JPS608061Y2 - 取替ドア - Google Patents

取替ドア

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JPS608061Y2
JPS608061Y2 JP14221279U JP14221279U JPS608061Y2 JP S608061 Y2 JPS608061 Y2 JP S608061Y2 JP 14221279 U JP14221279 U JP 14221279U JP 14221279 U JP14221279 U JP 14221279U JP S608061 Y2 JPS608061 Y2 JP S608061Y2
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JP14221279U
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JPS5661676U (ja
Inventor
一男 笹岡
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ト−ヨ−サッシビル建材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は取替ドアに関するもので、特に既存のドアの戸
枠を建物から除去することなく、この既存枠を利用して
取替ドア用の新らたな戸枠を建物に取付けるようにした
取替ドアに係る。
建物に取付けた金属製のドアが老朽化したり、その意匠
が陳腐化した場合には、既存のドアをその戸枠ごと新し
いドアと交換する必要が生ずる。
この場合、従来では、既存のドアの戸枠(既存枠と呼ぶ
)を埋設しているコンクリート壁を除去するいわゆるハ
ツリ作業を行って、既存枠を建物から除去した後、その
あとに取替ドア用の戸枠(取替枠と呼ぶ)を嵌込んで、
再びコンクリート打ちを施していた。
しかし乍ら、このような従来型は、コンクリート壁のハ
ツリ作業や打ち直し作業に多くの手数を要するため、作
業日数がかかりまた工費も嵩む欠点があった。
特に、取替ドアは、日常使用している既存のドアとの交
換用に使用するものであるから、交換作業に日数のかか
る従来型は、作業期間中の出入に不便であるとか、防犯
上の問題が生ずることがあって、好ましいものではなか
った。
本考案は、上述の如き従来型の欠点を解消せんとして提
案されたもので、その目的とする処は、既存枠を建物か
ら除去することなく、この既存枠上にアンカーを介して
取替枠を固定することにより、取付けに当ってハツリ及
びコンクリートの打込み作業を不要とした新らたな取替
ドアを提供することにある。
1本考案は、上記の様な目的を達成するため、建物に残
存させた既存枠の内側に、その内外方向からそれぞれ外
枠と内枠を嵌め込み、これら外枠と内枠とで既存枠を被
覆すると共に、外枠と内枠の少なくとも一方の背面に設
けたアンカーを既存枠の表面に重ね合わせ、アンカーに
形成した挿入孔部分にいて両者を溶接固定したもので、
特にアンカーを固定した枠にはアンカーの挿入孔に合せ
て溶接棒の挿入孔を設けることで、既存枠に外枠若しく
は内枠を被せた後でも、その外側から内部のアンカーと
既存枠との溶接作業を実施できる様にしたものである。
以下、本考案の実施例を図面に従って具体的に説明する
第1図〜2図に示す第1実施例は、1個のアンカーで外
枠と内枠を既存枠に固定したものである。
ヨ図中、aは既存枠であって、この既存枠は上枠、下枠
、及び左右の竪枠を有し、且つ建物の出入口周囲のコン
クリート壁W内に埋設状態で固定されている。
1は本考案の取替枠を構成する外枠で、この外枠1は上
梓、下枠、及び左右の竪枠を矩形の枠状に組立てて戊る
この外枠1を構成する各枠材は、いずれも外面板5、水
平板6、及び戸当り板7とから威る断面クランク状をな
すもので、更に外面板5の端縁には既存枠aの外面に当
接する折曲片8を一体に形成する。
また、戸当り板7の端縁は、後述する内枠との突き合せ
部となるが、この部分に戸当り板7の背面に重なる折曲
板9を連設する。
11は本考案の取替枠における内枠で、この内枠11も
上枠、下枠、及び左右の竪枠を矩形の枠状の枠状に組立
てて戒る。
この内枠11の中で、上枠及び左右の竪枠は、前面板1
5と水平板16とから成る断面り字型の型材によって形
成するがドアの沓摺部となる下枠については、水平板1
6の室内側に傾斜板17を連設する。
これら内枠11についても、前記外枠1と同様に、既存
枠aの表面に当接する折曲片18と、水平板16の背面
に重なる折曲板19を形成する。
また、下枠における傾斜板17の端縁と建物の床面との
接触部分には、硬質の塩化ビニル樹脂等より成るシール
材20を設ける。
前記外枠1及び内枠11は、アンカー31を介して既存
枠に固定するもので、本実施例においては、このアンカ
ー31を、既存枠aの外面に溶接された外面板32、外
枠1と溶接した室外側水平板33、既存枠の戸当り部に
当接する垂直板34、及び内枠1を固定する室内側水平
板35とを一体に連設した形状とする。
このアンカー31の外面板32には、アンカー31と既
存枠aとを溶接する際に使用する溶接棒の挿入孔36を
穿孔する。
この挿入孔は外枠1の外面板5にも設けるもので、外枠
1側の挿入孔37はキャップ38によって塞いでおく。
なお、実施例では、既存存aの下枠とアンカー31とは
溶接しないので、挿入孔36.37は不要である。
一方、室内側水平板35の端縁は、図示の如く既存枠a
側へ斜めに屈曲させ、取付寸法の調整部39とすると共
に、この部分を既存枠へ溶接する。
更に室内側水平板35表面には、補強ピース40を介し
て内枠11の水平板16を被せ、この内枠11と水平板
35とをネジ41を用いて固定する。
なお、図中Aは取替枠内に開閉自在に組込んだドア本体
、Bはこのドア本体Aを取替枠(外枠1)の竪粋に取付
けるための蝶番である。
次に、この様な構成を有する本実施例の取替ドアを既存
枠に固定する方法について述べる。
まず、外枠1及び内枠11の上枠、下枠、及び左右の竪
枠を予め工場等で矩形の枠状に組立てておく。
また、外枠1の各枠材の背面には、複数個づつのアンカ
ー31を溶接等の手段で固定する。
即ち、各枠材の水平板6とアンカー31の室外側水平板
とを重ね合せて固定するのである。
一方、建物側に取付けられている既存のドアについては
、そのドア本体、蝶番等を取外し、既存枠aのみを残存
させる。
この場合、既存枠の老朽化が著しいときは、基礎植込み
杆等を用いて既存枠を建物側に包着し、取替枠を確実に
保持し得るようにさせる。
この状態で、アンカー31を固定した矩形の外枠1を既
存枠aの内枠に嵌込み、次いで、アンカ−31と既存枠
aとを固定する。
即ち、アンカー31の外面板32を既存枠aの外面に溶
接すると共に、室内側水平板35の端縁を既存枠aの室
内側の表面に溶接する。
この場合、室外側ではアンカー31と既存枠とが外枠1
によって隠されてはいるが、外枠1とアンカー31に穿
設した挿入孔より溶接棒を差し込み、アンカーと既存枠
とを接合する:なお、溶接後は外枠1の挿入孔37は化
粧用のキャップ38によって塞いでおく。
また、この状態ではアンカー31の室内側水平板35の
部分は露出しているので、室内側水平板35の端縁と既
存枠aの溶接は容易である。
特に、本実施例では、室内側水平板35の端縁に調整部
39を設けたので、この調整部39の折曲げ角度を変更
することにより、アンカー31と既存枠aとの間に隙間
が生じないように溶接を行うことができる。
このように、アンカー31を介して外枠1を既存枠aに
固定した後は、室内側より既存枠aの内側に内枠11を
嵌込み、これをアンカー31 (及び既存枠a)上にネ
ジ止めする。
この場合、アンカー31と内枠11との間には、補強用
のピース40を配設し、アンカー31と内枠11とのガ
タ付きを防止する。
更に、内枠11の下枠には、内枠11と床面との防止機
能を果すシール材20を取付ける。
その後、外枠1の竪枠には蝶番Bを介して新しい取替ド
アAを取付けることにより、取替作業は完了する。
次に、第3〜4図に示す第2実施例について説明する。
この第2実施例は、予め外枠と内枠とにそれぞれ専用の
アンカーを固定しておき、各粋のアンカーを既存枠に固
定することによって、既存枠に取替枠を固定するもので
ある。
本実施例の取替ドアの構成は、アンカー以外の部材(外
枠1、内枠11等)は、前記第1実施例と同様な断面形
形状を使用する。
また、ドアの下枠部分においては、第1実施例と同様に
外枠1側にのみアンカー31を予め固定しておき、内枠
はこのアンカー31にネジ41を用いて取付ける。
外枠1の上枠及び左右の型枠は、外枠用アンカー42を
介して既存枠aに固定する。
この外枠用アンカー42は、既存枠aの外面に溶接され
た外面板43、外枠1の水平板6と溶接された水平板4
4、及び既存枠の戸当り部に当接(又は溶接)した垂直
板45とから成る。
また、この外枠用アンカー42の垂直板45には、アン
カー42と既存枠aとを溶接する際に使用する溶接棒の
挿入孔46を穿設する。
一方、内枠11の上枠及び左右の型枠は、内枠用アンカ
ー47によって既存枠aに固定する。
即ち、この内枠用アンカー47は、略クランク状断面の
金具であって、その一端を内枠11の水平板16に溶接
し、他端を既存枠aに溶接するものである。
この内枠用アンカー47にもアンカーと既存枠とを溶接
する際に使用する溶接棒の挿入孔48を穿設する。
また、内枠11には、この挿入孔48に対応して同じく
挿入孔49を穿設し、その挿入孔49をキャップ50に
よって塞いでおく。
このような構成を有する第2実施例の取替ドアを既存枠
に固定するには、次のようにする。
まず、外枠1及び内枠11を上枠、下枠、及び左右の型
枠を用いて矩形状に組立てる。
次いで、外枠1及び内枠11の背面にそれぞれ専用のア
ンカー42又は47を適当個数溶接する。
なお、下枠部分については、外枠1の背面に内外枠兼用
のアンカー31を溶接し、内枠11側にはアンカーを設
けない。
この状態で、外枠1を既存枠aの内側に嵌め込み、上枠
と竪枠については外枠用アンカー42と既存枠aとを、
また下枠については兼用アンカー31と既存枠aとを溶
接する。
溶接に当って、アンカーと既存枠aとが外枠1によって
覆われている個処では、外枠及びアンカー42に穿設し
た挿入孔37,46から溶接棒を差し込み作業を行う。
外枠1を既存枠aに溶接した後は、周囲に内枠用アンカ
ー47を溶接した矩形状の内枠11を既存枠aの内側に
嵌め込む。
而して、内枠11上枠及び左右の型枠は、アンカー47
の端部を既存枠aの表面に溶接することにより、既存枠
に固定する。
溶接に当っては、内枠11及び内枠用アンカー47に穿
設した挿入孔49.48を利用する。
また、内枠11の下枠は、ネジ41を用いて既存枠aに
固定するのである。
以上の各実施例に示す通り、本考案によれば、既存枠を
建物から除去することなく新しい取替ドアを取付けるこ
とが可能となるので、取付は工事を迅速且つ簡便に行い
得る効果がある。
特に、本考案は、取替枠を外枠と内枠との二部材から構
戒したので、取替枠によって既存枠を完全に被覆するこ
とができ、体栽も良い利点がある。
また、本考案は、予め工場等において枠状に組立てた外
枠及び内枠を用いているから、取付現場での作業数が少
く、工期も短くて済む。
特に、本考案では、外枠若しくは内枠に溶接棒の挿入孔
を設け、ここから挿入した溶接棒によって、アンカーと
既存枠との溶接作業を実施する様にしたので、アンカー
を予め工場等で外枠や内枠に固定しておくことが可能と
なり、現場での作業がアンカーと既存枠との固定だけで
済み、アンカーを既存枠に固定してからアンカーと外枠
若しくは内枠を固定する様なタイプの取替ドアに比較し
て、現場での作業工数が半減し、それだけ工期の短縮を
計ることができる。
また、現場でアンカーを既存枠に固定するものでは、ア
ンカーの上に被せた外枠若しくは内枠との固定を、その
外側から行うことは難しく、外枠や内枠の表面に溶接痕
跡やねじの頭部等が露出して体栽が悪い欠点があるが、
本考案では、アンカーと外枠等は工場等でその背面から
固定されるので、強度が高くまた体裁も良い利点がある
更に、既存枠と新しい枠との間で両者の固定作業を行う
必要がないので、両者を近接して配置することが可能と
なり、それだけ新しい枠の開口部を大きく取れる利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案たる取替ドアの第1実施例における上枠
及び下枠の断面図、第2図は同一左右の型枠の断面図、
第3図は第2実施例における上枠及び下枠の断面図、第
4図は同上左右の竪枠の断面図である。 a:既存枠、Aニドアバネル、B:蝶番、1:外枠、1
1:内枠、20:シール材、31:アンカー、38:キ
ャップ、41:外枠用アンカー47:内枠用アンカー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 それぞれ上枠、下枠及び左右の竪枠とを矩形状に枠
    組して形成された外枠と内枠を備え、この外枠と内枠の
    少なくとも一方の背面には予めアンカーが固定され、 建物に残在させた既存枠の内側に、前記外枠と内枠が既
    存枠の内外方向からそれぞれ嵌め込まれ、互いに突き合
    わされた外枠と内枠とで既存枠が被覆されていると共に
    、 前記アンカーが既存枠の表面に重ね合わされ、アンカー
    に形成した挿入部分において両者が溶接固定され、且つ
    アンカーを固定した枠にはアンカーの挿入孔に合せて溶
    接棒の挿入孔が設けられていることを特徴とする取替ド
    ア。 2 外枠の背面にアンカーが固定され、このアンカーを
    介して外枠と既存枠とが固定されていると共に、同じア
    ンカーが内枠にも固定されて、このアンカーを介して内
    枠と既存枠とが固定されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の取替ドア。 3 外枠と内枠とにそれぞれ専用のアンカーが固定され
    、各アンカーを介して外枠と内枠とが既存枠に固定され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の取替ドア。 4 溶接棒の挿入孔が、キャップによって塞がれている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の取替ドア。
JP14221279U 1979-10-16 1979-10-16 取替ドア Expired JPS608061Y2 (ja)

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JPS5825484U (ja) * 1981-08-14 1983-02-18 輸送機工業株式会社 既設の旧ドア−枠に新ドア−枠を取り付ける装置

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