JP3025918U - 建物用金属製扉装置 - Google Patents

建物用金属製扉装置

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JP3025918U
JP3025918U JP1995013307U JP1330795U JP3025918U JP 3025918 U JP3025918 U JP 3025918U JP 1995013307 U JP1995013307 U JP 1995013307U JP 1330795 U JP1330795 U JP 1330795U JP 3025918 U JP3025918 U JP 3025918U
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metal
door
door frame
edge
metal door
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JP1995013307U
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Inventor
恵祐 黒木
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林 國雄
恵祐 黒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】扉としての気密性も良好で且つ扉枠に歪みが生
じても開閉不能になりにくい建物用金属製扉装置を提供
する 【解決手段】金属製扉枠1内へ進入した閉状態と蝶番2
により前方へ揺動した開状態とに開閉自在の建物用の金
属製扉3に於いて、該金属製扉の外面板5の上方及び左
右の各縁部を該扉枠の前面1cを覆う位置にまで該金属
製扉の側面3dからせり出させると共に各縁部の先端部
を内方へ折り込んでカバー縁部5a、5b、5cを形成
し、該金属製扉の該側面と該扉枠の内面1bとの間に比
較的大きな隙間10を設けた。金属製扉を該扉枠の左右
に2枚設ける場合もこれと略同構成とすることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主としてコンクリート建築物の入口に適用される金属製扉装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の金属製扉装置として、金属製の門型の扉枠内に蝶番により取り 付けられた金属製扉を、該金属製扉枠内へ進入した閉状態と前方へ揺動した開状 態とにスイングさせて開閉自在とする形式のものが知られている。また、該金属 製扉の閉位置を安定させるために、該扉枠内に凸条を形成し、或いは該金属製扉 の蝶番取付位置とは反対側の側縁に当り板を設けることも行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の金属製扉の周囲には、該扉を開閉するために必要な隙間が形成され ているが、この隙間は扉としての気密性を損なうものであるから従来は必要最小 限の隙間で形成されている。そのため、該扉枠に多少の歪みを生じたときは、該 扉の開閉が不能になり、地震等による建築物の歪みが原因で開閉不能になった場 合はこれを開いての出入りが出来ないという危険を生じ、扉枠の取り付け作業を 精密に行わなければならないので作業性も悪い欠点があり、また、この隙間から 錠前のデッドボルトの位置が見え、防犯上も好ましくない。尚、従来の金属製扉 では、当り板は扉の位置の安定のために設けられるもので、扉の蝶番側の側縁に まで設ける必要はなく、蝶番側にまで当り板を設けたものはない。
【0004】 本考案は、扉としての気密性も良好で且つ扉枠に歪みが生じても開閉不能にな りにくく防犯性の良好な建物用金属製扉装置を提供することを目的とするもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案では、金属製扉枠内へ進入した閉状態と蝶番により前方へ揺動した開状 態とに開閉自在の建物用の金属製扉に於いて、該金属製扉の外面板の上方及び左 右の各縁部を該扉枠の前面を覆う位置にまで該金属製扉の側面からせり出させる と共に各縁部の先端部を内方へ折り込んでカバー縁部を形成し、該金属製扉の該 側面と該扉枠の内面との間に比較的大きな隙間を設けることにより、上記目的を 達成するようにした。また、上記目的は、金属製扉枠に、その枠内へ進入した閉 状態と蝶番により前方へ揺動した開状態とに開閉自在の建物用の金属製扉を該扉 枠の左右に2枚設けた扉装置に於いて、一方の該金属製扉の外面板の上方の縁部 及び該扉枠の柱に対向した上下方向の縁部を該扉枠の前面を覆う位置にまでせり 出させると共に各縁部の先端部を内方へ折り込んでカバー縁部を形成し、該外面 板の該柱と対向しない上下方向の縁部も該柱側の縁部と同様にその先端部を内方 へ折り込んでカバー縁部を形成し、他方の該金属製扉の外面板の上方の縁部及び 該扉枠の柱に対向した上下方向の縁部も該扉枠の前面を覆う位置にまでせり出さ せると共にその各縁部の先端部を内方へ折り込んでカバー縁部を形成し、各金属 製扉間及び各金属製扉の側面と該扉枠の内面との間に比較的大きな隙間を設ける ことによっても達成できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき説明すると、図1に於いて、符号1はコン クリート建築物の壁面に埋設される鉄製等の金属製扉枠を示し、該金属製扉枠1 の柱1aに、該扉枠1内へ進入した閉状態と該扉枠1の前方へ揺動した開状態と に蝶番2により開閉自在に鉄製等の建物用の金属製扉3が取り付けられる。該扉 枠1は図2及び図3に示すように、折り曲げ加工した中空の金属板にて構成され 、その成形に際し該扉枠1の内面1bには、該金属製扉3を閉じたときにこれを 安定させる凸条4が形成される。該金属製扉3は、折り曲げ加工した金属板等を 中空状に組立して構成される。
【0007】 これを更に説明すると、該金属製扉3は外面板5と内面板6及びフレーム7と で構成され、該外面板5の上方及び左右の各縁部は、図2、図3に示すように該 扉枠1の前面1cを覆う位置にまで該金属製扉3の側面3dからせり出させると 共に各縁部の先端部を内方へプレスにより折り込んでカバー縁部5a、5b、5 cを形成し、更に各縁部の先端部を該金属製扉3の側面3dにまで延長してそこ に固定した。尚、該外面板5の下方の縁部は該金属製扉3の下方の側面と同位置 とし、下方へせり出さないようにした。該外面板5を枠型のフレーム7の周囲に 例えばスポット溶接で取り付け、内面板6の上方を外面板5に重ねて例えばネジ 止めすることにより、金属製扉3が製作される。該金属製扉3は、該カバー縁部 5cが金属製扉3の開き側である柱1a側にもせり出しているため、該扉枠1へ の取り付けに際し、該蝶番2の回転軸2aを例えば図4に示すように該カバー縁 部5cの端縁に沿った位置に設け、該金属製扉3を開いたときに該カバー縁部5 cが扉枠1や建築物の壁面に衝突することを防止する。該金属製扉3は、その側 面3dと該扉枠1の内面1bとの間に比較的大きな例えば6mmの隙間10を設け て蝶番2で取り付けする。尚、現在の扉と扉枠との一般的隙間は、扉周囲の気密 性を維持するために3mm程度である。
【0008】 また、該金属製扉3の下方の側面3dと床面8との間にも、上記隙間10と同 じ間隔の隙間が設けられる。該扉枠1の床面8に図5に示すようなステップ9が 設けられるときは、その上面と該下方の側面3dとの間に上記間隔10と同じ間 隔が設けられる。
【0009】 以上の構成によれば、該金属製扉3を該扉枠1内へ進入させた閉状態のときは 、その側面3dに比較的大きな隙間10が設けられているため、建築物の破損等 により該扉枠1に歪みを生じても該隙間10が埋められる程度の大きな歪みでな い限り、該金属製扉3の開又は開閉を行え、緊急時の室内からの脱出或いは室内 の安全の確保に支障を来さない。地震等により建築物に亀裂が生じても、これに より扉枠1が受ける歪みは4mm程度以下が殆どであるから、金属製扉3の開閉は 充分可能である。しかも、常時は該金属製扉3の周囲のカバー縁部5a、5b、 5cが該扉枠1の前面1cを覆うので、比較的大きく形成した隙間10がカバー されて室内の気密性が良好になる。また、例えば図9に示すように、錠前13の デッドボルト14は該カバー縁部5aに遮られ、外部からその位置を確認できず 、外部から該ボルト14を切断することは困難で、防犯性が良い。
【0010】 図6乃至図8は、金属製扉3を2枚設けて観音開きに開く場合の態様を示し、 この場合、一方の金属製扉3bの構造は上記図1の金属製扉3の構造と略同様で 、その外面板5の上方の縁部及び該扉枠1の柱1aに対向した上下方向の縁部を 該扉枠1の前面1cを覆う位置にまでせり出させると共に各縁部の先端部を内方 へ折り込んでカバー縁部5a、5bを形成し、該外面板5の該柱1aと対向しな い上下方向の縁部も該柱1a側の縁部と同様にその先端部を内方へ折り込んでカ バー縁部5cを形成した。他方の金属製扉3cは、柱1a側と反対側の側縁に設 けられるカバー縁部5dを内面板6のせり出しにより形成した点が相違し、閉状 態のときに該カバー縁部5dを収容するために該一方の金属製扉3bの内面板6 の柱1a側と反対側の側縁を凹入11させるようにした。12は他方の金属製扉 3cのカバー縁部5cを収容する凹部である。この場合は、各金属製扉3b、3 cの開閉順序が生じること以外は図1の場合と同様の作用を営む。
【0011】 該扉枠1及び該金属製扉3、3b、3cにはノブやハンドル、錠前等が設けら れるが、説明に必要なもの以外は省略した。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案によるときは、蝶番により開閉自在の建物用の金属製扉の 外面板の上方及び左右の各縁部を金属製扉枠の前面を覆う位置にまでせり出させ ると共に各縁部の先端部を内方へ折り込んでカバー縁部を形成し、該金属製扉の 側面と該扉枠の内面との間に比較的大きな隙間を設けたので、該扉枠が歪んでも 金属製扉の開閉を行え、該カバー縁部が閉状態のときにその周囲の隙間を塞ぐの で気密性及び外観性も良好で該カバー縁部は折り込まれているので比較的強度も 大きくなり、錠前の位置も隠されて防犯性が向上する等の効果があり、請求項3 の構成とすることにより該扉枠が歪んでも両開き形式の金属製扉の開閉を確実に 行え、その間隙が大きくても気密性と外観性を良好となし得、カバー縁部の強度 も大きく耐久性がよく防犯性もよい等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図
【図2】図1の2−2線部分の拡大断面図
【図3】図1の3−3線部分の拡大断面図
【図4】図1の4−4線部分の拡大断面図
【図5】図1の変形例の要部の断面図
【図6】請求項3の実施例の斜視図
【図7】図6の7−7線部分の拡大断面図
【図8】図6の8−8線部分の拡大断面図
【図9】図1の閉扉状態の外面図
【符号の説明】
1 金属製扉枠 1a 柱
1b 内面 1c 前面 2 蝶番 3、3b、3c 金属製扉 3d 側面
5 外面板 5a、5b、5c、5d カバー縁部 6 内面板 10 隙間

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製扉枠内へ進入した閉状態と蝶番によ
    り前方へ揺動した開状態とに開閉自在の建物用の金属製
    扉に於いて、該金属製扉の外面板の上方及び左右の各縁
    部を該扉枠の前面を覆う位置にまで該金属製扉の側面か
    らせり出させると共に各縁部の先端部を内方へ折り込ん
    でカバー縁部を形成し、該金属製扉の該側面と該扉枠の
    内面との間に比較的大きな隙間を設けたことを特徴とす
    る建物用金属製扉装置。
  2. 【請求項2】上記金属製扉の縁部は上記カバー縁部を形
    成し更に該金属製扉の周縁にまで延びることを特徴とす
    る請求項1に記載の建物用金属製扉装置。
  3. 【請求項3】金属製扉枠に、その枠内へ進入した閉状態
    と蝶番により前方へ揺動した開状態とに開閉自在の建物
    用の金属製扉を該扉枠の左右に2枚設けた扉装置に於い
    て、一方の該金属製扉の外面板の上方の縁部及び該扉枠
    の柱に対向した上下方向の縁部を該扉枠の前面を覆う位
    置にまでせり出させると共に各縁部の先端部を内方へ折
    り込んでカバー縁部を形成し、該外面板の該柱と対向し
    ない上下方向の縁部も該柱側の縁部と同様にその先端部
    を内方へ折り込んでカバー縁部を形成し、他方の該金属
    製扉の外面板の上方の縁部及び該扉枠の柱に対向した上
    下方向の縁部も該扉枠の前面を覆う位置にまでせり出さ
    せると共にその各縁部の先端部を内方へ折り込んでカバ
    ー縁部を形成し、各金属製扉間及び各金属製扉の側面と
    該扉枠の内面との間に比較的大きな隙間を設けたことを
    特徴とする建物用金属製扉装置。
  4. 【請求項4】上記隙間は6mm以上である請求項1又は3
    に記載の建物用金属製扉装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016130399A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 日本フネン株式会社 ドアセットおよびドアパネルセット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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