JP3052425B2 - 半導体装置の配線 - Google Patents
半導体装置の配線Info
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- JP3052425B2 JP3052425B2 JP3134571A JP13457191A JP3052425B2 JP 3052425 B2 JP3052425 B2 JP 3052425B2 JP 3134571 A JP3134571 A JP 3134571A JP 13457191 A JP13457191 A JP 13457191A JP 3052425 B2 JP3052425 B2 JP 3052425B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- wiring
- tin
- semiconductor device
- semiconductor substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体基板に形成された
半導体集積回路素子を接続する半導体装置の配線に関す
る。
半導体集積回路素子を接続する半導体装置の配線に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置においては、図3に示
す様に、その半導体素子間を電気的に結線する為に、所
定の膜厚に形成されたAl薄膜及びAl薄膜と、半導体
基板との反応を抑制するTi膜,TiN膜とで構成され
ている。
す様に、その半導体素子間を電気的に結線する為に、所
定の膜厚に形成されたAl薄膜及びAl薄膜と、半導体
基板との反応を抑制するTi膜,TiN膜とで構成され
ている。
【0003】半導体基板5上にPSG膜4がパターン形
成されており、このPSG膜4に設けたコンタクトホー
ルを介して半導体基板5と接触する様にして、Ti膜
1、TiN膜2の2層構造からなる配線が形成される
(図3(a))。その後、N2 雰囲気にて熱処理をし
(図3(b))、Al−Si−Cu膜6を堆積させる
(図3(c))。
成されており、このPSG膜4に設けたコンタクトホー
ルを介して半導体基板5と接触する様にして、Ti膜
1、TiN膜2の2層構造からなる配線が形成される
(図3(a))。その後、N2 雰囲気にて熱処理をし
(図3(b))、Al−Si−Cu膜6を堆積させる
(図3(c))。
【0004】従来のAl−Si−Cu/TiN/Ti膜
のTiN/Ti膜は、Al−Si−Cu膜と半導体の基
板(コンタクト)との反応を抑える為に使用されてい
た。
のTiN/Ti膜は、Al−Si−Cu膜と半導体の基
板(コンタクト)との反応を抑える為に使用されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の配
線では、窒素雰囲気での熱処理時第2層のTiN膜にマ
イクロクラックができやすく、抵抗の均一性劣化及びバ
リア性が弱いという問題があった。
線では、窒素雰囲気での熱処理時第2層のTiN膜にマ
イクロクラックができやすく、抵抗の均一性劣化及びバ
リア性が弱いという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の配
線は、半導体基板に形成された集積回路素子を接続する
半導体装置の配線において、第1層膜としてTi膜、第
2層膜としてTiN膜、第3層膜としてWSi膜、第4
層膜としてAl−Si−Cu膜の4層構造を有すること
を特徴とする。
線は、半導体基板に形成された集積回路素子を接続する
半導体装置の配線において、第1層膜としてTi膜、第
2層膜としてTiN膜、第3層膜としてWSi膜、第4
層膜としてAl−Si−Cu膜の4層構造を有すること
を特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の半導体装置の配
線の断面図である。半導体基板5上にPSG膜4がパタ
ーン形成されており、このPSG膜4に設けたコンタク
トホールを介して半導体基板5と接触するようにしてT
i膜1,TiN膜2,Ti膜1の3層構造からなる配線
が形成され(図1(a))。その後、N2 雰囲気にて熱
処理をし(図1(b))、Al−Si−Cu膜6を堆積
させる(図1(c))。この実施例1では、TiN膜上
にTi膜を堆積させた後、N2 雰囲気で熱処理を行なう
為、TiN膜にマイクロクラックができにくく、抵抗の
均一性及びバリア性に優れているという効果がある。
線の断面図である。半導体基板5上にPSG膜4がパタ
ーン形成されており、このPSG膜4に設けたコンタク
トホールを介して半導体基板5と接触するようにしてT
i膜1,TiN膜2,Ti膜1の3層構造からなる配線
が形成され(図1(a))。その後、N2 雰囲気にて熱
処理をし(図1(b))、Al−Si−Cu膜6を堆積
させる(図1(c))。この実施例1では、TiN膜上
にTi膜を堆積させた後、N2 雰囲気で熱処理を行なう
為、TiN膜にマイクロクラックができにくく、抵抗の
均一性及びバリア性に優れているという効果がある。
【0008】図2は本発明の実施例2の半導体装置の配
線の断面図である。半導体基板5上にPSG膜4がパタ
ーン形成されており、このPSG膜4に設けたコンタク
トホールを介して半導体基板5と接触するようにして、
Ti膜1,TiN膜2,WSi膜3の3層構造からなる
配線が形成され(図2(a))。その後、N2雰囲気に
て熱処理をし(図2(b))、Al−Si−Cu膜6を
堆積させる(図2(c))。この実施例2では、TiN
膜上にWSi膜を堆積させた後、N2 雰囲気で熱処理を
行なう為、TiN膜にマイクロクラックができにくく、
抵抗の均一性及びバリア性に優れているという効果があ
る。
線の断面図である。半導体基板5上にPSG膜4がパタ
ーン形成されており、このPSG膜4に設けたコンタク
トホールを介して半導体基板5と接触するようにして、
Ti膜1,TiN膜2,WSi膜3の3層構造からなる
配線が形成され(図2(a))。その後、N2雰囲気に
て熱処理をし(図2(b))、Al−Si−Cu膜6を
堆積させる(図2(c))。この実施例2では、TiN
膜上にWSi膜を堆積させた後、N2 雰囲気で熱処理を
行なう為、TiN膜にマイクロクラックができにくく、
抵抗の均一性及びバリア性に優れているという効果があ
る。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
l−Si−Cu膜の下層がTi膜/TiN膜/Ti膜も
しくはWSi膜/TiN膜/Ti膜の3層構造となって
いる為、Al−Si−Cu膜を堆積する前のN2 雰囲気
での熱処理で、TiN膜にマイクロクラックが発生せ
ず、抵抗の均一性及びバリア性に優れているという効果
を有する。従来のTi膜/TiN膜構造だと、マイクロ
クラックは約50%の確率で発生するが、上記3層構造
にすると、マイクロクラックは発生しない。
l−Si−Cu膜の下層がTi膜/TiN膜/Ti膜も
しくはWSi膜/TiN膜/Ti膜の3層構造となって
いる為、Al−Si−Cu膜を堆積する前のN2 雰囲気
での熱処理で、TiN膜にマイクロクラックが発生せ
ず、抵抗の均一性及びバリア性に優れているという効果
を有する。従来のTi膜/TiN膜構造だと、マイクロ
クラックは約50%の確率で発生するが、上記3層構造
にすると、マイクロクラックは発生しない。
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例2の縦断面図である。
【図3】従来の配線の縦断面図である。
1 Ti膜 2 TiN膜 3 WSi膜 4 PSG膜 5 半導体基板 6 Al−Si−Cu膜
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/321 H01L 21/3213 H01L 21/768 H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/51 H01L 29/872
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板に形成された集積回路素子を接
続する半導体装置の配線において、第1層膜としてTi
膜、第2層膜としてTiN膜、第3層膜としてWSi
膜、第4層膜としてAl−Si−Cu膜の4層構造を有
することを特徴とする半導体装置の配線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134571A JP3052425B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の配線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134571A JP3052425B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の配線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359512A JPH04359512A (ja) | 1992-12-11 |
JP3052425B2 true JP3052425B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=15131459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3134571A Expired - Lifetime JP3052425B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 半導体装置の配線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052425B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP3134571A patent/JP3052425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04359512A (ja) | 1992-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000307 |