JP3034814U - ウインチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災緊急システム内の換気フラップの開閉の
ための装置。ウォーム軸−ウォーム歯車システムの信頼
性の高い係合及び係合解除装置を提供する。 【解決手段】 ウインチの係合解除ユニットは二腕レバ
ーとして設計され、手動又は空気式のいずれかで作動さ
れるよう意図され、その回転軸は２つの平行な面により
制限された空間内に含まれ、その両方はウインチの取付
面に垂直であり、平行な面の一つはウォーム歯車の回転
の軸を含み、他の平面はヨークの回転の軸を含む；二腕
レバーの回転の軸はヨークの回転の軸に好ましくは一致
し、更にまた係合解除ユニット内にその回転軸がウォー
ム歯車の回転の軸と一致する二腕レバーの主要な表面に
平行な面内に位置する電磁気的に動作する選択的な単腕
レバーを有する。ウインチは手動、空気式、及び電磁気
的係合解除用の要素を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は火災緊急システム内の換気フラップの開閉するウインチに関する。

【０００２】

【従来の技術】

フランス国特許明細書第２６０５６２０号から知られるウインチはその上に設 けられた回転ドラムを有する支持板を有し、それの軸は壁上へ設置する面に平行 である。ドラム上ではケーブルは案内プーリーのシステムを通過し、換気フラッ プを開閉するために用いられるよう巻かれる。ドラムはウォーム軸に歯合するウ ォーム歯車に取り付けられる。ウォーム軸はウォーム歯車に関して揺動可能な旋 回されるヨークにより支持される。ヨークは板バネにより押圧される単腕レバー により係合位置に固定される。システムを係合解除するために他の板バネにより 係合位置に押圧される二腕レバーが用いられる。システムは押しボタンブロック システムを開放する結果として第二のバネの抵抗を克服することにより係合解除 される。システムは解放されたときに電磁石のアーマチュアにより押される付加 的なレバーによりまた係合解除される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は火災緊急システム内の換気フラップの開閉を意図されるウイン チを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案によりウインチは本体に設けられたその上に巻かれたケーブルを有する ドラムをまた有する。ドラムはそれに接続されたウォーム歯車を介して駆動され 、それは手動クランクにより操作されるウォーム軸と歯合する。ウォーム軸はつ めにより係合位置に保たれる蝶番付きのヨークに設けられる。 本考案による解 決の要約は係合解除システムは二腕レバーとして設計され、手動及び空気式で作 動されるよう意図され、その回転軸は２つの平行な面により制限された空間内に 含まれ、その両面はウインチの取付面に垂直であり、平行な面の一つはウォーム 歯車の回転の軸を含み、他の面はヨークの回転の軸を含む；二腕レバーの回転の 軸はヨークの回転の軸に好ましくは一致する。ウインチは係合解除ユニット内に その回転軸がウォーム歯車の回転の軸と一致する二腕レバーの主要な表面に平行 な面内に位置する電磁気的に動作する選択的な単腕レバーを有する。つめを解放 する二腕レバーは空気式係合解除用のスラスト要素を有し；スラスト要素はその シリンダーは取付支持体上に設けられる空気式サーボのピストンロッド上に置か れ；レバーの反対側上では手動係合解除用の要素がある。

【０００５】 単腕レバーは回転の軸に近接する端で分岐し、一方で単腕レバーの他端は受け 板と係合する凸縁を有し、それは単腕レバーと電磁石との間の中間の部分である 。 受け板は取付支持体に取り付けられる電磁石の支持体上で旋回され、相互に垂 直な２つの表面を有し、そのひとつは単腕レバーに対する接合部として供され、 一方で他の一つは電磁石により引きつけられるアーマチュアを有する。受け板は それに取り付けられるバネをまた有し、その他の端は電磁石の支持体に取り付け られる。

【０００６】 単腕レバーをそれが受けつめを解放するよう二腕レバー上で動作する位置に引 く弾性要素はコイルバネの形をとり、その端の一つは単腕レバーに取り付けられ 、一方で他の端は取付支持体内の受けに取り付けられる。 ヨークを支持するつめは第一のコイルバネとして設計された弾性要素により係 合の位置に保たれ、一方で係合解除の位置にヨークを引く弾性要素はコイルバネ として設計され、その端の一つはヨークに取り付けられ、一方で他の端は取付支 持体内の受けに取り付けられ；バネはウォーム軸の軸に関して鋭角に傾斜される 。

【０００７】 本考案の他の変形例はウォーム軸は揺動ヨークに取り付けられ、その回転軸は ２つの平行な平面に制限される空間内に含まれ、両者はウインチ取付の平面に垂 直であり、平行な平面の一つはウォーム歯車の回転の軸を含み、他の平面は係合 の位置でウォーム軸の回転軸を含む。ウォーム軸はウォーム歯車に対して押圧さ れ、ヨークを支持するつめにより係合の位置に保たれる。つめは相互に垂直な腕 を有する二腕レバーの形の張り出しを有する。つめを解放する要素は相互に延長 として位置する両方の腕を有し、その回転軸はヨークの回転の軸と一致する二腕 レバーとして設計される。

【０００８】 ヨークはヨークの回転の軸に関してヨークの対角位置の他の端に位置するスラ スト表面を有する突出を有する。 つめはチャンネル区域の形をとり、チャンネル区域の内側に位置するころを設 けられ、これはヨークの突出のスラスト表面上に置かれ、つめはピン上で旋回さ れる 本考案の更に他の変形例ではウォーム軸は揺動ヨークに設けられ、その回転の 軸は２つの平行な平面により制限される空間の外側に位置し、両者はウインチの 取付の面に垂直であり、平行な平面の一つはウォーム歯車の回転の軸を含み、他 の平面は係合の位置にあるウォーム軸の回転の軸を含む。ウォーム軸はウォーム 歯車に対して押圧され、ヨークを支持するつめにより係合の位置に保持される。 つめは単腕レバーの形をとる張り出しを有する。つめを解放する要素は相互に延 在として位置する両方の腕を有する二腕レバーの形をとる。

【０００９】 つめは角度区域に取り付けられる張り出しに沿ったチャンネル区域の形をとり 、ピンの形をとる駆動軸の周りに旋回され、ここでつめは相互に垂直な２つのス ラスト表面を有し、それの一つの表面はチャンネル区域の表面により画成され、 他の表面は上記チャンネル表面に平行に位置する角度区域の腕の一つの表面によ り画成される。

【００１０】 ヨークはつめのスラスト表面上に置かれるころを有し、ころの回転の軸はウォ ーム軸の回転の軸に垂直に位置する

【００１１】

【考案の実施の形態】

本考案は以下に図に示される実施例に示される。 ウインチには取付支持体２を含む筐体１と、ドラム４とが本体３内で回転する ように取り付けられる。ドラム４上にケーブル５がブシュ６を通過して巻かれる 。ドラム４は同じ駆動軸上に設けられるウォーム歯車７に取り付けられるように 接続される。ウォーム歯車７は手動クランクと係合する六角形の端を有するウォ ーム軸８と歯合される。ウォーム軸８はヨーク９内で回転するように設けられる 。

【００１２】 ヨーク９はそれがウォーム歯車７に関して揺動可能なように旋回される。ヨー ク９の回転の軸は２つの平行な面により制限された空間内に含まれ、その両方は ウインチの取付面に垂直であり、平行な面の一つはウォーム歯車７の回転の軸を 含み、他の平面は係合の位置でウォーム軸８の回転の軸を含む。ヨーク９はヨー クの回転の軸に関してその対角位置の他の端に位置されるスラスト表面”ａ”を 有する突出１０を有する。ヨーク９の回転の軸はピン１１の形をとる、 ヨーク９に設けられるウォーム軸８はウォーム歯車７に対して押圧され、ヨー ク９上の突出１０のスラスト表面”ａ”を支持するつめ１２により係合の位置に 保たれる。

【００１３】 つめ１２はピン１３上に設けられ、その回転の軸として動作する。つめ１２は 張り出し１４を有するチャンネル区域の形をとる。つめ１２の張り出し１４は相 互に垂直な腕を有する二腕レバーの形をとる。つめ１２はその内側に設けられる ころ１５を有し、それはヨーク９上の突出１０のスラスト表面”ａ”上に置かれ る。ころ１３の回転の軸はウォーム軸８の回転の軸に垂直に位置される。つめ１ ２は第一のコイルバネ１６の形をとる弾性要素により係合の位置に保たれる。ヨ ーク９を係合解除の位置に引く弾性要素は第二のコイルバネ１７の形をとり、そ の端の一つはヨーク９に取り付けられ、一方で他の端は取付支持体２内の受けに 取り付けられ、バネはウォーム軸８の軸に関して鋭角に傾斜される。

【００１４】 駆動軸１８上で二腕レバー１９は旋回され、その端はつめ１２の張り出し１４ 上に置かれる。二腕レバー１９の腕は、平坦なバーの形をとるが、相互に垂直で ある。二腕レバー１９の回転の軸は、駆動軸１８であるが、ヨーク９の回転の軸 と一致する。 張り出し１４及びレバー１９は両方ともＬ型の２つの二腕レバーのシステムを 形成する。張り出し１４を介してつめ１２を解放する二腕レバー１９はその表面 がレバー１９の主要な表面に垂直なスラスト要素２０を有し、その端は好ましく は平坦なバーの主要な端に平行である。

【００１５】 二腕レバー１９のスラスト要素２０に関して反対側に手動の係合解除用の要素 ２３が配置され、その表面はレバー１９の主要な表面に垂直であり、その端は好 ましくは平坦なバーの主要な表面に平行である。 張り出し１４を介してつめ１２を解放する二腕レバー１９に平行に単腕レバー ２４が設けられ、その回転の軸はウォーム歯車７の回転の軸と一致するように設 けられうる。単腕レバーは二腕レバー１９のスラスト要素２０と協働する。単腕 レバーを二腕レバー１９と相互作用の位置に引く弾性要素は第三のコイルバネ２ ５の形をとり、その端の一つは単腕レバー２４に取り付けられ、一方で他の端は 取付支持体２の受けに取り付けられる。

【００１６】 単腕レバー２４は回転の軸に近接する分岐端”ｂ”を有する。 単腕レバー２４の他の端は受け板２７と係合する凸縁２６を有する。受け板２ ７は相互に垂直な２つの表面を有する。それは単腕レバー２４と電磁石２９との 間の中間要素である。受け板は電磁石２９の支持体２８上で旋回され、それは取 付支持体２に取り付けられる。受け板２７の一つの表面は単腕レバー２４に対す る突出として設けられ、一方でその他は電磁石２９により引かれるアーマチュア ３０を有する。受け板を係合位置に引く弾性要素はコイルバネ３１として設計さ れ、その端の一つは受け板２７に取り付けられ、他の端は電磁石２９の支持体２ ８に取り付けられる。

【００１７】 操作者が二腕レバー２９の要素２３を彼自身に向かって引くとレバーの他の端 はつめ１２の張り出し１４を押し、斯くしてバネ１６の抵抗に打ち勝つ。つめ１ ２はピン１３を回し、そのころ１５を突出のスラスト面”ａ”から遠ざけるよう に動かす。第二のバネ１７により印加された力の影響下でヨーク１９はそのピン １１をまわし、ウォーム歯車７から遠ざけるように揺動する。ウォーム歯車７− ウォーム軸８システムは係合解除されるようになる。

【００１８】 この結果としてケーブル５はドラム４から自由になり、巻かれず、換気フラッ プのブロックを解放する。フラップは例えば圧縮されたガスアクチュエーターの 動作の下で開かれる。 空気作動サーボが用いられるときそれはウインチ内に設けられうるが、プッシ ュロッド２１は二腕レバー１９のスラスト要素２０を押し、それは回転するとき に張り出し１４を介してつめ１２を解放する；個の結果として、ウォーム軸８ウ ォーム歯車７のシステムは係合解除するようになる。

【００１９】 電磁石２９が用いられるときそれは単腕レバー２４と受け板２７に沿ってウイ ンチ内に設けられ、電流供給の中断は受け板２７のアーマチュア３０を解放し、 単腕レバー２４の凸縁２６を解放する。第三のバネ２５は単腕レバー２４を回転 させ、受け板２７を遠くへ揺動する。単腕レバーは二腕レバー１９のスラスト要 素２０をそれが回転するように押し、つめ１２の張り出し１４を介してウォーム 軸８−ウォーム歯車７システムを係合解除させる。バネ３１は湾曲した位置に受 け板２７を維持し、それ故にシステムの再係合を可能にする。

【００２０】 ウォーム軸８−ウォーム歯車７システムは第二のバネ１７の抵抗が克服された 後に手動クランクで再係合される。 ウインチ係合解除ユニットはどのように選択された方法でも設定されうる。加 えてユニットは供給システムに沿った空気式サーボのプッシュロッド２１を有す るシリンダ２２、の形をとり、又はそれは電磁石２９、単腕レバー２４及び受け 板２７の形をとる電磁気的な係合解除用の要素を含む。それはまた空気式及び電 磁気的係合解除の両方の要素を設けうる。

【００２１】 本考案による他のウインチの実施例は図７、８に示される。この変形例ではウ ォーム軸１０８のヨーク１０９を係合解除位置に解放する要素は相互に延長とし て位置される二腕レバーの両方の腕を有するその駆動軸１１８上で旋回される二 腕レバー１１９の形をとる。二腕レバー１１９の回転の軸として提供される駆動 軸１１８は２つの平行な平面により制限される空間に含まれ、両者はウインチの 取付の面に垂直であり、平行な平面の一つはウォーム歯車１０７の回転の軸を含 み、ウォーム歯車１０７の回転の軸とヨーク１０９の回転の軸とを含み、これは ピン１１１の形をとる。

【００２２】 二腕レバー１１９の一端はつめ１１２の張り出し１１４上に置かれる。つめ１ １２の張り出し１１４上に置かれた二腕レバーの腕はノッチをつけられる。 ヨーク１０９は接続要素１１０により固定される。それがウォーム歯車１１か ら離れて揺動するようにヨーク１０９はその取付ピン１１１上で旋回される。旋 回されるヨーク１０９に設けられるウォーム軸１０８はヨーク１０９の連結要素 １１０を支持するつめ１１２によりウォーム歯車１０７に対して係合位置に押圧 される。

【００２３】 つめ１１２はそのピン１１３上で旋回される。つめ１１２は部分的に角度区域 に近接する付加されたチャンネル区域を有する角度区域の形をとる。つめ１１２ は相互に垂直な２つのスラスト表面を有し、そのひとつの表面はチャンネル区域 の表面”ａ１”により画成され、他の表面は上記チャンネル区域の表面”ａ１” に平行に位置される角度区域の表面”ａ２”により画成される。ピン１１３上に 設けられ、単腕レバーの形をとる張り出し１１４がまたあり、これはつめ１１２ と協働する。

【００２４】 つめ１１２は連結要素１１０に設けられるころ１１５と協働し、これはつめ１ １２のスラスト表面”ａ１”、”ａ２”により係合位置で固定される。ころ１１ ５の回転の軸はウォーム軸１０８の回転の軸に垂直に位置される。 つめ１１２は第一のコイルバネ１１６の形をとる弾性要素により係合の位置に 保たれる。

【００２５】 この変形例では二腕レバー１１９の要素１２３を手動で押圧することによりレ バーの他端はつめ１１２の張り出し１１４を押圧し、斯くして第一のバネ１１６ の抵抗に打ち勝ち、つめ１１２を解放する。第二のバネ１１７により加えられた 力の影響の下で、ヨーク１１９はそのピン１１１をまわし、ウォーム歯車１０７ から離れるように揺動する。ウォーム歯車１０８ーウォーム軸１０７８システム は係合されるようになる。

【００２６】 空気式サーボ及び／又は電磁石が用いられるときにウインチは単一の腕レバー １２４で記載される第一の変形例と類似に係合解除されるようになる。 この第二の変形例と同様にウインチの係合解除ユニットはどのような選択され た方法でも設定されうる。各場合にそれは張り出し１１４と協働する二腕レバー １１９を含む。加えてユニットは空気式係合解除又は電磁気的係合解除用の要素 を含みうる。空気式及び電磁気的係合解除の両方に対する要素を設けることもま た可能である。

【００２７】 上記の例は本考案が実現しうることを制限するものではない。

【００２８】

【考案の効果】

本考案の利点は設計の簡単さ及びウォーム歯車−ウォーム軸システムの係合及 び係合解除の信頼性が得られることである。係合解除ユニットはどのように選択 された方法での設定も可能であり、斯くして設計されるウインチの多くの変化： 手動係合解除による、手動と空気式係合解除による、手動と電磁石係合解除によ る、手動と空気式と電磁石の同時の係合解除によるものを許容する。

【図面の簡単な説明】

【図１】ウインチの側面図を示す。

【図２】ウインチの長手方向断面図を示す。

【図３】ウインチの上面図を示す。

【図４】二腕レバーの側面図を示す。

【図５】単腕レバーの側面図を示す。

【図６】受け板の側面図を示す。

【図７】ウインチの変形例の側面図を示す。

【図８】ウインチの同じ変形例の長手方向断面図を示
す。

【符号の説明】

１ 筐体 ２ 取付支持体 ３ 本体 ４ ドラム ５ ケーブル ６ ブッシュ ７、１０７ ウォーム歯車 ８、１０８ ウォーム軸 ９、１０９ ヨーク １０ 突出 １１、１３、１１１、１１３ ピン １２、１１２ つめ １４、１１４ 張り出し １５、１１５ ころ １６、１７、２５、３１、１１６、１１７ バネ １８、１１８ 駆動軸 １９、２４、１１９、１２４ レバー ２０ スラスト要素 ２１ ピストンロッド ２２ シリンダ ２３ 手動係合解除要素 ２６ 凸縁 ２７ 受け板 ２８ 支持体 ２９ 電磁石 ３０ 電磁石のアーマチュア ａ スラスト表面 ｂ 分岐端 ａ１ チャンネル区域表面 ａ２ 角度区域表面

Claims (12)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 火災緊急システム内の可動な換気フラッ
   プの開閉用に特に用いられ、ドラム（４）は本体（３）
   内に設けられる巻かれたケーブル（５）と共に囲まれ、
   揺動ヨーク（９）内に設けられ、つめ（１２）により係
   合保持されレバー及びバネの機構を介して係合を解除さ
   れるウォーム軸（８）と歯合される取り付けられたウォ
   ーム歯車（７）により駆動される筐体（１）を含むウイ
   ンチであって；係合解除ユニットは手動及び空気式で作
   動されるよう意図される二腕レバー（１９）として設計
   され、その軸（１８）はいずれもウインチの取付面に垂
   直であり、一方はウォーム歯車（７）の回転の軸を含
   み、他方はヨーク（９）の回転の軸を含む；２つの平行
   な面により区画される空間内に含まれる回転の軸を有
   し、二腕レバー（１９）の軸（１８）により表される回
   転の軸はヨーク（９）の回転の軸に好ましくは一致し、
   更に必要により係合解除ユニットはその回転軸がウォー
   ム歯車（７）の回転の軸と一致する二腕レバー（１９）
   の主要な表面に平行な面内に位置する電磁気的に動作す
   る単腕レバー（２４）を含むことを特徴とするウイン
   チ。
2. 【請求項２】 つめ（１２）を解放する二腕レバー（１
   ９）はそのシリンダー（２２）が取付支持体（２）上に
   取り付けられ、スラスト要素（２０）に対して反対の位
   置で、手動係合解除用の要素（２３）を有する空気式サ
   ーボのピストンロッド（２１）上に置かれる空気式係合
   解除用のスラスト要素（２０）を有することを特徴とす
   る請求項１記載のウインチ。
3. 【請求項３】 単腕レバー（２４）は回転の軸に近接す
   る分岐する端（ｂ）を有し、一方単腕レバー（２４）の
   他端は受け板（２７）と係合する凸縁（２６）を有し；
   受け板（２７）は単腕レバー（２４）と電磁石（２９）
   との間の中間の部分であることを特徴とする請求項１又
   は２記載のウインチ。
4. 【請求項４】 受け板（２７）は取付支持体（２）に取
   り付けられる電磁石の支持体（２８）に軸支され、相互
   に垂直な２つの面を有し、その一つは単腕レバー（２
   ４）に対する衝合部として供され、他の一つは電磁石
   （２９）により引きつけられるアーマチュア（３０）を
   有し、更に受け板はその一つの端が受け板（２７）に取
   り付けられるバネ（３１）を有し、他端は電磁石（２
   ９）の支持体（２８）に取り付けられることを特徴とす
   る請求項３記載のウインチ。
5. 【請求項５】 単腕レバー（２４）をそれがつめ（１
   ２）を斯くの如く解放する二腕レバー上で作用する位置
   に引く弾性要素はコイルバネ（２５）の形をとり、その
   端の一つは単腕レバーに取り付けられ、他端は取付支持
   体（２）内の受けに取り付けられることを特徴とする請
   求項３又は４記載のウインチ。
6. 【請求項６】 ヨーク（９）を支持するつめ（１２）は
   第一のコイルバネ（１６）の形をとる弾性要素により係
   合の位置に保たれ、一方で係合解除の位置にヨーク
   （９）を引く弾性要素は第二のコイルバネ（１７）の形
   をとり、その端の一つはヨーク（９）に取り付けられ、
   他端は取付支持体（２）内の受けに取り付けられ、バネ
   はウォーム軸（８）の軸に関して鋭角に傾斜されること
   を特徴とする請求項３又は４記載のウインチ。
7. 【請求項７】 ウォーム軸（８）は揺動ヨーク（９）に
   取り付けられ、その回転軸は２つの平行な面で区画され
   る空間内に含まれ、両面はウインチ取付の面に垂直であ
   り、平行な面の一つはウォーム歯車（７）の回転の軸を
   含み、他の面は係合の位置でウォーム軸（８）の回転の
   軸を含み、ここで、ウォーム軸（８）はヨーク（９）を
   支持し相互に垂直な腕を有する二腕レバーの形の張り出
   し（１４）を有するつめ（１２）により係合の位置でウ
   ォーム歯車（７）に対して押圧され、ここでつめ（１
   ２）を解放する要素は相互に垂直な腕を有する二腕レバ
   ー（１９）の形をとり、軸（１８）により表されるその
   回転軸はヨーク（９）の回転の軸と一致することを特徴
   とする請求項１乃至６のうちのいずれか一項記載のウイ
   ンチ。
8. 【請求項８】 ヨーク（９）はその回転の軸に関してヨ
   ーク（９）の対角位置の他端に位置するスラスト面
   （ａ）を有する突出（１０）を有することを特徴とする
   請求項７記載のウインチ。
9. 【請求項９】 チャンネル区域の形をとるつめ（１２）
   はチャンネル区域の内側に位置するころ（１５）を設け
   られ、これはヨーク（９）の突起（１０）のスラスト表
   面（ａ）上に置かれ、ここでつめ（１２）はピン（１
   ３）で軸支されることを特徴とする請求項７又は８記載
   のウインチ。
10. 【請求項１０】 ウォーム軸（１０８）は揺動ヨーク
    （１０９）に設けられ、その回転の軸は２つの平行な面
    により区画される空間の外側に位置し、両面はウインチ
    の取付の面に垂直であり、平行な面の一つはウォーム歯
    車（１０７）の回転の軸を含み、他の面は係合の位置に
    あるときウォーム軸（１０８）の回転の軸を含み；ウォ
    ーム歯車（１０７）に対して押圧され、ヨーク（１０
    ９）を支持するつめ（１１２）により係合の位置に保持
    され、ここでつめ（１１２）は単腕レバーの形の張り出
    し（１１４）を有し、ここでつめ（１１２）を解放する
    要素は相互の延在として位置する両方の腕を有する二腕
    レバー（１１９）の形をとることを特徴とする請求項１
    乃至６のうちのいずれか一項記載のウインチ。
11. 【請求項１１】 つめ（１１２）は角度区域に取り付け
    られたチャンネル区域の形をとり、張り出し（１１４）
    に沿ってピン（１１３）である回転の軸の周りに動くよ
    うに取り付けられ、ここでつめ（１１２）は相互に垂直
    な２つのスラスト面を有し、それの一つの面はチャンネ
    ル区域の表面（ａ１）により画成され、他の面は上記チ
    ャンネル表面（ａ１）に平行に位置する角度区域の腕の
    一つの表面（ａ２）により画成されることを特徴とする
    請求項１０記載のウインチ。
12. 【請求項１２】 ヨーク（１０９）はつめ（１１２）の
    スラスト面（ａ１），（ａ２）上に置かれるころ（１１
    ５）を有し、ころ（１１５）の回転の軸はウォーム軸
    （１０８）の回転の軸に垂直に位置することを特徴とす
    る請求項１０又は１１記載のウインチ。