JP3062715B2 - 車両又は自動車における座席の旋回・車外昇降装置 - Google Patents

車両又は自動車における座席の旋回・車外昇降装置

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JP3062715B2
JP3062715B2 JP5259218A JP25921893A JP3062715B2 JP 3062715 B2 JP3062715 B2 JP 3062715B2 JP 5259218 A JP5259218 A JP 5259218A JP 25921893 A JP25921893 A JP 25921893A JP 3062715 B2 JP3062715 B2 JP 3062715B2
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茂 八巻
和広 平沢
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和光工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両又は自動車の座
席が車室内において、ドアー開口部の方向に旋回し、そ
の方向でドアー開口部から車外に繰出して昇降し、車
室外で座席に腰を掛け、そのまま車室に引き込まれて乗
車し、また座席に腰を降ろしたまま車室外に出て降車す
ることが可能な座席の昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体に昇降ステップを取付け、こ
れを車室の床面と同一の高さに昇降し、ステップに立っ
て或いは車椅子に座った状態で乗車する昇降装置は、数
多く提案されている。また座席がそのまま車外に繰り出
すものも提案されている。すなわち、特公平4−674
58号公報には、車両のフロアに、車外位置と運転位置
との間を旋回し、且つ上下動するアームを有するリフタ
が配設され、該アームの先端部にシートを支持するシー
ト支持台が設けられている車両用乗降装置が提案されて
いる。実開平1−136037号公報には、荷物室の後
部を全開可能な形式の貨客兼用自動車のリフト装置であ
って、リフト本体と、このリフト本体を支持する台車
と、前記荷物室の床面に、該荷物室の後部より適宜前部
に至り設けられて前記台車を案内するレールとを有し、
前記台車は前記レールの踏面上を転動する前部ローラと
を備え、前記レールは前記前部ローラおよび後部ローラ
の上部に近接するフランジ部を備えているものである。
実公昭61−15873号公報には、車内に設けられた
引き出し装置上に、当該引き出し装置によってリヤー乗
降口から引き出し自在とした乗席を設け、当該引き出し
装置を、車外に延出した状態で傾斜下降および水平復帰
の上下動が可能となるよう車体に枢支したシーソー装置
を介して、車内に取付けると共に、当該シーソー装置
を、上下動自在としたリフト装置が、車内に設けられて
なる自動車のシート装置が提案されている。実公平1−
30259号公報には、車内には、車内への収納状態か
ら、サイド乗降口もしくはリヤ乗降口を介して、引き出
しエンドまで、車外へ引き出し自在とした引き出し装置
を設け、この引き出し装置の引き出し側である先端上部
に、回転自在であり、かつ所望の回転位置にて停止自在
なロック付きのターンテーブルを横設すると共に、当該
ターンテーブル上には、上記引き出しエンド状態におけ
るターンテーブルの回動時、車体と衝突しない位置に
て、座席を固設してなる身体障害者用自動車が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決ようとする課題】一般に、車両又は自動車
における車室の床面は地上から高く、お年寄り、体の不
自由な人には、その乗降には苦労をするものである。こ
の苦労を解決する手段として前記従来の技術は、開発さ
れている。しかし、特公平4−67458号公報は、支
点が一点であり、座席が外にスライドしないものであ
る。そこで、旋回半径が大きく、また昇降距離が大き
く、特別にドア開口を設けることができる車体しか実施
できない欠点がある。前記実開平1−136037号公
報は、荷物用リフトを車室に上げて支点を車内にスライ
ドさせるもので、座席を回転させて格納するという技術
思想を包含しないものである。すなわち、一般車両のド
アより昇降するとことを考えていない考案である。前記
実公昭61−15873号公報は、直線レールによる引
出し装置によってリヤー乗降口から引出し自在としたフ
レームに乗席を設け、その引出し装置を、車外に延出し
た状態で傾斜下降および水平復帰の上下動をなし、その
レールを車体に枢支したシーソー装置を介してリフト装
置に連繋して昇降するもので、座席の回転作動と、平行
アームによるスイング作動を欠くものである。したがっ
て、障害者が車外で座席に腰を降ろして乗車するという
効果を考慮していないものである。実公平1−3025
9号公報は、前述の実公昭61−15873号公報と同
一出願人の提案に係るものであって、直線レールによる
引き出し装置によって乗降口から引き出し自在としたフ
レームに乗席を回転自在に設けている。したがって、車
室内または車外で座席の回転をすることはあっても、座
席を降下する平行アームがないから座席が路面に近接し
て障害者が直接に座席に腰を降ろすということを全く想
定してない考案である。また車椅子を利用する乗車者に
とっても、半日または一日と長時間になるときに、楽な
姿勢を取ることができれば、助かるものであり、特に他
の人と同じ座席を利用できることは気分を同じものとし
て雰囲気をもりあげるものであるが、前記従来の技術で
説明したものには係る点を考慮したものは一つもないの
である。この発明は、前記従来の欠点を克服し、乗車時
から自然で良い乗車環境を提供することを目的になされ
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】車両又は自動車の車室
床面に台座底板を取付け、この中心に枢軸を立設し、こ
の枢軸回りに回転可能な旋回台座板を枢支して正面向き
よりドアー開口部に向かう側方へ所要角旋回可能な台座
を設け、この台座の旋回台座板の両側縁上にレール部を
互いにその開口部を対向するように内向とするレール枠
を取付け、前後端の側面にコロを突設したスライド支承
枠を設け、その各コロを前記レール枠のレール部に係合
し、レール枠に沿ってスライド自在に装着すると共に、
スライド支承枠の後部に原動立支枠を一体に起立支架
し、その下部の前後であって、上下に離隔して支軸を差
渡し、その前側の支軸により駆動リンクアームの下端
を、またその後側の支軸により従動リンクアームの下端
を夫々軸支し、反対の駆動リンクアームの上端と、従動
リンクアームの上端を、昇降フレームの後部に、前記下
方の支軸と前後に同一または略同一の間隔で、且つ上下
に同一または略同一の間隔で差渡した支軸により軸支
し、駆動リンクアームの下端に所要の角度をもって接続
するレバーの先端と原動立支枠の上端とに、シリンダー
とピストンロッドとで両端の作用点を拡縮する原動機を
支軸により軸着連結し、昇降フレームに座席を支架し、
台座底板には、定置解除レバーに関連してばねにより常
時上方に付勢されて旋回台座板に設けた係合孔とに対応
したとき、係合する係止ピンを配置し、台座底板に対し
て旋回台座板を座席が前方向きと、旋回して横向きに夫
々固定する定置装置を設け、前記旋回台座板には、前後
位置解除レバーに関連してスライド支承枠の前部間に差
渡された支持体に取付けた係合板の係合孔と、昇降フレ
ームの前部間に差渡された係合板の係合孔とに係合する
係合ピンを、同じくばねにより常時上方に付勢して配置
し、旋回台座板に対してスライド支承枠をレール枠に沿
って後方へ移動し、座席を後方に戻した位置と、スライ
ド支承枠をレール枠に沿って前方に移動し、座席を前方
に繰り出した位置にスライド支承枠を固定できる固定装
置を設けてなる、車両又は自動車における座席の旋回・
車外昇降装置にある。
【0005】車両又は自動車の車室の床面に、レール部
を互いにその開口部を対向するように内向とするレール
枠を取付け、前後端の側面にコロを突設したスライド支
承枠を設け、その各コロを前記レール枠のレール部に係
合し、レール枠に沿ってスライド自在に装着すると共
に、スライド支承枠の後部に原動立支枠を一体に起立支
架し、その下部の前後であって、上下に離隔して支軸を
差渡し、その前側の支軸により駆動リンクアームの下端
を、またその後側の支軸により従動リンクアームの下端
を夫々軸支し、反対の駆動リンクアームの上端と、従動
リンクアームの上端を、昇降フレームの後部に、前記下
方の支軸と前後に同一または略同一の間隔で、且つ上下
に同一または略同一の間隔で差渡した支軸により軸支
し、駆動リンクアームの下端に所要の角度をもって接続
するレバーの先端と原動立支枠の上端とに、シリンダー
とピストンロッドとで両端の作用点を拡縮する原動機を
支軸により軸着連結し、昇降フレームに台座底板を取付
け、この中心に枢軸を立設し、この枢軸回りに回転可能
な旋回台座板を枢支して正面向きよりドアー開口部に向
かう側方へ所要角旋回可能な台座を設け、この台座に座
席を支架し、台座底板には、定置解除レバーに関連して
ばねにより常時上方に付勢されて旋回台座板に設けた係
合孔とに対応したとき、係合する係止ピンを配置し、台
座底板に対して旋回台座板を座席が前方向きと、旋回し
て横向きに夫々固定する定置装置を設け、前記旋回台座
板には、前後位置解除レバーに関連してスライド支承枠
の前部間に差渡された支持体に取付けた係合板の係合孔
と、昇降フレームの前部間に差渡された係合板の係合孔
とに係合する係合ピンを、同じくばねにより常時上方に
付勢して配置し、旋回台座板に対してスライド支承枠を
レール枠に沿って車室内方へ移動し、座席を車室内方に
戻した位置と、スライド支承枠をレール枠に沿って車室
外方に移動し、座席を車室外方に繰り出した位置にスラ
イド支承枠を固定できる固定装置を設けてなる、車両又
は自動車における座席の旋回・車外昇降装置としてもよ
いものである。
【0006】
【発明の実施の形態】ワンボックスカーの車室の床面に
台座底板を取付け、この中心に枢軸を立設し 、この枢軸
回りに回転可能な旋回台座板を枢支して正面向きよりド
アー開口部に向かう側方へ所要角旋回可能な台座を設
け、この台座の旋回台座板の両側縁上にレール部を互い
にその開口部を対向するように内向とするレール枠を取
付け、前後端の側面にコロを突設したスライド支承枠を
設け、その各コロを前記レール枠のレール部に係合し、
レール枠に沿ってスライド自在に装着すると共に、スラ
イド支承枠の後部に原動立支枠を一体に起立支架し、そ
の下部の前後であって、上下に離隔して支軸を差渡し、
その前側の支軸により駆動リンクアームの下端を、また
その後側の支軸により従動リンクアームの下端を夫々軸
支し、反対の駆動リンクアームの上端と、従動リンクア
ームの上端を、昇降フレームの後部に、前記下方の支軸
と前後に同一または略同一の間隔で、且つ上下に同一ま
たは略同一の間隔で差渡した支軸により軸支し、駆動リ
ンクアームの下端に所要の角度をもって接続するレバー
の先端と原動立支枠の上端とに、シリンダーとピストン
ロッドとで両端の作用点を拡縮する原動機を支軸により
軸着連結し、昇降フレームに座席を支架し、台座底板に
は、定置解除レバーに関連してばねにより常時上方に付
勢されて旋回台座板に設けた係合孔とに対応したとき、
係合する係止ピンを配置し、台座底板に対して旋回台座
板を座席が前方向きと、旋回して横向きに夫々固定する
定置装置を設け、前記旋回台座板には、前後位置解除レ
バーに関連してスライド支承枠の前部間に差渡された支
持体に取付けた係合板の係合孔と、昇降フレームの前部
間に差渡された係合板の係合孔とに係合する係合ピン
を、同じくばねにより常時上方に付勢して配置し、旋回
台座板に対してスライド支承枠をレール枠に沿って後方
へ移動し、座席を後方に戻した位置と、スライド支承枠
をレール枠に沿って前方に移動し、座席を前方に繰り出
した位置にスライド支承枠を固定できる固定装置を設け
てなる、車両又は自動車における座席の旋回・車外昇降
装置としてもよいものである。
【0007】
【実施例】以下、この発明を実施の一例である図面によ
り説明すると、自動車、例えばワンボックスカー1の車
室2の床面3において、台座底板4を取付け、この中心
に枢軸5を立設し、この枢軸回りに回転可能な旋回台座
板6を枢支して台座を設け、この台座の旋回台座板6の
両側縁上においてコ字形レール部7、7を互いにその開
口部を対向するように内向とするレール枠8、8を取付
板9、9に取付けている。10は旋回台座板6の下面に
取付けた旋回補助支輪で、この実施例では、4か所に配
置して台座底板4上を転回する。
【0008】前後端の側面にコロ11を突設したスライ
ド支承枠12を設け、その各コロ11を前記レール枠
8、8のコ字形レール部7、7に係合し、レール枠8、
8に沿ってスライド自在に装着すると共に、スライド支
承枠12の後部に原動立支枠13を一体に支架し、その
下部前後に、且つ上下に、その位置を図1に示すよう
に、離隔して支軸14、15を差渡し、その前側の支軸
14により駆動リンクアーム16の下端を、またその後
側の支軸15により従動リンクアーム17の下端を夫々
軸支し、反対の駆動リンクアーム16の上端と、従動リ
ンクアーム17の上端を、昇降フレーム18の後端の接
続板19、19に、前記下方の支軸14、15と同じ間
隔で、且つ上下に同じ間隔で差渡した支軸20と21に
より軸支し、駆動リンクアーム16の下端に所要の角度
をもって接続するレバー22の先端と原動立支枠13の
上端とに、シリンダー23とピストンロッド24とで両
端の作用点を拡縮する原動機25を支軸26、27によ
り軸着連結している。
【0009】昇降フレーム18に座席28を支架する。
また昇降フレーム18には、足置きステップ29を接続
し、座席28の前に配置してもよいものである。
【0010】台座底板4には、定置解除レバー30に関
連してばね31により常時上方に付勢されて旋回台座板
6に設けた係合孔32と33に対応したとき、係合する
係止ピン34を配置し、台座底板4に対して旋回台座板
6を座席28が前方向きと、旋回して横向きに夫々固定
する定置装置35を設けている。なお、この定置装置3
5は、図示しないが、扇形歯車とピニオン、クランクと
連杆のごとく自動旋回原動機を関連したときは、二重ロ
ック装置となる。
【0011】旋回台座板6には、前後位置解除レバー3
6に関連してスライド支承枠12の前部間に差渡された
支持体37に取付けた係合板38の係合孔39と、昇降
フレーム18の前部間に差渡された係合板40の係合孔
41とに係合する係合ピン42を、同じくばね43によ
り常時上方に付勢して配置し、旋回台座板6に対してス
ライド支承枠12をレール枠8、8に沿って後方へ移動
し、座席を後方に戻した位置に、またスライド支承枠1
2を前方に移動し、座席を前方に繰り出してスライド支
承枠12を固定できる固定装置44を設けている。
【0012】なお、図示しないが、スライド支承枠12
とレール枠8または旋回台座板6に、ラックとピニオン
またはその他の自動移動装置を設け、スイッチボタンに
より作動できるようにしてもよいものである。
【0013】シリンダー23とピストンロッド24とで
両端の作用点を拡縮する原動機25は、車室2に設置さ
れた油圧装置と油送管で連結されることは勿論である。
そして原動機25が単動式、すなわち、座席を車室外に
降下繰り出すときは、油圧回路のコックを開くことによ
り自重で油を油溜りに戻して作動する。座席の上昇は、
油圧回路から原動機25に油を送り作動する。最終段階
でスプリングを圧縮して停止し、前記油圧回路が開放さ
れて、再び降下作動をするときに、そのスプリングの復
帰作用で、駆動リンクアームと従動リンクアームを所要
角傾斜するまで押し出し、その後自重作用で降下するよ
うになっている。
【0014】上記実施例において、車室には、先ず旋
回台座板を配置したが、反対に先ず車室の開口部に向
かってレール枠8、8を取付け、最後に昇降フレーム1
8に旋回台座板を取付け、座席を旋回自在に配置しても
よいものである。
【0015】この発明は、前述のように構成されるもの
であるから、車両又は自動車の座席は正面向きよりドア
ー開口部に向かって旋回することができ、その座席をド
アー開口部に向けた状態でアームを作動して座席を車外
にせりだし、その状態で座席に腰を降ろすことができ、
腰を掛けた状態でアームの作動で車室内に乗り込むこと
ができ、一般の座席と同様に正面向きにセットし、ドア
ーを閉めて走行することができるものである
【0016】座席をレール枠に沿ってスライドできる
ように装置したときには、座席を後退して乗車時におけ
る前席との空間を十分に確保し、また車室外に座席全体
をせりだすことが簡単な機構ができ、座席に楽に座り、
楽に立ち上がることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は上述のようになるから、車両
又は自動車の座席は正面向きよりドアー開口部に向かっ
て旋回することができ、そのドアー開口部に向けた状態
でアームを作動してドアーの開口部から座席を車外にせ
りだし、しかも腰を降ろしやすい低い位置に出てくるか
ら、お年寄り、体の不自由な人にとって、腰を掛けるこ
とが容易にでき、その腰を掛けた状態で車内に苦労なく
乗り込み、また降りることができるものである。
【0018】また車両又は自動車に乗り込んだ後は、一
般の座席と同様に正面向きに座席をセットし、ドアーを
閉めて走行することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両又は自動車における座席の旋回
・車外昇降装置の要部の側面図である。
【図2】同じくその座席部分を取り除いた状態の平面図
である。
【図3】同じくその正面図である。
【図4】同じく座席を車外に繰り出し降下した状態を示
す説明側面図である。
【図5】旋回台座板の枢支機構を示す断面図である。
【図6】台座板に対して旋回台座板を正面向き位置と、
旋回横向き位置とに係合して固定する旋回固定係合ピン
装置の側面図である。
【図7】旋回台座板に対してスライド原動支承枠を繰り
出し前進位置および後退定位置に固定する係合ピン装置
の側面図である。
【図8】この発明装置が装備されるワンボックスカーお
よび座席の昇降使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ワンボックスカー 2 車室 3 床面 4 台座底板 5 枢軸 6 旋回台座板 7 コ字形レール部 8 レール枠 9 取付板 10 旋回補助支輪 11 コロ 12 スライド支承枠 13 原動立支枠 14 支軸 15 支軸 16 駆動リンクアーム 17 従動リンクアーム 18 昇降フレーム 19 接続板 20 支軸 21 支軸 22 レバー 23 シリンダー 24 ピストンロッド 25 原動機 26 支軸 27 支軸 28 座席 29 足置きステップ 30 定置解除レバー 31 ばね 32 係合孔 33 係合孔 34 係止ピン 35 定置装置 36 前後位置解除レバー 37 支持体 38 係合板 39 係合孔 40 係合板 41 係合孔 42 係合ピン 43 ばね 44 固定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−136037(JP,U) 特公 平4−67458(JP,B2) 実公 昭61−15873(JP,Y2) 実公 平1−30259(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54 A61G 3/00 B60P 1/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両又は自動車の車室の床面に台座底板
    を取付け、この中心に枢軸を立設し、この枢軸回りに回
    転可能な旋回台座板を枢支して正面向きよりドアー開口
    部に向かう側方へ所要角旋回可能な台座を設け、この台
    座の旋回台座板の両側縁上にレール部を互いにその開口
    部を対向するように内向とするレール枠を取付け、前後
    端の側面にコロを突設したスライド支承枠を設け、その
    各コロを前記レール枠のレール部に係合し、レール枠に
    沿ってスライド自在に装着すると共に、スライド支承枠
    の後部に原動立支枠を一体に起立支架し、その下部の前
    後であって、上下に離隔して支軸を差渡し、その前側の
    支軸により駆動リンクアームの下端を、またその後側の
    支軸により従動リンクアームの下端を夫々軸支し、反対
    の駆動リンクアームの上端と、従動リンクアームの上端
    を、昇降フレームの後部に、前記下方の支軸と前後に同
    一または略同一の間隔で、且つ上下に同一または略同一
    の間隔で差渡した支軸により軸支し、駆動リンクアーム
    の下端に所要の角度をもって接続するレバーの先端と原
    動立支枠の上端とに、シリンダーとピストンロッドとで
    両端の作用点を拡縮する原動機を支軸により軸着連結
    し、昇降フレームに座席を支架し、台座底板には、定置
    解除レバーに関連してばねにより常時上方に付勢されて
    旋回台座板に設けた係合孔とに対応したとき、係合する
    係止ピンを配置し、台座底板に対して旋回台座板を座席
    が前方向きと、旋回して横向きに夫々固定する定置装置
    を設け、前記旋回台座板には、前後位置解除レバーに関
    連してスライド支承枠の前部間に差渡された支持体に取
    付けた係合板の係合孔と、昇降フレームの前部間に差渡
    された係合板の係合孔とに係合する係合ピンを、同じく
    ばねにより常時上方に付勢して配置し、旋回台座板に対
    してスライド支承枠をレール枠に沿って後方へ移動し、
    座席を後方に戻した位置と、スライド支承枠をレール枠
    に沿って前方に移動し、座席を前方に繰り出した位置に
    スライド支承枠を固定できる固定装置を設けてなる、
    両又は自動車における座席の旋回・車外昇降装置。
  2. 【請求項2】 車両又は自動車の車室の床面に、レール
    部を互いにその開口部を対向するように内向とするレー
    ル枠を取付け、前後端の側面にコロを突設し たスライド
    支承枠を設け、その各コロを前記レール枠のレール部に
    係合し、レール枠に沿ってスライド自在に装着すると共
    に、スライド支承枠の後部に原動立支枠を一体に起立支
    架し、その下部の前後であって、上下に離隔して支軸を
    差渡し、その前側の支軸により駆動リンクアームの下端
    を、またその後側の支軸により従動リンクアームの下端
    を夫々軸支し、反対の駆動リンクアームの上端と、従動
    リンクアームの上端を、昇降フレームの後部に、前記下
    方の支軸と前後に同一または略同一の間隔で、且つ上下
    に同一または略同一の間隔で差渡した支軸により軸支
    し、駆動リンクアームの下端に所要の角度をもって接続
    するレバーの先端と原動立支枠の上端とに、シリンダー
    とピストンロッドとで両端の作用点を拡縮する原動機を
    支軸により軸着連結し、昇降フレームに台座底板を取付
    け、この中心に枢軸を立設し、この枢軸回りに回転可能
    な旋回台座板を枢支して正面向きよりドアー開口部に向
    かう側方へ所要角旋回可能な台座を設け、この台座に座
    席を支架し、台座底板には、定置解除レバーに関連して
    ばねにより常時上方に付勢されて旋回台座板に設けた係
    合孔とに対応したとき、係合する係止ピンを配置し、台
    座底板に対して旋回台座板を座席が前方向きと、旋回し
    て横向きに夫々固定する定置装置を設け、前記旋回台座
    板には、前後位置解除レバーに関連してスライド支承枠
    の前部間に差渡された支持体に取付けた係合板の係合孔
    と、昇降フレームの前部間に差渡された係合板の係合孔
    とに係合する係合ピンを、同じくばねにより常時上方に
    付勢して配置し、旋回台座板に対してスライド支承枠を
    レール枠に沿って車室内方へ移動し、座席を車室内方に
    戻した位置と、スライド支承枠をレール枠に沿って車室
    外方に移動し、座席を車室外方に繰り出した位置にスラ
    イド支承枠を固定できる固定装置を設けてなる、車両又
    は自動車における座席の旋回・車外昇降装置。
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