JP3036808B2 - リニアパルスモータの可動子 - Google Patents

リニアパルスモータの可動子

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリニアパルスモータの可動子に関する。
〔従来の技術〕
第8図は従来のリニアパルスモータの可動子の一例を
示す平面図、第9図は第8図におけるD−D線による断
面図である。
従来の可動子は、第8図,第9図に示すように薄板の
磁性材料表面にプレス打抜き加工または化学エッチング
により削除されたスリットを設けて磁極歯22,磁極歯溝2
3を形成した格子状の磁極歯板本体21を母材となる平坦
状の磁極を兼ねた磁路板26に接着剤27によって接着する
第1の方法、あるいは若干厚目の磁性材料に化学エッチ
ング加工でハーフエッチングを施すことによって可動子
を製作する第2の方法が用いられるのが一般的であっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の第1の方法では、磁極歯板と磁路板の
間に介在する接着剤の厚さの不均一や、接着剤自身の硬
化時の収縮や、磁性材料により形成された磁極歯板と磁
路板に対し線膨張係数の相異する接着剤で固着されてい
ることにより経時変化や温度変化により、磁極歯板の反
りや剥離が発生して平面度が維持できなくなる他、接着
剤自身が剥離脱落するという問題点があった。
また、第2の方法では、エッチング加工前に母材を平
面加工仕上げする段階での加工歪が母材表面に残存して
いるため、片面のみハーフエッチングにより磁性歯間の
溝をスリット加工すると、スリット加工された側の面と
加工されない側の面との加工歪のバランスが崩れるた
め、片側の方向に反りを発生するという問題点があっ
た。
本発明の目的は、合成樹脂と一体成形されたリニアパ
ルスモータの可動子において、磁極歯板と一体成形した
樹脂の密着性を確保する手段として磁極歯間の連結溝
と、磁極歯の反対方向の裏面に、磁極歯板本体の外周を
含み合成樹脂で全体を封入することにより、または合成
樹脂の成形収縮および線膨張の違いによって発生する磁
極歯板の反りを防止するため、磁極歯側の連結溝に封入
された合成樹脂で形成された架橋部と磁極歯板の裏面を
覆う合成樹脂で形成された封入部の収縮と膨張量のバラ
ンスがとれるように連結溝封入部と裏面封入部の厚み,
形状,幅を設定することによって可動子の平坦度の維持
および構造上の強度を向上させたリニアパルスモータの
可動子を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のリニアパルスモータの可動子は、磁極材表面
に磁極歯を設けたリニアパルスモータの可動子であり、
前記磁極歯の間の設けられた磁極歯溝を連結するととも
に、前記磁極材の外縁部に達する連結溝が更に設けら
れ、前記連結溝の前記磁極材外縁部から、前記磁極歯の
高さと同一の高さで樹脂を流入させることにより形成さ
れた表面側樹脂層と、前記磁性材の裏面に形成された裏
面側樹脂層とが形成されていることを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明について第1図〜第7図を参照して説明
する。
第1図は本発明のリニアパルスモータの可動子の一実
施例を示す正面図、第2図は第1図におけるA−A線に
よる断面図、第3図は第1図における磁極歯板本体の平
面図、第4図は第3図におけるB−B線による断面図、
第5図は第3図における磁極歯板本体の部分拡大斜視図
である。
第1図,第2図に示すように、本実施例の可動子は磁
極歯板本体1を合成樹脂5で一体成形されており、磁極
歯板本体1には第3図〜第5図に示すように磁極歯溝3
と磁極歯2が形成されている。この磁極歯溝3と磁極歯
板本体1の裏面に合成樹脂5を充填封入し、且つ、磁極
歯2の上面は磁極歯溝3に充填された合成樹脂5の面と
同一面に位置している。
第5図に示すように、ハーフエッチング加工で形成し
配列された磁極歯2の間に形成した磁極歯溝3に対し連
結溝4,4a,4b,4cを設け、すべての磁極歯溝3は連結溝4,
4a,4b,4cにより連結され、合成樹脂により、磁極歯板本
体1を一体成形した時合成樹脂5は連結溝4,4a,4b,4cを
通ってすべての磁極歯溝3を充填することができ、且つ
磁極歯板本体1の外周より合成樹脂を流入させ、磁極歯
板本体1全体を裏面から封入することによって、磁極歯
板本体1は磁極歯2面に対し連結溝4に充填し形成され
た合成樹脂の架橋部が構成され、これと磁極歯裏面に封
入された合成樹脂構成部とが磁極歯板本体1の外周部で
結合された一体成形構造の可動子となっている。
第6図は本発明のリニアパルスモータの可動子の他の
実施例を示す部分拡大斜視図、第7図は第6図における
C−C線による断面図である。
第6図に示す実施例では、磁極歯板本体11に対し磁極
歯板本体11の厚み方向に対し貫通する磁極歯溝13を設
け、連結溝14をハーフエッチング加工により磁極歯溝13
の一部と連結して形成している。第7図に示すように、
磁極歯板本体11を合成樹脂15で一体成形しており、この
合成樹脂15による一体成形によって第2図に示した実施
例と同様に連結溝14に充填された合成樹脂15による架橋
部を構成することができる。なお、磁極歯溝13と連結溝
14の加工は磁極歯溝13がハーフエッチングで、連結溝14
が貫通溝であっても同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、少なくとも磁極歯の周
囲および磁性材の外周を合成樹脂によって覆うようにし
たので、磁極歯板本体に与える成形収縮および線膨張の
相異による磁極歯板本体の反りを防止できる他、合成樹
脂等の剥離も防止可能となり、且つ機械強度の面でも十
分な剛性を確保できるとともに、可動子本体の重量も全
体を磁性材料で構成した場合と比較して1/2以下に低減
されるため、リニアパルスモータの可動子として高速応
答特性が向上するという効果を有する。
また、片面ハーフエッチングされた磁極歯板本体の単
体時の取扱いおよび加工歪等により磁極歯の上面の反り
は一体成形時に成形金型面に面当てされ、金型精度を確
保しておくことにより矯正されるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のリニアパルスモータの可動子の一実施
例を示す正面図、第2図は第1図におけるA−A線によ
る断面図、第3図は第1図における磁極歯板本体の平面
図、第4図は第3図におけるB−B線による断面図、第
5図は第3図における磁極歯板本体の部分拡大斜視図、
第6図は本発明のリニアパルスモータの可動子の他の実
施例を示す部分拡大斜視図、第7図は第6図におけるC
−C線による断面図、第8図は従来のリニアパルスモー
タの可動子の一例を示す平面図、第9図は第8図におけ
るD−D線による断面図である。 1,11,21……磁極歯板本体、2,12,22……磁極歯、3,13,2
3……磁極歯溝、4,14……連結溝、5,15……合成樹脂、2
6……磁路板、27……接着剤。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁極材表面に磁極歯を設けたリニアパルス
    モータの可動子であり、 前記磁極歯の間の設けられた磁極歯溝を連結するととも
    に、前記磁極材の外縁部に達する連結溝が更に設けら
    れ、 前記連結溝の前記磁極材外縁部から、前記磁極歯の高さ
    と同一の高さで樹脂を流入させることにより形成された
    表面側樹脂層と、 前記磁性材の裏面に形成された裏面側樹脂層と が形成されていることを特徴とするリニアパルスモータ
    の可動子。
  2. 【請求項2】磁性材表面に磁極歯を設けたリニアパルス
    モータの可動子であり、 前記磁極歯の間に設けられた磁極歯溝を連結する連結溝
    を設け、 この連結溝の一部に前記磁極材を貫通する部位を設け、 前記磁極材裏面から前記貫通する部位を介して、樹脂を
    前記磁極歯の歯面と同一高さまで流入させることによ
    り、前記磁性材の表面と裏面に形成された樹脂層を設け
    たことを特徴リニアパルスモータの可動子。
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