JP3029581U - 耕耘機の耕耘作業体 - Google Patents

耕耘機の耕耘作業体

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JP3029581U JP1996002331U JP233196U JP3029581U JP 3029581 U JP3029581 U JP 3029581U JP 1996002331 U JP1996002331 U JP 1996002331U JP 233196 U JP233196 U JP 233196U JP 3029581 U JP3029581 U JP 3029581U
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茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の耕耘作業体を簡易且つ迅速に連結す
ることができ、且つガタが生じないように連結するこ
と。 【解決手段】 耕耘筒10の軸方向に一端側に被挿入部
15を他端側に連結軸A 1 を形成し、該連結軸A1 は耕
耘筒10側より多角軸部12とし、軸方向外側を挿入軸
部13とし、該挿入軸部13は軸方向外端部を固定用大
径部13aとすること。固定用大径部13aと前記多角
軸部15との間を案内用細径部13bとし、前記固定用
大径部13aの直径D1 は、前記多角軸部12の仮想内
接円12dの直径D2 より僅かに大きくすること。案内
用細径部13bの直径D3 は前記多角軸部仮想内接円1
2dの直径D2 より小さくすること。前記案内用細径部
13bと多角軸部12との境目にはテーパー部14を形
成すること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数の耕耘作業体を簡易且つ迅速に連結することができ、且つガタ が生じないように連結できる耕耘機の耕耘作業体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、耕耘機(ロータリー式も含む)の動力伝動ケースの左右両側より突 出する耕耘軸にはその種々の作業状況に応じて車輪,耕耘機刃を複数備えた耕耘 作業体等の走行用或いは耕耘作業用のアタッチメントを装着している。その耕耘 軸は、軸方向に直交する断面形状が六角形,正方形等の多角形に形成されており 、アタッチメント側には、耕耘軸が挿入する多角形状の軸挿入孔が設けられてい る。その軸挿入孔は耕耘軸がほとんどガタが生じない程度の大きさである。
【0003】 このようなアタッチメントにおいて上記耕耘作業体を軸方向に複数連結し、そ の耕耘作業幅を広くすることがある。そのために、連結する耕耘作業体は複数連 結してゆくために、自重による撓みやしなりがでる。また、耕耘作業時において は耕地からの耕耘抵抗が耕耘作業体にかかり、その撓みもしなりもさらに一層大 きく作用することとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
複数の耕耘作業体の連結作業は、回転を伝達するために、軸が六角形等の断面 多角形状となることが多く、そのために、その挿入軸と被挿入角孔との挿入時に は、各角部を一致させる必要があり、そのために夜間作業或いは暗闇等の連結作 業では、挿入作業が簡単にはできないものである。
【0005】 また、耕耘作業体同士の軸挿入作業は互いに断面が六角形,正方形等の多角形 同士であり、且つガタが生じないようにしているために、挿入時のアソビが極端 に少ないため、それぞれの角が完全合致しないと軸挿入孔に耕耘軸が入らない。 さらに、抜け防止ピンの位置を考慮する必要があるためアタッチメントの交換作 業はより一層困難且つ面倒なものとなり、肉体的疲労や精神的疲労が重なり、こ の作業を一人で行うことは容易でなく、時間を要し、疲労困憊する欠点があった 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、考案者は、上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本考案を 、耕耘筒の軸方向に一端側に被挿入部を他端側に連結軸を形成し、該連結軸は耕 耘筒側より多角軸部とし、軸方向外側を挿入軸部とし、該挿入軸部は軸方向外端 部を固定用大径部とし、該固定用大径部と前記多角軸部との間を案内用細径部と し、前記固定用大径部の直径は、前記多角軸部の仮想内接円の直径より僅かに大 きくし、案内用細径部の直径は前記多角軸部仮想内接円の直径より小さくし、前 記案内用細径部と多角軸部との境目にはテーパー部を形成してなる耕耘機の耕耘 作業体としたことにより、車輪,耕耘刃を複数備えた耕耘作業体等の交換作業を 簡易且つ迅速に行うことができ、上記課題を解決したものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、エンジン1がフ レーム2上に搭載されている。そのエンジン1からの駆動は、プーリー,ベルト ,チェーン等の機構を内装した動力伝動ケース3等の伝達機構を介してフレーム 2より下方位置の耕耘軸4を駆動している(図15参照)。その操作ハンドル5 は、前記エンジン1を搭載した箇所のフレーム2に設けた突部又はケーシング部 箇所から後方上向きに傾斜し、複数段階に昇降角度調節可能に設けられ、その昇 降角度は、作業員の背丈や作業状況に合わせて所望の位置で固定自在に設けられ ている。
【0008】 その動力伝動ケース3には、耕耘軸4が左右両側に突出するように設けられて いる。該耕耘軸4の軸方向中央には、チェーンスプロケットが設けられ、動力伝 動ケース3内部に収納される。その耕耘軸4には、農作業においては耕耘刃11 を備えた耕耘筒10を装着し、耕耘作業を行うものであるが、また車輪を装着し て一般道路を走行することもできる。
【0009】 次に、耕耘作業体Aにおいて、耕耘筒10は軸方向に直交する断面が多角形状 をなしており、断面略六角形状をなしている〔図1(A)参照〕。或いは三角形 状(図15参照),正方形状,五角形状或いは八角形状等が存在する。その耕耘 筒10の各外周側面には、ホルダー10b,10b,…が設けられており、該ホ ルダー10b,10b,…には耕耘刃11,11,…が装着されている。耕耘作 業体Aの別のタイプとしては、略正方形状の耕耘板20の各隅部箇所に4つの耕 耘刃11,11,…が固着されたものである(図16参照)。
【0010】 その耕耘筒10及び耕耘板20には中心部分に前記被挿入部15が設けられて いる。その被挿入部15は角形軸管状をなしている(図4参照)。また、耕耘筒 10には、連結用孔部10aが設けられ、被挿入部15には固定用貫通孔15b が設けられている。そして、被挿入部15に後述する連結軸A1 を挿入したとき に、連結軸A1 に設けた固定用貫通孔17と連結用孔部10aと固定用貫通孔1 5bに固定ピン16を貫通させ、被挿入部15と連結軸A1 とを連結固定するこ とができる構造となっている〔図3(A),(B)参照〕。
【0011】 その耕耘作業体Aには、図1(A)に示すように、連結軸A1 が設けられてお り、多角軸部12及び挿入軸部13から構成されている。その多角軸部12は、 軸方向に直交する断面形状が種々の多角形に形成され、特に六角形が好適である が、その他には正方形,三角形,五角形或いは八角形等の形状としてもよい。本 考案の実施形態は、多角軸部12の軸方向に直交する断面を主に六角形として説 明してゆく。
【0012】 その挿入軸部13は、図1(B),図4等に示すように、固定用大径部13a と案内用細径部13bとから構成され、該固定用大径部13aと案内用細径部1 3bとが軸方向に連続している。そして、固定用大径部13aと多角軸部4との 間に案内用細径部13bが存在するように形成されている。その挿入軸部13の 固定用大径部13aと案内用細径部13bとは軸方向に直交する断面形状が円形 状である。
【0013】 その挿入軸部13と多角軸部12とは連続して形成されている。また、多角軸 部12から挿入軸部13までを一体的に形成してもよいし、或いは挿入軸部13 を別部材として多角軸部12の軸端に溶接手段等にて固着してもよい。その多角 軸部12と案内用細径部13bとの境目ではテーパー部14が形成されている〔 図4(A),(B)参照〕。
【0014】 また、固定用大径部13aの直径D1 は、前記多角軸部12に軸方向に直交す る断面(六角形断面)に内接する多角軸部仮想内接円12dの直径D2 よりも僅 かに大きくしたものである〔図4(A),(B),(C)参照〕。また、案内用 細径部13bの直径D3 は多角軸部仮想内接円12dの直径D2 よりも小さい。 即ち、案内用細径部13bの直径D1 が最も大きく、次に多角軸部仮想内接円1 2dの直径D2 が大きく、案内用細径部13bの直径D3 が最も小さいものとな っており、D1 >D2 >D3 なる関係である〔図4(A),(B)参照〕。
【0015】 そして、連結軸A1 を被挿入部15に挿入した状態では挿入軸部13が被挿入 部15の被挿入角孔に内接し、被挿入部15にて連結軸A1 の挿入軸部13が軸 方向に支持される構造となり、軸方向の撓みを最も少なくなるようにしている。 その被挿入部15の断面六角形状とした内周において、被挿入部側内接円15d の直径D0 とする〔図5(A)及び(B)参照〕。
【0016】 該被挿入部側内接円15dの直径D0 は、その被挿入部15の断面六角形状の 内周面において平行に対向する内壁面同士の間隔である。そして、被挿入部15 内に耕耘軸A1 を挿入した状態で〔図6(A)参照〕、被挿入部側内接円15d の直径D0 と前記挿入部13の固定用大径部13aの直径D1 とのクリアランス が最小となり〔図6(B)参照〕、次いで直径D0 と多角軸部4の多角軸部仮想 内接円4dの直径D2 とのクリアランスが僅かに大きい〔図6(C)参照〕。ま た、案内用細径部13bの直径D3 と被挿入部側内接円15dの直径D0 とのク リアランスが最大となっている〔図6(D)参照〕。
【0017】 その被挿入部15は、中空状であり、該中空部は連結軸A1 が挿入する被挿入 角孔15aとなる。該被挿入角孔15aの内周側断面形状は前記連結軸A1 の多 角軸部12と同等形状である。即ち、多角軸部12を六角形状とした実施形態の 場合には、その被挿入角孔15aの内周形状も六角形状となり、且つその多角軸 部12との間にほとんどガタが生ずることなく、挿入しうる程度の精度を有して いる。
【0018】 また、挿入軸部13の帯状支持面13d,13d,…は、耕耘作業体Aの被挿 入部15の内周側面に略当接状態となるものである。即ち、被挿入角孔の内周側 面と多角軸部12との接触状態を挿入軸部13においても、略同様に維持するこ とができるものであり、被挿入部15が多角軸部12及び挿入軸部13にわたっ て、ガタを極めて生じにくい構造としたものである。
【0019】 基本耕耘作業体Bは、動力伝動ケース3より突出した耕耘軸4に装着されるも のであり、その軸方向両側に被挿入部15,15が設けられ、一方の被挿入部1 5は動力伝動ケース3の耕耘軸4が挿入され、他方の被挿入部15は、耕耘作業 体Aの連結軸A1 が挿入されるものである〔図3(A)及び(B)参照〕。
【0020】 次に、連結軸A1 の第2実施の形態としては、前記第1の実施形態と同様に挿 入軸部13の直径D1 は、前記仮想内接円12dの直径D2 よりも僅かに大きく し、さらに、挿入軸部13に前記多角軸部12の多角形状を構成する各側面と同 一平面となる複数の帯状支持面13d,13d,…が形成したものである〔図9 (A),(B)及び図10(A)及び(B)参照〕。そして、仮想内接円12d は図10(C)に示すように、想像線(二点鎖線)にて示しており、固定用大径 部13aは、実線にて示している。その仮想内接円12dの直径D2 を示す想像 線が固定用大径部5aの直径D1 よりも僅かに小さいことが示されている。
【0021】 その帯状支持面13d,13d,…は、挿入軸部13の円周側面に略等間隔に 形成されることとなる。例えば、多角軸部12の軸方向に直交する断面を六角形 状とした実施形態では挿入軸部13には六本の帯状支持面13d,13d,…が 形成されることとなる。そして、被挿入部15に対して軸方向に沿ってガタが生 じないように支持するものである。その多角軸部12には、耕耘作業体Aを装着 した後に外止めとして使用する固定ピン16のための固定用貫通孔17が形成さ れている。また、挿入軸部13にも固定用貫通孔13bが形成され、さらに挿入 軸部13の先端箇所は面取仕上げとなっている。
【0022】 また、挿入軸部13には目印線状溝13eが形成されている。該目印線状溝1 3eは挿入軸部13に形成した案内用細径部13bに形成した固定用貫通孔5c の位置を示すものであり、図12(A),図13に示すように、固定用貫通孔1 3cの中心に向かって、挿入軸部13の軸方向に沿って形成される。その目印線 状溝13eは図12(B)に示すように、溝状に形成され、作業員は手の感触に より固定用貫通孔13cの位置を確認することができる。そして、図13に示す ように、目印線状溝13eをアタッチメントBの連結用孔部10aに一致するよ うに回転軸10に挿入軸部13するものである。
【0023】
【作用】
まず、複数の耕耘作業体A,A,…を軸方向に連結する作業について述べる。 まず、動力伝動ケース3の駆動軸4には基本耕耘作業体Bが装着されている。そ して、該基本耕耘作業体Bは、軸方向両端に被挿入部15,15が形成されてい る。その耕耘作業体Aの被挿入部15に耕耘作業体Bの挿入軸部13の固定用大 径部13aから挿入してゆく〔図9(A)参照〕。このとき、連結軸A1 の多角 軸部12との各角部と被挿入部15の内周側面の各角部とは位置的に互いに対応 していなくともかまわないものであり、例えば図7(A)に示すように、被挿入 部15の内周側面の各角部と多角軸部12の各角部との位置は一致していないこ ともある。
【0024】 次に、耕耘作業体Aを適当に軸周方向に回転させながら被挿入部15の被挿入 角孔15aと多角軸部12との固定用貫通孔が形成されている側面とを一致させ 、被挿入部15の内周側面の各角部を多角軸部12の各角部に対応する位置に合 わせる〔図7(B)参照〕。次に、連結軸A1 の多角軸部12部分を被挿入角孔 に挿入し貫通孔と連結軸A1 の固定用貫通孔との位置を一致させる。
【0025】 次に、耕耘作業体Aの外部より固定ピン16を差し込み、被挿入部15の貫通 孔と連結軸A1 の固定用貫通孔に該固定ピン16を貫通させ耕耘作業体Aを連結 軸A1 に固定する。図8(A),(B),(C)は一連の作業状況を示している 。このとき、被挿入部15の開口部分を連結軸A1 のテーパー部14箇所に合わ せることで、被挿入部15の軸周方向の回転が容易になり、さらに、被挿入部1 5を挿入軸部13から多角軸部12側に押し込む作業が容易になる。なお、一輪 管理機においても、その装着工程は同様である。
【0026】
【考案の効果】
請求項1の考案においては、耕耘筒10の軸方向に一端側に被挿入部15を他 端側に連結軸A1 を形成し、該連結軸A1 は耕耘筒10側より多角軸部12とし 、軸方向外側を挿入軸部13とし、該挿入軸部13は軸方向外端部を固定用大径 部13aとし、該固定用大径部13aと前記多角軸部15との間を案内用細径部 13bとし、前記固定用大径部13aの直径D1 は、前記多角軸部12の仮想内 接円12dの直径D2 より僅かに大きくし、案内用細径部13bの直径D3 は前 記多角軸部仮想内接円12dの直径D2 より小さくし、前記案内用細径部13b と多角軸部12との境目にはテーパー部14を形成してなる耕耘機の耕耘作業体 としたことにより、先ず第1に耕耘軸A1 におけるアタッチメントBの交換作業 を簡単且つ僅かの労力にて行うことができるし、第2に極めてガタを少なくする ことができる等の種々の効果を奏する。
【0027】 上記効果を詳述すると、連結軸A1 は多角軸部12と挿入軸部13とから構成 したもので、且つ挿入軸部13は、固定用大径部13aと案内用細径部13bと からなり、その固定用大径部13aと前記多角軸部12との間を案内用細径部1 3bとしている。また、固定用大径部13aの直径D1 は、前記多角軸部12の 多角軸部仮想内接円12dの直径D2 より僅かに大きくし、案内用細径部13b の直径D3 は多角軸部仮想内接円12dの直径D2 よりも小さくしている。
【0028】 それゆえに、内周側面が多角軸部12と同様の被挿入部15を有するアタッチ メントBを連結軸A1 に装着する際に、連結軸A1 の先端部の挿入軸部13の固 定用大径部13aからアタッチメントBの被挿入部15に挿入してゆくこととな る。それゆえに、連結軸A1 を被挿入部15に挿入するときに、案内用細径部1 3bは、被挿入部15に挿入するときには非接触状態の部分となり、挿入軸部1 3の挿入が容易となる〔図14(A)参照〕。また、被挿入部15或いは挿入軸 部13が挿入時に多少ふれても、案内用細径部13bが非接触であるがゆえに挿 入することができる〔図14(B)参照〕。
【0029】 この作業は極めて簡単且つ迅速にできるものである。即ち、従来タイプでは、 軸方向に亘って、全体が断面多角形状であったために、アタッチメントBの被挿 入部15を装着作業の最初から多角軸に合わせて行わなければならない。その角 同士が一致する箇所を探し求める間に、作業員のアタッチメントBを持つ手は、 アタッチメントBの重さに疲労し、作業員に与える肉体的,精神的疲労は大きく なる。これに対して、本考案では、まず最初にアタッチメントBの被挿入部15 に連結軸A1 の挿入軸部13を挿入することで、アタッチメントBを連結軸A1 に対して略仮止め状態とすることができる。
【0030】 したがって、作業員は、アタッチメントBを手に持たなくともよく、そのアタ ッチメントBを交換作業する手は、従来タイプに比べるとはるかに自由度が高く 、且つ作業員に肉体的疲労や負担を与えることなく良好な作業を行うことができ るものである。
【0031】 さらに、本考案においては、連結軸A1 が多角軸部12及び挿入軸部13とか ら構成されており、単に多角軸部12の先端に断面円形状の挿入軸部13を設け たのみの構造である。従って、形状、構造を簡単なものとすることができ、ひい ては低価格にて提供することができる利点もある。
【0032】 さらに、挿入軸部13の案内用細径部5bと多角軸部12との間にはテーパー 部14を形成してなる耕耘機における連結軸としたことにより、挿入軸部13を 介して多角軸部12に被挿入部15を挿入する際に、テーパー部14が挿入軸部 13と多角軸部12との間の変形状態が滑らかなものとなり、アタッチメントB の被挿入部15を挿入軸部13の案内用細径部5bから多角軸部12に押し込む 際には抵抗感や衝撃感がなく、一層簡単且つ滑らか装着することができる。
【0033】 次に、請求項2の考案は、請求項1において、前記固定用大径部13aには前 記多角軸部12の各側面と同一平面となる複数の帯状支持面13d,13d,… を形成してなる耕耘機における連結軸としたことにより、アタッチメントBの支 持をより一層安定させることができる。
【0034】 即ち、固定用大径部13aの周囲に形成する帯状支持面13d,13d,…は 、固定用大径部13aの直径D1 を多角軸部仮想内接円12dの直径D2 よりも 僅かに大きくし、多角軸部12の各側面と同一面となるように形成しているもの であるため、被挿入部15の内周側面と多角軸部12との当接状態と同様の当接 状態を帯状支持面13d,13d,…を介して挿入軸部13でも維持することが できる。そのために連結軸A1 の多角軸部12のみならず挿入軸部13の固定用 大径部13aにおいても被挿入部15の内周側面との間にガタを生じにくいもの とすることができる。
【0035】 次に、請求項3の考案は、請求項1において、前記挿入軸部13には軸方向に 直交する固定用貫通孔13cの開口を通過する目印線状溝13eを形成して耕耘 機における耕耘軸としたことにより、連結軸A1 を被挿入部15に挿入するとき に、その目印線状溝13eを耕耘作業体Aの連結用孔部10aの位置に一致させ ながら挿入することで、耕耘軸の固定用大径部5aと連結用孔部10aとの位置 を一致させることができ、固定ピン16の装着が極めて効率的にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案における耕耘作業体の斜視図 (B)は連結軸の斜視図
【図2】耕耘作業体の縦断側面図
【図3】(A)は基本耕耘作業体及び複数の耕耘作業体
を分離した状態を示す断面略示図 (B)は基本耕耘作業体及び複数の耕耘作業体を連結し
た状態を示す断面略示図
【図4】(A)は連結軸の側面図 (B)は別の方向から見た連結軸の側面図 (C)は固定用大径部側から見た連結軸の図
【図5】(A)は連結軸の挿入軸部に被挿入軸部とを分
離した状態を示す平面図 (B)は(A)のX0 −X0 矢視図
【図6】(A)は連結軸の挿入軸部に被挿入軸部を挿入
し、各角部を一致させた状態の平面図 (B)は(A)のX1 −X1 矢視断面図 (C)は(A)のX2 −X2 矢視断面図 (D)は(A)のX3 −X3 矢視断面図
【図7】(A)は連結軸の挿入軸部を被挿入軸部を挿入
した状態の側面図 (B)は連結軸の挿入軸部を被挿入軸部を挿入し且つ連
結軸を回転させた状態の側面
【図8】(A),(B),(C)は連結軸を被挿入軸部
に挿入する工程を斜視図
【図9】(A)は別の実施形態の連結軸を設けた耕耘作
業体の斜視図 (B)は別の実施形態の連結軸の斜視図
【図10】(A)は固定用大径部に帯状支持面を形成し
た実施形態の多角軸部から見た連結軸の斜視図 (B)は固定用大径部に帯状支持面を形成した実施形態
の側面図 (C)は(B)のX4 −X4 矢視断面図
【図11】(A)は帯状支持面を有する連結軸を被挿入
軸部に挿入した状態の縦断側面図 (B)は(A)のX5 −X5 矢視断面図 (C)は(B)の要部断面図
【図12】(A)は目印線状溝を設けた連結軸の側面図 (B)は(A)のX6 −X6 矢視断面図
【図13】耕耘作業体同士を連結する状態の斜視図
【図14】(A)は連結軸の挿入軸部に被挿入軸部を挿
入する状態を示す作用図 (B)は連結軸の挿入軸部が被挿入軸部に対して僅かに
傾いても挿入できる状態を示す作用図
【図15】耕耘作業体を三角形状とした実施形態の斜視
【図16】別の実施形態の耕耘作業体の斜視図
【図17】耕耘機に耕耘作業体を連結して装着した状態
の正面図
【符号の説明】
1 …連結軸 10…耕耘筒 12…多角軸部 12d…多角軸部仮想内接円 13…挿入軸部 13a…固定用大径部 13b…案内用細径部 13d…帯状支持面 13e…目印線状溝 14…テーパー部 15…被挿入部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘筒の軸方向に一端側に被挿入部を他
    端側に連結軸を形成し、該連結軸は耕耘筒側より多角軸
    部とし、軸方向外側を挿入軸部とし、該挿入軸部は軸方
    向外端部を固定用大径部とし、該固定用大径部と前記多
    角軸部との間を案内用細径部とし、前記固定用大径部の
    直径は、前記多角軸部の仮想内接円の直径より僅かに大
    きくし、案内用細径部の直径は前記多角軸部仮想内接円
    の直径より小さくし、前記案内用細径部と多角軸部との
    境目にはテーパー部を形成してなることを特徴とした耕
    耘機の耕耘作業体。
  2. 【請求項2】 耕耘筒の軸方向に一端側に被挿入部を他
    端側に連結軸を形成し、該連結軸は耕耘筒側より多角軸
    部とし、軸方向外側を挿入軸部とし、該挿入軸部は軸方
    向外端部を固定用大径部とし、該固定用大径部と前記多
    角軸部との間を案内用細径部とし、前記固定用大径部の
    直径は、前記多角軸部の仮想内接円の直径より僅かに大
    きくし、案内用細径部の直径は前記多角軸部仮想内接円
    の直径より小さくし、前記案内用細径部と多角軸部との
    境目にはテーパー部を形成し、前記固定用大径部の直径
    を、前記多角軸部の仮想内接円の直径より僅かに大きく
    し、その固定用大径部には前記多角軸部の各側面と同一
    平面となる複数の帯状支持面を形成してなる耕耘機の耕
    耘作業体。
  3. 【請求項3】 耕耘筒の軸方向に一端側に被挿入部を他
    端側に連結軸を形成し、該連結軸は耕耘筒側より多角軸
    部とし、軸方向外側を挿入軸部とし、該挿入軸部は軸方
    向外端部を固定用大径部とし、該固定用大径部と前記多
    角軸部との間を案内用細径部とし、前記固定用大径部の
    直径は、前記多角軸部の仮想内接円の直径より僅かに大
    きくし、案内用細径部の直径は前記多角軸部仮想内接円
    の直径より小さくし、前記案内用細径部と多角軸部との
    境目にはテーパー部を形成して、前記挿入軸部には軸方
    向に直交する固定用貫通孔の開口を通過する目印線状溝
    を形成してなることを特徴とした耕耘機における耕耘
    軸。
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