JP3049077U - 2剤混合容器 - Google Patents

2剤混合容器

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JP3049077U
JP3049077U JP1997010356U JP1035697U JP3049077U JP 3049077 U JP3049077 U JP 3049077U JP 1997010356 U JP1997010356 U JP 1997010356U JP 1035697 U JP1035697 U JP 1035697U JP 3049077 U JP3049077 U JP 3049077U
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JP1997010356U
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Inventor
義広 佐々木
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ホーユー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2剤を混合可能で、しかも不使用時には、2
剤をコンパクトに収容可能な2剤混合容器を提供するこ
と。 【解決手段】 2剤混合容器2は、外周面にネジ部が形
成され、開口した凸部16を有する第1容器4と、第1
容器4の凸部16と互いに螺合可能で、第1容器4の開
口を閉鎖する閉鎖面26を備えた凹部24を有する第2
容器6とからなる。この第2容器は、伸縮自在で、第2
容器6の容積を変更可能な蛇腹部26を備えている。こ
の構造により、各容器4、6に2剤をコンパクトに収容
でき、スペースを節約できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、2種類の材料を混合することなく別々に保存することが可能であり 、かつ、使用時には、これら2種類の材料を混合することができる2剤混合容器 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、染毛方法の一つとして、染毛剤第1剤(以下「第1剤」という。) と染毛剤第2剤(以下「第2剤」という。)とを混合して染毛効果が発揮される ようにした後、頭髪へ塗布する方法があり、こうした染毛方法に使用される上記 両剤は別個の容器に封入された製品として、使用者に提供されている。
【0003】 両剤の混合は、例えばトレイ上で行ってもよいが、第1剤又は第2剤のどちら かを収容していた容器で混合するようにすれば、染毛剤で周囲を汚すことがない ので便利である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、両剤の混合に使用する容器には、少なくとも第1剤及び第2剤を収容 できる程度の容積が必要であり、混合しないときでも余分の空間を占めてしまう 。また、染毛作業に使用する手袋、ケープ或いは使用説明書などの小物を添付す るために、これらの小物および両剤の容器を詰めるためのパッケージが使用され 、商品が大型化していた。
【0005】 その結果、店頭に並べることができる数が少なくなるという問題が生じていた 。これは特に、多種多様な商品を扱うスーパーマーケット、コンビニエンススト ア等において著しく、また運搬上も1度に運べる個数が少なくなり、在庫確保の 上も多くの空間を必要とするために、コストが高くつくという問題もあった。こ うした問題は、染毛剤に限らず、接着剤、ペンキその他2剤を混合して使用する 製品についても同様のことがいえる。
【0006】 本考案は上記問題に鑑みなされたものであり、2剤を混合可能で、しかも不使 用時には2剤をコンパクトに収容可能な2剤混合容器を提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び考案の効果】
上記課題を解決するために為された請求項1に記載の2剤混合容器によれば、 第1剤と第2剤とを混合する為に使用する第2容器は、伸縮自在な蛇腹部を備え ているので、使用時以外にはその蛇腹部を縮めて小さくしておき、使用時には伸 ばして、第2容器の容積を大きくすることができる。その結果、使用時には両剤 を混合できるにもかかわらず、陳列時や運搬時には多くの空間を占めないので好 ましい。
【0008】 また、蛇腹部を伸縮させることで、第2容器内での両剤の混合を容易に、しか も十分に行うことができ、その後蛇腹部を縮めることによって簡単に混合された 両剤を第2容器から吐出することができるるという様に、簡単に作業できるとい う効果も奏する。
【0009】 さらに、請求項2に記載のように、第1容器の上部には、開口した凸部を形成 し、第2容器の底部には、凸部の嵌挿が可能で、しかもその凸部の開口を閉鎖可 能な凹部を形成し、凸部と凹部との間に結合手段を設けて、凸部と凹部とを結合 するようにすると、両容器を小さくまとめることができ、更に省スペース化を図 ることができる。
【0010】 以上の様な構成により、無駄なスペースを省くことができるが、請求項3に記 載のように、第2容器の吐出口を覆うキャップに、2剤混合容器の使用時に用い る小物(例えば、手袋、ケープ、説明書等)を収容するようにするとよい。こう すれば、従来は小物を付属させるために使用されていたパッケージが必要なくな り、更にコンパクトな商品として提供することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。尚、ここでは、染毛剤容 器として本考案を適用したものを例に挙げて説明する。 第1図は、本考案の一実施例としての2剤混合容器の全体の構成を示す分解斜 視図である。
【0012】 2剤混合容器2は、図1に示すように、第1容器4、第2容器6、ノズル8及 びキャップ10を備えている。 第1容器4は、図1に示すように、底部が閉じられた略円筒形に形成されてい る。第1容器4の上部には、円筒形の凸部12が設けられ、その外周面にはネジ 部が形成されている。凸部12の上部は開口され、この開口14を通して第1容 器4の内部と外部とはつながっている。
【0013】 第2容器6は、略円筒形に形成されている。第2容器6の底部には円筒形の凹 部18が設けられ、その内周面には、凸部12のネジ部と螺合するネジ部が形成 されている。また凹部18の上端は、閉鎖面20で閉鎖されている。凸部12と 凹部18とが螺合されると、凸部12の開口14は凹部18の上端の閉鎖面20 によって閉鎖される。
【0014】 また、第2容器6の上部には、円筒形の吐出部22が形成され、その外周面に はネジ部が形成されている。吐出部22の上部は開口され、これを通して第2容 器6の内部と外部とはつながっている。 さらに、第2容器6の外周面には、伸縮自在な蛇腹部26が形成されており、 これを伸縮させることで、自由に第2容器6の容積を変更させることができる。
【0015】 ノズル8は、略円錐形の筒状に形成されている。ノズル8の下部は略円筒形に 形成され、その内側には、吐出部22のネジ部と互いに螺合するネジ部が形成さ れている。 キャップ10は、図1、図3(a)及び(b)に示すように、第2容器の上部 に形成されたキャップ受け28に嵌合するよう、円筒形に形成されている。また 、キャップ10の内部に小円筒30が形成されている。キャップ10の外周と、 この小円筒30とに挟まれた空間には、2剤混合容器2の使用に用いる小物(例 えば、手袋やケープ等の周囲の汚染を防ぐための道具)が収容されている。又、 キャップ10上面には、2剤混合容器2の説明書が添付されている。
【0016】 2剤混合容器2に第1剤及び第2剤を保存するには、まず、第1容器4に、開 口14より第1剤を入れ、開口14を上に向けたまま、第1容器4の凸部12と 第2容器6の凹部18とを螺合させる。この結果、開口14は閉鎖面20によっ て閉鎖され、第1容器4内の第1剤は密封される。
【0017】 その後、蛇腹部26が縮められた状態の第2容器6内に、第2剤を収容してノ ズル8を装着する。なお、第2剤は第2容器6内に既に収容されていてもよいこ とは明らかである。 以上に説明した2剤混合容器2の使用の際には、まず、図2に示すように、第 2容器6の底部から第1容器4を外し、蛇腹部26を伸ばされた第2容器6に吐 出部22を介して、第1剤を第2容器6内に注ぎこむ。第2容器6は蛇腹部26 が伸ばされることで、その容積が増やされているので、第1剤をも収容できる。
【0018】 また、蛇腹部26は伸縮自在であるので、第1剤を収容した後、伸縮させれば 、速やかにかつ十分に混合できる。特に、2剤式の染毛剤のように、混合後、時 間の経過と共にその染毛効果が変化してしまう場合には有効である。 また、こうして混合された両剤を第2容器6から吐出させるには、その外周面 を押してもよいが、蛇腹部26を縮めることでより簡単に吐出させることができ る。
【0019】 以上の様に、本考案の2剤混合容器2は、使用時以外ではコンパクトにでき、 空間を無駄に占有しないので、陳列、運搬、在庫の確保等に好ましく、売り上げ の向上や運送費の削減が可能である。 また、第1容器4の凸部12と第2容器6の凹部18とを設けたことで、第1 容器4と第2容器6とを一体に結合できるようにしたので、更なる省スペース化 を行うことができる。
【0020】 また、第2容器6の上部には、内部に手袋、ケープ等の様な小物を収納可能な キャップ10が装着され、また、そのキャップ10の上面には使用説明書が備え られている。このため、商品を大きなパッケージに収容する必要がなくなり、パ ッケージ代の削減を図ることができる。
【0021】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定され る物ではなく、種々の態様を取ることができる。 例えば、上記実施例では、2剤混合容器2は全体的に円筒形に形成されている が、これに限らず、三角筒、四角筒等の多角筒、或いは楕円筒など筒形状をとっ ていれば、どのようなものでも良い。
【0022】 また、上記実施例では、キャップ10を円筒形に形成し、その内部に更に小円 筒30を設け、これら両円筒の間に小物を収容するようにしているが、円筒に限 らず、キャップ10と小円筒30とは共に、どのような形の筒形状でもよいこと は明らかである。更に、筒の間に収容することに限られず、例えば、キャップ1 0内部に内蓋を設けて小物を収容するようにしても良い。尚、単に小物を押し込 めようにするだけでも良い。
【0023】 また、上記実施例では、第1容器4の凸部12と第2容器6の凹部18との間 の結合手段としての一対のネジ部を設けたが、ネジ部でなくとも良く、例えば一 対の嵌合部が、凸部12と凹部18の側面に設けられていてもよい。この場合に おいて、凸部12及び凹部18は、円筒形に限られるものでなく三角筒、四角筒 等の多角筒、或いは楕円筒など筒形状をとってもよい。
【0024】 また、上記実施例では、第2容器6の吐出部22から第1剤を注入して、両剤 を混合するが、第2容器6の凹部18の側面に穴を設けておけば、凸部12と凹 部18との結合を少し解除するだけで、凸部12の開口14の閉鎖が解除され、 第1剤が第2容器6内部に移動できるので、簡単かつ速やかに混合できるので好 ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の2剤混合容器の全体の構造を示す
分解斜視図である。
【図2】 一実施例の2剤混合容器の内部構造を示す一
部断面図である。
【図3】 (a)は、キャップの上部に使用説明書が備
えられた様子を示す説明図であり、(b)は、キャップ
の内部に手袋やケープ等の小物が収容された様子を示す
説明図である。
【符号の説明】
2…2剤混合容器、4…第1容器、6…第2容器 10…キャップ、12…凸部 14…開口 18…凹部、20…閉鎖面 26…蛇腹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1容器と第2容器とからなり、第1剤
    と第2剤とを別々に保存可能で、使用時には前記第2容
    器にて両剤を混合して排出可能な2剤混合容器であっ
    て、 前記第2容器は、伸縮自在な蛇腹部を有し、該蛇腹部の
    伸縮により該第2容器の容積を変更可能であることを特
    徴とする2剤混合容器。
  2. 【請求項2】 前記第1容器の上部に、開口した凸部を
    形成し、 前記第2容器の底部に、前記凸部の嵌挿が可能で、前記
    凸部の開口を閉鎖可能な閉鎖面を有する凹部を形成し、 前記凸部と前記凹部との間に、前記凸部と前記凹部とを
    結合する結合手段を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の2剤混合容器。
  3. 【請求項3】 前記第2容器の吐出部を覆うと共に、使
    用に供する小物を収容可能なキャップを備えたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の2剤混合容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011184428A (ja) * 2010-02-10 2011-09-22 Kao Corp 染色又は脱色キット
CN104249859A (zh) * 2013-06-28 2014-12-31 王建新 可在瓶或桶内部隔离存放不同物质并能方便混合的方法
JP2016190883A (ja) * 2010-02-10 2016-11-10 花王株式会社 染色又は脱色キット

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