JP3058245U - テールゲートリフター - Google Patents

テールゲートリフター

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JP3058245U JP1998007758U JP775898U JP3058245U JP 3058245 U JP3058245 U JP 3058245U JP 1998007758 U JP1998007758 U JP 1998007758U JP 775898 U JP775898 U JP 775898U JP 3058245 U JP3058245 U JP 3058245U
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篤 白井
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株式会社パブコ
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(57)【要約】 【課題】テールゲートの昇降,傾斜の際に,アームとシ
リンダーとの間の干渉が生じない,テールゲートリフタ
ーを提供する。 【解決手段】一対のテンションアームおよび一対のリフ
トアームのそれぞれの先端がテールゲートの下方部に,
アームのそれぞれの後端が,車両のシャシフレームに取
り付けられた取り付けプレートに,それぞれピン支持さ
れ,さらに昇降用シリンダーの先端がリフトアームの先
端付近に,シリンダーの後端がプレートにピン支持さ
れ,平行リンク機構を形成して,テールゲートを水平に
維持したまま,昇降用シリンダーの伸縮により,昇降す
ることができるテールゲートリフターで,リフトアーム
は,シリンダーの一部を出し入れ自在に収容する空間を
有する。シリンダーの伸縮の際,シリンダーの一部がリ
フトアーム内に収容されることで,シリンダーとリフト
アームとの干渉がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野および考案が解決しようとする課題】
本考案は,車両に取り付けられ,テールゲートを平行に維持して昇降させるテ ールゲートリフターに関し、とくにテールゲートを支持するリフトアームとテー ルゲートを昇降させるための昇降用シリンダーとの干渉を防止するテールゲート リフターに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来技術のテールゲートリフターが取り付けられた車両1の後部を示す 。車両1のシャシフレーム2の両側に固定された取付けプレート3(図では簡単に するために,片側のみを示す。)に取付枠4が固定されている。その取付枠4には ,支持プレート5が取り付けられている。その支持プレート5の上端にテンショ ンアーム6の後端がピン7により支持され,その先端がテールゲートTの後方に設 けられた取付部8にピン9により支持されている。
【0003】 さらに,その支持プレート5の下方には変形四角形をした補助プレート5’がピ ン5”により支持されている(図3を参照)。この補助プレート5’の外側上方に ,リフトアーム10の後端がピン11により支持され,その先端が取付部8’にピン1 2により支持されている。さらに,図1(B)によく示されているように,補助プ レート5’の内側下方に,昇降用シリンダー13に一端がピン13’により支持され ,その他端がリフトアーム10の先端付近にピン13”により支持されている。
【0004】 ここで,テールゲートTを,車両の荷台の位置と地面との間を,水平に維持し たまま昇降させるために,ピン7,9,11,12は平行四辺形を形成するように決定 されるが(図3(A)を参照),そのために,補助プレート5’は,その間、取付 枠材4に接し続くように,ピン5”,11,13の位置が決定されている。補助プレー ト5’が取付枠材4に接し続くと,ピンピン7,9,11,12は平行四辺形を形成し, 昇降用シリンダー13が伸縮すると,テールゲートTを水平に維持したまま昇降さ せることができる。
【0005】 さらに,テールゲートTが地面に接地したとき,その地面にそって傾斜させる ことが望ましいが,接地のとき,昇降用シリンダー13が収縮して,補助プレート 5’がピン5”を中心に回転させ,リフトアーム10を引き上げるようにして,取付 部8’を回転させることにより,テールゲートTを傾斜させることができる。(図 3(B)を参照)。
【0006】 上記のテールゲートTの昇降,傾斜を行うために,ピン11,5”,13’の位置を 適切に決定する必要があるが,このような補助プレート5’を使用する利点は, アームを取り付けるプレートを小さくすることができるとともに,昇降用シリン ダー13の収縮動作により,テールゲートTを地面接地時に傾斜させることができ ることである。
【0007】 前述にように,昇降用シリンダー13の収縮動作により,テールゲートTを地面 接地時に傾斜させることができるが,そのときリフトアーム10と昇降用シリンダ ー13は接近する。このとき,昇降用シリンダーとリフトアームとは互いに干渉し ないように,図1(B)に示されているように,昇降用シリンダーとリフトアー ムとを隣り合わせに併設しなければならない。したがって,車両後部下には,空 間的余裕が少ないにもかかわらず,このような併設のために空間を確保しなけれ ばならない。
【0008】 このような併設のための空間を少なくするためには,リフトアームの下方に昇 降用シリンダーを配置せざるを得ないが,テールゲートの昇降の上方,および下 方,さらにはテールゲートの傾斜の際,リフトアームと昇降用シリンダーとの干 渉を防止するために,互いに離す必要があり,そのため,取付のためのプレート を長くせざるを得ない。また,リフトアームと昇降用シリンダーとを直接連結で きないことから,リフトアームを一層湾曲させるか,新たに両者を連結するため のブラケットなどが必要となる。
【0009】 本考案は,上記課題を解決するためになされたもので,その目的は,テールゲ ートの昇降,傾斜の際に,アームとシリンダーとの間の干渉が生じない,テール ゲートリフターを提供することである。
【0010】 本考案の他の目的は,アームとシリンダーとがコンパクトに連結される,上記 テールゲートリフターを提供することである。
【0011】 さらに,本考案の目的は,アームとシリンダーとを連結する付加的なブラケッ トを必要とせず,またその連結のためにアームを特殊な形状としない,上記テー ルゲートリフターを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するテールゲートリフターは,一対のテンションアームおよび 一対のリフトアームのそれぞれの先端がテールゲートの下方部に,アームのそれ ぞれの後端が,車両のシャシフレームに取り付けられた取り付けプレートに,そ れぞれピン支持され,さらに昇降用シリンダーの先端がリフトアームの先端付近 に,シリンダーの後端がプレートにピン支持され,平行リンク機構を形成して, テールゲートを水平に維持したまま,昇降用シリンダーの伸縮により,昇降する ことができるテールゲートリフターであって,そのリフトアームは,シリンダー の一部を出し入れ自在に収容する空間を有する。
【0013】 シリンダーがこの空間を有することで,シリンダーの伸縮の際,シリンダーの 一部がリフトアーム内に収容され,そのためシリンダーとリフトアームとの干渉 がない。
【0014】 リフトアームは二枚のプレートからなり,間にシリンダーの一部が収納できる ように間隔をあけて連結されることが望ましい。また,リフトアームの先端付近 が湾曲し,そこにシリンダーの先端がピン支持されることが望ましい。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案のテールゲートリフターを有する車両の後部略示図が図2に示されてい る。ここで示されているテールゲートリフターの各要素について,図1に示す従 来技術のテールゲートリフターと共通する要素については,図1と同一符号が付 されている。
【0016】 図2の本考案のテールゲートリフター20と図1のテールゲートリフターとの違 いは,昇降用シリンダーをリフトアームに隣接して併設するのではなく,昇降用 シリンダーをリフトアームの下方に配置し,かつリフトアーム内の空間に収容可 能にしている点である。
【0017】 図4において,本考案のテールゲートリフター20に使用するリフトアームが示 されいる。図示のように,リフトアーム21は二枚のプレートからなり,間に空間 Sが形成されるように連結されている。その空間Sは,昇降用シリンダー13が収容 できる空間であるが,昇降用シリンダー13の全てを収納できるほど広くする必要 はなく,テールゲートTの昇降,傾斜の際に,リフトアームと昇降用シリンダー とが重なり分の空間があれば充分である。
【0018】 図示のリフトアームは先端付近で,若干湾曲しているが,このように湾曲させ ることで,昇降用シリンダーとリフトアームとの間が離れるという利点があるが ,リフトアームの間を広くして,昇降用アームをより収容できるようにするとき は,リフトアームは直線的な形状でもよい。
【0019】 このリフトアーム21の取り付けは図2に示されているが,従来技術のリフトア ームと同様に,補助プレート5’の上方に,それを間に挟むように,リフトアー ム21の後端がピン11により支持されている。リフトアーム21の先端は,ピン12に よりテールゲートTの後方の取付部8’に支持されている。
【0020】 昇降用シリンダー13は,図1の場合と異なり,すなわち,リフトアームと併設 するのではなく,リフトアーム21の間に配置し,その後端がピン13’により,補 助プレート5’の下方に支持される。先端はリフトアーム21の間で,ピン13”に より支持される。このように配置することで,従来技術の昇降用シリンダーとリ フトアームとの併設による空間が省略される。
【0021】 図3は,本考案のテールゲートリフター20の昇降および傾斜の動作を示す。こ の図において,動作を明瞭にするために,テンションアーム6は省略されている 。前述のとおり,ピン7,9,11,12は平行四辺形を形成し,したがって,二つの アーム,プレート,取付部により平行四辺形のリンク機構が形成され,昇降用シ リンダー13の伸縮により,テールゲートTは水平に維持されながら,車両の荷台 の位置と地面との間を昇降できる。
【0022】 リフトアーム21と昇降用シリンダー13とは,とくにテールゲートが上位位置ま たは下位位置に位置するとき,接するようになるが,リフトアーム21には空間S が形成されていることから,昇降用シリンダーが,リフトシリンダーと干渉(衝 突)するこがない。
【0023】 さらに,図3(B)に示されているように,テールゲートTが地面に接地したと き,さらに地面にそって傾斜させることが望ましい。そのために,昇降用シリン ダー13をさらに収縮させると,昇降用シリンダー13は,補助プレート5’をピン5 ”を中心に回転させ,リフトアーム6を引き上げる(このとき,平行四辺形のリ ンク機構が解除される)。そのためテールゲートTを支えていた取付部8’がピン 9を中心にして回転し,その結果テールゲートTは地面にそって傾斜することにな る。
【0024】 このような動作において,昇降用シリンダー13はリフトアーム6とさらに接近 するが,その一部がリフトアーム21の空間S内に収容されるために,その動作は 円滑なものとなる。
【0025】
【効果】
本考案に従うことで,テールゲートの昇降時,傾斜時に,昇降用シリンダーは ,リフトアームの下側でかつ接近して取り付けられているにもかかわらず,両者 の干渉(衝突)が生じることなく,テールゲートリフターは円滑に動作すること ができる。
【0026】 また,昇降用シリンダーをリフトアームに併設するための空間を,車両後方下 部に確保する必要がなく,コンパクトなテールゲートリフターとすることができ る。
【0027】 さらに,昇降用シリンダーとリフトアームと間で干渉することがないように, 昇降用アームをリフトアームから離して連結するための如何なる付加的な部材を 必要とせず,テールゲートリフターの構成の簡素化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)および図1(B)は,それぞれ従来技
術のテールゲートリフターを有する車両の後方略示部分
側面図および後方部分背面図である。
【図2】図2(A)および図2(B)は,それぞれ本発明
のテールゲートリフターを有する車両の後方略示部分側
面図および後方部分背面図である。
【図3】図3(A)は,テールゲートを地面に接地させ
たときの,昇降用シリンダーとリフトアームとの関係を
示す,本考案のテールゲートリフターの部分略示図であ
り,図3(B)は,テールゲートリフターを地面にそっ
て傾斜させたときの,昇降用シリンダーとリフトアーム
との関係を示す,本考案のテールゲートリフターの部分
略示図である。
【図4】図4(A)および図4(B)は,それぞれ本考案
に使用するリフトアームの正面図および平面図である。
【符号の説明】
4 取付枠 5 支持プレート 5’ 補助プレート 6 テンションアーム 7 ピン 8 取付部 8’ 取付部 9 ピン 11 ピン 12 ピン 13 昇降用シリンダー 13’ ピン 13” ピン 21 リフトアーム

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のテンションアームおよび一対のリフ
    トアームのそれぞれの先端がテールゲートの下方部に,
    前記アームのそれぞれの後端が,車両のシャシフレーム
    に取り付けられた取り付けプレートに,それぞれピン支
    持され,さらに昇降用シリンダーの先端が前記リフトア
    ームの先端付近に,前記シリンダーの後端が前記プレー
    トにピン支持され,平行四辺形のリンク機構を形成し
    て,前記テールゲートを水平に維持したまま,前記昇降
    用シリンダーの伸縮により,昇降することができるテー
    ルゲートリフターであって,前記リフトアームは,前記
    シリンダーの一部を出し入れ自在に収容する空間を有
    し,前記シリンダーの伸縮の際,前記シリンダーの一部
    が前記リフトアーム内に収容されることで,前記シリン
    ダーと前記リフトアームとの干渉がない,ことを特徴と
    するテールゲートリフター。
  2. 【請求項2】前記リフトアームが二枚のプレートからな
    り,間に前記シリンダーの一部が収納できるように間隔
    をあけて連結される,ことを特徴とする請求項1に記載
    のテールゲートリフター。
  3. 【請求項3】前記リフトアームの前記先端付近が湾曲
    し,そこに前記シリンダーの先端がピン支持される,請
    求項2に記載のテールゲートリフター。
JP1998007758U 1998-10-06 1998-10-06 テールゲートリフター Expired - Lifetime JP3058245U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611650U (ja) * 1992-02-19 1994-02-15 タイガー魔法瓶株式会社 エアポンプ注液式液体容器
JP2011105218A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Nippon Lift Kk 昇降装置

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