JP2834685B2 - キャビンの昇降装置 - Google Patents

キャビンの昇降装置

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JP2834685B2 JP13079095A JP13079095A JP2834685B2 JP 2834685 B2 JP2834685 B2 JP 2834685B2 JP 13079095 A JP13079095 A JP 13079095A JP 13079095 A JP13079095 A JP 13079095A JP 2834685 B2 JP2834685 B2 JP 2834685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械のキャビンを
上下動させてオペレータの乗降を容易にするキャビンの
昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械は作業時の視界を良好にするた
めに、キャビンを高い位置に設置してあることが多い。
然し、キャビンが高い位置にあると、オペーレータの乗
降が困難であったり、或いは、輸送時の高さ制限をオー
バーすることがある。従って、オペレータの乗降時には
キャビンを低位置に下降しておき、作業時には該キャビ
ンを高位置に上昇できるようなキャビンの昇降装置が提
案されている。
【0003】図4は従来のキャビンの昇降装置を示し、
機体1の前部に固定フレーム2を固設し、その上部に可
動フレーム3を設け、該可動フレーム3にキャビン4を
載置してある。前記固定フレーム2及び可動フレーム3
の後端部には前後方向にスライドレール5及び6を設
け、夫々のスライドレール5,6内にスライダ7,8を
スライド自在に遊嵌する。
【0004】そして、2本のバー9a及び9bの中央部
をピン10にて連結してXバー9を形成し、該Xバー9
の夫々の一端を固定フレーム2及び可動フレーム3の前
端部にピン結合し、該Xバー9の夫々の他端を前記スラ
イダ7,8にピン結合する。更に、一方のバー9aの一
端と、他方のバー9bの中央部近傍との間に油圧シリン
ダ11を介装する。
【0005】而して、該油圧シリンダ11を伸長すれ
ば、二点鎖線で示すように、ピン10を中心にXバー9
が拡開して可動フレーム3が上昇し、キャビン4が高位
置へ移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のキャビンの昇降
装置は、油圧シリンダにてXバーを拡開することによっ
てキャビンを上昇させているが、収納スペースの関係に
よりXバーの長さに制限を受け、キャビンの上昇ストロ
ークを大にできない。
【0007】また、Xバーの夫々の他端はスライダにピ
ン結合してあるため、スライダとスライドレールとのガ
タによってキャビンが揺れ易くなっている。従って、キ
ャビンを高位置へ上昇して作業を行うときに、キャビン
が揺れてオペーレータの居住性が損なわれていた。
【0008】そこで、建設機械のキャビンを上下動させ
てオペーレータの乗降を容易にするとともに、キャビン
の揺れを防止して安定的に支持するために解決すべき技
術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解
決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、固定フレームの基端
部に支持フレームを立設し、この支持フレームの前面に
上下方向へスライドレールを固設するとともに、キャビ
ンを載置している可動フレームの後端部をスライドレー
ルに係合し、更に、前記固定フレームの基端部近傍に油
圧シリンダを接続して可動フレームの前端部を支持する
とともに、前記固定フレームの前端部近傍に油圧シリン
ダを接続して可動フレームの後端部を支持したキャビン
の昇降装置を提供するものである。
【0010】
【作用】固定フレームの後端部近傍に設けた油圧シリン
ダを伸長するとともに、固定フレームの前端部近傍に設
けた油圧シリンダを伸長すれば、可動フレームの前端及
び後端が上方へ押圧され、該可動フレームがスライドレ
ールに沿って上方へスライドし、キャビンが高位置へ上
昇する。
【0011】キャビンを載置している可動フレームの後
端部はスライドレールへ係合しているので、該可動フレ
ームは上下方向のみ移動可能であり前後及び左右には移
動しない。また、該可動フレームの前端部は油圧シリン
ダによって下方から支持されている。
【0012】従って、キャビンを高位置へ上昇させた場
合でも、油圧シリンダ及びスライドレールにて可動フレ
ームが安定的に支持され、キャビンが揺れることはな
い。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って詳述
する。図1は建設機械20を示したものであり、機体2
1の前部に固定フレーム22を水平に突設し、該固定フ
レーム22の基端部に支持フレーム23を立設して、こ
の支持フレーム23の前面に上下方向へ複数のスライド
レール24,24を固設する。該スライドレール24,
24に可動フレーム25の後端部を上下動自在に係合
し、可動フレーム25の上部にキャビン26を載置す
る。
【0014】図2に示すように、前記固定フレーム22
の後部には、スライドレール24,24の内側部分に複
数のブラケット27,27…を固設し、可動フレーム2
5の後部には該ブラケット27,27…の内側部位に一
つまたは複数のブラケット28を固設する。また、固定
フレーム22の前部に前記ブラケット28に対峙し且つ
前記ブラケット28と同一ピッチにて一つまたは複数の
ブラケット29を固設し、可動フレーム25の前部にも
前記ブラケット27,27…に対峙し且つ前記ブラケッ
ト27,27…と同一ピッチにて複数のブラケット3
0,30…を固設する。
【0015】そして、固定フレーム22後部のブラケッ
ト27に油圧シリンダ31を接続し、該油圧シリンダ3
1のロッド32を可動フレーム25前部のブラケット3
0へ連結する。また、固定フレーム22前部のブラケッ
ト29に油圧シリンダ33を接続し、該油圧シリンダ3
3のロッド34を可動フレーム25後部のブラケット2
8へ連結する。
【0016】而して、前記油圧シリンダ33を伸長すれ
ば、ロッド34がブラケット28を押圧してブラケット
28,29間の距離が広がり、可動フレーム24の後端
部がスライドレール24,24に沿って上方へスライド
する。これと同時に、前記油圧シリンダ31を伸長し、
可動フレーム25の前端部の上昇に対してロッド32の
先端を追随させていく。斯くして、図2の二点鎖線並び
に図3に示すように、可動フレーム25と一体にキャビ
ン26が高位置へ上昇する。
【0017】ここで、可動フレーム25の後端部は前記
スライドレール24,24へ係合しているので、該可動
フレーム25は上下方向のみ移動可能であり、前後方向
及び左右方向には移動若しくは回動しない。また、該可
動フレーム25の前端部は油圧シリンダ31によって下
方から支持されている。
【0018】従って、該可動フレーム25及びキャビン
26は、スライドレール24,24との係合、並びに、
油圧シリンダ31及び33による上下方向の支持によ
り、極めて安定的に支持されるので、キャビン26を高
位置に上昇させた場合であってもキャビン26が揺れる
ことがなく、オペーレータの居住性が損なわれることは
ない。
【0019】尚、本実施例に於いては、外側の油圧シリ
ンダ31を固定フレーム22の後部と可動フレーム25
の前部との間に介装し、内側の油圧シリンダ33を固定
フレーム22の前部と可動フレーム25の後部との間に
介装しているが、外側の油圧シリンダ31を固定フレー
ム22の前部と可動フレーム25の後部との間に介装
し、内側の油圧シリンダ33を固定フレーム22の後部
と可動フレーム25の前部との間に介装するように配設
してもよい。また、外側の油圧シリンダ31及び内側の
油圧シリンダ33の本数並びに配列順序は任意に設定で
きる。
【0020】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、複数の油圧シリンダを前後の対角線方向に配設し、
この油圧シリンダ及びスライドレールにて可動フレーム
を安定的に支持するので、キャビンを高位置へ上昇させ
た場合でもキャビンが揺れることはない。また、従来の
Xバー方式のように前後方向のスペースを大にすること
なく、十分なる上昇高さを確保することができる。
【0022】斯くして、建設機械のキャビンを上下動さ
せてオペーレータの乗降を容易にするとともに、オペー
レータの居住性が良好になって作業性が向上し、機体が
小型化されてコストダウンにも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、建設機械の側面図。
【図2】昇降装置の作動を示す要部側面図。
【図3】キャビンが高位置にある状態の要部正面図。
【図4】従来のキャビンの昇降装置の側面図。
【符号の説明】
22 固定フレーム 23 支持フレーム 24 スライドレール 25 可動フレーム 26 キャビン 31,33 油圧シリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレームの基端部に支持フレームを
    立設し、この支持フレームの前面に上下方向へスライド
    レールを固設するとともに、キャビンを載置している可
    動フレームの後端部をスライドレールに係合し、更に、
    前記固定フレームの基端部近傍に油圧シリンダを接続し
    て可動フレームの前端部を支持するとともに、前記固定
    フレームの前端部近傍に油圧シリンダを接続して可動フ
    レームの後端部を支持したことを特徴とするキャビンの
    昇降装置。
JP13079095A 1995-05-29 1995-05-29 キャビンの昇降装置 Expired - Fee Related JP2834685B2 (ja)

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