JP3045774U - 金属線条体巻装用リール - Google Patents

金属線条体巻装用リール

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JP3045774U
JP3045774U JP1997006668U JP666897U JP3045774U JP 3045774 U JP3045774 U JP 3045774U JP 1997006668 U JP1997006668 U JP 1997006668U JP 666897 U JP666897 U JP 666897U JP 3045774 U JP3045774 U JP 3045774U
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flange
reel
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功 石井
健二 三田
昭男 片岡
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金井 宏之
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    • B65H75/28Arrangements for positively securing ends of material
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属線条体の端部を簡単かつ確実に係止およ
び解線でき、ハンドリング時のトラブルも解消できて作
業性を大幅に向上し、又係止作業や解線作業の自動化に
も対応でき、さらに長期間に渡って使用できるリールを
提供する。 【解決手段】 巻胴2の両端に固着したフランジ3の内
側面の少なくとも一箇所に設けた取付溝4に、平板状の
端部係止具5を嵌まり込むようにして、取付孔7から突
出した端部係止具5の基端部5aとフランジ外側面とを
固着して、取り付けて成る。取付溝5の上辺にはその両
端隅部からフランジ外周縁部にわたって斜め上方に拡が
る傾斜面とした案内部6を連設し、また端部係止具5の
先端部分には案内部6側に曲げた係止片5bを設け、さ
らに案内部6と係止片5bには同一方向にへこませた窪
みからなる係止部8,9を設けて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼線、スチールコード、ワイヤロープ、電線等の金属線条体を巻取 る金属線条体巻装用リール(以下単にリールという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種リールとしては、図4に示すように、フランジ22の外周に小孔 23を設け、上記小孔23に近接したフランジ外側面に鋼線または板ばね等で以 て略U字形に成形した端部係止具24を備えたものが一般的であり、小孔23か ら導き出した金属線条体の端部W0を端部係止具24とフランジ22の外周面と の間で挟持するようになしていた。
【0003】 上記従来技術では、金属線条体の端部W0を小孔23に通す作業に手間がかか るとともに、解線時においても端末を小孔23から抜き取る作業が必要である。 また、タイヤに使用されるスチールコードの場合、タイヤ製造の中間工程の1 つであるゴムコーティング工程(カレンダー工程)で、通常500個以上のリー ルからスチールコードが繰り出される。その際に、数百個のリールからスチール コードの端部を端部係止具から解線する作業を要し、非常に多くの手間と時間が かかる。また、金属線条体がスチールコード、ワイヤロープ等の撚線の場合には 、端部W0 がばらけるので、小孔23に通線し難いため、予め端部をテープで巻 いたり、あるいは溶断して素線同士を溶着させる必要が生じ、作業が非常に煩雑 であった。
【0004】 そこで、上記問題を解決するために、特開平6−107377公報には、図5 (a)および(b)に示すように、フランジ32に形成した覗き孔33に出没可 能にした把持部34を先端に有する端部係止具35を備えたリール31が開示さ れている。このリール31は、端部係止具35をフランジ外端面の外側より内側 に向かって押圧することによって弾性的に変形させ、覗き孔33に把持部34の みを押し込み、金属線条体の端部W0を把持部34にはめ込んだ後、押圧力を解 除して金属線条体の端部を挟持するものである。 この技術にあっては、小孔への金属線条体の端部の線通し作業の必要が無く、 解線時においても端部を小孔から取り出す手間を省くことができ、作業能率は向 上する。しかし、フランジ外端面に取り付けられた端部係止具がフランジ外面よ り大きく突出しているため、製品リールの梱包、運搬等のハンドリング時におい て、リールフランジ同士が接触したり、段重ね時において、端部係止具が押され て金属線条体の端部が端部係止具から外れるという欠点があった。
【0005】 また、実用新案登録第3004340号公報には、図6(a)および(b)に 示すように、フランジ43の外周縁部に至る半径方向に凹部44を設け、該凹部 44に嵌まり込むように平板状の金属板からなる金属線条体の端部係止具45を 、端部係止具45の基端部とフランジ43とをスポット溶接Bで以て固着して取 り付けたリールが提案されている。 しかし、このリール41を使用して金属線条体端部を係止した場合、図7に示 すように、端部係止具の基端部の固着部を支点として端部係止具45が曲がる状 態となるため、固着部に応力が集中する。固着部にはスポット溶接が通常用いら れるが、溶接時の熱影響により金属組織が変質するため、固着部の強度や靭性が 大きく低下している。そのため、固着部が曲げや引張りにより塑性変形したり、 最悪の場合には端部係止具が破損するというトラブルが発生していた。 さらに上記固着部には強力な固着力が要求されるため、スポット溶接がされる が、該スポット溶接では溶接時の熱でスポット溶接付近が焼きなまされ、金属線 条体端部を押圧する方向に働く押圧力が大きく低下し、金属線条体端部の係止が 確実に行えないという欠陥が生じる。 また、この欠陥と相まって、より強い係止力を得るため端部係止具とフランジ の隙間に深く金属線条体を挾み込ませようとした場合、図7に示すように、金属 線条体の端部W0 により端部係止具45が大きく反り返って、破損の原因になっ ていた。通常この種のリールは1回限りの使い捨てではなく、何回も繰り返し使 用されるものであるから、上述のトラブルがリールの寿命を大幅に縮める重大な 欠点になっていた。
【0006】 また、上記リール41において、端部係止具45と凹部44の両側上隅部との 隙間が小さいため、金属線条体をスムーズに端部係止具に挟み込めない。そのた め、金属線条体の端部を端部係止具に挟み込む際に、金属線条体を″こねる″よ うな動作が必要であった。また、解線時においても、金属線条体がスムーズに端 部係止具から外れないため、金属線条体を″しゃくる″ような動作が必要であっ た。このような作業は、作業者の苦痛となるばかりか、作業能率の低下の一因に なっていた。 また、最近では、満巻時の金属線条体の端部係止作業や、カレンダー工程にお ける金属線条体の解線作業を機械で自動的に行なうようになってきており、これ に応じて、特にスムーズに解線できる端部係止構造を有するリールが要求されて いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来のリールの問題点を解決し、金属線条体の端部を簡単に係 止および解線することができ、ハンドリング時のトラブルを解消でき、かつ金属 線条体の端部の係止を確実にし、係止や解線の自動化にも対応でき、さらにリー ルの変形や破損を防止して、長期間に渡って使用できるリールを提供することを 課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案者は、巻胴の両端にフランジを固着し、かつ フランジ内側面の略中央部分からフランジ外周縁部に至る半径方向に少なくとも 1箇所設けた取付溝に、平板状の端部係止具を嵌まり込むように取着したタイプ のリールを前提技術とし、新規な金属線条体の端部係止構造を有するリールを考 案した。 すなわち、本考案のリールは、上記取付溝の上辺にはその両側隅部から斜め上 方のフランジ外周縁部へ拡がる傾斜面とした案内部を連設し、上記端部係止具の 先端部分には案内部側に曲げた係止片を形成する。また、案内部と係止片の少な くとも一方には係止部を設ける。そして、上記端部係止具と取付溝とは、案内部 と係止片との間に隙間を、好ましくは案内部の中央上部と係止片の先端部裏側と の間に金属線条体の径と略同等の隙間を有し、かつ係止部が金属線条体の端部を 係止するように、端部係止具の基端部を取付溝の底部に設けた取付孔を通過して フランジ外側面に突出させて一体に固着して成る。
【0009】 この手段によれば、金属線条体をリールに巻取り、満巻となったときの金属線 条体の端部は、案内部の傾斜面からスムーズに導入され、端部係止具の弾性によ る押圧力によって固定される。このとき、端部係止具に働く力は、取付溝の取付 孔と端部係止具との接触部分が支点となり、この接触部分で折り曲げられる状態 となるので、スポット溶接で端部係止具の基端部近辺が熱影響を受けて弾性域が 低下しても、金属線条体の端部を押圧する方向に働く押圧力は低下せず、金属線 条体の端部が確実に係止される。また、固着部での応力集中が無くなり、塑性変 形が防止されるので、リールの繰り返し使用回数を飛躍的に増加する。また、解 線時には、金属線条体の端部を上方にやや強く引っ張るだけで、端部係止具の係 止片の押圧が解除され、簡単に解線される。
【0010】 また、取付溝に案内部を連設し、端部係止具の係止片と案内部との間に隙間を 、好ましくは案内部の中央上部と係止片の先端部裏側との間に金属線条体の径と 略同等の隙間を設けているので、上記案内係止部が金属線条体端部の係止および 解線時のガイドとなって、導入、導出がスムーズに行われ、また金属線条体の端 部の係止作業が容易に行われる。
【0011】 さらに、案内部と係止片の少なくとも一方には、金属線条体の端部を係止する 係止部を設けているので、端部係止具の押圧力が弱い場合でも、係止部が一種の 「ストッパー」機能を果たし、金属線条体の端部の外れが確実に防止される。
【0012】 上記係止部としては、案内部と係止片とに、同一方向にへこませて嵌り合うよ うにした窪みや反対方向にへこませて頂点が互いに対向して略接触するようにし た突起を設けた構成とするか、または一方に突起を、他方に突起の一部又は全部 が嵌り込む小孔を設けた構成にするのが好ましい。また案内部のみに突起を設け たり、係止片のみに窪みを設けた構成にして、加工を簡素化することもあり、こ のとき、突起や窪みの頂点が他方の面に略接触するようにすると、端部の外れを より一層確実に防止することができる。さらに、上記窪みや突起の他に、凹凸状 、条痕状、波状等の適宜な形状の係止部を構成することも可能である。
【0013】 ところで、端部係止具の係止片の先端は、面取加工や尖頭加工により丸くした り、巻胴側に少し曲げると、金属線条体の端部の係止作業がより一層スムーズに 行われる。
【0014】 また、リール(巻胴およびフランジ)の材質としては、一般構造用炭素鋼、特 殊鋼、鋳鋼等を適宜用いることができる。そして、フランジの取付溝や案内部は 、プレス加工や研削加工によって形成することができる。 また、端部係止具としては、通常弾性の強い金属を材料とし、厚みが1mm前 後で、幅が10mm前後の平板状のものが好適である。金属線条体に応じて押圧 力を変えるときには、平板の厚みや幅を適宜変更すればよい。 また、フランジ外側面と端部係止具の基端部との固着は、通常スポット溶接を 利用するが、金属用接着剤による固着、ボルトナットによる固定、ビスによる固 定等他の固着手段を、フランジの材質に合わせて選定することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照にして説明する。 図1において、1はリールで、このリール1は、巻胴2の両端にフランジ3、 3を設け、フランジ3の内側面の略中央部分からフランジ外周縁部3aに至る半 径方向に取付溝4を設け、この取付溝4内に嵌まり込むように、平板状の金属弾 性体からなる端部係止具5を、取付溝4の底部4aに設けた取付孔7よりフラン ジ外側面に突出し、端部係止具の基端部5aとフランジ外側面とをスポット溶接 Bにて固着して成る。
【0016】 上記取付溝4の上辺には、その両側隅部からフランジ外周縁部3bにわたって 斜め上方に拡がる傾斜面とした案内部6を連設する。また、端部係止具5の先端 部分には、案内部6に沿うように外側へ少し曲げた係止片5bを設け、この係止 片5bと案内部6との間には、僅かな隙間Sを設ける。この隙間Sは、金属線条 体の端部を端部係止具5と案内部6との間にスムーズに挟み込むための導入部と なる。 ところで、端部係止具の係止片5bの先端は、図1(a)(b)に示すように 、先細り形状にする尖頭加工と丸くする面取加工を施すと、より一層スムーズに 金属線条体の端部を導入することができる。
【0017】 また、上記案内部6と係止片5bには、同一方向にへこませて互いに嵌り合う 窪みからなる係止部8,9を設け、この係止部8,9で以て案内部6と係止片5 bとの隙間に導入した金属線条体の端部の外れを防止するようにする。
【0018】 上記構成のリール1を用いて、例えば、素線径0.25mmの金属素線を7本 撚り合わせた、いわゆる1×7構成のスチールコードWを巻き取り、その端部W 0 を案内部6に沿わせながら隙間Sから導入して、図2(a)(b)に示すよう に、係止部8,9を通過した位置まで引き込むと、端部W0は簡単かつ確実に挟 持される。
【0019】 金属線条体の端部W0 の係止状態を、図2(b)を参照して、さらに詳細に説 明すると、金属線条体の端部W0が端部係止具5の係止片5bとフランジ3の案 内部6との間に引き込まれることにより、端部係止具5は、取付孔7との接触部 分を支点として弾性域内で弓状に反って、係止片5bには金属線条体の端部W0 を押圧する方向に押圧力が発生する。また、端部係止具5と金属線条体の端部W 0 との間および金属線条体の端部W0とフランジ3との間には、それぞれ静摩擦力 が発生する。これらの力により、金属線条体の端部W0が挟持される。さらに、 係止部8,9がストッパーの機能を果たすことにより、たとえ端部係止具の押圧 力が弱くとも、端部W0は確実に係止することができる。
【0020】 次に、金属線条体の端部W0 を上方にやや強く引っ張るだけで、簡単に解線す ることができ、解線した後の端部係止具5は、その弾性によりフランジ側へ戻り 、図1(b)に示す状態に復元する。
【0021】 ところで、係止片5bと案内部6との隙間Sが金属線条体の径よりも大きすぎ ると、リールへの巻き取り時、金属線条体が係止片5bの先端部に引っかかるの で好ましくない。よって、上記隙間Sは、金属線条体の径と略同等程度が好まし い。
【0022】 次に、図3に示される実施の形態では、このリール11は、上述と同様に、取 付溝12に端部係止具13を取り付けたもので、案内部14の略中央には係止片 13b側に突出した突起からなる係止部15を設け、端部係止具13の係止片1 3bには上記係止部15が嵌り込むような小孔からなる係止部16を設けたもの である。
【0023】 このリール11を用いて、上述と同様のスチールコードを巻取り、金属線条体 の端部W0を案内部14に沿わせながら隙間Sから導入して、図3(a)(b) に示すように、係止部15,16を通過した位置まで引き込むと、端部W0は簡 単かつ確実に係止することができる。 また、端部係止具の係止片13bの先端は、その隅部を丸く面取りすると共に 、上方に少し反り返らせることにより、隙間Sから金属線条体の端部の導入をよ り一層容易にすることができる。
【0024】 なお、上記係止部16は、端部係止具の係止片13bに、係止部15が嵌まり 込むような大きさを有する窪みの構成にしても、同様の効果を奏する。
【0025】
【考案の効果】
本考案のリールは、上述のとおり構成されているので、従来技術のように小孔 への金属線条体の端部の線通し作業を要せず、また端部のテープ巻き作業や溶断 による素線同士の溶着作業の必要もないので、金属線条体の端部の係止作業や解 線作業が非常に簡単になり、作業性が大幅に向上する。 また、端部係止具の基端部とフランジ外側面との固着部に応力が集中しないの で、端部係止具の変形や破損が生じ難くなり、リールを長期間に渡って使用する ことができる。 さらに、金属線条体の端部を案内部より簡単に導入して、係止部で確実に係止 できるので、ハンドリング時の線外れが防止できると共に、金属線条体の端部の 係止作業や解線作業の自動化にも対応できるという優れた効果を奏する。
【提出日】平成9年9月16日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種リールとしては、図4に示すよう に、フランジ22の外周に小孔23を設け、上記小孔23に近接したフランジ外 側面に鋼線または板ばね等で以て略U字形に成形した端部係止具24を備えたも のが一般的であり、小孔23から導き出した金属線条体の端部W0 を端部係止具 24とフランジ22の外面との間で挟持するようになしていた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 そこで、上記問題を解決するために、特開平6−107377 公報には、図5(a)および(b)に示すように、フランジ32に形成した覗き 孔33に出没可能にした把持部34を先端に有する端部係止具35を備えたリー ル31が開示されている。このリール31は、端部係止具35をフランジ外端面 の外側より内側に向かって押圧することによって弾性的に変形させ、覗き孔33 に把持部34のみを押し込み、金属線条体の端部W0 を把持部34にはめ込んだ 後、押圧力を解除して金属線条体の端部を挟持するものである。 この技術にあっては、小孔への金属線条体の端部の線通し作業の必要が無く、 解線時においても端部を小孔から取り出す手間を省くことができ、作業能率は向 上する。しかし、フランジ外端面に取り付けられた端部係止具がフランジ外面 より大きく突出しているため、製品リールの梱包、運搬等のハンドリング時にお いて、リールフランジ同士が接触したり、段重ね時において、端部係止具が押さ れて金属線条体の端部が端部係止具より外れるという欠点があった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 この手段によれば、金属線条体をリールに巻取り、満巻となった ときの金属線条体の端部は、案内部の傾斜面からスムーズに導入され、端部係止 具の弾性による押圧力よって固定さふれる。このとき、端部係止具に働く力は、 取付溝の取付孔と端部係止具との接触部分が支点になり、この接触部分で曲げら れる状態となるので、スポット溶接で端部係止具の基端部近辺が熱影響を受けて 弾性域が低下しても、金属線条体の端部を押圧する方向に働く押圧力は低下せず 、金属線条体の端部が確実に係止される。また、固着部での応力集中が無くなり 、塑性変形が防止できるので、リールの繰り返し使用回数飛躍的に増加する。 また、解線時には、金属線条体端部を上方にやや強く引っ張るだけで、端部係止 具の係止片の押圧が解除され、簡単に解線される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の金属線条体巻装用リールを示し、
(a)は一部破断斜視図、(b)は要部拡大断面図であ
る。
【図2】金属線条体の端部の係止状態を示し、(a)は
一部破断斜視図、(b)は要部拡大断面図である。
【図3】本考案の金属線条体巻装用リールの他の実施の
形態を示し、(a)は一部破断斜視図、(b)は金属線
条体の端部を係止した要部拡大断面図である。
【図4】従来の金属線条体巻装用リールの金属線条体の
端部の係止状態を示す一部破断斜視図である。
【図5】従来の金属線条体巻装用リールを示し、(a)
は一部破断斜視図、(b)は金属線条体の端部を係止し
た要部拡大断面図である。
【図6】従来の金属線条体巻装用リールを示し、(a)
は一部破断斜視図、(b)は要部拡大断面図である。
【図7】図6のリールの金属線条体の端部の係止状態を
示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1、11・・・金属線条体巻装用リール 2・・・巻胴 3・・・フランジ 3a・・・フランジ外周縁部 4,12・・・取付溝 4a・・・底部 5,13・・・端部係止具 5a・・・基端部 5b,13b・・・係止片 6,14・・・案内部 7・・・取付孔 8,9,15,16・・・係止部 W・・・金属線条体 W0 ・・・金属線条体の端部 S・・・隙間
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻胴の両端にフランジを固着し、かつフ
    ランジ内側面の半径方向に設けた取付溝に平板状の端部
    係止具を嵌まり込むように取着した金属線条体巻装用リ
    ールにおいて、上記取付溝の上辺にはその両側隅部から
    フランジ外周縁部にわたって斜め上方に拡がる傾斜面と
    した案内部を連設し、また上記端部係止具の先端部分に
    は案内部側に曲げた係止片を形成し、さらに上記案内部
    と係止片の少なくとも一方には係止部を設け、上記取付
    溝に端部係止具が、案内部と係止片との間に隙間を有
    し、かつ係止部で金属線条体の端部を係止するように、
    取付溝の底部の取付孔から突出した端部係止具の基端部
    をフランジ外側面に一体に固着して、取り付けられたこ
    とを特徴とする金属条体巻装用リール。
  2. 【請求項2】 係止部が、窪みである請求項1に記載の
    金属線条体巻装用リール。
  3. 【請求項3】 係止部が、突起である請求項1に記載の
    金属線条体巻装用リール。
  4. 【請求項4】 案内部と係止片とに係止部を夫々設け、
    一方が突起であり、他方が小孔である請求項1に記載の
    金属線条体巻装用リール。
  5. 【請求項5】 案内部の中央上部と係止片の先端部との
    間に、金属線条体の径と略同等の隙間を設けた請求項1
    乃至4に記載の金属条体巻装用リール。
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