JP3024237U - 耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン - Google Patents
耕耘軸へのアタッチメントの固定ピンInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耕耘機の動力伝動ケースから突出した耕耘軸
に耕耘刃を複数備えた耕耘作業体或いは走行用の車輪等
のアタッチメントの交換作業を簡易且つ迅速に行うこ
と。 【解決手段】 軸杆部15の軸方向端部に軸方向と異な
る方向に延出する撮部16を形成し、前記軸杆部15の
適宜の箇所に軸方向に直交する貫通孔部17を形成する
こと。また、前記撮部16のその延出方向と貫通孔部1
7の孔方向とは略平行状とすること。或いは、前記撮部
16はその延出方向と反対方向に補助撮部18を形成す
ること。
に耕耘刃を複数備えた耕耘作業体或いは走行用の車輪等
のアタッチメントの交換作業を簡易且つ迅速に行うこ
と。 【解決手段】 軸杆部15の軸方向端部に軸方向と異な
る方向に延出する撮部16を形成し、前記軸杆部15の
適宜の箇所に軸方向に直交する貫通孔部17を形成する
こと。また、前記撮部16のその延出方向と貫通孔部1
7の孔方向とは略平行状とすること。或いは、前記撮部
16はその延出方向と反対方向に補助撮部18を形成す
ること。
Description
【0001】
本考案は、耕耘機の動力伝動ケースから突出した耕耘軸に耕耘刃を複数備えた 耕耘作業体或いは走行用の車輪等の交換作業を簡易且つ迅速に行うことができる 耕耘機における耕耘軸へのアタッチメント固定ピンに関する。
【0002】
従来より、耕耘機(ロータリー式も含む)の動力伝動ケースの左右両側より突 出する耕耘軸にはその種々の作業状況に応じて車輪,耕耘機刃を複数備えた耕耘 作業体等の走行用或いは耕耘作業用のアタッチメントを装着している。その耕耘 軸は、軸方向に直交する断面形状が六角形,三角形,四角形等の多角形に形成さ れ、また断面円形としたものがある。そして、軸部の適宜の箇所に軸方向に直交 する貫通孔部が形成されている。
【0003】 これに対して、アタッチメント側には、ボス部が存在し、該ボス部には前記耕 耘軸が挿入可能な多角形状の軸挿入孔が設けられている。また、ボス部の軸方向 に直交して軸挿入孔を貫通する貫通孔部が形成されている。そのアタッチメント の耕耘軸に取り付けたり或いは交換したりする際に、耕耘軸にアタッチメントを 装着後、アタッチメントのボス部と耕耘軸の軸部に固定ピンを差し込みアタッチ メントが耕耘軸から外れないようにしている。
【0004】 その固定ピンは、軸方向端部の端部に膨大頭部が形成されており、軸部の適宜 の位置には軸方向に直交する貫通孔部が形成され、該貫通孔部には、さらに外れ 止ピンを差し込むようになっている。該外れ止ピンを固定ピンの貫通孔部に差し 込むことで、固定ピンが耕耘軸から脱落することを防止するものである。
【0005】
上述したように耕耘軸にアタッチメントを装着し、その耕耘軸の軸端に固定ピ ンを差し込み、且つ固定ピンが耕耘軸から脱落しないようにするために、外れ止 ピンを固定ピンに差し込む作業が行われる。ところで、その耕耘軸に対してアタ ッチメントを装着したり或いは交換したりするとき等において、耕耘軸に固定ピ ンを差し込んだときに、その固定ピンが耕耘軸から外れないようにするための外 れ止ピンを装着しなくてはならない。
【0006】 その外れ止ピンを差し込むための貫通孔部の位置及び孔方向が目視,確認しに くいものであった。なぜならば、固定ピンはボス部及び耕耘軸のそれぞれの貫通 孔部に差し込んだときに、固定ピンのボス部側貫通孔部内に固定ピン側貫通孔部 が隠れてしうこともあり、それを目視できない状況となるからである。
【0007】 また、耕耘作業を行った後に、耕耘軸へのアタッチメントの交換作業等を行う と、そのアタッチメント,耕耘軸及び固定ピン等に土が付着し、その固定ピンの 貫通孔部の位置を目視することができなくなることもあり、そのために固定ピン にてアタッチメントを耕耘軸に固定し、その固定ピンに外れ止ピンを装着する作 業が困難となる。
【0008】
そこで、考案者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本考案を軸 杆部の軸方向端部に軸方向と異なる方向に延出する撮部を形成し、前記軸杆部の 適宜の箇所に軸方向に直交する貫通孔部を形成してなる耕耘軸へのアタッチメン トの固定ピンとしたことにより、車輪,耕耘刃を複数備えた耕耘作業体等の交換 作業を簡易且つ迅速に行うことができ、上記課題を解決したものである。
【0009】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、耕耘機の構造は エンジン1がフレーム2上に搭載されている。そのエンジン1からの駆動は、プ ーリー,ベルト,チェーン等の機構を内装した動力伝動ケース3等の伝達機構を 介してフレーム2より下方位置の耕耘軸4を駆動している(図11参照)。また 、エンジン1からの動力をドライブシャフト6を介して耕耘軸4に伝達する構造 のタイプが存在する(図12参照)。このタイプのものでは、フレーム2下の車 軸は走行専用の走行用軸5となり、一般の走行用のタイヤが装着されている。そ の操作ハンドル7の角度は、作業員の背丈や作業状況に合わせて所望の位置で固 定自在に設けられている。
【0010】 その動力伝動ケース3には、耕耘軸4が左右両側に突出するように設けられて いる。該耕耘軸4の軸方向中央にはチェーンスプロケットが設けられ、動力伝動 ケース3内部に収納される(図1参照)。その耕耘軸4は、後述するアタッチメ ントBが装着される〔図8(A),図11及び図12等参照〕。その耕耘軸4の 軸方向適宜の箇所で且つ軸方向に直交して耕耘軸貫通孔部4aが形成されている 。また、その耕耘軸4は軸方向に沿って全体が断面六角形等となる多角形状であ る。この断面形状は、三角形,四角形等が含まれる。また、その耕耘軸4が軸方 向に沿って全体が断面円形状としたタイプも存在する。
【0011】 次に、アタッチメントBの種類としては、耕耘作業体B1 ,車輪B2 が存在す る。その耕耘作業体B1 及び車輪B2 には、図8(B),図9(A)等に示すよ うに、耕耘軸4が挿入するボス部10が設けられている。該ボス部10のボス孔 10aの内周側断面形状は、前記耕耘軸4の断面形状と同等形状である。即ち、 耕耘軸4を六角形状とした実施形態の場合には、そのボス部10のボス孔10a の内周形状も六角形状となる(図1,図2参照)し、耕耘軸4の断面形状が円形 状である場合にはボス部10のボス孔10aの内周形状も円形状となる。
【0012】 その耕耘作業体B1 においては、図8(A)及び(B)に示すように、ボス部 10の周囲に耕耘筒11が設けられ、該耕耘筒11は軸方向に直交する断面が多 角形状をなしており、具体的には六角形状,正方形状等が存在し、さらは三角形 状,五角形状或いは八角形状等が存在する。該耕耘筒11には、固定ピン導入口 12が形成されており、該固定ピン導入口12には後述する外れ止ピン19の差 込みピン部19aが貫通する外れ止ピン用貫通孔部12aが形成されている。
【0013】 該固定ピン導入口12が前記ボス部10に形成されたボス貫通孔部10bの位 置と直線を結ぶようになっている。該ボス貫通孔部10bはボス孔10aの孔方 向に直交して形成されるものであり、ボス部10を貫通するタイプではボス貫通 孔部10bは一つであり(図1,図3参照)、またボス部10を貫通するタイプ ではボス貫通孔部10bは二箇所に形成されることとなる〔図9(A)参照〕。 その耕耘筒11の外周側面11aにはホルダー11b,11b,…が設けられて おり、該ホルダー11b,11b,…には耕耘刃13,13,…が装着されてい る。その車輪B2 においては、ボス部10の周囲はホィール14となっており、 該ホィール14にタイヤが装着される。車輪B2 のボス部10の構造は前記耕耘 作業体B1 のボス部10と同様である〔図9(A)参照〕。
【0014】 次に、固定ピンCについては、図1,図3及び図4等に示すように、軸杆部1 5,撮部16及び貫通孔部17から構成されている。その軸杆部15は、アタッ チメントBの種類に応じて適宜の長さを有しており、具体的には、そのアタッチ メントBが耕耘作業体B1 の場合には耕耘筒11の固定ピン導入口12から耕耘 筒11の中心部に設けたボス部10及び該ボス部10に挿入した耕耘軸4の耕耘 軸貫通孔部4aの略中央付近に到達することができる程度の長さである(図3参 照)。また、アタッチメントBを車輪B2 とした場合には、軸杆部15がボス部 10のボス貫通孔部10bの一方側から挿入し、ボス貫通孔部10bの他方側か ら軸杆部15の先端が適当に突出する程度の長さが好適である〔図9(C)参照 〕。その軸杆部15の軸端部(撮部16側と反対側端部)は緩やかな円錐状とす ることもある(図3参照)。また、軸杆部15の軸の直径が太径部と細径部とか ら構成されたタイプも存在する〔図6(C)参照〕。
【0015】 そして、軸杆部15の軸端部には撮部16が設けられている。該撮部16は帯 板状をなし、その撮部16の帯状とした長手方向が前記軸杆部15の軸方向と異 なる方向に延出している。その撮部16の延出方向の寸法は親指と人指し指とで 摘むことができる程度が好適である〔図4(A)及び(B)参照〕。さらに、軸 杆部15の軸方向を水平状に配置したときに、その撮部16の自重にて該撮部1 6の延出方向が常時鉛直方向となるようにすることが好適である〔図5(A)及 び(B)参照〕。
【0016】 その撮部16は、帯板状としたタイプでは軸杆部15との接続箇所と反対側端 部箇所を略円弧状に屈曲する屈曲端部16aが形成される(図3参照)。また、 該屈曲端部16aの屈曲方向は、軸杆部15との接続側とは反対側としているが 、軸杆部15との接続側に屈曲するものであってもよい〔図6(A)参照〕。或 いは、その屈曲端部16aが存在しないタイプもある〔図6(B)参照〕。また 、帯板状としたタイプの撮部16はその幅方向の寸法を軸杆部15の軸直径より も小さくすることもある〔図6(C)参照〕。
【0017】 その撮部16の別のタイプとしては、上記の帯板状のものではなく、丸棒タイ プとしたものである。さらに、撮部16の延出方向と反対側方向に補助撮部18 を形成したものが存在する。該補助撮部18は撮部16よりも短く形成されてい る〔図7(A)参照〕。さらに、その丸棒タイプとした撮部16は軸杆部15と は別部材としたものと、棒材を屈曲して軸杆部15と撮部16とを一体成形した ものが存在する〔図7(B)参照〕。
【0018】 次に、軸杆部15の軸方向の適宜の箇所には貫通孔部17が形成されている。 該貫通孔部17の孔方向は、軸杆部15の軸方向に直交して形成されたものであ る。さらにその貫通孔部17の孔方向と前記撮部16の延出方向とは略平行状と なっている。即ち、貫通孔部17の孔方向と撮部16の延出方向とが一致してい る。この撮部16の延出方向と貫通孔17の孔方向とが平行(同一方向)となっ たタイプは図1,図6(A)及び(B)に示している。また、撮部16の延出方 向と貫通孔部17の孔方向とが直交するタイプも存在する。この撮部16の延出 方向と貫通孔17の孔方向とを一致させたものは、図2,図3,図7等に示され ている。
【0019】 その貫通孔部17の軸杆部15に対する位置は撮部16付近に形成されたタイ プと、撮部16とは反対側となる位置に形成されたタイプとが存在する。その貫 通孔部17が撮部16付近に存在するタイプでは、図1に示すようにアタッチメ ントBを耕耘作業体B1 としたタイプのように固定ピン導入口12が設けられい るものについて用いられる。また、貫通孔部17が撮部16とは反対側に形成さ れたものでは、図9に示すようなアタッチメントBを車輪B2 とした場合で、そ の固定ピンCの軸杆部15の先端がボス貫通孔部10bから外部に突出するタイ プのものに使用される。
【0020】 固定ピンCの貫通孔部17には外れ止ピン19が貫通する。該外れ止ピン19 は、図1,図4等に示すように、差込みピン部19aと嵌合ピン部19bとから 構成されている。その差込みピン部19aが固定ピンCの貫通孔部17に挿入す るものであり、嵌合ピン部19bは固定ピン導入口12の周囲(図2参照)に弾 発的に嵌合する。或いは、図9に示すように、軸杆部15の先端ががボス貫通孔 部10bから外方に突出する場合には、軸杆部15の軸周囲部分に弾発的に嵌合 するようになっている。
【0021】 また、撮部16の延出方向と反対側の頂部は目印部を形成することがある。具 体的には撮部16の延出方向と反対側端を台形状(図1参照),半円状,三角形 状等の形状にして尖らせた形状としたり、或いは凹状(図3参照)に形成する等 の加工が行われることもある。このような目印部を形成することで、撮部16の 延出方向と反対方向の位置を比較的簡単に確認することができる。
【0022】
本考案において、固定ピンCは外れ止ピン19とともに使用するもので、耕耘 機の耕耘軸4に耕耘作業体B1 或いは車輪B2 等のアタッチメントBを装着し、 これを固定することを目的としたものである。まず、耕耘機の耕耘軸4をアタッ チメントBのボス部10のボス孔10aに挿入する。そして、耕耘軸4の耕耘軸 貫通孔部4aとボス部10のボス貫通孔部10bとの位置を一致させる(図3参 照)。次に、固定ピンCの軸杆部15をボス貫通孔部10b及び耕耘軸貫通孔部 4aに挿入し、外れ止ピン19を貫通孔部17に差し込んで作業を完了する。
【0023】 また、アタッチメントBを耕耘作業体B1 として耕耘軸4に装着固定するには 、上記のように耕耘軸4をボス孔10aに挿入し、耕耘軸貫通孔部4aとボス貫 通孔部10bとの位置を一致させることは同様である。そして耕耘作業体B1 の 固定ピン導入口12より固定ピンCの軸杆部15を差し込み、貫通孔部17と固 定ピン導入口12に形成した外れ止ピン用貫通孔部12aとの位置を一致させ、 その外れ止ピン用貫通孔部12aより外れ止ピン19の差込みピン部19aを差 し込み、嵌合ピン部19bを固定ピン導入口12の周囲に弾発的に嵌合させる( 図2参照)。
【0024】 また、耕耘軸4及びボス孔10aの断面形状が多角形状の場合には、耕耘軸4 がアタッチメントBを回転させるのは、耕耘軸4とボス孔10aとのそれぞれの 角部同士が当接し、耕耘軸4からボス孔10aを介してアタッチメントBに回転 力を伝達するものである。それゆえに、固定ピンCの軸杆部15の先端はボス孔 10aのボス貫通孔部10bより突出し、耕耘軸4の耕耘軸貫通孔部4aの略途 中まで貫通するものでよい(図3参照)。そして、該実施形態ではボス部10の ボス貫通孔部10bは一つで良い。また、耕耘軸4及びボス部10のボス孔10 aの断面形状が円形状の場合であれば固定ピンCの耕耘軸4はボス貫通孔部10 bからボス部10の直交方向に貫通させる。該実施形態では、ボス部10には二 つのボス貫通孔部10b,10bが形成されることとなる。
【0025】 また、アタッチメントBを車輪B2 としたときには、前記同様に耕耘軸4をボ ス孔10aに挿入し、耕耘軸貫通孔部4aとボス貫通孔部10bとの位置を一致 させ、固定ピンCの軸杆部15を前記耕耘軸貫通孔部4aとボス貫通孔部10b とに貫通させ、その軸杆部15の先端がボス貫通孔部10bより突出するように する。そして、その軸杆部15の先端に形成した貫通孔部17に外れ止ピン19 を差し込むものである〔図9(C)参照〕。
【0026】 さらに、固定ピンCには撮部16が設けられており、該撮部16を利用して、 耕耘軸4にアタッチメントBを装着固定する作業例を示す。まず、軸杆部15を 水平状にフリーに設置すると撮部16の自重によりその延出方向が鉛直方向と一 致するようになる。この性質により、前記耕耘軸4の耕耘軸貫通孔部4aとボス 部10のボス貫通孔部10bとの孔方向を水平状となるようにセットし、その軸 杆部15を耕耘軸貫通孔部4aとボス貫通孔部10bに挿入したときには、前記 撮部16の延出方向が鉛直方向となる性質に基づいて貫通孔部17の孔方向も撮 部16とともに所定の方向となる。そして、その貫通孔部17の孔方向を撮部1 6の延出方向と略直交状に形成している場合には、撮部16の延出方向が鉛直方 向となることで、貫通孔部17の孔方向はは水平方向となり、これによって外れ 止ピン19は水平方向から固定ピンCに装着することができる〔図4(D)及び 図5(A),(B)参照〕。
【0027】
請求項1の考案においては、軸杆部15の軸方向端部に軸方向と異なる方向に 延出する撮部16を形成し、前記軸杆部15の適宜の箇所に軸方向に直交する貫 通孔部17を形成してなるアタッチメントの固定ピンとしたことにより、先ず第 1に耕耘軸4へのアタッチメントBとの装着固定を行う作業を効率的に行うこと ができるし、第2に構造は極めて簡単なものであり低価格にて提供することがで きるものである。
【0028】 上記効果を詳述すると、固定ピンCはその軸杆部15の軸方向端部に軸方向と 異なる方向に延出する撮部16を形成しており、且つ貫通孔部17の孔方向は軸 杆部15の適宜の箇所にその軸方向に直交している。したがって、撮部16の延 出方向に対して貫通孔部17の孔方向を適宜に設定しておくことで、その撮部1 6の延出から貫通孔部17の孔方向を確認することができる。
【0029】 それゆえに、耕耘機の耕耘軸4に耕耘作業体B1 或いは車輪B2 等のアタッチ メントBを装着し、固定ピンCと外れ止ピン19とで固定する作業を行うときに は、作業員は固定ピンCの撮部16の状態から貫通孔部17の孔方向を確認する ことができ、その貫通孔部17に外れ止ピン19を差し込むときの方向を簡単に 割り出すことができ、耕耘軸4へのアタッチメントBの装着固定作業の効率を向 上させることができる。
【0030】 これに対して、従来タイプのものでは、本考案に見られるような撮部16が存 在せず、従って固定ピンCに土が付着した場合等には、外れ止ピン19を装着す るための貫通孔部の確認もできなくなるものであった。本考案では、軸杆部15 の軸方向とは異なる方向に延出する撮部16を設けたことで、該撮部16から貫 通孔部17の孔方向を確認でき、作業現場でのアタッチメントBの装着作業を簡 易且つ迅速に行うことができる。
【0031】 また、本考案において固定ピンCは軸杆部15の軸方向と異なる方向に延出す る撮部16を設けたのみである。そのために、構造が極めて簡単であり、特に簡 単な構造のものでは軸状部材の軸端を略直角に折り曲げた程度のものでも良く、 そのために製造も簡単にでき低価格にて提供することができる。
【0032】 次に、請求項2の考案は請求項1において、前記撮部16のその延出方向と貫 通孔部17の孔方向とは略平行状としてなる耕耘軸へのアタッチメントの固定ピ ンとしたことにより、耕耘軸4とアタッチメントBのボス部10に装着した固定 ピンCに外れ止ピン19を差し込む作業が一段と楽に行うことができる。
【0033】 上記効果を詳述すると、耕耘機の耕耘軸4にアタッチメントBのボス部10を 装着し、耕耘軸貫通孔部4aとボス貫通孔部10bの孔方向を一致させ、且つこ れらの孔方向を水平状となるようにセットしておくことで、作業員が固定ピンC の撮部16を持ちながら軸杆部15を前記耕耘軸貫通孔部4aとボス貫通孔部1 0bに挿入させ、あとは作業員がその撮部16から手を離してフリーな状態とす ることで撮部16はその延出方向が自重により鉛直方向に一致する状態となる。 そして、固定ピンCの軸杆部15に形成した貫通孔部17の孔方向は、前記撮部 16の延出方向に対して略平行状となるようにしていることから、撮部16の延 出方向が鉛直方向となれば、貫通孔部17の孔方向は自然に鉛直方向となり、外 れ止ピン19を鉛直方向から固定ピンCの貫通孔部17に差し込むことができ、 作業が極めて簡単且つ迅速に行われる。
【0034】 なお、図4及び図5では、固定ピンCの撮部16の延出方向と貫通孔部17の 孔方向とを略直交状としたものであるが、撮部16の延出方向が鉛直方向となっ たときには、その貫通孔部17の孔方向は水平状となり、外れ止ピン19を水平 方向より簡易且つ迅速に貫通孔部17に装着することができ、耕耘作業の状況に 応じて外れ止ピン19の差し込み方向を選定することができる。
【0035】 即ち、軸杆部15の長手方向が水平状に設置されるものであるならば、撮部1 6の延出方向は常時鉛直方向に一致する性質を有しており、図4(A),(B) に示すように、作業員は撮部16をその延出方向が鉛直方向以外の角度となって 持ったとしても、その撮部16から手を離してフリーな状態とするだけで、撮部 16の延出方向が鉛直方向となり、それよって貫通孔部17の孔方向は水平状と なる。そのために、作業員がその固定ピンCのボス貫通孔部10bへの差込み位 置を目視することができるならば、たとえ夜間であっても、固定ピンCと外れ止 ピン19の装着作業を簡単に行うことができる。
【0036】 次に、請求項3の考案は請求項1において、前記撮部16はその延出方向と反 対方向に補助撮部18を形成してなる耕耘軸へのアタッチメントの固定ピンとし たことにより、その固定ピンCを耕耘軸貫通孔部4a及びボス貫通孔部10bに 差し込んだり、或いは引き抜いたりする際に撮部16とその延出方向と反対側に 設けた補助撮部18とが作業員の手に程よく持ちやすくなっていることで作業が 行いやすくなる。
【0037】 さらに、撮部16と補助撮部18とを手に持つことで、その固定ピンCを装着 したり引き抜いたりする作業の時などには撮部16と補助撮部18とで加える力 が分散され、撮部16及び補助撮部18から作業員の手指にかかる力が適当に小 さくなり、作業員に対する負担を軽減することができる。
【図1】固定ピンを使用して耕耘軸に耕耘作業体とした
アタッチメントを装着固定しようとしている状態を示す
斜視図
アタッチメントを装着固定しようとしている状態を示す
斜視図
【図2】固定ピンを使用して耕耘軸に耕耘作業体とした
アタッチメントを装着固定した状態を示す斜視図
アタッチメントを装着固定した状態を示す斜視図
【図3】固定ピンを使用して耕耘軸に耕耘作業体とした
アタッチメントを装着固定しようとしている状態を示す
一部断面にした状態の略示図
アタッチメントを装着固定しようとしている状態を示す
一部断面にした状態の略示図
【図4】(A)は耕耘作業体の固定ピン導入口より固定
ピンの軸杆部を挿入しようとする状態を示す要部斜視図 (B)は耕耘作業体の固定ピン導入口より固定ピンの軸
杆部を挿入している状態を示す要部斜視図 (C)は耕耘作業体の固定ピン導入口より固定ピンの軸
杆部を挿入完了した状態を示す要部斜視図 (D)は耕耘作業体の固定ピン導入口に挿入した固定ピ
ンに外れ止ピンを装着しようとする状態を示す要部斜視
図
ピンの軸杆部を挿入しようとする状態を示す要部斜視図 (B)は耕耘作業体の固定ピン導入口より固定ピンの軸
杆部を挿入している状態を示す要部斜視図 (C)は耕耘作業体の固定ピン導入口より固定ピンの軸
杆部を挿入完了した状態を示す要部斜視図 (D)は耕耘作業体の固定ピン導入口に挿入した固定ピ
ンに外れ止ピンを装着しようとする状態を示す要部斜視
図
【図5】(A)は耕耘作業体の固定ピン導入口より固定
ピンの軸杆部を挿入し、撮部の延出方向が鉛直方向とな
った状態を示す耕耘作業体の側面図 (B)は固定ピン導入口に装着した固定ピンに外れ止ピ
ンを装着しようとする状態を示す耕耘作業体の側面図
ピンの軸杆部を挿入し、撮部の延出方向が鉛直方向とな
った状態を示す耕耘作業体の側面図 (B)は固定ピン導入口に装着した固定ピンに外れ止ピ
ンを装着しようとする状態を示す耕耘作業体の側面図
【図6】(A)は撮部の屈曲端部を軸杆部側に屈曲した
固定ピンの実施形態の側面図 (B)は撮部の屈曲端部を設けない固定ピンの実施形態
の側面図 (C)は撮部の幅方向の寸法を軸杆部の直径より小さく
した固定ピンの実施形態の斜視図
固定ピンの実施形態の側面図 (B)は撮部の屈曲端部を設けない固定ピンの実施形態
の側面図 (C)は撮部の幅方向の寸法を軸杆部の直径より小さく
した固定ピンの実施形態の斜視図
【図7】(A)は撮部と補助撮部とを有する固定ピンの
実施形態の斜視図 (B)は軸杆部と撮部とを一体的とした実施形態の斜視
図
実施形態の斜視図 (B)は軸杆部と撮部とを一体的とした実施形態の斜視
図
【図8】(A)は耕耘機の耕耘軸に耕耘作業体を装着し
た状態の正面図 (B)は耕耘作業体の要部斜視図
た状態の正面図 (B)は耕耘作業体の要部斜視図
【図9】(A)はアタッチメントを車輪とした実施形態
の斜視図 (B)は貫通孔部を撮部とは反対側の位置に形成した固
定ピンの実施形態の側面図 (C)は車輪のボス部に固定ピンを装着しようとする状
態を示す要部斜視図
の斜視図 (B)は貫通孔部を撮部とは反対側の位置に形成した固
定ピンの実施形態の側面図 (C)は車輪のボス部に固定ピンを装着しようとする状
態を示す要部斜視図
【図10】撮部の端部に凹状目印部を形成した固定ピン
の実施形態の斜視図
の実施形態の斜視図
【図11】耕耘機の側面図
【図12】別の実施形態の耕耘機の側面図
15…軸杆部 16…撮部 17…貫通孔部 18…補助撮部
Claims (3)
- 【請求項1】 軸杆部の軸方向端部に軸方向と異なる方
向に延出する撮部を形成し、前記軸杆部の適宜の箇所に
軸方向に直交する貫通孔部を形成してなることを特徴と
した耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン。 - 【請求項2】 軸杆部の軸方向端部に軸方向と異なる方
向に延出する撮部を形成し、前記軸杆部の適宜の箇所に
軸方向に直交する貫通孔部を形成し、前記撮部のその延
出方向と貫通孔部の孔方向とは略平行状としてなること
を特徴とした耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン。 - 【請求項3】 軸杆部の軸方向端部に軸方向と異なる方
向に延出する撮部を形成し、前記軸杆部の適宜の箇所に
軸方向に直交する貫通孔部を形成し、前記撮部はその延
出方向と反対方向に補助撮部を形成してなることを特徴
とした耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011533U JP3024237U (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011533U JP3024237U (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024237U true JP3024237U (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=43159481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995011533U Expired - Lifetime JP3024237U (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 耕耘軸へのアタッチメントの固定ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024237U (ja) |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP1995011533U patent/JP3024237U/ja not_active Expired - Lifetime
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