JP5195650B2 - 液晶表示装置、制御方法および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置におけるフリッカー等を防止する技術に関する。
液晶表示装置に用いられる液晶素子は、2つの電極で液晶を挟持する構成となっている
が、液晶に直流成分が印加されると、液晶が劣化してしまう。このため、液晶表示装置で
は、一方の電極への電圧が、他方の電極への電圧に対して高位側および低位側で交互に切
り替える交流駆動が行われる。
このときの電圧実効値の差は、フリッカーとして視認されるので、パネルまたはその近
傍にフォトダイオードなどの受光素子を設けるとともに、透過率(または反射率)との差
が最小になるように、他方の電極への電圧を調整することによって、液晶の劣化等を防止
する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−286169号公報(図1)
しかしながら、受光素子を設けると、表示画像の見易さに悪影響を与えたり、いわゆる
額縁が広くなったりするといった問題のほかに、表示装置内の迷光が受光素子に侵入する
ことによって、透過率を正確に検出することが難しい、といった問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の1つは、受光素子などを
用いずに、液晶への直流成分の印加を抑えて、フリッカーを低減することが可能な技術を
提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、第1電極と第2電極とによ
り液晶を挟持した液晶素子と、前記第1電極に、所定の基準電圧よりも高位側の正極性電
圧と低位側の負極性電圧とを時間的に交互に印加するとともに、前記第2電極に、所定の
電圧を印加する駆動回路と、前記第1電極に前記正極性電圧が印加された後に前記第2電
極に流れる電流のうち当該正極性電圧の印加による瞬時電流を除いた電流と、前記第1電
極に前記負極性電圧が印加された後に前記第2電極に流れる電流のうち当該負極性電圧の
印加による瞬時電流を除いた電流と、の差が予め定められた閾値以下になるように、前記
駆動回路によって前記第2電極に印加される電圧を制御する制御回路と、を具備すること
を特徴とする。本発明によれば、受光素子等を用いることなく、液晶への直流成分の印加
を抑えて、フリッカーを低減することが可能となる。
本発明において、前記駆動回路は、前記第1電極に、前記正極性電圧または前記負極性
電圧を印加する前に、それぞれ所定のリセット電圧を印加する構成が好ましい。この構成
によれば、正極性または負極性電圧を印加する前の液晶素子の電圧状態が揃えられるので
、より正確に瞬時電流を除いた電流成分を求めることが可能となる。なお、リセット電圧
としては、正極性または負極性電圧を印加したときに、液晶素子をオン方向に導く電圧が
好ましい。
さらに、前記制御回路は、当該正極性電圧または前記負極性電圧の印加による瞬時電流
を除いた電流を、前記液晶素子に流れる電流を示す波形のうち、前記正極性電圧または前
記負極性電圧が印加されたときから2番目に現れるピークの波高値で特定する構成とすれ
ば、制御回路の構成を簡易化等することが可能となる。
また、前記制御回路は、前記第2電極に前記予め定められた電圧を給電する信号線に介
挿された抵抗素子と、前記抵抗素子の両端電圧を検出する検出回路と、を有し、前記検出
回路によって検出された両端電圧に基づき前記第2電極に流れる電流を特定してもよく、
さらに、前記検出回路により検出された両端電圧を濾波するローパスフィルターを有する
構成としてもよい。
一方、本発明において、前記第1電極は、走査線が選択されたときに導通するスイッチ
ング素子を介してデータ線に接続される画素電極であり、前記第2電極は、コモン電極で
あり、前記駆動回路は、前記走査線を選択する走査線駆動回路と、前記選択期間において
前記データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路と、前記コモン電極に、前記コモ
ン信号を供給するコモン電極駆動回路と、を含み、前記制御回路は、前記コモン電極駆動
回路に対し、コモン信号の電圧の上昇または下降を指示する構成としてもよい。このよう
な構成において、前記走査線駆動回路は、前記走査線を選択した後、当該走査線を非選択
として前記スイッチング素子を非導通とさせれば、スイッチング素子のオフ時における状
態をも考慮して、液晶への直流成分の印加を抑えることが可能となる。
また、前記液晶素子を、表示領域外に配置すれば、コモン電圧を制御する際の電圧書き
込みに基づく表示を視認させないで済む。
なお、本発明は、液晶表示装置に限られず、当該液晶表示装置の制御方法としても、ま
た、当該液晶表示装置を有する電子機器としても概念することが可能である。
第1実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 同液晶表示装置における画素の構成を示す図である。 同液晶表示装置の表示モードにおける動作を示す図である。 同液晶表示装置の調整モードにおける動作を示す図である。 同液晶表示装置における演算回路の動作を示すフローチャートである。 同液晶表示装置におけるコモン電圧Vcomの上昇または下降を示す図である。 第2実施形態に係る液晶表示装置の調整モードにおける動作を示す図である。 第3実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る液晶表示装置の動作を示す図である。 第4実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 実施形態に係る液晶表示装置を適用したプロジェクターを示す図である。
<第1実施形態>
まず、この発明の第1実施形態の概略について説明する。
第1電極と第2電極とで液晶を挟持した液晶素子は、焼き付きや劣化を防止するために、基準電圧よりも高位側の正極性電圧と、低位側の負極性電圧とを第1電極に交互に印加する一方、第2電極に所定電圧を印加して、交流で駆動する必要がある。このとき、正極性で電圧を印加・保持する期間と、負極性で電圧を印加・保持する期間とにおいて、液晶素子の透過率(または反射率)が異なっていると、フリッカー(ちらつき、明滅)として知覚される。
液晶分子は、第1電極および第2電極の間で生じる電界によって、その傾きが変化し、
これによって、液晶素子を通過する光の偏光状態が規定されて、液晶素子の透過率(また
は反射率)が変化する。液晶は、誘電異方性を有するので、正極性の電圧保持期間と負極
性の電圧保持期間とにおいて、液晶素子の透過率が異なっているということは、液晶分子
の傾きが異なっているということであり、これは、液晶素子の容量が異なっているという
ことにほかならない。
したがって、液晶素子の容量を正極性の電圧保持期間と負極性の電圧保持期間との各々
について、なんらかの方法によって検出するとともに、その検出結果が互いに等しくなる
ように、液晶素子への印加電圧を制御すれば、フリッカーを低減することができるはずで
ある。
ただし、液晶素子の容量を直接的に検出するのは困難であるから、本実施形態では、後
述するように当該液晶素子の容量を、当該液晶素子に流れる電流波形から間接的に求めて
、各極性の容量が同じとみなせる程度に、液晶素子への印加電圧を制御する構成とした。
第1実施形態は、これを具現化したものであり、以下、その詳細について説明する。
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この図
に示されるように、液晶表示装置10は、制御回路20、データ信号変換回路30、コモ
ン電極駆動回路40、パネル100、走査線駆動回路130、データ線駆動回路140を
有する。
この液晶表示装置10は、図示省略した上位装置から供給される映像信号Vidに基づく
表示をパネル100に行わせる表示モードと、フリッカーを低減させるために液晶素子へ
の印加電圧を調整する調整モードとの2つの動作モードがある。
動作モードは、原則的には表示モードであるが、例外的に例えば電源投入直後・電源遮
断直前のシーケンスにおいて調整モードに移行する、表示モードが所定時間経過したら強
制的に調整モードに移行する、操作子を設けてユーザーが当該操作子を操作したときに調
整モードに移行する、などを想定している。いずれにしても、液晶表示装置10では、外
部回路や操作子の操作にしたがって指示された動作モードに応じて、制御回路20(タイ
ミング制御回路202)が各部を制御する構成となっている。
説明の便宜上、パネル100の構成について説明する。パネル100は、素子基板10
0aと対向基板100bとを一定の間隙を保って貼り合わせるとともに、この間隙に液晶
105を封入した構成となっている。
素子基板100aのうち、対向基板100bとの対向面には、768行の走査線112
が図において横方向に延在し、また、1024列のデータ線114が図において縦方向に
延在し、かつ、各走査線112と互いに電気的に絶縁を保つように設けられる。なお、走
査線112を区別するために、以下の説明では図において上から順に1、2、3、…、7
68行目という呼び方をする場合がある。同様に、データ線114を区別するために、図
において左から順に1、2、3、…、1024列目という呼び方をする場合がある。
素子基板100aでは、走査線112とデータ線114との交差のそれぞれに対応して
、スイッチング素子として機能するnチャネル型の薄膜トランジスター(thin film tran
sistor:以下TFTと略称する)116と、第1電極として機能するとともに、矩形形状
で透明性を有する画素電極118との組が設けられている。TFT116のゲート電極は
走査線112に接続され、ソース電極はデータ線114に接続され、ドレイン電極が画素
電極118に接続されている。
一方、対向基板100bのうち、素子基板100aとの対向面には、第2電極として機
能する透明性を有するコモン電極108が設けられている。
なお、素子基板100aの対向面は、図1において紙面裏側となるので、走査線112
、データ線114、TFT116および画素電極118は破線で示すべきであるが、見難
くなるので、それぞれ実線で示している。
パネル100における等価回路は、図2に示される通りとなり、走査線112とデータ
線114との交差に対応して、画素電極118とコモン電極108とで液晶105を挟持
する液晶素子120が設けられることになる。
この液晶素子120では、画素電極118およびコモン電極108の間で電圧が保持さ
れるとともに、両電極間で生じる電界に応じて液晶105の分子配向状態が変化する。こ
のため、液晶素子120は、透過型であれば、印加・保持した電圧の実効値に応じた透過
率となる。
パネル100では、液晶素子120毎に透過率が変化するので、液晶素子120が画素
に相当する。そして、この画素の配列領域が表示領域101となる。
なお、図1では省略したが、パネル100における等価回路では、実際には図2に示さ
れるように、液晶素子120と並列に補助容量(蓄積容量)125が設けられる。この補
助容量125は、一端が画素電極118に接続され、他端が容量線115に共通接続され
ている。容量線115は時間的に一定の所定電圧に保たれている。
ここで、表示モードにおいて、走査線を所定の順番で選択して、選択した走査線112
に選択電圧を印加するとともに、選択した走査線112に対応する液晶素子120に対し
て、目的とする階調に応じた電圧のデータ信号を、データ線114を介して供給すると、
選択走査線におけるTFT116がオン状態となり、当該データ信号が、オン状態のTF
T116を介して画素電極118に印加される。このため、液晶素子120には、画素電
極118とコモン電極108との差に相当する電圧が印加される。また、走査線に非選択
電圧を印加して、TFT116がオフ状態になっても、TFT116がオン状態のときに
液晶素子120に印加された電圧は、その容量性によりに保持される。
したがって、選択走査線に位置する液晶素子120に、データ線114を介して、階調
に応じた電圧のデータ信号を供給することにより、当該画素を目的とする透過率にさせる
ことができる。
なお、本実施形態において、液晶素子120は、保持電圧が高くなるにつれて透過率が
大きくなるノーマリーブラックモードとしている。
液晶105に直流成分が印加されるのを防止するため、データ信号の電圧は、ビデオ振
幅中心電圧(基準電圧)Vcに対して高位側の正極性電圧と低位側の負極性電圧とにフレ
ーム期間毎に交互に切り替えられる。この基準電圧Vcは、固定であるのに対し、コモン
電極108に印加される電圧Vcomは、後述する調整モードによって変化するが、初期段
階では、おおむね同一値である。
また、フレーム期間とは、パネル100を表示モードで駆動することによって、画像の
1コマ分を表示させるのに要する期間をいい、垂直同期信号で規定される垂直走査周波数
が60Hzであれば、その逆数である16.7ミリ秒である。
液晶素子120の印加・保持電圧については、画素電極118とコモン電極108との
電位差とするが、後述する抵抗素子Rの両端電圧などのように、特に説明のない限り、電
圧については、図示省略した電源の接地電位を電圧ゼロの基準としている。
なお、表示モードにおいて、1フレーム期間にわたって画素の書込極性を空間的にどの
ような配列させるかについては、本実施形態では、同一フレーム期間にわたって全画素に
対し同一の書込極性が指定されるとともに、書込極性がフレーム期間毎に反転する面反転
方式としている。面反転方式の他にも、走査線毎に反転させる行反転方式、データ線毎に
反転させる列反転方式、走査線およびデータ線方向に対して隣り合う画素毎に反転させる
画素反転方式などあるが、本発明はいずれの反転方式にも適用可能である。
ところで、この液晶表示装置10には、図示省略した上位装置からデジタルの映像信号
Vidが供給される。この映像信号Vidは、パネル100の各画素について明るさ(階調)
をそれぞれ指定するデジタルデータであり、同期信号Sync(垂直同期信号、水平同期信
号およびドットクロック信号)にしたがって走査される順番で画素毎に供給される。
データ信号変換回路30は、タイミング制御回路202によって指示されたモードに応
じて、データ信号dsを出力するものである。詳細には、データ信号変換回路30は、表
示モードであれば、デジタルの映像信号Vidを、基準電圧Vcに対して信号Frpにより指
定される極性のアナログのデータ信号dsに変換し、調整モードであれば、映像信号Vid
とは無関係に後述する電圧の信号を、データ信号dsとして出力する。
コモン電極駆動回路40は、D/A変換回路等であり、コモン電圧Vcomを、信号線1
07を介してコモン電極108に印加するものである。ここで、コモン電極駆動回路40
は、コモン電圧Vcomを、調整モードであれば、演算回路210による指示にしたがって
1ステップずつ上昇または下降させる一方、表示モードであれば、調整モードで最終設定
された電圧に維持するものである。
制御回路20は、タイミング制御回路202、検出回路206、A/D変換回路208
、演算回路210および抵抗素子Rを含む。
このうち、タイミング制御回路202は、動作モードに応じて、データ信号変換回路3
0、走査線駆動回路130、データ線駆動回路140および演算回路210の各部をそれ
ぞれ制御するものである。なお、タイミング制御回路202による制御内容については動
作で詳述する。
抵抗素子Rは、信号線107に介挿されている。このため、抵抗素子Rの両端には、信
号線107に流れる電流に比例した電圧が現れる。
検出回路206は、抵抗素子Rの両端電圧を検出して増幅するものである。A/D変換
回路208は、検出回路206によって検出・増幅された電圧を、デジタルデータに変換
して演算回路210に出力するものである。
なお、デジタルデータで示される電圧を、抵抗素子Rの抵抗値、および、検出回路20
6による電圧増幅率でそれぞれ除算すると、信号線107に流れた電流値を算出すること
ができるが、本実施形態では、後述するように電流値(電流値を反映する値)同士の差が
閾値以内であるか否かを問題にするので、電流値そのものを算出する必要はない。また、
A/D変換回路208によるサンプリングレート(標本化周波数)は、検出回路206に
よって検出・増幅される電圧の変化に対して十分に高く設定されている。
演算回路210は、例えばプログラム可能な論理回路などを含み、表示モードでは、な
んら特徴的な動作はしないが、調整モードでは、A/D変換回路208によるデジタルデ
ータから正極性および負極性において流れた電流を解析して、その解析結果にしたがった
指示をコモン電極駆動回路40に与える。なお、演算回路210の動作の詳細についても
後述する。
次に、液晶表示装置の動作について説明する。
ここでは、まず表示モードにおける動作について説明する。表示モードにおいて、タイ
ミング制御回路202は、上位装置から供給される同期信号Syncに基づいて各部を制御
する。
詳細には、タイミング制御回路202は、表示モードであれば走査線駆動回路130に
対し、同期信号Syncによって規定される垂直走査期間(フレーム期間)の開始タイミン
グから、水平走査期間毎に走査線112を1行ずつ順番に選択するように制御信号Yctに
よって制御する。これにより、走査信号G1〜G768は、図3の(a)に示されるように水
平走査期間(H)毎に、順番に排他的に、Hレベルに相当する選択電圧Vになる。なお
、走査信号のLレベルは、非選択電圧Vである。また、同図においてFaは垂直有効走
査期間であり、同図においてFbは垂直帰線期間である。
一方、タイミング制御回路202は、表示モードであればデータ信号変換回路30に対
して信号Frpを供給する。ここで、信号Frpは、データ信号dsの極性を規定するもので
あり、例えばHレベルであるときに正極性を指定し、Lレベルであるときに負極性を指定
する。本実施形態では、上述したように面反転方式としているので、信号Frpの論理レベ
ルは、フレーム期間毎に反転する。
また、タイミング制御回路202は、表示モードであればデータ線駆動回路140に対
し、水平走査期間にわたって変換されたデータ信号dsを、水平走査期間の開始タイミン
グから、1画素分毎にデータ線114に、1、2、3、…、1024列の順番でサンプリ
ングするように制御信号Xctによって制御する。
映像信号Vidは、1行1列〜1行1024列、2行1列〜2行1024列、3行1列〜
3行1024列、…、768行1列〜768行1024列の画素の順番でフレーム期間に
わたって供給される。
ここで、信号FrpがHレベルとなって正極性書込が指定されるフレーム期間において、
1行1列〜1行1024列の映像信号Vidが供給される水平走査期間では、当該映像信号
Vidがデータ信号変換回路30によって正極性のデータ信号dsに変換されるとともに、
当該データ信号dsがデータ線駆動回路140によって1、2、3、…、1024列目の
データ線114にデータ信号d1、d2、d3、…、d1024としてサンプリングされる。
一方、当該水平走査期間では、走査線駆動回路130によって走査信号G1だけがHレ
ベルとなるので、1行目のTFT116がオン状態となる。これにより、データ線114
にサンプリングされたデータ信号は、オン状態にあるTFT116を介して画素電極11
8に印加されるので、1行1列〜1行1024列の液晶素子120には、それぞれ階調に
応じた電圧が正極性で書き込まれることになる。
次に、2行1列〜2行1024列の映像信号Vidが供給される水平走査期間では、同様
にして、当該映像信号Vidが正極性のデータ信号dsに変換されるとともに、当該データ
信号dsがデータ線114にサンプリングされる。一方、走査信号G2だけがHレベルとな
るので、2行目のTFT116がオン状態となる。これにより、データ線114にサンプ
リングされたデータ信号が、画素電極118に印加されるので、2行1列〜2行1024
列の液晶素子120には、それぞれ階調に応じた電圧が正極性で書き込まれることになる
。以下同様な書込動作が3、4、…、768行目に対して実行される。
次のフレーム期間では、信号FrpがLレベルとなって負極性書込が指定されて、映像信
号Vidが負極性のデータ信号dsに変換される以外、同様な書込動作が実行される。これ
により、各液晶素子には、それぞれ階調に応じた電圧が負極性で書き込まれることになる

表示モードでは、このような電圧書込によって、映像信号Vidに応じた画像がパネル1
00によって表示される。
なお、図3の(b)は、列を特定しないで一般的に説明するためj(jは1以上102
4以下を満たす整数)を用いて、j列目のデータ線114にサンプリングされるデータ信
号djの電圧変化を示している。本実施形態において液晶素子120をノーマリーブラッ
クモードとしているので、例えば走査信号G1がHレベルになる水平走査期間において、
データ信号djは、正極性であれば、基準電圧Vcに対し、1行j列の階調レベルに応じた
分だけ高位側の電圧(図において↑で示す)になり、負極性であれば、基準電圧Vcに対
し、1行j列の階調レベルに応じた分だけ低位側の電圧(図において↓で示す)になる。
また、データ信号の電圧は、正極性が指定されていれば、白色に相当する電圧Vw(+)か
ら黒色に相当する電圧Vb(+)までの範囲で、一方、負極性が指定されていれば、白色に相
当する電圧Vw(-)から黒色に相当する電圧Vb(-)までの範囲で、それぞれ基準電圧Vcか
ら階調に応じた分だけ偏位させた電圧となる。なお、電圧Vw(+)および電圧Vw(-)は、電
圧Vcを中心に互いに対称の関係にある。電圧Vb(+)およびVb(-)についても同様である

図3の(b)におけるデータ信号の電圧の縦スケールは、(a)における走査信号等の
電圧波形と比較して拡大してある。
ところで、理想的な液晶表示装置では、正極性および負極性で交互に駆動したときにフ
リッカーは生じないが、実際の液晶表示装置では、コモン電極側および画素電極側の電気
的な特性の差などの様々な要因によってフリッカーが生じてしまう。
フリッカーが生じる原因は、正極性の電圧保持期間における透過率と負極性の電圧保持
期間における透過率とにおいて差が生じているためである。このため、パネルまたはその
近傍に受光素子を設けて、各極性の透過率をそれぞれ検出し、検出した透過率に差が生じ
ないようにする技術も考えられるが、この技術は、背景技術の欄で説明したような理由か
ら採用できない。
一方、液晶素子の透過率が異なっているということは、上述したように、液晶素子の容
量が異なっているということを意味するが、液晶素子の容量を直接的に検出するのは困難
である。
そこで、本実施形態では、次の調整モードにおいて、液晶素子120を次のように駆動
して、液晶素子の容量に相当する値を、当該液晶素子に流れる電流波形から間接的に求め
る構成としたのである。
まず、この調整モードについて説明する。
タイミング制御回路202は、調整モードであれば、走査線駆動回路130に対し、同
期信号Syncとは無関係に、すべての走査線112を選択するように制御信号Yctによっ
て制御する。これにより、走査信号G1〜G768は、図4の(a)に示されるように、すべ
てHレベルに相当する選択電圧Vになる。
一方、調整モードでは、タイミング制御回路202は、期間をTa→Tb→Tc→Td→(
Ta)の順で循環させる。タイミング制御回路202は、データ信号変換回路30に対し
て、期間Ta、Tb、Tc、Tdのいずれかであることを示す制御信号Tを供給する。データ
信号変換回路30は、調整モードであれば、映像信号Vidとは無関係にデータ信号dsの
電圧を、期間Taであれば正極性の中間調電圧Vg(+)とし、期間Tbであれば電圧Vcとし
、期間Tcであれば負極性の中間調電圧Vg(-)とし、期間Tdであれば電圧Vcとする。
なお、この調整モードでは、同期信号Syncとは無関係になるから、期間Ta〜Tdの切
替周波数は、垂直同期周波数(60Hz)よりも低周波数であることが好ましい。
タイミング制御回路202は、調整モードであれば、データ線駆動回路140に対し、
データ信号dsを、すべてのデータ線114に一括して供給するように制御信号Xctによ
って制御する。
このため、データ線駆動回路140によるデータ信号d1〜d1024は、図4の(b)に
示されるように、すべてデータ信号dsと同じとなり、期間Taでは電圧Vg(+)になり、期
間Tbでは電圧Vcになり、期間Tcでは電圧Vg(-)になり、期間Tdでは電圧Vcになって
、以下、期間Ta〜Tdの波形が繰り返される。
ここで、Vg(+)は、白と黒の間の中間階調に相当する正極性の電圧であり、Vg(-)は、
同中間階調に相当する負極性の電圧である。
パネル100では、すべての走査信号G1〜G768がHレベルであるので、全行全列のす
べてのTFT116がオン状態にある。このため、調整モードでは、すべての画素電極1
18には、データ信号dsがそれぞれ一括して印加されることになる。データ信号dsは、
図4の(b)に示したように期間Ta、Tb、Tc、Td毎に切り替わるので、画素電極11
8に印加されるデータ信号の電圧の切り替えに伴って、液晶素子120に電流が流れる。
このとき、信号線107には、各液晶素子120にそれぞれ流れた電流を総和した電流が
流れる。
信号線107に流れる総和電流は抵抗素子Rによって電圧に変換され、当該電圧は、検
出回路206によって検出される。このときに検出される電圧波形(電流波形)は、図4
の(c)に示されるようなものとなっている、と考えられる。その理由について以下詳述
する。
まず、画素電極118に印加される電圧が、期間Taの開始タイミングにおいてVcから
Vg(+)に切り替わったとき、液晶素子120の印加電圧(当該画素電極に印加された電圧
とコモン電極に印加された電圧との差)は、当該切り替わりに対し瞬時に変化するのに対
し、光学応答である透過率は、図4の(d)に示されるように、駆動電圧の変化に対して
、かなり遅く変化する(透過率が飽和するまで数マイクロ秒程度要する)。すなわち、黒
色に相当する透過率Tbから、中間階調に相当する透過率Tgまで、積分的に変化する。
次に、液晶素子120の容量は、画素電極118とコモン電極108との間に介在する
誘電体としての液晶の分子配列状態(傾き)によって変化し、この傾きによって、透過率
が決まる。このため、液晶素子120の容量は、透過率とほぼ同様な特性で変化する、と
考えられる。
液晶素子120の容量が、図4の(d)で示される透過率と同様な特性で変化するので
あれば、液晶素子120に流れる電流波形には、図4の(c)に示されるように、期間T
aの開始タイミングにおいて過渡的に流れる瞬時電流、すなわち、コモン電極108から
みて画素電極118の電位が高くなる方向に切り替わることに伴う微分波形の第1ピーク
Apと、期間Taの開始タイミングからの液晶素子の容量変化(透過率変化とほぼ同特性と
考えられる)に伴う第2ピークBpとが現れる。
同様に、期間Tcの開始タイミングにおいて、電流波形には、コモン電極108からみ
て画素電極118の電位が低くなる方向に切り替わることに伴う微分波形の第1ピークA
mと、期間Tcの開始タイミングからの液晶素子の容量変化に伴う第2ピークBmとが現れ
る。
なお、液晶素子120に流れる電流波形には、期間Tbの開始タイミングにおいては、
第1ピークAmのみが現れる。同様に、期間Tdの開始タイミングにおいては、第1ピーク
Apのみが現れる。
これは、実施形態において液晶105として、印加電圧が絶対値でみて大きい方向(オ
ン方向)に変化するときの光学応答が、小さい方向(オフ方向)へ変化するときの光学応
答よりも遅く、かつ、オフ方向への光学応答は十分に速い性質を持つものを想定している
ので、第2ピークBp、Bmは、オフ方向への変化である期間Tb、Tdの開始タイミングに
おいて現れない(現れにくい)からである。
ここで、期間Ta(Tc)において第1ピークAp(Am)を除いた電流波形成分、すなわ
ち図4の(c)においてハッチングで示した成分は、液晶素子120の容量変化によって
生じた成分である。液晶素子120の容量変化は、透過率の変化であるから、第1ピーク
Ap(Am)を除いた電流波形成分は、透過率の変化を反映したものとなる。
したがって、期間Taにおいて第1ピークApを除いた電流波形成分と、期間Tcにおい
て第1ピークAmを除いた電流波形成分とが、一致するようにコモン電圧Vcomを調整すれ
ばよいことになる。
ここで、期間Ta(Tc)において第1ピークAp(Am)を除いた電流波形成分は、第2
ピークBp(Bm)の波高値として反映される。このため、本実施形態では、期間Ta(Tc
)において第1ピークAp(Am)を除いた電流波形成分を、第2ピークBp(Bm)の波高
値で特定するとともに、特定したこれらの波高値が閾値以内となるように、コモン電圧V
comを調整する構成とした。
なお、図4の(c)における電流波形(電圧波形)では、ゼロ点が重要となる。ここで
、データ信号dsの電圧およびコモン電圧Vcomがそれぞれ時間的に一定であれば、信号線
107に流れる電流はゼロのはずである。このため、調整モードにおいてデータ信号ds
の電圧およびコモン電圧Vcomをそれぞれ所定期間だけ一定として、この一定状態におけ
る検出回路206の出力値を電流ゼロ点として用いればよい。
また、期間Taにおいて第1ピークApを除いた電流波形成分(または波高値)と、期間Tcにおいて第1ピークAmを除いた電流波形成分(または波高値)とを比較するためには、液晶素子に電圧を印加する前の条件を揃えた状態が望ましい。このため、本実施形態では、画素電極118に、正極性の電圧Vg(+)を印加する前の期間Td、および、負極性の電圧Vg(−)を印加する前の期間Tbにおいて、それぞれリセット電圧として、コモン電極108と等しい電圧Vcomを画素電極118に印加して、液晶素子120の駆動電圧をゼロに揃えることにした。
なお、例えばリセット電圧として、ノーマリーブラックモードの白色に相当する電圧Vw(+)、Vw(−)を画素電極118に印加して、液晶素子120の印加電圧を高い状態で揃えてしまうと、変化方向は、光学応答が十分に速いオフ方向になるので、第2ピークが現れにくくなる。換言すれば、リセット電圧として、液晶素子120の印加電圧を小さい状態で揃える電圧を画素電極118に印加すると、オン方向への変化となるので、第2ピークが特定しやすくなるのである。
この意味において、リセット電圧としては、画素電極118に黒色に相当する電圧Vb(+)、Vb(−)としてもよい。
さて、検出回路206によって検出された電圧(信号線107に流れる電流を変換した
電圧)は、A/D変換回路208によってデジタルデータに変換されて、演算回路210
に供給される。
演算回路210は、概略的には、デジタルデータを時系列に処理して、信号線107に
流れる電流波形を電圧波形として解析し、その解析結果に応じて、コモン電極駆動回路4
0に対して、コモン電圧Vcomを上昇、下降の指示等をするものである。
このような演算回路210の動作について詳細に説明する。
図5は、演算回路210による処理動作を示すフローチャートである。
まず、演算回路210は、ステップS1において、A/D変換回路208によって変換
されたデジタルデータを処理して、タイミング制御回路202により通知される期間Ta
の開始タイミングから2番目に現れる第2ピークの波高値(第2ピーク値)、すなわち図
4において(+Iaの絶対値に相当する値)を取得する。演算回路210は、ステップS
2において、同様にして期間Tcの開始タイミングから2番目に現れる第2ピークの値(
−Icの絶対値に相当する値)を取得する。
次に、演算回路210は、ステップS3において、正極性の波高値と負極性の波高値と
は互いに等しいとみなせる範囲内にあるか否か、すなわち、その差が閾値以内である否か
を判別する。
差が閾値以内であれば、現時点におけるコモン電圧Vcomが適正であることを意味する
ので、演算回路210は、その旨をタイミング制御回路202に通知して、処理を終了す
る。これにより、タイミング制御回路202は、調整モードを終了して表示モードに復帰
させる(電源遮断を許可する場合もあり得る)。
一方、差が閾値を越えていれば、演算回路210は、ステップS4において、正極性の
波高値が負極性の波高値よりも大きいか否かを判別する。
正極性の波高値が負極性の波高値よりも大きければ、正極性の電圧Vg(+)を画素電極1
18に印加したことによる透過率が負極性の電圧Vg(-)を画素電極118に印加したこと
による透過率よりも大きくなっていることを意味し、これはノーマリーブラックモードに
おいて、正極性の電圧実効値が負極性の電圧実効値よりも大きくなっていることを示して
いる。このため、演算回路210は、ステップS5において、コモン電極駆動回路40に
対しコモン電圧Vcomを1段上昇させる旨を指示する。この指示によって、コモン電極駆
動回路40は、コモン電圧Vcomを、図6において上向きの矢印で示されるように、1段
上昇させるので、正極性の電圧実効値が減少し、負極性の電圧実効値が増加する方向に働
く。
また、ステップS4において、正極性の波高値が負極性の波高値以下であれば、すでに
、ステップS3において差が閾値以内であることが排除されているので、これは、正極性
の波高値が負極性の波高値よりも小さいこと、すなわち、正極性の電圧実効値が負極性の
電圧実効値よりも小さくなっていることを示している。このため、演算回路210は、ス
テップS6において、コモン電極駆動回路40に対しコモン電圧Vcomを1段下降させる
旨を指示する。この指示によって、コモン電極駆動回路40は、コモン電圧Vcomを、図
6において下向きの矢印で示されるように、1段下降させるので、正極性の電圧実効値が
増加し、負極性の電圧実効値が減少する方向に働く。
ステップS5またはS6の指示の後、演算回路210は、手順をステップS1に戻して
、正極性の波高値と負極性の波高値との差が閾値以内となるまで、ステップS1〜S6の
処理を繰り返し実行する。
したがって、この調整モードが終了するときには、コモン電圧Vcomは、正極性の波高
値と負極性の波高値とが絶対値でみて閾値以内とさせる電圧に制御されているので、表示
モードに移行したときにフリッカーが低減していることになる。
本実施形態によれば、コモン電極に流れる電流波形から、期間Taにおける第2ピーク
Apの波高値と期間Tcにおける第2ピークAmの波高値とを特定して、両波高値の差が閾
値以内となるようにコモン電圧を制御している。このため、本実施形態では、液晶素子の
透過率や反射率を検出するための受光素子が不要であるだけでなく、パネル100自体に
ついても従来品がそのまま適用可能である。
また、液晶素子120の1個に流れる電流は非常に小さいが、本実施形態では、複数の
液晶素子120に流れる電流を総和した波形に基づいて波高値を求めているので、検出精
度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、簡易性を優先させていたので、波高値同士を比較したが、上述
したように、期間Ta(Tc)において第1ピークAp(Am)を除いた電流波形成分が液晶
素子120の容量変化によって生じた成分であるから、第1ピークを除いた電流の積分値
同士で比較してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、第1実施形態における調整モードにおける走査信号G1〜G768を、図7の(a)に示される波形とした点において第1実施形態と相違しているが、他については第1実施形態と同様である。
詳細には、第2実施形態では、調整モードにおいて、走査信号G1〜G768を、期間Ta、Tb、Tc、Tdの各開始タイミングから期間sだけHレベルとし、他の期間においてLレベルとしたものである。
上述したように、液晶素子120の駆動電圧は、画素電極118への電圧に対して瞬時に変化するので、走査信号が期間sだけHレベルであっても、データ信号の電圧とコモン信号の電圧との差を液晶素子120に保持させるには十分である。
ところで、表示モードにおいて、TFT116がオン状態からオフ状態に切り替わると
、ゲート電極およびドレイン電極間の寄生容量に起因して、ドレイン電極(画素電極11
8)の電位が変動する現象(プッシュダウン、突き抜け、フィールドスルーなどと呼ばれ
る)が発生する。なお、TFT116がnチャネル型である場合、ドレイン電極の電位変
動方向は、極性に関係なく低位側である。
また、表示モードでは、TFT116のオフリークに起因して、液晶素子120の保持
電圧が変化してしまう傾向が無視できない場合もある。
第1実施形態における調整モードでは、TFT116が常時オンであったので、期間T
a、Tcにおいて液晶素子120に印加される電圧には、プッシュダウンやオフリークの影
響が反映される余地がなかった。これに対して、第2実施形態における調整モードでは、
表示モードと同様にTFT116がオフする段階を設けたので、期間Ta、Tcにおいて液
晶素子120に印加・保持される電圧には、プッシュダウンやオフリークの影響が反映さ
れる。このため、期間Ta、Tbで検出される電流波形にも、プッシュダウンやオフリーク
の影響が反映される。
したがって、第2実施形態では、プッシュダウンやオフリークの影響が反映された値で
コモン電圧Vcomを制御するため、より高精度にフリッカーを低減することが可能となる
<第3実施形態>
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、図8に示され
るように、検出回路206の出力信号の低周波数成分だけを通過させるLPF(low pass
filter)207を設けるとともに、走査線駆動回路130を、動作モードに応じて区別
せずに、図9の(a)に示されるように表示モードと同様に順番に走査線を選択する線順
次駆動としたものである。
このように線順次駆動とした場合、信号線107に流れる電流波形(厳密にいえば当該
電流を電圧に変換した波形)は、図9の(b)に示されるような各行での選択による電流
波形を、すなわち、走査信号G1、G2、G3、…、G768がHレベルとなったときに現れる
電流波形を、それぞれ重ね合わせたものとなる。この重ね合わせた波形のうち、第1ピー
クに相当する瞬時電流の成分は、周波数が高いので、LPF207によってカットされる
。このため、LPF207からは、図9の(c)で示されるように、周波数成分が低い第
2ピークの積分成分だけが出力される。
したがって、演算回路210は、LPF207の出力信号をデジタル変換したデジタル
データから、正極性電圧の印加に伴う第2ピークの積分成分の振幅Ipおよび負極性電圧
の印加に伴う第2ピークの積分成分の振幅Imをそれぞれ取得して、当該取得した振幅が
閾値以内となるようにコモン電圧Vcomの上昇または下降の指示をすればよい。
これにより、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、受光素子を用いることな
く、フリッカー成分を低減することができるほか、第1実施形態と比較して、走査線駆動
回路を、動作モードで区別させる必要がなくなり、さらに、波形処理して第2ピーク値を
特定する必要もなくなる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について説明する。第1(第2および第3)実施形態では、電流
波形を検出する液晶素子120を、表示に用いる液晶素子で兼用したが、この第4実施形
態では、表示に用いない(すなわち、検出専用の)液晶素子としたものである。
第4実施形態では、図10に示されるように、素子基板100aの対向面であって、表示領域101の外側には矩形形状の第1電極119が設けられ、対向基板100bには、第1電極119に対向するように第2電極109が設けられる。
このため、第1電極119と第2電極109とで液晶105を挟持する点において、画素電極118とコモン電極108とで液晶105を挟持する液晶素子120と同様である。ただし、第1電極119と第2電極109とで液晶105を挟持する液晶素子は、表示領域101の外側にあるため、視認されることはない。
第4実施形態では、電極駆動回路142が、タイミング制御回路202による制御信号Tにしたがって、第1実施形態の調整モードにおけるデータ信号ds(図4の(b)参照)と同様な信号を第1電極119に供給する。また、コモン電極駆動回路40は、コモン電圧Vcomを、途中で分岐する2つの信号線のうち、一方の信号線を介してコモン電極108に印加し、他方の信号線107を介して第2電極109に印加する構成となっている。抵抗素子Rは、コモン電圧Vcomを第2電極109に給電する信号線107に介挿されている。第4実施形態では、電極駆動回路142およびコモン電極駆動回路40が、第1電極119と第2電極109とで液晶105を挟持する液晶素子の駆動回路となる。
この第4実施形態では、電流波形を検出するための液晶素子を、表示領域101における液晶素子120とは別個に構成したので、表示領域101における液晶素子120に対し、映像信号Vidに基づく表示動作を行わせつつ、第1電極119と第2電極109とで液晶105を挟持する液晶素子に対し、電流を検出するための動作を並行して行わせることが可能である。
このため、第4実施形態では、表示領域101における液晶素子120が表示動作をしていても、視認される画像に影響を与えることなく、演算回路210等によるコモン電圧Vcomの制御が可能となる。
したがって、第4実施形態では、受光素子を用いることなく、フリッカー成分を低減することができるという効果を、視認される画像に影響を与えることなく達成することが可能となる。
なお、各実施形態において、液晶素子120は、透過型に限られず反射型であってもよ
いし、ノーマリーブラックモードに限られず、ノーマリーホワイトモードであってもよい
<電子機器>
次に、上述した実施形態に係る液晶表示装置を用いた電子機器の一例として、パネル1
00をライトバルブとして用いたプロジェクターについて説明する。図11は、このプロ
ジェクターの構成を示す平面図である。
この図に示されるように、プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白
色光源からなるランプユニット2102が設けられている。このランプユニット2102
から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロ
イックミラー2108によってR(赤)色、G(緑)色、B(青)色の3原色に分離され
て、各原色に対応するライトバルブ100R、100Gおよび100Bにそれぞれ導かれ
る。なお、B色の光は、他のR色やG色と比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐ
ために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなる
リレーレンズ系2121を介して導かれる。
このプロジェクター2100では、パネル100を含む液晶表示装置が、R色、G色、B色のそれぞれに対応して3組設けられる。ライトバルブ100R、100Gおよび100Bの構成は、上述したパネル100と同様である。R色、G色、B色のそれぞれの原色成分に対応する映像信号がそれぞれ外部上位回路から供給されて、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bがそれぞれ駆動される構成となっている。
ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、R色およびB色の光は90度に屈折する一方、G色の光は直進する。したがって、各原色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ2114によってカラー画像が投射されることとなる。





なお、ライトバルブ100R、100Gおよび100Bには、ダイクロイックミラー2
108によって、R色、G色、B色のそれぞれに対応する光が入射するので、カラーフィ
ルタを設ける必要はない。また、ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロ
イックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、ライトバルブ100G
の透過像はそのまま投射されるので、ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方
向は、ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにして、左右を反転させた像を
表示する構成となっている。
電子機器としては、図11を参照して説明したプロジェクターの他にも、テレビジョン
や、ビューファインダー型・モニタ直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーショ
ン装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレ
ビ電話、POS端末、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、タッチパネルを備えた機器等
などが挙げられる。そして、これらの各種の電子機器に対して、上記電気光学装置が適用
可能なのは言うまでもない。
10…液晶表示装置、20…制御回路、30…データ信号変換回路、40…コモン電極駆
動回路、100…パネル、101…表示領域、108…コモン電極、112…走査線、1
14…データ線、116…TFT、118…画素電極、120…液晶素子、130…走査
線駆動回路、140…データ線駆動回路、2100…プロジェクター

Claims (9)

  1. 第1電極と第2電極とにより液晶を挟持した液晶素子と、
    前記第1電極に、所定の基準電圧よりも高位側の第1電圧と低位側の第2電圧とを時間的に交互に印加するとともに、前記第2電極に所定の電圧を印加する駆動回路と、
    前記第1電極に前記第1電圧が印加された後に前記第2電極に流れる電流のうち当該第1電圧の印加による瞬時電流を除いた電流と、前記第1電極に前記第2電圧が印加された後に前記第2電極に流れる電流のうち当該第2電圧の印加による瞬時電流を除いた電流と、の差が予め定められた閾値以下になるように、前記第2電極に印加される前記所定の電圧を制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、
    当該第1電圧または前記第2電圧の印加による瞬時電流を除いた電流を、前記液晶素子に流れる電流を示す波形のうち、前記第1電圧または前記第2電圧が印加されたときから2番目に現れるピークの波高値で特定する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記駆動回路は、
    前記第1電極に、前記第1電圧または前記第2電圧を印加する前に、所定のリセット電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記第2電極に前記予め定められた電圧を給電する信号線に介挿された抵抗素子と、
    前記抵抗素子の両端電圧を検出する検出回路と、
    を有し、
    前記検出回路によって検出された両端電圧に基づき前記第2電極に流れる電流を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記制御回路は、
    前記検出回路により検出された両端電圧を濾波するローパスフィルターを有する
    ことを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1電極は、走査線が選択されたときに導通するスイッチング素子を介してデータ線に接続される画素電極であり、
    前記第2電極は、コモン電極であり、
    前記駆動回路は、
    前記走査線を選択する走査線駆動回路と、
    前記選択期間において前記データ線にデータ信号を供給するデータ線駆動回路と、
    前記コモン電極に、前記所定の電圧を供給するコモン電極駆動回路と、
    を含み、
    前記制御回路は、前記コモン電極駆動回路に対し、前記所定の電圧の上昇または下降を指示する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 前記走査線駆動回路は、
    前記走査線を選択した後、当該走査線を非選択として前記スイッチング素子を非導通とさせる
    ことを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記液晶素子を、表示領域外に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 第1電極と第2電極とにより液晶を挟持した液晶素子のうち、
    前記第1電極に、所定の基準電圧よりも高位側の第1電圧と低位側の第2電圧とを時間的に交互に印加するとともに、前記第2電極に、所定の電圧を印加し、
    前記第1電極に前記第1電圧が印加された後に前記第2電極に流れる電流のうち当該第1電圧の印加による瞬時電流を除いた電流と、前記第1電極に前記第2電圧が印加された後に前記第2電極に流れる電流のうち当該第2電圧の印加による瞬時電流を除いた電流と、の差が予め定められた閾値以下になるように、前記第2電極に印加される電圧を制御し、
    当該第1電圧または前記第2電圧の印加による瞬時電流を除いた電流を、前記液晶素子に流れる電流を示す波形のうち、前記第1電圧または前記第2電圧が印加されたときから2番目に現れるピークの波高値で特定する
    ことを特徴とする液晶表示装置の制御方法。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載の液晶表示装置を有することを特徴とする電子機器。
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