JP2569132Y2 - 管理機における爪軸の巻付き防止装置 - Google Patents

管理機における爪軸の巻付き防止装置

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JP2569132Y2
JP2569132Y2 JP1991056977U JP5697791U JP2569132Y2 JP 2569132 Y2 JP2569132 Y2 JP 2569132Y2 JP 1991056977 U JP1991056977 U JP 1991056977U JP 5697791 U JP5697791 U JP 5697791U JP 2569132 Y2 JP2569132 Y2 JP 2569132Y2
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文雄 岩崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、耕耘性能の良い管理機
を得るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の小型の管理機の耕耘部は、図5に
示すように、爪軸4を回転させて該爪軸4に放射状に固
設した耕耘爪5を土中に突入させる事によって耕耘を行
う管理機は公知のものとされているのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の管理機
による耕耘作業では、雑草の鋤き込みや稲の刈り取り後
等の耕耘時においては、爪軸に草や藁や蔓等の長稈状の
異物が巻き付き、抵抗が大きくなって深く鋤き込むこと
ができず、耕耘性能が低下するのである。この爪軸に絡
みついた異物は、耕耘作業を一時中断して、鎌等で異物
の絡みついている部分を切り取って除去していたのであ
り、除去作業は非常に時間と手間の掛かるものであっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上のような
不具合を解消する為に、次のような手段を用いるもので
ある。管理機の耕耘部において、爪軸4上に植設した耕
耘爪5と耕耘爪5の間、又は爪軸4の端部上に固設した
支持プレート6と耕耘爪5の間であって、耕耘爪5の先
端部分を直接に嵌挿または先端部分と重複する位置に、
爪軸と略平行に数本の巻付き防止杆を取り付けたこと
のである。
【0005】
【実施例】本考案の解決すべき課題、及び解決するため
の手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本
考案の実施例を説明する。図1は本考案の爪軸巻付き防
止装置を取り付けた管理機Aの斜視図、図2は本考案の
実施例による管理機Aの耕耘部分の正面図、図3は同じ
く第二の実施例を示す正面図、図4は同じく第三の実施
例を示す正面図、図6は抵抗棒付尾輪B1の側面図、図
7は図6におけるY−Y断面図、図8は同じく抵抗棒1
4の昇降機構を示す側面断面図、図9は突起付尾輪B2
のロック及びロック解除機構を示す正面図、図10は同
じくロック用部材ケース20の正面断面図である。
【0006】先ず図1より管理機Aの全体の構成につい
て説明する。該管理機Aはエンジンフレーム25上にエ
ンジン1等を搭載し、該エンジン1よりミッションケー
スを介してチェーンケース3に動力を伝え、該チェーン
ケース3内のチェーンを介して爪軸4を駆動し、爪軸4
に固設された耕耘爪5を共に回転させる事によって耕耘
作業を行うものであり、ハンドル2を持って歩行する作
業者のハンドル操作によって操舵されるのである。爪軸
4の左右端には支持プレート6を固設しており、本体ケ
ース1の後部で下方に尾輪を設け、機体の移動を補助し
ている。図1に示しているのは突起付尾輪B2の実施例
であり該突起付尾輪B2は、尾輪操作レバー10の操作
によってロック状態となっている尾輪を解除する事がで
きる。なお、9は動力伝達を切るためのクラッチレバー
である。
【0007】本考案の爪軸の巻付き防止装置は、該爪軸
4の周囲に数本の巻付き防止杆7または8を取り付ける
ものであり、巻付き防止杆7は取り付け方法としては、
図2または図3の如く、支持プレート6より耕耘爪5の
中の内側耕耘爪5aに該巻付き防止杆7を嵌挿する方法
が考えられる。図2は該巻付き防止杆7を、爪軸4の外
側から内側へ開いた傾斜状態に取り付けた例であり、図
3は爪軸4と略平行に取り付けた例であり、爪側面に又
は挿入孔に挿入して溶接固定している。また、図4は内
側耕耘爪5aと外側耕耘爪5bとの間において、巻付き
防止杆8の両端に、コの字型の取り付け部材8aを設け
ており、取り付け部材8aにピンやビスによる固定、或
いは嵌合することにより耕耘爪5a,5bに挟持して、
耕耘爪5と巻付き防止杆7とを重複状態で取り付ける方
法を示している。但し、巻付き防止杆8を支持プレート
6まで延設することも可能である。
【0008】このように構成することによって、爪軸4
が回転すると、巻付き防止杆7または8が耕耘爪5と共
に回転し、あたかも爪軸4が太くなったようになり爪軸
4にまで異物が巻き付くことが少なくなり、例え、巻き
付いても殆どが巻付き防止杆に絡み付くので鎌等で簡単
に除去できるのである。また、耕耘能力も低下せず、管
理機後部に作業機を取り付けて牽引する場合にも高い牽
引力を得る事ができるのである。そして、図2、図3の
場合は耕耘爪ごと脱着して取り替えることができ、図4
の場合は好みに応じて巻付き防止杆8のみ脱着すること
ができる。例えば、耕耘爪のみ擦り減った場合耕耘爪5
のみ交換し、巻付き防止杆8はそのまま使用することが
できる。
【0009】図6乃至図8は管理機後部に装着可能な抵
抗棒付尾輪B1の構成を示すものであり、図11は従来
の抵抗棒Tの構成を示す側面図であり、従来は管理機の
後部に、耕耘時に機体が不規則に加速するのを防止し、
また、耕耘爪5が土中に食い込むように抵抗棒を機体後
端に垂下させていたのであるが、移動時に使用する尾輪
とは別構成であったのである。本構成の抵抗棒付尾輪B
1は、尾輪と抵抗棒を一体にしたものであり、該抵抗棒
付尾輪B1は、エンジンフレーム25後端に支持体26
を固設し、該支持体26に尾輪支持杆12を上下調節可
能に嵌挿し、該尾輪支持杆12下端に尾輪11を回動自
在に軸支し、その上部から後方に抵抗棒ケース13を突
設し、該抵抗棒ケース13後部内に抵抗棒14を嵌挿す
る構造としている。
【0010】該抵抗棒14の前部には複数個の固定用溝
14aが一定間隔をおいて形成されており、他方、抵抗
棒ケース13に上部側面からピン等よりなる固定部材1
5が挿入され、前記固定用溝14aに嵌合できるように
し、抵抗棒14の上方後部を引っ掛けて固定部材15の
前部を介して抵抗棒ケース13後部にバネ16が連結係
止しており、抵抗棒14上部はバネ16により前方へ押
しつけられ、固定部材15が固定用溝14aに嵌合して
固定されるのである。また、抵抗棒ケース13は抵抗棒
14より大きな挿入孔に構成しており、挿入孔内におい
て抵抗棒14の後部には空間が構成され、下端には下部
にガタが生じないようにピン等よりなる支点13aが固
定され、該抵抗棒14上端を後方に押すと、該抵抗棒1
4が支点13aを支点として後方に回動し、該固定用溝
14aが固定部材15より離れ、該抵抗棒14は上下に
摺動できるのである。
【0011】このように抵抗棒14の高さは固定部材1
5と固定用溝14aを嵌合させることにより固定して決
まり、抵抗棒14の上部を後方へ押して摺動させるだけ
なので上下調節が簡単にでき、作業時には抵抗棒14の
下端前部に土壌の圧力がかかるように尾輪11より下方
へ突出され、移動中に抵抗棒14に草などの異物が絡み
ついても該抵抗棒14を上下することによって簡単に除
去でき、移動する場合には抵抗棒14を上方へ上げて固
定用溝14aにて固定し、尾輪11にて移動でき、尾輪
11と抵抗棒14の付け替え作業が不要になるのであ
る。
【0012】図1、図9及び図10は尾輪の他の実施例
である突起付尾輪B2の構成について示したものであ
る。突起付尾輪B2における尾輪17の周囲には放射状
に複数の突起17aを固設しており、該尾輪17の中心
において車軸18を嵌挿し、尾輪用支持体19にて回動
自在に挟持されている。該尾輪用支持体19の上部側面
にはパイプ状のロック用部材ケース20が突設されてお
り、内部にロック用部材21を挿入し、該ロック用部材
21の一端にはワイヤ22を固設してバネ27を外嵌
し、ロック用部材21が尾輪用支持体19側の突起17
aの回転を止める位置へ突出するようにしている。前記
ワイヤ22の他端はハンドル2に付設されている尾輪操
作レバー10と連結されている。
【0013】このような構成において、通常はワイヤ2
2とロック用部材21の固定位置が図10のX位置にあ
って尾輪の突起17aと突起17aの間に嵌挿された状
態であるので、尾輪の回動を停止して、突起17aによ
り抵抗を与え抵抗棒の代わりとなる。尾輪操作レバー1
0を握ることによって、ワイヤ22が該ロック用部材2
1を、ワイヤ側端がX’位置に引っ張って尾輪17を回
動自在にするのである。このように、尾輪17のロック
及びロックの解除がハンドル付近の尾輪操作レバー10
の操作によって簡単に選択でき、尾輪17が回動自在の
時は機体の移動を補助するものとして使用され、ロック
状態の時は突起17aが抵抗棒の役割をするものであ
る。また、尾輪17の突起間に草等の異物が絡まった時
は、尾輪のロックを解除して回転させる事によって簡単
に除去できるのである。
【0014】
【考案の効果】本考案は、以上のような構造及び実施例
を有しているので、以下のような効果を奏するものであ
る。第1に、耕耘爪5の先端部分を直接に嵌挿する状態
で、またはコの字型の取り付け部材8aにより、耕耘爪
5の先端と重複する状態で、巻付き防止杆7を固定した
ので、爪軸4の端部には支持プレート6が必要である
が、その以外の耕耘爪5の存在する場所では、該耕耘爪
5が巻付き防止杆7を装着する為のブラケットの役目を
するので、別に巻付き防止杆7を装着する為の機構を設
ける必要がなく、低コストで巻付き防止杆7を装着する
ことが出来るのである。 第2に、従来の如く、耕耘爪の
位置とは相違する迂回部分に巻付き防止杆を装着した場
合には、該耕耘爪と巻付き防止杆との間の位置に、草・
蔓・藁等の異物 が噛み込む可能性が存在したが、本考案
の場合には、耕耘爪5に直接的に嵌挿させたり、耕耘爪
5と直接にコの字型の取り付け部材8aにより重複配置
させることにより、この部分への巻き付きを防止するこ
とが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の爪軸巻付き防止装置を取り付けた管理
機Aの斜視図である。
【図2】本考案の実施例による管理機Aの耕耘部分の正
面図である。
【図3】同じく第二の実施例を示す正面図である。
【図4】同じく第三の実施例を示す正面図である。
【図5】従来の管理機の耕耘部分の正面図である。
【図6】抵抗棒付尾輪B1の側面図である。
【図7】図6におけるY−Y断面図である。
【図8】同じく抵抗棒14の昇降機構を示す側面断面図
である。
【図9】突起付尾輪B2のロック及びロック解除機構を
示す正面図である
【図10】同じくロック用部材ケース20の正面断面図
である。
【図11】従来の抵抗棒Tの構成を示す側面図である。
【符号の説明】
A 管理機 4 爪軸 5 耕耘爪 6 支持プレート 7・8 巻付き防止杆

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理機の耕耘部において、爪軸4上に植
    設した耕耘爪5と耕耘爪5の間、又は爪軸4の端部上に
    固設した支持プレート6と耕耘爪5の間であって、耕耘
    爪5の先端部分を直接に嵌挿または先端部分と重複する
    位置に、爪軸と略平行に数本の巻付き防止杆を取り付け
    ことを特徴とする管理機における爪軸の巻付き防止装
    置。
JP1991056977U 1991-07-22 1991-07-22 管理機における爪軸の巻付き防止装置 Expired - Fee Related JP2569132Y2 (ja)

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JPS498401U (ja) * 1972-04-28 1974-01-24
JPS5034301U (ja) * 1973-07-25 1975-04-12
JPS58100501U (ja) * 1981-12-25 1983-07-08 石川島芝浦機械株式会社 耕耘ロ−タリの草藁等の巻付排除装置
JPH0719201Y2 (ja) * 1988-03-22 1995-05-10 株式会社ニッカリ 土壌管理作業機

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