JP3032434U - 使い捨てカメラ - Google Patents
使い捨てカメラInfo
- Publication number
- JP3032434U JP3032434U JP1996006343U JP634396U JP3032434U JP 3032434 U JP3032434 U JP 3032434U JP 1996006343 U JP1996006343 U JP 1996006343U JP 634396 U JP634396 U JP 634396U JP 3032434 U JP3032434 U JP 3032434U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- outer box
- hard paper
- lens
- back plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使い捨てカメラを使つて、群衆に囲まれた被
写体を、手ぶれなく撮影する。 【解決手段】 フイルム容器1の硬質紙製の外箱12の
上側面板18の端縁33に平行に、バンド30の上下の
両側縁31を張設して、その両端32で使い捨てカメラ
のフイルム容器1または外箱12に固着したから、指を
バンド30に通してカメラを把持せしめるときは、被写
体が群衆に囲まれ、フアインダをのぞいて被写体の位置
を確認できなくても、撮影者はカメラを把持した手を上
方に上げ、群衆の頭の上より被写体の方に向けシヤツタ
5を押すことにより、安易に撮影することができる。
写体を、手ぶれなく撮影する。 【解決手段】 フイルム容器1の硬質紙製の外箱12の
上側面板18の端縁33に平行に、バンド30の上下の
両側縁31を張設して、その両端32で使い捨てカメラ
のフイルム容器1または外箱12に固着したから、指を
バンド30に通してカメラを把持せしめるときは、被写
体が群衆に囲まれ、フアインダをのぞいて被写体の位置
を確認できなくても、撮影者はカメラを把持した手を上
方に上げ、群衆の頭の上より被写体の方に向けシヤツタ
5を押すことにより、安易に撮影することができる。
Description
【0001】
本考案は、レンズ付フイルムと称して市販されているフイルム容器、すなわち 、前面にレンズを有し、前面もしくは上側面にシヤツタボタンを設け、フアイン ダおよびフイルム巻取り用ノブを備え、フイルムを挿入した使い捨てカメラの使 い道を拡大するものである。換言すれば、使い捨てカメラは、撮影が極めて簡易 なため、極めて簡易に使用されている。
【0002】 人にかこまれた被写体を、人の後方において写真を撮影しようとする場合に、 人がカメラの邪魔をすることがある。このような時に、フアインダをのぞいてい て被写体をとらえようとすると、とらえきれないので、フアインダから目を離し 、カメラを目より高くさし上げて、だいたいの狙いでシヤツターを押し、撮影す ることがある。その際に手はカメラを支えてさし上げているのでカメラが不安定 になり、何を撮影したかわからなくなることが多い。 本考案は、かかる欠点をなるべく少なくするものである。
【0003】
フアインダより目を離し、カメラを顔より高くさし上げた場合、指がシヤツタ にかかり、かつ残りの指でカメラを支えようとするとカメラの把持に不安定とな るため、シヤツタを押す時にカメラが動いたり、傾いたりするおそれがある。本 考案はカメラの裏面において、カメラの上側面の端縁に平行にゴムひも、ビニー ルひも、マジックテープ等のバンドの両端を固着することにより、カメラとバン ドの間に指をさし入れてカメラを掌で把持し、カメラをかたく把持することなく 、手に一体につけることにより、これを解決しようとするものである。
【0004】
図1は本考案の使い捨てカメラの正面図、図2はその上面図、図3はその裏面 図である。本考案は、合成樹脂製のほぼ直方体のフイルム容器1よりなり、その 前面2にレンズ3を備え、その上側面4あるいは前面2にシヤツタボタン5を備 え、その裏面6に露出するノブ7にはフイルム容器1内に備えた巻取軸にフイル ム容器1内に収容したフイルムを巻取るようにし、その上側面4に備えたフイル ム残数窓8よりフイルム残数を見つつ、カメラの裏面6からフアインダ9、9’ をのぞいて、シヤツタボタン5を押すようにしたレンズ付きのフイルム容器1は 、使い捨てカメラとして知られており、右のレンズ付きのフイルム容器1の前面 2、上側面4、裏面6、底面10および左右の両側面11を覆って、レンズ3、 フアインダ9、9’、シヤツタボタン5、フイルム残数窓8、及びフイルム巻取 用のノブ7を露出せしめて、残りすべてを硬質紙製の外箱12で覆つた使い捨て カメラは、広く知られている。
【0005】 上記硬質紙製の外箱12は、フイルム容器1の底面10を覆う底面板22、フ イルム容器1の前面2のレンズ3用の開口13、およびフアインダ用の開口14 を開口した前面板15、フイルム容器1のシャッタボタン5用の開口16および フイルム残数計8用の開口17を開口し、フイルム巻取りノブ7を露出せしめた 上側面板18、フアインダ9の覗き孔9’用の開口19およびフイルム巻取り用 のノブ7用の開口20を開口した裏面板21および該外箱12の底面板22より 突出し裏面板21の下面に位置するノリシロ23の順に、連続して形成し,これ をフイルム容器1に巻き付け、裏面板21の下端を底面板22より突出するノリ シロ23に接着して固着し、前面板15の両側より突出せしめた左右の両側面板 24のノリシロ25と裏面板21とを、裏面板21の左右の両側縁で固着するよ うにしたものである。
【0006】
【実施例1】 図3、図4及び図5は本考案の1実施例を示すものであつて、図3はその裏面 図、図4はその断面図、図5はその使用状態を示す斜面図である。本考案は合成 樹脂製のフイルム容器1の外側に取付けた硬質紙製の外箱12の裏面板21のフ アインダ9’用の開口19およびノブ7用の開口20の直下において、ゴムひも 、ビニールひも、マジツクテープ等により構成したバンド30を、その頂辺31 を硬質紙製の外箱12の裏面板21の上側面端縁33に平行せしめて、その両端 で、合成樹脂製のフイルム容器1あるいは硬質紙製の外箱12に固着せしめたもの である。
【0007】 そして、バンド30の両端32の固着にあたつては、合成樹脂のフイルム容 器1に直接固着する場合には、バンド30の両端32を該容器1の裏面6の両側 端に直接固着し、しかる後外箱12の底面板22、前面板15、上側面板18、 裏面板21をフイルム容器1に巻き付け固着し、左右の両側面板24をノリシロ 25のバンド30の取付け部分に相当する部分を切り取って、外箱12に折り込 むとよい。硬質紙製の外箱12にバンド30の両端32を固着する場合には、バ ンドの両端32を直接該外箱12の裏面板21の両側端に固着するか、硬質紙製 の外箱12の左右の両側面板24、24の端部に突出するノリシロ25,25と 裏面板21の両側縁36。36の間に隙間を設け、この隙間にバンド30の両端 32、32を差し込み、接着34、34するものとする。
【0008】 図5は、本考案の使い捨てカメラの使用例を示す。 撮影者は、使い捨てカメラの下方よりバンド30と硬質紙製の外箱12の裏面 板21との間に指を入れて、バンド30の張力により手のひらにカメラを固定す る。 この状態において、撮影者の腕は使い捨てカメラを意識して保持していなくと も、バンド30の張力によりカメラは手につく。そして被写体が群衆の中にあり 、カメラをかまえてフアインダ9’をのぞき、被写体をとらえることが不可能な 場合に、撮影者はカメラを把持した手を上方に差し伸ばし、群衆の頭上よりカメ ラを被写体に向け、シヤツタボタンを押すことにより、フアインダをのぞいてい なくとも、カメラの位置決めを良好にし、撮影を終えることができる。 なお、裏面板21の上に固着したバンド30は、フアインダ9’及びフイルム 巻取用ノブ7を設けた位置を邪魔しないので、フアインダ9’をのぞき、シヤツ タボタン5を押して撮影し、およびフイルム巻取用ノブ7を操作してフイルムを 巻取る等の操作には、何ら支障を生ずることがない。
【0009】
【実施例2】 図6及び図7に、本考案の使い捨てカメラの第2実施例を示す。その合成樹脂 製のフイルム容器1および硬質紙製の外箱12の構造はほぼ同じであるので、異 なるところだけ説明する。 図7は、合成樹脂製のフイルム容器1に止着すべき硬質紙製の外箱12の装着 前のルーズな状態を示している。 硬質紙製の外箱12の裏面板21は、硬質紙製の外箱12の底面板22より該 底面板22の端部に設けたノリシロ23の上面にのり付けされ、両側面板24、 24には、その後端を越えてバンド30の固着箇所となる小片42、42が突設 され、バンド30の両端32、32は、該小片42、42に糊付け固着される。 さらに固着を確実にするために、前記小片42、42に透孔43、43を設け、 前記バンド30の両端32、32を該透孔43、43に通し、バンド30の両端 32、32をバンド30に固着することで、バンド30を取付ける。
【0010】 あるいは、硬質紙製の外箱12の両側面板24、24に、前記小片42、4 2を設けるとともに、裏面板21の両側縁38、38には、両側面板24、24 に設けた小片42、42と同じ位置に、両側面板24、24に平行に突出する小 辺40、40が設けられ、該小片40、40と前記両側面板24、24に設けた 小片42、42とを固着して、バンド30の固着用の小片が設けられる。この両 側面板24、24に設けた小片42、42とと裏面板21の両側縁38、38に 設けた小片40、40を張りあわせた小片に透孔43、41を設けた場合には、 バンド30の両端32、32はこの透孔43、41を通し、それぞれ折りたたま れてその自由端を該バンド30に固着せしめられ、バンド30と硬質紙製の外箱 12の裏面板21との間に指を挿入する間隔を設ける。 バンド30と小片40、42の固着、又はバンド30とその自由端である両端 32、32の固着は、ホツチキスによる固着でもよい。
【0011】
【考案の効果】 本考案は、使い捨てカメラのフイルム容器1または硬質紙製の外箱12の裏面 に、前記外箱12の上側面板18の端縁33に平行に、ゴムひも、ビニールひも 、マジックテープ等のバンド30の両端32、32を固着し、該バンド30と硬 質紙製の外箱12の裏面板21との間にわずかな間隔をおいてバンド30を張設 したものであるから、カメラ本体とバンドの間に指を挿入する間隔を設けたこと により、撮影者はバンドに手のひらの半分を挿入し、カメラ本体を手によく固着 せしめた状態において、目をファインダから離して手をのばすと、手のひらの位 置にカメラ本体を位置させ、その位置においてシヤツタボタンを押すことによ直 接フアインダを見ずに被写体を撮影することを可能とするもので、その際にバン ドによりカメラは自然に手から離れず、シヤツタを押す際にぶれを生ずるおそれ を少なくしたものであり、カメラによる撮影の自由度を拡張しようとするもので ある。 なお、バンドには常に手のひらの半分を挿入することなく、親指を1本挿入す るのみでカメラをバンドの力で撮影者の体に密着せしめ、携帯を容易にし、かつ 指をあけておくことができるので、良好に撮影することができる。
【図1】本考案の実施例の正面図
【図2】その上面図
【図3】その裏面図
【図4】本考案の一実施例の断面図
【図5】その撮影状態を示す斜面図
【図6】本考案の他の実施例の断面図
【図7】その硬質紙製の外箱をフイルム容器に外装する
直前の部分を示す斜面図である。
直前の部分を示す斜面図である。
1 フイルム容器 2 その前面 4 その上側面 6 裏面 10 底面 12 フイルム容器の外箱 13 レンズ3用の開口 14 ファインダ9用の開口 15 前面板 16 シャッタボタン5用の開口 17 フイルム残量計8用の開口 18 上側面板 19 ファインダ9の覗き孔9’用の開口 20 フイルム巻取り用ノブ7用の開口 21 裏面板 22 底面板 24 両側面板 30 バンド 32 その両端 40,42 小片 41,43 その透孔。
Claims (7)
- 【請求項1】 前面にレンズを配し、上側面もしくは前
面にシヤツタボタンを配し、フアインダ及びフイルム巻
取り装置を備え、フイルムを装填したほぼ立方体の合成
樹脂製のレンズ付フイルム容器に、該容器のレンズ、シ
ヤツタボタン、フアインダ、フイルム巻取り用ノブ、お
よびフイルム残数計の設置箇所に窓孔をあけた硬質紙製
の外箱を外装してなる使い捨てカメラにおいて、 該使い捨てカメラの裏面に水平に配設したゴムひも、ビ
ニールひも、マジツクテープ等のバンドの両端を、レン
ズ付フイルム容器、もしくは硬質紙製の外箱の裏面両端
部に固着してなることを特徴とする使い捨てカメラ。 - 【請求項2】 前記バンドの上下の両側縁を前記外箱の
上側面端縁と平行に張設し、前記バンドの両端を前記レ
ンズ付フイルム容器の裏面両端部に固着し、硬質紙製の
外箱をその上から外装してなることを特徴とする請求項
1に記載の使い捨てカメラ。 - 【請求項3】 前記バンドの上下の両側縁を前記外箱の
上側面端縁と平行に張設し、前記バンドの両端を前記硬
質紙製の外箱の裏面板両端部に固着してなることを特徴
とする請求項1に記載の使い捨てカメラ。 - 【請求項4】 前記硬質紙製の外箱の表面板より、前記
レンズ付フイルム容器の両側面を覆うように接続した両
側面板より前記レンズ付フイルム容器の裏面に折りたた
むノリシロ部分と、該硬質紙製の外箱の裏面板との間
に、前記バンドの両端を挿入して固着し、前記バンドを
前記硬質紙製の外箱の裏面板の上面にわずかの間隔をお
いて張設し、前記硬質紙製の外箱と前記バンドとの間に
指を挿入する間隔を設けたことを特徴とする請求項3に
記載の使い捨てカメラ。 - 【請求項5】 前記硬質紙製の外箱の両側面板より前記
レンズ付フイルム容器の後端をこえて突出する小辺を設
け、この小片に前記バンドの両端を固着し、前記バンド
を前記硬質紙製の外箱の裏面板の上面にわずかの間隔を
おいて張設し、前記硬質紙製の外箱と前記バンドとの間
に指を挿入する間隔を設けたことを特徴とする請求項3
に記載の使い捨てカメラ。 - 【請求項6】 前記硬質紙製の外箱の両側面板より前記
レンズ付フイルム容器の後端をこえて突出する小辺を設
け、前記硬質紙製の外箱の裏面板の両側縁には、前記外
箱の左右の両側面板に設けた前記小辺と同じ位置に小辺
を設け、両側面板の小辺と裏面板の小辺とを貼り合わ
せ、この貼り合わせた小辺に前記バンドの両端を固着
し、前記バンドと硬質紙製の外箱の裏面板の上面との間
にわずかの間隔をおいて張設し、前記硬質紙製の外箱と
前記バンドとの間に指を挿入する間隔を設けたことを特
徴とする請求項3に記載の使い捨てカメラ。 - 【請求項7】 前記硬質紙製の外箱の両側面板に突出す
る小辺及び前記裏面板の両側縁より突出する小辺を、前
記裏面板の両側縁において貼り合わせ、両小辺に貫通孔
を設け、該貫通孔に前記バンドの両端を挿し通し、前記
両端をこのバンドに固着して前記バンドを両小辺の間に
はり渡したことを特徴とする請求項6に記載の使い捨て
カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006343U JP3032434U (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 使い捨てカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006343U JP3032434U (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 使い捨てカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032434U true JP3032434U (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=43167349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006343U Expired - Lifetime JP3032434U (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 使い捨てカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032434U (ja) |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP1996006343U patent/JP3032434U/ja not_active Expired - Lifetime
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