JP3027334U - 防音パネル - Google Patents

防音パネル

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JP3027334U
JP3027334U JP1996000835U JP83596U JP3027334U JP 3027334 U JP3027334 U JP 3027334U JP 1996000835 U JP1996000835 U JP 1996000835U JP 83596 U JP83596 U JP 83596U JP 3027334 U JP3027334 U JP 3027334U
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soundproof panel
soundproof
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JP1996000835U
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Inventor
弘則 大森
Original Assignee
大丸防音株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の防音パネルを柱に取り付けて防音壁面
を構成するにあたり、従来のように、各防音パネルの側
面に雌螺子孔を設けて、これにボルトで柱を取り付けた
のでは、雌螺子孔を設ける煩雑さと、防音パネルの取り
付けに当たって、雌螺子孔の位置を探して、正確にその
位置にボルトを差し込まなければならないという、煩雑
さがあったので、これを解決する。 【解決手段】 防音パネルの側面の要所に、上部はボル
トの頭部8が陥入する大きさで、下部はボルトの棒部9
が陥入する大きさの孔を設け、該孔の上部にボルトの頭
部を差し込み、下に下げることによって、防音パネルの
側面にボルトの棒部が外側に突出し、ボルトの頭部は防
音パネルの内部に陥入された状態を構成したことを特徴
とする防音パネルであり、前記ボルトの棒部にナット1
5によって柱14を取り付けることができるから、ボル
トの位置を探すのも容易で、またボルトの位置に多少の
誤差があっても、補正ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は防音パネルに関するものである。特に多数の防音パネルを柱に取り付 けて防音パネルの壁面を構成するに当たって、予め防音パネルの側面の要所に、 上部はボルトの頭部が陥入する大きさで、下部はボルトの棒部が陥入する大きさ の孔を設け、前記孔の上部にボルトの頭部を差し込み、該ボルトを前記孔の下部 に下げることによって、ボルトの頭部を防音パネル内に陥入させ、ボルトの棒部 は防音パネルの側面の外側に突出した状態を構成し、前記防音パネルの側面の外 側に突出したボルトの棒部に、ナットによって柱を取り付けることにより、多数 の防音パネルを柱に取り付けて、防音パネルによる壁面を構成できるように構成 した防音パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から表裏に二重に構成した金属板の内側に、グラスウール等の吸音材を挿 入した構造の防音パネルは広く用いられていた。
【0003】 このような防音パネルを、柱に多数取り付けることによって、防音パネルから 成る防音壁面を構成することも、従来から行われていた。
【0004】 ところが、各防音パネルを柱に取り付けるための構造として、従来は、防音パ ネルの側面の要所に、ボルトを差し込むための雌螺子孔を設け、該ボルトを差し 込むための雌螺子孔に、柱を介在させてボルトを差し込み、これによって、多数 の防音パネルを柱に取り付けることによって、多数の防音パネルによる壁面を構 成できるようにしたものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、前記のような従来の構造の防音パネルにあっては、 予め防音パネルの要部にボルトを差し込むための雌螺子孔を設ける必要があり、 これが、防音パネル製造の工程上に、かなりの煩雑な手間を要すること。
【0006】 また、ボルトを用いて防音パネルを柱に取り付ける場合に、柱の外側から正確 に雌螺子孔の位置にボルトを持って行って差し込むのが、難しいこと。
【0007】 更には、ボルトを差し込むための雌螺子孔は、位置が固定していて、動かすこ とができないから、柱の孔の位置が前記螺子孔の位置と少しでも違っていると、 雌螺子孔の位置を補正できない。すなわち、螺子孔の位置に僅かの誤差があって も、柱を防音パネルの螺子孔にボルトで取り付けることができないことになって しまう。 以上三点の課題が残されていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決し、防音パネルにはボルトを取り付けるための螺子孔 を設けないで、且つ、ボルトの位置に若干の誤差があっても、防音パネルを容易 に柱に取り付けることができるようにしたものであって、その手段は、防音パネ ルの側面の要所に、上部はボルトの頭部が陥入する大きさで、下部はボルトの棒 部が陥入する大きさの孔を設け、前記孔の上部にボルトの頭部を差し込み、該ボ ルトを前記孔の下部に下げることによって、防音パネルの側面の要所に、ボルト の棒部を防音パネルの側面の外側に突出させ、ボルトの頭部は防音パネル内に陥 入された状態を構成したことを特徴とし、前記外側に突出したボルトの棒部に、 ナットによって柱を取り付けることにより、多数の防音パネルを柱に取り付ける ことによって防音パネルによる壁面を構成できるように防音パネルを構成したこ とによって、上記問題を解決したのである。
【0009】
【考案の実施形態】
以下、本考案の実施形態を、図面に示した実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案を実施せる1個の防音パネルの側面図であり、図2は図1のA− A線断面上面図である。
【0010】 図1に側面図を示すように、本考案の防音パネル1も、表面の板2は多数の吸 音孔3、3…を有するパンチメタルで構成してあり、(図1にはパンチメタルの 吸音孔を一部だけ表示して他の多数の吸音孔の記載は省略したが、表面の板2の 表面全体に多数の吸音孔を設けたものである。図6の吸音孔も同様である。)図 2に示すように、裏面には裏面の板4で覆い、上記表面の板2と裏面の板4との 間には、グラスウール等の吸音材5を充填してある点は従来の防音パネルと同様 である。
【0011】 表面の板2も裏面の板4もいずれも鉄板で構成してあり、また、防音パネルの 厚さ方向の側面も鉄板で覆ってあり、両側端の内部は、図2に示すように、補強 チャンネル6、6で補強してある。
【0012】 とてころで、本考案の防音パネルは図1に示し、且つ図3に一部拡大図を示す ように、防音パネルに渡した桟7の表面の要所に、上部はボルトの頭部8が陥入 する大きさで、下部はボルトの棒部9が陥入する大きさの孔10を設けてある。
【0013】 この防音パネルの多数を柱に取り付けて、防音壁とするためには、先ず、防音 パネルに渡した桟7の表面の要所に設けた前記孔10の上部にボルトの頭部8を 差し込み、該ボルトを前記孔10の下部に下げることによって、防音パネル1の 側面の要所に、ボルトの棒部9を防音パネルの側面の外側に突出させ、ボルトの 頭部8は防音パネル1の内部に陥入された状態を構成するのである。
【0014】 図4は、この状態を示す図1のA−A線断面上面図である。 本実施例においては、前記防音パネルに渡した桟7の一部に、ボルトが必要以 上に深く防音パネル内に入り込むのを防止するストッパー11と、ボルトの頭部 が回転してしまうのを防止するための、回転防止部分12とが設けてある。
【0015】 即ち、図4に示すように、ボルトの頭部8は防音パネル1の内部に陥入されて おり、ボルトの棒部9は防音パネル1の側面の外側に突出した状態になる。そし てボルトの頭部8は前記ストッパー11によって、これ以上深く防音パネルの内 部に入り込まないし、回転防止部分12によってボルトの頭部は回転が阻止され ている。
【0016】 以上のように構成した、本考案の防音パネルは次のようにして、柱に取り付け るのである。
【0017】 すなわち、防音パネル1の外側に突出したボルトの棒部9に、図5に図1のA −A線断面上面図を示すように、止め金具13を用いてH型鋼から成る柱14を 挟んでナット15によって、ボルトの棒部9を締め付けて、柱14を取り付ける ことにより、多数の防音パネル1、1…を柱14に取り付けて防音パネルによる 壁面を構成するものである。
【0018】 図6は、前記のようにして、多数の防音パネルを土台16の上に立てたH型鋼 から成る柱14に取り付けて防音壁面として構成した状態の一部側面図である。
【0019】 同図に示すように、多数の防音パネルを連結して壁面を構成し、その吸音孔3 、3…のある表面の板2の側を騒音源に向けて設置すれば、騒音は前記吸音孔3 、3…を通って、防音パネル内の吸音材5によって減衰し、さらに裏面の板4に よって、遮断されることになり、この防音壁によって、有効に騒音等を吸収・遮 断することができるものである。
【0020】
【実施例】
前記実施の態様で説明した、防音パネルを柱に取り付ける方法は、取り付け金 具13を介してH型鋼からなる柱14を挟んで、ナット15によって締め付ける 方法を例示したが、本考案の要旨は、防音パネルの側面の要所に、ボルトの棒部 を防音パネルの側面の外側に突出させ、ボルトの頭部は防音パネルの内部に陥入 された状態を構成したことにあるのであって、このような状態に取り付けたボル トを用いて防音パネルを柱に取り付ける方法は、必ずしも前記実施の態様のよう に行う必要はない。
【0021】 すなわち、柱の要所に孔を穿ち、該孔に前記の防音パネルの外側に突出したボ ルトの棒部を挿入させて、前記のような取り付け金具13を用いないで、直接ナ ット15によって防音パネルを柱14に取り付ける等の色々の取り付け方法を採 用できるものである。
【0022】 柱についても、必ずしもH型鋼を用いる必要はなく、他の形状の柱を用いても よいし、また、防音パネルの側面の要所にボルトの頭部を陥入させる孔を設ける ことについても、実施の態様に説明したように防音パネルの桟に前記孔を設ける ことは必ずしも必要ではなく、要するに防音パネルの側面の要部に前記孔を設け ればよいことも言うまでもない。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、先ず防音パネルを柱に取り付けるためのボルトを設置するに当り、 防音パネルの側面の要所に、上部はボルトの頭部が陥入する大きさで、下部はボ ルトの棒部が陥入する大きさの孔を設け、前記孔の上部にボルトの頭部を差し込 み、該ボルトを前記孔の下部に下げることによって、防音パネルの側面の要所に 、ボルトの棒部を防音パネルの側面の外側に突出させ、ボルトの頭部は防音パネ ルの内部に陥入された状態を構成したものであるから、従来のような、防音パネ ルの側面にボルトの雌螺子孔を穿った構成に比較して、雌螺子孔を穿つような煩 瑣な工程が省かれるので、製造が格段に簡素化されるという利点が挙げられる。
【0024】 次に、前記のようにして取り付けたボルトを用いて、柱を防音パネルに取り付 ける場合に、従来のように防音パネルの要所に雌螺子孔を設けてある場合には、 外側から雌螺子孔の位置を探して、正確に雌螺子孔の位置にボルトを差し込まな ければならないのに対して、本考案では、ボルトの棒部が防音パネルの側面の外 側に突出しているので、容易にボルトの位置を確認することができ、該ボルトの 棒部に取り付け金具13を介して、柱を挟んでボルトの棒部にナットを嵌め込ん で締め付けるだけでよいので、防音パネルを柱に取り付ける作業が格段に容易に なる。勿論、取り付け金具13を用いないで、ボルトの棒部を直接柱に取り付け る場合においても、ボルトの位置を確認するのが容易である点は同様である。
【0025】 さらに、前記のように防音パネルの側面の外側に突出したボルトの棒部は、そ の根本であるボルトの頭部は防音パネル内のゆるい孔の中に陥入されているから 、ボルトの棒部の位置は多少の修正ができるので、該ボルトの棒部を用いて、止 め金具を介してナットによって柱に取り付ける場合にも、又は柱に孔を開けて、 該孔にボルトの棒部を差し込むような場合においても、柱の孔の位置に多少の誤 差があっても、ボルトの棒部の位置を多少移動させて取り付けることもできる。 すなわち、ボルトの位置について、さほどの精密性が要求されないので、防音パ ネルを柱に取り付ける作業が格段に容易になる等の数多の効果を有するのである 。
【図面の簡単な説明】
図1 本考案を実施した防音パネルの側面図である。 図2 図1のA−A線断面図上面図である。 図3 ボルトを挿入する孔10付近の一部拡大図であ
る。 図4 ボルトの頭部を防音パネルに差し込んだ状態にお
ける図1のA−A線断面図上面図である。 図5 防音パネルを柱に取り付けた状態を示す断面上面
図である。 図6 多数の防音パネルを柱に取り付けた状態を示す一
部側面図である。
【符号の説明】
1:本考案の防音パネル 2:防音パネルの表面の板 3:吸音孔 4:防音パネルの裏面の板 5:吸音材 6:補強チャンネル 7:桟 8:ボルトの頭部 9:ボルトの棒部 10:(ボルトを挿入するための)孔 11:ストッパー 12:回転防止部分 13:止め金具 14:柱 15:ナット 16:土台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 622 C K V W 1/86 T E04C 2/38 S

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音パネルの側面の要所に、上部はボル
    トの頭部が陥入する大きさで、下部はボルトの棒部が陥
    入する大きさの孔を設け、前記孔の上部にボルトの頭部
    を差し込み、該ボルトを前記孔の下部に下げることによ
    って、防音パネルの側面の要所に、ボルトの棒部を防音
    パネルの側面の外側に突出させ、ボルトの頭部は防音パ
    ネル内に陥入された状態を構成したことを特徴とし、こ
    れによって、前記外側に突出したボルトの棒部に、ナッ
    トによって柱を取り付けることにより、多数の防音パネ
    ルを柱に取り付けて防音パネルによる壁面を構成できる
    ように構成した防音パネル。
JP1996000835U 1996-01-29 1996-01-29 防音パネル Expired - Lifetime JP3027334U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3535715B2 (ja) 1996-12-25 2004-06-07 パナホーム株式会社 建築構造および建築用床パネル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3535715B2 (ja) 1996-12-25 2004-06-07 パナホーム株式会社 建築構造および建築用床パネル

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