JP2875218B2 - 荷受台の昇降装置 - Google Patents

荷受台の昇降装置

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JP2875218B2 JP27292296A JP27292296A JP2875218B2 JP 2875218 B2 JP2875218 B2 JP 2875218B2 JP 27292296 A JP27292296 A JP 27292296A JP 27292296 A JP27292296 A JP 27292296A JP 2875218 B2 JP2875218 B2 JP 2875218B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷受台を昇降させ
荷物の搬入、搬出をするための昇降装置に関し、とくに
昇降機構が簡素化され、荷受台の昇降制御の容易な昇降
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷受台を昇降する装置が図11乃
至13に示されている。このような装置50は貨物自動車
などの車両Aの後部に取り付けられ、不使用時または走
行中は、荷受台51を立起させ、使用時に荷受台51を水平
に維持しながら上下に昇降させ、貨物の搬入、搬出を容
易にする(たとえば、特開平7-137571号を参照)。
【0003】昇降装置50は、荷受台51の両側に昇降用ア
ーム55と、昇降用シリンダ60と、復動シリンダであるチ
ルト用シリンダ65とが組となって取り付けられる。説明
の簡単化のため、以下片側のみを説明する。
【0004】昇降用アーム55は、断面がコの字の形をも
ち、一端が車両Aのシャシ52の後方下部に設けられたフ
レーム52’の両端に設けられた複数のプレート53の上部
の間に回転可能にピン支持され、その他端が荷受台51の
下側に設けられた複数のプレート54の上部に回転可能に
ピン支持されている。
【0005】昇降用シリンダ60は、図12に示されてい
るように、昇降用アーム55の断面コの字の中に収納され
るように位置し、一端がプレート53の下端に回転可能に
ピン支持され、他端が昇降用アーム55の先端付近に回転
可能にピン支持されている(図12では、取付を分かり
やすくするために以下で説明するチルト用シリンダが省
略されている)。この昇降用シリンダ60が収縮すると、
昇降用アーム55の一端がプレート53に取り付けられた点
を中心に昇降用アームが回転可能となる。
【0006】チルト用シリンダ65は、図13に示されて
いるように、昇降用アーム55に隣接して位置し、一端が
プレート53の下方に回転可能にピン支持され、他端が荷
受台51のプレート54の下端に回転可能にピン支持されて
いる(図13では、取付を分かりやすくするために昇降
用シリンダが省略されている)。チルト用シリンダ65が
収縮すると、昇降用アーム55の先端とがプレート54とを
ピン支持する点を中心に荷受台51が揺動、または傾斜す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の荷受台の昇
降装置は、昇降用シリンダとチルト用シリンダとが組な
り、その組が二つ必要となる。このため、昇降装置全体
の重量が重くなり、昇降装置の取り付けが容易でなくな
る。さらに、取り付けられる車両の重量バランス全体を
も考慮しなければならない。
【0008】また、荷受台の昇降は、二つの昇降用シリ
ンダを同時に収縮させて行うことから、二つの昇降用シ
リンダを同期して制御しなければならない。同様に、チ
ルト用シリンダも同期して制御しなければならない。そ
のためより複雑な制御システムが必要となる。
【0009】さらに、シリンダの数が増えると、故障す
る可能性が高くなり、仮に一つでもシリンダが故障する
と装置全体が使用できなくなる。
【0010】さらにまた、昇降用アームの一端を車両に
取り付けられるフレームのプレートにピン支持する点は
回転中心となることから、二つのアームの一端のそれぞ
れのピン支持点が一直線上にないと、回転中心がずれて
荷受台が傾斜したり、荷受台の円滑な昇降が行えなかっ
たり、あるいは各部材の連結部に不均一な荷重がかかる
おそれがある。そのため、精度良く各昇降用アームをプ
レートに取り付けなければならないが、車両のシャシや
各部材に歪みが生じた場合、精度の高い昇降用アームの
取付は非常に困難である。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は昇降用シリンダおよびチルト用
シリンダをそれぞれ一つのみで荷受台を昇降、揺動、傾
斜できる昇降装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、軽量化、コンパクト
化した上記昇降装置を提供することである。
【0013】さらに、本発明の目的は、昇降制御が簡便
化した上記昇降装置を提供することである。
【0014】さらに、本発明の他の目的は、二つの昇降
用アームの回転中心が常に一致する上記昇降装置を提供
することである。
【0015】さらに、本発明の他の目的は、荷受台が接
地したとき、接地面にそって荷受台が傾斜する昇降装置
を提供することである。
【0016】上記目的を達成する本発明の,車両に取り
付けられる荷受台の昇降装置は,(a)車両のシャシ
に,ブラケットを介して取り付けられる中空のフレーム
と,(b)該フレームの両端部付近にそれぞれ固定さ
,下方にのびる二つのシリンダ用ブラケットと,
(c)フレーム内を貫通して,回転可能に支持された
フレームの両端から突き出す両端を有するシャフトと,
(d)シャフトの両端部にシャフトの軸線に対して垂直
,それぞれ固定された一端を有し,荷受台の後方下面
から張り出した張出し部に,第一のピンによりそれぞれ
回転可能に支持された他端を有し,荷受台を第一のピン
を中心に揺動可能に支持する,互いに平行な二つの昇降
用アームと,(e)シリンダ用ブラケットの一方の,第
一のピンの鉛直下方,第二のピンにより回転可能に支
持された一端を有し,張出し部に,第三のピンにより
持された他端を有し,荷受台を第一のピンを中心に揺
動,傾斜させるためのチルト用シリンダと,(f)シリ
ンダ用ブラケットの他方の下方に,第四のピンにより回
転可能に支持された一端を有し,昇降用アームに,第五
のピンにより回転可能に支持された他端を有し,昇降用
アームを,シャフトを中心に回転させ,荷受台を昇降さ
せるための昇降用シリンダと,から成る。
【0017】ここで,第一のピンと第三のピンを結ぶ線
分が荷受台の面に対して垂直で,かつシャフトの中心と
第二のピンとを結ぶ線分と等しい。
【0018】チルト用シリンダの伸縮により,荷受台が
水平になったとき,シャフトの中心,第一のピン,第二
のピン,および第三のピンの位置は平行四辺形を形成す
る。
【0019】上記の昇降用シリンダーの取付のほかに,
昇降用シリンダーの他端は,張出し部に,第一のピンの
一方により回転可能に支持されてもよい。このとき荷受
台の揺動中心と,昇降用シリンダーの他端のピン支持の
点とが,同一軸線上にある。
【0020】
【作用】上記のように構成された昇降装置において、一
つの昇降用シリンダを伸縮させると、二つの昇降用アー
ムが一緒になってシャフトを中心に回転し、昇降用アー
ムに連結された荷受台を昇降させることができる。ま
た、一つのチルト用シリンダを伸縮させると、荷受台を
昇降用アームと荷受台とをピン支持する点を中心に回転
し、揺動させることができる。
【0021】チルト用シリンダが伸縮して、荷受台が水
平になったとき、シャフトの中心と、チルト用シリンダ
の一端とブラケットとをピン支持する点と、チルト用シ
リンダの他端と張出し部とをピン支持する点と、昇降用
アームの他端と張出し部とをピン支持する点とで平行四
辺形が形成される。
【0022】このときチルト用シリンダの長さを維持す
ると、昇降用アームと、シリンダ用ブラケットと、チル
ト用シリンダと、張出し部とで平行四辺形のリンク機構
が構成され、昇降用シリンダを伸縮させると、荷受台を
水平状態で昇降させることができる。
【0023】昇降用シリンダの収縮により荷受台が水平
状態で下降し、地面、プラットフォーム等に接地したと
き、チルト用シリンダを収縮させると、荷受台を昇降用
アームと張出し部とをピン支持する点を中心に傾斜させ
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の昇降装置1が貨
物自動車Aのシャシ52の後方下端に取り付けられ、荷受
台2が立起した状態の側面図を示す。この貨物自動車Aは
荷箱の後部から貨物の搬入、搬出を行うことから、昇降
装置1は車両の後部に設けられているが、荷箱の側面か
ら貨物の搬入、搬出を行う車両の場合は、車両の側面に
取り付けられる。
【0025】昇降装置1は以下で説明するように、不使
用時には、荷受台2を立起させ(図2を参照)、使用時
には、荷受台2を水平に維持して、昇降させる。また、
荷受台2が地面や所定の高さをもったプラットフォーム
等に接地したときは、荷受台2を接地面にそって傾斜さ
せる。
【0026】図3は、車両のシャシ52(図では一点鎖線
により示される)に固定されたブラケット40により取り
付けられた本発明の昇降装置1を示す。
【0027】昇降装置1は断面四角の中空フレーム11を
介して、シャシ52に取り付けられるが、そのフレーム11
の一端には、図4に示されているように、張出し部12’
を有するチルト用シリンダのブラケット12(図4(b))
が、他端に張出し部13’を有する昇降用シリンダのブラ
ケット13(図4(c))が溶接等により結合されている。
【0028】ここで、フレーム11の断面が四角形である
のは、ブラケットによりフレームを支持、固定すると
き、ブラケット内でフレームが回転せず、方向性よく確
実に固定できるからである。したがって、ブラケット内
でフレームの回転が確実に阻止できる形状、たとえば他
の多角形や非回転形(楕円など)であってもよい。ま
た、溶接のように確実にブラケットに固定できるのであ
れば、フレームの断面は円形でもよい。
【0029】その中空のフレーム11の中を貫通して、回
転可能に支持されるシャフト14が配置される。図4(d)
に示されているように、リング14’をブラケットの内側
に接するようにシャフト14に配置することで、シャフト
14はフレーム11から抜け出ることがない。
【0030】フレーム11の両端に昇降用アーム20、20’
の一端が固定されている(図6(a)および図7(a)を参
照)。したがって、アームの一方がシャフトの軸線の周
りで回転すると、他のアームも一緒に回転する。
【0031】昇降用アーム20と20’の間にバンパ22が連
結されている。このバンパ22によりアーム同士の連結が
より強化され、シャフト14との固定部に負荷を与えるこ
となく、二つのアームを一体にして回転させることがで
きる。さらに、車両側にパンパを取り付けるための作業
が不要となる。
【0032】アームの他端は、荷受台2の下面に取り付
けられるが、荷受台2は図5に示されているように、三
角形の補強部材3が縦方向に一対取り付けられ、さらに
補強部材3’が横方向に設けられている。これにより、
これら補強部材により荷受台は剛性となっている。
【0033】補助部材3の基部に、荷受台2に対して垂直
に複数のプレート4が固定されている。そのフレーム4に
アームの他端がピン5、5’により回転可能に取り付けら
れている(図6、図7を参照)。ここで、アームの回転
中心となるピン5および5’は同一回転軸線上に位置して
いる。したがって、荷受台2は、ピン5および5’の両方
を通過する回転軸線に関して回転可能となっている。プ
レートはこのようにアームなどをピン支持するためのも
のであるから、別個の部材である必要はなく、補強部材
3、3’からの張出し部であってもよい。
【0034】図6に示されているように、フレーム11に
固定されたチルト用シリンダのブラケット12の張出し部
12’にチルト用シリンダ30の一端がピン31により回転可
能に取り付けられている(図6(b)では、チルト用シリ
ンダの取付をわかりやすくするためにアームが破線によ
り示されいる)。ここで、ピン31の位置は、シャフト14
の中心軸線から鉛直方向下方に位置する。チルト用シリ
ンダ30の他端は荷受台2のプレート4にピン6により回転
可能に取り付けられている。このとき、ピン5とピン6と
を結ぶ線分が荷受台2の平面に対して垂直で、かつその
線分の長さがシャフト14の回転中心とピン31とを結ぶ線
分と同一になるようにピンの位置が定められる。
【0035】このように、チルト用シリンダ30が取り付
けられ、シリンダ30が伸縮すると、荷受台2はピン5、
5’を通過する回転軸線を中心に回転可能となる。
【0036】フレーム11に固定されたチルト用シリンダ
のブラケット13の張出し部13’に昇降用シリンダ36の一
端がピン37により回転可能に取り付けられている(図7
(b)では、昇降用シリンダの取付をわかりやすくするた
めにアームが破線により示されている)。昇降用シリン
ダ36の他端は荷受台2のプレート4にピン5’により回転
可能に取り付けられている。したがって、ピン5’は昇
降用アームと昇降用シリンダ36とを取り付けるものとな
る。しかし、昇降用シリンダ36の他端は、昇降用アーム
20’の先端付近に互いに回転可能にピン支持されても
い。
【0037】このように、昇降用シリンダ36が取り付け
られ、シリンダ3が伸縮すると、アーム20’はシャフト1
4を中心に揺動するが、前述したようにアーム20’はシ
ャフト14を介してアーム20に連結されていることから、
アーム20と一緒になって揺動する。この揺動にともなっ
て荷受台2が昇降できる。
【0038】なお、昇降用シリンダ36の他端は、アーム
20’に回転可能にピン支持されてもよい。この場合も、
前述と同様に昇降用シリンダ36の伸縮により、アーム2
0’を回転させることができる。
【0039】昇降装置1は通常、上記のように構成され
た後に、シャシに固定された一対のブラケット40によ
り、シャシ52に取り付けられる。
【0040】以下に荷受台の昇降、揺動、傾斜のための
動作を説明する。
【0041】図8は荷受台2が立起位置から水平位置に
揺動する状態を示す。不使用時には、図7(b)に示され
ているように、昇降用シリンダ36が最も伸長して、両昇
降用アームを回転させ、荷受台2を最も高い位置に配置
する。この状態に昇降用シリンダ36が保持されると、昇
降用アームは一定に位置にとどまり、そして、チルト用
シリンダ30を伸縮させると、荷受台2はピン5および5’
を通過する回転軸線を中心に回転可能となっていること
から、その軸線を中心に揺動する。図8(a)に示されて
いるように、チルト用シリンダ30が最も伸長するとき、
荷受台2は上記回転軸線を中心に回転して立起した状態
となる。
【0042】チルト用シリンダ30が収縮すると、荷受台
2は上記回転軸線を中心に回転し(図8では時計回
り)、水平状態に移る。このとき、ピン5、ピン6、シャ
フト14の回転中心、ピン31とを結ぶ線が平行四辺形を形
成する。ここで、チルト用シリンダ30の長さを維持する
と、すなわち、(復動シリンダであるチルト用シリンダ
はオイルを収縮側に供給することで、その長さが短くな
ることから)チルト用シリンダへのオイルの供給を停止
すると、ブラケット12、昇降用アーム20、プレート4、
チルト用シリンダ30とで平行四辺形のリンク機構が構成
される(図8(b))。
【0043】そして、図9に示されているように、長さ
が固定されていた昇降用シリンダ36を収縮させると(す
なわち、昇降用シリンダ36からオイルを徐々に抜く
と)、昇降用アーム20はシャフト14の軸線を中心に回転
し(図9では反時計回り)する。
【0044】ここで、前述したように、ブラケット12、
昇降用アーム20、プレート4、チルト用シリンダ30とで
平行四辺形のリンク機構が構成されることから、荷受台
2は水平に維持されたまま下降する。逆に、昇降用シリ
ンダ36が伸長すると、荷受台2は水平に維持されたまま
上昇する。
【0045】かくして、チルト用シリンダの長さを一定
にして、平行四辺形のリンク機構を維持したまま、昇降
用シリンダ36を伸縮することで、荷受台2を水平状態で
昇降できる。
【0046】図9(b)に示されているように、昇降用シ
リンダ36が収縮し、荷受台2が接地したとき、昇降用シ
リンダ36には収縮させる力が実質的に作用しないため
に、その中の油圧が低下する。
【0047】したがって、昇降用シリンダ36内の油圧が
低下したとき、チルト用シリンダ30の収縮側にオイルを
供給すると、チルト用シリンダ30の長さは短くなり、荷
受台2は地面やプラットフォームの表面にそうように傾
斜する(図10)。
【0048】このように荷受台2が傾斜すると、貨物を
荷受台に乗せやすく、または荷受台から降ろしやすくな
る。傾斜した荷受台2は、チルト用シリンダ30を伸長さ
せることで水平状態に戻る。
【0049】このように一つの昇降用シリンダにより荷
受台を昇降でき、一つのチルト用シリンダにより荷受台
を揺動、傾斜させることができる。
【0050】この実施例において、ピン31の位置をシャ
フト14の鉛直下方にとり、そしてピン5とピン6とを結ぶ
直線が荷受台2の表面に垂直となるようにピン5および6
の位置をとったが、荷受台2が水平となったときに、シ
ャフト14の中心、ピン31、ピン5、ピン6とで平行四辺形
を形成されるのであれば、これらピンの位置に限定され
ない。
【0051】
【効果】本発明に従うことで、荷受台の昇降、揺動、傾
斜が一つの昇降用シリンダ、一つのチルト用シリンダに
より行うことができことから、昇降装置全体の機構が、
単純化され、軽量化され、コンパクト化される。したが
って、車両への昇降装置の取付が容易になる。
【0052】さらに、荷受台を昇降する両昇降用アーム
が同一回転軸線のまわりを一緒に回転することから、昇
降用アームに荷受台が昇降時に歪みがでたり、連結部材
に不均一な力が作用することがない。したがって、円滑
は荷受台の昇降、揺動、傾斜を行うことができる。
【0053】さらにまた、荷受台の昇降、揺動、傾斜の
制御もまた簡便化されることから、操作が容易になり、
さらに、制御設備も小型化され、昇降装置もふくめたシ
ステム全体の占めるスペースが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷受台を昇降させる本発明の昇降装置が後部に
取り付けられた貨物自動車の側面図である。
【図2】図1の自動車の背面図である。
【図3】本発明の昇降装置の斜視図である。
【図4】図4(a)は本発明の昇降装置に組み込まれる中
空フレームおよびそのフレームを貫通するシャフトの、
一部切り欠きされた側面図であり、図4(b)は中空フレ
ームに固定されるチルト用シリンダのブラケットの正面
図であり、図4(c)は中空フレームに固定される昇降用
シリンダのブラケットの正面図であり、図4(d)は中空
フレームからシャフトが抜け出ることを防止するために
リングが配置された状態を示すフレーム、シャフトおよ
び昇降用シリンダの一部の断面図である。
【図5】図5(a)は荷受台の側面図を、図5(b)は荷受台
の部分背面図である。
【図6】図6(a)は、荷受台を立起させた本発明の昇降
装置の部分拡大側面図であり、図6(b)は、チルト用シ
リンダの取付を示すために、昇降用アームを点線で示し
た昇降装置の部分拡大側面図である。
【図7】図7(a)は、荷受台を立起させた本発明の昇降
装置の、図6とは反対側からみた部分拡大側面図であ
り、図7(b)は、昇降用シリンダの取付を示すために、
昇降用アームを破線で示した昇降装置の、図6とは反対
側からみた部分拡大側面図である。
【図8】チルト用シリンダの伸縮による荷受台の揺動を
示すために、昇降用アームを破線で示した昇降装置の、
図6と同じ側からみた部分拡大側面図である。
【図9】昇降用シリンダの伸縮による荷受台の昇降を示
すために、昇降用アームを破線で示した昇降装置の、図
6とは反対側からみた部分拡大側面図である。
【図10】チルト用シリンダの収縮による荷受台の傾斜
示すために、昇降用アームを破線で示した昇降装置の、
図6と同じ側からみた部分拡大側面図である。
【図11】従来の昇降装置が取り付けられた貨物自動車
の背面図である。
【図12】昇降用シリンダの取付状態を示す、従来の昇
降装置の部分拡大側面図である。
【図13】チルト用シリンダの取付状態を示す、従来の
昇降装置の部分拡大側面図である。
【符号の説明】 1 昇降装置 2 荷受台 11 フレーム 12 シリンダ用ブラケット 13 シリンダ用ブラケット 14 シャフト 20、20’ 昇降用アーム 22 バンパ 30 チルト用シリンダ 36 昇降用シリンダ 52 車両のシャシ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取り付けられる荷受台の昇降装置
    であって,(a) 車両のシャシ(52)に,ブラケットを介して取り
    付けられる中空のフレーム(11)と,(b) 該フレームの両端部付近にそれぞれ固定され,下
    方にのびる二つのシリンダ用ブラケット(12,13)と,(c) 前記フレーム内を貫通して,回転可能に支持され
    ,前記フレームの両端から突き出す両端を有するシャ
    フト(14)と,(d) 前記シャフトの端部に前記シャフトの軸線に対
    して垂直に,それぞれ固定された一端を有し, 前記荷受台の後方下面から張り出した張出し部(4)
    に,第一のピン(5,5’)によりそれぞれ回転可能に支
    持された他端を有し, 前記荷受台を前記第一のピンを中心に揺動可能に支持す
    る, 互いに平行な 二つの昇降用アーム(20,20’)と,(e) 前記シリンダ用ブラケットの一方の,前記第一の
    ピンの鉛直下方に,第二のピン(31)により回転可能に
    支持された一端を有し, 前記 張出し部に,前記第三のピン(6)により支持され
    た他端を有し, 前記荷受台を前記第一のピンを中心に揺動,傾斜させる
    ためのチルト用シリンダ(30)と, (f) 前記シリンダ用ブラケットの他方の下方に,第四
    のピン(37)により回転可能に支持された一端を有し, 前記昇降用アームに,第五のピンにより回転可能に支持
    された他端を有し, 前記昇降用アームを前記シャフトを中心に回転させ,
    前記荷受台を昇降させるための昇降用シリンダ(36)
    と, から成り,前記第一のピンと前記第三のピンを結ぶ線分が前記荷受
    台の面に対して垂直で,かつ前記シャフトの中心と前記
    第二のピンとを結ぶ線分と等しく, 前記チルト用シリンダの伸縮により,前記荷受台が水平
    になったとき,前記シャフトの中心,前記第一のピン,
    前記第二のピン,および前記第三のピンの位置 は平行四
    辺形を形成し,そのときの前記チルト用シリンダの長さ
    を維持して,前記昇降用シリンダを伸縮すると,前記荷
    受台は水平状態で昇降する, ことを特徴とする昇降装置
  2. 【請求項2】 車両に取り付けられる荷受台の昇降装置
    であって,(a) 車両のシャシ(52)に,ブラケットを介して取り
    付けられる中空のフレーム(11)と,(b) 該フレームの両端部付近にそれぞれ固定され,下
    方にのびる二つのシリンダ用ブラケット(12,13)と,(c) 前記フレーム内を貫通して,回転可能に支持され
    ,前記フレームの両端から突き出す両端を有するシャ
    フト(14)と,(d) 前記シャフトの端部に前記シャフトの軸線に対
    して垂直に,それぞれ固定された一端を有し, 前記荷受台の後方下面から張り出した張出し部(4)
    に,第一のピン(5,5’)によりそれぞれ回転可能に支
    持された他端を有し, 前記荷受台を前記第一のピンを中心に揺動可能に支持す
    る, 互いに平行な 二つの昇降用アーム(20,20’)と,(e) 前記シリンダ用ブラケットの一方の,前記第一の
    ピンの鉛直下方に,第二のピン(31)により回転可能に
    支持された一端を有し, 前記 張出し部に,前記第三のピン(6)により支持され
    た他端を有し, 前記荷受台を前記第一のピンを中心に揺動,傾斜させる
    ためのチルト用シリンダ(30)と, (f) 前記シリンダ用ブラケットの他方の下方に,第四
    のピン(37)により回転可能に支持された一端を有し, 前記張出し部に,前記第一のピンの一方(5’)により
    回転可能に支持された他端を有し, 前記昇降用アームを前記シャフトを中心に回転させ,
    前記荷受台を昇降させるための昇降用シリンダ(36)
    と, から成り,前記第一のピンと前記第三のピンを結ぶ線分が前記荷受
    台の面に対して垂直で ,かつ前記シャフトの中心と前記
    第二のピンとを結ぶ線分と等しく, 前記チルト用シリンダの伸縮により,前記荷受台が水平
    になったとき,前記シャフトの中心,前記第一のピン,
    前記第二のピン,および前記第三のピンの位置は平行四
    辺形を形成し,そのときの前記チルト用シリンダの長さ
    を維持して,前記昇降用シリンダを伸縮すると,荷受台
    は水平状態で昇降する, ことを特徴とする昇降装置。
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