JPH09134630A - グロメット - Google Patents

グロメット

Info

Publication number
JPH09134630A
JPH09134630A JP7293908A JP29390895A JPH09134630A JP H09134630 A JPH09134630 A JP H09134630A JP 7293908 A JP7293908 A JP 7293908A JP 29390895 A JP29390895 A JP 29390895A JP H09134630 A JPH09134630 A JP H09134630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
diameter
holding portion
holding
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7293908A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takizawa
一弘 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7293908A priority Critical patent/JPH09134630A/ja
Publication of JPH09134630A publication Critical patent/JPH09134630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ワイヤーハーネスを開口部内に保
持するグロメットに関し、その保持部の内径を変化させ
ることにより、異なるハーネス径でもシワの発生のない
少しのテープ巻による液密な保持を可能にして、コスト
の削減および作業性の向上を図る。 【解決手段】 パネルの開口部に嵌着する嵌着部12と、
嵌着部12から縮径しつつ延長されワイヤーハーネス5を
保持する保持部13とを備え、この保持部13に外端部13a
から嵌着部12方向に延在するスリット14を円周方向の反
対側に2箇所形成するとともにそのスリット14を覆うカ
バー15を設け、これら嵌着部12、保持部13およびカバー
15を弾性材料により一体に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネルの開口部を
通過するワイヤーハーネスをその開口部内に保持するグ
ロメットに関し、詳しくは、ワイヤーハーネスの外径に
拘らず液密に通過させることのできるグロメットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両などの外部と室内の間に
ワイヤーハーネスを通す際には、その車両のパネルに開
口する開口部にワイヤーハーネスを挿通するグロメット
を取り付けて保持させることが多用されている。この種
のグロメットとしては、例えば、図4に示すようなもの
がある。このグロメット1は車両の開口部に嵌着して取
り付ける嵌着部2と、外部に引き出したワイヤーハーネ
ス5を保持する保持部3とを備えており、ワイヤーハー
ネス5は液滴が電線6の束内に入り込まないようにビニ
ールチューブ7に内装されている。そして、その保持部
3とワイヤーハーネス5との間は液密にテープ巻きする
ことにより車外からの液滴の侵入を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のグロメットにあっては、嵌着部2を車両の開
口部の形状毎に合わせて作製するので、保持部3までワ
イヤーハーネス5の外径(ハーネス径)毎に対応させる
ことはできず、保持部3の内径よりも大きなハーネス径
ではビニールチューブ7にシワ8が生じてしまう。その
ため、この場合には、図5に示すように、シワ8を覆い
液密となるまで大量のテープ9を巻き付けることにより
対処していた。
【0004】また、保持部3の内径よりもかなり小さな
ハーネス径では、逆に保持部3にシワが生じるために同
様に対処したり、ビニールチューブ7に保持部3の内径
に合うまで大量のテープ9を巻き付けることにより対処
していた。このことから、何れにしても大量のテープ巻
が必要であり、またその作業も大変であるという問題が
あった。
【0005】そこで、本発明は、ワイヤーハーネスを保
持する部位の径を変化させることにより、異なるハーネ
ス径でもシワの発生なく少しのテープ巻で液密に保持で
きるようにして、コストの削減および作業性の向上を図
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、パネルに形成された開口部を通過
させるワイヤーハーネスを挿通して該開口部内に保持さ
せる弾性材料により形成したグロメットであって、パネ
ルの開口部の縁に嵌着する嵌着部と、該嵌着部からワイ
ヤーハーネスの挿通方向に延長するように形成され該ワ
イヤーハーネスを保持する保持部と、を備え、保持部の
外端部からワイヤーハーネスの挿通方向に延在する切欠
を形成するとともに、該切欠を覆うカバーを設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】この請求項1記載の発明では、保持部が保
持するワイヤーハーネスの外径に応じて切欠の面積を変
化させることができ、切欠の面積を広げたり、保持部の
切欠に隣接する部位を重ねることができる。そして、こ
の切欠はカバーにより覆うことができる。請求項2記載
の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、前記保持
部の内径が、外端部から嵌着部方向に向かって徐々に大
径に変化するように形成したことを特徴とするものであ
る。
【0008】この請求項2記載の発明では、切欠の面積
を広げるときには、保持部は切欠の嵌着部側の内径まで
大きくすることができる。請求項3記載の発明は、請求
項1または2に記載の発明の構成に加え、前記切欠を、
保持部の周方向の複数箇所にスリット状に形成したこと
を特徴とするものである。
【0009】この請求項3記載の発明では、切欠の間に
挟まれた保持部毎にワイヤーハーネスの法線方向に移動
させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明に係るグロメットの一
実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、上述
従来例と同様にワイヤーハーネス5を保持する場合を説
明するので、同様な構成には同一の符号を付して説明す
る。
【0011】図1において、11はグロメットであり、グ
ロメット11は、パネル(車両のボディなど)に開口する
図示していない開口部の縁と略同一形状に底面を形成さ
れた溝12aを有しその開口部に溝12aを嵌め込んで嵌着
させ取り付ける嵌着部12と、この嵌着部11から徐々に縮
径するように延長され内部に挿通するワイヤーハーネス
5を保持する保持部13とを備えており、この嵌着部12お
よび保持部13は双方の端部側が開口する、所謂、漏斗形
状に形成されている。
【0012】保持部13は、嵌着部12から離隔する外端部
13aよりその嵌着部12方向に延在するスリット(切欠)
14が開口を挟んで反対側の2箇所に形成されるととも
に、その長手方向の縁にはスリット14よりも幅広に形成
され少なくともそのスリット14を覆うことが可能な長さ
に形成されたカバー15がそれぞれ設けられている。この
グロメット11は、嵌着部12、保持部13およびカバー15を
弾性材料、例えばゴム材料により一体成形されており、
嵌着部12は弾性変形させてパネルの開口部に嵌着させる
ことができ、保持部13は内部に挿通するワイヤーハーネ
ス5の法線方向にスリット14間毎に弾性変形させて外端
部13aを移動させことができ、カバー15は弾性変形させ
てスリット14を覆うように保持部13の外周面に巻き付け
ることができる。
【0013】次に、ワイヤーハーネスの保持をハーネス
径毎に作用とともに図2および図3を用いて説明する。
ビニールチューブ7の外径(ハーネス径)が自然状態の
外端部13aの内径と略一致するワイヤーハーネス5の場
合には、図2(a)に示すように、保持部13を変形させ
ずに(スリット14の切欠面積を変えることなく)そのま
まの状態でそのワイヤーハーネス5を挿通することがで
きる。この後には、カバー15の双方をスリット14を覆う
方向に保持部13の外面に巻き付けた後に、図2(b)に
示すように、そのカバー15前後のビニールチューブ7か
ら保持部13までテープ巻する。
【0014】一方、ビニールチューブ7の外径が自然状
態の外端部13aの内径よりも大きなワイヤーハーネス5
の場合には、図3(a)に示すように、保持部13の外端
部13aを拡径するように変形させスリット14の切欠面積
を大きくすることによりその内径をハーネス径に略一致
させることができ、ビニールチューブ7を縮径させるよ
うな負荷を与えることなくそのワイヤーハーネス5を挿
通して保持することができる。このとき、保持部13は、
嵌着部12方向に徐々に拡径するように形成されているの
で、スリット14の嵌着部12側端部の内径まで拡径するこ
とができる。また保持部13は、スリット14を周方向反対
側の2箇所に形成されているので、スリットが1箇所の
場合のような周方向にずらされる大きな負荷を加えられ
ることなく、スリット14の間毎にビニールチューブ7の
法線方向に移動させその外面に沿わせることができる。
この後には、カバー15の双方をスリット14を覆う方向に
保持部13の外面に巻き付け、図2(b)と同様に、その
カバー15の前後をテープ巻する。
【0015】他方、ビニールチューブ7の外径が自然状
態の外端部13aの内径よりも小さなワイヤーハーネス5
の場合には、図3(b)に示すように、保持部13の外端
部13aを縮径するように変形させスリット14の切欠面積
を小さくする(本実施形態ではスリット14の縁を重ね
る)ことによりその内径をハーネス径に略一致させるこ
とができ、そのワイヤーハーネス5を挿通して保持する
ことができる。このとき、保持部13は、ハーネス径が大
きな場合と同様に周方向にずらされる大きな負荷を加え
られることなく、スリット14の間毎にビニールチューブ
7の法線方向に移動させその外面に沿わせることができ
る。この後には、カバー15の双方をスリット14を覆う方
向に保持部13の外面に巻き付け、図2(b)と同様に、
そのカバー15の前後をテープ巻する。
【0016】したがって、ビニールチューブ7および保
持部13にシワを発生させるような負荷が与えられること
がなく、シワの発生を防止しつつワイヤーハーネス5を
保持することができ、少ないテープ9により液密にテー
プ巻きすることができる。このように本実施形態におい
ては、保持部13を嵌着部12方向に向かって徐々に大径に
変化させるとともに円周方向反対側の2箇所にスリット
14を形成しているので、ワイヤーハーネス5のハーネス
径に応じてスリット14を広げたり重ねることにより(切
欠面積を変化させることにより)、ビニールチューブ7
や保持部13にシワが発生するような負荷を加えることな
く、保持部13のスリット14の間をビニールチューブ7の
外面に沿わせることができ、その内径をハーネス径に一
致させそのワイヤーハーネス5を保持することができ
る。また、このスリット14はカバー15を保持部13の外面
に巻き付けることにより覆うことができる。したがっ
て、ワイヤーハーネス5のハーネス径が異なっても少し
のテープ巻で液密に保持することができる。この結果、
コストを削減することができるとともに作業性を向上さ
せることができる。
【0017】なお、本実施形態では、切欠としてスリッ
ト14を形成した場合を説明しているが、これに限らず、
例えばスリット14の間も切り欠いて1つのカバー15によ
り覆うようにしてもよい。また、スリット14を2箇所に
形成した場合を説明しているが、円周方向の3箇所以上
に形成してもよく、それを1つのカバー15により覆うよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
【0018】また、嵌着部12方向に大径に変化する保持
部13の一例を説明したが、保持するワイヤーハーネス5
の径よりも大きめのストレート形状に形成した保持部に
も適用することができることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、保持部に
外端部から嵌着部方向に切欠を形成しているので、その
切欠の面積をワイヤーハーネスの外径に応じて変化させ
ることができ、保持部は切欠の面積を小さくしたときに
は内径を小さく、また切欠の面積を大きくしたときには
嵌着部側の内径にすることができる。そして、この切欠
はカバーにより覆うことができる。したがって、保持部
の内径を変化させることにより異なるハーネス径でも、
その保持部およびワイヤーハーネスにシワを発生させる
ことなく少しのテープ巻で液密に保持することができ
る。この結果、コストを削減するとともに作業性を向上
させることができる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、保持部の内
径は外端部から嵌着部方向に向かって徐々に大径に変化
しているので、切欠の面積を広げるときには保持部の内
径を大きくすることができる。したがって、自然状態で
は挿通不可能なワイヤーハーネスをシワを発生させるこ
となく保持することができる。請求項3記載の発明によ
れば、スリット状の切欠を保持部の周方向に複数箇所形
成するので、切欠の間に挟まれた保持部毎に周方向への
負荷を加えることなくワイヤーハーネスの外面に沿わせ
ることができる。したがって、より確実にシワの発生を
防止しつつワイヤーハーネスを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットの一実施形態の全体構
成を示す図であり、(a)は挿通するワイヤーハーネス
の一法線方向を正面としたときの正面図、(b)はその
平面図、(c)はその側面図である。
【図2】そのワイヤーハーネスの保持を説明する図であ
り、(a)はその挿通したときの状態図、(b)はその
テープ巻きしたときの状態図である。
【図3】図2と異なるハーネス径のワイヤーハーネスの
保持を説明する図であり、(a)は図2よりも大径の場
合を示す状態図、(b)は図2よりも小径の場合を示す
状態図である。
【図4】従来例を説明する図であり、(a)はそのワイ
ヤーハーネスの一法線方向からの正面図、(b)はその
A−A断面図である。
【図5】そのテープ巻きしたときの状態図である。
【符号の説明】
5 ワイヤーハーネス 7 ビニールチューブ 9 テープ 11 グロメット 12 嵌着部 13 保持部 13a 外端部 14 スリット(切欠) 15 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルに形成された開口部を通過させるワ
    イヤーハーネスを挿通して該開口部内に保持させる弾性
    材料により形成したグロメットであって、 パネルの開口部の縁に嵌着する嵌着部と、該嵌着部から
    ワイヤーハーネスの挿通方向に延長するように形成され
    該ワイヤーハーネスを保持する保持部と、を備え、 保持部の外端部からワイヤーハーネスの挿通方向に延在
    する切欠を形成するとともに、該切欠を覆うカバーを設
    けたことを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】前記保持部の内径が、外端部から嵌着部方
    向に向かって徐々に大径に変化するように形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 【請求項3】前記切欠を、保持部の周方向の複数箇所に
    スリット状に形成したことを特徴とする請求項1または
    2に記載のグロメット。
JP7293908A 1995-11-13 1995-11-13 グロメット Pending JPH09134630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7293908A JPH09134630A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7293908A JPH09134630A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09134630A true JPH09134630A (ja) 1997-05-20

Family

ID=17800715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7293908A Pending JPH09134630A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 グロメット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09134630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999052743A1 (en) * 1998-04-16 1999-10-21 Lear Automotive Dearborn, Inc. Grommet and connector seal for use with flat flexible cable

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999052743A1 (en) * 1998-04-16 1999-10-21 Lear Automotive Dearborn, Inc. Grommet and connector seal for use with flat flexible cable

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4311431B2 (ja) プロテクタ
JP5353908B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
EP1424245B1 (en) Grommet for a wire harness
JP3949396B2 (ja) コルゲートチューブ
US6603074B2 (en) Structure for protecting a wire harness in a corrugated tube
JP4353136B2 (ja) グロメット
WO2006019002A1 (ja) コルゲートチューブ装着治具
US10651640B2 (en) Grommet and wire harness using the same
JPH09134630A (ja) グロメット
JP2007288972A (ja) ワイヤハーネス分岐部の保護構造
JPH07245840A (ja) コルゲートチューブ取付治具
JP5083163B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2009240062A (ja) ワイヤハーネスの分岐構造
JP2002058140A (ja) グロメット
JP7495286B2 (ja) 束巻き電線、及び、束巻き電線の製造方法
JP7481210B2 (ja) ボンダーキャップ
JPH11346422A (ja) グロメット
JP3022291B2 (ja) ワイヤハーネス用コルゲートチューブの取付構造
JP3114584B2 (ja) コルゲートチューブ
JP2001211532A (ja) コルゲートクランプへの分岐線の取付構造
JP2924719B2 (ja) ワイヤハーネス用ジャバラ型グロメットの通し作業方法
JPH07255115A (ja) ワイヤハーネスの防水構造
JPH104619A (ja) プロテクタ
KR20210120462A (ko) 와이어링 그로멧
JP2001204120A (ja) 配線管の端部取付けキャップ