JP2578434Y2 - 木質製品の本実構造 - Google Patents

木質製品の本実構造

Info

Publication number
JP2578434Y2
JP2578434Y2 JP1990063804U JP6380490U JP2578434Y2 JP 2578434 Y2 JP2578434 Y2 JP 2578434Y2 JP 1990063804 U JP1990063804 U JP 1990063804U JP 6380490 U JP6380490 U JP 6380490U JP 2578434 Y2 JP2578434 Y2 JP 2578434Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
male
groove
product
wooden product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990063804U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0421620U (ja
Inventor
実 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1990063804U priority Critical patent/JP2578434Y2/ja
Publication of JPH0421620U publication Critical patent/JPH0421620U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578434Y2 publication Critical patent/JP2578434Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は天井板や床材等の木質製品を本実接続すると
きの雄実の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の木質製品1の一端には第3図に示すよ
うに雄実2を設けただけであった。そして木質製品1を
接続施工するとき、雄実2の表面側から釘3を斜めに打
入して雄実2部分を固定し、他の木質製品の他端の雌実
を嵌合して接続するようになっていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしかかる従来例にあっては、釘3を打入して固定
したとき釘3の釘頭3aが雄実2の表面に露出するので雌
実を嵌合するとき嵌合がしにくいという問題があった。
また釘3を斜めに打入するとき釘3の角度が定まりにく
く、釘3の打入角度が垂直方向に近い鋭角であると保持
力が弱いという問題があった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
考案の目的とするところは釘を打入したとき釘頭が釘溝
に収まって雌実を嵌合するときスムーズに嵌合でき、し
かも釘を斜めに打つとき釘溝及び雄実より上側の側端面
でガイドして釘を斜め方向に向けて正確にしかも確実に
打入することができ、熟練を要せずに、雄実部分の固定
作業を容易に行なえると共に、木質製品の傷付きを有効
に防止でき、さらに複数の木質製品を簡易に且つ外観良
く接続施工できる木質製品の本実構造を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案木質製品の本実構造
は、木質製品1の一端に設けた雄実2と他端に設けた雌
実4とを嵌合して本実接合する構造において、雄実2の
表面側の根元に釘頭3aが収まる釘溝5を長手方向に穿設
すると共に釘3を斜めに打つようにガイドするため釘溝
5を釘の打入方向に沿って斜めに傾斜させ、且つ木質製
品の雄実より上側の側端面を上記釘溝の傾斜方向と略平
行に傾斜させると共に、該雄実より上側の側端面と釘溝
の内側面とを連続して傾斜させた。
[作用] 釘3を釘溝5から打入することにより雄実2部分を下
地6に固定できる。このとき釘3の釘頭3aが釘溝5に収
まって雄実2に雌実4をスムーズに嵌合できる。また釘
3を打つとき釘溝5で釘3をガイドして釘3を斜めに正
確に打入できる。さらに、木質製品1の雄実2より上側
の側端面1aを上記釘溝5の傾斜方向と略平行に傾斜させ
たことによって、釘3を斜めに打入する際に斜めに傾斜
した釘溝5が釘3のガイドとなり、且つ上記傾斜した側
端面1aがポンチや金槌のガイドとなって釘3の打入角度
が定まり易くなり、従って、釘3を斜め方向に正確にし
かも確実に打入できるようになり、熟練を要せずに雄実
2部分の固定作業を容易に行なうことができると同時
に、上記傾斜した側端面1aにポンチ等が当たり難くなる
ので、木質製品1の傷付きを有効に防止でき、そのうえ
複数の木質製品1を接続施工するときに、上記のように
雄実2より上側の側端面1aを斜めに傾斜させたことによ
り、木質製品1間の隙間から釘頭3aが見えないようにす
ることができるものである。
[実施例] 木質製品1の一端には雄実2を設けてあり、木質製品
1の他端には雄実2に嵌合する雌実4を設けてある。雄
実2の表面側の根元には第1図に示すように釘溝5を長
手方向に亘って穿設してある。この釘溝5の幅Wは3〜
5mm程度であり、釘溝5の深さHは2〜3mm程度である。
また釘溝5は水平面に対してαの角度(本実施例の場合
45°)傾斜している。また第1図及び第2図に示すよう
に、木質製品1の雄実2より上側の側端面1aを上記釘溝
5の傾斜方向と略平行に傾斜させてあり、この傾斜した
側端面1aがポンチ等のガイドとなって釘3の打入角度が
定まり易い構造となっている。つまり、釘3を斜めに打
つようにガイドするため釘溝5と木質製品1の雄実2よ
り上側の側端面1aの両方が釘3の打入方向に沿って斜め
に傾斜していると共に、該雄実2より上側の側端面1aと
釘溝5の内側面とが連続して傾斜した構造となってい
る。木質製品1を接続施工するにあたっては、釘溝5か
ら釘3を打入し、釘頭3aを釘溝5に収めて下地6に固定
し、次いで雌実4を雄実2に嵌合して第2図に示すよう
に接続する。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く雄実の表面側の根元に釘頭が収ま
る釘溝を設けてあるので、釘を打入して固定したとき釘
頭が釘溝に収まり、雌実を雄実にスムーズに嵌合できる
ものであり、しかも釘溝を雄実の長手方向に穿設してあ
るので、釘を打つピッチが規制されず、任意の位置に釘
打ちが可能になって施工性が向上するものであり、さら
に釘を斜めに打つようにガイドするため釘溝を斜めに傾
斜させているので、釘溝でガイドして釘を斜めに打入す
ることができ、熟練を要せず(例えば見習い大工でも)
釘を一定の角度で斜めに打入できて雄実部分を確実に固
定できるものであり、さらに木質製品の雄実より上側の
側端面を上記釘溝の傾斜方向と略平行に傾斜させてある
ので、釘を斜めに打入する際に斜めに傾斜した釘溝が釘
のガイドとなり、且つ上記雄実より上側の傾斜した側端
面がポンチや金槌のガイドとなって釘の打入角度が定ま
り易くなり、従って、釘を斜め方向に正確にしかも確実
に打入できるようになり、熟練を要せずに雄実部分の固
定作業を容易に行なうことができると同時に、上記傾斜
した側端面にポンチ等が当たり難くなるので、木質製品
の傷付きを有効に防止できるようになる。さらに、複数
の木質製品を接続施工するときに、上記のように雄実よ
り上側の側端面を斜めに傾斜させたことによって、木質
製品間の隙間から釘頭が見えなくなり、この結果、木質
製品の施工を簡易に且つ外観良く行なうことができるも
のである。さらに、木質製品の雄実より上側の側端面と
釘溝の内側面とを連続して傾斜させてあるので、斜めに
打入される釘を木質製品内部により一層スムーズにガイ
ドできるようになり、釘を斜め方向により正確にしかも
確実に打入できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同上
の雄実と雌実を接続した状態の断面図、第3図は従来例
の断面図であって、1は木質製品、2は雄実、3は釘、
4は雌実、5は釘溝である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質製品の一端に設けた雄実と他端に設け
    た雌実とを嵌合して本実接合する構造において、雄実の
    表面側の根元に釘頭が収まる釘溝を長手方向に穿設する
    と共に釘を斜めに打つようにガイドするため釘溝を釘の
    打入方向に沿って斜めに傾斜させ、且つ木質製品の雄実
    より上側の側端面を上記釘溝の傾斜方向と略平行に傾斜
    させると共に、該雄実より上側の側端面と釘溝の内側面
    とを連続して傾斜させて成る木質製品の本実構造。
JP1990063804U 1990-06-15 1990-06-15 木質製品の本実構造 Expired - Lifetime JP2578434Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063804U JP2578434Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 木質製品の本実構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990063804U JP2578434Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 木質製品の本実構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0421620U JPH0421620U (ja) 1992-02-24
JP2578434Y2 true JP2578434Y2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=31594178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990063804U Expired - Lifetime JP2578434Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 木質製品の本実構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578434Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565775Y2 (ja) * 1975-07-24 1981-02-07
JPS56131753A (en) * 1980-03-15 1981-10-15 Matsushita Electric Works Ltd Airtight floor
JPS6376144U (ja) * 1986-11-05 1988-05-20
JPH0239042U (ja) * 1988-09-09 1990-03-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0421620U (ja) 1992-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5160211A (en) Post to railing tie
EP0177959B1 (en) Nailing anchor and method of use
JP3380522B2 (ja) 留め付け金具
US4255914A (en) Clip for securing planar members
US4196556A (en) Framing bracket
AU2003204773A1 (en) Anchorage fixed at corner part of wood
US3529918A (en) Hidden fastener
JP2578434Y2 (ja) 木質製品の本実構造
JP2007120180A (ja) 木質部材の接合用ガイド具及び接合構造
JP3403370B2 (ja) 建築板用留め付け部材、該留め付け部材を固定した建築板、及びその留め付け構造
JP3664556B2 (ja) 横架材同志の連結構造
JP3842678B2 (ja) デッキ床の接合用金具及び接合構造
GB2360337A (en) Connection of board members
JPH0539146Y2 (ja)
JP2519513Y2 (ja) 建築物の接合金具
JP3168041B2 (ja) 木パネル下地の接続構造
JPH0222401Y2 (ja)
JPH03295945A (ja) 壁面・床面の構築法
JP3050171U (ja) 木造建築物の接合金具
JP3039367U (ja) 隠し釘
JPH0747529Y2 (ja) 建築柱の接合金具
JPS5968467A (ja) 継目部材を用いた化粧板の施工方法
JP3170037B2 (ja) 床パネルの芯材の接合構造および接合治具
JP3574859B2 (ja) 床板の接合構造及びそれを使った建築物構造物
JP3269978B2 (ja) 固着方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term