JP6732585B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、枠体及び枠体に取り付けられる戸体を備える建具に関する。
従来から、丁番を介して枠体に戸体を取り付ける構造の建具が知られている。この種の建具を開示するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠体と、この枠体内に丁番を介して回動自在に吊り込まれたドア本体とを備え、下枠の上面に室外方向に向って下降傾斜する傾斜面を形成し、ドア本体の下端にドアパッキンを設け、このドアパッキンはドア本体に取付けられる基部と下枠の傾斜面に対向する中空の当接部とからなり、この当接部は下枠の傾斜面に沿って略傾斜形状に形成され、その略傾斜形状部分がドア本体の全閉時に下枠の傾斜面に当接して変形しつつ密着するようにした建具について記載されている。
特開2001−342777号公報
ところで、戸体の開閉を行うためのハンドルは戸体の表面に取り付けられているため、戸体の突起物となっており、ハンドルが突出物として目立ってデザイン上の制約となっている。また、ハンドルの位置によっては、戸体を開いたときに実質的に有効開口を狭めてしまったり、ハンドルの位置が子供の頭の高さに位置したり、車椅子の使用者の出入りを妨げたりするおそれがある。
本発明は、戸体の開閉を行う操作部が戸体の表面に突出しない構造を実現する建具を提供することを目的とする。
本発明は、枠体(例えば、後述の枠体2、戸先側縦枠23)と、前記枠体に開閉可能に取り付けられ、その一側の表面(例えば、後述の室外側表面31)に見込方向に凹む凹部(例えば、後述の凹部50)及び前記凹部の内側面(例えば、後述の内側面52)から前記表面の裏側で見付方向に延びるスペース(例えば、後述のスペース53)が形成される戸体(例えば、後述の戸体3)と、前記戸体の戸先側に配置され、閉鎖位置の前記戸体を前記枠体に固定する固定機構(例えば、後述のラッチ機構55)と、前記戸体の前記表面の裏側で前記スペースを形成する部分に配置され、前記固定機構の固定解除を操作する操作部(例えば、後述の室外側操作部54)と、を備える建具(例えば、後述の枠付ドア1)に関する。
前記戸体は、閉鎖位置において前記枠体の戸先側の枠体見付面(例えば、後述の枠体見付面231)を覆う戸先側枠カバー(例えば、後述の戸先側枠カバー43)を有することが好ましい。
前記戸先側枠カバーは、その内側に中空の配置スペース(例えば、後述の配置スペース80)が形成され、前記操作部の少なくとも一部が前記配置スペースに配置されることが好ましい。
前記戸体の他側の表面(例えば、後述の室内側表面32)には、前記固定機構に連動する第2操作部(例えば、後述の室内側操作部60)を埋設する第2凹部(例えば、後述の室内側凹部66)が形成されることが好ましい。
また、本発明は、枠体(例えば、後述の枠体2、吊元側縦枠22)と、前記枠体の吊元側の枠体見付面(例えば、後述の枠体見付面221)を覆う吊元側枠カバー(例えば、後述の吊元側枠カバー42)を有する戸体(例えば、後述の戸体3)と、前記枠体に対して前記戸体を開閉可能に支持するヒンジ部(例えば、後述のヒンジ部70)と、を備え、前記ヒンジ部は、前記枠体の吊元側の枠体見付面に配置される枠側固定部(例えば、後述の枠側固定部71)と、前記吊元側枠カバーにおける前記枠体見付面(例えば、後述の枠体見付面221)に対向する枠カバー対向面(例えば、後述の枠カバー対向面421)に配置される戸体側固定部(例えば、後述の戸体側固定部72)と、前記枠カバー対向面が前記枠体見付面に対向する閉鎖位置と前記枠カバー対向面が戸先側を向く開放位置との間を移動できるように、前記枠側固定部と前記戸体側固定部を連結するヒンジ連結部(例えば、後述のヒンジ連結部73)と、を有する建具(例えば、後述の枠付ドア1)に関する。
本発明の建具によれば、戸体の開閉を行う操作部が戸体の表面に突出しない構造を実現できる。
本発明の一実施形態に係る枠付ドアの斜視図である。 本実施形態の枠付ドアの正面図である。 本実施形態の枠付ドアの背面図である。 本実施形態の枠付ドアの平面図である。 本実施形態の枠付ドアの底面図である。 本実施形態の枠付ドアの右側面図である。 本実施形態の枠付ドアの左側面図である。 本実施形態の枠付ドアにおける図2のA−A線端面図である。 本実施形態の枠付ドアにおける図2のB−B線端面図である。 本実施形態の枠付ドアの使用状態の正面図である。 本実施形態の枠付ドアの戸体が開いた状態の正面図である。 本実施形態の枠付ドアの戸体が開いた状態の横断面図である。 本実施形態の枠付ドアのヒンジ部及びその周囲の拡大横断面図である。 本実施形態の枠付ドアのラッチ機構及びその周囲の拡大横断面図である。 第1変形例の枠付ドアの一部を模式的に示す横断面図である。 第2変形例の枠付ドアの一部を模式的に示す横断面図である。 第3変形例の枠付ドアの一部を模式的に示す横断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、「見付方向」は建物に形成された開口部に納められた建具における戸体の面方向を意味し、見付面は正面側から見たときに見える面である。また、「見込方向」は建具の奥行方向であり、戸体の厚み方向を意味し、見込面は奥行方向の面(見付方向を向く面)である。
まず、図1〜図9を参照して本発明の一実施形態の建具としての枠付ドア1の外観について説明する。
図1〜図7に示すように、枠付ドア1は、建物の開口部に固定される枠体2と、枠体2に取り付けられる戸体3と、を主要な構成として備える建具であり、室内外の出入口を構成する玄関ドアである。
枠体2は、上枠21と、吊元側縦枠22と、戸先側縦枠23と、下枠24と、が矩形に枠組みされて構成される。図3の背面視に示すように、戸体3は、枠体2の吊元側縦枠22に3個のヒンジ部70を介して取り付けられる。なお、ヒンジ部70の構成については後述する。
戸体3は、その上部に上枠21を隠す上部枠カバー41が設けられる。図8は、本実施形態の枠付ドア1における図2のA−A線端面図である。図8に示すように、上部枠カバー41は、戸体3における枠体2の内側を閉鎖する部分から上方に延出する壁状に形成されており、上枠21の見付面に対して見込方向で対面している。
戸体3は、その吊元側に吊元側縦枠22を隠す吊元側枠カバー42が設けられるとともに、その戸先側に戸先側縦枠23を隠す戸先側枠カバー43が設けられる。図9は、本実施形態の枠付ドア1における図2のB−B線端面図である。図9に示すように、吊元側枠カバー42は、戸体3における枠体2の内側を閉鎖する部分の戸先側から壁状に延出して吊元側縦枠22の枠体見付面221に対して見込方向で対面している(図13参照)。同様に、戸先側枠カバー43は、戸体3における枠体2の内側を閉鎖する部分の吊元側から壁状に延出して戸先側縦枠23の枠体見付面231に対して見込方向で対面している(図14参照)。
図2の正面視に示すように、閉鎖位置の戸体3の上部枠カバー41、吊元側枠カバー42及び戸先側枠カバー43は、上枠21、吊元側縦枠22及び戸先側縦枠23をそれぞれ隠す枠隠しとして機能し、枠体2の3方(上左右)が隠れる状態となる。
戸体3の室外側表面31の戸先側には、見込方向の凹む凹部50が形成される。本実施形態の凹部50は、戸体3の上面から下面まで途切れることなく延びる溝状に形成されている。図2に示すように、凹部50における正面を向く底面51の下部にはシリンダ錠5が配置される。
図9に示すように、戸体3の室外側表面31の裏側には凹部50に連通するスペース53が形成される。このスペース53に戸体3を閉鎖位置で固定するラッチ機構55を操作するための室外側操作部54が配置される。
図1に示すように、本実施形態のスペース53は、凹部50の戸先側の内側面52から見付方向の戸先側に延びる空間となっている。図2に示すように、スペース53は、少なくとも正面視において外側から見えない死角に位置している。また、図3の背面視に示すように、戸体3の室内側表面32の戸先側には、室内側操作部60が配置される。図9に示すように、室内側操作部60は、室内側表面32と略面一になるように埋設されている。なお、ラッチ機構55、室外側操作部54、及び室内側操作部60の構成については後述する。
次に、建物に設置される枠付ドア1及び戸体3を開閉するための構造について説明する。図10は、本実施形態の枠付ドア1の使用状態の正面図である。図11は、本実施形態の枠付ドア1の戸体3が開いた状態の正面図である。図12は、本実施形態の枠付ドア1の戸体3が開いた状態の横断面図である。
図10〜図12に示すように、枠体2のうち、上枠21、吊元側縦枠22、戸先側縦枠23は壁4に固定されている。下枠24は、その下部が地面又は床面に埋設されている。上述のように、戸体3が閉鎖位置にある状態では、上枠21、吊元側縦枠22及び戸先側縦枠23が戸体3の上部枠カバー41、吊元側枠カバー42及び戸先側枠カバー43によって正面側から隠れる位置関係となる。そして、図10及び図11に示すように、戸体3が閉鎖位置から90度開いた状態では上枠21及び戸先側縦枠23については正面側から見える状態となる。なお、本実施形態の下枠24については、戸体3が閉鎖位置及び開放位置の何れに位置するかに関わらず外側からほとんど見えない位置関係となっている。
図1に示すように、戸体3の開閉範囲及び回転速度をコントロールするドアクローザ6が戸体3の吊元側の上部と上枠21を連結固定している。ドアクローザ6により戸体3の開閉範囲は略90度に設定されている。また、図11に示すように、枠体2の戸先側縦枠23の吊元側を向く見込面90には、ラッチ受け具7及びシリンダ錠受け具8が設けられる。
次に、ヒンジ部70の構成について説明する。図13は、本実施形態の枠付ドア1のヒンジ部70及びその周囲の拡大横断面図である。
図13に示すように、本実施形態の吊元側縦枠22には、戸先側を向く見込面91に吊元側戸当たり27が配置される。吊元側戸当たり27には、緩衝材としてパッキン部材28が配置される。また、吊元側縦枠22と壁4の間にはコーキング部92等が設けられる。
本実施形態のヒンジ部70は、いわゆる隠し丁番であり、枠側固定部71と、戸体側固定部72と、ヒンジ連結部73と、主要な構成として備える。
枠側固定部71は、縦長のブロック状に形成されており、吊元側縦枠22の枠体見付面221に埋設される。
戸体側固定部72は、縦長のブロック状に形成されており、閉鎖位置において戸体3の吊元側枠カバー42の枠体見付面221に対向する部位に埋設される。以下、吊元側枠カバー42の枠体見付面221に対向する部位を枠カバー対向面421とする。
ヒンジ連結部73は、枠側固定部71と戸体側固定部72を連結する連結部材であり、複数の垂直軸(5軸)を有するリンク機構である。本実施形態のヒンジ連結部73は、戸体側固定部72を回転させつつ、吊元側枠カバー42の吊元側端面422が壁4の見付面450に対面する位置まで回動させて戸体3を開放状態(閉鎖位置から90度開いた状態)にするように構成される。
戸体3が閉鎖位置にある状態では、平面視において、枠側固定部71の内側面(外側に露出している面)711と戸体側固定部72の内側面(外側に露出している面)721は対面している状態である。図13の鎖線に示すように、戸体3が開放位置にある状態では、平面視において、枠側固定部71の内側面と戸体側固定部72の内側面は対面することなく、直交する位置関係となっている。即ち、枠カバー対向面421が、枠体見付面221から離間して戸先側を向くことにより、戸体3が開いた状態になっている。
なお、ヒンジ連結部73の構造は、一般的な隠し丁番に使用されるものを利用することができ、本実施形態では、ヒンジ連結部73自体は180度回転可能なものが用いられており、ドアクローザ6によって回転範囲が設定されている。
次に、ラッチ機構55、室外側操作部54、及び室内側操作部60の構成について説明する。図14は、本実施形態の枠付ドアのラッチ機構55及びその周囲の拡大横断面図である。
図14に示すように、本実施形態の戸先側縦枠23には、吊元側を向く見込面90に戸先側戸当たり25が配置される。戸先側戸当たり25には、緩衝材としてパッキン部材26が配置される。また、戸先側縦枠23と壁4の間にはコーキング部92等が設けられる。戸体3の閉鎖位置では、戸先側縦枠23の枠体見付面231と戸先側枠カバー43が見込方向で対向する位置関係となる。以下、閉鎖位置において、戸先側縦枠23の枠体見付面231に対面する戸先側枠カバー43の部位を枠カバー対向面431として説明する。
戸先側枠カバー43を含む戸体3の戸先側の内部には、ラッチ機構55、室外側操作部54、及び室内側操作部60を配置するための配置スペース80が形成される。この配置スペース80には、ラッチ機構55、室外側操作部54、及び室内側操作部60を保持するための室内側ブラケット58及び室外側ブラケット65が設けられる。室内側ブラケット58及び室外側ブラケット65により、ラッチ機構55、室外側操作部54、及び室内側操作部60が戸体3内部の戸先側で固定される。
ラッチ機構55は、戸体3を枠体2に固定する固定機構である。本実施形態のラッチ機構55は、本体ケース551と、該本体ケース551から突出して戸体3を固定するラッチ部552と、を主要な構成として備える。本体ケース551の内部には、本体ケース551から突出させて戸体3を固定する固定位置と、本体ケース551に退避させる解除位置と、の間でラッチ部552を移動させるための機構が内蔵される。
室外側操作部54について説明する。室外側操作部54は、戸体3のスペース53を形成する裏側面56に配置されており、室外側表面31の裏側に位置する。室外側操作部54は、室外側連動部材59を介してラッチ機構55に連結される。室外側連動部材59は、平面視において室外側操作部54から見込方向の室内側に延びた後、見付方向の吊元側に屈曲し、更に見込方向の室内側に延びた後、本体ケース551に接続されている。
室外側操作部54は、配置スペース80における戸先側枠カバー43の内側の空間を利用して配置されている。室外側操作部54及び室外側連動部材59の一部が戸先側枠カバー43の内部空間に入り込むレイアウトになっている。本実施形態では、戸先側縦枠23における見込面90に対面する戸先面311よりも室外側操作部54の戸先側の端部が吊元側から離れており、吊元側から室外側操作部54までの距離を長く確保できるようになっている。
使用者が、室外側からロックを解除する場合は、スペース53に手を差し入れて室外側操作部54を手前に押す(操作する)ことにより、室外側操作部54に連動する室外側連動部材59が可動してラッチ機構55のロックが解除される。図2の正面視では、室外側操作部54は、外部から見えない死角に位置している。
室内側操作部60について説明する。室内側操作部60は、戸体3の室内側表面32に形成される室内側凹部66に埋設される。本実施形態の室内側凹部66は、室外側ブラケット65によって構成される。
室内側操作部60は、室内側凹部66の内側に配置される垂直軸61と、垂直軸61によって回転自在に支持される回転板62と、回転板62の回転をラッチ機構55に伝達する室内側連動部材63と、を主要な構成として備える。
回転板62は、上下方向に細長の板状に形成される。回転板62は、戸先側に配置される垂直軸61によって軸支されている。回転板62は、戸体3を固定する固定位置では、室内側表面32に略面一の状態となっている。
使用者が、室内側からロックを解除する場合は、回転板62の吊元側の端部を室内側凹部66の見込方向の室外側に押す(操作する)ことにより、回転板62の吊元側が室内側凹部66に回転し、この回転に連動する室内側連動部材63によりラッチ機構55のロックが解除される。
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
枠付ドア1は、枠体2と、枠体2を構成する戸先側縦枠23に回転可能に取り付けられ、その室外側表面31に見込方向に凹む凹部50及び凹部50の内側面52から室外側表面31の裏側で見付方向に延びるスペース53が形成される戸体3と、戸体3の戸先側に配置され、閉鎖位置の戸体3を枠体2に固定するラッチ機構55と、戸体3の室外側表面31の裏側でスペース53を形成する部分に配置され、ラッチ機構55の固定解除を操作する室外側操作部54と、を備える。
これにより、室外側表面31に形成された凹部50に連通し、戸体3の裏側に延びるスペース53に室外側操作部54が配置されることになるので、室外側表面31から突起物(例えば、従来のハンドル)を取り除くことができる。突起物がないので、人や物が突起物に引っ掛かったりすることもなくなり、安全性をより向上させることができる。また、突起物がなく、室外側操作部54は正面からは見死角に位置するので、デザイン性を向上させることができる。ハンドル等の突起物に左右されなくなってデザインの選択の幅を広げることができる。
また、本実施形態の戸体3は、閉鎖位置において枠体2を構成する戸先側縦枠23の枠体見付面231を覆う戸先側枠カバー43を有する。
これにより、戸体3が閉鎖位置にある状態では、建物に固定される戸先側縦枠23が戸先側枠カバー43によって隠れるので戸体3と建物が一体的なデザインを行うことができ、より一層意匠性を向上させることができる。
また、本実施形態の戸先側枠カバー43は、その内側に中空の配置スペース80が形成され、室外側操作部54が配置スペース80に配置される。
これにより、従来のハンドル位置よりも戸先側に室外側操作部54を設けることができるので、戸体3の支点であるヒンジ部70から作用点である室外側操作部54までの距離を長くとることができ、開閉力を軽減することができる。
また、本実施形態の戸体3の室内側表面32には、ラッチ機構55に連動する室内側操作部60を埋設する第2凹部としての室内側凹部66が形成される。
これにより、室内側表面32においても、ラッチ機構55を操作するための室内側操作部60が戸体3に内蔵されることになり、ラッチ機構55を操作する機能を保持したまま突起物をなくして室内側表面32をフラットにすることができる。これによって、意匠性及び安全性を向上させることができる。また、図11に示すように、突起物に左右されることなく、有効開口を利用できるので、車椅子使用者の出入りの利便性も向上させることができる。
また、本実施形態の枠付ドア1は、枠体2と、枠体2を構成する吊元側縦枠22の枠体見付面221を覆う吊元側枠カバー42を有する戸体3と、枠体2に対して戸体3を開閉可能に支持するヒンジ部70と、を備える。ヒンジ部70は、枠体2の吊元側の枠体見付面221に配置される枠側固定部71と、枠体見付面221に対向する枠カバー対向面421に配置される戸体側固定部72と、枠カバー対向面421が枠体見付面221に対向する閉鎖位置と枠カバー対向面421が戸先側を向く開放位置との間を移動できるように、枠側固定部71と戸体側固定部72を連結するヒンジ連結部73と、を有する。
これにより、ヒンジ部70の納め方を従来とは異なる位置、即ち、枠体見付面221に枠側固定部71を埋設(配置)するとともに、枠カバー対向面421に戸体側固定部72を埋設(配置)することにより、戸体3を開放位置にしても吊元側枠カバー42が枠体2や壁4に干渉する事態を回避する構成を実現できる。これによって、従来はできなかった吊元側枠カバー42付の戸体3の開閉が可能となり、外部に露出しない隠し丁番であるヒンジ部70を使用しつつ、吊元側枠カバー42により吊元側縦枠22を隠すことができ、吊元側の意匠性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。次に、上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下の説明において戸体3の戸先側に内蔵されるラッチ機構55、室外側操作部54及び室内側操作部60の構成は上記実施形態と同様の構成である。また、既に説明した構成と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
図15は、第1変形例の枠付ドア101の一部を模式的に示す横断面図である。図15に示すように、第1変形例の枠付ドア101は、戸先側縦枠131の枠体見付面135が正面視において外部から見えるにように構成されている。戸体153の戸先側枠カバー43は、戸先側縦枠131の一部を隠す部材として機能している。
吊元側縦枠121についてもその枠体見付面125が外部から視認できるように構成される。第1変形例の戸体153の吊元側端面は、吊元側縦枠121に左右方向(見付方向)で対面しており、上記実施形態における吊元側枠カバー42の構成が省略されている。また、戸体153を支持するヒンジ部170は、従来の隠し丁番の納め方と同様の配置となっている。なお、戸体153の吊元側に吊元側枠カバー42がないので、戸体153を開放位置にしたときも吊元側枠カバー42が吊元側縦枠121に干渉することもない。即ち、第1変形例では、吊元側縦枠121を隠す機能を省略する一方、ヒンジ部170については外部から見えない隠し丁番が採用されている。
図16は、第2変形例の枠付ドア102の一部を模式的に示す横断面図である。図16に示すように、第2変形例の枠付ドア102は、隠し丁番ではなく、いわゆる旗丁番がヒンジ部171として用いられている。このように、第2変形例では、上述の旗丁番、五管丁番、ピボットヒンジ、段付き丁番等、隠し丁番以外の外観上見える丁番がヒンジ部171として採用されている。
図17は、第3変形例の枠付ドア103の一部を模式的に示す横断面図である。図17に示すように、第3変形例のヒンジ部172は、第2変形例と同様に、旗丁番等の外部に露出する丁番であり、上記実施形態のヒンジ部70と同様の配置で吊元側枠体122及び戸体3に固定される。即ち、ヒンジ部172の枠側固定部は吊元側枠体122の枠体見付面126に固定され、戸体側固定部は戸体3の吊元側枠カバー42の枠カバー対向面421に固定される。なお、第3変形例における戸先側枠体132の枠体見付面136は、戸先側枠カバー43によって隠れるように構成される。
以上、変形例を用いて説明したように、ヒンジ部の構成や枠カバーの構成等も事情に応じて適宜変更することができ、上記実施形態及び変形例を組み合わせることも可能である。また、場合によっては室内側と室外側の形状を入れ替えることも可能である。即ち、室内側に上記実施形態の凹部50や室外側操作部54に相当する構造を配置し、室外側に室内側操作部60に相当する構造を配置することも可能である。あるいは、室内外の操作部を同じ構造にすることもできる。
1 枠付ドア(建具)
2 枠体
3 戸体
22 吊元側縦枠(枠体)
23 戸先側縦枠(枠体)
31 室外側表面(一側の表面)
32 室内側表面(他側の表面)
42 吊元側枠カバー42
43 戸先側枠カバー43
50 凹部
52 内側面
53 スペース
54 室外側操作部(操作部)
55 ラッチ機構(固定機構)
60 室内側操作部(第2操作部)
66 室内側凹部(第2凹部)
70 ヒンジ部
71 枠側固定部
72 戸体側固定部
73 ヒンジ連結部
80 配置スペース
221 枠体見付面
421 枠カバー対向面
231 枠体見付面
431 枠カバー対向面

Claims (4)

  1. 枠体と、
    前記枠体に開閉可能に取り付けられ、その一側の表面に見込方向に凹む凹部及び前記凹部の内側面から前記表面の裏側で見付方向に延びるスペースが形成される戸体と、
    前記戸体の戸先側に配置され、閉鎖位置の前記戸体を前記枠体に固定する固定機構と、
    前記戸体の前記表面の裏側で前記スペースを形成する部分に配置され、前記固定機構の固定解除を操作する操作部と、を備え
    前記戸体の他側の表面には、前記固定機構に連動する第2操作部を埋設する第2凹部が形成される建具。
  2. 前記戸体は、閉鎖位置において前記枠体の戸先側の見付面を覆う戸先側枠カバーを有する請求項1に記載の建具。
  3. 前記戸先側枠カバーは、その内側に中空の配置スペースが形成され、
    前記操作部の少なくとも一部が前記配置スペースに配置される請求項2に記載の建具。
  4. 記枠体に対して前記戸体を開閉可能に支持するヒンジ部備え、
    前記戸体は、前記枠体の吊元側の枠体見付面を覆う吊元側枠カバーを有し、
    前記ヒンジ部は、
    前記枠体の吊元側の枠体見付面に配置される枠側固定部と、
    前記吊元側枠カバーにおける前記枠体見付面に対向する枠カバー対向面に配置される戸体側固定部と、
    前記枠カバー対向面が前記枠体見付面に対向する閉鎖位置と前記枠カバー対向面が戸先側を向く開放位置との間を移動できるように、前記枠側固定部と前記戸体側固定部を連結するヒンジ連結部と、を有する請求項1から3の何れかに記載の建具。
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