JP3038417B2 - 錠剤型処理剤 - Google Patents

錠剤型処理剤

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JP3038417B2
JP3038417B2 JP3284872A JP28487291A JP3038417B2 JP 3038417 B2 JP3038417 B2 JP 3038417B2 JP 3284872 A JP3284872 A JP 3284872A JP 28487291 A JP28487291 A JP 28487291A JP 3038417 B2 JP3038417 B2 JP 3038417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀カラー写
真感光材料用処理剤(写真処理剤)に関し、詳しくは保
存性に優れ、強度の向上した錠剤型処理剤に関するもの
である。
【0002】
【発明の背景】近年、写真処理業においては、ミニラボ
と呼ばれる小型自動現像機を用いた小規模現像所が急増
しており、このようなミニラボ化の進行に伴い処理剤用
プラスチックボトルの使用量も年々急激に増加してきて
いる。
【0003】このプラスチックは、軽くて強い性質の故
に、写真処理剤用ボトル以外にも広く使用されてきてい
る。プラスチックの全世界の生産量は年々増加の一途を
辿り、1988年には年間1億トンを超す量にまで増加して
きている。その一方で、廃棄されるプラスチックも膨大
な量であり、日本を例にとっても、生産量の約40%が年
々廃棄されている。このような廃プラスチックは、海洋
に投棄されると、海洋生物の生息環境の悪化を引き起こ
しているし、又、ヨーロッパ地域では、排ガス処理設備
の不備な焼却炉で燃焼処理するため、酸性雨等の問題も
引き起こしてきている。
【0004】このため、早急な対策の実施が迫られてお
り、欧米地域ではプラスチックのリサイクルや使用禁
止、又は分解性プラスチックの使用の義務化など法規制
の動きが活発となってきているのが実状である。
【0005】このような状況の中で、一部とは言え写真
用途の処理剤にプラスチックボトルを多量に使用するこ
とは極めて好ましくない状況である。
【0006】そこで、写真処理剤の濃厚液を粉剤化する
ことが考えられるが、その際には溶解時に微粉が舞い上
がり作業者が吸い込んだりする可能性が高く、健康への
影響が懸念される問題が生じたり、或は舞い上がった処
理剤成分が別の写真処理液に混入してしまい、これによ
って汚染されトラブルが発生するという問題が生じる。
このため、写真処理剤を造粒化し、粒状混合物とする技
術が、例えば特開平2-109042号、同2-109043号明細書に
開示されてある。しかしながら、これら技術にしたとこ
ろが、完全ではなく、処理剤輸送及び取り扱い作業時に
かなりの粒状混合物が微粉化してしまう欠点を有してい
る。
【0007】この方法は、写真処理剤の液を輸送し、か
つ保管するための費用を削減出来、包装容器を軽量でコ
ンパクトなものに出来る等の利点を有するが、写真処理
液の調製等に精密な秤量及び分配のコントロールが難し
いという欠点も有している。
【0008】特開昭51-61837号、カナダ特許831,928号
には液状〜粉末状処理剤の不利益を解消するために写真
用処理剤を錠剤化することが提案されている。
【0009】この方法によれば液状〜粉末状処理剤の不
利益は確かに低減出来ると思われるが、錠剤の強度、錠
剤中の主剤の経常保存性等については全く記述されてい
ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、実用上充分な強度をもち、保存性に優れた錠剤型処
理剤を提供することにある。
【0011】さらに本発明によって、プラスチックボト
ルを含めた包材総量を低減し、社会環境適性を向上しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、写真処
理に用いられるハロゲン化銀カラー写真感光材料用錠剤
型処理剤において、該処理剤一錠当たりの水分含有率が
0.5〜10wt%であることを特徴とするハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料用錠剤型処理剤によって達成される。
【0013】以下、本発明を詳しく説明する。
【0014】本発明の錠剤型処理剤は、例えば特開昭51
-61837号、同52-88025号、同54-155038号、英国特許121
3808号等の明細書に記載される一般的な方法で製造でき
る。
【0015】例えば、本発明に係る写真処理用に用いら
れる複数の固形薬剤を混合機で均一に混合した後粉砕
し、流動層噴霧造粒機を用いて造粒する。この造粒物
と、上記方法により別に調製した複数の固形薬剤の固形
薬剤よりなる造粒物とを混合し、打錠して錠剤型処理剤
を製造する。
【0016】本発明の錠剤型処理剤一錠当たりの水分含
有率は0.5〜10wt%であり、好ましくは1.0〜10wt%、特
に好ましくは2.0〜8.0wt%である。
【0017】水分含有率が0.5wt%未満であると強度が
不足し、10wt%を超えると錠剤中の主剤の含量が低下す
る。
【0018】本発明に係る錠剤型処理剤が発色現像剤の
場合に用いられる発色現像主薬としては、水溶性基を有
するp-フェニレンジアミン系化合物が本発明の目的の効
果を良好に奏し、かつカブリの発生が少ないため好まし
く用いられる。
【0019】水溶性基を有するp-フェニレンジアミン系
化合物は、N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン等の水
溶性基を有しないパラフェニレンジアミン系化合物に比
べ、感光材料の汚染がなく、かつ皮膚についても皮膚が
かぶれにくいという長所を有するばかりでなく、特に本
発明の発色現像剤に組み合わせることにより、本発明の
目的をより効果的に達成することができる。
【0020】前記水溶性基は、p-フェニレンジアミン系
化合物のアミノ基又はベンゼン核上に少なくとも一つ有
するものが挙げられ、具体的な水溶性基としては、−(C
H2)n−CH2OH、−(CH2)m−NHSO2−(CH2)n−CH3、−(CH2)
m−O−(CH2)n−CH3、−(CH2CH2O)nCmH2m+1(m及びnは
各々、0以上の整数を表す。)、−COOH基、−SO3H 基等
が好ましいものとして挙げられる。
【0021】本発明に好ましく用いられる発色現像主薬
の具体的例示化合物としては、特願平2-203169号26〜31
頁に記載されている(C−1)〜(C−16)が挙げられ
る。
【0022】又、好ましく用いられる発色現像主薬とし
ては次に示す化合物Dev−1〜Dev−3が挙げられる。
【0023】
【化1】
【0024】上記発色現像主薬は通常、塩酸塩、硫酸
塩、p‐トルエンスルホン酸塩等の塩の形で用いられ
る。
【0025】又、前記発色現像主薬は単独であるいは2
種以上併用して、又、所望により白黒現像主薬、例えば
フェニドン、4-ヒドロキシメチル-4-メチル-1-フェニル
-3-ピラゾリドンやメトール等と併用して用いてもよ
い。
【0026】又、本発明においては、本発明に係る発色
現像液中に下記一般式[A]及び[B]で示される化合
物を含有する際に、本発明の効果をより発揮するばかり
でなく、未露光部に生じるかぶりも少ないという効果も
生じるため、好ましい態様の一つである。
【0027】
【化2】
【0028】式中、R1及びR2は各々、アルキル基、ア
リール基、R3CO−基又は水素原子を表す。但しR1及び
2の両方が同時に水素原子であることはない。又、R1
とR2で環を形成してもよい。
【0029】一般式[A]において、R1及びR2で表さ
れるアルキル基は、同一でも異なってもよく、それぞれ
炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。更にこれらアル
キル基はカルボキシル基、燐酸基、スルホ基又はヒドロ
キシル基を有してもよい。
【0030】R3はアルコキシ基、アルキル基又はアリ
ール基を表す。R1,R2及びR3のアルキル基及びアリ
ール基は置換基を有するものも含み、又、R1とR2で形
成してもよい環としては、ピペリジン、ピリジン、トリ
アジンやモルホリンの如き複素環が挙げられる。
【0031】
【化3】
【0032】式中、R11,R12,R13は各々、水素原
子、置換されていてもよいアルキル基、アリール基又は
複素環基を表し、R14はヒドロキシル基、ヒドロキシア
ミノ基、置換されていてもよいアルキル基、アリール
基、複素環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カル
バモイル基又はアミノ基を表す。複素環基としては、5
〜6員環であり、C,H,O,N,S及びハロゲン原子
から構成され、飽和でも不飽和でもよい。R15は−CO,
−SO2−又は−C(=NH)−から選ばれる2価の基を表し、
nは0又は1である。特にn=0の時、R14はアルキル
基、アリール基、複素環基から選ばれる基を表し、R13
とR14は共同して複素環を形成してもよい。
【0033】前記一般式[A]で示されるヒドロキシル
アミン系化合物の具体例は、米国特許3,287,125号、 同
3,293,034号及び同3,287,124号等に記載されているが、
特に好ましい具体的例示化合物としては、特願平2-2031
69号36〜38頁記載の(A−1)〜(A−39)及び特開平
3-33845号3〜6頁記載の(1)〜(53)及び特開平3-6
3646号5〜7頁記載の(1)〜(52)が挙げられる。
【0034】次に一般式[B]で示される化合物の具体
例は、特願平2-203169号40〜43頁記載の(B−1)〜
(B−33)及び特開平3-33846号4〜6頁記載の(1)〜
(56)が挙げられる。
【0035】本発明においては、本発明に係る発色現像
液中に下記一般式[I]で示されるヒドロキシルアミン
系化合物も発色現像液の保恒剤として好ましく用いられ
ている。
【0036】
【化4】
【0037】式中、Lは置換してもよいアルキレン基を
表し、Aはカルボキシル基、ホスホノ基、ホスフィン酸
残基、ヒドロキシル基、アルキル置換してもよいアミノ
基、アルキル置換してもよいアンモニオ基、アルキル置
換してもよいカルバモイル基、アルキル置換してもよい
スルファモイル基又は置換してもよいアルキルスルホニ
ル基を表し、Rは水素原子又は置換してもよいアルキル
基を表す。
【0038】前記一般式[I]で表されるヒドロキシル
アミン系化合物の具体例としては、特開平昭3-184044号
の4頁左下欄〜6頁右下欄記載の(1)〜(54)が挙げ
られるが、中でも(1)HO−N(CH2COOH)2、(7)HO−N
(CH2CH2SO3H)2が特に好ましい化合物である。
【0039】一般式[I]で示される化合物は、市販さ
れているヒドロキシルアミン類をアルキル化反応するこ
とにより得られる。例えば西独特許1,159,634号やイン
オルガニカ・キミカ・アクタ(Inorganica Chimica Act
a),93(1984)101〜108頁等に記載の合成法に準じて
合成することができる。
【0040】これら一般式[A]又は一般式[B]及び
[I]で示される化合物は、通常遊離のアミン、塩酸
塩、硫酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、蓚酸塩、燐酸
塩、酢酸塩等の形で用いられる。
【0041】本発明に係る発色現像剤中には、保恒剤と
して亜硫酸塩を微量用いることができる。該亜硫酸塩と
しては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸
ナトリウム、重亜硫酸カリウム等が挙げられる。
【0042】本発明に係る発色現像剤には、緩衝剤を用
いることが必要で、緩衝剤としては、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、燐
酸三ナトリウム、燐酸三カリウム、燐酸二ナトリウム、
燐酸二カリウム、硼酸ナトリウム、硼酸カリウム、四硼
酸ナトリウム(硼酸)、四硼酸カリウム、o-ヒドロキシ
安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナトリウム)、o-ヒド
ロキシ安息香酸カリウム、 5-スルホ-2-ヒドロキシ安息
香酸ナトリウム(5-スルホサリチル酸ナトリウム)、5-
スルホ-2-ヒドロキシ安息香酸カリウム(5-スルホサリ
チル酸カリウム)等を挙げることができる。
【0043】現像促進剤としては、特公昭37-16088号、
同37-5987号、 同38-7826号、 同44-12380号、 同45-9019
号及び米国特許3,813,247号等に代表されるチオエーテ
ル系化合物、 特開昭52-49829号及び同50-15554号に代表
されるp-フェニレンジアミン系化合物、特公昭44-30074
号、 特開昭50-137726号、同56-156826号及び同52-43429
号等に代表される4級アンモニウム塩類、米国特許2,61
0,122号及び同4,119,462号記載のp-アミノフェノール
類、米国特許2,494,903号、 同3,128,182号、 同4,230,79
6号、 同3,253,919号、 特公昭41-11431号、米国特許2,48
2,546号、 同2,596,926号及び同3,582,346号等に記載の
アミン系化合物、 特公昭37-16088号、 同42-25201号、 米
国特許3,128,183号、 特公昭41-11431号、 同42-23883号
及び米国特許3,532,501号等に代表されるポリアルキレ
ンオキサイド、 その他1-フェニル-3-ピラゾリドン類、
ヒドラジン類、メソイオン型化合物、イオン型化合物、
イミダゾール類等を必要に応じて添加することができ
る。発色現像剤はベンジルアルコールを実質的に含有し
ないものが好ましい。実質的にとは、カラー現像液1000
ml当たり2.0ml以下、更に好ましくは全く含有しないこ
とである。実質的に含有しない方が連続処理時の写真特
性の変動、特にステインの増加が小さく、より好ましい
結果が得られる。
【0044】かぶり防止等の目的で塩素イオン及び臭素
イオンが発色現像剤中に用いられてもよい。本発明にお
いては、好ましくは塩素イオンとして1.0×10-2〜1.5×
10-1モル/Lより好ましくは3.5×10-2〜1.0×10-1モル
/L含有する。塩素イオン濃度が1.5×10-1モル/Lよ
り多いと、現像を遅らせ迅速に高い最大濃度を得るには
好ましくない。又、3.5×10-2モル/L未満では、ステ
インが生じ、連続処理に伴う写真性変動(特に最小濃
度)が大きくなり好ましくない。
【0045】本発明において、発色現像液中に臭素イオ
ンを好ましくは3.0×10-5〜1.0×10-3モル/L含有す
る。より好ましくは5.0×10-5〜5×10-4モル/Lであ
る。特に好ましくは1×10-3〜3×10-4モル/Lであ
る。臭素イオン濃度が1×10-3モル/Lより多い場合、
現像を遅らせ最大濃度及び感度が低下し、3.0×10-5
ル/L未満である場合、ステインを生じ、又、連続処理
に伴う写真特性変動(特に最小濃度)を生じる点で好ま
しくない。
【0046】発色現像剤に直接添加される場合、塩素イ
オン供給物質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化アンモニウム、塩化ニッケル、塩化マグネシウム、
塩化マンガン、塩化カルシウム、塩化カドミウムが挙げ
られるが、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム、塩
化カリウムである。
【0047】又、発色現像剤中に添加される蛍光増白剤
の対塩の形態で供給されてもよい。
【0048】臭素イオンの供給物質として、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、臭化アンモニウム、臭化リチウ
ム、臭化カルシウム、臭化マグネシウム、臭化マンガ
ン、臭化ニッケル、臭化カドミウム、臭化セリウム、臭
化タリウムが挙げられるが、そのうち好ましいものは臭
化カリウム、臭化ナトリウムである。
【0049】発色現像剤には、必要に応じて塩素イオ
ン、臭素イオンに加えて任意のカブリ防止剤を添加でき
る。かぶり防止剤としては、沃化カリウムの如きアルカ
リ金属ハロゲン化物及び有機かぶり防止剤が使用でき
る。有機かぶり防止剤としては、例えばベンゾトリアゾ
ール、6-ニトロベンゾイミダゾール、5-ニトロイソイン
ダゾール、5-メチルベンゾトリアゾール、 5-ニトロベン
ゾトリアゾール、 5-クロロベンゾトリアゾール、2-チア
ゾリルベンゾインダゾール、 2-チアゾリルメチルベンゾ
イミダゾール、 インダゾール、ヒドロキシアザインドリ
ジン、アデニンの如き含窒素複素環化合物を代表例とし
て挙げることができる。
【0050】発色現像剤には、トリアジニルスチルベン
系蛍光増白剤を含有させることが本発明の目的の効果の
点から好ましい。係る蛍光増白剤としては下記一般式
[E]で示される化合物が好ましい。
【0051】
【化5】
【0052】上式において、X1,X2,Y1及びY2は各
々、ヒドロキシル基、塩素又は臭素等のハロゲン原子、
アルキル基、アリール基、
【0053】
【化6】
【0054】又はOR25を表す。ここでR21及びR22は各
々、水素原子、アルキル基(置換体を含む)又はアリー
ル基(置換体を含む)を、R23及びR24はアルキレン基
(置換体を含む)を、R25は水素原子、アルキル基(置
換体を含む)又はアリール基(置換体を含む)を表し、
Mはカチオンを表す。
【0055】なお一般式[E]の各基、又はそれらの置
換基の詳細については、特願平2-240400号の62頁下から
第8行〜64頁下から第3行の記載と同義であり、具体的
化合物も同号65〜67頁に記載のE−1〜E−45を挙げる
ことができる。
【0056】上記の化合物は公知の方法で合成すること
ができる。例示化合物の中で特に好ましく用いられるの
は、E−4,E−24,E−34,E−35,E−36,E−3
7,E−41である。これらの化合物の添加量は発色現像
液1000ml当たり0.2〜10gの範囲であることが好まし
く、更に好ましくは0.4〜5gである。
【0057】更に、本発明に用いられる発色現像剤に
は、必要に応じてメチルセロソルブ、メタノール、アセ
トン、ジメチルホルムアミド、β-シクロデキストリ
ン、その他の特公昭47-33378号、 同44-9509号に記載の
化合物を、現像主薬の溶解度を上げるための有機溶剤と
して使用することができる。
【0058】更に、現像主薬と共に補助現像剤を使用す
ることもできる。これらの補助現像剤としては、例えば
N-メチル-p-アミノフェノールヘキサルフェート(メト
ール)、フェニドン、N,N-ジエチル-p-アミノフェノー
ル塩酸塩、 N,N,N′,N′-テトラメチル-p-フェニレンジ
アミン塩酸塩等が知られており、その添加量としては通
常0.01〜1.0g/lが好ましい。
【0059】更に又、その他ステイン防止剤、スラッジ
防止剤、重層効果促進剤等、各種添加剤を用いることが
できる。
【0060】又、発色現像剤には、特願平2-240400号63
頁下から第8行〜64頁下から第3行に記載の下記一般式
[K]で示されるキレート剤及びその例示化合物K−1
〜K−22が添加されることが、本発明の目的を効果的に
達成する観点から好ましい。
【0061】
【化7】
【0062】これらキレート剤の中でも、K−2,K−
9,K−12,K−13,K−17,K−19が好ましく用いら
れ、特にK−2及びK−9を発色現像液に添加する際に
本発明の効果をより発揮する。
【0063】これらキレート剤の添加量は、発色現像剤
1000ml当たり0.1〜20gの範囲が好ましく、より好ましく
は0.2〜8gである。
【0064】更に又、発色現像剤にはアニオン、カチオ
ン、両性、ノニオンの各界面活性剤を含有させることが
できる。又、必要に応じてアルキルスルホン酸、アリー
ルスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等
の各種界面活性剤を添加してもよい。
【0065】本発明に係る処理用錠剤が漂白剤又は漂白
定着剤の場合、漂白主剤として好ましく用いられる有機
酸第2鉄錯塩は下記一般式[F],[G],[C]又は
[D]で示される化合物の第2鉄錯塩であることにより
本発明の目的が有効に達成出来る。
【0066】
【化8】
【0067】式中、A1〜A4はそれぞれ、同一でも異な
ってもよく、−CH2OH,−COOM又は−PO3M1M2を表す。
M,M1,M2はそれぞれ、水素原子、アルカリ金属又は
アンモニウム基を表す。Xは炭素数3〜6の置換されて
いてもよいアルキレン基を表す。
【0068】
【化9】
【0069】式中、A1〜A4は前記一般式[F]で定義
したものと同義であり、nは1〜8の整数を表す。又B
1及びB2は同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭素
数2〜5の置換されていてもよいアルキレン基を表す。
【0070】次に一般式[F]で示される化合物につい
て詳述する。
【0071】A1〜A4はそれぞれ同一でも異っていても
よく、−CH2OH、−COOM又は−PO3M1M2を表し、M、
1、M2はそれぞれ水素原子、アルカリ金属(例えばナ
トリウム、カリウム)又はアンモニウム基を表す。Xは
炭素数3〜6の置換されていてもよいアルキレン基(例
えばプロピレン、ブチレン、ペンタメチレン等)を表
す。置換基としては水酸基、炭素数1〜3のアルキル基
が挙げられる。
【0072】以下に、前記一般式[F]で示される化合
物の好ましい具体例を示す。
【0073】(F−1)1,3-プロパンジアミン四酢酸 (F−2)2-ヒドロキシ-1,3-プロパンジアミン四酢酸 (F−3)2,3-プロパンジアミン四酢酸 (F−4)1,4-ブタンジアミン四酢酸 (F−5)2-メチル-1,3-プロパンジアミン四酢酸 (F−6)N-(2-ヒドロキシエチル)-1,3-プロパンジア
ミン三酢酸 (F−7)1,3-プロパンジアミンテトラキスメチレンホ
スホン酸 (F−8)2-ヒドロキシ-1,3-プロパンジアミンテトラ
キスメチレンホスホン酸 (F−9)2,2-ジメチル-1,3-プロパンジアミン四酢酸 (F−10)2,4-ブタンジアミン四酢酸 (F−11)2,4-ペンタンジアミン四酢酸 (F−12)2-メチル-2,4-ペンタンジアミン四酢酸 これら(F−1)〜(F−12)の化合物の第2鉄錯塩と
しては、これらの第2鉄錯塩のナトリウム塩、カリウム
塩又はアンモニウム塩を任意に用いることができる。本
発明の目的の効果及び溶解度の点からは、これらの第2
鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく用いられる。
【0074】前記化合物例の中で、本発明において特に
好ましく用いられるものは、(F−1)、(F−3)、
(F−4)、(F−5)、(F−9)であり、とりわけ
特に好ましいのは(F−1)である。
【0075】次に一般式[G]で示される化合物につい
て詳述する。
【0076】A1〜A4は前記と同義であり、nは1〜8
の整数を表す。B1及びB2は同一でも異っていてもよ
く、それぞれ炭素数2〜5の置換されていてもよいアル
キレン基(例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、ペ
ンタメチレン等)を表す。置換基としては水酸基、炭素
数1〜3の低級アルキル基(メチル基、エチル基、プロ
ピル基)等が挙げられる。
【0077】以下に、前記一般式[G]で示される化合
物の好ましい具体例を示す。
【0078】
【化10】
【0079】これら(G−1)〜(G−7)の化合物の
第2鉄錯塩は、これらの化合物の第2鉄錯塩のナトリウ
ム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩を任意に用いるこ
とができる。本発明の目的及び溶解度の点からは、これ
らの第2鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく用いられ
る。
【0080】本発明の有機酸第2鉄錯塩の中でも一般式
[F]又は[G]で示される有機酸の第2鉄錯塩が本発
明の効果を奏する上で最も好ましく用いられ、特に(F
−1)、(F−3)、(F−4)、(F−5)、(F−
9)、(G−1)、(G−2)、(G−7)であり、と
りわけ特に好ましいのは(F−1)又は(G−1)であ
る。
【0081】次に一般式[C]で表される化合物を示
す。
【0082】
【化11】
【0083】式中、R1は水素原子又は水酸基を示し、
nは1又は2であり、xは2又は3であり、yは0又は
1であり、そしてxとyの和は常に3である。
【0084】一般式[C]によって表される好ましい化
合物はニトリロモノプロピオノ二酢酸[C−1]、ニト
リロ三酢酸[C−2]である。
【0085】
【化12】
【0086】次に一般式[D]で表される化合物を示
す。
【0087】
【化13】
【0088】式中、A1〜A4は前記一般式[F]で定義
したものと同義であり、Xは炭素数2〜6の、置換され
ていてもよいアルキレン基又は−(B1O)n−B2−を表
す。又、B1及びB2は同一であっても異なっていてもよ
く、それぞれ炭素数1〜5の置換されていてもよいアル
キレン基を表す。
【0089】Xで表されるアルキレン基としては、エチ
レン、トリメチレン、テトラメチレン等が挙げられる。
又、B1又はB2で表されるアルキレン基としては、メチ
レン、エチレン、トリメチレン等が挙げられる。X,B
1又はB2が表すアルキレン基の置換基としては、ヒドロ
キシル基、炭素数1〜3のアルキル基(例えばメチル、
エチル等)等が挙げられる。nは1〜8の整数を表し、
好ましくは1〜4である。以下に一般式[D]で示され
る化合物の好ましい具体例を挙げるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0090】
【化14】
【0091】
【化15】
【0092】尚、漂白剤として上記一般式[F]で示さ
れる化合物の鉄錯塩以外に下記化合物の第2鉄錯塩等を
用いることができる。
【0093】(F′−1)エチレンジアミン四酢酸 (F′−2)トランス-1,2-シクロヘキサンジアミン四
酢酸 (F′−3)ジドロキシエチルグリシン酸 (F′−4)エチレンジアミンテトラキスメチレンホス
ホン酸 (F′−5)ニトリロトリスメチレンホスホン酸 (F′−6)ジエチレントリアミンペンタキスメチレン
ホスホン酸 (F′−7)ジエチレントリアミン五酢酸 (F′−8)エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェ
ニル酢酸 (F′−9)ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸 (F′−10)エチレンジアミンジプロピオン酸 (F′−11)エチレンジアミン二酢酸 (F′−12)ヒドロキシエチルイミノ二酢酸 (F′−13)ニトリロ三プロピオン酸 (F′−14)トリエチレンテトラミン六酢酸 (F′−15)エチレンジアミン四プロピオン酸 前記有機酸第2鉄錯塩の添加量は、漂白液又は漂白定着
液1000ml当たり0.1〜2.0モルの範囲で含有することが好
ましく、より好ましくは0.15〜1.5モル/lである。
【0094】漂白剤、漂白定着剤及び定着剤には、特開
昭64-295258号に記載のイミダゾール及び誘導体又は同
号記載の一般式[I]〜[IX]で示される化合物及びこ
れらの例示化合物の少なくとも1種を含有することによ
り迅速性に効果を発揮する。
【0095】上記の促進剤の他、特開昭62-123459号の
第51〜115頁に記載の例示化合物及び特開昭63-17445号
の第22〜25頁に記載の例示化合物、特開昭53-95630号、
同53-28426号記載の化合物等も同様に用いることができ
る。
【0096】漂白剤又は漂白定着剤には、上記以外に臭
化アンモニウム、臭化カリウム、臭化ナトリウムの如き
ハロゲン化物、各種の蛍光増白剤、消泡剤あるいは界面
活性剤を含有せしめることができる。本発明に係る定着
剤又は漂白定着剤に用いられる定着主剤としては、チオ
シアン酸塩、チオ硫酸塩が好ましく用いられる。チオシ
アン酸塩の含有量は少なくとも0.1モル/L以上が好ま
しく、カラーネガフィルムを処理する場合、より好まし
くは0.5モル/L以上であり、特に好ましくは1.0モル/
L以上である。又、チオ硫酸塩の含有量は少なくとも0.
2モル/L以上が好ましく、カラーネガフィルムを処理
する場合、より好ましくは0.5モル/L以上である。
【0097】又、本発明においては、チオシアン酸塩と
チオ硫酸塩を併用することにより更に効果的に本発明の
目的を達成できる。
【0098】本発明に係る定着剤又は漂白定着剤には、
これら定着主剤の他に各種の塩から成るpH緩衝剤を単独
あるいは2種以上含むことができる。更にアルカリハラ
イド又はアンモニウムハライド、例えば臭化カリウム、
臭化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化アンモニウム等
の再ハロゲン化剤を多量に含有させることが望ましい。
又、アルキルアミン類、ポリエチレンオキサイド類等の
通常定着剤又は漂白定着剤に添加する化合物を添加する
ことが知られている化合物を適宜添加することができ
る。
【0099】定着剤又は漂白定着剤には、特願昭64-295
258号第56頁に記載の一般式[FA]で示される化合物
及びこの例示化合物を添加するのが好ましく、本発明の
効果をより発揮するばかりか、少量の感光材料を長期間
に亘って処理する際に定着能を有する処理液中に発生す
るスラッジも極めて少ないという別なる効果が得られ
る。
【0100】同号記載の一般式[FA]で示される化合
物は、米国特許3,335,161号及び同3,260,718号に記載さ
れている如き一般的な方法で合成できる。これら一般式
[FA]で示される化合物は、それぞれ単独で用いても
よく、又、2種以上組み合わせて用いてもよい。又、こ
れら化合物の添加量は、処理液1000ml当たり0.1〜200g
の範囲で好結果が得られる。
【0101】本発明において、安定剤には第2鉄イオン
に対するキレート安定度定数が8以上であるキレート剤
を含有することが好ましい。ここにキレート安定度定数
とは、L.G.Sillen・A.E.Martell 著“Stability Constan
ts of Metal-ion Complexes”,The Chemical Society,L
ondon (1964)、S.Chaberek・A.E.Martell 著“Organic S
equestering Agents”,Willy(1959)等により一般に知
られた定数を意味する。
【0102】第2鉄イオンに対するキレート安定度定数
が8以上であるキレート剤としては、特願平2-234776
号、同1-324507号等に記載のものが挙げられる。これら
キレート剤の使用量は、安定液1000ml当たり0.01〜50g
が好ましく、より好ましくは0.05〜20gの範囲で良好な
結果が得られる。
【0103】又、安定剤に添加する好ましい化合物とし
て、アンモニウム化合物が挙げられる。これらは各種の
無機化合物のアンモニウム塩によって供給される。アン
モニウム化合物の添加量は、安定液1000ml当たり0.001
〜2.0モルの範囲が好ましく、より好ましくは0.002〜1.
0モルである。更に安定剤には亜硫酸塩を含有させるこ
とが好ましい。 更に又、安定剤には前記キレート剤と併用して金属塩を
含有することが好ましい。かかる金属塩としては、Ba,
Ca,Ce,Co,In,La,Mn,Ni,Bi,Pb,Sn,Zn,Ti,Z
r,Mg,Al 又はSr の金属塩があり、ハロゲン化物、水
酸化物、硫酸塩、炭酸塩、燐酸塩、酢酸塩等の無機塩又
は水溶性キレート剤として供給できる。使用量として
は、安定液1000ml当たり1×10-4〜1×10-1モルの範囲
が好ましく、より好ましくは4×10-4〜2×10-2モルで
ある。
【0104】又、安定剤には、有機酸塩(くえん酸、酢
酸、琥珀酸、蓚酸、安息香酸等)、pH調整剤(燐酸塩、
硼酸塩、塩酸、硫酸塩等)等を添加することができる。
【0105】なお、本発明においては公知の防黴剤を本
発明の効果を損なわない範囲で単用又は併用することが
できる。
【0106】次に本発明の処理剤が適用される感光材料
について説明する。
【0107】感光材料が撮影用感光材料の場合、ハロゲ
ン化銀粒子としては、平均沃化銀含有率が3モル%以上
の沃臭化銀又は沃塩化銀が用いられるが、特に4〜15モ
ル%までの沃化銀を含む沃臭化銀が好ましい。中でも、
本発明に好ましい平均沃化銀含有率は5〜12モル%、最
も好ましくは8〜11モル%である。
【0108】本発明の写真処理剤で処理される感光材料
にハロゲン化銀乳剤は、リサーチ・ディスクロージャN
o.308119(以下、RD308119と略す)に記載されているも
のを用いることができる。以下に記載箇所を示す。
【0109】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 ヨード組成 993 I−A項 製造方法 993 I−A項及び994 E項 晶癖 正常晶 993 I−A項 双晶 〃 エピタキシャル 〃 ハロゲン組成 一様 993 I−B項 一様でない 〃 ハロゲンコンバージョン 994 I−C項 〃 置換 〃 金属含有 994 I−D項 単分散 995 I−F項 溶媒添加 〃 潜像形成位置 表面 995 I−G項 内部 〃 適用感材 ネガ 995 I−H項 ポジ(内部かぶり粒子含) 〃 乳剤を混合して用いる 995 I−J項 脱塩 995 II−A項 ハロゲン化銀乳剤は、物理熟成、化学熟成及び分光増感
を行ったものを使用する。このような工程で使用される
添加剤は、リサーチ・ディスクロージャNo.17643、No.1
8716及びNo.308119(それぞれ、以下RD17643、RD18716
及びRD308119と略す)に記載されている。以下に記載箇
所を示す。
【0110】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 〔RD18716〕 化学増感剤 996 III−A項 23 648 分光増感剤 996 IV-A-A,B,C,D,E,H,I,J項 23〜24 648〜9 強色増感剤 996 IV-A-E,J項 23〜24 648〜9 かぶり防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649 写真用添加剤も上記リサーチ・ディスクロージャに記載
されている。以下に関連ある記載箇所を示す。
【0111】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 〔RD18716〕 色濁り防止剤 1002 VII-I項 25 650 色素画像安定剤 1001 VII-J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIII C, XIII C項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルタ染料 1003 VIII 25〜26 バインダ 1003 IX 26 651 スタチック防止剤 1006 XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤 1005 XI 26〜27 650 マット剤 1007 X VI 現像剤(感光材料中に含有)1011 XX-B項 本発明の写真処理剤で処理される感光材料には種々のカ
プラーを使用することができ、その具体例は上記リサー
チ・ディスクロージャに記載されている。以下に関連あ
る記載箇所を示す。
【0112】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 イェローカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 マゼンタカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 シアンカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 DIRカプラー 1001 VII-F項 VII F項 BARカプラー 1002 VII-F項 その他の有用残基放出カプラー 1001 VII-F項 アルカリ可溶カプラー 1001 VII-E項 添加剤は、RD308119 XIVに記載されている分散法などに
より添加することができる。
【0113】本発明においては、前述RD17643第28頁、R
D18716第647〜648頁及びRD308119のXIXに記載されてい
る支持体を使用することができる。
【0114】感光材料には、前述RD308119 VII-K項に記
載されているフィルタ層や中間層等の補助層を設けるこ
とができる。又、感光材料は、前述RD308119 VII-K項に
記載されている順層、逆層、ユニット構成等の様々な層
構成を採ることができる。次に本発明の写真処理剤が適
用されるのに好ましいカラー感光材料について説明す
る。
【0115】感光材料中のハロゲン化銀粒子としては、
塩化銀を少なくとも80モル%以上含有する塩化銀主体の
ハロゲン化銀粒子が用いられ、好ましくは90モル%以
上、特により好ましくは95モル%以上含有するもの、最
も好ましくは99モル以上%含有するものが用いられる。
【0116】上記塩化銀主体のハロゲン化銀乳剤は、塩
化銀の他にハロゲン化銀組成として臭化銀及び/又は沃
化銀を含むことができ、この場合、臭化銀は20モル%以
下が好ましく、より好ましくは10モル%以下、更に好ま
しくは3モル%以下であり、又、沃化銀が存在するとき
は1モル%以下が好ましく、より好ましくは0.5モル%
以下、最も好ましくはゼロである。このような塩化銀50
モル%以上からなる塩化銀主体のハロゲン化銀粒子は、
少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層に適用されればよ
いが、好ましくは全ての感光性ハロゲン化銀乳剤層に適
用されることである。
【0117】前記ハロゲン化銀粒子の結晶は、正常晶で
も双晶でもその他でもよく、[100]面と[111]面の比
率は任意のものが使用できる。更に、これらのハロゲン
化銀粒子の結晶構造は、内部から外部まで均一なもので
あっても、内部と外部が異質の層(相)状構造(コア・
シェル型)をしたものであってもよい。又、これらのハ
ロゲン化銀は、潜像を主として表面に形成する型のもの
でも、粒子内部に形成する型のものでもよい。更に平板
状ハロゲン化銀粒子(特開昭58-113934号、特願昭59-17
0070参照)を用いることもできる。又、特開昭64-26837
号、 同64-26838号、 同64-77047号等に記載のハロゲン化
銀を使用できる。
【0118】前記ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法
又はアンモニア法等のいずれの調製法により得られたも
のでもよい。又、例えば種粒子を酸性法で作り、更に、
成長速度の速いアンモニア法により成長させ、所定の大
きさまで成長させる方法でもよい。ハロゲン化銀粒子を
成長させる場合に、反応釜内のpH,pAg等をコントロー
ルし、例えば特開昭54‐48521号に記載されているよう
なハロゲン化銀粒子の成長速度に見合った量の銀イオン
とハライドイオンを逐次同時に注入混合することが好ま
しい。
【0119】本発明の写真処理剤によって処理される感
光材料がカラー用の場合、ハロゲン化銀乳剤層はカラー
カプラーを含有する。
【0120】赤感光性層は、例えばシアン部分カラー画
像を生成する非拡散性シアンカプラー、一般にフェノー
ル又はα-ナフトール系カプラーを含有することができ
る。
【0121】緑感光性層は、例えばマゼンタ部分カラー
画像を生成する少なくとも一つの非拡散性マゼンタカプ
ラー、通常5-ピラゾロン系及びピラゾロトリアゾール系
カプラーを含むことができる。
【0122】青感光性層は、例えば黄部分カラー画像を
生成する少なくとも一つの非拡散性イェローカプラー、
一般に開鎖ケトメチレン基を有するカプラーを含むこと
ができる。これらカプラーは、例えば6、4又は2当量
カプラーであることができる。
【0123】本発明の写真処理剤が適用されるカラー感
光材料においては、とりわけ2当量カプラーが好まし
い。
【0124】適当なカプラーは例えば次の刊行物に開示
されている:アグファの研究報告書(Mitteilunglnausd
en Forschungslaboratorien der Agfa),レーフェルク
ーゼン/ミュンヘン(Leverkusen/Munchen)Vol.III,
111頁(1961)中ダブリュー・ペルツ(W.Pelz)による
「カラーカプラー」(Farbkuppler);ケイ・ベンタカ
タラマン(K.Venkataraman),「ザ・ケミストリー・オ
ブ・シンセティック・ダイズ」(The Chemistry of Syn
thetic Dyes)Vol.4,341〜387頁,アカデミック・プ
レス(Academic Press)、「ザ・セオリ・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス」(The Theory of the Ph
otographic Process)4版,353〜362頁;及びRD17643
のVII。
【0125】本発明の写真処理剤が適用されるカラー感
光材料においては、とりわけ特開昭63-106655号26頁に
記載されるが如き一般式[M−1]で示されるマゼンタ
カプラー(これらの具体的例示マゼンタカプラーとして
は、同号29〜34頁記載のNo.1〜No.77が挙げられる)、
同じく34頁に記載されている一般式[C−I]又は[C
−II]で示されるシアンカプラー(具体的例示シアンカ
プラーとしては、同号37〜42頁に記載の(C′−1)〜
(C′−82)、(C″−1)〜(C″−36)が挙げられ
る)、同じく20頁に記載されている高速イェローカプラ
ー(具体的イエローカプラーとしては、同号21〜26頁に
記載の(Y′−1)〜(Y′39)が挙げられる)を用い
ることが本発明の効果の点から好ましい。
【0126】
【実施例】以下、本発明の具体例を述べるが、本発明の
実施態様はこれに限定されるものではない。
【0127】実施例1 以下の操作によりカラーネガ用発色現像補充用錠剤試料
を作成した。
【0128】操作(1) 硫酸ヒドロキシルアミン3.0gを空気ジェット微粉砕機中
で平均粒径10μmになる迄摩砕する。この微粉末を市販
の流動層噴霧造粒機中で室温にて約7分間、0.20mlの水
を噴霧することにより造粒した後、造粒物を空気温度63
℃で8分間乾燥する。次に造粒物を真空中で40℃にて90
分間乾燥して造粒物の水分をほぼ完全に除去する。
【0129】操作(2) 現像主薬のCD−4(4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-β
-ヒドロキシルエチルアニリン硫酸塩)6.0gを操作
(1)と同様、空気ジェット微粉砕機中で粉砕後、造粒
する。水の噴霧量は0.2mlとし、造粒後、60℃で7分間
乾燥する。次に粒状物を真空中で40℃にて90分間乾燥し
て、水分をほぼ完全に除去する。
【0130】操作(3) 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸ナトリウム2.5
g、亜硫酸ナトリウム1.75g、炭酸カリウム15.4g、炭酸
水素ナトリウム0.75g、臭化ナトリウム0.35gを市販の混
合機中で均一化した後、操作(1)と同様、空気ジェッ
ト微粉砕機中で粉砕後、造粒する。水の噴霧量は5.5ml
とし、造粒後、70℃で10分間乾燥する。次に粒状物を真
空中で40℃にて90分間乾燥して水分をほぼ完全に除去す
る。
【0131】操作(4) 亜硫酸ナトリウム1.75g、ジエチレントリアミン五酢酸
ナトリウム2.0g、炭酸カリウム15.4g、炭酸水素ナトリ
ウム0.75g、臭化ナトリウム0.35gを操作(3)と同様に
造粒する。水の噴霧量は5.75mlとし、乾燥温度は80℃で
時間は10分間とした。
【0132】操作(5) 上記操作(1)〜(4)で造粒した造粒物を25℃で相対
湿度を調整しながら混合機にて約10分間均一に混合す
る。次に混合物を菊水製作所社製タフプレスコレクト15
27HUを改造した処理剤打錠機により固形化する。固形化
を行うに当たり、上記処理剤打錠機中に上記混合物の5.
00gを充填し、成形した。
【0133】この操作を繰返して、前記混合物より各々
7個のカラーフィルム用固形発色現像補充剤試料No.1
〜7を作成した。
【0134】実験 上記操作で得られた試料の含水量をカールフィッシャー
水分測定器で測定した。又、同ロットの試料を1mの高
さから落下させ落下直後の状態を観察した。さらに同ロ
ットの試料をポリエチレンの容器に入れ密栓した後50
℃,20%RHの暗所で1ケ月放置した。そして保存後の試
料中のCD−4の残存量を測定し、保存前の値を100と
して同化合物の残存率(%)を求めた。結果を表1に示
す。
【0135】
【表1】
【0136】上記表1より、本発明の発色現像補充用錠
剤は、保存性に優れかつ実用上充分な強度を持つことが
わかる。
【0137】実施例2 以下の操作によりカラーペーパー用漂白定着用補充錠剤
試料を作成した。
【0138】操作(6) エチレンジアミン四酢酸第2鉄ナトリウム72.25g、エチ
レンジアミン四酢酸1.3gを操作(3)と同様に造粒す
る。水の噴霧量を7.9mlとし、乾燥温度は80℃で時間は1
0分間とした。
【0139】操作(7) チオ硫酸ナトリウム88.2gチオシアン酸カリウム32.5g、
亜硫酸ナトリウム26gスルフィン酸3.25g、臭化カリウム
6.5gを操作(3)と同様に造粒する。水の噴霧量を8.75
mlとし、乾燥温度は77℃で時間は10分間とした。
【0140】操作(8) 上記操作(6)及び(7)で造粒した造粒物を操作
(5)と同様混合後、固形化を行った。固形処理剤打錠
機への充填量を38.33gとした以外は操作(5)と同様に
し、各々6個のカラーペーパー用固形漂白定着補充剤試
料No.8〜13を作成した。
【0141】次に実施例1と同様に含水率の測定及び落
下試験を行った。又、実施例1と同じ条件下で試料を3
ケ月間放置し、保存後試料1錠を100mlの水(20℃)に
溶解し不溶物の発生状況を観察した。
【0142】結果を表2に示す。
【0143】
【表2】
【0144】上記表2より本発明の漂白定量補充用錠剤
は、保存性に優れかつ実用上充分な強度を持つことがわ
かる。
【0145】実施例3 実施例1において使用したCD−4の代わりに例示化合物
Dev−2を当モル用いた他は実施例1と同様の操作、実
験を行った。その結果、実施例1とほぼ同様の結果を得
た。
【0146】実施例4 実施例2において使用したエチレンジアミン四酢酸第2
鉄ナトリウムの代わりに同量の例示化合物D−1第2鉄
ナトリウムを用いた他は実施例2と同様の操作、実験を
行った。この結果、実施例2とほぼ同様の結果を得た。
【0147】尚、上記各実施例で得られた漂白定着用錠
剤は、粉末状〜顆粒状処理剤と同一の写真性能を示し
た。
【0148】実施例5 操作(9) ジエチルヒドロキシルアミン・蓚酸塩200g、炭酸水素ナ
トリウム55gを操作(1)と同様に造粒する。乾燥温度
は70℃で時間は70分間とした。
【0149】操作(10) 現像主薬のCD−3[1-(N-エチル-N-メタンスルホンアミ
ドエチル)-3-メチル-p-フェニレンジアミンセスキサル
フェート・一水塩]270gを操作(2)と同様に造粒す
る。乾燥温度は63℃で時間は8分間とした以外は操作
(2)と同様にした。
【0150】操作(11) 亜硫酸ナトリウム6g、炭酸カリウム450g、炭酸水素ナ
トリウム22.5g、チノパールSFP75gを操作(3)と同
様に造粒する。乾燥温度は73℃で時間は10分間とした以
外は操作(3)と同様にした。
【0151】操作(12) 炭酸カリウム450g、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリ
ウム120g、炭酸水素カリウム22.5g、プルロニックF−6
8(旭電化製)60gを操作(4)と同様に造粒する。乾燥
温度は73℃で時間は10分間とした以外は操作(4)と同
様にした。
【0152】操作(13) 上記操作(9)〜(12)で造粒した造粒物を操作(5)
と同様に混合後、処理剤打錠機に入れ、錠剤化を行っ
た。処理剤打錠機への充填量を8.0gとした以外は操作
(5)と同様にし、各々1,000個づつカラーペーパー用
発色現像補充用錠剤試料No.14〜20を作成した。
【0153】次にコニカカラーペーパータイプQAプロ
セッサー-CL-PP718の一槽目に発色現像補充用錠剤
供給機能、液面検出機能、温水供給機能等を改造によっ
て配備し、30日間のランニングテストを行った。
【0154】以下、自現機の標準処理条件を示す。
【0155】 処理工程 温度(℃) 時間(秒) 補充量(ml) 発色現像 35±0.3 45 漂白定着 35±1.0 45 215 安定−1 33±3.0 30 安定−2 33±3.0 30 安定−3 33±3.0 30 162 乾 燥 72±5.0 40 安定槽は3槽目に補充され、順次2槽1槽にオーバーフ
ロー液が流れ込むカスケード方式となっている。
【0156】自現機処理液の準備は下記方法にて行っ
た。
【0157】イ.発色現像タンク液(23リットル) 自現機発色現像タンクに35℃の温水18リットルを入れ、
作成したカラーペーパー用発色現像錠剤試料を103個投
入し、溶解した。
【0158】次にスターター成分として別に固形化して
おいた下記処方のスターターを23個投入し完全溶解後、
タンク標線迄水を加えタンク液を完成した。
【0159】 カラーペーパー用発色現像スターター 塩化カリウム 4.0g 炭酸水素カリウム
4.8g 炭酸カリウム 2.1g ロ.漂白定着液及び安定液 コニカCPK-2-20カラーペーパー処理用漂白定着液キ
ット及び安定液キットを用いて各々23リットル,45リッ
トルのタンク液を調整した。
【0160】発色現像補充用錠剤はカラーペーパー1m
2が処理されると1個投入され、同時に温水が162ml供給
される様に設定した。
【0161】上記の自現機に、撮影したコニカカラーペ
ーパータイプQAをセットし、プリントしながら毎日15
2づつ処理し、1カ月間の処理性能の安定性をみた。
【0162】処理性能の安定性はTop及び450m2処理
時にコントロールストリップCPK−2を処理し、最低
濃度(Dmin)を測定した。
【0163】この最低濃度値及び含水率の測定、落下試
験の結果を表3に示す。
【0164】
【表3】
【0165】上記表3より、本発明の発色現像補充用錠
剤は、連続処理時の変動が少なく、かつ実用上充分な強
度を有していることがわかる。
【0166】
【発明の効果】本発明により、実用上充分な強度をも
ち、かつ保存性に優れた、ハロゲン化銀カラー写真感光
材料用錠剤型処理剤が得られた。
【0167】又、プラスチックボトルを含めた包材総量
が低減でき、社会環境適性が向上した。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真処理に用いられるハロゲン化銀カラ
    ー写真感光材料用錠剤型処理剤において、該処理剤一錠
    当たりの水分含有率が0.5〜10wt%であることを特徴と
    するハロゲン化銀カラー写真感光材料用錠剤型処理剤。
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