JP3803567B2 - 荷役車両用荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,荷役車両用荷受台昇降装置,特に互いに間隔をおいて並列し荷受台を起伏回動可能に軸支する一対の昇降枠が,車体に一対の昇降リンク機構を介してそれぞれ昇降回動可能に支持され,その各昇降リンク機構は,圧縮アームと,該圧縮アームの内側に隣接するリフトアームとを備え,該リフトアームは,相互に間隔をおいて平行に延びる内側基部アーム半体及び外側基部アーム半体を有して車体に基端が回動可能に軸支される基部アームと,その基部アームの先部に固着され前記昇降枠及び荷受台を先端部に回動可能に軸支した板状の先部アームとより構成され,各リフトアームを強制的に昇降回動させる昇降シリンダの作動端が,前記内,外側基部アーム半体間に配置されてその両基部アーム半体に回動可能に軸支される荷役車両用荷受台昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記構造の荷受台昇降装置は公知であり,そのものにおいて,基部アームは,それが内,外側基部アーム半体に分割構成されることで,昇降シリンダの作動端を両持ちで安定よく強固に軸支できるようになっている。
【0003】
一方,先部アームは,それが板状に形成されることで,先部アームに対する荷受台側の被軸支部の幅を小さくできるため,それだけ荷受台の先部アーム周辺部の設計の自由度が高くなり,また,先部アームに対応して荷受台基端外面に切欠部(図2の符号Ta参照)を形成するような場合でも,その幅を小さくして他物と引っ掛かりにくくすることができる等の利点がある。
【0004】
而して従来装置では,例えば,図10に例示したように上記板状の先部アーム07の基部を外側基部アーム半体06oの外側面(即ち圧縮アーム03との対向面)に一体的に接合しており,この先部アーム07の外側方に圧縮アーム03が隣接する配置となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来では,大型の荷役車両に適合する荷受台昇降装置をそのまま小型の荷役車両に適用しようとした場合に,該小型の荷役車両のテールライト位置が比較的内寄りにあることから,荷受台(昇降枠)の昇降時に圧縮アームが車両後部のテールライトに干渉する虞れがあり,標準形態の廉価なテールライトが使用できなくなる不都合を生じることがある。
【0006】
そこで斯かる不都合を回避するために,例えば,図10の鎖線に示すように先部アーム07′を内側基部アーム半体06iの内側面(即ち圧縮アーム03と反対側の側面)に接合して,従来の先部アームの取付スペース分だけ圧縮アームを内方寄りに配置できるようにすることが考えられる。ところが,この場合には,先部アーム07′の取付位置が基部アーム06の全幅を超えて内側に大きく移動するので,先部アームに対する荷受台側の被軸支部(即ち該被軸支部を形成すべく荷受台基部に装着される取付枠09)の位置が大きくずれてしまい,このため,荷受台への取付位置や取付構造が大きく異なる二種類の被軸支部(取付枠)を別個に製作して,それらを大型車両用と小型車両用とで使い分ける必要が生じ,それだけコストが嵩み,部品管理も面倒なものとなる。
【0007】
本発明は,斯かる事情に鑑みてなされたものであり,従来装置の上記問題を解決することができる構造簡単な荷役車両用荷受台昇降装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は,互いに間隔をおいて並列し荷受台を起伏回動可能に軸支する一対の昇降枠が,車体に一対の昇降リンク機構を介してそれぞれ昇降回動可能に支持され,その各昇降リンク機構は,圧縮アームと,該圧縮アームの内側に隣接するリフトアームとを備え,該リフトアームは,相互に間隔をおいて平行に延びる内側基部アーム半体及び外側基部アーム半体を有して車体に基端が回動可能に軸支される基部アームと,その基部アームの先部に固着され前記昇降枠及び荷受台を先端部に回動可能に軸支した板状の先部アームとより構成され,各リフトアームを強制的に昇降回動させる昇降シリンダの作動端が,前記内,外側基部アーム半体間に配置されてその両基部アーム半体に回動可能に軸支される荷役車両用荷受台昇降装置において,前記先部アームの基部が前記外側基部アーム半体の内側面に一体的に接合されることを特徴とする。
【0009】
この特徴によれば,先部アームの取付位置を外側基部アーム半体の外側面からその内側面に僅かに移動させるだけで,圧縮アームの取付位置を該先部アームの板厚分だけ内方側(リフトアーム側)に寄せることができるため,それだけ昇降リンク機構の外側方への張出しが抑えられ,従って,大型の荷役車両に適合する荷受台昇降装置をそのまま小型の荷役車両に適用しようとした場合でも,圧縮アームと車両側との干渉を容易に回避できるようになり,しかも先部アームに対する荷受台側の被軸支部の位置が従来のものと比べ殆どずれないため,その被軸支部を形成すべく荷受台基部に装着される同一構造・サイズの取付枠を大型・小型の荷役車両の荷受台に共通に使用可能となって,コスト節減が図られる。
【0010】
また請求項2の発明は,請求項1の発明の特徴に加えて,前記先部アームが,前記昇降シリンダの作動端と対応する位置で前記外側基部アーム半体の内側面に接合されるシリンダ支持部を一体に有しており,このシリンダ支持部は,前記昇降シリンダの作動端を支持する枢軸を前記外側基部アーム半体と協働して嵌合支持する支持ボスとして機能することを特徴とし,この特徴によれば,先部アーム自体が昇降シリンダに対する支持ボスに兼用されるため,それだけ部品点数の削減が図られ,製造コストが低減される。
【0011】
更に請求項3の発明は,請求項1又は2の発明の特徴に加えて,前記荷受台が,車体後部に配設されて車体後方からの荷物の積卸しに使用されるテールゲートであり,車体後部には,上昇位置の前記圧縮アームよりも外側にテールライトが配設されることを特徴とし,この特徴によれば,昇降リンク機構の車幅方向外方への張出しが抑えられるため,大型の荷役車両に適合する荷受台昇降装置をそのまま小型の荷役車両に適用しようとした場合でも,圧縮アームと車両後部(特に大型車両と比べ内寄り配置となる小型車両のテールライト)との干渉を容易に回避でき,標準形態の廉価なテールライトの使用が可能となる。
【0012】
更に請求項4の発明は,請求項1,2又は3の発明の特徴に加えて,前記荷受台の基部には,前記先部アーム及び昇降枠に対する被軸支部となる取付枠が装着され,この取付枠に前記先部アーム及び昇降枠が共通の枢軸を介して回動可能に連結されることを特徴とし,この特徴によれば,比較的簡単な構造で荷受台を安定よく支持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【0014】
添付図面において,図1は,本発明の一実施例に係る荷役車両の全体側面図,図2は図1の2−2線拡大断面図,図3は図2の3矢視図,図4は,荷受台が水平張出位置にあるときの昇降枠と荷受台との関係を概略的に示す要部拡大図(図3の4矢視部拡大図),図5は,荷受台が起立格納位置にあるときの昇降枠と荷受台との関係を概略的に示す要部拡大図,図6は,リフトアームの要部拡大断面図(図2の6−6線拡大断面図),図7は図6の7矢視図,図8は,車両後端部の要部背面図(図3の8矢視図),図9は図5の9−9線断面図である。
【0015】
先ず,図1〜図3において,小型の荷役車両の車体Bは,車体枠Fと,その車体枠F上に搭載され荷物を収容し得る荷箱1とを備えており,その荷箱1の後端開口は,そこに設けた扉(図示せず)により開閉される。
【0016】
車体Bの後部には,所謂テールゲートリフタと呼ばれる荷受台昇降装置が配設される。即ちその車体枠Fの後部には,左右一対の昇降枠2が一定の姿勢(図示例では鉛直姿勢)を保ったまま昇降できるように左右一対の昇降リンク機構Lを介して支持され,各昇降リンク機構Lと車体枠Fとの間には,昇降枠2を昇降駆動する昇降シリンダとしての昇降用油圧シリンダC1が設けられる。
【0017】
更に左右の各昇降枠2には,方形板状の荷受台Tが,水平面に対し下方に傾斜した傾斜張出位置H′と鉛直な格納位置Vとの間を起伏回動できるように軸支5uされ,その荷受台Tと昇降枠2との間には,該荷受台Tを強制的に起伏回動させるチルト用油圧シリンダC2が介装される。
【0018】
また各昇降枠2と荷受台Tとの間には,荷受台Tを格納位置Vから下方へ回動させる時に荷受台Tを水平張出位置Hに停止させる第1の作動態様と,荷受台Tを前記傾斜張出位置H′に停止させる第2の作動態様とを任意選択的にとり得る従来周知の可動ストッパ機構Sが設けられる。
【0019】
各昇降リンク機構Lは,車体枠Fの後部に固着した支持ブラケットFBと,該ブラケットFBの下部に基端を上下揺動可能に軸支3pされたストレートな帯状の板材より構成される圧縮アーム3と,該ブラケットFBの上部に基端を上下揺動可能に軸支4pされたリフトアーム4と,その両アーム3,4の各先端に下部及び上部にそれぞれ回動可能に軸支5d,5uした昇降枠2とよりなる平行リンクとして構成されており,リフトアーム4と車体枠F(図示例では支持ブラケットFB)には,昇降用油圧シリンダC1の両端部がそれぞれ枢軸P1,P2を介して回動可能に連結される。
【0020】
図4〜図9も併せて参照して,前記リフトアーム4は,相互に間隔をおいて平行に延びる内側基部アーム半体6i及び外側基部アーム半体6oを有して車体枠Fに基端が軸支4pされる基部アーム6と,その基部アーム6の膨大した先部(特に外側基部アーム半体6oの内側面)に溶接等の固着手段で基部が接合された板状の先部アーム7とより構成される。その先部アーム7の,基部アーム6先端よりオーバーハングした先部7aは,後ろ上がりに滑らかに湾曲,起立した鉤状に形成されており,その先部7aは,前記昇降枠2の上部と荷受台Tの基部とに共通の枢軸5uを介して相対回動可能に連結される。
【0021】
前記内,外側基部アーム半体6i,6oの相互間は少なくとも1つの連結板8,8′を介して一体的に結合される。また前記内,外側基部アーム半体6i,6oには,その間に配置した昇降用油圧シリンダC1の作動端が前記枢軸P1を介して回動可能に連結支持される。
【0022】
先部アーム7は,その中間部が下側に一体に張出しており,その張出部は,本発明のシリンダ支持部7bを構成するものであって,昇降用油圧シリンダC1の作動端に対する支持ボスとして機能する。即ち,このシリンダ支持部7bは,昇降用油圧シリンダC1の作動端と対応する位置で外側基部アーム半体6oの内側面に接合されており,そのシリンダ支持部7bと外側基部アーム半体6oとに形成した第1支持孔h1には,該シリンダC1の作動端を支持する枢軸P1の一端部が嵌合支持される。尚,前記枢軸P1の他端部は,内側基部アーム半体6iと,該半体6iの内側面に一体的に接合した支持ボス部6ibとに形成した第2支持孔h2に嵌合支持される。
【0023】
先部アーム7の,前記支持ボス部7bよりも先端側は基部側よりも厚肉に形成され,その厚肉部7tの一部は外側基部アーム半体6oに接合される。左右の先部アーム7の厚肉部7tの基部間には,パイプ材よりなるクロスメンバ10の両端部がそれぞれ一体的に結合され,これにより,左右のリフトアーム4が確実に同調作動する。前記厚肉部7tの先部には,荷受台Tの前記枢軸5uを嵌合支持させる軸受孔7hが形成される。また,荷受台Tの表板基部には,先部アーム7を逃げるための切欠部Taが形成される。
【0024】
荷受台Tの基部には,先部アーム7及び昇降枠2に対する被軸支部を形成する取付枠9が装着される。この取付枠9は,荷受台Tの基端部に溶接される基板9mと,この基板9mの外面に間隔をおいて一体的に突設されて互いに平行に並ぶ複数の支持板9a,9b,9cとより構成される。その中央の支持板9bと内側の支持板9aとは,先部アーム9の厚肉の先端部7aを挟むように配置され,また中央の支持板9bと外側の支持板9cとは,昇降枠2の上部(後述する連結筒2p)を挟むように配置され,それら支持板9a,9b,9cに荷受台Tの前記枢軸5uが串刺し状に貫通支持される。
【0025】
前記中央の支持板9bと外側の支持板9cとの間には,荷受台Tが前記水平張出位置Hにあるときに昇降枠2に係合するストッパブロック12が軸支され,そのストッパブロック12と,それの回動位置を任意に切換操作可能な選択操作機構13とにより前記可動ストッパ機構Sが構成される。
【0026】
各昇降枠2は,互いに間隔をおいて並ぶ左右一対の側板2s,2sと,その両側板2s,2sの上部間を一体的に連結する連結筒2pとで構成され,その連結筒2pの内周に,荷受台Tの前記枢軸5uが回動可能に貫通支持される。左右両側板2s,2sの下部間には,圧縮アーム3の先端部が枢軸5dを介して回動可能に支持されており,この枢軸5dには,荷受台Tが接地する際にその接地に先行して地面に当接する緩衝用ローラRが回転自在に支持され,左右両側板2s,2sの下端縁よりも該ローラRの外周部が食み出している。
【0027】
また左右側板2s,2sの上下中間部間には,チルト用油圧シリンダC2 の基端が枢軸5mを介して回動可能に連結される。更に左右側板2s,2sの後側縁下部間には,前記ストッパブロック12と係合し得るストッパ板14が一体的に架設される。
【0028】
さらに車体Bの後端部には,図8に示すように左右のリンク機構L(圧縮アーム3)よりも外側で該アーム3の回動軌跡の近くに左右一対のテールライトTLが配設される。
【0029】
次に前記実施例の作用を説明する。いま,荷受台Tが鉛直格納位置Vにあり,且つ可動ストッパ機構Sを前記第1の作動態様(即ちストッパブロック12が図4実線に示す位置)に保持された状態で,チルト用油圧シリンダC2を収縮作動させると,荷受台Tを鉛直格納位置Vから水平張出位置Hまで下方回動させることができる(図3実線)。次いで昇降用油圧シリンダC1を収縮・伸長作動させると,荷受台Tを水平張出姿勢のまま下降・上昇させることができるので,このような荷受台Tの昇降により,荷箱1の荷台面と地面との間での荷物の昇降作業,即ち荷箱1への搬入搬出作業行うことができる。尚,可動ストッパ機構Sを前記第2の作動態様(即ちストッパブロック12が図4鎖線に示す位置)に保持された状態で,チルト用油圧シリンダC2を収縮作動させると,荷受台Tを傾斜張出位置H′まで(即ち荷受台T先端が接地するまで)下方回動させることができる。
【0030】
ところで本実施例では,荷受台Tの昇降を案内支持する昇降リンク機構Lにおけるリフトアーム4において,その先部アーム7の基部が基部アーム6の外側基部アーム半体6oの内側面に一体的に接合されている。このため,昇降リンク機構Lにおいて最外側にある圧縮アーム3の取付位置を,該先部アーム7の板厚分だけ内方側(リフトアーム4側)に寄せられるようになり,それだけ昇降リンク機構Lの車幅方向外方への張出しが抑えられる。
【0031】
その結果,大型の荷役車両に適合する荷受台昇降装置をそのまま小型の荷役車両に適用しようとした場合でも,圧縮アーム3と車両後部(特にテールライトTL)との干渉を容易に回避でき,標準形態の廉価なテールライトの使用が可能となる。しかも先部アーム7に対する荷受台T側の被軸支部の位置が,図10に例示した従来例と比べ殆どずれないため,その被軸支部を形成すべく荷受台T基部に装着される同一構造の取付枠9を大型・小型の荷役車両の荷受台Tに共通に使用可能となり,それだけコスト節減が図られ,部品管理も容易となる。
【0032】
また本実施例では,先部アーム7(特に前記シリンダ支持部7b)が昇降用油圧シリンダC1に対する支持ボスに兼用されるため,外側基部アーム半体6o内面に専用の支持ボスを設ける必要はなくなり,それだけ部品点数の削減が図られ,製造コストが低減される。
【0033】
以上,本発明の実施例について説明したが,本発明はこの実施例に限定されることなく,本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば,先部アームの基部が外側基部アーム半体の内側面に一体的に接合されるので,圧縮アームの取付位置を該先部アームの板厚分だけ内方側(リフトアーム側)に寄せることができて,それだけ昇降リンク機構の外側方への張出しを抑えることができ,従って,大型の荷役車両に適合する荷受台昇降装置をそのまま小型の荷役車両に適用しようとした場合でも,圧縮アームと車両側との干渉を容易に回避でき,しかも先部アームに対する荷受台側の被軸支部の位置が従来のものと比べ殆どずれないため,その被軸支部を形成すべく荷受台基部に装着される同一構造の取付枠を大型・小型の荷役車両の荷受台に共通に使用でき,それだけコスト節減が図られ,部品管理も容易となる。
【0035】
また特に請求項2の発明によれば,先部アームが昇降シリンダに対する支持ボスに兼用されるため,それだけ部品点数の削減が図られ,製造コストが低減される。
【0036】
また特に請求項3の発明によれば,昇降リンク機構の車幅方向外方への張出しを抑えることができるので,大型の荷役車両に適合する荷受台昇降装置をそのまま小型の荷役車両に適用しようとした場合でも,圧縮アームと車両後部,特にテールライトとの干渉を容易に回避でき,標準形態の廉価なテールライトの使用が可能となる。
【0037】
また特に請求項4の発明によれば,荷受台の基部には,前記先部アーム及び昇降枠に対する被軸支部となる取付枠が装着され,この取付枠に前記先部アーム及び昇降枠が共通の枢軸を介して回動可能に連結されるので,比較的簡単な構造で荷受台を安定よく支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る荷役車両の全体側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3矢視図
【図4】荷受台が水平張出位置にあるときの昇降枠と荷受台との関係を概略的に示す要部拡大図(図3の4矢視部拡大図)
【図5】荷受台が起立格納位置にあるときの昇降枠と荷受台との関係を概略的に示す要部拡大図
【図6】リフトアームの要部拡大断面図(図2の6−6線拡大断面図)
【図7】図6の7矢視図
【図8】車両後端部の要部背面図(図3の8矢視図)
【図9】図5の9−9線断面図
【図10】従来例を示す図9対応図
【符号の説明】
B・・・・・・車体
C1・・・・・昇降用油圧シリンダ
L・・・・・・昇降リンク機構
P1・・・・・枢軸
T・・・・・・荷受台
TL・・・・・テールライト
2・・・・・・昇降枠
3・・・・・・圧縮アーム
4・・・・・・リフトアーム
4p・・・・・軸支
5u・・・・・枢軸(軸支)
6i・・・・・内側基部アーム半体
6o・・・・・外側基部アーム半体
6・・・・・・基部アーム
7・・・・・・先部アーム
7b・・・・・シリンダ支持部
9・・・・・・取付枠

Claims (4)

  1. 互いに間隔をおいて並列し荷受台(T)を起伏回動可能に軸支する一対の昇降枠(2)が,車体(B)に一対の昇降リンク機構(L)を介してそれぞれ昇降回動可能に支持され,
    その各昇降リンク機構(L)は,圧縮アーム(3)と,該圧縮アーム(3)の内側に隣接するリフトアーム(4)とを備え,
    そのリフトアーム(4)は,相互に間隔をおいて平行に延びる内側基部アーム半体(6i)及び外側基部アーム半体(6o)を有して車体(B)に基端が回動可能に軸支(4p)される基部アーム(6)と,その基部アーム(6)の先部に固着され前記昇降枠(2)及び荷受台(T)を先端部に回動可能に軸支(5u)した板状の先部アーム(7)とより構成され,
    各リフトアーム(4)を強制的に昇降回動させる昇降シリンダ(C1)の作動端が,前記内,外側基部アーム半体(6i,6o)間に配置されてその両基部アーム半体(6i,6o)に回動可能に軸支されてなる,荷役車両用荷受台昇降装置において,
    前記先部アーム(7)の基部が前記外側基部アーム半体(6o)の内側面に一体的に接合されることを特徴とする,荷役車両用荷受台昇降装置。
  2. 前記先部アーム(7)は,前記昇降シリンダ(C1)の作動端と対応する位置で前記外側基部アーム半体(6o)の内側面に接合されるシリンダ支持部(7b)を一体に有しており,このシリンダ支持部(7b)は,前記昇降シリンダ(C1)の作動端を支持する枢軸(P1)を前記外側基部アーム半体(6o)と協働して嵌合支持する支持ボスとして機能することを特徴とする,請求項1に記載の荷役車両用荷受台昇降装置。
  3. 前記荷受台(T)は,車体(B)後部に配設されて車体(B)後方からの荷物の積卸しに使用されるテールゲートであり,車体(B)後部には,上昇位置の前記圧縮アーム(3)よりも外側にテールライト(TL)が配設されることを特徴とする,請求項1又は2に記載の荷役車両用荷受台昇降装置。
  4. 前記荷受台(T)の基部には,前記先部アーム(7)及び昇降枠(2)に対する被軸支部となる取付枠(9)が装着され,この取付枠(9)に前記先部アーム(7)及び昇降枠(2)が共通の枢軸(5u)を介して回動可能に連結されることを特徴とする,請求項1,2又は3に記載の荷役車両用荷受台昇降装置。
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