JP3039367U - 隠し釘 - Google Patents

隠し釘

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JP3039367U
JP3039367U JP1997000724U JP72497U JP3039367U JP 3039367 U JP3039367 U JP 3039367U JP 1997000724 U JP1997000724 U JP 1997000724U JP 72497 U JP72497 U JP 72497U JP 3039367 U JP3039367 U JP 3039367U
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克己 森
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克己 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は2つの材木を接合するとき、接合後、
材木の表面に釘が現われないようにするため、接合面側
から2つの材木に打ち込むことができる隠し釘である。 【構成】両端が尖った金属棒で、かつ、両端の間に金属
棒に一体として固定されたつばを有する隠し釘である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2つの材木を釘が外部から見えない形で接合するための隠し釘に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の釘を用いて2つの材木を接合する場合は、釘を一方の材木を貫通させ他 方の材木にその先端部分を打ち込むことによって行なっていた。そのため貫通さ せた材木の外側に釘の頭が残り、見た目が悪く、かつ、表面のカンナ掛けができ なかったり塗装むらが生じる問題があった。また、幅が広い板同士を幅方向に接 続することも貫通させる距離が長くなるため困難であった。これら問題に対処す るため接着剤を用いることもできるが、接着剤が強度をもつまでに長い時間を必 要とし作業効率が悪いという問題があった。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題点】
上記の従来の技術が持つ問題点を解決するため、接合後の2つの材木のいずれ の表面にも釘が現われないようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以下、図を用いて詳細に説明する。 図1は本考案の隠し釘の構成を示す図で、1は隠し釘全体、2は棒部、3は棒 部の両先端、4はつばである。棒部2及びつば4は従来の釘と同様の金属で形成 されている。棒部の両先端3は尖っている。また、つば4は棒部2と一体で構成 され棒部2に固定されている。 図2は隠し釘1を1つの材木に打ち込む方法の例を示す図で、5は材木、6は 接合面、7は導入穴、8は打ち込み管である。打ち込み管8は棒部2は入るがつ ば4は入らない中空の金属管であり、つば4から先端3までよりも長いものとす る。接合面6の所定の位置にドリル等で導入穴7を接合面6に垂直方向にあける 。一方の先端3を導入穴7の入り口に合わせ、他方の先端3から打ち込み管8を つば4で止まるまでかぶせる。つば4に接していない側から打ち込み管8を金槌 等で叩くことにより、先端3を潰すことなく必要な深さまで隠し釘1を材木5へ 打ち込むことができる。 図3は2本の隠し釘1を使用する場合の問題点の説明図で、51、52は接合 する2つの材木、61、62は接合面、91、92は接合面61、62上での導 入穴7間の間隔である。図3のように、導入穴7の間隔91、92が異なってい れば接合面61と62は接することはできない。即ち、複数本の隠し釘1を使用 する場合には、2つの接合面の対応する導入穴7の位置合わせを正確に行なうこ とが必要で、この位置合わせが簡単にできることが本考案の隠し釘1が実用的で あるか否かを決める。 導入穴7の位置合わせは物差し等を使った距離計測で行なうこともできるが、 例えば、接合面内位置合わせ器(実願平 8−12699)でより簡単にでき、 導入穴7の位置合わせの問題は解決される。 図4は複数本の隠し釘1を使って材木を接合する例の説明図である。接合した い2つの材木51、52に、位置合わせを行なった導入穴7を開け、一方の材木 51に隠し釘1を浅く打ち込む。隠し釘1の他方の先端と材木52の導入穴7を 合わせながら材木51、52を両側から叩き接合する。材木51、52の硬さや 木目の違いにより、例えば、隠し釘1が材木51に早く打ち込まれても、つば4 が接合面61に達した時点で停止し、その後は、材木52側に打ち込まれること になる。したがって、つば4から先端3までの棒部2がそれぞれの材木に打ち込 まれ力学的なバランスが確保される。
【0005】
【作用】
上述のように、本考案の隠し釘1は棒部2の両先端3が尖り、かつ、つば4を 持った構造であるので、接合したい2つの材木に、接合面側から、それぞれの材 木につば4から先端3まで打ち込むことができ、連続体である棒部2で材木を接 合することができる。
【0006】
【実施例】
本考案の隠し釘は従来の釘と同様の金属、例えば、鉄、ステンレス、真ちゅう 等を材料として、既存の加工技術により容易に実施することができる。 なお、つば4は必ずしも棒部2の中央にある必要はなく、接合する材木の厚さ や木目に応じて、両先端からの距離を違えて配置することも可能である。 また、既存のスクリュー釘のように、棒部2に抜け防止のための溝をつけるこ とも可能である。
【0007】
【考案の効果】
接合面側から打ち込んで材木を接合するため、材木の表面に隠し釘が現われな いので、見た目が良く、かつ、カンナ掛けやむらのない塗装などの材木表面の加 工が可能となる。また、接着剤のように乾燥時間を待つ必要がなく作業時間の短 縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の隠し釘の構成を示す図
【図2】本考案の隠し釘の片側材木への打ち込み法の説
明図
【図3】本考案の隠し釘を2本使って材木を接合する場
合の問題点の説明図
【図4】本考案の適用例を示す図

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端が尖った金属棒で、かつ、両端の間に金属棒に一体
    として固定されたつばを持つことを特徴とする隠し釘。
JP1997000724U 1997-01-07 1997-01-07 隠し釘 Expired - Lifetime JP3039367U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0595177U (ja) * 1992-02-27 1993-12-24 アスモ株式会社 基板およびモータアクチュエータ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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