JP4032480B2 - ビデオカメラ用キャリングケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビデオカメラ用キャリングケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラの多くは合成樹脂製のケースを備え、ケースにはグリップが設けられている。このグリップは、一般に、手のひらを通せるように可撓可能な帯状の部材の両端がケースに取着されることで構成されている。
そして、このようなビデオカメラを収容するビデオカメラ用キャリングケースは、上部が開放されたケース本体と、ケース本体の上部を閉塞する蓋からなり、ケース本体にビデオカメラを挿入し蓋でケース本体の上部を閉塞すると、グリップを含んだビデオカメラ全体がビデオカメラ用キャリングケースに収容されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のビデオカメラ用キャリングケースでは、上述のようにビデオカメラと共にグリップもビデオカメラ用キャリングケースに収容されてしまうため、ビデオカメラがビデオカメラ用キャリングケースの内部に収容された状態から撮影しようとする場合、蓋を開ける動作、ビデオカメラをケース本体から取り出す動作、グリップに手のひらを通す動作の三つの動作が必要となる。
そのため、ビデオカメラをビデオカメラ用キャリングケースに収容した状態で急に撮影したいような場合には、撮影までに時間が掛かり、撮影のチャンスを逃がしてしまうなどの不具合がある。
また、撮影チャンスを逃がさないようにする場合には、ビデオカメラ用キャリングケースに入れずにビデオカメラを持ち歩かなければならず、ビデオカメラ用キャリングケースが何ら役に立っていないなどの不具合もあった。
【0004】
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、ビデオカメラをビデオカメラ用キャリングケースに収容した状態から簡単に取り出すことができ、チャンスを逃がすことなく撮影できるようにしたビデオカメラ用キャリングケースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、グリップを有するビデオカメラが収容されるビデオカメラ用キャリングケースであって、周面部と底面部からなり上部が開放され、ビデオカメラが撮影レンズを底面部に向けた姿勢で収納されるケース本体と、ケース本体の上部を閉塞すると共にケース本体に対して取り外し可能に構成された蓋と、を備え、ケース本体に、前記周面部の上縁から底面部に向けて細長状に延在形成されてビデオカメラがケース本体に収容された状態で前記グリップを突出させる欠部と、その欠部の上方を跨いで掛け渡され、蓋を取り外した状態でビデオカメラのケース本体からの抜落を防止するセーフティベルトを設けたことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、ビデオカメラがビデオカメラ用キャリングケースに収容された状態で、ビデオカメラのグリップがビデオカメラ用キャリングケースの外方に突出しているので、ビデオカメラ用キャリングケースからのビデオカメラの取り出しが簡単に迅速になされる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2はケース本体に蓋が取着され、かつ、ビデオカメラが収容されていない状態のビデオカメラ用キャリングケースの説明図で、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図2(A)は図1(A)のC矢視図、図2(B)は図2(A)のD矢視図を示す。また、図3(A)は蓋が取り外されたケース本体にビデオカメラが挿入された状態の正面図、図3(B)はケース本体にビデオカメラが挿入され蓋が取着された状態の正面図、図4はケース本体にビデオカメラが挿入され蓋が取着された状態の平面図、図5は蓋が取り外されたケース本体をズボンのベルトに吊り下げこのケース本体にビデオカメラを挿入した状態の斜視図を示す。
【0008】
まず、本発明の実施の形態のビデオカメラ用キャリングケース12に収容されるビデオカメラ22から説明すると、図3(A)に示すように、ビデオカメラ22は、撮影レンズ24やビューファインダー25をはじめとする種々のビデオカメラ構成部材が組み込まれた合成樹脂製のケース26を備え、撮影レンズ24の光軸と直交する方向に位置するケース26の側面にグリップ28が設けられ、ケース26の後部には脱着可能に充電池30が取着されている。
【0009】
前記グリップ28は、可撓可能な帯状の部材(ベルト)の両端が係止具2802を介し間隔をおいてケース26に取着されることで構成されており、ケース26とグリップ28とで形成される細長い楕円形の空間に手のひらを通せるように構成されている。そして、ケース26に取着される帯状の部材の長さは調節可能で、グリップ28の内側に手のひらを通し手のひらの内側をケース26に合わせることでケース26を固定し、撮影が行なわれ、非撮影時には、グリップ28がストラップとしても使用される。なお、帯状の部材には軟質ゴム製の帯板2804が取り付けられており、グリップ28としての機能がより効果的に発揮されるようになっている。
【0010】
ビデオカメラ用キャリングケース12は、図1乃至図3に示すように、ケース本体32と、前記ケース本体32の上部を閉塞する蓋34とで構成され、ケース本体32や蓋34は、表面が合成皮革等で形成され、内面にスポンジ等が張り合せて形成され、扁平に折り畳んで収納可能である。
ケース本体32は、周面部36と底面部38からなり上部が開放状に形成され、底面部38は平面視した場合ほぼ矩形を呈し、周面部36は前側面36A、後側面36B、内側面36C、外側面36Dの4つの側面から形成されている。
前記外側面36Dには、前記グリップ28を突出させるための欠部40が細長状に形成され、内側面36Cには、図2に示すように、ズボンのベルト42を通すための係止具44が取着されている。また、内側面36Cと外側面36Dには、図3に示すように、ショルダーベルト46の両端を取り付けるための金具48が取着されている。
したがって、ケース本体32の底面部38を下方に向けて係止具44にズボンのベルト42を挿通しベルト42によりケース本体32を吊り下げ、あるいは、ショルダーベルト46の両端を金具48に取り付けてケース本体32を肩から吊り下げ、ケース本体32を撮影者の右腰部分に位置させると、前側面36Aが撮影者の前方に臨み、後側面36Bが撮影者の後方に臨み、内側面36Cが撮影者の腰に臨み、外側面36Dが撮影者の腰から離れた箇所に位置した状態となる。
【0011】
前記欠部40は、グリップ28に対応した幅で外側面36Dの上縁から底面部38に向かって上部が開放状に延在形成され、欠部40の深さはグリップ28の長さに対応した寸法で形成されている。
前記ケース本体32は、撮影レンズ24を前記底面部38に向けてビデオカメラ22をケース本体32に挿入すると、ビデオカメラ22の大半の部分が収容されるように構成され、この状態で前記グリップ28が前記欠部40に位置し、図4に示すように、欠部40からグリップ28がケース本体32の外方に突出するように構成されている。
【0012】
本実施の形態では、ビデオカメラ22をケース本体32に収容し、蓋34を付けずベルト42からケース本体32を吊るし、あるいは、蓋32を付けずにケース本体32をショルダーベルト46により肩から吊るした時に、図3(A)に示すように、ビデオカメラ22のケース本体32からの抜落を防止するセーフティベルト50が設けられている。前記セーフティベルト50は、ビデオカメラ22が撮影レンズ24を底面部38に向けてケース本体32に収容された状態で、ケース本体32の上部側に位置するビデオカメラ22のケース26の部分に係止するように前記欠部40の上方を跨いで設けられ、セーフティベルト50の一端は外側面36Dの前方寄り箇所に取着され、他端は、面ファスナーなどを介して外側面36Dの後方寄り箇所や後側面36Bに取り外し可能に取着される。
【0013】
前記蓋34は、ファスナーや面ファスナー、釦などを介してケース本体32に脱着可能に設けられ、本実施の形態では、蓋34に一端が取着された取付片52が設けられ、この取付片52の他端がケース本体32に脱着可能に取着される。そして、撮影レンズ24を底面部38に向けてビデオカメラ22をケース本体32に挿入し、蓋34によりケース本体32の上部を閉塞すると、グリップ28を欠部40からケース本体32の外方に突出させた状態で充電池30を含んだビデオカメラ22全体を覆うように形成されている。
【0014】
本実施の形態によれば、図3(B)および図4に示すように、ケース本体32にビデオカメラ22が挿入され蓋34が取着された状態からビデオカメラ22を取り出す場合、グリップ28が欠部40からケース本体32の外方に突出しているので、ビデオカメラ22をケース本体32から取り出す動作とグリップ28に手のひらを通す動作の二つの動作を同時に行なえ、ビデオカメラ22をビデオカメラ用キャリングケース12から簡単に取り出せ、迅速に撮影体勢に入ることが可能となる。
したがって、急に撮影したいような場合であっても、チャンスを逃がすことなく撮影することが可能となる。
【0015】
また、蓋34を付けずズボンのベルト42からケース本体32を吊るし、あるいは、蓋32を付けずにケース本体32をショルダーベルト46により肩から吊るし、このような状態のケース本体32にビデオカメラ22を挿入して持ち歩けば、グリップ28が欠部40からケース本体32の外方に突出していることから、より迅速に撮影体勢に入ることが可能となり、ビデオカメラ22をケース本体32に挿入して持ち歩いても撮影チャンスを逃がさずに撮影することが可能となる。
本実施の形態では、前記ケース本体32は、撮影レンズ24を前記底面部38に向けてビデオカメラ22をケース本体32に挿入するとビデオカメラ22の大半の部分が収容されるように構成されているので、また、セーフティベルト48が設けられているので、蓋32を付けずにビデオカメラ22をケース本体32に挿入して持ち歩く場合、ビデオカメラ22をケース本体32に安定した状態で収容させる上でも有利となっている。
【0016】
なお、実施の形態では、ケース本体32と蓋34によりビデオカメラ用キャリングケース12を構成した場合について説明したが、蓋34を省き、ケース本体32をそのままビデオカメラ用キャリングケース12としてもよい。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明は、グリップを有するビデオカメラが収容されるビデオカメラ用キャリングケースであって、周面部と底面部からなり上部が開放されたケース本体を備え、前記周面部には、ビデオカメラがケース本体に収容された状態で前記グリップを周面部の外側に突出させる欠部が上方に開放状に形成されている構成とした。
そのため、ビデオカメラをビデオカメラ用キャリングケースに収容した状態から簡単に取り出すことができ、チャンスを逃がすことなく撮影することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はケース本体に蓋が取着され、かつ、ビデオカメラが収容されていない状態のビデオカメラ用キャリングケースの説明図で、(A)はその平面図、(B)はその正面図である。
【図2】図2(A)は図1(A)のC矢視図、図2(B)は図2(A)のD矢視図である。
【図3】(A)は蓋が取り外されたケース本体にビデオカメラが挿入された状態の正面図、(B)はケース本体にビデオカメラが挿入され蓋が取着された状態の正面図である。
【図4】ケース本体にビデオカメラが挿入され蓋が取着された状態の平面図である。
【図5】蓋が取り外されたケース本体をズボンのベルトに吊り下げこのケース本体にビデオカメラを挿入した状態の斜視図である。
【符号の説明】
12……ビデオカメラ用キャリングケース、22……ビデオカメラ、28……グリップ、32……ケース本体、34……蓋、40……欠部、42……ベルト、46……ショルダーベルト。
Claims (4)
- グリップを有するビデオカメラが収容されるビデオカメラ用キャリングケースであって、
周面部と底面部からなり上部が開放され、前記ビデオカメラが撮影レンズを前記底面部に向けた姿勢で収納されるケース本体と、
前記ケース本体の上部を閉塞すると共に前記ケース本体に対して取り外し可能に構成された蓋と、を備え、
前記ケース本体に、前記周面部の上縁から前記底面部に向けて細長状に延在形成されて前記ビデオカメラが前記ケース本体に収容された状態で前記グリップを突出させる欠部と、当該欠部の上方を跨いで掛け渡され、前記蓋を取り外した状態で前記ビデオカメラの前記ケース本体からの抜落を防止するセーフティベルトを設けた
ことを特徴とするビデオカメラ用キャリングケース。 - 前記セーフティベルトの一端は前記周面部に取着し、他端は面ファスナーを介して前記周面部に取り外し可能に取着したことを特徴とする請求項1記載のビデオカメラ用キャリングケース。
- 前記欠部に対向する周面部箇所に撮影者のズボンのベルトを挿通するため係止具が取着され、前記ケース本体は前記係止具を介して撮影者のズボンのベルトに、前記底面部が下方に向き開放された上部が上方を向くように吊り下げられ、前記ビデオカメラは、撮影レンズを前記底面部に向けてケース本体にその大半の部分が収容されることを特徴とする請求項1記載のビデオカメラ用キャリングケース。
- 前記ケース本体には、前記底面部を下方に向けて吊り下げることができるようにショルダーベルト取り付け用の金具が設けられていることを特徴とする請求項1記載のビデオカメラ用キャリングケース。
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1998
- 1998-01-30 JP JP01903798A patent/JP4032480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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