JP3058217B2 - Au合金材の製造方法 - Google Patents
Au合金材の製造方法Info
- Publication number
- JP3058217B2 JP3058217B2 JP4034255A JP3425592A JP3058217B2 JP 3058217 B2 JP3058217 B2 JP 3058217B2 JP 4034255 A JP4034255 A JP 4034255A JP 3425592 A JP3425592 A JP 3425592A JP 3058217 B2 JP3058217 B2 JP 3058217B2
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- JP
- Japan
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- alloy material
- square
- manufacturing
- alloy
- groove roll
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装飾用材料としてのAu
合金材の製造方法の改良に関する。
合金材の製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装飾用材料としてのAu合金材、
例えばAu、Ag、Cuの合金であるカラット金は、C
uの酸化を防ぐ為に高周波真空溶解し、これを角型に鋳
造し、次に鍛造し、次いで溝ロールにて細く加工し、次
に焼鈍し、然る後溝ロールにて角棒に仕上げ加工して製
造している。
例えばAu、Ag、Cuの合金であるカラット金は、C
uの酸化を防ぐ為に高周波真空溶解し、これを角型に鋳
造し、次に鍛造し、次いで溝ロールにて細く加工し、次
に焼鈍し、然る後溝ロールにて角棒に仕上げ加工して製
造している。
【0003】ところで、上記のAu合金材の製造方法で
は、高周波真空溶解が行われるので、角型の鋳造品は通
常の水中急冷は行われず、真空炉の蓋を開けてからの急
冷となってしまう。従って、均一に冷却されず、角部に
歪が残り、これにより鍛造後角部にこまかい割れが発生
した。この為、角部にやすりをかけてこまかい割れを除
去した後次工程に移っていたので、生産性が悪かった。
は、高周波真空溶解が行われるので、角型の鋳造品は通
常の水中急冷は行われず、真空炉の蓋を開けてからの急
冷となってしまう。従って、均一に冷却されず、角部に
歪が残り、これにより鍛造後角部にこまかい割れが発生
した。この為、角部にやすりをかけてこまかい割れを除
去した後次工程に移っていたので、生産性が悪かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、鍛造
を必要とせず、割れの発生がなく、生産性の良いAu合
金材の製造方法を提供しようとするものである。
を必要とせず、割れの発生がなく、生産性の良いAu合
金材の製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のAu合金材の製造方法は、高周波真空溶解し
たAu合金材を丸型に鋳造し、次に溝ロールにて角型に
加工し、次いで焼鈍し、然る後溝ロールにて角棒に仕上
げ加工するものである。
の本発明のAu合金材の製造方法は、高周波真空溶解し
たAu合金材を丸型に鋳造し、次に溝ロールにて角型に
加工し、次いで焼鈍し、然る後溝ロールにて角棒に仕上
げ加工するものである。
【0006】
【作用】上記のように本発明のAu合金材の製造方法で
は、高周波真空溶解したAu合金材を丸型に鋳造するの
で、急冷時均一に冷却される為、歪が残らない。また鍛
造を行わず、丸型の鋳造品のまま溝ロールにて角型に加
工することができて、割れの発生がなく、工程が短縮さ
れて、生産性が向上する。
は、高周波真空溶解したAu合金材を丸型に鋳造するの
で、急冷時均一に冷却される為、歪が残らない。また鍛
造を行わず、丸型の鋳造品のまま溝ロールにて角型に加
工することができて、割れの発生がなく、工程が短縮さ
れて、生産性が向上する。
【0007】
【実施例】本発明のAu合金材の製造方法の一実施例と
従来例について説明する。先ず本発明のAu合金材の製
造方法の一実施例について説明すると、K18(Au75
%、Ag12.5%、Cu12.5%)、3kgを高周波真空溶解
して、直径35mm、長さ 200mmの丸型に鋳造し、次に丸型
の鋳造品のまま溝ロールにて一辺20mmの方形、長さ 500
mmの角型に成形し、次いで 650℃、30分間焼鈍し、然る
後溝ロールにて一辺8mmの方形、長さ3,000mm の角棒に
仕上げ加工した。
従来例について説明する。先ず本発明のAu合金材の製
造方法の一実施例について説明すると、K18(Au75
%、Ag12.5%、Cu12.5%)、3kgを高周波真空溶解
して、直径35mm、長さ 200mmの丸型に鋳造し、次に丸型
の鋳造品のまま溝ロールにて一辺20mmの方形、長さ 500
mmの角型に成形し、次いで 650℃、30分間焼鈍し、然る
後溝ロールにて一辺8mmの方形、長さ3,000mm の角棒に
仕上げ加工した。
【0008】次に従来のAu合金材の製造方法について
説明すると、K18、3kgを高周波真空溶解して、一辺30
mmの方形、長さ 220mmの角型に鋳造し、次に一辺25mmの
方形、長さ 320mmの角型に鍛造し、次いで溝ロールにて
一辺20mmの方形、長さ 500mmの角型に成形し、次に 650
℃、30分間焼鈍し、さらに溝ロールの加工と焼鈍を行
い、最後に溝ロールにて一辺8mmの方形、長さ3,000mm
の角棒に仕上げ加工した。
説明すると、K18、3kgを高周波真空溶解して、一辺30
mmの方形、長さ 220mmの角型に鋳造し、次に一辺25mmの
方形、長さ 320mmの角型に鍛造し、次いで溝ロールにて
一辺20mmの方形、長さ 500mmの角型に成形し、次に 650
℃、30分間焼鈍し、さらに溝ロールの加工と焼鈍を行
い、最後に溝ロールにて一辺8mmの方形、長さ3,000mm
の角棒に仕上げ加工した。
【0009】こうして得た実施例及び従来例のAu合金
材の角棒を検査した処、従来例のものは角部に表面より
1mm位の深さに割れが5mm程度の長さで入った個所が12
個所あり、これをヤスリ加工で取り除くのに1ロット30
分間もかかったが、実施例のものは上記のような割れは
全く入っておらず、品質良好であった。
材の角棒を検査した処、従来例のものは角部に表面より
1mm位の深さに割れが5mm程度の長さで入った個所が12
個所あり、これをヤスリ加工で取り除くのに1ロット30
分間もかかったが、実施例のものは上記のような割れは
全く入っておらず、品質良好であった。
【0010】
【発明の効果】以上の通り本発明のAu合金材の製造方
法は、高周波溶解したAu合金材を丸型に鋳造するの
で、急冷時均一に冷却されて、歪が残らず、また鍛造を
行わず、丸型の鋳造品のまま溝ロールにて角型に加工す
ることができるので、割れの発生がなく、工程が短縮さ
れて、品質良好な装飾用材料としてのAu合金材を能率
良く製造できて、生産性が向上する。
法は、高周波溶解したAu合金材を丸型に鋳造するの
で、急冷時均一に冷却されて、歪が残らず、また鍛造を
行わず、丸型の鋳造品のまま溝ロールにて角型に加工す
ることができるので、割れの発生がなく、工程が短縮さ
れて、品質良好な装飾用材料としてのAu合金材を能率
良く製造できて、生産性が向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】 高周波真空溶解したAu合金材を丸型に
鋳造し、次に溝ロールにて角型に加工し、次いで焼鈍
し、然る後溝ロールにて角棒に仕上げ加工するAu合金
材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034255A JP3058217B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | Au合金材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034255A JP3058217B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | Au合金材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202456A JPH05202456A (ja) | 1993-08-10 |
JP3058217B2 true JP3058217B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12409070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4034255A Expired - Lifetime JP3058217B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | Au合金材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058217B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP4034255A patent/JP3058217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05202456A (ja) | 1993-08-10 |
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