JPH09261695A - 陰極線管のフォーカス測定方法 - Google Patents

陰極線管のフォーカス測定方法

Info

Publication number
JPH09261695A
JPH09261695A JP8072856A JP7285696A JPH09261695A JP H09261695 A JPH09261695 A JP H09261695A JP 8072856 A JP8072856 A JP 8072856A JP 7285696 A JP7285696 A JP 7285696A JP H09261695 A JPH09261695 A JP H09261695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
displayed
image
distance
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8072856A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyasu Nakayabu
智康 中薮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8072856A priority Critical patent/JPH09261695A/ja
Priority to US08/823,164 priority patent/US5926211A/en
Priority to EP97302031A priority patent/EP0798940A3/en
Priority to CN97109658.9A priority patent/CN1119015C/zh
Publication of JPH09261695A publication Critical patent/JPH09261695A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/04Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for receivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管のフォーカス調整が簡単かつ正確に
できるようにする。 【解決手段】 陰極線管の管面中の所定位置に所定の画
像14を表示させて、基準となる位置から画像中の所定
位置までの距離の検出を行った状態で、陰極線管のフォ
ーカス電圧を変化させ、検出される距離の変化状態を所
定の表示手段11aに表示させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を使用し
たテレビジョン受像機やモニタ受像機のフォーカス電圧
調整に適用して好適なフォーカス測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管を使用した画像表示装置は、工
場で製造してから出荷する前に、陰極線管の管面に表示
される画像が良好になるように、電子ビームのフォーカ
ス測定を行って、適正な状態に調整する必要がある。
【0003】従来のこのフォーカス測定を行う方法とし
て、本出願人は先に陰極線管の管面に縦線と横線をクロ
スさせて表示させるいわゆるクロスハッチ画像を表示さ
せて、このクロスハッチ画像をCCDラインセンサで読
取らせて測定する方法を提案した(特願平4−3040
32号など)。この方法は、クロスハッチ画像として陰
極線管に表示された縦線の幅と横線の幅が、それぞれ最
も細くなることがCCDラインセンサの出力から検出さ
れるように、フォーカス電圧を調整するものである。こ
のように調整することで、電子ビームをジャストフォー
カス状態に調整することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
表示される線の幅を検出する方法による測定では、適正
なフォーカス状態であるジャストフォーカス状態の検出
はできても、ジャストフォーカス状態でない場合には、
現在の調整状態がオーバーフォーカス状態(正しいフォ
ーカス電圧よりも低い電圧とした状態)であるのか、或
いはアンダーフォーカス状態(正しいフォーカス電圧よ
りも高い電圧とした状態)であるのか、区別することは
出来ない不都合があった。従って、ジャストフォーカス
状態に調整するのに時間がかかると共に、精度の高いフ
ォーカス調整は困難であった。
【0005】本発明の目的は、この種の画像表示装置の
フォーカス調整が簡単かつ正確にできるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、陰極線管の管
面中の所定位置に所定の画像を表示させて、基準となる
位置から画像中の所定位置までの距離の検出を行った状
態で、陰極線管のフォーカス電圧を変化させ、検出され
る距離の変化状態を所定の表示手段に表示させるように
したものである。
【0007】本発明によると、フォーカス電圧の変化に
伴った画像の変化が表示され、オーバーフォーカス状態
からジャストフォーカス状態を経てアンダーフォーカス
状態までの変化が表示より判断でき、最も適正なフォー
カス状態や現在のフォーカス状態などを的確に判断でき
るようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、添付
図面を参照して説明する。
【0009】図1は本例の測定方法が適用されるシステ
ム構成を示す図である。この図1の構成にて測定を行う
処理を説明すると、本例の場合にはテレビジョン受像機
13の陰極線管の管面に表示されるクロスハッチ画像1
4の測定を行って、フォーカス調整を行う。即ち、コン
ピュータ装置で構成される測定制御装置11により、測
定用ビデオ信号発生器12を制御して、モノスコープ信
号と等価なフォーカス調整用クロスハッチ信号を作り、
このフォーカス調整用クロスハッチ信号を映像信号とし
てテレビジョン受像機13に供給し、テレビジョン受像
機13の管面にクロスハッチ画像14を表示させる。こ
のクロスハッチ画像14は、例えば図3に示すように、
センサで検出される付近だけを黒とし、この黒の背景中
に所定幅の輝線を所定色で縦横に交差させて表示させる
と共に、他の部分はグレイとする。このグレイ部分の輝
度レベルを可変してモノスコープ信号と等価にする。ま
た、縦横の輝線の発光色としては、例えば白色(或いは
緑などの単一の蛍光体による発光色)とする。
【0010】この状態で、マルチレンズアレー16が取
付けられたCCDラインセンサ15をテレビジョン受像
機13の管面に密着させ、表示されているクロスハッチ
画像14中の輝線の縦線及び横線を検出させる。このと
きには、マルチレンズアレー16を構成する各レンズの
ピントを、陰極線管の管面から多少ずらしておく。即
ち、図2に示すように、マルチレンズアレー16は円筒
状の微小レンズ16aが直線状に配列されて構成され、
テレビジョン受像機13の管面13aに表示された画像
をCCDラインセンサ15に入射させる光学的なリレー
部材として機能するものであるが、この各微小レンズ1
6aの管面13aに対するピントの調整状態を、管面1
3aから多少ずれた位置にピントが合うようにする。
【0011】そして、CCDラインセンサ15は、受光
部が直線状に配列されたセンサで、各受光部に蓄積した
信号電荷を読出して、検出信号としてビームサイズ測定
ユニット30に供給する。そして、ビームサイズ測定ユ
ニット30で、検出信号より縦線の水平方向の幅HW
び横線の垂直方向の幅VW を測定する。この場合の測定
処理としては、CCDラインセンサ15からビームサイ
ズ測定ユニット30に供給されるセンサ出力を基準レベ
ルと比較し、基準レベルを越えた信号の幅より幅HW
びVW を測定する。
【0012】また本例においては、この幅HW 及びVW
の他に、基準となる位置から縦線のエッジまでの位置H
L と、基準となる位置から横線のエッジまでの位置VL
とを計測するようにしてある。この位置HL 及びV
L は、上述した縦線及び横線の信号幅より幅HW 及びV
W が検出され始めるタイミングをエッジと判断して、C
CDラインセンサ15の所定位置(ここでは一端部とす
る)から、この縦線及び横線のエッジまでの距離を位置
L 及びVL とする。
【0013】即ち、図4に示すように、CCDラインセ
ンサ15及びマルチレンズアレー16を、クロスハッチ
画像14の輝線の縦線及び横線に対し斜めになるように
して、縦線,横線の何れともクロスするように設定して
測定を行う。この状態で、CCDラインセンサ15の出
力が基準レベル以上となる信号幅より、幅HW 及びV W
を検出すると共に、CCDラインセンサ15の一端部1
5aから、幅HW 及びVW のエッジまでの距離を検出し
て、位置HL 及びVL を検出する。
【0014】ここで、本例のビームサイズ測定ユニット
30内で、幅HW 及びVW と位置H L 及びVL を検出す
る構成について、図5のブロック図と、その動作を示す
図6のタイミング図を参照して説明する。なお、図6の
A,B,C,D,E,F,G,Hに示す信号は、それぞ
れ図5中の符号a,b,c,d,e,f,g,hを付与
した信号線にて伝送される信号に対応する。
【0015】まず、CCDラインセンサ15には、測定
ユニット30側の端子31から読出しスタート信号(図
6のA)を供給すると共に、測定ユニット30側の端子
32から転送クロック(図6のB)を供給する。CCD
ラインセンサ15からは、読出しスタート信号が供給さ
れるタイミングから、転送クロックに同期した速度でセ
ンサ出力(図6のC)が読出され、測定ユニット30内
のコンパレータ33の+側入力端子にこのセンサ出力が
供給される。このコンパレータ33の−側入力端子に
は、基準電源34が接続してある。従って、この基準電
源34の電圧を基準レベルとして、この基準レベル以上
のセンサ出力が、輝線の検出出力としてコンパレータ3
3から取り出される。即ち、図6のDに示すように、輝
線の検出時にハイレベルとなり、輝線を検出しないとき
にローレベルとなるパルスが、コンパレータ33から出
力される。
【0016】そして、このコンパレータ33の出力を、
垂直・水平分離回路35に供給する。この垂直・水平分
離回路35は、リセット端子Rに読出しスタート信号
(図6のA)がリセットパルスとして供給され、リセッ
トパルス供給後にパルス入力端子Cに供給される最初の
パルスをQ1 出力に供給し、次に供給されるパルスをQ
2 出力に供給する回路である。そして、この垂直・水平
分離回路35のQ1 出力を垂直幅検出パルスとし(図6
のE)、この垂直幅検出パルスをANDゲート36の一
方の入力端に供給する。このANDゲート36は、他方
の入力端に端子32からの転送クロックが供給され、垂
直幅検出パルスが立ち上がっている期間だけ、クロック
がANDゲート36に接続された端子51から出力され
る。そして、この端子51に接続されたカウンタ(図示
せず)で出力されるクロックのカウントを行うことで、
このカウント値が測定した垂直幅に相当するカウント値
となる。
【0017】また、垂直・水平分離回路35のQ2 出力
を水平幅検出パルスとし(図6のF)、この水平幅検出
パルスをANDゲート37の一方の入力端に供給する。
このANDゲート37についても、他方の入力端に端子
32からの転送クロックが供給され、水平幅検出パルス
が立ち上がっている期間だけ、クロックがANDゲート
37に接続された端子52から出力される。そして、こ
の端子52に接続されたカウンタ(図示せず)で出力さ
れるクロックのカウントを行うことで、このカウント値
が測定した水平幅に相当するカウント値となる。
【0018】また、垂直・水平分離回路35のQ1 出力
を、垂直位置検出回路38に供給する。この垂直位置検
出回路38は、リセット端子Rに読出しスタート信号
(図6のA)がリセットパルスとして供給され、リセッ
トパルス供給後にパルス入力端子Cに供給されるパルス
が立ち上がるタイミングに、Q出力が立ち上がる回路で
ある。そして、この垂直位置検出回路38のQ出力を、
インバータゲート39により反転することで、図6のG
に示すように、読出しスタート信号の立ち上がりタイミ
ングから、垂直幅検出パルスの立ち上がりタイミングま
での期間の、垂直位置検出パルスが得られる。この垂直
位置検出パルスを、ANDゲート40の一方の入力端に
供給する。このANDゲート40は、他方の入力端に端
子32からの転送クロックが供給され、垂直位置検出パ
ルスが立ち上がっている期間だけ、クロックがANDゲ
ート40に接続された端子53から出力される。そし
て、この端子53に接続されたカウンタ(図示せず)で
出力されるクロックのカウントを行うことで、このカウ
ント値が測定した垂直位置に相当するカウント値とな
る。また、垂直・水平分離回路35のQ2 出力を、水平
位置検出回路41に供給する。この水平位置検出回路4
1は、リセット端子Rに読出しスタート信号(図6の
A)がリセットパルスとして供給され、リセットパルス
供給後にパルス入力端子Cに供給されるパルスが立ち上
がるタイミングに、Q出力が立ち上がる回路である。そ
して、この水平位置検出回路39のQ出力を、インバー
タゲート42により反転することで、図6のHに示すよ
うに、読出しスタート信号の立ち上がりタイミングか
ら、水平幅検出パルスの立ち上がりタイミングまでの期
間の、水平位置検出パルスが得られる。この水平位置検
出パルスを、ANDゲート43の一方の入力端に供給す
る。このANDゲート43は、他方の入力端に端子32
からの転送クロックが供給され、水平位置検出パルスが
立ち上がっている期間だけ、クロックがANDゲート4
3に接続された端子54から出力される。そして、この
端子54に接続されたカウンタ(図示せず)で出力され
るクロックのカウントを行うことで、このカウント値が
測定した水平位置に相当するカウント値となる。
【0019】そして、このようにしてビームサイズ測定
ユニット30内のカウンタで検出された垂直幅HW 及び
水平幅VW と垂直位置HL 及び水平位置VL の測定デー
タを、測定制御装置11にデータ転送する。なお、ビー
ムサイズ測定ユニット30からCCDラインセンサ15
に供給される転送クロックは、測定用ビデオ信号発生器
12からの同期信号を受けて生成されるクロックであ
り、テレビジョン受像機13の管面での画像表示に同期
して、CCDラインセンサ15で画像の読取りが行われ
るようにしてある。
【0020】そして、測定制御装置11側では、転送さ
れたデータで示される垂直幅HW 及び水平幅VW と垂直
位置HL 及び水平位置VL を判断しながら、ステップモ
ータ19を回転させてフォーカス状態を変化させる。即
ち、測定制御装置11はビット挿入ロボット18を制御
して、ステップモータ19の先端のビットをテレビジョ
ン受像機13のフォーカス調整ボリューム20に自動挿
入し、ステップモータ19の回転によりフォーカス調整
ボリューム20を駆動制御する。このときの駆動制御と
しては、例えばフォーカス調整ボリューム20を回動さ
せることができる角度範囲全体にわたって駆動させ、測
定制御装置11ではそのときの各データHW ,VW ,H
L ,VL の変化を記憶しておく。
【0021】そして、測定制御装置11では、この各デ
ータHW ,VW ,HL ,VL の変化状態を、この測定制
御装置11に接続された表示装置11aの画面に表示さ
せる。図7は、この場合の表示例を示し、垂直位置HL
と水平位置VL の変化を、水平垂直位置グラフ100と
して表示させ、垂直幅HW と水平幅VW の変化を、ビー
ム面積グラフ110として表示させる。
【0022】この場合、水平垂直位置グラフ100は、
縦軸を垂直位置検出状態とし、横軸を水平位置検出状態
として、縦軸と横軸の直交する座標軸上に各位置の変化
状態を示すグラフとしてある。この水平垂直位置グラフ
100上に示される変化曲線101は、フォーカス調整
ボリューム20を可変させて得た変化曲線であり、一般
的にはある調整位置で垂直位置HL が最大値になると共
に、ある調整位置で水平位置VL が最小値になる。この
位置を最小点102として、そのことを示す印(ここで
は黒丸)を表示する。そして、この最小点102を境に
して、アンダーフォーカス状態の特性曲線103と、オ
ーバーフォーカス状態の特性曲線104となる。また、
変化曲線101上の現在のボリューム20の回動位置で
の検出位置を、現在点表示105(ここでは白丸での表
示)として行う。
【0023】そして、ビーム面積メータ110は、検出
した垂直幅HW と水平幅VW のデータを、測定制御装置
11内で乗算して求めたビーム面積として表示するもの
で、メータ110内の左端を最小点111としてあり、
右端を最大点112としてあり、現在のボリューム20
の調整位置でのビーム面積を、最小点111と最大点1
12との間に所定の態様で現在点113として表示させ
る。
【0024】このようにして測定したフォーカス状態の
表示を行うことで、被調整機器であるテレビジョン受像
機13の陰極線管のビームのフォーカス変化状態が正確
に判断できるようになる。即ち、水平垂直位置グラフ1
00として示される変化曲線101中の現在点表示10
5を見れば、直ちに現在のフォーカス状態がアンダーフ
ォーカス状態であるのかオーバーフォーカス状態である
のか判定できる。そして、その状態から現在点表示10
5が最小点102と一致するようにフォーカス調整ボリ
ューム20を設定すれば、最適なフォーカス状態に直ち
に設定され、フォーカス調整の精度を向上させることが
できる。なお、現在の調整状態がアンダーフォーカス状
態であるのかオーバーフォーカス状態であるのか判定で
きれば、その位置から最適なフォーカス状態に自動的に
調整することは、測定制御装置11の制御により容易に
できる。また本例においては、ビーム面積メータ110
としての表示からも、ビーム面積の変化が判り、適切な
フォーカス状態にあるのか否か容易に判断できる。
【0025】なお、図7に示す表示例では、水平垂直位
置グラフ100として変化曲線101上に現在点表示1
05を行うようにしたが、他の表示を行うようにしても
良い。例えば、図8に示すように、フォーカス調整ボリ
ューム20を回動させる前の値(即ち調整作業を開始さ
せるときの初期値)を、変化曲線101上に所定の印1
06(ここでは四角の印)で表示させるようにしても良
い。このようにすることで、フォーカス測定を行う前の
状態が判り、この調整前の状態の評価を行うことが可能
になると共に、このテレビジョン受像機13の状態を、
フォーカス測定を行う前の状態に戻すことが可能にな
る。
【0026】なお、図7に示す現在点表示105と、図
8に示す初期位置表示106とを、同一のグラフ上に同
時に行うようにしても良い。また、ビーム面積メータ1
10についても、ビームの変化状態をグラフ化して表示
するようにしても良い。さらに、ビーム面積メータ11
0は表示しないようにしても良い。
【0027】また、上述実施例においては、フォーカス
状態の変化を示すグラフとして、垂直位置HL と水平位
置VL とを直交座標で表示させるグラフとしたが、垂直
幅H W と水平幅VW とを直交座標で表示させるグラフと
しても良い。この垂直幅HWと水平幅VW との変化を示
すグラフによっても、アンダーフォーカス状態から最小
点を経てオーバーフォーカス状態となるグラフが得ら
れ、フォーカス状態を的確に判断できる。
【0028】また、上述実施例においては、交差する縦
線と横線とを表示させるクロスハッチ画像を、1個のC
CDラインセンサで読み取るようにしたが、他の形状の
画像を表示させても良く、また水平方向と垂直方向とを
別のセンサで読み取るようにしても良い。
【0029】また、上述実施例では陰極線管中の所定箇
所に表示された画像により1回の測定を行う処理につい
て説明したが、画面中の複数箇所に測定用の画像(上述
実施例ではクロスハッチ画像)を表示させて、複数の箇
所でフォーカス状態を測定して、総合的に見て適切なフ
ォーカス状態となるように、画面全体のバランスを取っ
た調整を行うようにしても良い。
【0030】また、上述実施例においては、テレビジョ
ン受像機13のフォーカス調整ボリューム20を回転さ
せて調整を行うようにしたが、調整されるテレビジョン
受像機がフォーカス制御値を記憶するメモリを備え、こ
のメモリに記憶された制御データに基づいてフォーカス
制御が行われる形式のものである場合には、測定したデ
ータに基づいてこのメモリの制御データを書き換えさせ
るだけで良く、調整のための構成がより簡単になる。
【0031】さらに、上述実施例ではテレビジョン受像
機の陰極線管のフォーカス測定を行うようにしたが、陰
極線管を備える他の画像表示装置(コンピュータ用のデ
ィスプレイ装置など)のフォーカス測定にも適用できる
ことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、フォーカス電圧の変化
に伴った画像の変化が表示され、オーバーフォーカス状
態からジャストフォーカス状態を経てアンダーフォーカ
ス状態までの変化が表示より判断でき、最も適正なフォ
ーカス状態や現在のフォーカス状態などを判断できるよ
うになり、簡単な精度の高いフォーカス調整が可能にな
る。
【0033】この場合、少なくとも縦方向と横方向のラ
インが表示される画像を表示させ、双方のラインに対し
て交差する状態でラインセンサを配置して、ラインセン
サで読み取った画像中の基準となる位置から各方向のラ
インのエッジまでの距離の変化を検出して、この検出し
たそれぞれの距離の変化を、直交する座標軸上に表示さ
せることで、オーバーフォーカス状態からアンダーフォ
ーカス状態までの変化状態が良好に表示され、任意のフ
ォーカス状態とすることが簡単にできるようになる。
【0034】また、この直交する座標軸上に表示させる
場合に、距離の変化の表示中に、それぞれの距離が最も
短い位置を表示することで、フォーカス状態の変化を示
す表示中にジャストフォーカス位置が表示されるように
なり、ジャストフォーカス状態への調整が容易にできる
ようになる。
【0035】さらに、このジャストフォーカス位置を表
示させる場合に、さらに現在のフォーカス位置を表示さ
せることで、ジャストフォーカス状態とするためにどの
程度調整すれば良いのか容易に判断できるようになり、
ジャストフォーカス状態への調整がより容易にできるよ
うになる。
【0036】さらに、距離の変化の表示中に、変化させ
る前のフォーカス電圧での位置を表示することで、調整
前の状態が判断でき、調整前の状態に戻すことが可能に
なると共に、調整後の状態との比較なども可能になる。
【0037】さらに、ラインセンサの出力に基づいた縦
方向のラインの幅の検出データと、ラインセンサの出力
に基づいた横方向のラインの幅の検出データとを乗算
し、その乗算値の変化を表示手段で同時に表示させるこ
とで、ライン幅の変化からもフォーカス状態を判断で
き、より正確な調整が可能になる。
【0038】さらにまた、基準となる位置から画像中の
所定位置までの距離として、画像中の各ラインの一方の
エッジから他方のエッジまでの距離としたことで、ライ
ンの幅の検出データによっても、上述した場合と同様な
オーバーフォーカス状態からアンダーフォーカス状態ま
での変化状態が良好に表示され、任意のフォーカス状態
とすることが簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の測定を行うための構成を示
す構成図である。
【図2】一実施例による管面の測定状態を示す説明図で
ある。
【図3】一実施例による測定時の表示画像を示す説明図
である。
【図4】一実施例によるセンサの配置状態を示す説明図
である。
【図5】一実施例による検出回路構成を示すブロック図
である。
【図6】一実施例によるフォーカス測定状態を示すタイ
ミング図である。
【図7】一実施例によるフォーカス状態の表示例(現在
位置を表示した例)を示す説明図である。
【図8】一実施例によるフォーカス状態の表示例(初期
位置を表示した例)を示す説明図である。
【符号の説明】
11 測定制御装置、12 測定用ビデオ信号発生器、
13 テレビジョン受像機、14 クロスハッチ画像、
15 CCDラインセンサ、16 マルチレンズアレ
ー、18 ビット挿入ロボット、19 ステップモー
タ、20 フォーカス調整ボリューム、30 ビームサ
イズ測定ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の管面に表示される画像のフォ
    ーカス判定方法において、 上記管面中の所定位置に所定の画像を表示させて、基準
    となる位置から上記画像中の所定位置までの距離の検出
    を行った状態で、上記陰極線管のフォーカス電圧を変化
    させ、上記検出される距離の変化状態を所定の表示手段
    に表示させるようにした陰極線管のフォーカス測定方
    法。
  2. 【請求項2】 上記所定の画像として、少なくとも縦方
    向のラインと横方向のラインとが表示される画像とし、 上記縦方向のラインと横方向のラインの双方に対して交
    差する状態でラインセンサを配置して、このラインセン
    サ中の所定位置を上記基準となる位置とし、 上記ラインセンサで読み取った画像中の基準となる位置
    から縦方向のラインのエッジまでの第1の距離の変化
    と、上記ラインセンサで読み取った画像中の基準となる
    位置から横方向のラインのエッジまでの第2の距離の変
    化とを検出し、 この検出したそれぞれの距離の変化を、直交する座標軸
    上に表示させるようにした請求項1記載の陰極線管のフ
    ォーカス測定方法。
  3. 【請求項3】 上記距離の変化の表示中に、上記第1及
    び第2の距離が最も短い位置を表示するようにした請求
    項2記載の陰極線管のフォーカス測定方法。
  4. 【請求項4】 上記距離の変化の表示中に、現在のフォ
    ーカス電圧での上記第1及び第2の距離による位置を表
    示するようにした請求項3記載の陰極線管のフォーカス
    測定方法。
  5. 【請求項5】 上記距離の変化の表示中に、上記変化さ
    せる前のフォーカス電圧での上記第1及び第2の距離に
    よる位置を表示するようようにした請求項2記載の陰極
    線管のフォーカス測定方法。
  6. 【請求項6】 上記ラインセンサの出力に基づいた上記
    縦方向のラインの幅の検出データと、上記ラインセンサ
    の出力に基づいた上記横方向のラインの幅の検出データ
    とを乗算し、 その乗算値の変化を上記表示手段で同時に表示させるよ
    うにした請求項2記載の陰極線管のフォーカス測定方
    法。
  7. 【請求項7】 上記基準となる位置から画像中の所定位
    置までの第1の距離として、画像中の縦方向のラインの
    一方のエッジから他方のエッジまでの距離とし、 上記基準となる位置から画像中の所定位置までの第2の
    距離として、画像中の横方向のラインの一方のエッジか
    ら他方のエッジまでの距離とした請求項2記載の陰極線
    管のフォーカス測定方法。
JP8072856A 1996-03-27 1996-03-27 陰極線管のフォーカス測定方法 Pending JPH09261695A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072856A JPH09261695A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 陰極線管のフォーカス測定方法
US08/823,164 US5926211A (en) 1996-03-27 1997-03-25 Method of measuring focus of cathode ray tube
EP97302031A EP0798940A3 (en) 1996-03-27 1997-03-25 Method and apparatus for measuring focus of cathode ray tube
CN97109658.9A CN1119015C (zh) 1996-03-27 1997-03-27 测量阴极射线管聚焦的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072856A JPH09261695A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 陰極線管のフォーカス測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09261695A true JPH09261695A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13501427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8072856A Pending JPH09261695A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 陰極線管のフォーカス測定方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5926211A (ja)
EP (1) EP0798940A3 (ja)
JP (1) JPH09261695A (ja)
CN (1) CN1119015C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5949922A (en) * 1996-10-14 1999-09-07 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus
KR100346194B1 (ko) * 1999-07-24 2002-07-26 삼성전자 주식회사 다이나믹 포커스 자동 조절장치 및 방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6285397B1 (en) * 1997-01-16 2001-09-04 Display Laboratories, Inc. Alignment of cathode ray tube video displays using a host computer processor
JP2002142236A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Funai Electric Co Ltd テレビジョンセット調整システム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5974781A (ja) * 1982-10-21 1984-04-27 Toshiba Corp カラ−受像管のコンバ−ゼンス測定方法およびその測定装置
US4686429A (en) * 1985-12-11 1987-08-11 Zenith Electronics Corporation CRT color convergence measurement
JP2707668B2 (ja) * 1988-12-27 1998-02-04 ミノルタ株式会社 カラーcrtのコンバーゼンス測定装置
US5440340A (en) * 1992-06-19 1995-08-08 Minolta Co., Ltd. Device for measuring characteristics of a color cathode ray tube
JP3538847B2 (ja) * 1992-11-13 2004-06-14 ソニー株式会社 フォーカス測定方法
JPH07193843A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Sony Corp Crtのフォーカス調整方法とその装置
US5504521A (en) * 1994-06-13 1996-04-02 Display Laboratories, Inc. Method and apparatus for making corrections in a video monitor during horizontal scan
JPH0888860A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Mitsubishi Electric Corp 自動画像歪補正装置
US5796425A (en) * 1995-05-16 1998-08-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Elimination of the effect of difference in vertical scanning frequency between a display and a camera imaging the display
JPH0984035A (ja) * 1995-09-08 1997-03-28 Toshiba Corp ディジタルコンバーゼンス装置
US5801767A (en) * 1996-06-11 1998-09-01 Amtran Technology Co., Ltd. Image screen automatic adjustment apparatus for video monitor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5949922A (en) * 1996-10-14 1999-09-07 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus
KR100346194B1 (ko) * 1999-07-24 2002-07-26 삼성전자 주식회사 다이나믹 포커스 자동 조절장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN1119015C (zh) 2003-08-20
EP0798940A3 (en) 1999-11-03
EP0798940A2 (en) 1997-10-01
CN1177880A (zh) 1998-04-01
US5926211A (en) 1999-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4803645A (en) Method and apparatus for measuring coordinates
CN102158654B (zh) 摄像设备和变焦方法
JP3058049B2 (ja) 液晶表示装置の対向電極調整回路
CN113611242B (zh) 一种led屏校正系数生成方法、调节方法及led屏校正系统
JPS586943B2 (ja) 電子色修正における過修正を表示する装置
CN104639827A (zh) 摄像设备及其控制方法
KR100778100B1 (ko) 기준패턴의 각도보상을 수행하는 프로젝션 텔레비젼의컨버젼스 제어장치 및 제어방법
JPH09261695A (ja) 陰極線管のフォーカス測定方法
US6072546A (en) Apparatus for and method of measuring focus
JP3538847B2 (ja) フォーカス測定方法
WO2007070231A2 (en) Color uniformity system
JPH0780717B2 (ja) 単結晶直径自動制御装置
US7224350B2 (en) Video display apparatus and video display method
JP2971892B2 (ja) オートフォーカス方式
JPH06130920A (ja) 液晶表示パネル自動調整装置
KR20160148735A (ko) 카메라 광중심 측정을 위한 영상 처리 장치 및 그 방법
KR20040107066A (ko) 화이트 밸런스 보정장치 및 방법
JP3488256B2 (ja) フォーカス調整方法および装置
KR0182515B1 (ko) 음극선관의 휘도조정장치 및 휘도조정방법
JPH02156792A (ja) コンバーゼンス測定装置
CN116540249A (zh) 摄像型测距传感器及测距方法
JPH1118114A (ja) フォーカス測定方法
JPH09304497A (ja) 電力量計調整装置
JP2943146B2 (ja) コンバーゼンス測定装置
KR0151969B1 (ko) 이 브이 알 자동조정 장치 및 그 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308