JPH07245840A - コルゲートチューブ取付治具 - Google Patents
コルゲートチューブ取付治具Info
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- JPH07245840A JPH07245840A JP6036081A JP3608194A JPH07245840A JP H07245840 A JPH07245840 A JP H07245840A JP 6036081 A JP6036081 A JP 6036081A JP 3608194 A JP3608194 A JP 3608194A JP H07245840 A JPH07245840 A JP H07245840A
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Abstract
コルゲートチューブを、1つの治具で作業性よくかつ確
実に電線束に被覆できるコルゲートチューブ取付治具を
提供する。 【構成】 U字状の治具1の、底部11(電線束のガイ
ド部)を挟む両側部12,12の上辺に設けた、コルゲ
ートチューブ案内のためのフランジ縁13,13の端部
13a,13aが、底部11にガイドされる電線束より
高い位置になるように、フランジ縁13,13をカット
した。 【効果】 とくにサイズの小さいコルゲートチューブ
が、電線束の手前で治具から外れてしまうことを防止で
きる。
Description
造時に、電線束をコルゲートチューブで被覆するときに
使用する治具に関するものである。
ハーネスは、電線束の所定部分がコルゲートチューブで
覆われた構造になっている。従来、このようなワイヤー
ハーネスを製造する際に、電線束をコルゲートチューブ
で被覆する作業は、作業者が手作業で行っていたが、作
業効率が悪く、また長時間作業していると手をいためる
おそれもあった。
めの治具が種々検討されており、本願出願人も先に、図
4(a) に示す治具9を提案した。図の治具9は、1枚の
板材を略U字状に曲成した形状を有するとともに、U字
の底部91を挟む略平行な2つの側部92,92の上辺
をU字の底部91に対して傾斜状に形成し、かつ上記2
辺の縁を互いに外側に折曲してフランジ縁93,93と
したものである。
チューブで被覆するには、まず図4(b) および図5(a)
に示すように、U字の底部91に電線束Wをあてがうと
ともに、フランジ縁93,93を、コルゲートチューブ
CのスリットC1からチューブ内に挿入して、当該フラ
ンジ縁93,93を、スリットC1の両側の、コルゲー
トチューブCの端C2,C2に係合させる。
に固定しつつ、図4(b) 中に黒矢印で示すように、コル
ゲートチューブCを電線束Wの方向に送り出す。そうす
るとコルゲートチューブCは、その端C2,C2と、フ
ランジ縁93,93との係合によって電線束Wの方向に
案内されつつ、当該フランジ縁93,93によってスリ
ットC1が拡開されて電線束Wに連続的に被せられた
後、自身の弾性によってスリットC1を閉じて、電線束
Wを被覆する〔図5(b) 〕。
コルゲートチューブCを送り出し続けると、電線束W
を、所定の長さに亘って、コルゲートチューブCで効率
よく被覆することができる。上記治具は構造が簡単であ
る上、電線束をコルゲートチューブで被覆する作業を簡
単に行えるという利点がある。
たとえばコルゲートチューブの内径と電線束の外径との
間に十分な隙間がない場合や、あるいはコルゲートチュ
ーブの内径より電線束の外径の方が大きいためスリット
が開いてしまう、いわゆるパンク時等に使用すると、下
記のような問題を生じることが、その後の検討で明らか
となった。
ンジ縁93,93は、図5(a) に示すように、側部9
2,92が変形することで近接配置されているが、治具
9の先端部付近では、図6(a) に示すように、電線束W
によって間隔が大きく拡げられている。このため、電線
束Wと上記のような関係にあるコルゲートチューブC
は、同図に示すように治具9の先端部付近において、ス
リットC1が必要以上に大きく拡げられて、その端C
2,C2が、図中白矢印で示すようにフランジ縁93,
93から外れやすくなる。そして、図6(b) に示すよう
に電線束Wの手前で治具9から外れてしまい、電線束W
を被覆できなくなるという問題がある。
の外径との間に十分な隙間があっても、たとえば電線束
の途中に継ぎ目や枝分かれ(スプライス)等による膨ら
みや、スプライス部に防水パッド処理を施したこぶ状の
膨らみがある場合には、当該膨らみの部分において、上
記の問題が同様に発生する。また上記の問題は、とくに
内径10mmφ以下程度の、小径のコルゲートチューブに
おいて多発する。これは、コルゲートチューブCの径の
大小に拘らず同じ治具9を使用するため、小径のものほ
ど相対的にフランジ縁93,93が大きくなり、その結
果、治具9の先端部付近でのスリットC1の開き方が、
コルゲートチューブCの径に比して大きくなって、その
端C2,C2がフランジ縁93,93から外れやすくな
ることが原因と考えられる。
ンジ縁の幅の小さい専用の治具を用意することも考えら
れるが、その場合、作業者は、コルゲートチューブの径
に合わせて治具を選択する必要があり、作業性が悪いと
いう問題がある。この発明はこのような背景技術のもと
になされたもので、コルゲートチューブが電線束の手前
で治具から外れてしまい、電線束を被覆できなくなると
いう問題を生じることがなく、種々のサイズのコルゲー
トチューブを、作業性よく被覆できるコルゲートチュー
ブ取付治具を提供することを目的としている。
軸方向に拡開可能なスリットが形成されたコルゲートチ
ューブを電線束に被せるべく、1枚の板材を略U字状に
曲成した形状を有し、U字の底部を電線束のガイド部と
するとともに、このU字の底部を挟む略平行な2つの側
部の上辺をU字の底部に対して傾斜状に形成し、かつ上
記2辺の縁を互いに外側に折曲して、コルゲートチュー
ブのスリットを拡開しつつ、U字の底部にガイドされた
電線束に被せるようにガイドするフランジ縁としたコル
ゲートチューブ取付治具において、上記フランジ縁の、
治具の先端側の端部が、U字の底部にガイドされる電線
束より高い位置になるように、当該フランジ縁をカット
した形状に形成されていることを特徴とするものであ
る。
ランジ縁の、治具の先端側の端部が、U字の底部にガイ
ドされる電線束より高い位置になるように、当該フラン
ジ縁をカットした形状に形成されているので、コルゲー
トチューブは、治具の先端部において、従来のように大
きく拡げられることがない。
取付治具によれば、コルゲートチューブが電線束の手前
で治具から外れてしまうことが防止され、種々のサイズ
のコルゲートチューブを、1つの治具で作業性よくかつ
確実に電線束に被覆することが可能となる。
例について詳細に説明する。図1(a) に示すように、こ
の実施例のコルゲートチューブ取付治具1は、1枚の板
材を略U字状に曲成した形状を有しており、そのU字の
底部11を、図中二点鎖線で示す電線束Wのガイド部と
するとともに、このU字の底部11を挟む略平行な両側
部12,12の上辺をU字の底部11に対して傾斜状に
形成し、かつ上記2辺の縁を互いに外側に折曲してフラ
ンジ縁13,13としている。
ーブCのスリットC1を拡開しつつ、U字の底部11に
ガイドされた電線束Wに被せるようにガイドするもので
あり、治具1の先端1a側の端部13a,13aが、U
字の底部11にガイドされる電線束Wより高い位置にな
るように、上記治具1の先端1a側をカットした形状に
形成されている。
形成した孔であり、この孔12aは、電線束Wをコルゲ
ートチューブCで被覆する際に、作業者が指を挿入して
治具1を保持するためのものである。上記各部からな
る、この実施例のコルゲートチューブ取付治具1を用い
て、電線束Wをコルゲートチューブで被覆するには、ま
ず図2(a)(b)に示すように、ガイド部であるU字の底部
11に電線束Wをあてがうとともに、フランジ縁13,
13を、コルゲートチューブCのスリットC1からチュ
ーブ内に挿入して、当該フランジ縁13,13を、スリ
ットC1の両側の、コルゲートチューブCの端C2,C
2に係合させる。
に固定しつつ、図1(b) 中に黒矢印で示すように、コル
ゲートチューブCを電線束Wの方向に送り出す。そうす
るとコルゲートチューブCは、その端C2,C2と、フ
ランジ縁13,13との係合によって電線束Wの方向に
案内されつつ、当該フランジ縁13,13によってスリ
ットC1が拡開されて電線束Wに連続的に被せられた
後、自身の弾性によってスリットC1を閉じて、電線束
Wを被覆する〔図2(b) 〕。
うに、治具1の先端1a側の端13a,13aが、U字
の底部11にガイドされる電線束Wより高い位置になる
ように、上記治具1の先端1a側をカットしてあるた
め、コルゲートチューブCは、図3に示すように、治具
1の先端部において大きく拡げられることなく、電線束
Wに被せられる。このため、コルゲートチューブCが電
線束Wの手前で治具1から外れてしまうことが防止さ
れ、その結果、種々のサイズのコルゲートチューブC
を、1つの治具1で作業性よくかつ確実に電線束Wに被
覆することが可能となる。
13aの位置は、図1(a) に示した実施例には限定され
ず、主として使用するコルゲートチューブCや電線束W
のサイズ等に合わせて、コルゲートチューブCが治具1
から外れない範囲で、上記位置より上または下の任意の
位置に設定することができる。要するにフランジ縁1
3,13の端13a,13aは、U字の底部11にガイ
ドされる電線束Wより高い位置になっていればよいので
ある。
れることなく、請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更
が可能である。
付治具は、フランジ縁を、コルゲートチューブの挿入端
から、治具の先端より手前までの間に形成し、それより
先端側を切り欠いてあるので、コルゲートチューブが電
線束の手前で治具から外れてしまうことが防止される。
ズのコルゲートチューブを、1つの治具で作業性よくか
つ確実に電線束に被覆することが可能となる。
付治具の一実施例を示す斜視図、同図(b) は、上記実施
例のコルゲートチューブ取付治具を用いて、電線束をコ
ルゲートチューブで被覆する作業の一工程を示す斜視図
である。
図(b) は、上記実施例のコルゲートチューブ取付治具を
用いて、電線束をコルゲートチューブで被覆する作業の
次工程を示す斜視図である。
(b) は、上記従来の治具を用いて、電線束をコルゲート
チューブで被覆する作業の一工程を示す斜視図である。
図(b) は、上記従来の治具を用いて、電線束をコルゲー
トチューブで被覆する作業の次工程を示す斜視図であ
る。
図(b) は、上記従来の治具において発生する問題点であ
る、コルゲートチューブが治具から外れた状態を示す斜
視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】軸方向に拡開可能なスリットが形成された
コルゲートチューブを電線束に被せるべく、1枚の板材
を略U字状に曲成した形状を有し、U字の底部を電線束
のガイド部とするとともに、このU字の底部を挟む略平
行な2つの側部の上辺をU字の底部に対して傾斜状に形
成し、かつ上記2辺の縁を互いに外側に折曲して、コル
ゲートチューブのスリットを拡開しつつ、U字の底部に
ガイドされた電線束に被せるようにガイドするフランジ
縁としたコルゲートチューブ取付治具において、上記フ
ランジ縁の、治具の先端側の端部が、U字の底部にガイ
ドされる電線束より高い位置になるように、当該フラン
ジ縁をカットした形状に形成されていることを特徴とす
るコルゲートチューブ取付治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03608194A JP3252589B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | コルゲートチューブ取付治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03608194A JP3252589B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | コルゲートチューブ取付治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245840A true JPH07245840A (ja) | 1995-09-19 |
JP3252589B2 JP3252589B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=12459797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03608194A Expired - Lifetime JP3252589B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | コルゲートチューブ取付治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252589B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000253534A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Yazaki Corp | コルゲートチューブ取付け治具及びワイヤーハーネスに対するオーバーラップ型コルゲートチューブの取付け方法 |
US7765684B2 (en) | 2004-08-16 | 2010-08-03 | Yazaki Corporation | Corrugated tube mounting jig |
JP2013066281A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ロック付コルゲートチューブ取付治具 |
JP2016039695A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 矢崎総業株式会社 | 外装保護材取付治具 |
CN105437530A (zh) * | 2014-09-22 | 2016-03-30 | 住友电装株式会社 | 管状外装部件安装装置及带管状外装部件的电线模块的制造方法 |
JP2016149268A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 矢崎総業株式会社 | 挿入装置、及び、外装部材付き電線製造方法 |
JP2017091912A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 三菱電線工業株式会社 | コルゲートパイプ付きケーブルの製造方法及びコルゲートパイプ付きケーブル |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP03608194A patent/JP3252589B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
JP3252589B2 (ja) | 2002-02-04 |
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