JP5391179B2 - 建具 - Google Patents
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Description
このような構成によれば、隠蔽位置と退避位置との間を隠蔽部が回動可能に構成したことで、面材の開放動作時において、機能部材と隠蔽部との干渉を確実に防止しつつ、面材の閉鎖状態においては、隠蔽位置にある隠蔽部によって機能部材を隠蔽することで防犯性を確保することができる。
このような構成によれば、一対の被係止部の間に位置して連通部および隠蔽部を設けたことで、面材の閉鎖状態において、一対の被係止部と隠蔽部とで略コ字形に囲まれた部分の見込み方向他方側(例えば、屋内側)に連通部および機能部材を位置させることができ、見込み方向一方側から機能部材へ到達しにくくしてさらに防犯性を高めることができる。
このような構成によれば、一対の丁番またはピボットヒンジの間に少なくとも1つの規制部材を設けることで、面材の吊り元側に沿った少なくとも3箇所で面材の反りを規制することができ、防火性能を確保することができる。
このような構成によれば、面材の見込み方向他方側(例えば、屋内側)における吊り元側端縁を枠体の突出片部で覆うことで、見込み方向他方側から規制部材および機能部材を隠蔽するか、あるいは見えにくくすることができ、建具の意匠性を向上させることができる。
図1〜図3において、本発明の実施形態に係る建具としての玄関ドア1は、外壁開口部に固定される枠体2と、この枠体2に開閉自在に支持される面材としての扉6とを備えて構成されている。枠体2は、上枠3、下枠4および左右の縦枠5を有して構成されている。扉6は、図示しない枠材の屋内外に固定された金属製のパネルおよびパネル間に充填された樹脂製の充填材を備え、吊り元側(図1の右側で図2、3の左側)および戸先側(図1の左側で図2、3の右側)の各々の端縁にアルミ形材製の端縁部材7が取り付けられている。この扉6は、図1に示すように、吊元側の上下に設けられたピボットヒンジ8を介して上枠3および下枠4に回動自在に支持され、図2、3に示す垂直な回動軸Aを中心として、戸先側が屋外側(見込み方向一方側)に向かって開閉可能に構成されている。
例えば、前記実施形態においては、玄関ドア1を例示して説明したが、本発明の建具としては、玄関ドア1に限らず、面材である扉体や障子が回動開閉可能に設けられた建具であればよく、例えば、開き窓や、外倒し窓、内倒し窓等の窓であってもよい。
また、前記実施形態では、機能部材として錠装置9(電気錠)の配線9Aを例示したが、機能部材は電気錠の配線に限らず、屋外モニタ用カメラの配線部材や、照明器具用の配線部材などであってもよいし、その他、枠体から面材に渡って設けられて所定の機能を有する部材であってもよい。
図5および図6において、丁番20は、扉6の上端部寄りと下端部寄りの2箇所において、縦枠5の見込み面部51と扉6の吊り元側端縁とに渡って固定され、回動軸A回りに扉6を回動自在に支持可能に構成されている。規制部材10は、上下2箇所の丁番20の中間位置に設けられ、この規制部材10位置にて扉6と縦枠5とに渡って配線9Aが設けられている。この配線9Aは、係止部11の一部を貫通するか、または係止部11の上下に隣接する縦枠5の見込み面部51を貫通して、縦枠5の中空内部に配設されて屋内側に接続されている。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 開口部に固定される枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材とを備えた建具であって、
前記面材は、上下左右いずれかの吊り元側に設けられる回動軸を中心として回動自在に前記枠体に支持され、見込み方向一方側に開放可能に構成され、この回動軸が位置する当該面材の吊り元側には、閉鎖状態において当該面材の一方側への移動を規制する規制部材が設けられ、この規制部材と対向する前記枠体には、当該規制部材を係止する係止部が設けられ、
前記規制部材は、前記面材に固定される固定部と、この固定部から前記枠体に向かって突出し前記係止部に係止される被係止部と、この被係止部に隣接して設けられて前記面材内部に連通される連通部と、この連通部よりも見込み方向一方側に設けられる隠蔽部とを備え、
前記連通部には、前記枠体から前記面材内部に渡る機能部材が挿通され、当該面材の閉鎖状態において、前記隠蔽部によって見込み方向一方側から前記機能部材が隠蔽可能に構成されている建具。 - 前記隠蔽部は、前記固定部に対して回動自在に支持され、前記面材の閉鎖状態において隠蔽位置に回動し、前記面材の開放状態において前記機能部材との干渉を避ける退避位置に回動可能に構成されている請求項1に記載の建具。
- 前記被係止部は、前記固定部を挟んで互いに離隔した少なくとも一対で構成され、これら一対の被係止部間に位置して前記連通部および隠蔽部が設けられている請求項1または請求項2に記載の建具。
- 前記回動軸は、前記面材と前記枠体とに渡るとともに互いに離隔して設けられた一対の丁番または一対のピボットヒンジを有して構成され、これら一対の丁番または一対のピボットヒンジの間に位置して少なくとも1つの前記規制部材が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
- 前記枠体には、前記面材の見込み方向他方側にて前記回動軸に沿った吊り元側の端縁よりも見付け方向内方まで延びる突出片部が設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
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