JP3032963B2 - 半導体メモリのデータライン等化制御回路 - Google Patents

半導体メモリのデータライン等化制御回路

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JP3032963B2
JP3032963B2 JP9200631A JP20063197A JP3032963B2 JP 3032963 B2 JP3032963 B2 JP 3032963B2 JP 9200631 A JP9200631 A JP 9200631A JP 20063197 A JP20063197 A JP 20063197A JP 3032963 B2 JP3032963 B2 JP 3032963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体メモリのデー
タライン等化制御回路に係り、詳しくは、データの出力
時間の遅延を防止するため、メインアンプの出力信号を
フィードバックしてデータラインを等化する半導体メモ
リのデータライン等化制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体メモリのデータライン等
化制御回路には、例えば、図7に示す回路がある。この
データライン等化制御回路は、ビットラインB/Lを通
ってメモリセル11に入出力したデータをセンシングし
て適正レベルに増幅するセンスアンプ12と、スイッチ
信号YSの制御によりB/Lを入出力ラインI/Oに連
結させるスイッチ部13と、メインアンプ制御信号MA
Cの制御により入出力ラインI/Oを通って供給された
信号を所定レベルに増幅するメインアンプ16と、該メ
インアンプ16の入出力側の入出力ラインI/Oに接続
され、等化制御信号EQCの制御により入出力ラインI
/Oを等化させる等化器14A,14Bと、プリチャー
ジ制御信号PCSの制御により入出力ラインI/Oを電
源電圧レベルにプリチャージさせるプリチャージ部15
と、前記メインアンプ16から出力されたデータをラッ
チするデータラッチ部17と、ラッチされたデータを外
部システムに送出する際に出力をこの外部システムのデ
ータ形式にするため、一時データを記憶するデータ出力
バッファ18とを備えて構成される。
【0003】このように構成された従来の半導体メモリ
のデータライン等化制御回路の動作を説明する。通常、
半導体メモリのデータライン等化制御回路は、RAS系
(Row AddressStrobe)回路によりワードラインW/L
を駆動し、メモリセル11にデータがライトされるか又
はリードされ、該リード又はライトされたデータはビッ
トラインB/Lを通ってセンスアンプ12でセンシング
される。
【0004】一方、この種の半導体メモリのデータライ
ン等化制御回路では、カラム系(CAS;Column Addre
ss Strobe )アドレス信号が半導体チップ内に供給され
ると、カラム系アドレスが変更されたことを知らせるア
ドレス遷移検出信号ATDが発生し、該アドレス遷移検
出信号ATDを基準としてリード/ライト動作が行われ
る。
【0005】以下、図8を用いてメモリセル11に記録
されたデータのリード動作を説明する。図8(A)はR
AS系のアドレス信号、図8(B)はCAS系のアドレ
ス信号のそれぞれの反転信号を示すものである。この半
導体メモリのデータライン等化制御回路では、先ず、図
8(C)に示すように、アドレス信号ADDが変更され
ると、図8(D)に示すように、アドレス遷移検出信号
ATDがロー(L)レベル信号にイネーブルされ、この
時に、各等化器14A,14Bに図8(E)に示す等化
制御信号EQCが供給されて駆動するため、入出力ライ
ンI/Oは図8(G)の前半部のように電源電圧Vcc
のレベルに等化される。
【0006】前記等化制御信号EQCがLレベル信号に
イネーブルされた後、スイッチ部13には、図8(F)
に示すハイ(H)レベルのスイッチ信号YSが供給され
て、NMOSトランジスタNM12,NM13がターン
オンされ、ビットラインB/LがI/Oラインに連結さ
れる。次いで、図8(H)に示すように、メインアンプ
制御信号MACとしてHレベル信号が供給されてメイン
アンプ16がイネーブルされる。
【0007】このような等化の過程が終了した後には、
ワードラインW/LにHレベル信号が供給され、メモリ
セルのキャパシタC11に蓄積されたデータがNMOS
トランジスタNM11及びビットラインB/Lを通って
センスアンプ12に伝達されてセンシングされた後、該
センシングされた信号はスイッチ部13を通って入出力
ラインI/Oに伝達されて、該入出力ラインI/Oの電
位が、図8(G)の後半部に示したように、所定レベル
になる。
【0008】この時、メインアンプ16は、入出力ライ
ンI/0を通って入力した信号を所定レベルに増幅して
出力し、該出力されたデータはデータラッチ部17でラ
ッチされた後、出力バッファ18を通って外部システム
とインターフェースするのに適合する規格のデータ形式
に変換され、その結果、図8(I)に示す最終の出力デ
ータDOUTが出力される。
【0009】ここで、カラムアドレスによりデータが出
力する時は、アドレス遷移検出信号ATD及びカラムア
ドレス信号のデコーディングによりスイッチ信号YSが
発生し、スイッチ部13に供給される。また各等化器1
4A,14Bに供給された等化制御信号EQCは、アド
レス遷移検出信号ATDを基準として出力されるため、
等化完了時間が、図8(G)に示すように、所定遅延時
間t=ATDだけ遅延されるため、データDOUTの出
力時間もそれに伴い、遅延されることになる。
【0010】一方、データを直接センシングする他の例
のデータライン等化制御回路には、例えば、図9に示す
ように、ビットラインB/Lの信号が各NMOSトラン
ジスタNM32,NM33のゲート端子に供給され、N
MOSトランジスタNM32,NM33のソース共通接
続点と接地端子Vss間に接続したNMOSトランジス
タNM34をスイッチ信号YSを用いてスイッチング
し、ビットラインB/Lと入出力ラインI/Oが直接、
連結されるようにしたものなどがある。なお、図9のそ
の他の回路構成は図7と同じである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の半導体メモリのデータライン等化制御回路は、カラム
系アドレスによりデータが出力される時に、アドレス遷
移検出信号を基準として等化制御信号が供給されるた
め、等化完了の時間がアドレス遷移検出信号の区間だけ
遅延され、それに伴いデータ出力時間もそれだけ遅延し
てしまうという問題が生じる。
【0012】またこの種の半導体メモリのデータライン
等化制御回路は、ビットライン及び入出力ラインを制御
するスイッチ部が不必要に長い間連結される回路構成に
なっているため、回路内の電力消費を増大するだけでな
く、前記回路構成の特質からアドレス障害信号(glitc
h)に対する影響を受け易くなり、システムを不安定に
動作させてしまうという問題を生じる。
【0013】さらに、例えば、静的スイッチング方法
(Static Y-Switch )による等化手段を用いた半導体メ
モリのデータライン等化制御回路の場合には、スイッチ
ングの切り換えがより遅く、等化完了時間が一層遅れる
ことがあるため、回路内の電力消費が増大するという問
題がある。本発明の目的は、フィードバック信号発生部
より出力されるフィードバック信号を用いてデータ入出
力ラインを等化させて、ビットラインとデータ入出力ラ
インとの接続を迅速にする半導体メモリのデータライン
等化制御回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る半導体メモリのデータライン等化制
御回路は、メモリセルに記録されたデータをセンシング
してビットラインと入出力ラインを通って外部システム
に出力し、またそれらの反対の経路を通ってデータを前
記メモリセルに記録する半導体メモリのデータライン等
化制御回路において、前記入出力ラインに供給されたデ
ータを増幅するメインアンプと、該メインアンプから出
力される出力信号を用いて第1のフィードバック信号を
発生するフィードバック信号発生部と、該フィードバッ
ク信号発生部から出力される前記第1のフィードバック
信号の制御により入出力ラインを等化させる等化器と
前記メインアンプから出力される出力信号と、カラム系
アドレス信号が変更されたことを知らせるアドレス遷移
検出信号とに基づいて前記フィードバック信号発生部か
ら出力する第2のフィードバック信号の制御により前記
ビットラインと前記入出力ラインを選択的に連結するス
イッチ部と、を備えて構成される。
【0015】このように構成することにより、フィード
バック信号発生部では、メインアンプから出力される出
力信号を用いて第1のフィードバック信号を発生する。
また等化器では、前記フィードバック信号発生部から出
力される第1のフィードバック信号の制御により前記入
出力ラインを等化する。またスイッチ部は、前記フィー
ドバック信号発生部から出力する第2のフィードバック
信号の制御によりビットラインと入出力ラインを選択的
に連結する。
【0016】また請求項に係る半導体メモリのデータ
ライン等化制御回路は、前記メインアンプから出力する
信号に基づいて前記フィードバック信号発生部から出力
する第3のフィードバック信号の制御により前記入出力
ラインをプリチャージさせるプリチャージ部を有して構
成される。
【0017】このように構成することにより、プリチャ
ージ部は、前記フィードバック信号発生部から出力する
第3のフィードバック信号の制御により入出力ラインを
プリチャージする。また請求項に係る半導体メモリの
データライン等化制御回路は、具体的な構成として、前
記フィードバック信号発生部が、前記メインアンプの出
力端子を第1のNANDゲートに接続し、該第1のNA
NDゲートの出力側を第2のNANDゲートの一方側入
力端子に接続し、前記第2のNANDゲートの他方側入
力端子にライトイネーブル系信号を供給し、前記第2の
NANDゲートの出力端子が第1のインバータを通って
第3のNANDゲートの一方側入力端子に直接、接続さ
れると共に、前記第1のインバータの出力側が第1の遅
延器、第2のインバータを介して、前記第3のNAND
ゲートの他方側入力端子に接続し、前記第3のNAND
ゲートの出力端子を直接、前記第1のフィードバック信
号を出力する出力端子に接続すると共に、第3のインバ
ータを介して前記第3のフィードバック信号を出力する
出力端子に接続し、前記第1のNANDゲートの出力端
子を直接、第4のNANDゲートの一方側入力端子に接
続すると共に、前記第1のNANDゲートの出力側を第
2の遅延器、第4のインバータを介して前記第4のNA
NDゲートの他方側入力端子に接続し、第6及び第7の
NANDゲートからなるRSフリップフロップ回路の出
力端子を第5のNANDゲートの一方側入力端子に接続
し、前記第4のNANDゲートの出力側を前記第5のN
ANDゲートの他方側入力端子に接続し、前記第5のN
ANDゲートの出力端子を第5のインバータを介して前
記第2のフィードバック信号を出力する出力端子に接続
し、前記RSフリップフロップ回路の出力側を直接、第
8のNANDゲートの一方側入力端子に接続すると共
に、前記RSフリップフロップ回路の出力側が、第3の
遅延器、第6のインバータを介して前記第8のNAND
ゲートの他方側入力端子に接続し、前記第8のNAND
ゲートの出力側が第7のインバータを通って前記RSフ
リップフロップ回路の前記第7のNANDゲートの一方
の入力端子に され、前記第6のNANDゲートに前
記アドレス遷移検出信号、前記ライトイネーブル系信号
及び第7のNANDゲートの出力を入力し、前記第6の
NANDゲートの出力を前記第7のNANDゲートの他
方の入力端子に入力すると共に、前記RSフリップフロ
ップ回路の出力とするように構成する
【0018】また請求項に係る半導体メモリのデータ
ライン等化制御回路は、スイッチ部を、センスアンプで
増幅されたデータを、スイッチング信号の供給に基づい
て出力する前段のスイッチ部と、該前段のスイッチ部と
前記等化器との間に接続し、前記第2のフィードバック
信号の供給に基づいて前記前段のスイッチ部を介した前
記増幅されたデータを直ちに前記等化器を経て前記メイ
ンアンプに供給する後段のスイッチ部とを備えるように
構成する。
【0019】このように構成することにより、スイッチ
部の前段のスイッチ部がスイッチング信号の供給に基づ
いて出力し、前記第2のフィードバック信号の供給に基
づいて後段のスイッチ部の動作により前記増幅されたデ
ータを直ちに前記等化器を経て前記メインアンプに供給
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の十時の形態につい
て説明する。本発明に係る半導体メモリのデータライン
等化制御回路の第1実施形態は、図1に示すようにメモ
リセル41、センスアンプ42、第1のスイッチ43
A、第2のスイッチ43B、等化器44A,44B、
プリチャージ部45、メインアンプ46、フィードバッ
ク信号発生部47、データラッチ部48、データ出力バ
ッファ49から構成する。なお、第1のスイッチ43
Aと第2のスイッチ43Bはスイッチ部を構成する。
【0021】前記センスアンプ42は、ビットラインB
/Lを通ってメモリセル41に入出力したデータをセン
シングして適正レベルに増幅する。前記第1のスイッチ
部43Aは、スイッチ信号YSの制御によりビットライ
ンB/Lを前記第2のスイッチ部43Bの入力端に選択
的に連結する。この第2のスイッチ部43Bは、フィー
ドバック信号FB2の制御により、前記第1スイッチ
部43Aの出力端を入出力ラインI/Oに選択的に連結
される。
【0022】前記プリチャージ部45は、フィードバッ
ク信号FB3の制御により入出力ラインI/Oを電源電
圧Vccレベルにプリチャージする。前記メインアンプ
46は、メインアンプ制御信号MACの制御により入出
力ラインI/Oを通って供給された信号を所定レベルに
増幅する。前記等化器44A,44Bは、メインアンプ
46の入出力端の入出力ラインI/Oに接続されフィー
ドバック信号FB1及び等化制御信号EQBの制御によ
り入出力ラインI/Oを等化する。
【0023】前記フィードバック信号発生部47は、メ
インアンプ46の出力信号A/Bとライトイネーブル系
信号WESとを論理演算してフィードバック信号FB
1、FB3を発生し、また出力信号A/B、ライトイネ
ーブル系信号WES、及びアドレス遷移検出信号ATD
を論理演算してフィードバック信号FB2を発生する。
データラッチ部48は、前記メインアンプ46から出力
したデータをラッチする。前記データ出力バッファ49
は、データラッチ部48でラッチされたデータを外部シ
ステムとインターフェースするのに適合できるデータ形
式に変換して出力する。
【0024】フィードバック信号発生部47では、図4
に詳細に説明するように、前記メインアンプ46の出力
信号A/Bが第1のNANDゲートであるNANDゲー
トND71で否定論理積演算された後、第2のNAND
ゲートであるNANDゲートND72でライトイネーブ
ル信号WESと否定論理積演算され、該NANDゲート
ND72の出力信号が第1のインバータであるインバー
タI71を通って、直接、第3のNANDゲートである
NANDゲートND73の他方側入力端に供給されると
共に第1の遅延器である遅延器71及び第2のインバー
タであるインバータI72を通って一方側入力端に供給
されて否定論理積演算された後、第1のフィードバック
信号であるフィードバック信号FB1として出力される
と共に第3のインバータであるインバータI73を通っ
て反転されて第3のフィードバック信号であるフィード
バック信号FB3として出力される。
【0025】更に、前記NANDゲートND71の出力
信号が、直接、第4のNANDゲートであるNANDゲ
ートND74の一方側入力端に供給されると共に第2の
遅延器である遅延器D72及び第4のインバータである
インバータI74を通って他方側入力端に供給されて否
定論理積演算された後、第5のNANDゲートであるN
ANDゲートND75の一方側入力端に供給され、ライ
トイネーブル信号WES及びアドレス遷移検出信号AT
DがNANDゲートND77とRSフリップフロップ回
路構成に結合されたNANDゲートND76の入力信号
として供給され否定論理積演算された後、前記NAND
ゲートND75の他方側入力端に直接、供給され、否定
論理積演算された後、第5のインバータであるインバー
タI75を通って第2のフィードバック信号であるフィ
ードバック信号FB2として出力される。
【0026】またNANDゲートND76の出力信号
が、NANDゲートND78の一方側入力端に直接、供
給されると共に、第3の遅延器である遅延器D73及び
インバータI76を通って他方側入力端に供給され、否
定論理積演算された後インバータI77を通って前記N
ANDゲートND77他方側入力端に供給される。こ
の場合、それら遅延器D71、D72、D73は出力パ
ルス幅を拡張して、該パルス幅出力を遅延させるために
用いられる。
【0027】このように構成された本発明の実施形態の
動作について図5のタイミングチャートについて、図
1、図4を参照して説明する。なお、図5(A)はRA
S系のアドレス信号、図5(B)はCAS系のアドレス
信号のそれぞれの反転信号を示すものである。本実施形
態では、図示しないRAS系回路によりワードラインW
/Lが駆動しメモリセル41にデータが記録されるか又
はリードされ、該リード又はライトされたデータはビッ
トラインB/Lを通ってセンスアンプ42でセンシング
される。
【0028】以下、前記メモリセル41に記録されたデ
ータのリード動作を説明する。この半導体メモリのデー
タライン等化制御回路では、先ず、図5(B)に示すカ
ラム系アドレス信号をチップ内に供給すると、図5
(C)に示すように、アドレス信号ADDが変更され、
カラム系アドレスが変更されたことを知らせるアドレス
遷移検出信号ATDが、図5(D)に示すように、Lレ
ベル信号にイネーブルされる。
【0029】フィードバック信号発生部47では、アド
レス遷移検出信号ATDを基準とし、図5(E)に示す
ような等化制御信号EQB、図5(I)に示すようなメ
インアンプ制御信号MAC、図5(F)に示すようなフ
ィードバック信号FB2を夫々発生する。その後、図5
(E)に示すような等化制御信号EQBにより等化器4
4Bが駆動し、メインアンプ46の出力端から出力した
図5(J)に示したような信号A/Bがフィードバック
信号発生部47の入力信号として供給され、該フィード
バック信号発生部47からは図5(K)(L)に対応
するフィードバック信号FB1,FB3がそれぞれ出力
する。フィードバック信号FB1により等化器44Aが
駆動し、入出力ラインI/Oが自動的に等化される。
【0030】かつ必要に応じて前記フィードバック信号
FB3をプリチャージ部45の駆動信号として供給し、
前記入出力ラインI/Oを電源電圧Vccレベルにプリ
チャージすることができる。一方、カラム系アドレス信
号により発生した図5(G)に示すようなスイッチ信号
YSが第1スイッチ部43Aに供給されるときは、N
MOSトランジスタNM42、NM43が夫々オンし
て、ビットラインB/Lが前記第1のスイッチ部43A
を通って第2のスイッチ部43Bの入力端に連結される
が、前述したように、アドレス遷移検出信号ATDによ
り直ちにフィードバック信号FB2が発生し、該フィー
ドバック信号FB2は第2のスイッチ部43Bのスイッ
チ信号として供給すると、NMOSトランジスタNM4
4、NM45がオンしてビットラインB/Lと入出力ラ
インI/Oとが連結される。
【0031】ここでは、第1のスイッチ部43A及び第
2のスイッチ部43Bの全てを使用する場合を説明した
が、フィードバック信号FB2を前記スイッチ信号YS
のコーディング信号に使用し、第2のスイッチ部43B
を用いずに第1のスイッチ部43Aのみを使用した場合
であっても同様の作用効果を得ることができる。
【0032】以上に説明した実施形態においては、結
局、入出力ラインI/Oがフィードバック信号FB1に
より自動的に等化されるため、ビットラインB/Lを通
って出力する信号が、従来のように所定時間t遅延され
ずに入出力ラインI/Oにロードされる。且つ、スイッ
チ信号YSはただアドレス信号により発生するものであ
るため、極めて短い周期の障害性アドレス遷移検出信号
ATDにより故障(fail)が発生することもなくなる。
【0033】上記実施形態では、フィードバック信号F
B1及び等化制御信号EQBにより等化器44A、44
Bが駆動して入出力ラインI/Oが自動的に等化され、
スイッチ信号YS及びフィードバック信号FB2により
第1のスイッチ部43A及び第2のスイッチ部43Bが
駆動すると、ワードライン信号W/Lによりメモリセル
41に記録されたデータがリードされセンスアンプ42
で所定レベルに増幅された後、ビットラインB/L、第
1及び第2のスイッチ部43A,43B、及び入出力ラ
インI/Oを順次通ってメインアンプ46に伝達され
る。
【0034】前記メインアンプ46に入力した信号は、
図2の変形実施例に示すように、メインアンプ制御信号
MACにより駆動する演算増幅器OP61,OP62を
通って一次的に増幅され、再び演算増幅器OP63,O
P64を通って2次的に増幅された後、データラッチ部
48でラッチされ、再びデータ出力バッファ49を通っ
て外部システムとインターフェースするのに適合するデ
ータ形式にするため増幅処理されるようにすることがで
きる。
【0035】且つ、等化器44Aでは、図3に具体的に
説明するように、Lレベル信号として供給されたフィー
ドバック信号FB1がPMOSトランジスタPM51,
PM52,PM53の各ゲート電極に供給され夫々ター
ンオンされて、入出力ラインI/Oを等化することがで
きる。一方、本発明の第2実施形態に係る直接センシン
グ方式のデータライン等化制御回路においては、図6に
示すように前段のスイッチ部93Aに連結された入力ラ
インI/O側に後段のスイッチ部93Bを追加接続し、
図4に示したように、フィードバック信号発生部47か
ら出力したフィードバック信号FB2を用いて後段のス
イッチ部93Bのスイッチングを制御して、前段のスイ
ッチ部93Aを駆動することにより、不必要に長い時間
ビットラインB/Lと入出力ラインI/Oが接続された
状態に放置されるのを防止することにより、センスアン
プ42において迅速にセンシングし、センシングに要す
る時間を短縮することができるためセンシングにおいて
必要とする電力が削減できる。
【0036】以上に説明したように請求項1〜請求項
に係る半導体メモリのデータライン等化制御回路におい
ては、メインアンプからフィードバック信号発生部に送
出される信号にしたがってフィードバック信号発生部よ
り出力するフィードバック信号を用いてデータ入出力ラ
インを自動的に等化させ、ビットラインとデータ入出力
ラインとの接続を速やかに行うことにより、データの入
出力速度を向上させて、センシングに要する時間を短縮
して、該センシングに要する電力を削減することができ
るという効果を得ることができる。
【0037】また請求項に係る半導体メモリのデータ
ライン等化制御回路においては、不必要に長い時間、ビ
ットラインB/Lと入出力ラインI/Oが接続された状
態に放置されるのを防止することにより、アドレス障害
信号によりシステムが不安定に動作することを防止する
ことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体メモリのデータライン等化
制御回路の第1実施形態の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】第1実施形態の変形実施形態に係るメインアン
プ部の構成を示す回路図である。
【図3】第1実施形態の変形形態に係る等化器の構成を
示す回路図である。
【図4】第1実施形態に係るフィードバック信号発生部
の具体的構成を示す回路図である。
【図5】図5(A)〜図5(M)は第1実施形態に係る
各部の信号波形図である。
【図6】本発明に係る半導体メモリのデータライン等化
制御回路の第2実施形態の構成を示したブロック図であ
る。
【図7】従来の半導体メモリのデータライン等化制御回
路の構成例を示したブロック図である。
【図8】図8(A)〜図8(I)は、従来の等化制御回
路の各部信号波形図である。
【図9】従来の半導体メモリのデータライン等化制御回
路の他の構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
41 メモリセル 42 センスアンプ 43A 第1のスイッチ部 43B 第2のスイッチ部 44A,44B 等化器 45 プリチャージ部 46 メインアンプ 47 フィードバック信号発生部 48 データラッチ部 49 データ出力バッファ ND71〜ND78 第1〜第7のNANDゲート D71〜D73 第1〜第3の遅延器 I71〜I77 第1〜第7のインバータ 93A 前段のスイッチ部 93B 後段のスイッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/40 - 11/419

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルに記録されたデータをセンシ
    ングしてビットラインと入出力ラインを通って外部シス
    テムに出力し、またそれらの反対の経路を通ってデータ
    を前記メモリセルに記録する半導体メモリのデータライ
    ン等化制御回路において、 前記入出力ラインに供給されたデータを増幅するメイン
    アンプと、 前記メインアンプから出力される出力信号を用いて第1
    のフィードバック信号を発生するフィードバック信号発
    生部と、 該フィードバック信号発生部から出力される前記第1の
    フィードバック信号の制御により入出力ラインを等化さ
    せる等化器と 前記メインアンプから出力される出力信号と、カラム系
    アドレス信号が変更されたことを知らせるアドレス遷移
    検出信号とに基づいて前記フィードバック信号発生部か
    ら出力する第2のフィードバック信号の制御により前記
    ビットラインと前記入出力ラインを選択的に連結するス
    イッチ部と、 を備えて構成されたことを特徴とする半導体メモリのデ
    ータライン等化制御回路。
  2. 【請求項2】 前記メインアンプから出力する出力信号
    に基づいて前記フィードバック信号発生部から出力する
    第3のフィードバック信号の制御により前記入出力ライ
    ンをプリチャージするプリチャージ部を有して構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリのデ
    ータライン等化制御回路。
  3. 【請求項3】 前記フィードバック信号発生部は、 前記メインアンプの出力端子を第1のNANDゲートに
    接続し、該第1のNANDゲートの出力側を第2のNA
    NDゲートの一方側入力端子に接続し、前記第2のNA
    NDゲートの他方側入力端子にライトイネーブル系信号
    を供給し、 前記第2のNANDゲートの出力端子が第1のインバー
    タを通って第3のNANDゲートの一方側入力端子に直
    接、接続されると共に、前記第1のインバータの出力側
    が第1の遅延器、第2のインバータを介して、前記第3
    のNANDゲートの他方側入力端子に接続し、前記第3
    のNANDゲートの出力端子を直接、前記第1のフィー
    ドバック信号を出力する出力端子に接続すると共に、第
    3のインバータを介して前記第3のフィードバック信号
    を出力する出力端子に接続し、 前記第1のNANDゲートの出力端子を直接、第4のN
    ANDゲートの一方側入力端子に接続すると共に、前記
    第1のNANDゲートの出力側を第2の遅延器、第4の
    インバータを介して前記第4のNANDゲートの他方側
    入力端子に接続し、 第6及び第7のNANDゲートからなるRSフリップフ
    ロップ回路の出力端子を第5のNANDゲートの一方側
    入力端子に接続し、前記第4のNANDゲートの出力側
    を前記第5のNANDゲートの他方側入力端子に接続
    し、前記第5のNANDゲートの出力端子を第5のイン
    バータを介して前記第2のフィードバック信号を出力す
    る出力端子に接続し、 前記RSフリップフロップ回路の出力側を直接、第8の
    NANDゲートの一方側入力端子に接続すると共に、前
    記RSフリップフロップ回路の出力側が、第3の遅延
    器、第6のインバータを介して前記第8のNANDゲー
    トの他方側入力端子に接続し、前記第8のNANDゲー
    トの出力側が第7のインバータを通って前記RSフリッ
    プフロップ回路の前記第7のNANDゲートの一方の入
    力端子に接続され、 前記第6のNANDゲートに前記アドレス遷移検出信
    号、前記ライトイネーブル系信号及び第7のNANDゲ
    ートの出力を入力し、前記第6のNANDゲートの出力
    を前記第7のNANDゲートの他方の入力端子に入力す
    ると共に、前記RSフリップフロップ回路の出力とする
    ように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の半導体メモリのデータライン等化制御回路。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ部は、 センスアンプで増幅されたデータを、スイッチング信号
    の供給に基づいて出力する前段のスイッチ部と、 該前段のスイッチ部と前記等化器との間に接続し、前記
    第2のフィードバック信号の供給に基づいて前記前段の
    スイッチ部を介した前記増幅されたデータを直ちに前記
    等化器を経て前記メインアンプに供給する後段のスイッ
    チ部と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か1つに記載の半導体メモリのデータライン等化制御回
    路。
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