JP3058049B2 - 液晶表示装置の対向電極調整回路 - Google Patents

液晶表示装置の対向電極調整回路

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JP3058049B2
JP3058049B2 JP7093292A JP9329295A JP3058049B2 JP 3058049 B2 JP3058049 B2 JP 3058049B2 JP 7093292 A JP7093292 A JP 7093292A JP 9329295 A JP9329295 A JP 9329295A JP 3058049 B2 JP3058049 B2 JP 3058049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対向電極調整回路に関
し、特にアクティブマトリックス型液晶表示装置の対向
電極調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶の性質として直流駆動で電圧を印加
すると、イオンが片側に溜まり、これが残像となって表
示されるので、表示品位が低下したり、液晶の特性が著
しく劣化したりする。これを防ぐために、液晶の駆動方
法として交流駆動を行う必要がある。
【0003】映像信号における交流駆動方式としてはフ
ィールド反転やライン反転、及びドット反転、あるいは
これらを組合せたもの等がある。例えば、ドット反転方
式では、図7及び図8に示すように、液晶に印加する電
圧をフィールド周期毎に反転している。
【0004】これらの図において、ソースドライバ出力
1によって奇数ラインがプラス(+),マイナス(−)
の順に印加され、ソースドライバ出力2によって偶数ラ
インがマイナス,プラスの順に印加される状態が、フィ
ールド周期毎にソースドライバ出力3によって奇数ライ
ンがマイナス,プラスの順に印加され、ソースドライバ
出力4によって偶数ラインがプラス,マイナスの順に印
加される状態に反転される。
【0005】また、ソースドライバ出力3によって奇数
ラインがマイナス,プラスの順に印加され、ソースドラ
イバ出力4によって偶数ラインがプラス,マイナスの順
に印加される状態が、フィールド周期毎にソースドライ
バ出力1によって奇数ラインがプラス,マイナスの順に
印加され、ソースドライバ出力2によって偶数ラインが
マイナス,プラスの順に印加される状態に反転される。
【0006】液晶に印加される映像入力電圧が対向電極
に対して対称でなければ、約30Hz成分として表示画
面に現れるため、表示画面上にはフリッカが発生する。
【0007】従来、この種の液晶表示装置の対向電極調
整回路においては、液晶表示装置で映像品位を決定する
要素の一つであるフリッカを最小の位置に調整すること
によってフリッカレス駆動を実現し、同時に液晶の劣化
を抑制している。
【0008】この場合、フリッカを最小の位置とする調
整は対向電極に印加する信号を可変することで行われ、
対向電極の調整はオペレータが実際に液晶パネルのフリ
ッカの状態を確認しながら行っている。
【0009】ここで、液晶パネルのフリッカの状態を確
認する方法としては、光センサを用いてフリッカを測定
し、その測定結果を最適電位からのずれの測定信号とし
て出力する方法がある。この方法については、特開平1
−269991号公報に詳述されている。
【0010】また、透過率の検出に受光素子を用い、液
晶パネルに印加するコモン信号の電圧をスイープして透
過率のピークを検出し、オペレータがそのピーク時の電
圧の平均電圧に設定する方法もある。この方法について
は、特開平4−147213号公報に詳述されている。
【0011】さらに、透過率の検出に受光素子(光セン
サ)を用い、液晶パネルに印加するコモン信号の電圧を
スイープして透過率のピークを検出し、スイープ電圧を
徐々に小さくしながらオペレータが透過率のピーク時の
電圧に設定する方法もある。この方法については、特開
平4−157421号公報に詳述されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の液晶表
示装置の対向電極調整回路では、オペレータが液晶パネ
ルを目視してフリッカ量を観測し、対向電極に印加する
信号を可変して調整しているので、オペレータ個々の体
調や癖等の違いで調整にばらつきが生じてしまう。この
ばらつきでフリッカを最小に調整することができずに表
示品位を低下させたり、最適な駆動電圧を印加できずに
液晶の劣化を招いたりしてしまう。
【0013】これに対し、光センサを用いてフリッカを
測定して液晶パネルのフリッカの状態を確認する方法も
あるが、この方法では対向電極のレベルずれや測定波形
をオペレータが目視で確認しなければならず、上記と同
様に、オペレータ個々の体調や癖等の違いで調整にばら
つきが生じ、そのばらつきでフリッカを最小に調整する
ことができずに表示品位を低下させたり、最適な駆動電
圧を印加できずに液晶の劣化を招いたりしてしまう。
【0014】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、フリッカの調整をばらつきを生じさせることなく
自動的に行うことができ、表示品位の低下や液晶の劣化
を軽減することができる液晶表示装置の対向電極調整回
路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置の対向電極調整回路は、表示電極の電圧極性をフィー
ルド及びライン周期で反転して駆動し、コモン電極に印
加する信号を可変することでフリッカの調整を行う、投
射型液晶プロジェクタ装置における液晶表示装置の対向
電極調整回路であって、前記コモン電極に印加する信号
を低いレベルから高いレベルへ所定レベルずつ順次可変
する可変手段と、前記信号が前記可変手段で前記所定レ
ベルずつ順次可変されるときの前記液晶プロジェクタ装
置の投射画面の前記フリッカの強弱を前記投射画面に指
向されて検出する検出手段と、前記信号が前記可変手段
で前記所定レベルずつ順次可変される前の前記検出手段
の検出結果と前記信号が前記可変手段で前記所定レベル
ずつ順次可変された後の前記検出手段の検出結果とを基
に前記フリッカが最小の対向電圧を算出する算出手段
と、前記算出手段の算出結果にしたがって前記対向電圧
を調整する手段とを有し、前記検出手段は、前記フリッ
カの正のピーク値と負のピーク値との差を計算する計算
手段と、前記計算手段の計算結果を前記フリッカの強弱
として保持する保持手段とを含み、前記算出手段は、前
記検出手段による前回の検出結果と今回の検出結果とを
比較する比較手段と、前記比較手段で前記前回の検出結
果と前記今回の検出結果とが等しいことが検知された時
の前記可変手段の値と前記比較手段で前記前回の検出結
果が前記今回の検出結果よりも小さいことが検知された
時の前記可変手段の値との平均値を計算する手段とを含
み、前記保持手段は、前記平均値をフリッカ最小の対向
電圧として保持し、前記対向電圧を調整する手段は、前
記液晶パネルへの対向電圧を前記保持手段に保持された
前記フリッカが最小の対向電圧に固定する。
【0016】
【作用】データ処理回路の電圧値出力部及びカウンタに
より液晶パネルの対向電極に与える電圧を所定レベルか
ら順次可変し、そのときに電圧変換部で検出される液晶
パネルのフリッカの強弱を基にフリッカが最小の対向電
圧を平均値算出部で算出して液晶パネルへの対向電圧を
調整する。
【0017】これによって、液晶プロジェクタ装置から
の投写映像にワイヤードリモコンを向けるだけで、自動
的に液晶パネルへの対向電圧の調整が可能となる。よっ
て、オペレータ個々の違いによる液晶パネルへの対向電
圧の調整においてばらつきがなくなり、熟練したオペレ
ータを必要としなくなるので、最適な対向電圧の液晶パ
ネルへの印加が可能となり、表示品位の低下や液晶の劣
化を軽減可能となる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、対向電極調整回路1は受光
部2と、電圧変換部3と、A/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器4と、データ処理回路5と、D/A(ディジ
タル/アナログ)変換器6と、電圧増幅部7と、タイミ
ング発生器8とから構成されている。
【0020】受光部2は液晶プロジェクタ装置(図示せ
ず)のワイヤードリモコンに取付けられ、液晶パネル9
のフリッカを測定するためにフォトトランジスタ(図示
せず)等の光センサから構成されている。
【0021】電圧変換部3は受光部2によって得られた
信号を基にフリッカの強弱を検出して電圧に変換してお
り、ローパスフィルタ31と、正のピーク値ホールド回
路32と、負のピーク値ホールド回路33と、減算器3
4と、増幅器35とから構成されている。
【0022】A/D変換器4は電圧変換部3からのアナ
ログ信号をディジタル信号に変換してデータ処理回路5
に出力する。データ処理回路5は液晶パネル9の対向電
極への電圧を可変制御しており、レジスタ51と、比較
器52と、制御部53と、メモリ54と、平均値算出部
55と、電圧値保持部56と、選択器57と、データ保
持部58と、電圧値出力部59と、カウンタ60とから
構成されている。
【0023】D/A変換器6はデータ処理回路5からの
ディジタル信号(電圧値)をアナログ信号に変換して電
圧増幅器7に出力する。電圧増幅部7はD/A変換器6
からのアナログ信号を液晶パネル9に供給する電圧に増
幅する。タイミング発生器8は対向電極調整回路1の各
部にタイミング信号を供給する。
【0024】図2は図1の対向電極調整回路1の動作を
示すフローチャートである。これら図1及び図2を用い
て対向電極調整回路1の動作について説明する。
【0025】まず、液晶パネル9にはフリッカ調整を正
確に行えるように、中間調の市松パターン(図示せず)
の映像が表示される(図2ステップS1)。この市松パ
ターンの映像信号は液晶プロジェクタ装置内部のメモリ
に記憶させておくか、あるいは外部信号として供給す
る。
【0026】市松パターンの映像信号が液晶パネル9に
表示されている時にフリッカ調整の開始を指示する信号
が外部から供給されると、電圧値出力部59からD/A
変換器6及び電圧増幅器7を介して液晶パネル9にディ
ジタル信号が出力される。
【0027】ディジタル信号は対向電極の最適値の範囲
を含む直流電圧を低いレベルのディジタル信号から高い
レベルのディジタル信号まで変化させる。すなわち、図
3に示すような電圧を供給する。
【0028】このディジタル信号の低いレベルから高い
レベルへの変化は電圧値出力部59及びカウンタ60に
よって容易に実現することができる。電圧値出力部59
及びカウンタ60で生成されたディジタル信号はD/A
変換器6でアナログ信号に変換され、電圧増幅器7で増
幅されて液晶パネル9の対向電極に供給される。
【0029】一方、液晶プロジェクタ装置で映像信号を
投写している画面にワイヤードリモコンに取付けた受光
部2を指向し、受光部2を用いて液晶パネル9のフリッ
カを検出する。受光部2で得られる光信号の電気的処理
を行うために、電圧変換部3を用いて光信号を電圧に変
換する。
【0030】受光部2は、図4に示すように、フォトト
ランジスタ21から構成されており、フォトトランジス
タ21に光が入射するとオンすることを利用し、光信号
を電圧に変換する。液晶パネル9のフリッカの検出はフ
リッカが光の強弱で変化することを利用している。フリ
ッカを検出したときの信号波形を図5に示す。
【0031】ここで、フリッカとして問題となる周波数
は30Hz付近の周波数であるので、30Hz以上の周
波数は本実施例による検出回路では不要である。受光部
2で得られた光信号は種々の周波数成分を含むことがあ
るので、フリッカに関係のない不要な周波数成分をロー
パスフィルタ31でカットする。
【0032】ローパスフィルタ31で不要な周波数成分
がカットされた信号の正のピーク値及び負のピーク値を
夫々正のピーク値ホールド回路32及び負のピーク値ホ
ールド回路33を用いて検出する。検出された正のピー
ク値及び負のピーク値の差を減算器34を用いて算出す
ることで、フリッカの強度を確認することができる。
【0033】つまり、正のピーク値ホールド回路32及
び負のピーク値ホールド回路33を用いて検出された正
のピーク値及び負のピーク値の差を増幅器35で増幅す
ることで、フリッカの強弱を確認することができる。し
たがって、正のピーク値及び負のピーク値の差が大きい
ほどフリッカが目立ち、正のピーク値及び負のピーク値
の差が小さいほどフリッカが目立たなくなる。
【0034】増幅器35で増幅された信号はA/D変換
器4でディジタル信号に変換され、A/D変換器4から
データ処理回路5に入力される。データ処理回路5では
正のピーク値及び負のピーク値の差が最小となる電圧を
検出する。
【0035】データ処理回路5では液晶パネル9の対向
電極に電圧を供給する働きと、液晶パネル9のフリッカ
量を検出して最小の値に調整する働きとが行われる。す
なわち、データ処理回路5は初めに液晶パネル9の対向
電極に印加するデータを電圧値出力部59から出力す
る。
【0036】電圧値出力部59からの出力電圧は低い電
圧から高い電圧にカウンタ60を1ビット毎に変化させ
る。この場合、カウンタ60にはデータ記憶部58の内
容または外部データが選択器57及び電圧値出力部59
を通してセットされ、その後に1ずつカウントアップす
ることで、低い電圧から高い電圧への変化が実現され
る。
【0037】フリッカのデータを正確に記録するために
カウンタ60の値を変化させる時間は、垂直周波数の2
倍以上の時間がよい。その場合、正のピーク値ホールド
回路32及び負のピーク値ホールド回路33は、カウン
タ60の値を変化させる前にリセットする。
【0038】すなわち、制御部53はフリッカ調整の開
始を指示する信号が外部から供給されると、初めに正の
ピーク値ホールド回路32及び負のピーク値ホールド回
路33をリセットし(図2ステップS2)、その後に電
圧出力部59から対向電圧データ(ディジタルデータ
N)を出力して電圧増幅器7から液晶パネル9に対向電
圧を供給する(図2ステップS3)。
【0039】このとき、制御部53は電圧変換部3で算
出されてA/D変換器4でディジタル信号に変換された
正のピーク値及び負のピーク値の差Aをレジスタ51に
保持するよう制御してから(図2ステップS4)、カウ
ンタ60の値を変化させる前に正のピーク値ホールド回
路32及び負のピーク値ホールド回路33をリセットす
る(図2ステップS5)。
【0040】制御部53はカウンタ60の値を変化させ
ると、上記と同様に、電圧出力部59から対向電圧デー
タ(ディジタルデータN+1)を出力して電圧増幅器7
から液晶パネル9に対向電圧を供給する(図2ステップ
S6)。
【0041】制御部53は電圧変換部3で算出されてA
/D変換器4でディジタル信号に変換された正のピーク
値及び負のピーク値の差Bが得られると(図2ステップ
S7)、カウンタ変化前のデータ値Aとカウンタ変化後
のデータ値Bとを比較器52で比較する(図2ステップ
S8)。
【0042】制御部53は比較器52で「カウンタ変化
前のデータ値A>カウンタ変化後のデータ値B」が検出
されると、カウンタ60の値を変化させて液晶パネル9
の対向電極に印加する電圧データに1を加算し、再度カ
ウンタ変化前のデータ値とカウンタ変化後のデータ値と
を比較する。制御部53は比較器52で「カウンタ変化
前のデータ値A>カウンタ変化後のデータ値B」が検出
される間、上記の動作を繰返し実行するよう制御する。
【0043】このフリッカレベルとカウンタ60の値と
の関係を図6に示す。この図6に示すように、「カウン
タ変化前のデータ値A>カウンタ変化後のデータ値B」
の場合には、カウンタ60の値を変化させることで対向
電圧を変化させていくと、フリッカが減少していって液
晶パネル9への対向電圧が最適値に近付いていくことが
わかる。
【0044】「カウンタ変化前のデータ値A=カウンタ
変化後のデータ値B」になると、制御部53はそのとき
の液晶パネル9への対向電圧、つまりカウンタ60の値
をメモリ54に記憶する。
【0045】制御部53はカウンタ60の値をさらに変
化させることで対向電圧を変化させていき、「カウンタ
変化前のデータ値A<カウンタ変化後のデータ値B」に
なったときの液晶パネル9への対向電圧、つまりカウン
タ60の値をメモリ54に記憶する。
【0046】その後に、制御部53は「カウンタ変化前
のデータ値A=カウンタ変化後のデータ値B」になった
ときのカウンタ60の値と、「カウンタ変化前のデータ
値A<カウンタ変化後のデータ値B」になったときのカ
ウンタ60の値とを夫々メモリ54から読出し、平均値
算出部55でこれらの値の平均値[(A+B)/2]を
計算し、その計算値をフリッカ最小の対向電圧として電
圧値保持部56に保持する(図2ステップS9)。これ
以降、制御部53は液晶パネル9への対向電圧を電圧値
保持部56に保持されたフリッカ最小の対向電圧に固定
することで、液晶パネル9に最適な対向電圧を供給す
る。
【0047】これはフリッカ最小値に近くなると対向電
圧を変化させてもフリッカに影響しない範囲があること
が考えられるからである。すなわち、「カウンタ変化前
のデータ値A=カウンタ変化後のデータ値B」となる電
圧が1つでないことがある。
【0048】その場合、「カウンタ変化前のデータ値A
=カウンタ変化後のデータ値B」になったときのカウン
タ60の値と、「カウンタ変化前のデータ値A<カウン
タ変化後のデータ値B」になったときのカウンタ60の
値との平均を採ることでフリッカ最小の値を得ることが
できる。
【0049】このように、電圧値出力部59及びカウン
タ60により液晶パネル9の対向電極に与える電圧を所
定レベルから順次可変し、そのときに電圧変換部3で検
出される液晶パネル9のフリッカの強弱を基にフリッカ
が最小の対向電圧を平均値算出部55で算出して液晶パ
ネル9への対向電圧を調整することによって、液晶プロ
ジェクタ装置からの投写映像にワイヤードリモコンを向
けるだけで、自動的に液晶パネル9への対向電圧を調整
することができる。
【0050】よって、オペレータ個々の違いによる液晶
パネル9への対向電圧の調整においてばらつきがなくな
り、熟練したオペレータを必要としなくなる。したがっ
て、フリッカの調整をばらつきを生じさせることなく自
動的に行うことができるので、最適な対向電圧を液晶パ
ネル9に印加することができ、表示品位の低下や液晶の
劣化を軽減することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示電極の電圧極性をフィールド及びライン周期で反転し
て駆動し、コモン電極に印加する信号を可変することで
フリッカの調整を行う液晶表示装置において、コモン電
極に印加する信号を所定レベルから順次可変してフリッ
カの強弱を検出し、その検出結果を基に算出されるフリ
ッカの最小の対向電圧でフリッカの調整を行うことによ
って、フリッカの調整をばらつきを生じさせることなく
自動的に行うことができ、表示品位の低下や液晶の劣化
を軽減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の対向電極調整回路の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】対向電極に印加する電圧と時間との関係を示す
図である。
【図4】図1の受光部の構成を示す図である。
【図5】フリッカを検出した時の信号波形を示す図であ
る。
【図6】フリッカレベルとカウンタ値との関係を示す図
である。
【図7】従来例のドット反転方式を説明するための図で
ある。
【図8】従来例のドット反転方式を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 対向電極調整回路 2 受光部 3 電圧変換部 4 A/D変換器 5 データ処理回路 6 D/A変換器 7 電圧増幅器 8 タイミング発生器 9 液晶パネル 21 フォトトランジスタ 31 ローパスフィルタ 32 正のピーク値ホールド回路 33 負のピーク値ホールド回路 34 減算器 35 増幅器 51 レジスタ 52 比較器 53 制御部 54 メモリ 55 平均値算出部 56 電圧値保持部 59 電圧値出力部 60 カウンタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示電極の電圧極性をフィールド及びラ
    イン周期で反転して駆動し、コモン電極に印加する信号
    を可変することでフリッカの調整を行う、投射型液晶プ
    ロジェクタ装置における液晶表示装置の対向電極調整回
    路であって、 前記コモン電極に印加する信号を低いレベルから高いレ
    ベルへ所定レベルずつ順次可変する可変手段と、 前記信号が前記可変手段で前記所定レベルずつ順次可変
    されるときの前記液晶プロジェクタ装置の投射画面の前
    記フリッカの強弱を前記投射画面に指向されて検出する
    検出手段と、 前記信号が前記可変手段で前記所定レベルずつ順次可変
    される前の前記検出手段の検出結果と前記信号が前記可
    変手段で前記所定レベルずつ順次可変された後の前記検
    出手段の検出結果とを基に前記フリッカが最小の対向電
    圧を算出する算出手段と、 前記算出手段の算出結果にしたがって前記対向電圧を調
    整する手段とを有し、 前記検出手段は、前記フリッカの正のピーク値と負のピ
    ーク値との差を計算する計算手段と、前記計算手段の計
    算結果を前記フリッカの強弱として保持する保持手段と
    を含み、 前記算出手段は、前記検出手段による前回の検出結果と
    今回の検出結果とを比較する比較手段と、前記比較手段
    で前記前回の検出結果と前記今回の検出結果とが等しい
    ことが検知された時の前記可変手段の値と前記比較手段
    で前記前回の検出結果が前記今回の検出結果よりも小さ
    いことが検知された時の前記可変手段の値との平均値を
    計算する手段とを含み、 前記保持手段は、前記平均値をフリッカ最小の対向電圧
    として保持し、 前記対向電圧を調整する手段は、前記液晶パネルへの対
    向電圧を前記保持手段に保持された前記フリッカが最小
    の対向電圧に固定することを特徴とする液晶表示装置の
    対向電極調整回路。
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