JP3055224B2 - 炊飯器の制御回路 - Google Patents
炊飯器の制御回路Info
- Publication number
- JP3055224B2 JP3055224B2 JP3166720A JP16672091A JP3055224B2 JP 3055224 B2 JP3055224 B2 JP 3055224B2 JP 3166720 A JP3166720 A JP 3166720A JP 16672091 A JP16672091 A JP 16672091A JP 3055224 B2 JP3055224 B2 JP 3055224B2
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- JP
- Japan
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- time
- cooking
- rice
- circuit
- rice cooker
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、予約機能を備えた炊飯
器の制御回路に関するものである。
器の制御回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ある設定時刻に炊飯を終了するよ
うに炊飯する、またはある設定時間後に終了するように
炊飯するといった予約炊飯機能を持ったジャー炊飯器が
普及している。
うに炊飯する、またはある設定時間後に終了するように
炊飯するといった予約炊飯機能を持ったジャー炊飯器が
普及している。
【０００３】以下に従来のジャー炊飯器の制御回路につ
いて説明する。図２は従来のジャー炊飯器の制御回路の
構成を示すものである。図２において、１は交流電源、
２は電源回路であり、回路に直流電圧を供給する。３は
底ヒータ、４は胴ヒータでありそれぞれ、リレー５、双
方向性サイリスタ６によって通電される。リレー５はリ
レー駆動回路７、双方向性サイリスタ６は双方向性サイ
リスタ駆動回路８でそれぞれ駆動される。９は温度検出
回路であり、被調理物の温度を検知する。１０は表示手
段である液晶表示素子（以後、ＬＣＤとする）、１０ａ
は現在時刻、１０ｂは炊飯終了時刻（以後、予約時刻）
を示している。１１は予約設定開始キー（以後、予約キ
ー）、１２が予約時刻の時桁を設定する時キー、１３が
予約時刻の分桁を設定する分キー、１４が炊飯開始キー
（以後、炊飯キー）、１５が温度検出回路９の検出値よ
り温度の上昇時間を測定する測定手段、１６がリレー
５、双方向性サイリスタ６の通電比率を決定する決定手
段、１７がその決定した通電比率に基づいて駆動回路
７，８を制御する制御手段、そして測定手段１５，決定
手段１６，制御手段１７はマイコン１８に内蔵されてい
るものとする。
いて説明する。図２は従来のジャー炊飯器の制御回路の
構成を示すものである。図２において、１は交流電源、
２は電源回路であり、回路に直流電圧を供給する。３は
底ヒータ、４は胴ヒータでありそれぞれ、リレー５、双
方向性サイリスタ６によって通電される。リレー５はリ
レー駆動回路７、双方向性サイリスタ６は双方向性サイ
リスタ駆動回路８でそれぞれ駆動される。９は温度検出
回路であり、被調理物の温度を検知する。１０は表示手
段である液晶表示素子（以後、ＬＣＤとする）、１０ａ
は現在時刻、１０ｂは炊飯終了時刻（以後、予約時刻）
を示している。１１は予約設定開始キー（以後、予約キ
ー）、１２が予約時刻の時桁を設定する時キー、１３が
予約時刻の分桁を設定する分キー、１４が炊飯開始キー
（以後、炊飯キー）、１５が温度検出回路９の検出値よ
り温度の上昇時間を測定する測定手段、１６がリレー
５、双方向性サイリスタ６の通電比率を決定する決定手
段、１７がその決定した通電比率に基づいて駆動回路
７，８を制御する制御手段、そして測定手段１５，決定
手段１６，制御手段１７はマイコン１８に内蔵されてい
るものとする。
【０００４】以上のように構成されたジャー炊飯器の制
御回路について、以下その動作について説明する。予約
炊飯時の時でも通常炊飯の時でも同様に、温度検出回路
９の値によって測定手段１５が時間を測定し、その時間
により決定手段１６がリレー５，双方向性サイリスタ６
の通電比率を決定する。その通電比率に基づいて制御手
段１７が駆動回路７，８をそれぞれ制御する。
御回路について、以下その動作について説明する。予約
炊飯時の時でも通常炊飯の時でも同様に、温度検出回路
９の値によって測定手段１５が時間を測定し、その時間
により決定手段１６がリレー５，双方向性サイリスタ６
の通電比率を決定する。その通電比率に基づいて制御手
段１７が駆動回路７，８をそれぞれ制御する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、予約炊飯時でも通常炊飯時での同じ通電
比率がでてしまう。予約炊飯時に通常炊飯時と同じ通電
比率で炊飯した場合、予約炊飯時においては予約時刻に
炊飯を終了するために炊飯開始までしばらく待機してい
る時間があり、通常炊飯に比べて調理物が長時間、水に
浸っており、その分調理物が吸水し、またでんぷんなど
の成分が底に沈澱するので、こげがひどくなるといった
問題点を有していた。
来の構成では、予約炊飯時でも通常炊飯時での同じ通電
比率がでてしまう。予約炊飯時に通常炊飯時と同じ通電
比率で炊飯した場合、予約炊飯時においては予約時刻に
炊飯を終了するために炊飯開始までしばらく待機してい
る時間があり、通常炊飯に比べて調理物が長時間、水に
浸っており、その分調理物が吸水し、またでんぷんなど
の成分が底に沈澱するので、こげがひどくなるといった
問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、予約炊飯時においてもこげがひどくおいしく調理で
きるジャー炊飯器の制御回路を提供することを目的とす
る。
で、予約炊飯時においてもこげがひどくおいしく調理で
きるジャー炊飯器の制御回路を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の炊飯器の制御回路は、炊飯終了時刻または炊
飯終了までの時間を設定する設定手段と、被調理物を加
熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を行うスイッ
チング素子と、そのスイッチング素子を駆動する駆動回
路と、被調理物の温度を検出する温度検出回路と、前記
温度検出回路の検出値の温度上昇にもとづいて加熱手段
の沸騰時の通電比率を決定する決定手段と、炊飯終了予
定時が予約炊飯開始時よりある時間以上後の時のみ前記
決定手段によって決定された通電比率からある値だけ減
ずる調整手段と、こうして決定された通電比率にもとづ
いて前記駆動回路を制御する制御手段よりなる構成を有
している。
に本発明の炊飯器の制御回路は、炊飯終了時刻または炊
飯終了までの時間を設定する設定手段と、被調理物を加
熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を行うスイッ
チング素子と、そのスイッチング素子を駆動する駆動回
路と、被調理物の温度を検出する温度検出回路と、前記
温度検出回路の検出値の温度上昇にもとづいて加熱手段
の沸騰時の通電比率を決定する決定手段と、炊飯終了予
定時が予約炊飯開始時よりある時間以上後の時のみ前記
決定手段によって決定された通電比率からある値だけ減
ずる調整手段と、こうして決定された通電比率にもとづ
いて前記駆動回路を制御する制御手段よりなる構成を有
している。
【０００８】
【作用】このような構成により本発明は、予約炊飯にお
いては、炊飯終了予定時が予約炊飯開始時よりある時間
以上後の場合は、決定手段により決定された通電比率か
らある値だけ減じ、その通電比率によって加熱手段を制
御する。すなわちある時間以上調理物が浸水していると
きはこげやすくなるので、通常炊飯に比べてやや弱めの
火力で調理を行ってこげをおさえ、よりおいしく調理す
ることができるものである。
いては、炊飯終了予定時が予約炊飯開始時よりある時間
以上後の場合は、決定手段により決定された通電比率か
らある値だけ減じ、その通電比率によって加熱手段を制
御する。すなわちある時間以上調理物が浸水していると
きはこげやすくなるので、通常炊飯に比べてやや弱めの
火力で調理を行ってこげをおさえ、よりおいしく調理す
ることができるものである。
【０００９】
【実施例】以上本発明の１実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【００１０】図１において、１９は交流電源、２０は電
源回路であり、回路に直流電圧を供給する。２１は底ヒ
ータ、２２は胴ヒータであり、それぞれリレー２３、双
方向性サイリスタ２４によって通電される。リレー２３
はリレー駆動回路２５、双方向性サイリスタ２４は双方
向性サイリスタ駆動回路２６によってそれぞれ駆動され
る。２７は温度検出回路であり、被調理物の温度を検知
する。２８は表示手段であるＬＣＤ、２８ａは現在時
刻、２８ｂは予約時刻を示している。２９，３０，３１
は予約時刻設定手段である予約キー，時キー，分キーで
あり、時キー３０が予約時刻の時桁を設定し、分キー３
１が予約時刻の分桁を設定する。３２が炊飯キー、３３
が温度検出回路２７の検出値より温度の上昇時間を測定
する測定手段、３４がリレー２３の通電比率Ｐｇ／１６
（１６秒周期で１６秒中Ｐｇ秒リレー２３をＯＮさせ
る）を決定する決定手段、３５が予約炊飯の際、予約時
刻が予約炊飯開始時刻より２時間以上後の時のみ決定手
段３４によって決定されたＰｇから１だけ減ずる調整手
段、３６がその決定した通電比率に基づいて駆動回路２
５，２６を制御する制御手段、そして測定手段３３，決
定手段３４，調整手段３５，制御手段３６はマイコン３
７に内蔵されているものとする。
源回路であり、回路に直流電圧を供給する。２１は底ヒ
ータ、２２は胴ヒータであり、それぞれリレー２３、双
方向性サイリスタ２４によって通電される。リレー２３
はリレー駆動回路２５、双方向性サイリスタ２４は双方
向性サイリスタ駆動回路２６によってそれぞれ駆動され
る。２７は温度検出回路であり、被調理物の温度を検知
する。２８は表示手段であるＬＣＤ、２８ａは現在時
刻、２８ｂは予約時刻を示している。２９，３０，３１
は予約時刻設定手段である予約キー，時キー，分キーで
あり、時キー３０が予約時刻の時桁を設定し、分キー３
１が予約時刻の分桁を設定する。３２が炊飯キー、３３
が温度検出回路２７の検出値より温度の上昇時間を測定
する測定手段、３４がリレー２３の通電比率Ｐｇ／１６
（１６秒周期で１６秒中Ｐｇ秒リレー２３をＯＮさせ
る）を決定する決定手段、３５が予約炊飯の際、予約時
刻が予約炊飯開始時刻より２時間以上後の時のみ決定手
段３４によって決定されたＰｇから１だけ減ずる調整手
段、３６がその決定した通電比率に基づいて駆動回路２
５，２６を制御する制御手段、そして測定手段３３，決
定手段３４，調整手段３５，制御手段３６はマイコン３
７に内蔵されているものとする。
【００１１】このように構成されたジャー炊飯器の制御
回路において、その動作について説明する。まず予約キ
ー２９を押して、予約時刻設定モードにする。ＬＣＤ２
８を見て、時キー３０，分キー３１を使用して予約時刻
２８ｂを設定する。そして炊飯キー３２を押し予約炊飯
をスタートする。
回路において、その動作について説明する。まず予約キ
ー２９を押して、予約時刻設定モードにする。ＬＣＤ２
８を見て、時キー３０，分キー３１を使用して予約時刻
２８ｂを設定する。そして炊飯キー３２を押し予約炊飯
をスタートする。
【００１２】待機時間が終わり炊飯開始時刻になると炊
飯をスタートし、底ヒータ２１、胴ヒータ２２によって
調理物を加熱していく。温度検出回路２７と測定手段３
３を用い、調理物の温度がθ３からθ４になるまでの時
間Ｔをもとめる。そして決定手段３４がその時間Ｔをも
とに通電比率Ｐｇ／１６をもとめる。調整手段は予約炊
飯の際、予約時刻が予約炊飯開始時刻より２時間以上後
の時に、Ｐｇから１減じる。そしてこの通電比率をもと
に制御手段３６は駆動回路２５，２６を制御する。
飯をスタートし、底ヒータ２１、胴ヒータ２２によって
調理物を加熱していく。温度検出回路２７と測定手段３
３を用い、調理物の温度がθ３からθ４になるまでの時
間Ｔをもとめる。そして決定手段３４がその時間Ｔをも
とに通電比率Ｐｇ／１６をもとめる。調整手段は予約炊
飯の際、予約時刻が予約炊飯開始時刻より２時間以上後
の時に、Ｐｇから１減じる。そしてこの通電比率をもと
に制御手段３６は駆動回路２５，２６を制御する。
【００１３】このように予約炊飯の際は、ある時間以上
調理物が浸水しているときはこげやすくなるので、通常
炊飯に比べてやや弱めの火力で調理を行うことによって
こげをおさえることができるものである。
調理物が浸水しているときはこげやすくなるので、通常
炊飯に比べてやや弱めの火力で調理を行うことによって
こげをおさえることができるものである。
【００１４】なお、本実施例では加熱手段にヒータを用
いたが、誘導加熱コイルあるいはガス燃焼器具を用いて
もよく、また、ヒータと誘導加熱コイルとの組み合わせ
による加熱方式であってもよい。
いたが、誘導加熱コイルあるいはガス燃焼器具を用いて
もよく、また、ヒータと誘導加熱コイルとの組み合わせ
による加熱方式であってもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明は、通電比率決定
後、炊飯終了予約時が予約炊飯開始時よりある時間以上
後の場合は、先に決定された通電比率からある値だけ減
じ、その通電比率によって加熱手段を制御する。すなわ
ち、ある時間以上調理物が浸水して調理物がよく水を吸
収し、またでんぷんも底に沈澱してこげやすくなってい
るので、通常炊飯に比べてやや弱めの火力で調理を行
う。それによって予約炊飯時においてもこげをおさえる
ことができ、よりおいしく調理することができるジャー
炊飯器の制御回路が得られるものである。
後、炊飯終了予約時が予約炊飯開始時よりある時間以上
後の場合は、先に決定された通電比率からある値だけ減
じ、その通電比率によって加熱手段を制御する。すなわ
ち、ある時間以上調理物が浸水して調理物がよく水を吸
収し、またでんぷんも底に沈澱してこげやすくなってい
るので、通常炊飯に比べてやや弱めの火力で調理を行
う。それによって予約炊飯時においてもこげをおさえる
ことができ、よりおいしく調理することができるジャー
炊飯器の制御回路が得られるものである。
【図１】本発明の一実施例におけるジャー炊飯器の制御
回路のブロック図
回路のブロック図
【図２】本発明の従来例におけるジャー炊飯器の制御回
路のブロック図
路のブロック図
２１ 底ヒータ ２２ 胴ヒータ ２３ リレー ２４ 双方向性サイリスタ ２５ リレー駆動回路 ２６ 双方向性サイリスタ駆動回路 ２７ 温度検出回路 ２８ ＬＣＤ（表示手段） ２９ 予約キー（設定手段） ３０ 時キー（設定手段） ３１ 分キー（設定手段） ３３ 測定手段 ３４ 決定手段 ３５ 調整手段 ３６ 制御手段 ３７ マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 由美子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−254715（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−68014（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A47J 27/00 G05D 23/00 - 23/32
Claims (1)
- 【請求項１】 炊飯終了時刻または炊飯終了までの時間
を設定する設定手段と、被調理物を加熱する加熱手段
と、前記加熱手段への通電を行うスイッチング素子と、
そのスイッチング素子を駆動する駆動回路と、被調理物
の温度を検出する温度検出回路と、前記温度検出回路の
検出値の温度上昇にもとづいて、加熱手段の沸騰時の通
電比率を決定する決定手段と、炊飯終了予定時が予約炊
飯開始時よりある時間以上後の時のみ前記決定手段によ
って決定された通電比率からある値だけ減ずる調整手段
と、こうして、決定された通電比率にもとづいて前記駆
動回路を制御する制御手段よりなる炊飯器の制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3166720A JP3055224B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 炊飯器の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3166720A JP3055224B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 炊飯器の制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515440A JPH0515440A (ja) | 1993-01-26 |
| JP3055224B2 true JP3055224B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=15836508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3166720A Expired - Lifetime JP3055224B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 炊飯器の制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3055224B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2848359B2 (ja) * | 1996-09-24 | 1999-01-20 | 住友電気工業株式会社 | セラミック端子板及び半導体気密封止容器並びに複合半導体デバイス |
| CN112578829B (zh) * | 2019-09-27 | 2022-06-03 | 深圳拓邦股份有限公司 | 破壁机预约制作方法、装置及破壁机 |
| CN111166194A (zh) * | 2020-01-13 | 2020-05-19 | 九阳股份有限公司 | 烹饪器具的预约烹饪方法 |
| CN114642348B (zh) * | 2020-12-17 | 2023-12-26 | 浙江苏泊尔家电制造有限公司 | 用于烹饪器具的控制方法和烹饪器具 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3166720A patent/JP3055224B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0515440A (ja) | 1993-01-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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