JP3035640B2 - 移植機の苗植付装置 - Google Patents

移植機の苗植付装置

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JP3035640B2
JP3035640B2 JP4116879A JP11687992A JP3035640B2 JP 3035640 B2 JP3035640 B2 JP 3035640B2 JP 4116879 A JP4116879 A JP 4116879A JP 11687992 A JP11687992 A JP 11687992A JP 3035640 B2 JP3035640 B2 JP 3035640B2
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seedlings
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水 修 一 清
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島 英 夫 中
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崎 雅 弘 兼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は苗トレイポット苗を圃
場に植付ける移植機の苗植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−121707号公報
に示す如く、苗トレイ(15)から苗取出爪(16)に
よって苗を取出し、苗取出爪(16)から苗植付爪(1
8)に苗を供給して植付ける技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、苗ト
レイを略直線方向に縦送り移動させて回収する必要があ
り、縦送り方向の苗トレイ大きさが制限されたり、苗ト
レイ回収スペースの確保が面倒である等の構造上の不具
合があると共に、変形し易い薄い樹脂フィルム製の苗ト
レイを使用した場合、苗トレイのポット開口部が変形し
て苗根鉢に圧着し、苗トレイから苗が外れにくくなり易
く、取出すときに苗根鉢が崩れる不具合があり、使用す
る苗トレイが硬く変形しにくいものに限定される等の問
題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、苗ト
レイから苗取出爪によって苗を取出し、苗取出爪から苗
植付爪に苗を供給して植付ける移植機の苗植付装置にお
いて、苗トレイを上載して縦送り移動させる無端搬送体
を設けると共に、無端搬送体の下面側に苗縦送り終端部
で苗トレイを彎曲させて回収方向に移動させる苗トレイ
ガイドを設け、無端搬送体上面の苗トレイ直線移動部か
ら、苗トレイガイドによる苗トレイ彎曲部に移動する境
界位置で、苗取出爪先端部を苗トレイ内部の苗根鉢部に
突入させて取出すように構成したもので、苗トレイガイ
ドによって苗トレイを下面側に彎曲させて移動させるか
ら、無端搬送体の上面側の縦送り終端部に対して苗取出
爪及び苗植付爪を接近させて配置し得、また無端搬送体
の下面側に形成される余剰スペースを利用して空の苗ト
レイを機外に取出し易い位置に移動させ得ると共に、苗
トレイの直線移動部と彎曲部の境界で苗を取出すから、
苗トレイのポット開口が下向き彎曲変形によって拡張さ
れるときに苗取出爪によって苗が持上げられ、苗トレイ
ポット開口部の圧着によって苗根鉢が崩れたり、苗取出
爪から苗が脱落する等の不具合を容易になくし得、薄い
樹脂フィルム製の変形し易い廉価な苗トレイを使用して
育苗及び植付を行い得、苗トレイの苗取出し機能の向
上、並びに苗取出し構造の簡略化、並びに苗トレイ育苗
コスト低減などを容易に図り得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図1は苗取出部の側面説明図、図2は移植機の
全体側面図、図3は同平面図、図4は同平面説明図であ
り、図中(1)はエンジン(2)を搭載する前フレー
ム、(3)は前記フレーム(1)後端に連設するミッシ
ョンケース、(4)は前記ミッションケース(3)に左
右伝動ケース(5)を介し上下揺動可能に支持する左右
の走行駆動輪である後輪、(6)は前記前フレーム
(1)の前端側にアクスルフレーム(7)を介し上下揺
動可能に支持する左右の前輪、(8)は前記ミッション
ケース(3)の後方にシャーシフレーム(9)を介し装
設する苗供給装置、(10)は左右の後輪(4)間で前
記ミッションケース(3)に植付伝動ケース(11)を
介して装設する苗植付装置、(12)は畝面(A)を鎮
圧する鎮圧ローラ、(13)は前記苗植付装置(10)
を上下揺動可能に支持するゲージ輪であり、前記苗供給
装置(8)における左右往復移動する苗載台(14)上
の苗トレイ(15)より1株分のポット苗を苗取出爪
(16)でもって取出すと共に、この取出されたポット
苗を前記苗植付装置(10)のマルチカッタ(17)と
連動して上下動するホッパ形植付爪(18)に放出供給
して、操向ハンドル(19)操作による機体の走行中畝
面(A)に一定間隔毎のポット苗の植付けつまり移植を
行うように構成している。
【0006】なお、(20)は昇降レバー、(21)は
植付クラッチレバー、(22)は主変速レバー、(2
3)は株間変速レバー、(24)は植付深さ調節レバ
ー、(25)は左右サイドクラッチレバーである。
【0007】図5にも示す如く、前記シャーシフレーム
(9)は、左右の丸パイプ前端を前記ミッションケース
(3)上側に固設する昇降シリンダ(26)用のシリン
ダフレーム(27)に上下補強板(28)(29)・横
フレーム(30)及び左右連結板(31)を介して連結
固定させ、左右丸パイプ後端を門形の前記ハンドル(1
9)に連結させ、側面視シャーシフレーム(9)の中間
を、下方に一定寸法(L)膨出させる凹部(9a)に形
成すると共に、該凹部(9a)より後端を上り傾斜に形
成し、平面視該フレーム(9)の略中間より後端の左右
パイプ間隔幅を前端パイプ間隔幅より大に形成してい
る。また前記フレーム凹部(9a)の左右外側に、平面
視門形で側面視L形の左右サイドフレーム(32a)
(32b)基端を固設させて、これらシャーシフレーム
凹部(9a)及びサイドフレーム(32a)(32b)
で囲まれる部分に前記苗供給装置(8)を配設して、左
右横方向に移動する苗載台(14)の左右側方・後方・
下方の4方向に対してこれらフレーム(9)(32a)
(32b)でガードするように構成している。
【0008】また、苗供給装置(8)は苗載台(14)
下部両側の左右側板(33a)(33b)の左側板(3
3a)外側に苗縦送り駆動機構(34)を設けると共
に、右サイドフレーム(32b)にミッションケース
(3)からの駆動力を入力する横送り駆動ケース(3
5)を設け、左右サイドフレーム(32a)(32b)
の固定ブラケット(36a)(36b)間を横架するガ
イドレール(37)に、左右側板(33a)(33b)
間のベアリング台(38)に取付ける左右2つのベアリ
ング(39)を支持させて、この後方の横送り駆動軸
(40)と前記レール(37)との案内によって苗載台
(14)を左右に往復させると共に、左右側板(33
a)(33b)間に搬送軸(41)を介し支持する駆動
スプロケット(42)と、苗載台(15)上端に枢着板
(43)及び遊転軸(44)を介し支持する遊転スプロ
ケット(45)との間に張架する縦送りチェン(46)
の縦送りピン(47)を苗トレイ(15)の各セル(1
5a)底部間の陥没部に掛合させて、苗載台(14)の
左右移動終端時に苗トレイ(15)の縦送りを行うよう
に構成している。
【0009】さらに、前記ミッションケース(3)の上
方に植付クラッチを内設する植付クラッチケース(4
8)を配設していて、前記ミッションケース(3)の入
力軸(3a)に無段変速ベルト(49)・変速プーリ軸
(50)及び伝達チェン(51)を介し植付クラッチケ
ース(48)の入力軸(48a)を連動連結させ、前記
苗取出爪(16)の苗取出駆動機構(52)を駆動する
苗取出爪駆動軸(53)を前記クラッチケース(48)
の出力軸(48b)に伝達チェン(54)を介し連動連
結させると共に、前記伝達チェン(54)により回転す
るカウンタ軸(55)に伝達チェン(59)を介して前
記横送り駆動ケース(35)の入力軸(35a)を連動
連結させて、前記エンジン(2)からの出力でもって苗
供給装置(8)での各駆動を行うように構成している。
【0010】図7乃至図10にも示す如く、前記苗取出
爪(16)の苗取出駆動機構(52)は、前記駆動軸
(53)にロータリケース(60)及びクランクアーム
(61)及びカム軸(62)を介し左右一対の苗取出爪
(16)を連結支持させる苗取出アーム(63)と、前
記クランクアーム(63)の回転時苗取出アーム(6
3)をガイド溝(64)に沿って苗取出位置及び苗放出
位置に直線及び揺動操作案内するアームガイド板(6
5)とを備えるもので、前記ロータリケース(60)の
出力クランクアーム軸(66)に取付ける遊星ギヤ(6
7)を、フレーム(9)(32b)の固定枢着板(6
8)に固設させるロータリケース(60)の取付板(6
9)側に固定する静止太陽ギヤ(70)に中間ギヤ(7
1)を介して噛合せ連結させて、駆動軸(53)を介し
てのロータリケース(60)の回転時、図7に示す如
く、駆動軸(53)を中心としてクランクアーム軸(6
6)を時計方向に公転させると共に、この公転時アーム
軸(66)を反時計方向に自転させるように構成してい
る。
【0011】また、前記クランクアーム(61)先端の
カム軸(62)に、左右一対の苗取出爪(16)の先端
部の開閉を行う爪開閉カム(72)を一体的に取付ける
と共に、前記苗取出アーム(63)の中間部を揺動自在
にカム軸(62)に取付けるもので、前記開閉カム(7
2)は両側面に爪開閉用の突起させた平坦状の閉カム面
(72a)と、陥没させた開カム面(72b)を有する
と共に、苗取出爪(16)の先端側外側に先端輪状部
(73a)を遊嵌させる線状の苗押出部材(73)を摺
動作するための円周カム面(72c)をカム(72)の
外周面に有している。
【0012】また前記苗取出アーム(63)は、一端側
にL形状の左右揺動支点軸(74)及び揺動板(75)
を介して前記苗取出爪(16)を一体支持させ、後端側
のガイド体(76)を前記取付板(69)にボルト(7
7a)及びカラー(77b)を介し固定するアームガイ
ド板(65)のガイド溝(64)に係合させ、図7に示
す如き、前記駆動軸(53)を中心とするクランクアー
ム軸(66)の公転時、駆動軸(53)を中心とする直
線軌跡(N)に沿ってカム軸(62)を移動させて、前
記ガイド体(76)をガイド溝(64)傾斜下端側の軌
跡(N)と略平行な往復溝部(a)を移動させるとき、
苗取出爪(16)をこの往復溝部(a)と略平行に移動
させて、苗トレイ(15)に対し苗取出爪(16)先端
を突入或いは退出させる直線状の往復動作を行わしめ、
またガイド溝(64)中間部における急上り勾配の揺動
溝部(b)を移動させるとき、苗取出爪(16)先端を
苗トレイ(15)上方の苗取出位置と植付爪(18)上
方の苗放出位置間で揺動させる往復揺動作を行わしめ、
さらに往復溝部(a)と略平行なガイド溝(64)上端
側の緩衝溝部(c)を移動させるときにあって、苗取出
爪(16)を苗取出位置から苗放出位置まで揺動させた
ときには、この揺動終端位置でこの揺動を停止させ、若
干の直線前進動作を行わしめて、苗取出爪(16)の揺
動時に発生する運動慣性力を減殺するように構成してい
る。
【0013】さらに、左右一対の苗取出爪(16)をそ
れぞれ取付ける左右の前記揺動板(75)に突出長さ調
節自在に爪開閉ネジ体(78)を結合させ、該爪開閉ネ
ジ体(78)の各内端側を、左右揺動板(75)間に張
設する引張バネ(79)のバネ力で前記カム(72)両
側面の開閉カム面(72a)(72b)に摺接させて、
左右揺動板(75)を前記支点軸(74)を中心として
揺動させてネジ体(78)を開カム面(72b)に摺接
させるとき、苗取出爪(16)の先端側を開状態とさせ
て該爪(16)に挾持する苗の放出を行うように構成し
ている。
【0014】一方、前記苗取出アーム(65)のガイド
体(76)側に枢軸(80)を介し苗押出操作板(8
1)を支持させていて、該操作板(81)は先端側に前
記苗押出部材(73)を取付けると共に、中間部に前記
円周カム面(72c)に摺接させる回転子(82)を取
付けて、前記苗取出爪(16)先端が前揺動端の苗放出
位置に位置する状態時にあっては前記回転子(82)を
円周カム面(72c)の短径陥没面(72d)に投入さ
せる状態とさせて、苗押出部材(73)の輪状部(73
a)を爪(16)先端側に押し下げて苗を放出させるよ
うに構成している。
【0015】図10にも示す如く、前記苗取出爪(1
6)を取付ける揺動板(75)は、揺動支点軸(74)
の一端側を固定させ、苗取出アーム(63)一端側の軸
受部(83)に前記支点軸(74)の他端側を軸回りに
回転自在に枢支させると共に、揺動板(75)の一端側
を折曲部(75a)に形成し、これら揺動板(75)の
折曲部(75a)と支点軸(74)間においてボルト
(84)及び当て板(85)を介して前記苗取出爪(1
6)の上端折曲部(16a)を取付けて、揺動板(7
5)と当て板(85)との挾着固定によって苗取出爪
(16)の緩みのない確実な取付けを、また前記折曲部
(75a)によって爪(16)の回り止めを行うように
構成している。また、前記苗取出爪(16)の取付部で
ある上端折曲部(16a)内側間幅は、前記ボルト(8
4)のネジ(84a)径より小寸法に形成し、前記爪
(16)のボルト(84)取付部にのみネジ(84a)
の挿通可能なボルト挿通溝(16b)を形成させて、こ
の苗取出爪(16)の取付時該爪(16)の位置決めも
同時行えるように構成している。
【0016】ところで、前記苗載台(14)の傾斜下端
側には、縦送りされる苗トレイ(15)を上方より案内
する上部トレイガイド(86)(87)を左右側板(3
3a)(33b)間にガイド軸(88)を介して支持さ
せていて、前記往復溝部(a)と揺動溝部(b)と変曲
部となる苗取出爪(16)先端の直線退出終了時にあっ
ては、前記トレイガイド(86)(87)より爪(1
6)先端が上方に位置する地点(E)に設けて、トレイ
ガイド(86)(87)より上昇した位置で苗取出爪
(16)の揺動を開始する爪軌跡を得る もので、左右
往復移動させる苗載台(14)の苗トレイ(15)よ
り、往復及び揺動運動させる苗取出爪(16)により苗
を取出して苗植付爪(18)に供給し苗の移植を行うよ
うにした移植機において、前記苗取出爪(16)の苗取
出位置から苗植付爪(18)に対する苗供給位置までの
揺動運動の移行域を、前記苗載台(14)の苗トレイガ
イド(86)(87)より苗取出爪(16)が高い位置
に設定している。
【0017】つまり図12に示す如く、前記苗取出爪
(16)による苗トレイ(15)からの苗取出時にあっ
ては、苗トレイ(15)の底部側から突入させる苗押出
ピン(89)によって、苗トレイ(15)より苗を押上
げる状態とさせて、これら爪(15)とピン(89)と
によって苗を取出すもので、前記押出ピン(89)が苗
トレイ(15)内に突入するとき爪(15)の下降を開
始し、前記ピン(89)が苗を押上げ後退状態のとき苗
に爪(15)を突入させて、同図180°から360°
までの間の爪軌跡で苗を取出し植付爪(18)に苗の供
給を行うものであり、爪(15)のを苗放出位置から苗
取出位置まで揺動させ苗に突入させるまでの動作はこの
逆の360°から180°までの間の爪軌跡で行うもの
である
【0018】また、前記苗取出爪(16)による苗取出
動作中にあって、前記ガイド体(76)がガイド溝(6
4)の往復溝部(a)から揺動溝部(b)に移行する変
曲部にあっては折曲点のない彎曲形状のため爪軌跡が略
等速運動のものとなって、苗に衝撃などを与えることの
ないスムーズな動作変換を行っての苗搬送が行える。そ
して図11に示す如く、前記カム(72)にあっては、
ガイド体(76)がガイド溝(64)の下死点直前とな
る苗取出爪(16)の苗取出位置直前に至るとき、ネジ
体(78)がカム面(72a)の上り勾配面(72e)
に乗り上げる状態となって、爪(16)先端を開より閉
状態にさせ、次にガイド体(76)がガイド溝(64)
の上死点となる苗取出爪(16)の苗放出位置付近に至
るとき、ネジ体(78)がカム面(72a)の下り勾配
面(72f)に位置して、爪(16)先端を閉より開と
して苗の挾持を解除して苗を放出する。また通常時前記
円周カム面(72c)に転接する回転子(82)は、苗
押出部材(73)の輪状部(73a)を爪(16)の先
端側上部位置に保持させると共に、前記ガイド体(7
6)がガイド溝(64)の上死点となる苗取出爪(1
6)の苗放出位置付近のとき、前記陥没面(72d)に
回転子(82)を位置させて、前記操作板(81)を揺
動させ、苗押出部材(73)の輪状部(73a)を爪
(16)先端側に移動させる状態として、苗を押下げて
苗の放出を助長させるものである。
【0019】上記から明らかなように、苗トレイ(1
5)から苗取出爪(16)によって苗を取出し、苗取出
爪(16)から苗植付爪(18)に苗を供給して植付け
る移植機の苗植付装置において、苗トレイ(15)を上
載して縦送り移動させる無端搬送体である縦送りチェン
(46)を設けると共に、縦送りチェン(46)の下面
側に苗縦送り終端部で苗トレイ(15)を彎曲させて回
収方向に移動させる苗トレイガイド(86)を設け、縦
送りチェン(46)上面の苗トレイ(15)直線移動部
から、苗トレイガイド(86)による苗トレイ(15)
彎曲部に移動する 境界位置で、苗取出爪(16)先端部
を苗トレイ(15)内部の苗根鉢部に突入させて取出
す。そして、苗トレイガイド(86)によって苗トレイ
(15)を下面側に彎曲させて移動させ、無端搬送体
(46)の上面側の縦送り終端部に対して苗取出爪(1
6)及び苗植付爪(18)を接近させて配置し、また無
端搬送体(46)の下面側に形成される余剰スペースを
利用して空の苗トレイ(15)を機外に取出し易い位置
に移動させると共に、苗トレイ(15)の直線移動部と
彎曲部の境界で苗を取出し、苗トレイ(15)のポット
開口が下向き彎曲変形によって拡張されるときに苗取出
爪(16)によって苗が持上げられ、苗トレイ(15)
ポット開口部の圧着によって苗根鉢が崩れたり、苗取出
爪(16)から苗が脱落する等の不具合をなくし、薄い
樹脂フィルム製の変形し易い廉価な苗トレイ(15)を
使用して育苗及び植付を行い、苗トレイ(15)の苗取
出し機能の向上、並びに苗取出し構造の簡略化、並びに
苗トレイ(15)育苗コスト低減などを図るように構成
している。
【0020】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、苗取出爪(16)による苗トレイ(15)から苗を
取出して植付爪(18)にこの苗を供給する苗の供給作
業中にあっては、トレイガイド(86)(87)より爪
(18)先端が上方位置に離れるとき、爪(18)は直
線退出動作より揺動動作に移るものであるから、ガイド
軸(88)などトレイガイド(86)(87)の支持部
材に接触することもなく、またこの動作中苗載台(1
4)とともに左右に移動するトレイガイド(86)にも
接触することなく、安全な供給動作が行える。
【0021】また、前記揺動板(75)に対する苗取出
爪(16)の取付けにあっては、揺動板(75)の直線
折曲部(75a)に沿う爪(16)の接触保持によっ
て、爪(16)が回動したりガタつくのが防止され、ま
た当て板(85)による挾着によって振動などでも緩み
のない確実な固定保持が行え、さらに前記挿通溝(16
b)でもって苗取出爪(16)の取付位置が常に定位置
に設定されて、苗取出作業での信頼性と整備性を向上さ
せることができる。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、苗トレイ(15)から苗取出爪(16)によって苗
を取出し、苗取出爪(16)から苗植付爪(18)に苗
を供給して植付ける移植機の苗植付装置において、苗ト
レイ(15)を上載して縦送り移動させる無端搬送体
(46)を設けると共に、無端搬送体(46)の下面側
に苗縦送り終端部で苗トレイ(15)を彎曲させて回収
方向に移動させる苗トレイガイド(86)を設け、無端
搬送体(46)上面の苗トレイ(15)直線移動部か
ら、苗トレイガイド(86)による苗トレイ(15)彎
曲部に移動する境界位置で、苗取出爪(16)先端部を
苗トレイ(15)内部の苗根鉢部に突入させて取出すよ
うに構成したもので、苗トレイガイド(86)によって
苗トレイ(15)を下面側に彎曲させて移動させるか
ら、無端搬送体(46)の上面側の縦送り終端部に対し
て苗取出爪(16)及び苗植付爪(18)を接近させて
配置でき、また無端搬送体(46)の下面側に形成され
る余剰スペースを利用して空の苗トレイ(15)を機外
に取出し易い位置に移動させることができると共に、苗
トレイ(15)の直線移動部と彎曲部の境界で苗を取出
すから、苗トレイ(15)のポット開口が下向き彎曲変
形によって拡張されるときに苗取出爪(16)によって
苗が持上げられ、苗トレイ(15)ポット開口部の圧着
によって苗根鉢が崩れたり、苗取出爪(16)から苗が
脱落する等の不具合を容易になくすことができ、薄い樹
脂フィルム製の変形し易い廉価な苗トレイ(15)を使
用して育苗及び植付を行うことができ、苗トレイ(1
5)の苗取出し機能の向上、並びに苗取出し構造の簡略
化、並びに苗トレイ(15)育苗コスト低減などを容易
に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗取出部の側面説明図。
【図2】移植機の全体側面図。
【図3】移植機の全体平面図。
【図4】移植機の平面説明図。
【図5】機体フレーム部の側面説明図。
【図6】苗載台部の正面説明図。
【図7】苗取出爪部の側面説明図。
【図8】苗取出爪部の平面説明図。
【図9】苗取出爪の取付説明図。
【図10】苗取出爪の取付状態を示す拡大説明図。
【図11】爪開閉カムの説明図。
【図12】苗取出爪の苗取出軌跡を示す説明図。
【符号の説明】
(15) 苗トレイ (16) 苗取出爪 (18) 苗植付爪(46) 縦送りチェン(無端搬送体) (86) トレイガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和 田 俊 郎 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 中 島 英 夫 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 日 朝 正 俊 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 兼 崎 雅 弘 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)発明者 蔵 屋 芳 明 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−121707(JP,A) 実開 平2−127105(JP,U) 実開 平3−48414(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 303 A01C 11/02 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗トレイ(15)から苗取出爪(16)
    によって苗を取出し、苗取出爪(16)から苗植付爪
    (18)に苗を供給して植付ける移植機の苗植付装置に
    おいて、苗トレイ(15)を上載して縦送り移動させる
    無端搬送体(46)を設けると共に、無端搬送体(4
    6)の下面側に苗縦送り終端部で苗トレイ(15)を彎
    曲させて回収方向に移動させる苗トレイガイド(86)
    を設け、無端搬送体(46)上面の苗トレイ(15)直
    線移動部から、苗トレイガイド(86)による苗トレイ
    (15)彎曲部に移動する境界位置で、苗取出爪(1
    6)先端部を苗トレイ(15)内部の苗根鉢部に突入さ
    せて取出すように構成したことを特徴とする移植機の苗
    植付装置。
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