルの下降端外側位置に配置されて
前記マッチプレ−トを載置支持するようにされた中抜ロ
−ラコンベヤと、該中抜ロ−ラコンベヤの空間に上下に
貫通して配置されて該中抜ロ−ラコンベヤに沿って往復
移動可能にされたマッチプレ−ト係止部材と、前記待機
レ−ル、昇降レ−ル、及びガイドレ−ル間に亘って移動
可能にして係合されると共に前記造型機側側面に前記マ
ッチプレ−トの吊り下げア−ムに付設した突起材に対し
相対的に昇降動して、係着及び離脱する係合部を取付け
たパタ−ンシャトル台車と、から成ることを特徴とする
ものである。
【0004】
【作用】本発明は上記のような解決手段を採用すること
により、鋳型造型時のマッチプレ−トの水平移動に加え
て、昇降レ−ルの昇降作動とマッチプレ−ト係止部材の
水平移動を組合せることにより型交換を行なうことがで
きる。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図中1は図示されない造型機本体の内部に配
置された上鋳枠の前後側に取付けられて左右に延びるガ
イドレ−ルであって、該ガイドレ−ル1は図示されない
上鋳枠と共に昇降(図1の状態から下降)するように配
置されている。該ガイドレ−ル1の上昇端左外側延長方
向には所定の間隔をおいて待機レ−ル2が固定配設され
ており、該ガイドレ−ル1と待機レ−ル2との間位置に
はレ−ル3A、3Bを所定の間隔をおいて上下2段に構
成した昇降レ−ル3がシリンダ4を介して昇降途中停止
可能にして配設されている。該各レ−ル3A、3Bに
は、上端にロ−ラ6.6を取付けた吊り下げア−ム7.
7を介してマッチプレ−ト8が水平移動可能にしてそれ
ぞれ懸吊されている。なお以下においてレ−ル3Aに懸
吊されているマッチプレイト8を第1マッチプレ−ト8
A、レ−ル3Bに懸吊されているマッチプレ−ト8を第
2マッチプレ−ト8Bと呼ぶ。
【0006】また前記待機レ−ル2には駆動ア−ム9に
より待機レ−ル2レ−ル3Aあるいはレ−ル3B及びガ
イドレ−ル1に亘って移動可能にさせたシャトル台車1
0が係合されており、該シャトル台車10の造型機側
(右側)側面にはパタ−ンプレ−ト8の一方の吊り下げ
ア−ム7に取付けた突起材7Aに係合離脱可能にされた
係合部材11が固着されている。尚図1ににおいては第
1マッチプレ−ト8Aの吊り下げア−ム7がレ−ル3A
と共に上昇される過程で突起材7Aが係合部材11の下
方から押し上げられて係合部材11の内部に挿入係合さ
れた状態になっている。さらに図1における前記第2マ
ッチプレ−ト8Bの左外側には中抜ロ−ラコンベヤ12
が前記レ−ル3A、3Bの延長方向に指向して配設され
ており、該中抜ロ−ラコンベヤ12の空間位置には上下
に貫通するマッチプレ−ト係止部材13が該中抜ロ−ラ
コンベヤ12の下方において平行に配設されたロッドレ
スシリンダ14に連結されて設けられ、該中抜ロ−ラコ
ンベヤ12の左右端位置間を移動できるようにされてい
る。尚図1においては、該マッチプレ−ト係止部材13
の上端部は第2マッチプレ−ト8Bの下面左端部に設け
たピン穴にダボ連結されている。
【0007】このように構成されたものは、第1マッチ
プレ−ト8Aにより鋳型を造型する場合は図1の状態で
駆動ア−ム9が右方向に回動移動してシャトル台車10
をレ−ル3Aの右端まで移動させ第1マッチプレ−ト8
Aをガイドレ−ル1上に移動させる。次にガイドレ−ル
1が図示されない上鋳枠と共に下降され第1マッチプレ
−ト8Aの突起材7Aが下降にともない係合部材11か
ら抜け出されて係合がはずされ、以下ガイドレ−ル1上
の第1マッチプレ−ト8Aにより鋳型の造型が行なわれ
第1マッチプレ−ト8Aを退避させる工程ではガイドレ
−ル1を下方から上昇させ、第1マッチプレ−ト8Aの
突起材7Aを係合部材11に挿入させた後シャトル台車
10を待機レ−ル2の位置へもどすことにより図1の状
態にもどる。以上の作動をくりかえし行なって鋳型を順
次造型してゆく。
【0008】次に第1マッチプレ−ト8Aと第2マッチ
プレ−ト8Bとの型交換を行なう場合について説明す
る。図1の状態でシリンダ4を上昇作動させて昇降レ−
ル3を一段分上昇させる。この作動により第1マッチプ
レ−ト8Aの突起材7Aと係合部材11との係合がはず
され第2マッチプレ−ト8Bの突起材7Aと係合部材1
1とが係合されて図2の状態になる。次に駆動ア−ム9
が前記と同様に作動してシャトル台車10を右行させて
第2マッチプレ−ト8Bをガイドレ−ル1上に送り出し
ガイドレ−ル1が下降されて係合部材11と突起材7A
との係合がはずされた後シャトル台車10は待機レ−ル
2上にもどされる。次にシリンダ4が下降作動し第1マ
ッチプレ−ト8Aのピン穴とマッチプレ−ト係止部材1
3の突起がダボ係合され図3の状態となる。
【0009】次にロッドレスシリンダ14が作動してマ
ッチプレ−ト係止部材13と共に第1マッチプレ−ト8
Aを中抜ロ−ラコンベヤ12上に移動させると共にシリ
ンダ4が上昇作動して待機レ−ル2に対しレ−ル3Aが
同一レベルにされる。以下中抜ロ−ラコンベヤ12上の
第1マッチプレ−ト8Aが取り除かれ新規のマッチプレ
−トが載置される。この間に第2マッチプレ−ト8Bに
よる鋳型造型が進められ第2マッチプレ−ト8Bを退避
させる工程に入るとシャトル台車10がレ−ル3Aの右
端位置に移動された後ガイドレ−ル1と共に第2マッチ
プレ−ト8Bが上昇されて図4の状態にされ前記と同様
に第2マッチプレ−ト8Bがレ−ル3A上に退避され
る。一方中抜ロ−ラコンベヤ12上の新規マッチプレ−
トはロッドレスシリンダ14の作動によりマッチプレ−
ト係止部材13を介して右行され図1のようにレ−ル3
Bに係合された状態にされる。以上のようにしてマッチ
プレ−トの型交換は鋳型造型の工程の中で行なわれる。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなように
鋳型造型時のマッチプレ−ト退避位置において、型交換
を鋳型造型の工程の中で実施できるようになると共に造
型機1基当りの設置スペ−スを小さくできる等種々の効
果があり利とするところは著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すものであって、鋳型造型
前の状態 を示す模式図である。
【図2】同型交換の第1工程状態を示す模式図である。
【図3】同型交換の第2工程状態を示す模式図である。
【図4】同型交換の第3工程状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ガイドレ−ル 2 待機レ−ル 3 昇降レ−ル 7 吊り下げア−ム 7A 突起材 8 マッチプレ−ト 10 シャトル台車 11 係合部材 12 中抜ロ−ラコンベヤ 13 マッチプレ−ト係止部材 14 ロッドレスシリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッチプレ−ト8を使用して鋳型を造型
    する造型機本体の内外に通じると共に昇降可能にされた
    ガイドレ−ル1と、該ガイドレ−ル1の上昇端外側延長
    方向に所定の間隔をおいて配設された待機レ−ル2と、
    該ガイドレ−ル1と待機レ−ル2との間位置に配設され
    て上下に所定の間隔をおいて2段のレ−ル3A、3Bを
    構成すると共に昇降途中停止可能にされた昇降レ−ル3
    と、該昇降レ−ル3の下降端外側位置に配置されて前記
    マッチプレ−ト8を載置支持するようにされた中抜ロ−
    ラコンベヤ12と、該中抜ロ−ラコンベヤ12の空間に
    上下に貫通して載置されて該中抜ロ−ラコンベヤ12に
    沿って往復移動可能にされたマッチプレ−ト係止部材1
    3と、前記待機レ−ル2、昇降レ−ル3及びガイドレ−
    ル1間に亘って移動可能にして係合されると共に前記造
    型機側側面に、前記マッチプレ−ト8の吊り下げア−ム
    7に付設した突起材7Aに対し相対的に昇降動して係着
    及び離脱する係合部材11を取付けたパタ−ンシャトル
    台車10と、から成ることを特徴とするマッチプレ−ト
    搬入出装置。
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