JP4515594B2 - 化粧材容器のカートリッジおよび化粧材容器 - Google Patents

化粧材容器のカートリッジおよび化粧材容器 Download PDF

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    • A45D40/20Pencil-like cosmetics; Simple holders for handling stick-shaped cosmetics or shaving soap while in use
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、棒状化粧材を繰り出し可能に収容する化粧材容器および化粧材容器のカートリッジの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
カートリッジ内に収容されたアイライナー、アイブロー、アイシャドー、口紅等の棒状化粧材を、カートリッジと容器本体との回転によって、カートリッジ上端開口から繰り出す化粧材容器としては、例えば、特開昭60−48706号公報、実公平4−30961号公報等に提案がなされている。
【0003】
さらに、このような化粧材容器において、容器本体からカートリッジを取り外すと、カートリッジから繰り出されていた棒状化粧材が自動的にカートリッジ内に収容されるものが、例えば本出願人による実公平3−50814号公報、実公平6−21390公報等に提案されている。
【0004】
このうち、実公平3−50814号公報の化粧材容器では、容器本体に繰出機構が設けられる。この繰出機構は、容器本体に装着されたカートリッジの回転に伴って作動し、容器本体に軸方向摺動可能に設けられた押出桿を繰り出す。この押出桿に押し出されて、カートリッジ内の棒状化粧材が繰り出される。また、押出桿と棒状化粧材の支持部材のそれぞれにはリターンスプリングが設けられ、カートリッジが容器本体から取り外された場合には、オートリターンするようになっている。
【0005】
また、実公平6−21390公報公報の化粧材容器では、繰出機構はカートリッジ側に設けられ、容器本体には軸棒が立設される。この軸棒は、繰出機構により繰り出されて行く押棒の案内軸であり、押棒と回転不能かつ軸方向摺動可能に係合する。これにより、容器本体とカートリッジが回転すると、カートリッジに対して押棒が回転し、繰出機構によって押棒が繰り出され、押棒上端に保持された棒状化粧材が繰り出されていく。また、カートリッジ側には、押棒を初期位置に押し戻すリターンスプリングが設けられ、容器本体からカートリッジを取り外したときには、棒状化粧材は初期位置に引き戻されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実公平3−50814号公報の化粧材容器では、容器本体からカートリッジを取り外したときに、容器本体側の押出桿とカートリッジ側の棒状化粧材の支持部材のそれぞれをリターンさせるため、別々のリターンスプリングが必要となり、化粧材容器全体のコストが上昇してしまう。また、化粧材容器は、カートリッジ相当の長さに押出桿相当の長さを加えた全長が必要となり、化粧材容器が長大化してしまう。
【0007】
一方、実公平6−21390公報の化粧材容器では、リターンスプリングは一つで済み、また化粧材容器の全長も比較的短くできる利点はあるが、この化粧材容器では、少なくとも押棒のストローク分の長さを持つ軸棒を容器本体に立設する必要があるため、容器本体の構成が複雑化してしまう。また、押棒には軸棒が係合する穴を形成する必要があり、ある程度の太さが必要となるため、この押棒の太さ分、化粧材容器は太くならざるを得ず、細径の化粧材に適用しうるものとするのが難しい。さらに、繰出機構の作動時に押棒は容器本体と同期回転するため、繰り出される棒状化粧材がカートリッジに対して回転しないようにするためには、棒状化粧材の支持部材を押棒と分離して構成しなければならず、カートリッジの構成が複雑化してしまう。
【0008】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、カートリッジの取り外しにより棒状化粧材がオートリターンする化粧材容器のカートリッジまたは化粧材容器において、容器本体の構成を簡略化できるとともに、様々な種類の棒状化粧材に適合可能であり、またオートリターンの動作が安定するものを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、容器本体に着脱自在に装着され、内部に棒状化粧材を収容保持し、前記容器本体との回動によって上端開口から棒状化粧材を進退させる化粧材容器のカートリッジにおいて、前記上端開口を備えた先筒と、この先筒に回動可能かつ摺動不能に収容され、内周に螺旋溝が形成される筒体とを備え、カートリッジ本体を前記先筒と前記筒体とから構成し、前記螺旋溝と螺合する螺旋部が形成された竿体を前記カートリッジ本体内収容し、この竿体の上端側に前記棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成し、前記竿体を前記先筒内に回転不能かつ摺動可能に保持する摺動機構と、前記竿体と前記筒体の相対回転により前記竿体を軸方向に繰り出す繰出機構と、前記棒状化粧材を前記カートリッジ本体内に収容する方向に前記竿体を常付勢するスプリングとを備え、前記筒体の下端部に前記容器本体と同期係合する同期係合部を設けた。
【0010】
第2の発明では、前記筒体の下端部と前記先筒の下端部を略同一高さとするとともに、前記同期係合部を前記筒体の下端側内周面に形成したスプライン溝から構成し、このスプライン溝に前記容器本体の底部に設けた同期係合軸をスプライン係合させることにより、前記筒体と前記容器本体とを同期係合する。
【0012】
の発明では、前記竿体の基端側に前記螺旋部が存在しない無突起部を形成するとともに、この無突起部が前記螺旋溝と相対する位置まで前記竿体がストロークしたところを前記竿体のストロークの上限とした。
【0013】
の発明では、前記摺動機構は、前記竿体外周に形成された係合部と、前記先筒内周に形成されて前記係合部に係合する摺動部とを備えた。
【0014】
の発明では、前記摺動機構の係合部は前記棒状化粧材を取り囲むように保持する複数の爪片であるとともに、前記棒状化粧材はこれらの爪片の間において前記先筒内周面により側方から支持される。
【0015】
の発明では、前記筒体のすぐ上方に位置するように前記先筒に小径部を形成するとともに、前記摺動部はこの小径部内周面に形成されている。
【0016】
の発明では、前記複数の螺旋部は前記係合部の下方で軸方向に延びる直線上に配設された複数の係合突起であるとともに、前記先筒上部側に繰り出されたときにはこの先筒上部側に形成された摺動部に係合する係合部となる。
【0017】
の発明では、前記スプリングは前記竿体外周に巻装されたコイルスプリングであり、このコイルスプリングの上端は前記筒体に形成された下向き段部に当接し、前記コイルスプリングの下端は前記竿体に設けられた上向き段差部に当接する。
【0018】
の発明では、前記先筒外周と前記容器本体内周との間にOリングを備え、このOリングにより発生する摩擦力が前記スプリングの前記先筒と前記容器本体とを逆回転させようとする反発力よりも大きくなるようにした。
【0019】
第1の発明では、第1から第10のいずれか一つの発明のカートリッジと、このカートリッジが着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒は前記容器本体に対して回転可能である一方、前記繰出部材は前記同期係合部を介して前記容器本体に回転不能に連結する。
【0020】
【発明の作用および効果】
本発明において、化粧材容器から棒状化粧材を繰り出すときには、カートリッジを容器本体に収容した状態で、カートリッジの先筒を容器本体に対して所定の正転方向に回転させる。この場合、竿体と先筒は摺動機構により、また筒体と容器本体は同期係合手段により、それぞれ回転を禁止されているので、竿体と筒体は回転動作する。これにより、繰出機構は竿体をストロークさせ、棒状化粧材は先筒の先端開口から繰り出される。
【0021】
一方、棒状化粧材を化粧材容器に引き戻すときには、先筒と容器本体を繰出時と逆回転させ、竿体をストローク下限方向にストロークさせる。
【0022】
あるいは、棒状化粧材が繰り出された状態のままでカートリッジを化粧材容器から取り外すことにより、付勢手段の付勢力で竿体をストローク下限側に引き戻し、棒状化粧材は自動的に先筒内部に引き込まむようにする(オートリターンさせる)。このように化粧材容器の使用者は、棒状化粧材が突出した状態のカートリッジを引き抜くのみで棒状化粧材を後退させることができ、化粧材容器における繰り下げ動作が簡便となり、また棒状化粧材の折れも防止できる。
【0023】
このような繰出および引き込み動作において、棒状化粧材は先筒に対して回転しない。したがって、棒状化粧材はスムーズな安定した動作でストロークするので、例えば棒状化粧材がオートリターンする場合でも棒状化粧材が折れてしまうようなことも生じにくい。
【0024】
また、容器本体は同期係合手段を介して筒体に対して結合されるので、容器本体からカートリッジを引き抜いた場合に棒状化粧材がオートリターンするものであるにもかかわらず、容器本体の構成を簡素化できる。
【0025】
特に第2の発明のように、同期係合手段と同期係合軸がスプライン係合する構成とすれば、容器本体には小型の同期係合軸を備えるだけでよい。したがって、容器本体の構成は極めて簡素化でき、例えば型成型により単一の部材として容易に製造することができるので、製造コストを著しく低減できる。また、容器本体の長さも容易に設定できるので、ちょうど使いやすい長さの化粧材容器を構成しやすい。
【0026】
また、竿体は容器本体との結合する穴を備える必要がないので細径のものとでき、これに伴い、カートリッジ本体の径を十分小さくすることができる。したがって、細径の棒状化粧材に適合する化粧材容器を容易に構成できる。
【0027】
筒体は先筒内に収容されるので、カートリッジの外枠は一部材である先筒から構成されている。このため、カートリッジを容器本体から取り外した場合、カートリッジが単体のままでは、使用者は、先筒と筒体のそれぞれを持って、これらを回転させることができない。すなわち、カートリッジを容器本体に装着しない限り、カートリッジからの棒状化粧材の繰出操作はなされない。よって、カートリッジを容器本体から取り外して扱うときに、誤操作で棒状化粧材を繰り出してしまい、棒状化粧材を傷つけたり、折ったりしてしまうことを未然に防止できる。
【0028】
の発明では、竿体ストロークは、案内突起が螺旋溝から脱出することにより、棒状化粧材の繰出ができない上昇限に達する。また、竿体はスプリングにより下方に付勢されているので、上昇限に達したカートリッジと容器本体を空回りさせると、竿体の螺旋溝端部と案内ロッドの案内突起との接触音がして、ストロークが上限に至ったことが使用者に知らされる。したがって、化粧材容器は、カートリッジ内の機構に無理がかかるような操作(例えば圧縮限界を超えてスプリングを圧縮する操作)がなされず、カートリッジ内の機構の破損
を未然に防止することができる。
【0029】
の発明では、化粧材保持部を爪片で構成し、棒状化粧材がこれらの爪片の間において先筒内周面により側方から支持されるので、カートリッジ径を最小限としつつ、棒状化粧材を確実に保持でき、棒状化粧材が細径であってもストローク時に折れてしまうようなことを防止できる。
【0030】
の発明では、摺動部は小径部内周面に形成すると、先筒の上部側内周面には摺動部を形成する必要がなくなる。したがって、棒状化粧材として、液状の化粧材原料を先筒上端開口から充填して形成されるタイプのものも採用できる。また、この場合、小径部は筒体の上方に設けられるので、化粧材原料が筒体側まで流れ出してしまいにくく、化粧材容器の生産効率を高めることができる。さらに、先筒の上部側内周面と化粧材保持部を異径嵌合させて摺動機構を構成する場合と異なり、先筒の上部側内周断面を真円とすることができる。
【0031】
の発明では、竿体がストロークした場合に摺動機構の摺動部に螺旋部が順次係合して行くので、螺旋部は螺旋溝と螺合する繰出機構の構成要素として作用するとともに、摺動機構の係合部としても作用する。したがって、竿体のストロークをより安定させることができるとともに、カートリッジをねじり方向の負荷に強いものとできる。また、カートリッジの径は極めて細くすることができる。
【0032】
の発明では、コイルスプリングを竿体外周に巻装し、このコイルスプリングを筒体の下向き段部と竿体の係止部の間に介装するようにしたので、スプリングの装着構造は簡素な構成とできるとともに、スプリングの装着作業は容易に行え、化粧材容器の製造コスト削減を図り得る。
【0033】
の発明では、Oリングにより発生する摩擦力はスプリングの反発力よりも大きく設定されているので(摩擦力により与えられるトルクがスプリングの反発力により与えられるトルクよりも大きく設定されているので)、スプリング力に抗してカートリッジの回転位置を保持する機構を、簡単な構成で低コストに構成できる。また、Oリングの摩擦力は、カートリッジの回動操作に適切な重み(抵抗感)を与え、回動操作には重厚な操作感を与えられる。さらに、このOリングにより、カートリッジのぐらつきも抑制できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0035】
図1には、本発明の第1の実施の形態の化粧材容器のカートリッジ1を示す。また、図2には図1のA−A断面図を、図3には図1のカートリッジ1が着脱自在に装着される容器本体2をそれぞれ示す。化粧材容器は、図1のカートリッジ1と図3の容器本体2から構成される。
【0036】
カートリッジ1は、棒状化粧材4が繰り出し可能に収容されるもので、先筒10、筒体20、竿体(押棒)30、リターンスプリング6から構成される。
【0037】
先筒10はカートリッジ1の外枠を構成する筒状の部材であり、段差部10Cよりも上端側の露出部10Aと、下端側の収容部10Bからなっている。カートリッジ1が容器本体2に装着する場合、露出部10Aは容器本体2の外部に露出し、収容部10Bは容器本体2内部に収容される。
【0038】
この先筒10の露出部10A側の内部は、棒状化粧材4が収納される化粧材収容穴11となっている。この化粧材収容穴11は断面楕円形状に構成され、後述するように竿体30の化粧材保持部31が回転不能に異径嵌合する。また、この化粧材保持部31に保持されて化粧材収容穴11内部に収容された棒状化粧材4は、先筒10上端の開口12から出没自在に繰り出される。
【0039】
先筒10の収容部10Bは、容器本体2の内径と略等しい外径を持つ。また、この収容部10B外周には、環状の嵌合凸部14が形成されている。そして、収容部10Bが容器本体2に収容された場合、この嵌合凸部14は、容器本体2の内周面に形成された環状の嵌合凹部41とが嵌合する。これにより、先筒10と容器本体2は、軸方向には移動不能(抜け出し不能)に位置決めされるとともに、回転方向には回動自在となっている。
【0040】
先筒10の収容部10B側の内部は、断面円形となっており、この内径と略等しい外径の筒体20が収容される。先筒10と筒体20は、カートリッジ本体を構成する。
【0041】
この場合、筒体20外周面に形成された嵌合凸部21が、先筒10内周面に形成された嵌合凹部15に嵌合する。これにより、筒体20は、先筒10に対して軸方向には移動不能(抜け出し不能)に位置決めされる一方、回転方向には回動自在となっている。
【0042】
また、先筒10の下端と筒体20の下端は、略同一高さで位置が揃えられており、筒体20は先筒10内部に完全に収容された形になる。
【0043】
また、筒体20下端部の内周面には、軸方向に延びる複数の縦溝(スプライン溝)からなる同期係合部26が形成されている。一方、容器本体2の底部42には、同期係合軸43が固設され、この同期係合軸43外周には、軸方向に延びる複数の条部(スプライン突起)が形成されている。これにより、カートリッジ1が容器本体2に収容されたときには、同期係合部26が同期係合軸43に回転不能に係合(スプライン結合)し、筒体20と容器本体2は回転不能に結合される。したがって、カートリッジ1を容器本体2に装着した場合に、先筒10を容器本体2に対して回転させると、先筒10と筒体20が回転することになる。
【0044】
また、筒体20の上端側の所定長は、内径の小さな螺旋筒部22となっている。この螺旋筒部22の内周面には螺旋溝23が切られている。この螺旋溝23には、後述する竿体30外周の螺旋部としての複数の係合突起35が螺合する。
【0045】
カートリッジ本体(先筒10および筒体20)の内部には、竿体30が同軸的に収容される。この竿体30上端側(開口12側)には、化粧材保持部31が備えられる。この化粧材保持部31は、化粧材収容穴11にちょうど異径嵌合するような断面楕円形状のカップであり、このカップ内に棒状化粧材4の下端部を保持する。
【0046】
なお、摺動機構は、化粧材保持部31と化粧材収容穴11の楕円による異径嵌合よるものとは限られず、例えば多角形による異径嵌合としてもよい。また、摺動機構は、竿体30(例えば化粧材保持部31の外周面)に形成した摺動突起(係合部)を、先筒10内周面(例えば化粧材収容穴11内周面)に形成した摺動溝(摺動部)に係合する機構から構成してもよく、様々な形態を採りうる(例えば、後述する第2の実施の形態参照)。
【0047】
また、竿体30は、カートリッジ本体内で軸方向にストローク可能となっている。これにより、化粧材保持部31に同軸的に保持された棒状化粧材4は、竿体30のストロークとともに先筒開口12から進退する。
【0048】
竿体30の外周には、化粧材保持部31のすぐ下方から竿体30のストローク分の長さに渡って、複数の係合突起35が軸方向に伸びる直線上に形成されている。これら一群の係合突起35は、上述の螺旋筒部22の螺旋溝23に適合した配置(螺旋軌道に沿った配置)とされ、竿体30のストローク位置に応じてこれらの係合突起35の一部が螺旋溝23と螺合するようになっている。
【0049】
この螺旋溝23と複数の係合突起35により、化粧材容器の繰出機構が構成される。すなわち、先筒10(竿体30)と容器本体2(筒体20)を回転させると、複数の係合突起35は、螺旋溝23に順次螺合して行き、竿体30は筒体20に対して繰り出されて行くようになっている。
【0050】
なお、竿体30のストロークの下限は、化粧材保持部基部32が筒体上端20Aに当接するストローク位置となる。
【0051】
本実施形態では竿体30に複数の係合突起35を螺旋状に配置して螺旋溝23に順次螺合させて繰り出しを行うようにしたが、螺旋溝23に螺合する形状は係合突起35にとらわれるものではなく、例えば螺旋溝23に螺合する通常の雄ネジ状の螺旋部であってもよいのは言うまでもない。
【0052】
また、竿体30の係合突起35列の下方には、係合突起35が形成されない無突起部36が設けられている。そして、図4に示すように、竿体30がストロークして、この無突起部36が螺旋筒部22と相対するところまで上昇すると、総ての係合突起35が螺旋溝23から脱出する。これにより、先筒10を回転させても繰出機構が機能しなくなり、竿体30はそれ以上ストロークしなくなる。すなわち、このストローク位置が竿体30のストロークの上限となる。なお、このストロークの上限は、後述するリターンスプリング6が収縮限界を超えて収縮してしまわないように設定される。
【0053】
竿体30の外周には、コイル状の押しバネであるリターンスプリング6が備えられる。そして、このリターンスプリング6の上端は螺旋筒部22の下端面22A(下向き段部)に当接し、下端は竿体30の係止部材34の上面34A(上向き段差部)に当接する。これにより、竿体30は、常時、リターンスプリング6により軸方向下方に付勢されている。なお、係止部材34は、竿体30の下端近く(無突起部36よりも下方)の外周に装着されるバネ座部材である。
【0054】
先筒10の収容部10B外周面の所定位置には、リング溝18が形成されている。このリング溝18には、抵抗付与手段としてOリング5がはめ込まれる。
【0055】
このOリング5と容器本体2の間に発生する摩擦力(この摩擦力によるトルク)は、リターンスプリング6が先筒10と筒体20を逆回転させようとする反発力(この反発力による逆向きトルク)よりも、常時大きくあり続けるように設定されている。これにより、カートリッジ1と容器本体2を回転させたときに、竿体30を下方に押し戻そうとするリターンスプリング6により、カートリッジ1と容器本体2が逆回転してしまうことはなく、その回転位置は保持される。
【0056】
一方、カートリッジ1を回転させた状態(棒状化粧材4が繰り出された状態)で容器本体2から取り外せば、Oリング5による摩擦抵抗力が無くなるので、竿体30はリターンスプリング6のバネ力によりストローク下限にまで引き戻され、棒状化粧材4は自動的にカートリッジ内に収容される。
【0057】
また、このOリング5の摩擦抵抗力は、カートリッジ2の回動に対して適切な重み(抵抗感)を与えるので、化粧材容器の使用者には重厚な操作感が与えられる。また、このOリング5により、容器本体2内でのカートリッジ1のぐらつきも抑制できる。
【0058】
つぎに、化粧材容器の組み立て手順について説明する。
【0059】
組み立てにおいては、まず、筒体20の上端側開口に、竿体30を、係止部材34が取り付けられていない状態で下端側から挿入する。そして、係合突起35と螺旋溝23を螺合させていくことにより、筒体20内に竿体30を組み込む。続いて、筒体20の下端側からリターンスプリング6を挿入して、竿体30外周に巻装する。さらに、竿体30に係止部材34を取り付け、リターンスプリング6を螺旋筒部下端面22Aと係止部材上面34Aとの間に挟み込む。
【0060】
このように竿体30が組み込まれた筒体20を、竿体30上部の化粧材保持部31が化粧材収容穴11に収容されるように位置合わせしながら、先筒10の下端開口から挿入する。そして、筒体20外周の嵌合凸部21が先筒10内周の嵌合凹部15に嵌合するまで押し込むことにより、先筒10内部に筒体20を全体が収容されるように組み込む。さらに、先筒10外周のリング溝18にOリング5をはめ込んで、カートリッジ1が完成する。
【0061】
そして、このカートリッジ1を容器本体2に装着することにより、化粧材容器が完成する。詳しくは、容器本体2の上部開口にカートリッジ1を下端側から収容し、筒体20の同期係合部26に容器本体2の同期係合軸43を嵌合させるとともに、先筒10外周面の嵌合凸部14を容器本体2内周面の嵌合凹部41に嵌合させる。これにより、先筒10は容器本体2に対して回転可能に、また筒体20は容器本体2に対して回転不能に、装着される。この場合、同期係合部26と同期係合軸43には組付けの方向性がないので、カートリッジ1と容器本体2の装着は容易に行い得る。
【0062】
つぎに本実施の形態の化粧材容器の使用方法について説明する。
【0063】
カートリッジ1から棒状化粧材4を繰り出すときには、まず、カートリッジ1を容器本体2内に装着する。そして、容器本体2とこの容器本体2から露出したカートリッジ1の露出部10Aを持ち、カートリッジ1と容器本体2を所定の正転方向に回転させる。この場合、竿体30は、摺動機構(化粧材保持部31と化粧材収容穴11の異径嵌合)を介しての先筒10との係合により先筒10と同期回転するので、容器本体2に対して同期係合された筒体20に対して回転することになる。これにより、竿体30外周の複数の係合突起35が螺旋筒部22内周の螺旋溝23に順次螺合して行き、繰出機構が機能する。この結果、竿体30は筒体20の上端側から繰り出され、竿体30上端の化粧材保持部31に保持された棒状化粧材4は、先筒10上端の開口12から繰り出されて行く。
【0064】
また、カートリッジ1内に棒状化粧材4を引き込むときには、カートリッジ1と容器本体2を逆回転させれば、化粧材容器の各構成要素は上述と逆向きに動作し、棒状化粧材4はカートリッジ1内に後退していく。
【0065】
あるいは、棒状化粧材4が繰り出された状態のままで、カートリッジ1を容器本体2から取り外す。これにより、竿体20を常時下方に付勢しているスプリング6のバネ力が、竿体30を回転させながら下方に引き戻し、棒状化粧材4は自動的にカートリッジ1内に後退する(オートリターンする)。このように化粧材容器の使用者は、棒状化粧材4が突出した状態のカートリッジ1を引き抜くのみで棒状化粧材4を後退させることができ、化粧材容器における繰り下げ動作が簡便となり、またカートリッジ1単体時に棒状化粧材4の折れも防止できる。
【0066】
このような化粧材容器の使用において、本実施の形態の各構成は以下のように作用する。
【0067】
竿体30と先筒10は、摺動機構(化粧材保持部31と化粧材収容穴11の異径嵌合)を介して係合しているので、竿体30はストローク時に先筒10に対しては回転しない。したがって、竿体30先端の化粧材保持部31に保持された棒状化粧材4は、先筒10先端の開口12から、先筒10に対して回転しないで繰り出されて行く。したがって、棒状化粧材4は、進退時に傷ついたり、折れたりする心配がない。
【0068】
先筒収容部10Bに巻装されたOリング5は、容器本体2との間に摩擦抵抗を与え、リターンスプリング6の作用は、この摩擦抵抗により制御される。すなわち、このOリング5と容器本体2の間に発生する摩擦力は、リターンスプリング6が先筒10と筒体20を逆回転させようとするトルクよりも大きなトルクで、カートリッジ1と容器本体2の回転位置を保持するので、カートリッジ1はその回転位置で保持される。また、このOリング5の摩擦抵抗力は、カートリッジ1の回動に対して適切な重みを与え、化粧材容器の使用者には重厚な操作感が与えられる。また、このOリング5により、カートリッジ1のぐらつきも抑制できる。
【0069】
竿体30の繰出ストロークは、図4に示すように、竿体30の係合突起35と螺旋筒部22の螺旋溝23との螺合係合が終了することにより(総ての係合突起35が螺旋溝23から抜け出してしまうことにより)、上昇限に達する。また、このように繰出上昇限に達した後にカートリッジ1と容器本体2の回転操作を続けると、筒体20と竿体30は空回りするが、この場合でも竿体30はリターンスプリング6により下方に付勢されているので、最下列の係合突起35aが螺旋溝23の上端部に接触する接触音(カチカチという音)が発生し、この音を聞いた使用者は、繰り上げが限界に来たことを認識することができる。したがって、化粧材容器はカートリッジ内の機構に無理がかかるような操作がなされることはなく、カートリッジ内の機構の破損(例えば、リターンスプリング6が圧縮限界を超えて圧縮されて破損してしまうこと)を未然に防止することができる。なお、繰出上昇限に達した後にカートリッジ1と容器本体2を逆回転させると、リターンスプリング6の力によって係合突起35は螺旋溝23内へと戻り、逆回転による竿体30の繰り下げが可能となる。
【0070】
筒体20は先筒10内部に完全に収容されているので、カートリッジ1の外枠は、一部材である先筒10から構成されている。このため、カートリッジ1を容器本体2から取り外した場合、カートリッジ1が単体のままでは、使用者は、先筒10と筒体20のそれぞれを持って、これらを回転させることができない。すなわち、カートリッジ1を容器本体2に装着しない限り、カートリッジ1からの棒状化粧材4の繰出操作はなされない。よって、カートリッジ1を容器本体2から取り外して扱うときに、誤操作で棒状化粧材4を繰り出してしまい、棒状化粧材4を傷つけたり、折ったりしてしまうことを未然に防止できる。
【0071】
図5、図6には、本発明の第2の実施の形態におけるカートリッジ101を示す。
【0072】
本実施の形態は、上記第1の実施の形態と比較して、化粧材保持部131が4本の爪片132から構成され、これらの爪片132と、化粧材収容穴111内の摺動溝112とにより、摺動機構が構成される点で異なるものである。
【0073】
詳しく説明すると、竿体130の化粧材保持部131は、竿体130上端部外周に互いに略90度の間隔で配設される4本の爪片132から構成される。これらの爪片132は上方に向けて延設され、棒状化粧材104(図5では図示省略)の下端部を取り囲むようにして保持する。
【0074】
また、これらの爪片132に対応して、化粧材収容穴111の内周面には、軸方向に延びる4本の摺動溝112が、互いに略90度の間隔で形成されている。4つの爪片132は、それぞれ対応する摺動溝112に係合する。これにより、各爪片132は摺動溝112に沿って軸方向に案内される。すなわち、4本の爪片132と摺動溝112は、それぞれ摺動機構の係合部と摺動部として機能し、化粧材保持部131(竿体130)は、先筒10に対して回転せずに軸方向にストロークする。
【0075】
また、化粧材収容穴111内周面において、各摺動溝112に挟まれた4つの領域は、摺動面113となる。そして、化粧材保持部131に保持された棒状化粧材104は、4つの爪片132の間で、これらの摺動面113によって、側方から支持が与えられるようになっている。
【0076】
また、本実施の形態では、竿体130の外径は化粧材収容穴111の内径と略等しい程度に大きくなっている。そして、竿体130外周の係合突起135は、4本の爪片132の軸方向下方に4列に並んで配設されている。これにより、竿体130が化粧材収容穴111側に繰り出されていった場合には、化粧材収容穴111側に繰り出された係合突起135は、順次、摺動溝112内に係合していく。
【0077】
このように、係合突起135は螺旋溝123と螺合することにより繰出機構の構成要素として作用するとともに、摺動溝112と係合することにより摺動機構の係合部としても作用することになる。したがって、竿体130のストロークをより安定させることができる。また、カートリッジ101にねじり方向の負荷がかかった場合でも、係合突起135によっても支持される分、爪片132の負担を小さなものとでき、ねじり方向の負荷に強いカートリッジ101を構成できる。
【0078】
このように本実施の形態の化粧材容器は、棒状化粧材104は摺動面113により側面からサポートされるとともに、爪片132に過負荷がかかることもないので、ぐらつきの少ない安定した繰出を行うことができ、例えば細身のデリケートなラインが要求される、アイライナー、アイブロー、リップライナーなど、径が細く柔らかい棒状化粧材104に適している。
【0079】
図7には、本発明の第3の実施の形態におけるカートリッジ201を示す
【0080】
本実施の形態は、上記第1の実施の形態と比較して、先筒210の化粧材収容穴211と螺旋筒部222との間に、竿体230の外径と略等しい内径を持つ小径部250が形成されている点で異なっている。
【0081】
この構成により、竿体230のストローク下限において、化粧材保持部231の下端は、小径部250の上端面250Aに当接する。また、小径部250の内周面には、竿体230において係合突起235が形成されている4本の直線に対応する位置に、4本の摺動溝251が形成され、これらの摺動溝251には螺旋溝223から抜け出した複数の係合突起235の一部が係合するようになっている。これにより、摺動溝251およびこれに係合した係合突起235は摺動機構として作用し、竿体230を先筒210に対して回転不能かつ軸方向摺動可能としている。
【0082】
このように本実施の形態のカートリッジ201によれば、摺動溝251は小径部250内周面に形成され、化粧材収容穴211には摺動部を形成する必要がないので、棒状化粧材として、液状の化粧材原料を先筒210の上端開口212から充填して形成されるタイプのものを採用できる。また、この場合、小径部250は筒体220の上方に設けられているので、化粧材原料が筒体220側まで流れ出してしまいにくく、化粧材容器の生産効率を高めることができる。また、上記第1の実施の形態のように、化粧材収容穴と化粧材保持部を異径嵌合させて摺動機構を構成する必要がないので、化粧材収容穴211の断面を真円とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のカートリッジを示す断面図である。
【図2】同じく図1のA−A断面図である。
【図3】同じく容器本体を示す断面図である。
【図4】同じく繰出上昇限に達したカートリッジを示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のカートリッジを示す断面図である。
【図6】同じく図5のB−B断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態のカートリッジを示す断面図である。
【符号の説明】
1、101 201 カートリッジ
2 容器本体
4、104 棒状化粧材
10、110 先筒
11、111 化粧材収容穴
20、120 筒体
22、122 螺旋筒部
22A 下端面(下向き段差部)
23、123 螺旋溝
26 同期係合部
30、130 竿体
31、131 化粧材保持部
34 係止部材
34A 上面(上向き段差部)
35、135 係合突起
43 同期係合軸
112 摺動溝
113 摺動面
132 爪片
250 小径部

Claims (10)

  1. 容器本体に着脱自在に装着され、内部に棒状化粧材を収容保持し、前記容器本体との回動によって上端開口から棒状化粧材を進退させる化粧材容器のカートリッジにおいて、
    前記上端開口を備えた先筒と、
    この先筒に回動可能かつ摺動不能に収容され、内周に螺旋溝が形成される筒体とを備え、
    カートリッジ本体を前記先筒と前記筒体とから構成し、
    前記螺旋溝と螺合する螺旋部が形成された竿体を前記カートリッジ本体内収容し、
    この竿体の上端側に前記棒状化粧材を保持する化粧材保持部を形成し、
    前記竿体を前記先筒内に回転不能かつ摺動可能に保持する摺動機構と、
    前記竿体と前記筒体の相対回転により前記竿体を軸方向に繰り出す繰出機構と、
    前記棒状化粧材を前記カートリッジ本体内に収容する方向に前記竿体を常付勢するスプリングとを備え、
    前記筒体の下端部に前記容器本体と同期係合する同期係合部を設けたことを特徴とする化粧材容器のカートリッジ。
  2. 前記筒体の下端部と前記先筒の下端部を略同一高さとするとともに、前記同期係合部を前記筒体の下端側内周面に形成したスプライン溝から構成し、このスプライン溝に前記容器本体の底部に設けた同期係合軸をスプライン係合させることにより、前記筒体と前記容器本体とを同期係合することを特徴とする請求項1に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  3. 前記竿体の基端側に前記螺旋部が存在しない無突起部を形成するとともに、この無突起部が前記螺旋溝と相対する位置まで前記竿体がストロークしたところを前記竿体のストロークの上限としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  4. 前記摺動機構は、前記竿体外周に形成された係合部と、前記先筒内周に形成されて前記係合部に係合する摺動部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  5. 前記摺動機構の係合部は前記棒状化粧材を取り囲むように保持する複数の爪片であるとともに、前記棒状化粧材はこれらの爪片の間において前記先筒内周面により側方から支持されることを特徴とする請求項に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  6. 前記筒体のすぐ上方に位置するように前記先筒に小径部を形成するとともに、前記摺動部はこの小径部内周面に形成されていることを特徴とする請求項に記載の化粧材容器のカートリッジ。
  7. 前記複数の螺旋部は、前記係合部の下方で軸方向に延びる直線上に配設された複数の係合突起であるとともに、前記先筒上部側に繰り出されたときにはこの先筒上部側に形成された摺動部に係合する係合部となることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  8. 前記スプリングは前記竿体外周に巻装されたコイルスプリングであり、このコイルスプリングの上端は前記筒体に形成された下向き段部に当接し、前記コイルスプリングの下端は前記竿体に設けられた上向き段差部に当接することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  9. 前記先筒外周と前記容器本体内周との間にOリングを備え、このOリングにより発生する摩擦力が前記スプリングの前記先筒と前記容器本体とを逆回転させようとする反発力よりも大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一つに記載の化粧材容器のカートリッジ。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一つに記載のカートリッジと、このカートリッジが着脱自在に収容される容器本体とを備え、前記カートリッジが前記容器本体に収容されたときには、前記先筒は前記容器本体に対して回転可能である一方、前記繰出部材は前記同期係合部を介して前記容器本体に回転不能に連結することを特徴とする化粧材容器。
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