JPH0728156U - スチールコード類用巻取りリール - Google Patents

スチールコード類用巻取りリール

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JPH0728156U
JPH0728156U JP6261593U JP6261593U JPH0728156U JP H0728156 U JPH0728156 U JP H0728156U JP 6261593 U JP6261593 U JP 6261593U JP 6261593 U JP6261593 U JP 6261593U JP H0728156 U JPH0728156 U JP H0728156U
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terminal holder
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尚祐 竹村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作でスチールコードの端末部を直線状
のままリール内側で保持することができ、スチールコー
ドの使用時にも端末部を持ってそのまま引き出すことが
できる実用的なスチールコード類用巻取りリールを提供
することにある。 【構成】フランジの外周縁付近に、基部30がフランジ
外面側に位置しスチールコード類の端末部に対する挟持
部33がフランジ内面側に位置する開閉自在な端末保持
具3を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスチールコード類用巻取りリールに関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
ゴム製品補強用のスチールコードやこれを得るためのフィラメントは伸線加工 、撚り加工および最終製品の段階でそれぞれリールないしボビンに巻取られる。 この巻取りリールは巻胴の両端に金属製円板からなるフランジを固着しており 、巻胴に巻いたスチールコードやフィラメント(以下スチールコードと称す)の端 末部を止めるため、一般に実開平3−62067号公報のようにフランジに導出 穴を設け、この導出穴からスチールコード端末部をフランジ外部に引出し、導出 穴と隔たって位置のフランジ外面に設けたV状ないしU状のクリップに挟み込み 係止させるようにしていた。 しかしこの構造では、スチールコードを止める際に端末部をいちいち導出穴か ら外部に導き導出穴エッジで屈曲しなければならず、またスチールコードを使用 するときにも導出穴から胴内側に抜かなければならないため作業が煩雑であった 。さらにコード端末部が屈曲しているため、穴からスチールコードを抜くときに 端末部を放すと絡み合ったりもつれたりし、カレンダー作業でコード切断を起こ すなどのトラブルを発生させる問題があった。 スチールコードの端末止めの他の構造として、導出穴の代りにフランジ外縁に V字状またはU字状の切欠きを設けたものもあるが、この構造は前記先行技術に 比べてスチールコードの取出しは容易であるものの、切欠きによってリール強度 が低下すると同時に、リールの取扱いの際に切欠きによって手指を切ったりし、 安全上問題があった。 また、実開平3−62069号公報にはフランジの外縁に沿って長孔を形成し 、その近傍のフランジ外面にクリップを設けた構造が提案されているが、このも のではスチールコードの端末部をV状に塑性変形してそのV字屈曲部分をクリッ プで止めなければならないため煩雑であるうえ、スチールコード端末のかなりの 長さがロスとなりやすく不経済であるという問題があった。
【0003】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、簡単な操作でスチールコードの端末部を直線状のままリール内側 で保持することができ、スチールコードの使用時にも端末部を持ってそのまま引 き出すことができる実用的なスチールコード類用巻取りリールを提供することに ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、フランジの外周縁付近に、基部がフランジ 外面側に位置しスチールコード類の端末部に対する挟持部がフランジ内面側に位 置する開閉自在な端末保持具を設けたものである。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1ないし図4は本考案によるスチールコード類用巻取りリールの第1実施例 を示しており、1は巻胴、2,2は巻胴1の端部に固着された一対の円形状のフ ランジであり、フランジ2,2には外周縁にカール部20が設けられる一方、内 周側からは複数の補強リブ21,21が設けられている。 3は本考案で特徴とするフランジ内側保持式の端末保持具であり、前記フラン ジ2,2の一方または双方の外周に近い部位に1か所または複数個所取り付けら れる。 この端末保持具3は、第1実施例では、フランジ外周縁付近に固着された基部 30と、基部30に連続し常態においてフランジ外面から離間する方向に付勢さ れた押圧操作部31と、該押圧操作部31から前方に伸びる出没部32と、出没 部の前端から上方に屈曲した挟持部33とを有し、この例では側面からみて釣針 に類する形状となっている。前記出没部32はフランジ2の板厚を貫く穴22を 介してフランジ内面側に突出し、挟持部33はフランジ内面23に接するかまた はスチールコードWの径よりも小さな寸法のギャップを持つようにフランジ内面 23と対向している。
【0006】 この第1実施例では、端末保持具3は正面からみて舌片状輪郭に曲げ加工した 線材で構成され、押圧操作部31と出没部32は2本の略平行状な線からなり、 挟持部33は2本の線がヘアピン状につながっている。図5は本考案の第2実施 例を示しており、この実施例では端末保持具3は板ばねからなっている。 いずれの実施例においても基部30はフランジ外面に溶接されているが、これ に限らず、カール部20に差し込み挟着しあるいはかしめる方法など任意である 。 なお、図示しないが線材と板ばねとを組合せ、たとえば押圧操作部31まで を板ばねとしそれから先の出没部32と挟持部33を線材で構成してもよい。
【0007】 図6は第3実施例を示しており、この実施例では端末保持具3はカール部20 の一部を利用して基部30と押圧操作部31が構成されている。すなわちカール 部20の一部にフランジ外面から離間する方向に曲げられてバネ性を付与された 舌片部200を形成し、該舌片部200の自由端部に出没部32と挟持部33と を有する線状または板状の端末保持具3を固着している。図6(a)は出没部端部 を舌片部200の内面に接合しており、図6(b)は出没部端部を舌片部200の 外面に溶接または巻締めなどによって固定している。
【0008】 いずれの実施例においても押圧操作部31はカール部20の外線よりも内側に 位置していることが必要であり、また挟持部33はスチールコードWの巻装工程 の障害とならないように常態において巻装有効幅より外側に位置していることが 望ましい。 図7(a)(b)は挟持部33をより確実に巻装有効幅より外側に位置させるための 構造を示しており、端末保持具3の取付け領域のフランジ部分に、フランジ内面 23より外側に窪んだ凹部25を形成し、ここに常態において挟持部33が位置 するようにしている。このような構成を採用すれば、補強リブ21を外側に膨出 するように設けても何ら問題がない。図7(a)(b)の場合、端末保持具3は図3な いし図6のいずれの構造をとることができる。
【0009】
【実施例の作用】
本考案は上記のような構成からなるので、押圧操作部31を操作しない状態で は挟持部33はフランジ内面23に接触するかまたはわずかな隙間をおいて対向 している。 巻胴1に対してスチールコードWを巻装し終わり、端末部wを止めるときには 図3(a)のように手指で押圧操作部31を押圧するものであり、こうすれば基部 30を支点として押圧操作部31はフランジ外面24に接近するように変位し、 それに伴って出没部32はフランジ内側に突入し、図3(b)のように挟持部33 はフランジ内面23と十分に離間した開き状態となる。そこで片方の手で持った 端末部wを上方から挟持部33とフランジ内面23との間に装入し、押圧操作部 31の押圧を解除すれば、復元力によって出没部32がフランジ外側に突出する ため挟持部33は自動的に閉じ、端末部wは図3(c)と図4(b)のようにフランジ 内面23との間でしっかりと挟持される。従って、端末止め操作は容易である。 その後スチールコードWを使用するときには、図4のように挟持部33から先 に伸びている端末部wを持って上方に持ち上げれ挟持部33による保持が瞬時に 解かれるため、きわめて簡単に引出すことができる。そして端末部wは無理に屈 曲されていないため端末まで無駄なく使用することができる。
【0010】
【考案の効果】
以上説明した本考案によるときには、フランジの外周縁付近に、基部30がフ ランジ外面側に位置しスチールコード類の端末部wに対する挟持部33がフラン ジ内面側に位置する開閉自在な保持具3を設けたので、簡単な操作でスチールコ ードの端末部を直線状のままリール内側で保持することができ、スチールコード の使用時にも端末部を持ってそのまま引き出すことができるというすぐれた効果 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスチールコード類用巻取りリール
の第1実施例を示す部分切欠側面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】図1の要部を状態変化を伴って示す拡大図であ
る。
【図4】図3の(c)の状態をフランジ外面と内面とで示す
説明図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す要部断面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す要部断面図である。
【図7】本考案の第4実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
2 フランジ 3 端末保持具 20 フランジ外面 23 フランジ内面 30 基部 31 押圧操作部 32 出没部 33 挟持部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジの外周縁付近に、基部30がフラ
    ンジ外面側に位置しスチールコード類の端末部に対する
    挟持部33がフランジ内面側に位置する開閉自在な端末
    保持具3を備えたことを特徴とするスチールコード類用
    巻取りリール。
  2. 【請求項2】端末保持具3がフランジ外周縁付近に固着
    された基部30と、基部30に連続し常態においてフラ
    ンジ外面から離間する方向に付勢された押圧操作部31
    と、該押圧操作部31から前方に伸びる出没部32と、
    出没部の前端から上方に屈曲した挟持部33とを有して
    いる請求項1に記載のスチールコード類用巻取りリー
    ル。
  3. 【請求項3】カール部20が一部にフランジ外面から離
    間する方向に曲げられてバネ性を付与された舌片部20
    0を有し、端末保持具3が該舌片部200の自由端部に
    固着されているものを含む請求項1に記載のスチールコ
    ード類用巻取りリール。
  4. 【請求項4】端末保持具3が線条材からなっている請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載のスチールコード
    類用巻取りリール。
  5. 【請求項5】端末保持具3が板ばねからなっている請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載のスチールコード
    類用巻取りリール。
JP1993062615U 1993-10-28 1993-10-28 スチールコード類用巻取りリール Expired - Lifetime JP2576330Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466284B1 (ko) * 2002-04-08 2005-01-13 김성남 금사용 보빈

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS489583U (ja) * 1971-06-17 1973-02-02
JPS5381880U (ja) * 1976-12-09 1978-07-07
JP3062071U (ja) * 1999-01-05 1999-09-28 誠光 土屋 マルチスコップ

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