JP3045975U - 車両用昇降装置のプラットホームにおけるフラッパーの自動起立装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、車両用昇降装置のプラットホー
ムにおけるフラッパーの自動起立装置の提供。 【構成】 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリン
クアームの回動角にしたがって、プラットホームを移動
自在に支承している車両用昇降装置において、プラット
ホームの先端に、配置された支軸の軸端にフラッパーを
取付け、支軸を中心に起伏自在に設け、その一方側の基
端の連係軸を取付け、プラットホームの前記一方側と対
応する外側面の適所に支軸を立設して連係レバーを回動
自在に軸支し、その下半部を、前記昇降アッパーリンク
アームと昇降ロアーリンクアームの先端に連結されるス
ライドブラケット上の押えローラの移動通路内に臨ま
せ、反対の上半部の支軸と、前記フラッパーの同側に設
けた連係軸に連杆を差渡し連結する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、車両用昇降装置のプラットホームを車両の外に出して路面に降下 した状態から上昇するときに、プラットホームを支えるアームの上昇作動に従い フラッパーを自動的に起立するフラッパーの自動起立装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車両用昇降装置のプラットホームを車両の外に出して路面に降下すると フラッパーが自動的に倒れ、プラットホームから路面に移動、或いは路面からプ ラットホームに移動が行え、つぎにプラットホームが上昇するとフラッパーが自 動的に起立するフラッパーの自動起伏装置は多数提案されている。

【０００３】

【考案が解決ようとする課題】

従来の技術で説明したように、プラットホームが下降して路面に達したときフ ラッパーが倒れ、反対にプラットホームが上昇して路面から離れたときフラッパ ーが起立するフラッパーの自動起伏装置は多数提案されているが、この考案では プラットホームを支える昇降アッパーリンクアームと昇降ロアリンクアームの支 点が、昇降ロアリンクアームとプラットホームを連結する差動リンクでプラット ホームを移動し、昇降アッパーリンクアームの基端と昇降ロアリンクアームの基 端を中心とする円弧移動を変換し、結果的にプラットホームを略垂直に昇降させ る車両用昇降装置において、この昇降アッパーリンクアームと昇降ロアリンクア ームにおける支点の移動を作動力に活用し、フラッパーの確実な起立作動を行い 、昇降時の安全を絶対的に確保しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの回動角にしたがって、 プラットホームを移動自在に支承している車両用昇降装置において、プラットホ ームの先端に、配置された支軸の軸端にフラッパーを取付け、支軸を中心に起伏 自在に設け、その一方側の基端の連係軸を取付け、プラットホームの前記一方側 と対応する外壁面の適所に支軸を立設して連係レバーを回動自在に軸支し、その 下半部を、前記昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの先端に連 結されるスライドブラケット上の押えローラの移動通路内に臨ませ、反対の上半 部の支軸と、前記フラッパーの同側に設けた連係軸に連杆を差渡し連結し、押え ローラの移動によりフラッパーを自動に起立することを特徴とする車両用昇降装 置のプラットホームにおけるフラッパーの自動起立装置にある。

【０００５】 プラットホームの前端に、その軸端をプラットホームの前部両側外面より左右 に突出して支軸を支承し、その両軸端にストッパーを取付け、ストッパーにバネ を連係してそのバネの作用に抗して下方側に回動自在であると共に、常時一方に 回動して係合位置に停止するように付勢し、このストッパーをフラッパーの係合 部の背後に配備し、スライドブラケット上の押えローラが移動することにより作 動する連係レバーの牽引作用で自動的に起立したフラッパーの係合部にこのスト ッパーを係合してフラッパーの起立を維持するようにしてもよいものである。

【０００６】 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームを左右に配して併設し、 その各基端を支軸により車両に配置したブラケットの前端に軸支し、昇降アッパ ーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの各先端にスライドブラケットを支軸 により軸着連結し、前記スライドブラケットに前後に第１支承ローラと第２支承 ローラを、またその中間上方に押えローラを配置し、その第１支承ローラと第２ 支承ローラをプラットホームに設けたレールに下方から接面支承し、押えローラ をプラットホームに設けたレールに上方から接面支承し、かつ前記昇降ロアーリ ンクアームまたは昇降アッパーリンクアームの中間とプラットホームに差動リン クを差渡して支軸により連結してプラットホームを昇降アッパーリンクアームと 昇降ロアーリンクアームの回動角にしたがって移動自在に支承している車両用昇 降装置において、プラットホームの先端に、配置された支軸にフラッパーを取付 け、支軸を中心に起伏自在に設け、そのフラッパーの一方側の基端の連係軸を取 付け、プラットホームの前記一方側と対応する外壁面の適所に支軸を立設して連 係レバーを回動自在に軸支し、その下半部を押えローラの移動通路内に臨ませ、 反対の上半部の支軸と、前記フラッパーの同側に設けた連係軸に連杆を差渡し連 結し、押えローラの移動によりフラッパーを自動に起立するようにしてもよいも のである。

【０００７】 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームを左右に配して併設し、 その各基端を支軸により車両に配置したブラケットの前端に軸支し、昇降アッパ ーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの各先端にスライドブラケットを支軸 により軸着連結し、前記スライドブラケットの内側に前後に第１支承ローラと第 ２支承ローラを、またその中間上方に押えローラを配置し、その第１支承ローラ と第２支承ローラをプラットホームに設けたレールに下方から接面支承し、押え ローラをプラットホームに設けたレールに上方から接面支承し、かつ前記昇降ロ アーリンクアームまたは昇降アッパーリンクアームの中間とプラットホームの前 端部に差動リンクを差渡して支軸により連結してプラットホームを移動自在に支 承している車両用昇降装置において、プラットホームの先端に、配置された支軸 の軸端にフラッパーを取付け、支軸を中心に起伏自在に設け、その右側の基端の 軸支点より前方上方で連係部を突出して連係軸を取付け、プラットホームの右側 外壁面の適所に支軸を立設し、先端に連係レバーを回動自在に軸支し、その下半 部を押えローラの移動通路内に臨ませ、反対の上半部の先端に設けた支軸と、前 記フラッパーの同側の基端支承板の連係部の連係軸に連杆を差渡し連結し、プラ ットホームの前端に軸受に回転自在に支軸を支承し、その支軸にプラットホーム の前部両側外面より左右に突出した軸端にストッパーを取付け、この左右のスト ッパーをフラッパーの係合部の背後に配備し、ストッパーにバネを連係し、その バネの作用で下方側に回動自在であると共に、常時上方に回動して定位置に停止 するようにストッパーを付勢し、押えローラが移動することにより連係レバーを 、支軸を中心に回動し、この牽引作用でフラッパーを自動的に起立するように設 けると共に、この左右のストッパーをフラッパーの係合部に係合して起立を維持 し、プラットホームの左側先端上面に、Ｌ型枠を横面の上面を上に側面の後部を 、支軸より後方に設けた支軸に軸支し、軸回りに回動自在に設け、その側面の下 方のレバー部を対応するストッパーの受片に上方から連接し、足踏みにより支軸 を中心に回動し、レバー部の回動で受片を下方に回動してストッパーを、支軸を 中心にバネに抗して回動し、ストッパーの対応端をフラッパーの係合部から開放 し、フラッパーが自重で前方に倒れて路面に先端を接面するようにしてもよいも のである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームを左右に配して併設し、 その各基端を支軸により車両に配置したブラケットの前端に軸支し、昇降アッパ ーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの各先端にスライドブラケットを支軸 により軸着連結し、前記スライドブラケットの内側に前後に第１支承ローラと第 ２支承ローラを、またその中間上方に押えローラを配置し、その第１支承ローラ と第２支承ローラをプラットホームに設けたレールに下方から接面支承し、押え ローラをプラットホームに設けたレールに上方から接面支承し、かつ前記昇降ロ アーリンクアームまたは昇降アッパーリンクアームの中間とプラットホームの前 端部に差動リンクを差渡して支軸により連結してプラットホームを移動自在に支 承している車両用昇降装置において、プラットホームの先端に、配置された支軸 の軸端にフラッパーを取付け、支軸を中心に起伏自在に設け、その右側の基端の 軸支点より前方上方で連係部を突出して連係軸を取付け、プラットホームの右側 外壁面の適所に支軸を立設し、先端に連係レバーを回動自在に軸支し、その下半 部を押えローラの移動通路内に臨ませ、反対の上半部の先端に設けた支軸と、前 記フラッパーの同側の基端支承板の連係部の連係軸に連杆を差渡し連結し、プラ ットホームの前端に軸受に回転自在に支軸を支承し、その支軸にプラットホーム の前部両側外面より左右に突出した軸端にストッパーを取付け、この左右のスト ッパーをフラッパーの係合部の背後に配備し、ストッパーにバネを連係し、その バネの作用で下方側に回動自在であると共に、常時上方に回動して定位置に停止 するようにストッパーを付勢し、押えローラが移動することにより連係レバーを 、支軸を中心に回動し、この牽引作用でフラッパーを自動的に起立するように設 けると共に、この左右のストッパーをフラッパーの係合部に係合して起立を維持 し、プラットホームの左側先端上面に、Ｌ型枠を横面の上面を上に側面の後部を 、支軸より後方に設けた支軸に軸支し、軸回りに回動自在に設け、その側面の下 方のレバー部を対応するストッパーの受片に上方から連接し、足踏みにより支軸 を中心に回動し、レバー部の回動で受片を下方に回動してストッパーを、支軸を 中心にバネに抗して回動し、ストッパーの対応端をフラッパーの係合部から開放 し、フラッパーが自重で前方に倒れて路面に先端を接面することを特徴とする車 両用昇降装置のプラットホームにおけるフラッパーの自動起立装置。

【０００９】

【実施例】

以下、この考案の車両用昇降装置のプラットホームにおけるフラッパーの自動 起立装置を実施の一例である図面により説明すると、昇降アッパーリンクアーム １と昇降ロアーリンクアーム２を左右に配して併設し、その各基端１ａ、２ａを 支軸３と支軸４により車両に配置したブラケット５の後端５ａに軸支し、昇降ア ッパーリンクアーム１と昇降ロアーリンクアーム２の各先端１ｂ、２ｂにスライ ドブラケット６を支軸７と支軸８により軸着連結している。

【００１０】 前記スライドブラケット６の内側に前後に第１支承ローラ９と第１支承ローラ １０を、またその中間上方に押えローラ１１を配置し、その第１支承ローラ９と 第１支承ローラ１０をプラットホーム１２の左右外側に設けた突条レール１３に 下方から接面支承し、押えローラ１１をプラットホーム１２の左右外側に設けた 突条レール１３に上方から接面支承し、かつ前記昇降ロアーリンクアーム２の中 間とプラットホーム１２の前端部に差動リンク１４を差渡して支軸１５と支軸１ ６により連結してプラットホーム１２を移動自在に支承している。

【００１１】 昇降ロアーリンクアーム２の基端２ａを軸支する支軸４と、昇降アッパーリン クアーム１の中間部に設けた支軸１７に油圧シリンダー１８を差渡し、そのシリ ンダー部１８ａに対してピストン部１８ｂを油圧作用で進退し、昇降アッパーリ ンクアーム１と昇降ロアーリンクアーム２を、その各基端２ａを中心に回動しプ ラットホーム１２を昇降する。

【００１２】 プラットホーム１２の先端にはそのプラットホーム１２の巾だけ左右に差渡さ れた支軸１９の軸端にフラッパー２０を、例えばその左右両外端に配備された基 端支承板２１により取付け、その支軸１９を中心に起伏自在に設け、その右側の 基端支承板２１の軸支点より前方上方で連係部２１ａを突出し、連係軸２２を取 付け、プラットホーム１２の右側外壁面の適所に支軸２３を立設し、先端に連係 レバー２４を回動自在に軸支し、その下半部２４ａを前記押えローラ１１の移動 通路内に臨ませ、反対の上半部２４ｂの先端に設けた支軸２５と、前記フラッパ ー２０の同側の基端支承板２１の連係部２１ａの連係軸２２に連杆２６を差渡し 連結し、図１において、押えローラ１１が左側へ移動することにより連係レバー ２４を支軸２３を中心に回動し、この牽引作用でフラッパー２０を自動的に起立 するように設けている。

【００１３】 そのフラッパー２０の起立を維持するロック機構２７として、プラットホーム １２の前端に設けた軸受に、支軸２８を回転自在に支承し、その支軸２８におい て、プラットホーム１２の前部両側外面より左右に突出した軸端にストッパー２ ９、２９を取付け、このストッパー２９、２９にバネ３０、３０をプラットホー ム１２の支板３５、３５とで連係し、そのバネ３０、３０の作用で常時上方に回 動してストッパー２９、２９の後部下面を支板３５、３５に連接して定位置に停 止するように付勢すると共に、そのバネ３０、３０に抗して前端を下方側に回動 自在にしてフラッパー２０の基端支承板２１、２１の係合部２１ｂ、２１ｂの背 後に配備している。

【００１４】 足踏み開放レバー３１は、プラットホーム１２の左側先端上面において、Ｌ型 枠を横面の上面を上に、側面の後部を支軸１９より後方に設けた支軸３２に軸支 し、軸回りに回動自在に設け、その側面下半に形成したレバー部３３を、対応す るストッパー２９の受片３４に上方から連接し、足踏みにより支軸３２を中心に 回動し、レバー部３３の回動で受片３４を下方に回動してストッパー２９、２９ を支軸１９を中心にバネ３０、３０に抗して回動し、ストッパー２９、２９の対 応端を基端支承板２１、２１の係合部２１ｂ、２１ｂから開放し、フラッパー２ ０は自重で前方に倒れて先端を路面に接面するように設けている。

【００１５】 この考案は、以上のように構成されるから、昇降アッパーリンクアーム１と昇 降ロアーリンクアーム２を回動して、プラットホーム１２を上昇させると、プラ ットホーム１２を移動し、昇降アッパーリンクアーム１と昇降ロアーリンクアー ム２の先端に連結されるスライドブラケット６上の押えローラ１１がプラットホ ーム１２に配備された連係レバー２４に衝突し、その連係レバー２４を回動し、 その連係レバー２４に連結する連杆２６を通じてプラットホーム１２の先端に軸 支されるフラッパー２０を自動的に起立することができる。

【００１６】 フラッパー２０は、プラットホーム１２の支軸１９を中心に回動し、その後端 に設けられる係合部２１ａ、２１ａはストッパー２９、２９をバネ３０、３０に 抗して下方側に回動してストッパー２９、２９に係合し、ストッパー２９、２９ の後部下面を支板３５、３５に連接して停止し、フラッパー２０を起立状態にロ ックする。

【００１７】 前記ストッパー２９、２９の開放は、足踏み開放レバー３１を足踏みにより支 軸３２を中心に回動し、レバー部３３の回動でストッパー２９、２９と接続する 受片３４を下方に回動してストッパー２９、２９を支軸１９を中心にバネ３０、 ３０に抗して回動し、ストッパー２９、２９の対応端を基端支承板２１、２１の 係合部２１ｂ、２１ｂから開放し、フラッパー２０は自重で前方に倒れて先端を 路面に接面し、路面からプラットホーム１２へ乗車またはプラットホーム１２か ら路面へ降車ができる。

【００１８】 以上からプラットホーム１２の先端に配備されるフラッパー２０は、プラット ホーム１２が上昇すると、必ず起立するものである。そしてこのフラッパー２０ を起立し、プラットホーム１２および昇降アッパーリンクアーム１と昇降ロアー リンクアーム２を横向きに支持した状態で、ブラケット５を車室の内方へ、図示 しないが、例えばレール上をスライドして全体を格納することができる。

【００１９】

【考案の効果】

この考案は、以上のようになるから、昇降アッパーリンクアームと昇降ロアー リンクアームの回動角にしたがって、路面からプラットホームを上昇させると、 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの先端に連結されるスライ ドブラケットの押えローラを移動し、プラットホームに配備された連係レバーに 衝突し、その連係レバーを回動し、その連係レバーに連結する連杆を通じてプラ ットホームの先端に軸支されるフラッパーを自動的に起立する。

【００２０】 また、フラッパーを自動的に起立すると、ストッパーにロックされてその起立 状態に固定される。

【００２１】 足踏み開放レバーを足踏みすることにより簡単にフラッパーのロツクを解除す ることができ、路面とプラットホームを傾斜面で連絡することができる。

【００２２】 よって、プラットホームが上昇すると、フラッパーは、必ず起立し、かつその ストッパーにロックされてその起立状態に固定されるので、昇降の安全が完全に 確保されるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の車両用昇降装置のプラットホームに
おけるフラッパーの自動起立装置の右側面図である。

【図２】同じく、プラットホームの前半部の平面図であ
る。

【図３】同じく、プラットホームを車室の床面に対応す
る位置まで上昇させた状態の片側部分平面図である。

【図４】同じく、フラッパーを起立状態に係止する係止
機構と、その起立状態を解除して乗込みまたは降車のた
め、フラッパーを横に倒す足踏みレバー機構を示す一部
拡大平面図である。

【図５】同じく、前端部の拡大左側面図である。

【図６】同じく、前端部の一部切欠き拡大左側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 昇降アッパーリンクアーム １ａ 基端 １ｂ 先端 ２ 昇降ロアーリンクアーム ２ａ 基端 ２ｂ 先端 ３ 支軸 ４ 支軸 ５ ブラケット ５ａ 後端 ６ スライドブラケット ７ 支軸 ８ 支軸 ９ 第１支承ローラ １０ 第１支承ローラ １１ 押えローラ １２ プラットホーム １３ 突条レール １４ 差動リンク １５ 支軸 １６ 支軸 １７ 支軸 １８ 油圧シリンダー １８ａ シリンダー部 １８ｂ ピストン部 １９ 支軸 ２０ フラッパー ２１ 基端支承板 ２１ａ 連係部 ２１ｂ 係合部 ２２ 連係軸 ２３ 支軸 ２４ 連係レバー ２４ａ 下半部 ２４ｂ 上半部 ２５ 支軸 ２６ 連杆 ２７ ロック機構 ２８ 支軸 ２９ ストッパー ３０ バネ ３１ 足踏み開放レバー ３２ 支軸 ３３ レバー部 ３４ 受片 ３５ 支板

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアー
   リンクアームの回動角にしたがって、プラットホームを
   移動自在に支承している車両用昇降装置において、プラ
   ットホームの先端に、配置された支軸の軸端にフラッパ
   ーを取付け、支軸を中心に起伏自在に設け、その一方側
   の基端の連係軸を取付け、プラットホームの前記一方側
   と対応する外側面の適所に支軸を立設して連係レバーを
   回動自在に軸支し、その下半部を、前記昇降アッパーリ
   ンクアームと昇降ロアーリンクアームの先端に連結され
   るスライドブラケット上の押えローラの移動通路内に臨
   ませ、反対の上半部の支軸と、前記フラッパーの同側に
   設けた連係軸に連杆を差渡し連結し、押えローラの移動
   によりフラッパーを自動に起立することを特徴とする車
   両用昇降装置のプラットホームにおけるフラッパーの自
   動起立装置。
2. 【請求項２】 プラットホームに前端に支軸を支承し、
   その支軸に、バネを連係して常時一方に回動して係合位
   置に停止するように付勢されると共に、バネの作用に抗
   して下方側に回動自在であるストッパーをフラッパーの
   係合部の背後に配備し、スライドブラケット上の押えロ
   ーラが移動することにより作動する連係レバーの牽引作
   用で自動的に起立したフラッパーの係合部にこのストッ
   パーを係合してフラッパーの起立を維持することを特徴
   とする請求項１記載の車両用昇降装置のプラットホーム
   におけるフラッパーの自動起立装置。
3. 【請求項３】 プラットホームの前端に、その軸端をプ
   ラットホームの前部両外側面より左右に突出して支軸を
   支承し、その両軸端にストッパーを取付け、ストッパー
   にバネを連係してそのバネの作用に抗して下方側に回動
   自在であると共に、常時一方に回動して係合位置に停止
   するように付勢し、このストッパーをフラッパーの係合
   部の背後に配備し、スライドブラケット上の押えローラ
   が移動することにより作動する連係レバーの牽引作用で
   自動的に起立したフラッパーの係合部にこのストッパー
   を係合してフラッパーの起立を維持することを特徴とす
   る請求項１記載の車両用昇降装置のプラットホームにお
   けるフラッパーの自動起立装置。
4. 【請求項４】 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアー
   リンクアームを左右に配して併設し、その各基端を支軸
   により車両に配置したブラケットの前端に軸支し、昇降
   アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの各先
   端にスライドブラケットを支軸により軸着連結し、前記
   スライドブラケットに前後に第１支承ローラと第２支承
   ローラを、またその中間上方に押えローラを配置し、そ
   の第１支承ローラと第２支承ローラをプラットホームに
   設けたレールに下方から接面支承し、押えローラをプラ
   ットホームに設けたレールに上方から接面支承し、かつ
   前記昇降ロアーリンクアームまたは昇降アッパーリンク
   アームの中間とプラットホームに差動リンクを差し渡し
   て支軸により連結してプラットホームを昇降アッパーリ
   ンクアームと昇降ロアーリンクアームの回動角にしたが
   って移動自在に支承している車両用昇降装置において、
   プラットホームの先端に、配置された支軸にフラッパー
   を取付け、支軸を中心に起伏自在に設け、そのフラッパ
   ーの一方側の基端の連係軸を取付け、プラットホームの
   前記一方側と対応する外壁面の適所に支軸を立設して連
   係レバーを回動自在に軸支し、その下半部を押えローラ
   の移動通路内に臨ませ、反対の上半部の支軸と、前記フ
   ラッパーの同側に設けた連係軸に連杆を差渡し連結し、
   押えローラの移動によりフラッパーを自動に起立するこ
   とを特徴とする車両用昇降装置のプラットホームにおけ
   るフラッパーの自動起立装置。
5. 【請求項５】 昇降アッパーリンクアームと昇降ロアー
   リンクアームを左右に配して併設し、その各基端を支軸
   により車両に配置したブラケットの前端に軸支し、昇降
   アッパーリンクアームと昇降ロアーリンクアームの各先
   端にスライドブラケットを支軸により軸着連結し、前記
   スライドブラケットの内側に前後に第１支承ローラと第
   ２支承ローラを、またその中間上方に押えローラを配置
   し、その第１支承ローラと第２支承ローラをプラットホ
   ームに設けたレールに下方から接面支承し、押えローラ
   をプラットホームに設けたレールに上方から接面支承
   し、かつ前記昇降ロアーリンクアームまたは昇降アッパ
   ーリンクアームの中間とプラットホームの前端部に差動
   リンクを差渡して支軸により連結してプラットホームを
   移動自在に支承している車両用昇降装置において、プラ
   ットホームの先端に、配置された支軸の軸端にフラッパ
   ーを取付け、支軸を中心に起伏自在に設け、その右側の
   基端の軸支点より前方上方で連係部を突出して連係軸を
   取付け、プラットホームの右側外壁面の適所に支軸を立
   設し、先端に連係レバーを回動自在に軸支し、その下半
   部を押えローラの移動通路内に臨ませ、反対の上半部の
   先端に設けた支軸と、前記フラッパーの同側の基端支承
   板の連係部の連係軸に連杆を差渡し連結し、プラットホ
   ームの前端に軸受に回転自在に支軸を支承し、その支軸
   にプラットホームの前部両側外面より左右に突出した軸
   端にストッパーを取付け、この左右のストッパーをフラ
   ッパーの係合部の背後に配備し、ストッパーにバネを連
   係し、そのバネの作用で下方側に回動自在であると共
   に、常時上方に回動して定位置に停止するようにストッ
   パーを付勢し、押えローラが移動することにより連係レ
   バーを、支軸を中心に回動し、この牽引作用でフラッパ
   ーを自動的に起立するように設けると共に、この左右の
   ストッパーをフラッパーの係合部に係合して起立を維持
   し、プラットホームの左側先端上面に、Ｌ型枠を横面の
   上面を上に側面の後部を、支軸より後方に設けた支軸に
   軸支し、軸回りに回動自在に設け、その側面の下方のレ
   バー部を対応するストッパーの受片に上方から連接し、
   足踏みにより支軸を中心に回動し、レバー部の回動で受
   片を下方に回動してストッパーを、支軸を中心にバネに
   抗して回動し、ストッパーの対応端をフラッパーの係合
   部から開放し、フラッパーが自重で前方に倒れて路面に
   先端を接面することを特徴とする車両用昇降装置のプラ
   ットホームにおけるフラッパーの自動起立装置。