JP3050548B1 - 化粧材容器のカ―トリッジおよび化粧材容器 - Google Patents

化粧材容器のカ―トリッジおよび化粧材容器

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JP3050548B1
JP3050548B1 JP11093627A JP9362799A JP3050548B1 JP 3050548 B1 JP3050548 B1 JP 3050548B1 JP 11093627 A JP11093627 A JP 11093627A JP 9362799 A JP9362799 A JP 9362799A JP 3050548 B1 JP3050548 B1 JP 3050548B1
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Abstract

【要約】 【課題】カートリッジの取り外しにより棒状化粧材がオ
ートリターンする化粧材容器のカートリッジまたは化粧
材容器において、容器本体の構成を簡略化できるととも
に、様々な種類の棒状化粧材に適合可能であり、またオ
ートリターンの動作が安定するものを提供することを目
的とする。 【解決手段】 先筒10内に回転不能かつ摺動可能に竿
体20を収容し、竿体20は外周に巻装されたスプリン
グ6により常時下方に付勢されるようにする。竿体20
内には案内ロッド30を収容し、案内ロッド30の案内
突起31を竿体20の螺旋溝25に螺合させる。案内ロ
ッド30は下端の係合条部34において、容器本体3の
ローレット軸43と回転不能に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状化粧材を繰り
出し可能に収容する化粧材容器および化粧材容器のカー
トリッジの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】カートリッジ内に収容されたアイライナ
ー、アイブロー、アイシャドー、口紅等の棒状化粧材
を、カートリッジと容器本体との回転によって、カート
リッジ上端開口から繰り出す化粧材容器としては、例え
ば、特開昭60−48706号公報、実公平4−309
61号公報等に提案がなされている。
【0003】さらに、このような化粧材容器において、
容器本体からカートリッジを取り外すと、カートリッジ
から繰り出されていた棒状化粧材が自動的にカートリッ
ジ内に収容されるものが、例えば本出願人による実公平
3−50814号公報、実公平6−21390公報等に
提案されている。
【0004】このうち、実公平3−50814号公報の
化粧材容器では、容器本体に繰出機構が設けられる。こ
の繰出機構は、容器本体に装着されたカートリッジの回
転に伴って作動し、容器本体に軸方向摺動可能に設けら
れた押出桿を繰り出す。この押出桿に押し出されて、カ
ートリッジ内の棒状化粧材が繰り出される。また、押出
桿と棒状化粧材の支持部材のそれぞれにはリターンスプ
リングが設けられ、カートリッジが容器本体から取り外
された場合には、オートリターンするようになってい
る。
【0005】また、実公平6−21390公報公報の化
粧材容器では、繰出機構はカートリッジ側に設けられ、
容器本体には軸棒が立設される。この軸棒は、繰出機構
により繰り出されて行く押棒の案内軸であり、押棒と回
転不能かつ軸方向摺動可能に係合する。これにより、容
器本体とカートリッジが回転すると、カートリッジに対
して押棒が回転し、繰出機構によって押棒が繰り出さ
れ、押棒上端に保持された棒状化粧材が繰り出されてい
く。また、カートリッジ側には、押棒を初期位置に押し
戻すリターンスプリングが設けられ、容器本体からカー
トリッジを取り外したときには、棒状化粧材は初期位置
に引き戻されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平3−50814号公報の化粧材容器では、容器本体
からカートリッジを取り外したときに、容器本体側の押
出桿とカートリッジ側の棒状化粧材の支持部材のそれぞ
れをリターンさせるため、別々のリターンスプリングが
必要となり、化粧材容器全体のコストが上昇してしま
う。また、化粧材容器は、カートリッジ相当の長さに押
出桿相当の長さを加えた全長が必要となり、化粧材容器
が長大化してしまう。
【0007】一方、実公平6−21390公報の化粧材
容器では、リターンスプリングは一つで済み、また化粧
材容器の全長も比較的短くできる利点はあるが、この化
粧材容器では、少なくとも押棒のストローク分の長さを
持つ軸棒を容器本体に立設する必要があるため、容器本
体の構成が複雑化してしまう。また、押棒には軸棒が係
合する穴を形成する必要があり、ある程度の太さが必要
となるため、この押棒の太さ分、化粧材容器は太くなら
ざるを得ず、細径の化粧材に適用しうるものとするのが
難しい。さらに、繰出機構の作動時に押棒は容器本体と
同期回転するため、繰り出される棒状化粧材がカートリ
ッジに対して回転しないようにするためには、棒状化粧
材の支持部材を押棒と分離して構成しなければならず、
カートリッジの構成が複雑化してしまう。
【0008】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、カートリッジの取り外しにより棒状化粧
材がオートリターンする化粧材容器のカートリッジまた
は化粧材容器において、容器本体の構成を簡略化できる
とともに、様々な種類の棒状化粧材に適合可能であり、
またオートリターンの動作が安定するものを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、容器本
体に着脱自在に収容され、内部に棒状化粧材を収容保持
し、前記容器本体との回動により上端開口から棒状化粧
材を進退させる化粧材容器のカートリッジにおいて、前
記上端開口を備えた先筒と、上端に化粧材保持部を設け
た移動部材と、この移動部材を前記先筒内に回転不能か
つ摺動可能に保持する摺動機構と、前記先筒内に回転可
能かつ摺動不能に保持される繰出部材と、前記移動部材
と前記繰出部材の回転により前記移動部材を軸方向に繰
り出す繰出機構と、前記移動部材を常時後方に付勢する
スプリングとを備え、前記繰出部材に前記容器本体と同
期係合する同期係合部を設けた。
【0010】第2の発明では、前記移動部材である竿体
に螺旋筒部を備え、この螺旋筒部内に前記繰出部材であ
る案内ロッドを収容し、前記繰出機構は前記螺旋筒部と
前記案内ロッドを螺合係合させる機構である。
【0011】第3の発明では、前記案内ロッドの下端に
前記螺旋筒部に収容されない大径部を形成し、前記案内
ロッドはこの大径部において前記先筒に回転可能かつ摺
動不能に係合するとともに、この大径部に前記同期係合
部を形成した。
【0012】第4の発明では、前記スプリングは前記竿
体外周に巻装されたコイルスプリングであり、このコイ
ルスプリングの上端は前記先筒に形成された下向き段部
に当接し、前記コイルスプリングの下端は前記竿体に形
成された係止部に当接する。
【0013】第5の発明では、前記化粧材保持部は複数
の爪片から構成され、前記摺動機構は、前記先筒上部側
の内周面に形成された複数の摺動溝と、これらの摺動溝
のそれぞれに回動不能かつ摺動可能に係合する前記複数
の爪片と、これらの爪片の下方に延設され前記複数の摺
動溝のそれぞれに回動不能かつ摺動可能に係合する突条
とから構成され、前記棒状化粧材は前記複数の摺動溝の
間で前記先筒内周面により保持されるようにした。
【0014】第6の発明では、前記摺動機構は、前記先
筒下部側の内周面に形成された摺動溝と、前記竿体下端
のフランジ外周に形成されこの摺動溝に回動不能かつ摺
動可能に係合する係合部とからなる。
【0015】第7の発明では、前記摺動機構は、前記先
筒内に設けられた小径部内周の摺動溝と、前記竿体外周
に形成されこの摺動溝に回動不能かつ摺動可能に係合す
る突条とからなる。
【0016】第8の発明では、前記化粧材保持部の径を
前記螺旋筒部の径よりも太くする一方、前記摺動機構
は、前記先筒内に設けられた小径部内周の摺動溝と、前
記螺旋筒部外周に形成されこの摺動溝に回動不能かつ摺
動可能に係合する突条とから構成されるとともに、前記
竿体下部にベンド突起を形成し、このベンド突起をスプ
リング下端と当接する前記係止部とした。
【0017】第9の発明では、前記螺旋筒部内周面に形
成された螺旋溝に前記案内ロッド外周に形成された案内
突起を係合させて前記繰出機構を構成するとともに、前
記螺旋筒部の下端部側に前記案内突起が前記螺旋溝から
脱出する領域を形成することにより、前記竿体のストロ
ークは前記案内突起が前記螺旋溝から脱出したところで
上昇限に達するようにした。
【0018】第10の発明では、前記先筒外周と前記容
器本体内周との間にOリングを備え、このOリングによ
り発生する摩擦力が前記スプリングが前記先筒と前記容
器本体とを逆回転させようとする反発力よりも大きくな
るようにした。
【0019】第11の発明では、第1から第10のいず
れか一つの発明のカートリッジと、このカートリッジが
着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリ
ッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒は
前記容器本体に対して回転可能である一方、前記繰出部
材は前記同期係合部を介して前記容器本体に回転不能に
連結する。
【0020】
【発明の作用および効果】本発明において、化粧材容器
から棒状化粧材を繰り出すときには、カートリッジを容
器本体に収容した状態で、カートリッジの先筒を容器本
体に対して所定の正転方向に回転させる。この場合、移
動部材(第2の発明では竿体)と先筒は摺動機構によ
り、また繰出部材(第2の発明では案内ロッド)と容器
本体は同期係合手段により、それぞれ回転を禁止されて
いるので、移動部材と繰出部材(竿体と案内ロッド)は
回転動作する。これにより、繰出機構は移動部材をスト
ロークさせ、棒状化粧材は先筒の先端開口から繰り出さ
れる。
【0021】一方、棒状化粧材を化粧材容器に引き戻す
ときには、先筒と容器本体を繰出時と逆回転させ、竿体
をストローク下限方向にストロークさせる。あるいは棒
状化粧材が繰り出された状態のままでカートリッジを化
粧材容器から取り外すことにより、スプリングのバネ力
で移動部材をストローク下限側に引き戻し、棒状化粧材
が自動的に先筒内部に引き込まれるようにする(オート
リターンさせる)。また、棒状化粧材のストロークにお
いて、棒状化粧材は先筒に対して回転しないので、棒状
化粧材はスムーズな安定した動作でストロークし、特に
オートリターンする場合でも棒状化粧材が折れてしまう
等の事故も生じにくい。
【0022】また本発明では、移動部材(第2の発明で
は竿体)と繰出部材(第2の発明では案内ロッド)を先
筒内に収容して保持するようになっており、繰出機構
は、先筒に対してストロークしない繰出部材に対して、
移動部材をストロークさせるようになっているので、特
にオートリターン式の化粧材容器において化粧材容器の
構成を簡略化でき、製造コストの低減を図り得る。すな
わち、本発明では、リターンスプリングとして、移動部
材をリターンさせるスプリングを一つだけ備えればよ
い。また、容器本体側に繰出機構がない分、化粧材容器
の全長を短くできる。また、移動部材は先筒に対して回
転動作をしないので、化粧材保持部を先筒に対して回転
しないように分離構成する必要が無く、カートリッジ側
の構成が単純となる。さらに、容器本体には、容器本体
に対してストロークしない繰出部材が同期係合部を介し
て回転不能に連結されるので、移動部材の案内軸等の余
計な構成を設ける必要が無く、容器本体の構成が簡略化
できる。したがって、化粧材容器は全体として簡略化さ
れ、また全体の製造コストを低減できる。
【0023】また、第3の発明では、案内ロッドと先筒
の回転可能かつ摺動不能な係合、および案内ロッドと容
器本体の同期係合は、大径部においてなされるので、こ
れらの係合機構はコンパクトかつ簡素に構成でき、化粧
材容器の構成の簡素化および低コスト化を図り得る。
【0024】また、第4の発明では、コイルスプリング
を竿体外周に巻装し、このコイルスプリングを先筒の下
向き段部と竿体の係止部の間に介装するようにしたの
で、スプリングの装着構造は簡素な構成とできるととも
に、スプリングの装着作業は容易に行え、化粧材容器の
製造コスト削減を図り得る。
【0025】また、第5の発明では、化粧材保持部を爪
片で構成し、棒状化粧材をこれらの爪片の間において先
筒内周面により側方から支持するので、カートリッジ径
を最小限としつつ、棒状化粧材を確実に保持でき、棒状
化粧材が細径であってもストローク時に折れてしまうよ
うなことを防止できる。
【0026】また、第6、第7の発明では、先筒上部側
の内周面(棒状化粧材が収容される部分の内周面)には
摺動溝が形成されないので、この内周面を凹凸がないフ
ラットな面とできる。したがって、化粧材容器を棒状化
粧材が透けて見えるタイプ(いわゆるスケルトンタイ
プ)とした場合でも、美しく構成できる。また、液状の
芯材をこの凹凸のない先筒内周面に流し込んで棒状化粧
材を形成することも可能となる。
【0027】また、第8の発明では、スプリングの下端
が当接する係止部はベンド突起となるので、先筒に小径
部を設けた化粧材への案内ロッドの装着作業は、ベンド
突起の折れ曲がりにより支障無く容易に行い得る。
【0028】また、第9の発明では、案内突起が螺旋溝
から脱出することにより、棒状化粧材の繰出ができなく
なり、竿体はストロークは上昇限に達する。また、上昇
限に達した竿体はスプリングにより下方に付勢されてい
るので、カートリッジと容器本体を空回りさせると、竿
体の螺旋溝端部と案内ロッドの案内突起との接触音がし
て、ストロークが上限に至ったことが使用者に知らされ
る。したがって、化粧材容器は、カートリッジ内の機構
に無理がかかるような操作がなされず、破損を未然に防
止することができる。
【0029】また、第10の発明では、Oリングにより
発生する摩擦力はスプリングの反発力よりも大きく設定
されているので(摩擦力により与えられるトルクがスプ
リングの反発力により与えられるトルクよりも大きく設
定されているので)、カートリッジを回転させた場合に
スプリングがカートリッジを逆回転させようとする力に
対抗してカートリッジの回転位置を保持する機構を、低
コストで構成できる。また、Oリングは、カートリッジ
の回動操作に適切な重み(抵抗感)を与えるようにも作
用し、回動操作をする使用者には重厚な繰出感を与える
とともに、カートリッジのぐらつきを押さえる役割をも
果たす。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0031】図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を
示すもので、図1はカートリッジ2を容器本体3に装着
した状態における化粧材容器1の断面図、図2は竿体2
0の斜視図、図3は図1のA−A断面図である。
【0032】図示されるように、化粧材容器1は、カー
トリッジ2と、このカートリッジ2が装着される容器本
体3からなる。また、カートリッジ2は、先筒10,竿
体20,案内ロッド30、Oリング5、及びスプリング
6から構成される。
【0033】先筒10は、カートリッジ2を容器本体3
へ装着したときに容器本体3内に収容される回動部11
と、その上部で常に容器本体3外部に露出している露出
部12とからなる。この露出部12上端には、棒状化粧
材4が出入りする開口13が形成されている。
【0034】また、回動部11の外周面には環状溝18
が形成され、この環状溝18にOリング5が巻装され、
容器本体3の内周面との間に摩擦抵抗が生じるようにな
っている。
【0035】先筒10内周面は、下向き段部15を境に
上部側(露出部12側)と下部側(回動部11側)とに
分かれている。
【0036】この先筒10上部側の内周面には、4条の
摺動溝14が軸方向に配設される。これらの摺動溝14
が、後述する竿体20の突条23と係合する。これによ
り、竿体20は、先筒10に対して回動不能かつ軸方向
に摺動可能となっている。
【0037】先筒10下部側の内周面は、先筒10上部
側よりもやや大径となっている。また、この内周面の下
端部付近には環状凹部17が形成され、この環状凹部1
7は、後述する案内ロッド30の凸部33が嵌合するよ
うになっている。
【0038】竿体20の上端には、90度の間隔で配設
された4本の爪片21が備えられる。これらの爪片21
により化粧材保持部22が構成され、各爪片21の間に
棒状化粧材4の下端が保持される。
【0039】竿体20の化粧材保持部22より下方は、
螺旋筒部26となっている。この螺旋筒部26内周面に
は、竿体20のストローク長さ分の螺旋溝25が形成さ
れている。また、この螺旋溝25の下方には、竿体20
下端部から所定長さに渡る平滑面27となっている。
【0040】螺旋筒部26の下端にはフランジ24が備
えられる。また、螺旋筒部26外周面には、上記爪片2
1下端から延びる4本の突条23が備えられ、これらの
突条23はフランジ24に達するまで軸方向に延設され
ている。これらの突条23は、爪片21と同等もしくは
同等以上の幅を持つもので、先筒10内周面の摺動溝1
4に嵌合して摺動可能となっている。このように、爪片
21および突条23と摺動溝14とは回動不能かつ摺動
可能に係合し、化粧材容器1の摺動機構として作用す
る。
【0041】案内ロッド30は、螺旋筒部26に収容さ
れるもので、その外周面に備えられた案内突起31は、
螺旋筒部26の螺旋溝25に螺合係合する。この螺合係
合の作用により、竿体20と案内ロッド30が相対回転
すると、竿体20は案内ロッド30に対してストローク
し、竿体20上端の化粧材保持部22の保持された棒状
化粧材4が上方に繰り出される。このように、案内突起
31と螺旋筒部26は、化粧材容器1の繰出機構を構成
する。
【0042】また、このように竿体20が上方にストロ
ークして、案内ロッド30の案内突起31が竿体20内
周面の平滑面27に相対するところまで来ると、案内突
起31は螺旋溝25から脱出する(螺合係合が外れ
る)。そして、このように案内突起31と螺旋溝25の
螺合係合が解除されると、もはや繰出機構は機能しなく
なるので、それ以上の繰出は不可能となる。すなわち、
この脱出地点が、竿体20繰出の上昇限となる。
【0043】また、この案内ロッド30下部には、螺旋
筒部26内に収容されない大径部32が備えられる。そ
して、案内ロッド30、竿体20、スプリング6が先筒
10に組み付けられる場合には、この大径部32まで先
筒10内部に収容される。この場合、大径部32外周に
形成された凸部33が、前記先筒10下端部の環状凹部
17と嵌合することにより、案内ロッド30は先筒10
に対して軸方向に移動不能かつ回動可能に保持される。
また、この大径部32下端面には、後述するローレット
軸43が嵌合する穴が形成され、この穴の内周面には、
ローレット軸43と回動不能に係合する係合条部34が
形成されている。
【0044】スプリング6はコイル状の押しバネであ
り、竿体20外周に巻装されている。このスプリング6
の上端は先筒10の下向き段部15と当接し、下端は竿
体20のフランジ24の上端面(係止部)24aに当接
する。これにより、スプリング6は、常時、竿体20を
軸方向の下方に付勢している。
【0045】容器本体3は、有底の筒状部材であり、そ
の上端開口41から、カートリッジ2の回動部11が収
容される。また、この容器本体3内部の底面には、ロー
レット軸43が立設される。このローレット軸43は、
ローレット切りされた複数の軸方向溝を外周面に備えた
もので、大径部32の係合条部(同期係合部)34に回
動不能に同期係合する。これにより、先筒10と容器本
体3を回転させた場合に、案内ロッド30は容器本体3
と同期して先筒10および竿体20に対して回転するこ
とになり、化粧材容器1の繰出機構を機能させることが
できる。
【0046】つぎに、化粧材容器1の組み立て手順につ
いて説明する。
【0047】組み立てにおいては、まず、竿体20の螺
旋筒部26に案内ロッド30を組み込む。この場合、案
内ロッド30外周の案内突起31が螺旋筒部26内周の
螺旋溝25に螺合係合するようにする。つぎに、コイル
状スプリング6を、竿体20上端側から、竿体20外周
に装着する。
【0048】このように竿体20、案内ロッド30、ス
プリング6を組み合わせたら、この竿体20+案内ロッ
ド30+スプリング6を先筒10下端側の開口から挿入
する。この場合、竿体20の爪片21を、先筒10内周
面の摺動溝14にはめ込むようにする。そして、案内ロ
ッド30の大径部32の凸部33を、先筒10下部の環
状凹部17に嵌合するところまで押し込む。さらに、先
筒10外周の環状溝18にOリング5をはめ込み、カー
トリッジ2が完成する。
【0049】このように完成したカートリッジ2を、容
器本体3の開口41より挿入し、案内ロッド30下端部
の係合条部34と、容器本体3内のローレット軸43と
を回動不能に係合させることにより、化粧材容器1が完
成する。この場合、係合条部34とローレット軸43と
はローレット切りされた細かな縦溝からなっているの
で、カートリッジ2の容器本体3への組み付けには方向
性が無く、カートリッジ2と容器本体3の装着は容易に
行い得る。
【0050】つぎに、化粧材容器1の使用方法について
説明する。
【0051】化粧材容器1から棒状化粧材4を繰り出す
ときには、先筒10の露出部12を持ち、カートリッジ
2と容器本体3を相対的に回動させる。すると、ローレ
ット軸43と係合条部34の同期係合により、容器本体
3と案内ロッド30が同期に回転するので、先筒10と
回動不能に係合している竿体20は、案内ロッド30と
相対的に回動する。これにより、竿体20内周面の螺旋
溝25に、案内ロッド30の案内突起31が螺入されて
行く結果、竿体20の突条23および爪片21は先筒1
0の摺動溝14に沿って前進する。このようにして、竿
体20上端の化粧材保持部22に保持された棒状化粧材
4は、先筒10上端の開口13から繰り出されて行く。
【0052】また、化粧材容器1に棒状化粧材4を引き
込むときには、カートリッジ2と容器本体3を逆回転さ
せれば、棒状化粧材4はカートリッジ2内に後退してい
く。
【0053】あるいは、棒状化粧材4が繰り出された状
態のままでカートリッジ2を容器本体3から取り外す。
これにより、竿体20を常時下方に付勢しているスプリ
ング6のバネ力が、案内ロッド30を回転させながら下
方に引き戻し、棒状化粧材4は自動的にカートリッジ2
内に後退する(オートリターンする)。このように化粧
材容器1の使用者は、棒状化粧材4が突出した状態のカ
ートリッジ2を引き抜くのみで棒状化粧材4を後退させ
ることができ、化粧材容器1における繰り下げ動作が簡
便となり、また棒状化粧材4の折れも防止できる。
【0054】このような化粧材容器1の使用において、
本実施の形態の各構成は以下のように作用する。
【0055】化粧材保持部22は、円筒形のカップでは
なく、複数の爪片21から成り、これらの爪片21は摺
動溝14内に係合するようになっているので、化粧材保
持部22の肉厚分の隙間が先筒10内周面と化粧材保持
部22の間に生じない。このため、棒状化粧材4は常に
先筒10内周面によりサポートされることとなり、柔ら
かな芯材や細身の芯材でも、曲がりや折れといった事故
を防止できる。
【0056】また、先筒10の回動部11の環状溝18
にOリング5を巻装して、容器本体3との間に摩擦抵抗
を生じさせているので、竿体20を後方に付勢するスプ
リング6の力を制御することができる。
【0057】詳しく説明すると、スプリング6による竿
体20を常時下方に押す力は、棒状化粧材4の繰出時に
おける竿体20の前進による圧縮でスプリング6の反発
力が増大するのにしたがって、大きくなっていく。この
力は、竿体20を介して案内ロッド30に伝達され、さ
らに、案内ロッド30の基端の係合条部34と容器本体
3のローレット軸43の同期係合により、カートリッジ
2と容器本体3を逆回転させようとする力(トルク)と
して作用する。このように、棒状化粧材4の繰出時にカ
ートリッジ2を回動させたときには、カートリッジ2を
逆回転させようとする力が作用する。この力(トルク)
に対抗するために、スプリング6の反発力よりも大きい
摩擦力(スプリング力によるトルクよりも大きな対抗ト
ルクを与えうる摩擦力)を発生させるOリング5を、竿
体20に巻装して容器本体3と接触させる。これによ
り、カートリッジ2内で竿体20の回転位置を保持する
ことが可能となる。
【0058】また、このOリング5は、上述の働きのみ
ならず、カートリッジ2の回動に対して適切な重み(抵
抗感)を与えることで、使用者に重厚な繰出感を与え、
またカートリッジ2のぐらつきを押さえる役割をも果た
す。
【0059】また、竿体20の繰出ストロークは、案内
ロッド30の案内突起31と竿体20の螺旋溝25との
螺合係合が解除されることにより、上昇限に達する。言
い換えれば、螺旋筒部26内の螺旋溝25が終了するこ
とで、繰出は上昇限に達する。
【0060】また、竿体20は、上昇限に達して前進が
できなくなった後も、スプリング6の力で後方へと付勢
されている。このため、上昇限に達した後もカートリッ
ジ2と容器本体3の回転操作を続けると、竿体20と案
内ロッド30の空回り時に、カチカチという音が発生し
て、繰り上げの終了が使用者に知らされる。
【0061】さらに、竿体20が上昇限に達した後に、
カートリッジ2と容器本体3を逆回転させると、スプリ
ング6の力によって案内突起31は螺旋溝25内へと戻
り、逆回転による竿体20の繰り下げが可能となる。
【0062】このように、竿体20の繰出の上昇限が設
けられ、かつこの上昇限に達したこと(すなわち、棒状
化粧材4が使い切られたこと)が使用者に報知されるの
で、化粧材容器1は、カートリッジ2内の機構に無理が
かかるような操作がなされず、カートリッジ2の機構の
破損を未然に防止することができる。
【0063】図4、図5は、本発明の第2の実施の形態
における化粧材容器101を示すものである。図4はカ
ートリッジ102,容器本体103,及びキャップ10
7を組み合わせた完成状態の化粧材容器101を示す断
面図であり、図5は竿体120を単独で示す斜視図であ
る。
【0064】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
比較して、基本的構造や使用法は共通し、以下の相違点
を持つ。本実施の形態においては、竿体120下端のフ
ランジ124の円周側面には、ローレット切りされた複
数の縦溝からなる係合部126が形成されている。さら
に、先筒110の回動部111側の内周面には、この係
合部126が摺動自在に係合する摺動溝114が、同じ
くローレット切りされた複数の縦溝として形成されてい
る。この係合部126と摺動溝114が摺動機構を構成
し、これらの係合により、竿体120は先筒110に対
して回転せずに軸方向に摺動可能となっている。
【0065】なお、摺動溝114は、先筒110の第2
段部119から下方に形成される。そして、スプリング
106の上端は、この第2段部119の内側に形成され
た下向き段部115に当接するようになっている。
【0066】また、化粧材保持部122は、第1の実施
の形態のような爪片ではなく、棒状化粧材104の基端
部がはめ込まれる円筒状の部材からなる。また、先筒1
10の露出部112側の内周面には摺動溝が形成され
ず、内周面は全体にフラットな(凹凸のない)面となっ
ている。
【0067】なお、化粧材容器101はキャップ107
を備え、容器本体103に装着されたカートリッジ10
2の露出部112は、キャップ107により被覆可能と
なっている。
【0068】このように本実施の形態では、摺動溝11
4は先筒110下部側内周面に形成され、先筒110上
部側内周面は凸凹のないものとされるので、棒状化粧材
104として、差込タイプの成型芯のみならず、直接芯
材を先筒110に充填して形成されるタイプのものも採
用できる。
【0069】また、先筒110の露出部112側内周面
に凹凸がないため、先筒110が透明になっているタイ
プ(いわゆるスケルトンタイプ)のカートリッジ102
として製造しても美しいものとなる。なお、スケルトン
タイプの商品はその美しさの点で人気があるばかりでは
なく、中の棒状化粧材の色彩がクリアに外側より見るこ
とが出来るため、わざわざ中身を繰り出して色味をチェ
ックする必要がなく、売場での展示もしやすいため、装
飾性のみならず使用性においても優れたものになる。
【0070】本実施の形態における化粧材容器101の
組み立て手順は、上記第1の実施形態における手順と比
較して、以下の相違点がある。上記第1の実施の形態の
化粧材容器1においては、竿体20+案内ロッド30+
スプリング6を先筒10に組み込むとき、竿体20先端
の化粧材保持部22の爪片21を、先筒10内の摺動溝
14に合わせて挿入する必要がある。これに対して、本
実施の形態の化粧材容器101においては、化粧材保持
部122が円筒状となっているので、竿体120の上端
側は、特に位置合わせを必要とせずに挿入することがで
きる。また、摺動溝114は先筒110下部側に形成さ
れ、竿体120下部のフランジ124外周の係合部12
6が係合するものであるので、この位置合わせは、竿体
120をある程度挿入したところで容易に行い得る。
【0071】図6〜図9は、本発明の第3の実施の形態
における化粧材容器201であり、図6には化粧材容器
201の縦断面図を、図7には図6のB−B断面を、図
8には竿体220単独での斜視図を、図9には化粧材容
器201のカートリッジ202,容器本体203,キャ
ップ207の相互関係を、それぞれ示している。
【0072】本実施の形態では、図7に示すように、竿
体220の下部には、上記第1,第2の実施の形態にお
けるようなフランジではなく、一対のベンド突起228
が設けられる。
【0073】また、螺旋筒部226外周の両側(2カ
所)には、化粧材保持部222からベンド突起228方
向に、軸方向に延びる複数の突条が形成され、突条22
9を構成している。また、先筒210略中央の小径部2
50内周面には、全周にわたって複数の縦溝からなる摺
動溝214が形成されている。これにより、竿体220
が先筒210内に収容されたときには、突条229が、
摺動溝214の一部に回動不能かつ摺動可能に係合す
る。すなわち、突条229と摺動溝214が摺動機構を
構成する。
【0074】なお、スプリング206は、段部215か
らベンド突起228の上端面228aの間に配されてい
る。
【0075】この化粧材容器201においては、カート
リッジ202の組み付けは以下の方法により行われる。
また、カートリッジ202上部には、キャップ207が
被せられる可能となっている。
【0076】まず、先筒210上端の開口213に、竿
体220をベンド突起228側から挿入し、化粧材保持
部222が小径部250の上端面に当たるまで、下方に
はめ込んでいく。この場合、ベンド突起228は、折れ
曲がることにより小径部250の内側を通り抜け、先筒
210の下部側に達することができる。また、竿体22
0の突条229は、竿体220をどのような回転方向の
角度で挿入しようとも、摺動溝214のいずれかに容易
に係合する。
【0077】その後、治具を使用してスプリング206
を縮小させ、先筒210と竿体220の間に入れる。こ
の場合、スプリング206は、ベンド突起228側から
はめ込まれ、ベンド突起228の上端面228aにスプ
リング206下端が当たるようにセットする。その後、
案内ロッド230を、案内突起231を竿体220内の
螺旋溝225に螺合係合させながら、先筒210および
竿体220に挿入し、カートリッジ202の組み付けは
終了する。
【0078】なお、本実施の形態においても、上記第2
の実施の形態と同様に、先筒210の上部側内周面に
は、溝等の凹凸が形成されない。このため、化粧材容器
201は、直接開口213より化粧材を充填させること
が可能であり、太い径の口紅などに適したものになって
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における化粧材容器
を示す縦断面図である。
【図2】同じく竿体を示す斜視図である。
【図3】同じく図1のA−A断面図である図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における化粧材容器
を示す縦断面図である。
【図5】同じく竿体を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における化粧材容器
を示す縦断面図である。
【図7】同じく図6のB−B断面図である。
【図8】同じく竿体を示す斜視図である。
【図9】同じく化粧材容器のキャップ−カートリッジ−
容器本体の組み合わせを示す断面図である。
【符号の説明】
1 化粧材容器 2 カートリッジ 3 容器本体 4 棒状化粧材 5 Oリング 6 スプリング 7 キャップ 10 先筒 11 回動部 12 露出部 13、113、213 開口 14、114、214 摺動溝 15、215 段部 17 凹部 18 環状溝 119 第2段部 20,120,220 竿体 21 爪片 22,122,222 化粧材保持部 23 突条 24、124 フランジ 24a フランジ上端面 25,125,225 螺旋溝 30、130,230 案内ロッド 31,131,231 案内突起 32 大径部 33 凸部 34 係合条部 43 ローレット軸 126 係合部 228 ベンド突起 229 突条 250 小径部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 33/00 - 40/30

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体に着脱自在に収容され、内部に棒
    状化粧材を収容保持し、前記容器本体との回動により上
    端開口から棒状化粧材を進退させる化粧材容器のカート
    リッジにおいて、 前記上端開口を備えた先筒と、 上端に化粧材保持部を設けた移動部材と、 この移動部材を前記先筒内に回転不能かつ摺動可能に保
    持する摺動機構と、 前記先筒に回転可能かつ摺動不能に保持される繰出部材
    と、 前記移動部材と前記繰出部材の回転により前記移動部材
    を軸方向に繰り出す繰出機構と、 前記移動部材を常時後方に付勢するスプリングとを備
    え、 前記繰出部材に前記容器本体と同期係合する同期係合部
    を設けたことを特徴とする化粧材容器のカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記移動部材である竿体に螺旋筒部を備
    え、この螺旋筒部内に前記繰出部材である案内ロッドを
    収容し、前記繰出機構は前記螺旋筒部と前記案内ロッド
    を螺合係合させる機構であることを特徴とする請求項1
    に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記案内ロッドの下端に前記螺旋筒部に収
    容されない大径部を形成し、前記案内ロッドはこの大径
    部において前記先筒に回転可能かつ摺動不能に係合する
    とともに、この大径部に前記同期係合部を形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の化粧材容器のカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】前記スプリングは前記竿体外周に巻装され
    たコイルスプリングであり、このコイルスプリングの上
    端は前記先筒に形成された下向き段部に当接し、前記コ
    イルスプリングの下端は前記竿体に形成された係止部に
    当接することを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載の化粧材容器のカートリッジ。
  5. 【請求項5】前記化粧材保持部は複数の爪片から構成さ
    れ、前記摺動機構は、前記先筒上部側の内周面に形成さ
    れた複数の摺動溝と、これらの摺動溝のそれぞれに回動
    不能かつ摺動可能に係合する前記複数の爪片と、これら
    の爪片の下方に延設され前記複数の摺動溝のそれぞれに
    回動不能かつ摺動可能に係合する突条とから構成され、
    前記棒状化粧材は前記複数の摺動溝の間で前記先筒内周
    面により保持されるようにしたことを特徴とする請求項
    2から請求項4のいずれか一つに記載の化粧材容器のカ
    ートリッジ。
  6. 【請求項6】前記摺動機構は、前記先筒下部側の内周面
    に形成された摺動溝と、前記竿体下端のフランジ外周に
    形成されこの摺動溝に回動不能かつ摺動可能に係合する
    係合部とからなることを特徴とする請求項2から請求項
    4のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  7. 【請求項7】前記摺動機構は、前記先筒内に設けられた
    小径部内周の摺動溝と、前記竿体外周に形成されこの摺
    動溝に回動不能かつ摺動可能に係合する突条とからなる
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一つ
    に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  8. 【請求項8】前記化粧材保持部の径を前記螺旋筒部の径
    よりも太くする一方、前記摺動機構は、前記先筒内に設
    けられた小径部内周の摺動溝と、前記螺旋筒部外周に形
    成されこの摺動溝に回動不能かつ摺動可能に係合する突
    条とから構成されるとともに、前記竿体下部にベンド突
    起を形成し、このベンド突起をスプリング下端と当接す
    る前記係止部としたことを特徴とする請求項4に記載の
    化粧材容器のカートリッジ。
  9. 【請求項9】前記螺旋筒部内周面に形成された螺旋溝に
    前記案内ロッド外周に形成された案内突起を係合させて
    前記繰出機構を構成するとともに、前記螺旋筒部の下端
    部側に前記案内突起が前記螺旋溝から脱出する領域を形
    成することにより、前記竿体のストロークは前記案内突
    起が前記螺旋溝から脱出したところで上昇限に達するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2から請求項8のいず
    れか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  10. 【請求項10】前記先筒外周と前記容器本体内周との間
    にOリングを備え、このOリングにより発生する摩擦力
    が前記スプリングが前記先筒と前記容器本体とを逆回転
    させようとする反発力よりも大きくなるようにしたこと
    を特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一つに記
    載の化粧材容器のカートリッジ。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10のいずれか一つ
    に記載のカートリッジと、このカートリッジが着脱自在
    に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前
    記容器本体に収容されたときには、前記先筒は前記容器
    本体に対して回転可能である一方、前記繰出部材は前記
    同期係合部を介して前記容器本体に回転不能に連結する
    ことを特徴とする化粧材容器。
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