JP3076666B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP3076666B2 JP04102922A JP10292292A JP3076666B2 JP 3076666 B2 JP3076666 B2 JP 3076666B2 JP 04102922 A JP04102922 A JP 04102922A JP 10292292 A JP10292292 A JP 10292292A JP 3076666 B2 JP3076666 B2 JP 3076666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、炊飯器は炊飯鍋の底部に炊飯ヒー
タを設け、炊飯鍋の外側部に胴ヒータを設け、かつ炊飯
鍋を閉塞する蓋内に蓋ヒータを設け、また炊飯鍋の底部
又は外側部に温度センサを当接させ、その温度センサの
検出温度に基づいて図9に示す温度制御を行うものが知
られている。すなわち電源を投入すると先ず炊飯ヒータ
で3分間加熱動作した後5分間の加熱停止期間を設けて
ひたし炊きを行い、続いて炊飯ヒータ、胴ヒータ、蓋ヒ
ータを加熱動作して本炊飯動作を開始し、やがて炊飯鍋
内が沸騰状態になるとそのときの温度上昇率の低下によ
り温度センサで沸騰検出を行い炊飯ヒータを断続的に加
熱動作させ、やがて炊飯鍋内の水分が無くなって温度が
急激に上昇するのを温度センサで検出して炊き上がりと
し炊飯ヒータの加熱動作を停止してむらし動作に移行す
る。そしてむらし動作を15分間行った後胴ヒータ及び
蓋ヒータの加熱動作を停止して保温動作に移行する。こ
の保温動作では炊飯鍋内の温度を所定の保温温度に保つ
ために温度が低下すると胴ヒータ及び蓋ヒータを再度加
熱動作する。なお、図中(a) は炊飯ヒータの動作タイミ
ングを示し、図中(b) は胴ヒータ及び蓋ヒータの動作タ
イミングを示している。
【0003】また本炊飯からむらしに移行するときの条
件は炊飯鍋内の水分が無くなって温度が急激に上昇する
ドライアップを検出して行うが、このドライアップの検
出条件は、例えば炊飯量が少ないときにコゲが少なくな
るようにしたり、炊き込み御飯等コゲが生じやすいメニ
ューのときにコゲが少なくなるようにしたり、又好みに
よってコゲを多め、少なめにしたり、炊き上がりをかた
め、柔らかめにしたりなど炊き上がり状態を選択するこ
とによって検出温度や検出時の温度上昇率が変化するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来は、
温度センサを炊飯鍋の底部又は外側部に当接させ鍋から
の熱伝導を利用して温度検出を行っているため、感熱部
の汚れや鍋の変形や室温変動による放熱状態の変化等に
より温度センサの検出値にバラツキが生じ、このため本
来意図していた目的通りの炊飯制御ができなくなる問題
があった。そこで本発明は、温度検出精度を高めて精度
の高い炊飯制御ができる炊飯器を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
ひたし炊き制御、加熱制御、沸騰検出制御、炊き上げ制
御、むらし制御を順次行う炊飯器において、ひたし炊き
制御中に沸騰検出のための時間ta及び炊き上げ判定の
ための時間tbを設定し、加熱制御による炊飯中に鍋を
開閉する蓋の下部を加熱し、炊飯の進行に伴う蒸気の発
生による蓋下部の温度上昇率が時間ta当たり所定温度
以下に低下したとき沸騰検出を行い、この時の蓋下部温
度ST2及び鍋側面温度ST3を検出するとともに鍋の加
熱量を調整し、その後蓋下部温度が温度ST2よりも所
定温度上昇したとき炊き上げ制御を開始し、この炊き上
げ制御時に蓋下部の温度上昇率が時間tb当たり所定温
度以下に低下したとき炊き上げ判定を行い、その後鍋側
面温度が温度ST3よりも所定温度上昇したときむらし
に移行させることにある。
【0006】請求項2対応の発明は、請求項1記載の炊
飯器において、炊飯量に応じて炊き上げ判定のための時
間tbを設定することにある。請求項3対応の発明は、
請求項1記載の炊飯器において、ご飯の炊き上がり状態
が異なる炊飯コースを選択可能とし、炊飯コースに応じ
炊き上げ判定のための時間tbを設定することにあ
る。
【0007】
【作用】このような構成の本発明においては、炊飯中に
蓋の下部を加熱し、炊飯の進行に伴う蒸気の発生による
蓋下部の温度変化に応じて鍋の加熱量を調整し、その後
蓋下部の温度変化に応じてむらしに移行する。
【0008】また本発明においては、炊飯量に応じてむ
らしに移行する蓋下部の温度変化条件が設定される。
らに、選択した炊飯コースに応じてむらしに移行する蓋
下部の温度変化条件が設定される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1は炊飯器の構成を示すもので、1は炊
飯鍋、2はこの炊飯鍋1を収納した筐体である。前記筐
体2は内ケース3と外ケース4からなり、内ケース3内
の底部にはプレート5が取り付けられ、そのプレート5
の下面周囲に鍋加熱手段である加熱容量の大きな炊飯ヒ
ータ6が配置されている。
【0011】前記プレート5の下部には反射板7が設け
られ、その反射板7の下部中央の前記外ケース4上には
送風ファン8及び冷却ファン9を回転軸に取り付けたモ
ータ10が配置されている。
【0012】前記内ケース3の下部外側面には加熱容量
の小さい胴ヒータ11が配置されている。前記内ケース
3と外ケース4の間の空間部の前部には電源基板12、
操作基板13が収納されている。そして前記操作基板1
3と対向する外ケース4の部位には操作パネル14が配
置されている。
【0013】前記筐体2の上部開口部には蓋15がヒン
ジ機構16によって開閉自在に設けられている。前記蓋
15はヒンジ機構16を設けた部位と反対側の部位に設
けられたクランプボタン17によって閉成状態にロック
されるようになっている。
【0014】前記蓋15は内蓋18と外蓋19からな
り、閉塞時に前記内蓋18が前記炊飯鍋1の上部開口部
を閉塞するようになっている。前記内蓋18は取付板2
0の中央部に固定された内蓋取付軸21に取り付けら
れ、その取付板20の上面には蓋加熱手段である加熱容
量の小さい蓋ヒータ22及び蓋温度センサ23が配置さ
れている。前記内ケース3の外側縁部には側面温度セン
サ24が配置されている。前記蓋15の外蓋19の内側
には断熱材25が充填され、また前記蓋15の後部には
蒸気口26が設けられている。なお、27コードリール
である。図2は回路構成を示すブロック図で、これらの
要部は前記電源基板12及び操作基板13上に配置され
ている。
【0015】31は交流電源で、この交流電源31には
リレー32の常開接点32mを介して前記炊飯ヒータ6
が接続されるとともに、トライアック(商品名)33を
介して前記胴ヒータ11と蓋ヒータ22の並列回路が接
続されている。また前記交流電源31には電源トランス
34の1次巻線34aが接続されている。
【0016】前記電源トランス34の2次巻線34bに
は定電圧回路35の入力端子が接続されている。前記定
電圧回路35の出力端子からはDC5Vが出力され、そ
のDC5Vは制御部本体を構成するマイクロコンピュー
タ36に電源として供給されている。
【0017】前記マイクロコンピュータ36はCPU、
ROM、RAM、I/Oポート等によって構成されてい
る。前記マイクロコンピュータ36にはリレー駆動回路
37の入力端子が接続され、そのリレー駆動回路37の
出力端子に前記リレー32のコイル32cが接続されて
いる。また前記マイクロコンピュータ36にはトライア
ック駆動回路38の入力端子が接続され、そのトライア
ック駆動回路38の出力端子に前記トライアック33の
制御端子が接続されている。さらに前記マイクロコンピ
ュータ36には前記蓋温度センサ23、側面温度センサ
24及び操作パネル14が接続されている。
【0018】前記操作パネル14には炊飯スイッチ14
a、切スイッチ14b、炊飯選択手段としてのコース切
換スイッチ14c及びメニュー切換スイッチ14d、炊
飯ランプ14e、保温ランプ14f及び液晶表示器14
gが配置されている。前記液晶表示器14gは「標準」
「コゲ」「弱め」のコース表示と「白米」「炊込み/玄
米」「おかゆ」のメニュー表示を行うようになってい
る。
【0019】前記マイクロコンピュータ36は図3に示
すひたし炊き制御、図4に示す炊き上げ条件変更制御、
図5に示すメニュー条件変更制御、図6に示す沸騰検出
制御及び図7に示す炊き上げ制御を行うようにプログラ
ム設定されている。
【0020】ひたし炊き制御は、先ずリレー駆動回路3
7を駆動制御してリレー32をオンさせ炊飯ヒータ6を
加熱動作させる。またトライアック33は非導通制御し
て蓋ヒータ22及び胴ヒータ11をオフする。この状態
で4分が経過すると、炊飯ヒータ6をオフする。そして
このときの蓋温度センサ23の検出温度ST0 をメモリ
にセットする。
【0021】この状態で11分が経過すると、このとき
の蓋温度センサ23の検出温度ST1 から前回検出した
温度ST0 を減算して温度差Tを求め炊飯量検出を行
う。(炊飯量検出手段)
【0022】そして温度差Tが5℃以上であれば小量コ
ースを判定し沸騰検出のための時間taを60秒、炊き
上げ判定のための時間tbを40秒にセットする。また
温度差Tが2℃以上であれば中量コースを判定し沸騰検
出のための時間taを90秒、炊き上げ判定のための時
間tbを60秒にセットする。また温度差Tが2℃未満
であれば大量コースを判定し沸騰検出のための時間ta
を120秒、炊き上げ判定のための時間tbを80秒に
セットする。(条件設定手段)
【0023】こうして沸騰検出のための時間ta及び炊
き上げ判定のための時間tbのセットが終了すると炊飯
動作のための加熱制御を開始する。この加熱制御におい
ては炊飯ヒータ6、蓋ヒータ22及び胴ヒータ11をす
べて加熱動作させる。
【0024】炊き上げ条件変更制御は、前記操作パネル
14のコース切換スイッチ14cの操作により「標準」
「コゲ」「弱め」のいずれに設定されるかにより行われ
る。すなわち「標準」コースであればひたし制御におい
て設定された時間tbをそのままとする。また「コゲ」
コースであれば時間tbをtb+20秒に変更する。ま
た「弱め」コースであれば時間tbをtb−20秒に変
更する。
【0025】メニュー条件変更制御は、前記操作パネル
14のメニュー切換スイッチ14dの操作により「白
米」「炊込み/玄米」「おかゆ」のいずれに設定される
かにより行われる。すなわち「白米」メニューであれば
ひたし制御において設定された時間tbをそのままとす
る。また「炊込み/玄米」メニュ−であれば時間tbを
tb−10秒に変更する。
【0026】従って最終的に時間tbは炊飯量、コース
切換スイッチ14cによるコース設定及びメニュー切換
スイッチ14dによるメニュー選択の組合わせによって
決められることになる。
【0027】沸騰検出制御は、加熱制御を行っていると
きに蓋温度センサ23が90℃以上を検出すると開始さ
れる。そしてこのときの沸騰検出条件は温度上昇率がT
1 以下/taに低下したか否かを判定して行う。例えば
T1 を5℃に設定する。(沸騰検出制御手段)
【0028】そして温度上昇率が5℃以下/taに低下
すると、沸騰を検出する。そのときの蓋温度センサ23
の検出温度ST2 及び側面温度センサ24の検出温度S
T3をメモリにセットする。
【0029】その後沸騰継続制御を行い、この沸騰継続
制御中は炊飯ヒータ6を30秒間オフ、30秒間オンし
これを繰り返し行う。こうして炊飯ヒータ6の加熱力を
低下させる。
【0030】炊き上げ制御は、沸騰継続制御中に蓋温度
センサ23の検出温度がST2 +α以上、例えばαを3
℃に設定するとST2 +3℃以上に上昇するまで待ち、
ST2 +3℃以上に上昇すると炊き上げ制御を行う。こ
のときの炊き上げ検出条件は温度上昇率がT2 以下/t
bに低下したか否かを判定して行う。例えばT2 を3℃
に設定する。(炊き上げ判定制御手段)
【0031】そして温度上昇率が3℃以下/tbに低下
すると、炊き上げ判定を行い、炊飯ヒータ6をオフす
る。このとき蓋ヒータ22及び胴ヒータ11については
オンを継続する。こうして炊飯ヒータ6の加熱動作を停
止させる。
【0032】その後時間tc、例えば2分が経過するの
を待ち、2分が経過すると、そのときの側面温度センサ
24の検出温度がST3 +β以上、例えばβを1.5℃
に設定するとST3 +1.5℃以上か否かを判断し、S
T3 +1.5℃以上になっていればむらし制御に移行す
る。このむらし制御では炊飯ヒータ6をオフした状態で
蓋ヒータ22及び胴ヒータ11を30秒間オフ、30秒
間オンしこれを繰り返し行う。
【0033】また側面温度センサ24の検出温度がST
3 +1.5℃未満であれば炊き上げ判定制御を終了させ
ずに再度炊飯ヒータ6の30秒間オフ、30秒間オンを
繰り返させる。また蓋ヒータ22及び胴ヒータ11のオ
ン動作を継続させる。むらし制御は12分間行い、12
分が経過すると保温制御に移行させる。
【0034】前記マイクロコンピュータ36による以上
の制御をグラフで示すと図8に示すようになる。なお、
図中グラフaは蓋温度センサ23の検出温度グラフ、b
は側面温度センサ24の検出温度グラフ、cは炊飯鍋1
の底部の温度グラフである。また、図中(a) は炊飯ヒー
タ6の動作タイミングを示し、図中(b) は胴ヒータ11
及び蓋ヒータ22の動作タイミングを示している。
【0035】このような構成の実施例装置では、例えば
コース切換スイッチ14cで「コゲ」コースが設定さ
れ、またメニュー切換スイッチ14dで「炊き込み/玄
米」メニューが選択されて炊飯スイッチ14aが操作さ
れると、まず炊飯ヒータ6が4分間通電されてひたし炊
き制御が行われる。このひたし炊き制御では炊飯ヒータ
6への4分間通電が終了するとそのときの蓋温度センサ
23の検出温度ST0 をメモリにセットする。その後1
1分が経過するとひたし炊き制御が終了し、このときの
蓋温度センサ23の検出温度ST1 と前回の検出温度S
T0 との温度差Tを求め、その温度差Tから炊飯量を検
出する。
【0036】温度差Tが2℃以上5℃未満であれば中量
コースを判定し、時間taを90秒とし、時間tbを6
0秒とする。そして最初に「コゲ」コースが設定され、
かつ「炊き込み/玄米」メニューが選択されているの
で、時間tbについては条件が変更される。すなわち時
間tbをtb+20秒−10秒=70秒に設定する。こ
の状態で炊飯ヒータ6、胴ヒータ11及び蓋ヒータ22
の連続通電が開始されて炊飯動作が開始される。
【0037】そしてやがて蓋温度センサ23の検出温度
が90℃以上になると沸騰検出動作が開始される。沸騰
検出は蓋温度センサ23による検出温度の温度上昇率が
5℃以下/ta(90秒)に低下したかの判定により行
われる。温度上昇率が5℃以下/90秒に低下すると、
沸騰検出を行い、そのときの蓋温度センサ23の検出温
度ST2 及び側面温度センサ24の検出温度ST3 をメ
モリにセットする。そして炊飯ヒータ6を30秒間オ
フ、30秒間オンで断続的に通電し加熱力を低下させ
る。
【0038】沸騰時は蓋温度センサ23の検出温度は略
100℃で一定となるがやがて、炊飯鍋1内の水分が無
くなって空間部の沸騰水や多量の蒸気が減少する。これ
により蓋ヒータ22の発熱量との熱交換が少なくなり、
内蓋18の下面の温度が急激に上昇するようになる。す
なわちドライアップ状態となる。
【0039】しかして蓋温度センサ23の検出温度がS
T2 +3℃以上になると炊き上げ制御が開始される。そ
して温度上昇率が3℃以下/70秒に低下すると炊き上
げ判定が行われて炊飯ヒータ6はオフされる。一方、蓋
ヒータ22と胴ヒータ11は通電状態が継続される。
【0040】その後2分が経過すると、側面温度センサ
24の検出温度がST3 +1.5℃以上か否かが判断さ
れ、ST3 +1.5℃以上になっていれば蓋ヒータ22
及び胴ヒータ11が30秒間オフ、30秒間オンで断続
通電されむらし制御に移行する。そして12分間のむら
し制御が終了すると保温制御が開始されるようになる。
【0041】このように鍋のドライアップ状態を検出す
ることにより行われる炊き上げ検出を炊飯鍋1とは非接
触の蓋温度センサ23で行っているので、センサの検出
値にバラツキが生じることはほどんどなく、したがって
温度検出精度を高めて精度の高い炊飯制御ができる。ま
た炊飯鍋として外面の凹凸のあるものやガラス、セラミ
ックス、ホーロ、ステンレス、アルミニウム等各種材料
からなるものが使用できる。
【0042】また沸騰検出の条件、すなわち温度上昇率
が5℃以下/taに低下する条件の時間ta及び炊き上
げ検出の条件、すなわち温度上昇率が3℃以下/tbに
低下する条件の時間tbを、ひたし炊き制御時に検出さ
れる炊飯量に応じて変更できるようになっているので、
炊飯量に応じた精度の高い炊飯制御ができる。
【0043】さらに炊き上げ検出の条件である温度上昇
率が3℃以下/tbに低下する条件の時間tbを、コー
ス切換スイッチ14cによる「標準」「コゲ」「弱め」
のコース設定及びメニュー切換スイッチ14dによる
「白米」「炊込み/玄米」「おかゆ」のメニュー選択に
応じても変更できるようになっているので、各種炊飯状
態に応じた精度の高い炊飯制御ができる。
【0044】さらにまた、蓋温度センサ23は炊飯鍋1
を加熱する炊飯ヒータからの熱的影響を受けないので、
加熱方式を炊飯ヒータ加熱方式に変えて輻射加熱方式、
熱伝導加熱方式、電磁誘導加熱方式、マイクロ波加熱方
式等を採用しても何等支障はない。換言すれば各種の加
熱方式を使用できるものである。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、温
度検出精度を高めて精度の高い炊飯制御ができる炊飯器
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図。
【図2】同実施例の回路構成図。
【図3】同実施例のマイクロコンピュータによるひたし
炊き制御を示す流れ図。
【図4】同実施例のマイクロコンピュータによる炊上げ
条件変更制御を示す流れ図。
【図5】同実施例のマイクロコンピュータによるメニュ
ー条件変更制御を示す流れ図。
【図6】同実施例のマイクロコンピュータによる沸騰検
出制御を示す流れ図。
【図7】同実施例のマイクロコンピュータによる炊上げ
制御を示す流れ図。
【図8】同実施例における蓋温度センサ及び側面温度セ
ンサの検出温度、鍋底温度の変化と炊飯ヒータ、胴ヒー
タ、蓋ヒータの動作タイミングを示すグラフ。
【図9】従来例における温度センサの検出温度変化と炊
飯ヒータ、胴ヒータ、蓋ヒータの動作タイミングを示す
グラフ。
【符号の説明】
1…炊飯鍋、6…炊飯ヒータ、14c…コース切換スイ
ッチ、14d…メニュー切換スイッチ、15…蓋、18
…内蓋、22…蓋ヒータ、23…蓋温度センサ、36…
マイクロコンピュータ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひたし炊き制御、加熱制御、沸騰検出制
    御、炊き上げ制御、むらし制御を順次行う炊飯器におい
    て、前記ひたし炊き制御中に沸騰検出のための時間ta
    及び炊き上げ判定のための時間tbを設定し、加熱制御
    による炊飯中に鍋を開閉する蓋の下部を加熱し、炊飯の
    進行に伴う蒸気の発生による蓋下部の温度上昇率が時間
    ta当たり所定温度以下に低下したとき沸騰検出を行
    い、この時の蓋下部温度ST2及び鍋側面温度ST3を検
    出するとともに鍋の加熱量を調整し、その後蓋下部温度
    が前記温度ST2よりも所定温度上昇したとき炊き上げ
    制御を開始し、この炊き上げ制御時に蓋下部の温度上昇
    率が時間tb当たり所定温度以下に低下したとき炊き上
    げ判定を行い、その後鍋側面温度が前記温度ST3より
    も所定温度上昇したときむらしに移行させることを特徴
    とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 炊飯量に応じて炊き上げ判定のための時
    間tbを設定することを特徴とする請求項1記載の炊飯
    器。
  3. 【請求項3】 ご飯の炊き上がり状態が異なる炊飯コー
    スを選択可能とし、炊飯コースに応じて炊き上げ判定の
    ための時間tbを設定することを特徴とする請求項1記
    載の炊飯器。
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