JP3165341B2 - 樹脂モールド方法 - Google Patents

樹脂モールド方法

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JP3165341B2 JP30053394A JP30053394A JP3165341B2 JP 3165341 B2 JP3165341 B2 JP 3165341B2 JP 30053394 A JP30053394 A JP 30053394A JP 30053394 A JP30053394 A JP 30053394A JP 3165341 B2 JP3165341 B2 JP 3165341B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレーム等の半導
体樹脂封止製品の製造に適用する樹脂モールド方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止型の半導体装置の製造に使用す
る樹脂モールド装置は、ポットに供給した樹脂をモール
ド金型のキャビティ内に圧送し、モールド金型と樹脂と
の間で熱交換して樹脂成形する。この場合、樹脂とモー
ルド金型とはじかに接触して樹脂成形するから、モール
ド金型にはエジェクタピンを設けて樹脂成形後の成形品
を離型させるといった方法がとられている。ところで、
このようにモールド金型にじかに樹脂を接触させて樹脂
モールドする場合の離型性や樹脂内へエアあるいは水分
が混入するといった問題を解消する樹脂モールド方法と
してモールド金型の金型面をリリースフィルムで被覆し
て樹脂モールドする方法が検討されている。
【0003】図9にこのリリースフィルムを用いる樹脂
モールド方法を用いるモールド装置の構成例を示す。図
で10aが上型、10bが下型であり、12が被成形品
のリードフレームである。14はモールド金型のクラン
プ面で開口する吸着孔であり、16はキャビティ凹部の
底面で開口するキャビティ吸着孔である。吸着孔14お
よびキャビティ吸着孔16は上型10a、下型10bを
固定する支持プレート18a、18b内に設けたエア流
路に連通し、エア流路はモールド金型の外部に設けたエ
ア機構に連絡されてリリースフィルム20を金型面に吸
着する。
【0004】図10に下型10bについて、吸着孔1
4、キャビティ吸着孔16、リリースフィルム20等の
平面配置を示す。リリースフィルム20はリードフレー
ム12の樹脂モールド面を覆う帯状に形成され、上型1
0a、下型10bの各々について金型面に吸着支持され
る。リリースフィルム20を吸着支持する際は、はじめ
吸着孔14からリリースフィルム20を吸引して金型の
クランプ面に吸着支持し、次いでキャビティ吸着孔16
から吸引してキャビティ凹部に吸着支持する。リリース
フィルム20は柔軟性を有するからこの吸着操作によっ
て樹脂成形部の内面形状にならって吸着支持される。図
9の左半部はリリースフィルム20を吸着支持した後、
リードフレーム12をクランプした状態である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のリリースフィル
ムを用いる樹脂モールド装置では樹脂成形部に樹脂を接
触させることなく樹脂モールドするが、ポット及びポッ
トとキャビティとを連絡する樹脂路部分でも金型にじか
に樹脂を接触させないようにして樹脂モールドするた
め、ラッピングフィルムで樹脂を密封したラッピング樹
脂をポット22に供給して樹脂モールドする。図9のポ
ット22部分では、左半部にラッピング樹脂をポット2
2にセットした状態、右半部にプランジャ24で樹脂を
圧送する状態を示す。
【0006】図9に示すように、この方法では樹脂をラ
ッピングフィルムで密封したままポット22にセットし
て使用するが、ポット22とキャビティとを連絡する樹
脂路部分でモールド金型と樹脂が接触しないようにする
ため、図10に示すようにラッピングフィルム26aと
リリースフィルム20とが重なるようにし、かつリード
フレーム12と樹脂が接触しないようにするためラッピ
ングフィルム26aの側縁をゲート10c部分でキャビ
ティ凹部のコーナー部に位置合わせしてセットする。ラ
ッピングフィルム26aは2枚のフィルムを重ね合わせ
てシールされており、樹脂モールドの際には図9に示す
ようにゲート10cの端部で樹脂圧によりシールが破れ
てゲート10cからキャビティ内に樹脂が充填される。
【0007】このようにリリースフィルムを用いる樹脂
モールド方法ではポット22にラッピング樹脂をセット
して樹脂モールドすることにより、ポット部分を含めて
金型に樹脂を接触させることなく樹脂モールドすること
ができる。ところで、このリリースフィルムを用いる樹
脂モールド方法で使用するラッピング樹脂はモールド金
型のゲート10cの配置位置に合致させてセットする必
要があり、製品ごとゲート10cの配置ピッチ等が異な
ることから、製品ごとに専用のラッピング樹脂を用意し
なければならないという問題がある。また、金型にラッ
ピング樹脂をセットした際に位置ずれすると不要な樹脂
ばりが生じる等の問題が発生するから、ラッピング樹脂
をセットする際には高精度に位置決めしなければならな
いという取扱い上の問題点もあった。
【0008】また、図11はリリースフィルムを使用せ
ずにラッピング樹脂26のみを用いてリードフレーム1
2に樹脂を付着させずに樹脂モールドする方法として考
えられる方法である。すなわち、ラッピングフィルム2
6aの側縁からモールド金型のゲート10cの位置に合
わせて延出片26bを延出することによってゲート10
c部分でリードフレーム12に樹脂が付着しないように
する。しかし、この方法の場合もゲート10cの位置に
合わせてラッピングフィルム26aの形状を設定しなけ
ればならず製品ごとに専用のラッピング樹脂を使用しな
ければならない。
【0009】本発明はこれら問題点を解消すべくなされ
たものであり、その目的とするところは、ラッピング樹
脂を使用する樹脂モールド方法で異種製品についてラッ
ピング樹脂の共用化を図ることによってラッピング樹脂
の製造コストを下げるとともに、モールド装置における
ラッピング樹脂のセット等の取扱いを容易にする樹脂モ
ールド方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、ポットにラッピ
ングフィルムで密封したラッピング樹脂を供給して樹脂
モールドする樹脂モールド方法において、樹脂モールド
の際に被成形品上でランナー、ゲート等の樹脂路が通過
する部位をゲートと樹脂成形部との接続端までゲートフ
ィルムで被覆し、該ゲートフィルムと前記ラッピングフ
ィルムの側縁とを重ね合わせることにより樹脂モールド
の際に前記樹脂路部分で被成形品に樹脂を接触させずに
樹脂モールドすることを特徴とする。また、上記樹脂モ
ールド方法において前記モールド金型の樹脂成形部を含
む金型面をモールド金型およびモールド樹脂と容易に剥
離できるリリースフィルムで被覆して樹脂モールドする
ことを特徴とする。また、前記ラッピングフィルムが、
前記ゲートフィルムと重ね合わせ可能にその側縁から所
定幅の延出片が延出されたものであることを特徴とす
る。また、前記ラッピングフィルムがゲートフィルムと
重ね合わさる幅寸法で等幅で形成されたことを特徴とす
る。また、前記被成形品としてモールド金型のゲートが
配置される位置に合わせてあらかじめゲートフィルムが
貼着されたものを使用することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る樹脂モールド方法では、リードフ
レーム等の被成形品を樹脂モールドする際にゲートある
いはランナー等のポットとキャビティとを連絡する樹脂
路が被成形品上を通過する部位をゲートフィルムおよび
ラッピング樹脂のラッピングフィルムで被覆して樹脂モ
ールドする。ゲートフィルムおよびラッピングフィルム
によってモールド金型の樹脂路部分を被覆することでモ
ールド樹脂を被成形品に接触させず、また樹脂路部分で
金型面に接触させずに樹脂モールドすることができる。
ラッピングフィルムとゲートフィルムとを重ね合わせる
ように配置し、重ね合わせ部分の幅内で異種製品につい
てラッピング樹脂の共用化を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係る樹脂モールド方法
を半導体樹脂封止用トランスファモールドに適用して被
成形品たるリードフレーム12を樹脂モールドする実施
例を示す。本実施例では図2に示すように、リードフレ
ーム12に対して、樹脂モールドの際にリードフレーム
12上でランナー、ゲート10c等の樹脂路が通過する
部位にあらかじめゲートフィルム30を貼着し、樹脂モ
ールドの際にリードフレーム12にモールド樹脂がじか
に接触しないようにするとともに、ポット22にラッピ
ング樹脂26をセットした際に金型面に吸着支持したリ
リースフィルム20とゲートフィルム30が重なり合う
ようにして樹脂モールドする。
【0013】実施例の樹脂モールド装置ではポット22
は平面形状が細長のポット状に形成され、ポット22か
らモールド金型のキャビティ凹部にランナーおよびゲー
ト10cが分岐して延出する。前記リードフレーム12
の表面に貼着するゲートフィルム30はリードフレーム
12上でこれらランナー、ゲート10c等の樹脂路が通
過する部位を被覆できる幅で、リードフレーム12の側
縁からゲート10cの樹脂成形部であるキャビティ凹部
との接続端までの範囲に貼着する。
【0014】図2では金型面上でのリリースフィルム2
0の平面配置とリードフレーム12に貼着したゲートフ
ィルム30、およびポット22にセットしたラッピング
樹脂26の平面配置を示す。リリースフィルム20はキ
ャビティ凹部を含む金型面を被覆するため一定幅で吸着
支持され、ラッピング樹脂26はポット22とキャビテ
ィとを連絡する樹脂路部分でリリースフィルム20の側
縁とラッピングフィルム26aが一部重なるように配置
される。樹脂路部分でリリースフィルム20とラッピン
グフィルム26aとを重ね合わせることによって下型1
0aの樹脂路部分で金型に樹脂が接触することを防止す
る。
【0015】なお、図1に示すようにラッピングフィル
ム26aはその端縁をゲート10cとキャビティ凹部の
コーナー部との接続部まで延出させる必要はなく、リリ
ースフィルム20と一部重ね合わせるだけでよい。実施
例ではラッピングフィルム26aの側縁から延出片26
bを延出してリリースフィルム20と重ね合わせるよう
にしている。図2で幅aは延出片26bの端縁間の間隔
を示し、リリースフィルム20の側縁と重ねるようにす
る。また、Wは延出片26bの幅を示す。
【0016】上記構成の下で樹脂モールドすると、図1
の右半部で示すようにポット22から押し出された樹脂
は樹脂路部分でラッピングフィルム26aを押し広げ、
ゲート10cからキャビティ21内に充填される。樹脂
路部分でリードフレーム12に付着する側ではラッピン
グフィルム26aの側縁から押し出された樹脂はリード
フレーム12に貼着されたゲートフィルム30上を通過
してゲート10cからキャビティ21に充填される。こ
うして、キャビティ凹部およびポット22、樹脂路部
分、リードフレーム12にじかに樹脂を接触させずに樹
脂モールドすることができる。
【0017】本実施例の樹脂モールド装置は樹脂モール
ドの際にリードフレーム12上で樹脂が通過する部位に
ゲートフィルムを貼着したものを使用するから、前記ラ
ッピング樹脂26でリリースフィルム20と重複させる
ように設けた幅Wの延出片26bの範囲内に樹脂路が位
置する製品については共通にラッピング樹脂26を使用
することが可能になる。なお、ゲートフィルム30をあ
らかじめ貼着したリードフレーム12を使用する場合
は、ゲートフィルム30があたる金型面にフィルム厚を
逃がすための逃がし凹部を設ける必要がある。
【0018】図3はリードフレーム12に貼着するゲー
トフィルム30の他の形成例で、リードフレーム12上
で樹脂が通過する部位に加えてリードフレーム12の側
縁部に帯状にゲートフィルム30を貼着した例を示す。
このように帯状にゲートフィルム30を貼着することに
より、リードフレーム12からゲートフィルム30が剥
がれることを防止することができる。このようにリード
フレーム12に貼着するゲートフィルム30の形状は適
宜設定でき、少なくとも樹脂モールドの際にリードフレ
ーム12上で樹脂が通過する部位を被覆するようにすれ
ばよい。また、キャビティ部を除いてリードフレーム1
2の全面に貼着してもよい。
【0019】上記実施例で使用したラッピング樹脂26
はリリースフィルム20と一部重複するようにラッピン
グフィルム26aの側縁に所定間隔で延出片26bを設
けたが、図4に示すようにラッピングフィルム26aを
均一幅として、ラッピングフィルム26aの側縁とリリ
ースフィルム20の側縁が一部重なるように幅寸法を設
定してもよい。このように均一幅で形成しておけば、リ
ードフレーム12での樹脂路が通過する位置に関わらず
共通にラッピング樹脂26を使用することができるとい
う利点がある。
【0020】図5、6はラッピング樹脂26を共用する
他の方法として、あらかじめリードフレーム12にゲー
トフィルム30を貼着するかわりに、ポット22にラッ
ピング樹脂26をセットした後、ポット22上にゲート
フィルム30をのせて樹脂モールドする方法を示す。図
6に示すようにゲートフィルム30にはリードフレーム
12のゲート10cの配置位置に合わせて延出片を形成
し、ラッピングフィルム26aと重ね合わせることによ
りリードフレーム12に樹脂を接触させずに樹脂モール
ドすることができる。なお、図5に示した実施例は下型
10bにゲートを設けた場合であるが、上型10aにゲ
ートを設ける場合はゲートフィルム30をセットした後
にラッピング樹脂26をセットする。このようにゲート
フィルム30はラッピングフィルム26aとリードフレ
ーム12との間に配置するものである。
【0021】この実施例の場合もラッピング樹脂26と
して図4に示すと同様にラッピングフィルム26aを均
一幅にしたラッピング樹脂を用いてもよい。また、ポッ
ト22上にゲートフィルム30をセットする方法として
は、上記のようにリードフレーム12のセットとは別に
行うこともできるし、リードフレーム12をモールド金
型内に送入する前段でモールド金型のセット位置に合わ
せて整列させたリードフレーム12にゲートフィルム3
0を貼着してからリードフレーム12とともに装置内に
送入してセットする方法も可能である。
【0022】なお、上記各実施例ではポット22の形状
を平面形状で細長に形成し、ラッピング樹脂26で密封
する樹脂としてスティック状に形成した樹脂を使用した
が、実施例のような細長のポットではなくマルチポット
タイプのモールド金型を使用する場合でも、各ポットに
ラッピング樹脂をセットし、ラッピングフィルムとリリ
ースフィルムとを重複して配置するとともに、ラッピン
グフィルムとリードフレームに貼着したゲートフィルム
とを重複配置することによってラッピング樹脂の共用化
を図ることが可能である。樹脂としては熱硬化性樹脂、
たとえばエポキシ系、フェノール系の樹脂が使用でき、
ラッピング樹脂としては樹脂材を押し出し成形した粉砕
する前のものが有用である。また、リリースフィルム2
0の素材としてはFEPシートフィルム、PETシート
フィルム、フッ素樹脂含浸ガラスクロス、ポリ塩化ビニ
リデン等が使用できる。
【0023】図7、8はラッピング樹脂を使用する樹脂
モールド装置でリリースフィルム20を使用せずに樹脂
モールドする実施例を示す。図7に示す実施例ではリー
ドフレーム12にあらかじめゲートフィルム30を貼着
するかわりに、ポット22にラッピング樹脂26をセッ
トした後、ゲートフィルム30をのせて樹脂モールドす
る。ゲートフィルム30にはモールド金型のゲート10
cの位置に合わせてその側縁から延出片を延出し、ラッ
ピングフィルム26aと重ね合わせることによってリー
ドフレーム12に樹脂を接触させることなく樹脂モール
ドすることができる。
【0024】この実施例の場合はリリースフィルム20
を使用せずに樹脂モールドするから樹脂がモールド金型
じかに接するかたちで樹脂モールドされる。したがっ
て、キャビティ凹部の底面にエジェクタピン32を設置
するようにする。なお、この実施例ではモールド金型の
ゲート10cの位置に合わせてゲートフィルム30の延
出片を精度よくセットする必要がある。
【0025】図8に示した実施例はポット22に等幅で
形成したラッピングフィルム26bを有するラッピング
樹脂をセットするとともに、モールド金型のゲート10
cの配置位置に合わせてあらかじめゲートフィルム30
を貼着したリードフレーム12を使用して樹脂モールド
する例である。ラッピングフィルム26bは図のように
側縁がリードフレーム12に一部重なるように配置し、
ゲートフィルム30部分でラッピングフィルム26bと
ゲートフィルム30とが重なることによって樹脂モール
ドの際にリードフレーム12にじかに樹脂を接触させず
に樹脂モールドすることができる。
【0026】キャビティ凹部部分では図7に示した例と
同様にエジェクタピン32を配置して、樹脂モールド部
を離型させるようにする。本実施例の場合はラッピング
フィルム26bとゲートフィルム30とが重ね合わさる
ことによって製品によってゲート10cの配置が異なる
場合でも共通にラッピング樹脂26を使用することが可
能になる。上記図7、8に示した実施例はモールド金型
のキャビティ部分ではモールド金型にじかに樹脂が接触
するものの、従来のモールド金型を利用してリードフレ
ーム12と樹脂との接触を防止した樹脂モールドが可能
になるという特徴がある。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る樹脂モールド方法によれ
ば、上述したように、ラッピング樹脂をポットに供給し
て樹脂モールドする際にラッピング樹脂のラッピングフ
ィルムと被成形品の樹脂成形部に合わせて配置するゲー
トフィルムとを重ね合わせるようにして樹脂モールドす
ることによって、ポットとキャビティとを連絡する樹脂
路部分および被成形品上で樹脂を接触させることなく樹
脂モールドすることが可能になる。また、ゲートフィル
ムとラッピングフィルムとを重ね合わせる配置とするこ
とで異種の被成形品に対してもラッピング樹脂を共用す
ることが可能になる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂モールド方法により樹脂モー
ルドする様子を示す説明図である。
【図2】リードフレーム、リリースフィルム、ゲートフ
ィルム、ポット等の平面配置を示す説明図である。
【図3】ゲートフィルムの他の例を示す説明図である。
【図4】ラッピング樹脂の他の例を示す説明図である。
【図5】樹脂モールド方法の他の実施例を示す説明図で
ある。
【図6】ゲートフィルムを用いる樹脂モールド方法を示
す説明図である。
【図7】ラッピング樹脂を用いて従来型で樹脂モールド
する方法を示す説明図である。
【図8】ラッピング樹脂を用いて従来型で樹脂モールド
する方法を示す説明図である。
【図9】リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法を
示す説明図である。
【図10】リリースフィルムを用いる樹脂モールド方法
で使用するラッピング樹脂、リリースフィルムの平面配
置を示す説明図である。
【図11】リリースフィルムを用いずに樹脂モールドす
る方法でのラッピングフィルム等の平面配置を示す説明
図である。
【符号の説明】
10a 上型 10b 下型 10c ゲート 14 吸着孔 16 キャビティ吸着孔 18a、18b 支持プレート 20 リリースフィルム 21 キャビティ 22 ポット 26 ラッピング樹脂 26a ラッピングフィルム 26b 延出片 30 ゲートフィルム 32 エジェクタピン 34 パイロットピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−196610(JP,A) 特開 平6−120410(JP,A) 特開 平8−274122(JP,A) 特開 平8−250533(JP,A) 特開 平7−142520(JP,A) 特開 平6−163620(JP,A) 特開 平2−191111(JP,A) 特開 昭64−10633(JP,A) 特開 平8−142116(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76 H01L 21/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポットにラッピングフィルムで密封した
    ラッピング樹脂を供給して樹脂モールドする樹脂モール
    ド方法において、 樹脂モールドの際に被成形品上でランナー、ゲート等の
    樹脂路が通過する部位をゲートと樹脂成形部との接続端
    までゲートフィルムで被覆し、 該ゲートフィルムと前記ラッピングフィルムの側縁とを
    重ね合わせることにより樹脂モールドの際に前記樹脂路
    部分で被成形品に樹脂を接触させずに樹脂モールドする
    ことを特徴とする樹脂モールド方法。
  2. 【請求項2】 モールド金型の樹脂成形部を含む金型面
    をモールド金型およびモールド樹脂と容易に剥離できる
    リリースフィルムで被覆して樹脂モールドすることを特
    徴とする請求項1記載の樹脂モールド方法。
  3. 【請求項3】 ラッピングフィルムが、前記ゲートフィ
    ルムと重ね合わせ可能にその側縁から所定幅の延出片が
    延出されたものであることを特徴とする請求項1または
    2記載の樹脂モールド方法。
  4. 【請求項4】 ラッピングフィルムがゲートフィルムと
    重ね合わさる幅寸法で等幅で形成されたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の樹脂モールド方法。
  5. 【請求項5】 被成形品としてモールド金型のゲートが
    配置される位置に合わせてあらかじめゲートフィルムが
    貼着されたものを使用することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の樹脂モールド方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6242157B1 (en) 1996-08-09 2001-06-05 Tdk Corporation Optical recording medium and method for making

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6242157B1 (en) 1996-08-09 2001-06-05 Tdk Corporation Optical recording medium and method for making

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