JP3054368B2 - 広帯域fm受信を有するam/fm車両ラジオ用バックライト・アンテナ - Google Patents

広帯域fm受信を有するam/fm車両ラジオ用バックライト・アンテナ

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JP3054368B2 JP8309351A JP30935196A JP3054368B2 JP 3054368 B2 JP3054368 B2 JP 3054368B2 JP 8309351 A JP8309351 A JP 8309351A JP 30935196 A JP30935196 A JP 30935196A JP 3054368 B2 JP3054368 B2 JP 3054368B2
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  • Details Of Aerials (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に車両ラジ
オ用アンテナ・システムに関し、特に、アンテナ要素が
車両の後部窓に取り付けられ、後部窓に取り付けられた
デフォッガ要素から離れていて、広帯域FM受信を提供
するバックライト・アンテナ・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の多くは、種々のラジオ局からの振
幅変調(AM)及び周波数変調(FM)放送を受信する
ためある種のアンテナ・システムを必要とする車両ラジ
オを備える。今日の車両アンテナ・システムの多くは、
車両フェンダ、車両ルーフ、あるいは車両上のある適用
可能な場所から延在するマスト・アンテナを含む。マス
ト・アンテナは許容できるAM及びFM受信を提供する
が、マスト・アンテナの性能を更に向上させることはで
きない、即ち受信技術の現状水準を越えてAM及びFM
受信能力を増大させることができないことを車両製造者
は多年にわたり認識してきた。従って、車内の娯楽シス
テムの他の全部の範囲で達成された改良にはマスト・ア
ンテナの受信能力を含まれない。その結果、車製造者
は、車両ステレオ及びラジオ能力を増大させる要求と歩
調を合わせるため他のタイプのアンテナ設計を求めてき
た。
【0003】車両アンテナ・システムの改良には、アン
テナ要素が車両の後部窓に種々の要領で取り付けられる
バックライト・アンテナ・システムの開発が含まれてい
た。理解されているように、このようなバックライト・
アンテナ・システムは、マスト・アンテナ・システムよ
りAM受信及びFM受信の双方に対する受信性能を改善
できた。バックライト・アンテナ・システムはまた、マ
スト・アンテナより風雑音(wind noise)が
ないこと、車両上ドラッグ(drag)の低減、アンテ
ナの腐食の排除、時間に対して性能が変化しないこと、
いたずらによる破損(vandalism)の危険性が
ないこと、及び設置コストの低減を含む他の多くの利点
を提供してきた。
【0004】通常、既知のバックライト・アンテナ・シ
ステムは、車両の後部窓に既に取り付けられているデフ
ォッガ要素をAM及びFM放送の受信のためのアンテナ
として利用している。このようなバックライト・アンテ
ナ・システムの例は、Kropielnickiその他
に対して1994年3月8日に発行された米国特許第
5,293,173号及びPaulusその他に対して
1992年3月24日に発行された米国特許第5,09
9,250号に見い出すことができる。車両の後部窓に
取り付けられたデフォッガ/アンテナ要素システムの既
知の組み合わせに対しては、当該要素を加熱する高電流
信号からアンテナ信号を分離するため、当該要素と車両
DC電源との間に2つのバイファイラ巻き(bifil
ar)あるいはトロイダルのチョークを組み込む必要が
あった。これらのチョークは、上記要素へ給電するのに
必要な比較的大電流の伝搬のための低インピーダンス経
路と、ラジオ信号の伝搬に対する高インピーダンスとを
与える。比較的小さいインダクタンスの第1のチョーク
は一般にFM範囲のため用いられ、また一般に1mHよ
り大きい非常に大きいインダクタンスを持つ第2のチョ
ークは一般にAM範囲のため用いられる。低周波数に対
して、通常のヒータ要素の車体の金属に対するインピー
ダンスは、そのキャパシタンスのそれに近い。チョーク
の使用は、DC磁気の存在をこのキャパシタンスから排
除するため重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】デフォッガ/アンテナ
要素を加熱する高電流信号からアンテナ信号を分離する
ためのこれらのタイプのチョークの使用は、これらのタ
イプの既知のバックライト・アンテナ・システムに対す
る多くの不利益を含む。特に、チョークは、実施するの
に重くて高価で且つやっかいである。従って、このよう
なチョークの使用は決して望ましいものではない。
【0006】既存のデフォッガ要素をアンテナ・システ
ムのアンテナ要素として利用する他の不利益がまた存在
する。1つの特定の不利益については、窓の幅方向のデ
フォッガ要素が長いため、時に、窓を車体に固定する導
電性接着剤に端部バスバーが接触し、あるいはバスバー
要素が車体の板金に接近することになる。これは、アン
テナ要素のAM性能の劣化をもたらす、接地接続部に対
するキャパシタンスを発生する。従って、デフォッガ要
素は、或る車体のスタイルにとって適正なAM性能に対
して(車内に配置される)長さを短くしなければならな
い。このように長さを短くすると、端部バスバーが窓上
に見えるようになり、美観が低下する。従って、これら
の端部バスバーを覆うよう窓の周りの装飾部材を変更す
るため数倍の追加のコストがかかる。
【0007】既存のデフォッガ要素をアンテナ要素とし
て利用する別の欠点は、車体の窓の曇りを迅速に取り除
くため、30アンペアのオーダーが望ましい高電流を扱
わなければならない。この高電流がアンテナ要素のマッ
チング・ネットワークに印加される。高電流はマッチン
グ・ネットワークの少なくとも一部の部品に悪影響を及
ぼすので、この電流は最大電流に制限される。この最大
電流は、特定の曇り取りの用途に対して望ましいものよ
り下であり得る。
【0008】従来技術のバックライト・アンテナ・シス
テムに用いられるバイファイラ巻きチョークは、一般に
アンテナ・インピーダンス・マッチング・ネットワーク
に組み込まれている。このインピーダンス・マッチング
・ネットワークは、これらのタイプのアンテナ・システ
ムにおいて、アンテナ要素の出力を車両ラジオと関連し
た増幅器の入力とマッチングさせその結果アンテナ要素
からラジオまでのパワー伝達の減衰を低減するため必要
である。既知のインピーダンス・マッチング・ネットワ
ークは、通常、インピーダンス・マッチングにおける最
大効率を実現するためネットワーク部品あるいはネット
ワークの設計を車両毎に変えなければならない点で汎用
的でなかった。これは、上記要素と車体の間に生じるキ
ャパシタンスが車両毎に変わるためである。更に、従来
技術のアンテナ・グリッド・パターンはFM周波数で指
向性を有し、AM周波数で低利得である。
【0009】米国におけるFM送信は、88MHzから
108MHzの良く調整された周波数範囲内にある。従
って、米国において作動している車両と関連するアンテ
ナは、この特定の帯域幅に同調される。しかしながら、
他国は、そのFM送信に対して異なる調整された帯域幅
内で動作し得る。例えば、日本は、FM送信を76MH
zから90MHzの周波数帯域幅に調整している。従っ
て、日本で作動している車両と関連するアンテナは、こ
の特定の帯域幅に同調される。従って、米国及び日本の
双方で販売及び/又は作動される車両は、米国及び日本
の双方において作動される同一タイプの車両に対して別
々のアンテナ・システムを設ける必要性を排除するよう
76MHzから108MHzまでの帯域幅でFM放送に
同調されるアンテナを含むことが望ましいであろう。
【0010】必要とされるものは、チョークを含まず、
一方多数の国での動作に対して広帯域幅に応答するアン
テナを含み、且つ多種の車両に組み込むことができるマ
ッチング・ネットワークを含むAM/FM車両ラジオ用
バックライト・アンテナ・システムである。従って、本
発明の目的は、このようなアンテナ・システムを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の教示によれば、
アンテナ・システムのアンテナ要素が車両の後部窓に取
り付けられ、且つ車両の後部窓の曇りを取り除くため用
いられるデフォッガから離間しているAM/FM車両ラ
ジオ用バックライト・アンテナ・システムが開示されて
いる。アンテナ要素は、適切なFM受信のため車両の後
部窓の殆ど全体の幅に延在している。同調スタブが適切
なFM受信のため組み込まれている。2つの垂直端部バ
スバーと2つの垂直中央要素とがアンテナ要素を接続す
る。垂直要素及び同調スタブの位置及び長さとは、車体
のタイプに応じた適切なFM受信のため調整し得る。一
実施形態においては、アンテナ要素は、広帯域のFM信
号に同調するため、延在するL字形状の要素とT字形状
の要素を含む。また、アンテナ要素の2つは、垂直接続
要素により特定の位置で共に離間され且つ接続される。
マッチング回路を収容するアンテナ・モジュールが後部
窓に近接して配置されている。
【0012】本発明の追加の目的、利点及び特徴は、添
付図面と関連した以下の説明と請求の範囲から明らかと
なるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、後部窓12を備える車両
10の背面図を示す。デフォッガ・グリッド14が、後
部窓12の底部部分内に取り付けられ、後部窓12の幅
にわたり延在している。デフォッガ・グリッド14は適
当なデフォッガ・システム(図示せず)により加熱さ
れ、そのため従来技術において良く理解されているよう
にデフォッガ・グリッド14の要素を加熱してガラスの
曇りや氷を後部窓12から除去する。デフォッガ・グリ
ッド14が電気的信号に応答する導電性材料の帯辺を含
むので、車両10と関連した車両ラジオへ送られるAM
及びFM信号を受信するためデフォッガ・グリッド14
を同時に使用することはこれまでに知られていた。前述
したように、このタイプのアンテナ・システムは、改良
することができる多数の欠点を有する。
【0014】本発明の教示に従って、後部窓12の上部
に取り付けられ且つデフォッガ・グリッド14から離間
しているアンテナ・グリッド18を含むアンテナ・シス
テム16が開示されている。アンテナ・グリッド18に
より受信されたAM及びFM信号が、図示のように、車
両10のヘッダー(header)22内に固定された
アンテナ・モジュール20へ送られる。アンテナ・モジ
ュール20は、アンテナ・グリッド18からの出力を、
車両ラジオ26と関連する増幅器24に対してインピー
ダンス・マッチングさせ、そのためアンテナ・グリッド
18から増幅器24へ伝達されるパワーの減衰を低減さ
せるマッチング・ネットワーク(図1に図示せず)を含
む。アンテナ・モジュール20、増幅器24及び車両ラ
ジオ26が車両10から外れて図示されているが、アン
テナ・モジュール20がアンテナ・グリッド18に隣接
するヘッダー22内に取り付けられていることは理解さ
れるであろう。増幅器24及び車両ラジオ26は、車両
10の乗客コンパートメント内に配置することができ
る。しかしながら、増幅器24は、アンテナ・モジュー
ル20内にマッチング・ネットワーク(MN)と共に含
めることができる。以下に詳細に説明されるように、ア
ンテナ・システム16は、従来技術のバックライト・ア
ンテナ・システムを越えた多数の利点を提供する。
【0015】図2は、車両10の後部窓12の概略平面
図を示す。外側周辺線30は、後部窓12のガラスの周
辺を規定する。二点破線32は、後部窓12と部分的に
重なる車両10の車体板金を表す。デフォッガ・グリッ
ド14は、複数の平行且つ水平で等間隔のデフォッガ要
素34を後部窓12の低い方の場所に有する。水平デフ
ォッガ要素34は、各端部で2つの対向する垂直デフォ
ッガ・バスバー36及び38により接続されている。本
発明の1つの重要な特徴は、対称に位置決めされ且つ水
平デフォッガ要素34へデフォッガ・グリッド14の中
央の場所で接続されている2つの垂直短絡バー40及び
42の使用である。電流が、デフォッガ・グリッド14
の垂直バスバー36と36のうちのいずれか一つへ印加
され、その結果水平デフォッガ要素34を加熱し、従っ
て後部窓12を加熱する。反対側の垂直バスバー36又
は38は接地されている。垂直短絡バー40及び42が
接地され、それによりデフォッガ・グリッド14の水平
デフォッガ要素34の中央部分を接地して水平デフォッ
ガ要素34をその全体の長さにわたって一貫した接地基
準面を有するようにする。更に、垂直短絡バー40及び
42は、FMアンテナ特性インピーダンスにおいて存在
する寄生振動の作用を押さえ、交差偏波の作用を最小に
し、これによりFM周波数で全方向性極性応答(omn
i−directional polar respo
nse)をもたらす。
【0016】アンテナ・グリッド18は、図示のよう
に、後部窓12の全体の長さを実質的に延在する3つの
水平且つ平行で等間隔のアンテナ要素44を含む。アン
テナ要素44は、それらの端部の双方で共にアンテナ要
素バスバー46及び48により電気的に接続されてい
る。また、アンテナ要素44は、共に、2つの中央に配
置された垂直の中央要素50及び52により電気的に接
続されている。図示のように、アンテナ・グリッド18
の一方の端部に同調グリッド54があり、水平同調スタ
ブ60に接続された2つの垂直同調要素56及び58を
含む。同調グリッド54は、多種の車体のスタイルに対
して適正なFM受信を提供するための本発明の重要な特
徴である。バスバー36及び38、短絡バー40及び4
2、アンテナ要素バスバー46及び48、中央要素50
及び52、及び垂直同調要素56及び58は車体の板金
32に平行である。
【0017】アンテナ・フィード線62は、車両ラジオ
26へ送られる受信されたAM及びFM信号をアンテナ
・モジュール20に伝送する中央要素52に接続されて
いる。アンテナ・モジュール20は、アンテナ・フィー
ド線62のアンテナ・グリッド18への接続部近くに配
置され、インピーダンス不整合及び長いケーブルの走り
(run)による損失を最小にすることは一般に重要で
ある。このため、アンテナ・モジュール20はヘッダー
22に配置されている。一つの実施形態においては、ア
ンテナ・フィード線62は、300mmより短い長さの
絶縁されたワイヤである。しかしながら、アンテナ・フ
ィード線62の長さは車両毎に変え得て、300mmを
越え得る。代替アプローチは、マッチング・ネットワー
クの部品と、同軸ケーブルにおけるAMバイパスとを収
容することである。この方法は、空間的制約が問題でな
いかも知れない車両10の後部パッケージング棚(sh
elf)のような領域にアンテナ・モジュール20を配
置することを可能にする点で、パッケージングの観点か
ら極度に柔軟性がある。
【0018】アンテナ要素44は、適当な送信機(図示
せず)から放送されるAM及びFMラジオ信号に応答す
る導電性材料から作られている。アンテナ要素44は、
それらが車両ラジオに適切な周波数を受信するのに適用
可能なように半波長受信と整合するため適切な寸法にさ
れている。適正な受信を提供するため、アンテナ要素4
4と車体板金32の間のキャパシタンス及びアンテナ要
素44と水平デフォッガ要素34の間のキャパシタンス
とをしっかりと制御することは重要である。例えば、水
平デフォッガ要素34とアンテナ要素44の間に生じる
キャパシタンスがアンテナ要素44と車体板金32の間
のキャパシタンスとほぼ同じになるように、アンテナ要
素44は後部窓12のガラス上で適切に離間されるべき
である。
【0019】アンテナ要素44は、AM受信にとって適
切であるように後部窓12の垂直端部間でできるだけ長
く作られるのが望ましい。垂直要素50及び52の位置
と水平同調スタブ60の位置及び長さとは、車両の特定
の車体のスタイルに対して車両ラジオ26のFM周波数
での所望のFM受信を提供するよう設定される。換言す
ると、垂直要素50及び52の位置と水平同調スタブ6
0の位置及び長さとは、要素が適切なFM受信にとって
必要な長さを持つように車両毎に変え得る。これらの変
動は、適切な受信のため、バスバー46と中央要素50
の間、中央要素50と52の間、中央要素52とバスバ
ー48の間のそれぞれの距離を変化させる。一つの実施
形態において、アンテナ要素44、中央要素50及び5
2、及び同調グリッド54は、低挿入損失、高クオリテ
ィ・ファクターQ及び許容可能な電圧定在波比(VSW
R)でもって、88〜108MHz間のFM受信を提供
するよう構成され、寸法とされている。クオリティ・フ
ァクターQは、グリッドに蓄えられることができるエネ
ルギに関連するアンテナ・グリッドの損失性(loss
yness)の尺度であり、VSWRは、グリッドにお
ける反射波の相対的大きさである。
【0020】従って、アンテナ・グリッド18の特定の
形態は車両間で変え得る。図3は、車両10の後部窓1
2に対する代替を表すことを意図した後部窓12′の概
略平面図を示す。従って、図3において、図2のそれと
同一の要素はダッシュを付してある。図2の形態と図3
の形態との相違は、3つのアンテナ要素44に対して4
つのアンテナ要素44′があり、また同調グリッド5
4′がアンテナ・グリッド18′の左側に位置される点
にある。4つのアンテナ要素44′は、アンテナ・グリ
ッド18′とデフォッガ・グリッド14′との間の距離
を異なる車体設計に対して制御することができる方法を
提供する。アンテナ要素の2つや5つのような他の数が
他の車両設計に対して適用可能である。更に、アンテナ
・フィード線62′は垂直要素50′に電気的に接続さ
れている。
【0021】図2及び図3の特定の要素の寸法は、適正
なAM及びFM受信のため車体設計間で変えることがで
きる。一つの実施形態において、アンテナ要素44は厚
さが0.8mmであり、バスバー46及び48の厚さは
5.0mmであり、車体板金32と頂部要素44の間の
距離は38.0mmであり、アンテナ要素44間の距離
は25.4mmであり、垂直中央要素50と52の間の
距離は280.0mmで且つ中心線に対して対称であ
り、垂直要素56と58の間の距離は108.0mmで
あり、水平同調スタブ60の長さは203.0mmであ
り、垂直同調スタブ58と垂直バスバー48の間の距離
は83.0mmであり、垂直短絡バー40と42の間の
距離は330.0mmで且つ中心線に対して対称であ
る。
【0022】図3の実施形態の寸法と図2の実施形態の
それとの間の相違には、垂直要素50′と52′の間の
距離が中心線の周りで279.4mmであり、同調グリ
ッド垂直要素56′及び58′の長さが101.6mm
であり、頂部の要素44′と頂部の板金の間の距離が3
0.0mmであり、水平同調スタブ60′の長さが14
0.0mmであり、短絡バー40′と42′の間の距離
が共通の中心線の周りで508.0mmであることを含
む。これらの寸法が車体設計毎に変わり得ることは当業
者には認められるであろう。
【0023】本発明のアンテナ・システム16は、従来
技術に見られない多くの利点を提供する。1つの利点に
おいては、アンテナ・グリッド18がデフォッガ・グリ
ッド14から離間しているので、デフォッガ・グリッド
の水平デフォッガ要素34を加熱する高電流信号からア
ンテナ信号を分離する必要がない。従って、高価でやっ
かいで重いバイファイラ巻きチョークが、車両ラジオと
関連する増幅器のインピーダンスに対してアンテナ要素
の出力をマッチングさせるアンテナ・マッチング回路に
必要としない。
【0024】この利点を更に説明するため、図4は、車
両の後部窓用のデフォッガとして、且つ車両ラジオ用の
AM及びFM周波数受信として動作する要素74を持つ
デフォッガ/アンテナ・グリッド72を含む従来技術の
アンテナ・システム70を示している。該アンテナ・シ
ステム70は、第1のバイファイラ巻きチョーク76と
第2のバイファイラ巻きチョーク78を含む。高電流ヒ
ータ信号が、ライン80に印加され、デフォッガ/アン
テナ・グリッド72の要素74を加熱しガラスの曇り取
り機能を提供する。要素74により受信されたAM及び
FM信号は、第1及び第2のバイファイラ巻きチョーク
76及び78によりライン80上を戻ることを阻止され
る。第1のバイファイラ巻きチョーク76は低インピー
ダンス経路を高電流ヒータ信号に対してまた高インピー
ダンス経路をFMラジオ信号に対して提供する。第1の
バイファイラ巻きチョーク76は、FM信号の高周波数
範囲に対して有効である比較的小さいインダクタンスを
有する。第2のバイファイラ巻きチョーク78は、低周
波数のAM信号が接地へ行くのを阻止するよう作用し、
そのためライン80上の信号に対して低インピーダンス
経路としてまたAMラジオ信号に対して高インピーダン
ス経路として作用する。
【0025】AM信号は、AMバッファ増幅器82及び
フィルタリング・インダクタ84を介して出力ライン8
6に印加され、車両ラジオと関連する増幅器へ送られ
る。同様に、FM信号は、キャパシタ88を介して、要
素80のインピーダンスをラジオ増幅器のインピーダン
スとマッチングさせるマッチング回路90に印加され、
次いでFMバッファ増幅器92及びフィルタリング・キ
ャパシタ94を通る。アンテナ・システム70の動作は
当該技術において良く理解されている。
【0026】図5は、アンテナ・モジュール20内に含
まれる本発明のマッチング回路100の概略図を示す。
マッチング回路100は、88MHzから108MHz
の範囲においてアンテナ・グリッド18と増幅器24と
の間のインピーダンス・マッチングを与える。マッチン
グ回路100は、多種の車両設計にわたって用いること
ができるマッチング回路を提供する。アンテナ102
は、アンテナ・グリッド18とアンテナ・フィード線6
2とを表す。アンテナ102により受信されたAM及び
FM信号は、マッチング回路100によりインピーダン
ス・マッチングされ、車両ラジオ26の増幅器24へ最
小パワー損失で送られる。アンテナ102と接地との間
に位置する短絡キャパシタ104は、スミス・チャート
上で複素アドミッタンスを下側(時計方向)に、短絡キ
ャパシタ104のサセプタンス(リアクタンスの逆数)
に等しい、距離について一定のコンダクタンスの円に沿
って移動させる。当該技術において理解されるように、
スミス・チャートは、ラインに沿って移動するとき伝送
線のインピーダンスの図形的指示を与えるインピーダン
ス・チャートである。キャパシタ106及びインダクタ
108は、アンテナ102により受信されるFM信号を
所望の帯域幅に対して同調させ、その結果車両ラジオに
より受信される信号がこれらの帯域幅に制限される。イ
ンダクタ108は容量性サセプタンスを中和し、キャパ
シタ106のキャパシタンスと組み合わされて、アンテ
ナ負荷アドミッタンスに対して複素共役マッチングを与
えることにより直列共振回路を形成する。マッチング回
路100はまた、そのFM部分に入るAM信号と、接地
に行くAM信号とに抗するトラップとして作用する。1
つの実施形態において、キャパシタ104及び106の
値は18pFであり、インダクタ108の値は0.27
μHである。しかしながら、キャパシタ104及び10
6及びインダクタ108の値は、特定の車体のスタイル
に適合させるよう異なる車両設計に対して変えることが
できる。
【0027】以下の説明は、本発明の別の実施形態に向
けられている。図6は、車両10の後部窓であって後部
窓12を置換するよう構成された後部窓112の概略平
面図を示す。外側周辺線114は、後部窓112のガラ
スの周辺を規定する。二点破線116は、後部窓112
と部分的に重なる車両10の車体板金を表す。デフォッ
ガ・グリッド118は、複数の平行且つ水平で等間隔の
デフォッガ要素120を後部窓112の下側位置に有す
る。水平デフォッガ要素120は、各端部で共に、2つ
の対向する垂直デフォッガ・バスバー122及び124
により接続されている。本発明の重要な特徴は、図示の
ように、対称に配置され且つ水平デフォッガ要素120
にデフォッガ・グリッド118の中央の場所で接続され
ている2つの垂直短絡バー126及び128の使用であ
る。明らかなように、デフォッガ・グリッド118が前
述したデフォッガ・グリッド14と同じであり、同じ要
領で動作する。
【0028】アンテナ・グリッド132は、後部窓11
2においてデフォッガ・グリッド118より上の上側位
置に取り付けられている。アンテナ・グリッド132
は、図示のように、後部窓112のほぼ全体の幅に延在
する3つの水平且つ平行で等間隔のアンテナ要素134
を含む。アンテナ要素134は、それらの端部の双方で
共に、アンテナ要素バスバー136及び138により電
気的に接続されている。また、アンテナ要素134は、
2つの中央に配置された中央要素140及び142によ
り電気的に接続されている。アンテナ・グリッド132
の一端には、図示のように、水平同調スタブ150に接
続された2つの垂直同調要素146及び148を含む同
調グリッド144がある。同調グリッド144は、多種
の車体のスタイルに対して適正なFM受信を提供するた
めの本発明の重要な特徴である。アンテナ・フィード線
152は、中央要素142に電気的に接続され、車両ラ
ジオ26へ送られる受信されたAM及びFM信号をアン
テナ・モジュール20へ伝送する。デフォッガ・バスバ
ー122及び124、短絡バー126及び128、アン
テナ要素バスバー136及び138、垂直中央要素14
0及び142、及び垂直同調要素146及び148は全
て、一般に、図示のように、最も近接する側の車体板金
116に対して平行である。明らかなように、アンテナ
・グリッド132のこれまで説明は、前述のアンテナ・
グリッド18のそれと整合している。この事について
は、アンテナ・モジュール20の位置の要件及び前述の
他の要件はアンテナ・グリッド132に対して等しく重
要である。
【0029】アンテナ・グリッド18は、88MHzか
ら108MHzの帯域幅においてFM送信を受信するよ
う設計された。しかしながら、当業者には理解されるよ
うに、他国はFM送信を他の帯域幅に調整している。例
えば、日本はFM送信を76MHzから90MHzの範
囲に調整している。従って、日本のFM送信と米国のF
M送信の双方に対して用いることができるよう76MH
zから108MHzの範囲で送信に応答するアンテナ・
グリッドを有することが望ましい。そうすれば、同一の
アンテナ・システムを、米国と日本の双方において作動
される同一車両タイプに対して用いることができる。従
って、アンテナ・グリッド18は、帯域幅をこの範囲
へ、あるいは別の広帯域範囲へ拡張するよう修正され、
且つ依然低挿入損失と所望のクオリティ・ファクタQ及
びVSWRとを許容可能に維持しなければならない。ア
ンテナ・グリッド132が米国と日本の双方のFM送信
で使用のため76MHzから108MHzの帯域幅でF
M送信を受信することについて説明されるであろう。し
かしながら、アンテナ・グリッド132の設計を他の広
帯域周波数範囲へ拡張することができることを強調する
ものである。
【0030】アンテナの帯域幅が増加するにつれ、クオ
リティ・ファクタQは減少し、より多くの挿入損失とよ
り高いVSWRを生じる。広帯域FM送信を受信するよ
う広帯域幅で共振するように広帯域装置としてアンテナ
・グリッド132を働かせるため、且つクオリティ・フ
ァクタQを保つよう小さい帯域幅共振装置であるよう見
えるため、追加の共振要素がアンテナ・グリッド132
に追加され、アンテナ・グリッド18より帯域幅を増加
させるが許容できるクオリティ・ファクタQ、VSWR
及び挿入損失を維持する。これらの追加の要素は、図示
のように、下側の2つのアンテナ要素134の長さを2
つに切り(break)、そしてそれらを共に2つの垂
直接続要素156及び158により接続することを含
む。更に、垂直要素162と水平要素164とを有する
L字形状の要素160が、図示のように、垂直バスバー
136に接続されている。T字形状の要素166は、図
示のように、フィード線152と反対側で中央要素14
2に接続され、デフォッガ・グリッド118に向かって
下方に延在する。T字形状要素166は、垂直要素16
8及び水平T要素170を含む。L字形状要素160及
びT字形状要素166は、アンテナ・グリッド132を
広帯域FM信号に応答させるよう適用可能な同調を与え
る。
【0031】一つの実施形態において、下方に延在する
要素162は65mmの長さであり、水平に延在する要
素164は155mmの長さであり、下方に延在する要
素168は88mmの長さであり、要素156と168
の間の距離は38mmであり、中央要素140と垂直要
素158の間の距離は178mmである。更に、水平要
素150の長さは165mmであり、垂直同調要素14
6と148の間の距離は114.3mmであり、端部バ
ー138と垂直同調要素148の間の距離は88.9m
mであり、中央要素140と142の間の距離は229
mmである。残りの構成要素の寸法は、前述したアンテ
ナ・グリッド18又は18′のそれと同じである。
【0032】図5に示されるマッチング回路100は、
アンテナ・グリッド132のためのマッチング回路とし
て適用可能である。しかしながら、当業者に認められる
ように、他のマッチング回路もまた、アンテナ・グリッ
ド132を増幅器24に対してインピーダンス・マッチ
ングさせるため適用可能である。例えば、図7は、アン
テナ・グリッド132を増幅器24に対してインピーダ
ンス・マッチングさせる本発明の代替マッチング回路1
74の概略図を示す。マッチング回路174は、76M
Hzから108MHzの範囲においてアンテナ・グリッ
ド132と増幅器24との間をインピーダンス・マッチ
ングさせる。アンテナ176は、アンテナ・グリッド1
32及びフィード線152を表す。アンテナ176によ
り受信されたAM及びFM信号は、マッチング回路17
4に対してインピーダンス・マッチングされ、車両ラジ
オ26の増幅器24へ最小のパワー損失でもって送られ
る。直列キャパシタ178が、マッチング回路174の
AM出力とFM出力との間に配置され、スミス・チャー
ト上でキャパシタ178のリアクタンスと等しい、距離
についての一定抵抗の円に沿って複素インピーダンスを
下側(反時計方向)へ動かす。インダクタ180及びキ
ャパシタ182がFM出力と接地との間に接続されてい
る。インダクタ180は、容量性リアクタンスを中和
し、キャパシタ182と組み合わされて、アンテナ負荷
インピーダンスに対して複素共役のマッチングを提供す
ることにより並列共振回路を形成する。マッチング回路
174はまた、そのFM部分に入るAM信号と、接地に
行くAM信号とに抗するトラップとして作用する。
【0033】前述の説明は、本発明の例示的実施形態を
単に開示し記述するものである。当業者は、このような
説明から、また添付図面及び特許請求の範囲の記載か
ら、特許請求の範囲において規定される本発明の精神と
範囲から離れることなく種々の変化、修正及び変更をな
し得ることを容易に認めるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に従ったバックライト・アン
テナ・システムを組み込んでいる車両の背面図である。
【図2】本発明のアンテナ・システムの一実施形態を示
す、図1の車両の後部窓に取り付けられたアンテナ要素
の概略図である。
【図3】本発明のアンテナ・システムの別の実施形態を
示す、図1の車両の後部窓に取り付けられたアンテナ要
素の概略図である。
【図4】従来技術のバックライト・アンテナ・システム
のためのマッチング回路の従来技術の概略図である。
【図5】図2及び図3に示される本発明のアンテナ・シ
ステムのためのマッチング回路の概略図である。
【図6】広いFM帯域幅に応答する本発明のアンテナ・
システムの別の実施形態を示す、図1の車両の後部窓に
取り付けられたアンテナ要素の概略図である。
【図7】図6に示される本発明のアンテナ・システムの
ためのマッチング回路の概略図である。
【符号の説明】
10:車両 12、12′、112:後部窓 14、14′、118:デフォッガ・グリッド 16:アンテナ・システム 18、18′:アンテナ・グリッド 20:アンテナ・モジュール 24:増幅器 26:車両ラジオ 32、116:車体板金 34、120:デフォッガ要素 44、44′、134:アンテナ要素 46、48、136、138:アンテナ要素バスバー 50、50′、52、52′、140、142:垂直中
央要素 54、54′、144:同調グリッド 56、56′、58、58′、146、148:垂直同
調要素 60、60′、150:水平同調スタブ 62、62′、152:アンテナ・フィード線 100、174:マッチング回路 102、176:アンテナ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車両窓に設けられたアンテナ・グ
    リッドを備え、 前記アンテナ・グリッドは、前記窓の全幅にわたり実質
    的に延在する複数のアンテナ要素を含み、 前記アンテナ・グリッドは更に、対向端部で前記アンテ
    ナ要素を接続する第1及び第2の端部バスバーと、中央
    の場所で前記アンテナ要素を接続する垂直中央要素と、
    同調グリッドとを含み、 前記同調グリッドは、前記アンテナ要素に接続された2
    つの垂直同調要素と、前記垂直同調要素に接続された同
    調スタブとを含み、 前記アンテナ要素は、前記車両窓に設けられたヒーター
    ・グリッドのヒーター要素より離れた要素であり、 前記アンテナ・グリッドは更に、前記第1のバスバーに
    接続され且つ前記アンテナ・グリッドと前記ヒーター・
    グリッドの間に延在するL字形状の要素と、前記垂直中
    央要素の一つに接続され且つ前記アンテナ・グリッドと
    前記ヒーター・グリッドの間に延在するT字形状の要素
    とを含み、 前記アンテナ・グリッドに電気的に接続され、前記アン
    テナ要素により受信された信号に応答するマッチング回
    路を備える車両の車両ラジオ用アンテナ・システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のアンテナ要素の第1及び第2
    のアンテナ要素は、離間され且つ第1及び第2の接続用
    垂直アンテナ要素により互いに接続されている請求項1
    記載のアンテナ・システム。
  3. 【請求項3】 前記ヒーター・グリッドが、当該ヒータ
    ー・グリッドのヒーター要素を中央の場所で接続する第
    1及び第2の短絡バーを含む請求項1記載のアンテナ・
    システム。
  4. 【請求項4】 前記マッチング回路は、アンテナ入力、
    AM出力、FM出力及び接地接続部を含み、 前記マッチング回路は更に、AM出力とFM出力との間
    に接続された第1のキャパシタと、FM出力と接地接続
    部との間に接続された第2のキャパシタ及びインダクタ
    とを含む請求項1記載のアンテナ・システム。
  5. 【請求項5】 前記アンテナ・グリッドが、前記車両窓
    において、前記アンテナ・グリッドと車両の車体板金の
    間に生じるキャパシタンスが前記アンテナ・グリッドと
    前記ヒーター・グリッドの間に生じるキャパシタンスと
    実質的に同じであるような位置に設けられている請求項
    1記載のアンテナ・システム。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ・グリッドが前記窓におい
    て当該窓の上側の場所に取り付けられ、前記ヒーター・
    グリッドが前記窓において当該窓の下側の場所に取り付
    けられている請求項1記載のアンテナ・システム。
  7. 【請求項7】 前記アンテナ・グリッド及び前記ヒータ
    ー・グリッドが車両の後部窓内に取り付けられている請
    求項1記載のアンテナ・システム。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ・システムが76MHzか
    ら108MHzまでのFM周波数範囲に同調される請求
    項1記載のアンテナ・システム。
  9. 【請求項9】 車両の車両窓に設けられたアンテナ・グ
    リッドを備え、 前記アンテナ・グリッドは、前記窓の全幅にわたり実質
    的に延在する複数のアンテナ要素を含み、 前記アンテナ・グリッドは更に、対向端部で前記アンテ
    ナ要素を接続する第1及び第2の端部バスバーと、中央
    の場所で前記アンテナ要素を接続する垂直中央要素と、
    同調グリッドとを含み、 前記同調グリッドは、前記アンテナ要素に接続された2
    つの垂直同調要素と、前記垂直同調要素に接続された同
    調スタブとを含み、 前記アンテナ・グリッドの第1及び第2のアンテナ要素
    は、離間され且つ第1及び第2の接続用垂直アンテナ要
    素により互いに接続され、 前記アンテナ・グリッドは更に、前記第1のバスバーに
    接続されたL字形状の要素と、前記垂直中央要素の一つ
    に接続されたT字形状の要素とを含む車両の車両ラジオ
    用アンテナ・システム。
  10. 【請求項10】 前記アンテナ要素は前記車両窓に設け
    られたヒーター・グリッドのヒーター要素より離れた要
    素であり、前記L字形状要素は前記アンテナ・グリッド
    と前記ヒーター・グリッドの間に延在し、前記T字形状
    要素は前記アンテナ・グリッドと前記ヒーター・グリッ
    ドの間に延在する請求項9記載のアンテナ・システム。
  11. 【請求項11】 前記アンテナ・グリッドに電気的に接
    続され且つ前記アンテナ要素により受信された信号に応
    答するマッチング回路を更に備え、 前記マッチング回路は、アンテナ入力、AM出力、FM
    出力及び接地接続部を含み、 前記マッチング回路は更に、AM出力とFM出力との間
    に接続された第1のキャパシタと、FM出力と接地接続
    部との間に接続された第2のキャパシタ及びインダクタ
    とを含む請求項9記載のアンテナ・システム。
  12. 【請求項12】 車両の車両窓に設けられたアンテナ・
    グリッドを備え、 前記アンテナ・グリッドは前記窓の全体幅にわたり実質
    的にヒ延在する複数のアンテナ要素を含み、 前記アンテナ要素は、前記車両窓に設けられたヒータ・
    グリッドのヒータ要素により離れた要素であり、 前記アンテナ・グリッドに電気的に接続され且つ前記ア
    ンテナ要素により受信された信号に応答するマッチング
    回路を備え、 前記マッチング回路は、アンテナ入力、AM出力、FM出力
    及び接地接続部を含み、 前記マッチング回路は更に、AM出力とFM出力との間に接
    続された第1のキャパシタと、FM出力と接地接続部との
    間に接続された第2のキャパシタ及びインダクタとを含
    み、 前記複数のアンテナ要素の第1及び第2のアンテナ要素
    は、離間され且つ第1及び第2の接続用垂直アンテナ要
    素により互いに接続されている車両の車両ラジオ用アン
    テナ・システム。
  13. 【請求項13】 車両の車両窓に設けられたアンテナ・
    グリッドを備え、 前記アンテナ・グリッドは前記窓の全体幅にわたり実質
    的にヒ延在する複数のアンテナ要素を含み、 前記アンテナ要素は、前記車両窓に設けられたヒータ・
    グリッドのヒータ要素により離れた要素であり、 前記アンテナ・グリッドに電気的に接続され且つ前記ア
    ンテナ要素により受信された信号に応答するマッチング
    回路を備え、 前記マッチング回路は、アンテナ入力、AM出力、FM出力
    及び接地接続部を含み、 前記マッチング回路は更に、AM出力とFM出力との間に接
    続された第1のキャパシタと、FM出力と接地接続部との
    間に接続された第2のキャパシタ及びインダクタとを含
    み、 前記ヒーター・グリッドが、当該ヒーター・グリッドの
    ヒーター要素を中央の場所で接続する第1及び第2の短
    絡バーを含む、車両の車両ラジオ用アンテナ・システ
    ム。
  14. 【請求項14】 車両の後部窓の上側部分に設けられた
    アンテナ・グリッドを備え、 前記アンテナ・グリッドは車両の前記窓の下側部分に設
    けられたヒーター・グリッドから離間され、 前記アンテナ・グリッドは、前記窓の全幅にわたり実質
    的に延在する複数のアンテナ要素を含み、 前記アンテナ・グリッドは更に、対向端部で前記アンテ
    ナ要素を接続する第1及び第2の端部バスバーと、中央
    の場所で前記アンテナ要素を接続する垂直中央要素と、
    同調グリッドとを含み、 前記同調グリッドは、前記アンテナ要素に接続された2
    つの垂直同調要素と、前記垂直同調要素に接続された同
    調スタブとを含み、 前記アンテナ・グリッドは更に、前記第1のバスバーに
    接続され且つ前記アンテナ・グリッドと前記ヒーター・
    グリッドの間に延在するL字形状の要素と、前記垂直中
    央要素の一つに接続され且つ前記アンテナ・グリッドと
    前記ヒーター・グリッドの間に延在するT字形状の要素
    とを含み、 前記複数のアンテナ要素の第1及び第2のアンテナ要素
    は、離間され且つ第1及び第2の接続用垂直アンテナ要
    素により互いに接続され、 前記ヒーター・グリッドは、当該ヒーター・グリッドの
    ヒーター要素を中央の場所で接続する第1及び第2の短
    絡バーを含み、 前記アンテナ・グリッドは、76MHzから108MH
    zまでのFM周波数範囲に同調され、 前記アンテナ・グリッドに電気的に接続され且つ前記ア
    ンテナ要素により受信された信号に応答するマッチング
    回路を備え、 前記マッチング回路は、アンテナ入力、AM出力、FM
    出力及び接地接続部を含み、 前記マッチング回路は更に、AM出力とFM出力との間
    に接続された第1のキャパシタと、FM出力と接地接続
    部との間に接続された第2のキャパシタ及びインダクタ
    とを含み、 前記マッチング回路が前記アンテナ・グリッドに対して
    インピーダンス・マッチングされている車両の車両ラジ
    オ用アンテナ・システム。
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