JP5271069B2 - 開閉装置 - Google Patents
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そして、ドア体を内開きにする場合では、ドア枠の室外側に形成される戸当たり部が、ドア枠とドア体との戸先側の隙間を塞ぎ施錠装置の施錠体を目隠しすることになり、戸当たり部に切断位置を示す目印を設けることが想定されるが、戸当たり部は、断熱、防音、強度等の観点から室内外方向に適宜間隔(厚さ)を存して形成されるものがあり、この場合では、エンジンカッターの刃先がドア枠とドア体との間の施錠体に達するまでに距離があり、戸当たり部に目印を設けただけでは正確、かつ、迅速に施錠体を切断するのが難しいという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、戸当たり部は、室内外方向に対向する一対の内外側片を備えて構成されるものとし、誘導部は、外側片から内側片に向けて凹設される凹溝状部により構成されている請求項1に記載の開閉装置である。
請求項3の発明は、凹溝状部は、溝底部が戸当たり部の一対の内外側片の間に位置するものとし、戸当たり部の内側片には、凹溝状部の溝底部対向部位に位置して貫通孔が形成されている請求項2に記載の開閉装置である。
請求項4の発明は、凹溝状部は、溝底部が戸当たり部の一対の内外側片の間に位置するものとし、戸当たり部には、凹溝状部の溝底部を貫通したエンジンカッターの刃先を施錠体の隙間露出部位に向けて誘導する誘導片が形成されている請求項2または3に記載の開閉装置である。
請求項5の発明は、凹溝状部は、溝底部が戸当たり部の内側片により構成されている請求項2に記載の開閉装置である。
請求項2の発明とすることにより、凹溝状部の溝側片により、刃先を誘導する誘導効果と、刃先のガタつきを防止する効果を得ることができる。
請求項3の発明とすることにより、施錠体を切断する作業を一層迅速に行うことができる。
請求項4の発明とすることにより、施錠体を切断する作業を、一層正確、かつ、迅速に行うことができる。
請求項5の発明とすることにより、施錠体を切断する作業を一層正確、かつ、迅速に行うことができる。
図面において、1はホテル等の建築物内に複数設けられる居室への出入り口部に設けられるドア装置であって、該ドア装置1は、躯体開口部に一体的に設けられる四周枠(枠体)2と、該四周枠2に開閉揺動自在に連結されるドア体(開閉体)3とにより構成されている。
尚、3hはドア体3の開閉操作具となる把手である。
これらドア枠4、5、6、7のうち、図1の図面に向かって左側に位置し、ドア体3が揺動自在に連結されて戸尻側となるドア枠6(以降、戸尻側ドア枠体)は、図2に示すように、上下方向長尺状の金属製板材を用い、適宜折曲、連結することにより上下方向中空状に形成されている。前記戸尻側ドア枠6は、躯体の開口端部に固定される固定片6aと、該固定片6aに対して左右方向所定間隙を存して対向し、ドア体3が閉鎖状態となった場合にドア体3の左側の端面部である戸尻側の端面部3f(以降、戸尻側端面部)に対向するドア体対向片6bと、開口部側に突出状に形成され、閉鎖状態のドア体3の外側面部(室外側面)3cの戸尻側部位が近接対向する戸当たり部6cとが形成されている。そして、四周枠2とドア体3とは、ドア体対向片6bとドア体3の戸尻側端面部3fとの間に上下方向複数箇所に設けられた蝶番8を介して連結されており、これによって、ドア体3が室内側において開閉揺動する内開き式のドア装置1となるように構成されている。
そして、ドア体3の外側面部3cに近接対向する戸当たり部6cの内側片6dはポケット状に形成されており、該ポケット状の内側片6dには弾性変形自在な気密材9が嵌着され、該気密材9の室内側端部が閉鎖状態のドア体3の外側面部3cに当接して室内外の気密性を高めるように構成されている。尚、この構成は、詳述しない上側ドア枠4についても同様の構成となっている。
因みに、施錠装置としては、施錠体を枠体側に、錠受け体をドア体側に設ける構成であってもよい。
ここで、本発明が実施されたドア装置1は耐震構造に構成されており、ドア体3の戸先側端面部3gと戸先側ドア枠7のドア体対向片7bとの間隔が広く設定されている。このため、施錠装置10の配設部位については、錠受け体10cをドア体対向片7bよりもドア体3側に偏寄して設けられて、戸先側端面3gとドア体対向片7bとの間隔よりも狭められている。このため、本実施の形態では、施錠体10bが露出する隙間として、戸先側端面部3gと錠受け体10cとで設定される対向間隔Sの隙間となっている。そして、施錠装置10の施錠状態において、火災等の異常時にドア体3を強制的に開放する場合では、前記対向間隔Sに設定される隙間に露出する施錠体10b(施錠体10bの隙間露出部位)を切断することで迅速に開放することができる。
前記誘導部は、戸当たり部7cの外側片7cの上下方向全長にわたって形成され、内側片7dに向けて凹設された凹溝状部7fにより構成されている。前記凹溝状部7fは、左右方向に対向する一対の溝側片7g、7hと、これら溝側片7g、7hの端縁部を連結する溝底部7iとにより構成されており、平板状に形成される溝底部7iは、内側片7dと外側片7eとの間に位置して形成されている。さらに、本実施の形態の凹溝状部7fは、溝側片7g、7hの対向間隔となる溝幅Hの幅方向中心位置が、前記戸先側端面部3gと錠受け体10cとの対向間隔Sにおける中心線Mとほぼ同位置となる部位に位置するように設定されており、溝幅Hは、エンジンカッターの刃先11が挿入可能な長さに設定されている。
尚、本実施の形態の戸先側ドア枠7は、戸当たり部7cの凹溝状部7fとポケット状の内側片7dをそれぞれ精度よく折曲形成するため、複数の板材を適宜折曲したものを一体化することにより形成しているが、必ずしも複数の板材を用いる必要はない。
尚、ドア体3と戸先側ドア枠7との間に形成される隙間は、ドア体3の内側面部3bに沿い、戸先側端面部3gから戸先側に向けて突出形成されるプレート部3iにより覆われて、室内側からも施錠状態の施錠体10aが見えないようにして意匠性の向上が図られているが、戸先側ドア枠7には、前記プレート部3iが積層するための段差状部7jが形成されている。
また、第一の実施の形態のように構成した戸当たり部において、戸当たり部を構成する内側片に、凹溝状部の溝底部に対向する部位に位置して貫通孔を形成する構成としてもよく、このようにすることにより、エンジンカッターによる切断時に、凹溝状部の溝底部を切断するだけで、隙間に露出する施錠装置の施錠体に達することができるので、切断時間が短縮されてドア体の強制開放をさらに迅速に行うことができる。
図3(A)に示す第二の実施の形態の戸当たり部12に形成される誘導部は凹溝状部12aにより構成されるが、該凹溝状部12aは、左右方向に対向する溝側片12bが溝底側において互いに近接する傾斜片で形成されており、角形状の溝底部が形成されたものとなっている。また、図3(B)、(C)に示す第三、第四の実施の形態の戸当たり部13、14の誘導部は、凹溝形状であるが一方の溝側片13a、14aは室内外方向に沿って形成され、他方の溝側片13b、14bは溝底側において一方の溝側片13a、14aに近接する傾斜片により構成され、それぞれ鋭角状の溝底部が形成されたものとなっている。そして、第二〜第四の実施の形態の誘導部は、何れのものも各凹溝形状の溝側片12b、13a、13b、14a、14bがエンジンカッターの刃先を隙間に露出する施錠体10bに向けて誘導して、迅速なドア体3の開放ができる。
また、図4(A)、(B)の第五、第六の実施の形態の戸当たり部15、16に形成される誘導部は、それぞれの外側片15a、16aに貫通孔15b、16bを形成し、第五の実施の形態の貫通孔15bの孔縁には溝底部が平板状に形成された凹溝状部15cを、第六の実施の形態の貫通孔16bの孔縁には溝側片が傾斜状に形成され、角形状の溝底部が形成された凹溝状部16cを、それぞれ室内側から固定することにより構成されている。そして、第五、第六の実施の形態の誘導部は、凹溝状部15c、16cの溝側片がエンジンカッターの刃先を隙間に露出する施錠体10bに向けて誘導して、迅速なドア体3の開放ができる。
尚、誘導片は、所定間隙を存して設けられる戸当たり部の内、外側片の間に形成されることにより、エンジンカッターの刃先を外側片に形成される誘導部から隙間に露出する施錠体に向けて誘導する正確性を一層高めるようにするものである。このため、誘導片は、誘導部の形状が必ずしも前記第九、十の実施の形態のものに限定されることなく、誘導部が内側片に達することがないような形状のものであればどのよう形状の誘導部に対しても設けることができる。
また、図7(B)に示す第十二の実施の形態は、ドア体3と戸先側ドア枠23とのあいだに設けられる施錠装置24の錠受け体24aが、戸先側ドア枠23のドア体対向片23aと面一状に設けられている。この場合に、戸先側ドア枠23の戸当たり部23bに設けられる誘導部となる凹溝状部23cは、ドア体3の戸先側端面部3gとドア体対向片23aとの間に形成される隙間に対して内外方向に対向する部位に位置して形成されており、このようにしても、エンジンカッターの刃先を隙間に露出する施錠体24bに誘導して、迅速にドア体3を開放することができる。
さらに、図7(C)に示す第十三の実施の形態は、戸当たり部25に形成される誘導部として、凹溝状部ではなく、外側片25aから内側片25bに向くガイド片25cが形成されている。そして、このものでも、エンジンカッターの刃先をガイド片25cに沿って切進むことにより、隙間に露出する施錠体10bを切断することが可能である。
さらに、誘導部としては、前記実施の形態に限定されることはなく、例えば外側片に凹溝状部の換りに貫通孔を形成するだけでもよい。この場合に、貫通孔の孔奥であって、内、外側片の間に位置して誘導片を形成する構成とすれば、エンジンカッターの刃先を一層正確に施錠体に誘導することができる。
2 四周枠
3 ドア体
3c 外側面部
3g 戸先側端面部
6 戸尻側ドア枠
6c 戸当たり部
7 戸先側ドア枠
7b ドア体対向片
7c 戸当たり部
7e 外側片
7f 凹溝状部
7g 溝側片
7i 溝底部
10 施錠装置
10b 施錠体
11 刃先
Claims (5)
- 開口部に設けられる枠体に開閉体を開閉自在に支持する一方、戸先側の枠体の室外側に、閉鎖状態の開閉体の室外側面に対向する戸当たり部を形成し、前記戸当たり部が、開閉体の戸先側端面部と該戸先側端面部に対向する枠体の開閉体対向部との間に形成される隙間を覆い、該隙間に露出する施錠装置の施錠体を目隠しするよう構成された内開き式の開閉装置において、前記戸当たり部の少なくとも施錠体の隙間露出部位に対向する位置には、エンジンカッターの刃先を室外側から施錠体の隙間露出部位に向けて誘導するための誘導部が設けられている開閉装置。
- 戸当たり部は、室内外方向に対向する一対の内外側片を備えて構成されるものとし、誘導部は、外側片から内側片に向けて凹設される凹溝状部により構成されている請求項1に記載の開閉装置。
- 凹溝状部は、溝底部が戸当たり部の一対の内外側片の間に位置するものとし、戸当たり部の内側片には、凹溝状部の溝底部対向部位に位置して貫通孔が形成されている請求項2に記載の開閉装置。
- 凹溝状部は、溝底部が戸当たり部の一対の内外側片の間に位置するものとし、戸当たり部には、凹溝状部の溝底部を貫通したエンジンカッターの刃先を施錠体の隙間露出部位に向けて誘導する誘導片が形成されている請求項2または3に記載の開閉装置。
- 凹溝状部は、溝底部が戸当たり部の内側片により構成されている請求項2に記載の開閉装置。
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