JP2604594Y2 - 運搬車のリフト・ダンプ切換え装置 - Google Patents
運搬車のリフト・ダンプ切換え装置Info
- Publication number
- JP2604594Y2 JP2604594Y2 JP1993055546U JP5554693U JP2604594Y2 JP 2604594 Y2 JP2604594 Y2 JP 2604594Y2 JP 1993055546 U JP1993055546 U JP 1993055546U JP 5554693 U JP5554693 U JP 5554693U JP 2604594 Y2 JP2604594 Y2 JP 2604594Y2
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、荷台を水平のままで一
定高さまで上昇させるリフト状態と荷台を傾斜させるダ
ンプ状態とに適宜に切り換える運搬車のリフト・ダンプ
切換装置に関する。
定高さまで上昇させるリフト状態と荷台を傾斜させるダ
ンプ状態とに適宜に切り換える運搬車のリフト・ダンプ
切換装置に関する。
【０００２】
【従来技術】荷台をリフト状態、又はダンプ状態に切替
可能の運搬車は、走行装置を具備した車体フレームと荷
台との間にクロスリンク等のリンク機構を設け、リンク
機構の前後一端に設けたローラを車体フレーム側の案内
レール内を移動させてリフト状態とし、該ローラが案内
レールから離脱することでダンプ状態になるようにして
いる。このような構造の運搬車が例えば、実公昭６０−
３９２９１号公報に記載されている。
可能の運搬車は、走行装置を具備した車体フレームと荷
台との間にクロスリンク等のリンク機構を設け、リンク
機構の前後一端に設けたローラを車体フレーム側の案内
レール内を移動させてリフト状態とし、該ローラが案内
レールから離脱することでダンプ状態になるようにして
いる。このような構造の運搬車が例えば、実公昭６０−
３９２９１号公報に記載されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記の運搬車におい
て、荷台をリフトするかダンプするかは、荷台が車体フ
レーム上に収納されている際に切換えレバー等を操作し
て、前記リンク機構のローラが案内レール内を移動する
ようにするか案内レールから離脱するようにするかを選
択して決定する。リフト・ダンプの具体的機構として
は、例えば、ローラの枢支軸に対して係脱自在のフック
を設けたリフト・ダンプの切換え装置がある。
て、荷台をリフトするかダンプするかは、荷台が車体フ
レーム上に収納されている際に切換えレバー等を操作し
て、前記リンク機構のローラが案内レール内を移動する
ようにするか案内レールから離脱するようにするかを選
択して決定する。リフト・ダンプの具体的機構として
は、例えば、ローラの枢支軸に対して係脱自在のフック
を設けたリフト・ダンプの切換え装置がある。
【０００４】このリフト・ダンプ切換え装置において
は、フックをローラの枢支軸に係合しない状態にしてい
て荷台をダンプさせ、フックを枢支軸に係合させる状態
で荷台をリフトさせるようにするが、例えば、荷台をダ
ンプ状態にした後に切換えレバーを不測に操作してリフ
ト状態すなわちフックが枢支軸に係合する位置にしたま
まで、荷台を定位置に戻すと枢支軸がフックに衝突して
フックや枢支軸を破損させる事故が生じる。そこで、本
考案では、荷台がリフト状態あるいはダンプ状態にある
場合には、操作レバーを操作してもフックが切り換らな
いようにして前記の如き事故を防ぐことを課題とする。
は、フックをローラの枢支軸に係合しない状態にしてい
て荷台をダンプさせ、フックを枢支軸に係合させる状態
で荷台をリフトさせるようにするが、例えば、荷台をダ
ンプ状態にした後に切換えレバーを不測に操作してリフ
ト状態すなわちフックが枢支軸に係合する位置にしたま
まで、荷台を定位置に戻すと枢支軸がフックに衝突して
フックや枢支軸を破損させる事故が生じる。そこで、本
考案では、荷台がリフト状態あるいはダンプ状態にある
場合には、操作レバーを操作してもフックが切り換らな
いようにして前記の如き事故を防ぐことを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】走行装置（１）を具備し
た車体フレーム（２）上にリンク機構（３）を介して荷
台（４）を搭載し、リンク機構（３）の一端に設けたロ
ーラ（５）が車体フレーム（２）側の案内レール（６）
内を移動することで荷台（４）をリフト状態、又は該ロ
ーラ（５）が案内レール（６）から離脱することで荷台
（４）をダンプ状態にする運搬車において、ローラ軸
（５）の軸（７）上方の係合位置とローラ軸（７）後方
へ退避回動する非係合位置とに回動自在のリフト・ダン
プ切替用フック（８）と、該フック（８）と係合してそ
の回動を規制する規制体（９）を設けるとともに、荷台
（４）の収納時におけるローラ軸（７）の接当により該
規制体（９）のフック（８）との係合を解除すべく構成
してなる運搬車のリフト・ダンプ切換え装置の構成とす
る。
た車体フレーム（２）上にリンク機構（３）を介して荷
台（４）を搭載し、リンク機構（３）の一端に設けたロ
ーラ（５）が車体フレーム（２）側の案内レール（６）
内を移動することで荷台（４）をリフト状態、又は該ロ
ーラ（５）が案内レール（６）から離脱することで荷台
（４）をダンプ状態にする運搬車において、ローラ軸
（５）の軸（７）上方の係合位置とローラ軸（７）後方
へ退避回動する非係合位置とに回動自在のリフト・ダン
プ切替用フック（８）と、該フック（８）と係合してそ
の回動を規制する規制体（９）を設けるとともに、荷台
（４）の収納時におけるローラ軸（７）の接当により該
規制体（９）のフック（８）との係合を解除すべく構成
してなる運搬車のリフト・ダンプ切換え装置の構成とす
る。
【０００６】
【考案の作用及び効果】上記のリフト・ダンプ切換装置
では、荷台４が収納状態にある場合にのみ規制体９がロ
ーラ軸７に接当してフック８と係合しないので、フック
８をローラ軸７に対して係合する位置あるいは係合しな
い位置へ切り換えることができ、荷台４がリフト状態あ
るいはダンプ状態のときは、規制体９がフック８に係合
していて、不測に切換えレバーを操作しようとしてもフ
ック８が固定されているので、切り換ることがない。
又、規制体９によるフック８の回動規制を、荷台４の収
納位置におけるロール軸７の接当により解除するもので
あるから構成簡単にして、その作動が確実である。
では、荷台４が収納状態にある場合にのみ規制体９がロ
ーラ軸７に接当してフック８と係合しないので、フック
８をローラ軸７に対して係合する位置あるいは係合しな
い位置へ切り換えることができ、荷台４がリフト状態あ
るいはダンプ状態のときは、規制体９がフック８に係合
していて、不測に切換えレバーを操作しようとしてもフ
ック８が固定されているので、切り換ることがない。
又、規制体９によるフック８の回動規制を、荷台４の収
納位置におけるロール軸７の接当により解除するもので
あるから構成簡単にして、その作動が確実である。
【０００７】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。車体フレーム２は、クローラ１０からなる
走行装置１を具備し、前部にはリンク機構３を介して荷
台４を搭載し、後部には原動機を搭載しその周囲を原動
枠１１で囲っている。リンク機構３は、車体両側におい
てメインリンク１２とサブリンク１３とをその中央で枢
支しＸ字状に構成し、これら左右のリンクを一体的に連
絡して、その連絡部を車体フレーム２側に枢着した油圧
シリンダ１４で押し上げるようにしている。
ら説明する。車体フレーム２は、クローラ１０からなる
走行装置１を具備し、前部にはリンク機構３を介して荷
台４を搭載し、後部には原動機を搭載しその周囲を原動
枠１１で囲っている。リンク機構３は、車体両側におい
てメインリンク１２とサブリンク１３とをその中央で枢
支しＸ字状に構成し、これら左右のリンクを一体的に連
絡して、その連絡部を車体フレーム２側に枢着した油圧
シリンダ１４で押し上げるようにしている。
【０００８】メインリンク１２とサブリンク１３の前端
側は車体フレーム２と荷台４の前側に枢支し、原動側端
部にはローラ１５，５を枢着し、このローラ１５，５を
荷台４側の案内レール１６と車体フレーム２側の案内レ
ール６内に嵌入させている。原動枠１１の上側には、操
向用サイドクラッチレバー１７，１７と走行クラッチレ
バー１８とリフト・ダンプ切換えレバー１９等を立設
し、後側に走行速度を変えるチェンジレバー２０を立設
している。
側は車体フレーム２と荷台４の前側に枢支し、原動側端
部にはローラ１５，５を枢着し、このローラ１５，５を
荷台４側の案内レール１６と車体フレーム２側の案内レ
ール６内に嵌入させている。原動枠１１の上側には、操
向用サイドクラッチレバー１７，１７と走行クラッチレ
バー１８とリフト・ダンプ切換えレバー１９等を立設
し、後側に走行速度を変えるチェンジレバー２０を立設
している。
【０００９】リフト・ダンプ切換え装置の詳しい構成
は、図１に示す通りである。図示状態は、荷台４が車体
フレーム２の定位置に収納された状態を示し、メインリ
ンク１２の端部に支軸２１で枢支したローラ１５が荷台
４側の案内レール１６内に納まり、サブリンク１３の端
部にローラ軸７で枢支したローラ５が車体フレーム２側
の案内レール６内に納まっている。案内レール６内のロ
ーラ５位置上方はローラ５が上方へ抜け出る開口部２２
を形成している。
は、図１に示す通りである。図示状態は、荷台４が車体
フレーム２の定位置に収納された状態を示し、メインリ
ンク１２の端部に支軸２１で枢支したローラ１５が荷台
４側の案内レール１６内に納まり、サブリンク１３の端
部にローラ軸７で枢支したローラ５が車体フレーム２側
の案内レール６内に納まっている。案内レール６内のロ
ーラ５位置上方はローラ５が上方へ抜け出る開口部２２
を形成している。
【００１０】フック８は車体フレーム２に固着のブラケ
ット２３に支軸２４で枢支し、回動することでローラ軸
７上の係合位置となったりローラ軸７が上方へ移動可能
となるようローラ軸７上位置から後方へ回動した非係合
位置となるよう前記切換えレバー１９へロッド２５やブ
ラケット２６，２７等で連絡している。ブラケット２７
は原動枠１１に固着した支持板２８にピン２９で枢支し
ている。
ット２３に支軸２４で枢支し、回動することでローラ軸
７上の係合位置となったりローラ軸７が上方へ移動可能
となるようローラ軸７上位置から後方へ回動した非係合
位置となるよう前記切換えレバー１９へロッド２５やブ
ラケット２６，２７等で連絡している。ブラケット２７
は原動枠１１に固着した支持板２８にピン２９で枢支し
ている。
【００１１】９は板状の規制体であり、前記フック８と
隣接してブラケット２３に回動自在に軸３０支してあ
り、該規制体９のフック８との重合部には横長の係合孔
３３を開設し、該係合孔３３の前後下縁には係合凹部３
１，３２を形成してある。３６は引張バネであり、機枠
と規制体９の基部側に掛張され、係合凹部３１，３２形
成側を上方へ向け弾発付勢してあり、フック８から突出
させるピン３４と係合凹部３１又は３２との係合を維持
することによって、フック８の操作を規制してある。
又、該規制体９の上面はカム面３５に形成してあり、該
カム面３５へローラ軸７が摺接、又は接当することによ
り、引張バネ３６の張力に抗して該規制体９が軸３０を
中心に回動されて、その係合凹部３１，３２がフック８
のピン３４との嵌合位置から下方へ回動される。 従っ
て、フック８から突出するピン３４は、規制体９に横長
に形成される係合孔３３内に位置して規制を解除され、
フック８の切換操作が可能となる。 即ち、荷台４が車体
フレーム２上に収納された状態では、図１の如く、サブ
リンク１３のローラ軸７が規制体９のカム面３５と接当
して該規制体９を下方へ回 動させており、フック８のピ
ン３４は規制体９の係合孔３３内で前後に移動可能であ
るので、フック８のローラ軸７との係合及び非係合位置
への切り換え、即ち、リフト・ダンプ作用の切り換え操
作が可能である。
隣接してブラケット２３に回動自在に軸３０支してあ
り、該規制体９のフック８との重合部には横長の係合孔
３３を開設し、該係合孔３３の前後下縁には係合凹部３
１，３２を形成してある。３６は引張バネであり、機枠
と規制体９の基部側に掛張され、係合凹部３１，３２形
成側を上方へ向け弾発付勢してあり、フック８から突出
させるピン３４と係合凹部３１又は３２との係合を維持
することによって、フック８の操作を規制してある。
又、該規制体９の上面はカム面３５に形成してあり、該
カム面３５へローラ軸７が摺接、又は接当することによ
り、引張バネ３６の張力に抗して該規制体９が軸３０を
中心に回動されて、その係合凹部３１，３２がフック８
のピン３４との嵌合位置から下方へ回動される。 従っ
て、フック８から突出するピン３４は、規制体９に横長
に形成される係合孔３３内に位置して規制を解除され、
フック８の切換操作が可能となる。 即ち、荷台４が車体
フレーム２上に収納された状態では、図１の如く、サブ
リンク１３のローラ軸７が規制体９のカム面３５と接当
して該規制体９を下方へ回 動させており、フック８のピ
ン３４は規制体９の係合孔３３内で前後に移動可能であ
るので、フック８のローラ軸７との係合及び非係合位置
への切り換え、即ち、リフト・ダンプ作用の切り換え操
作が可能である。
【００１２】図１の状態で油圧シリンダ１４を伸長する
と荷台４がリフト状態となるが、このリフト状態では図
２の如く規制体９の係合孔３３の前側凹部３１にフック
８のピン３４が嵌合した状態でフック８が固定される。
また、フック８を後方へ回動させて油圧シリンダ１４を
伸長すると荷台４がダンプ状態となるが、このダンプ状
態では図３の如く規制体９の係合孔３３の後側凹部３２
にフック８のピン３４が勘合してフック８が固定され
る。
と荷台４がリフト状態となるが、このリフト状態では図
２の如く規制体９の係合孔３３の前側凹部３１にフック
８のピン３４が嵌合した状態でフック８が固定される。
また、フック８を後方へ回動させて油圧シリンダ１４を
伸長すると荷台４がダンプ状態となるが、このダンプ状
態では図３の如く規制体９の係合孔３３の後側凹部３２
にフック８のピン３４が勘合してフック８が固定され
る。
【図１】一部の拡大側断面図である。
【図２】一部の拡大側断面図である。
【図３】図２と状態の異なった一部の拡大側断面図であ
る。
る。
【図４】全体の側面図である。
１ 走行装置 ２ 車体フレーム ３ リンク機構 ４ 荷台 ５ ローラ ６ 案内レール ７ ローラ軸 ８ フック ９ 規制体
Claims (1)
- 【請求項１】 走行装置（１）を具備した車体フレーム
（２）上にリンク機構（３）を介して荷台（４）を搭載
し、リンク機構（３）の一端に設けたローラ（５）が車
体フレーム（２）側の案内レール（６）内を移動するこ
とで荷台（４）をリフト状態、又は該ローラ（５）が案
内レール（６）から離脱することで荷台（４）をダンプ
状態にする運搬車において、ローラ軸（５）の軸（７）
上方の係合位置とローラ軸（７）後方へ退避回動する非
係合位置とに回動自在のリフト・ダンプ切替用フック
（８）と、該フック（８）と係合してその回動を規制す
る規制体（９）を設けるとともに、荷台（４）の収納時
におけるローラ軸（７）の接当により該規制体（９）と
フック（８）との係合を解除すべく構成してなる運搬車
のリフト・ダンプ切換え装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055546U JP2604594Y2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 運搬車のリフト・ダンプ切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993055546U JP2604594Y2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 運搬車のリフト・ダンプ切換え装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718973U JPH0718973U (ja) | 1995-04-04 |
| JP2604594Y2 true JP2604594Y2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=13001713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993055546U Expired - Fee Related JP2604594Y2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 運搬車のリフト・ダンプ切換え装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604594Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101327367B1 (ko) * | 2012-06-15 | 2013-11-11 | 근우테크 주식회사 | 리프트 및 덤프장치가 구비된 4륜구동 농업용 운반차. |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP1993055546U patent/JP2604594Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0718973U (ja) | 1995-04-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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