JP2016130399A - ドアセットおよびドアパネルセット - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアを閉じた状態で、ドアを正面からみたときに、ドアとドアを設置した居住用建物の壁が一体感を有するドアセットとドアセットの周囲に設けられるパネルとを備えたドアパネルセットを提供する。【解決手段】居住用建物の壁に設置されるドアセットでは、戸枠と、戸枠に連結手段20によって連結されたドア11とを備え、ドア11は戸枠における戸先側縦枠60の戸当り見付壁62bの表面を覆うようにドア11の戸先端部に設けられた戸先カバー部15と、戸枠30における戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bの表面を覆うようにドア11の戸尻端部に設けられた戸尻カバー部16とを備え、戸尻カバー部16と戸尻側縦枠70との間に連結手段20が配設されている。【選択図】図5

Description

本発明は、ドアセットおよびドアパネルセットに関する。
戸建住宅やマンションなどの居住用建物の玄関ドアは、居住用建物の玄関側壁にドアを取り付けるための戸枠と、この戸枠にヒンジを介して開閉自在となるように取り付けられたドアとを備えている。この戸枠は、一対の縦枠と、一対の縦枠の両端間を連結する一対の上下枠とからなり、その各枠の内面によって囲まれた空間にドアが取り付けられる。通常、戸枠の各枠は、断面視略矩形な構造を有しており、正面からドアを見たときに、その幅(見付寸法)が約15mm〜30mm程度となるように形成されている。このため、ドアを閉じた状態では、正面視において、ドアが、ある程度の幅を有する戸枠によって囲まれたような構造となっている。このため、玄関側壁とドアが戸枠によって分離された状態となっており、玄関ドアと玄関側壁が一体感を有するデザインとすることは難しかった。
また、鋼製の玄関ドアは、化粧鋼板を使って製作されるのが一般的である。一方、かかる玄関ドアを玄関側壁に取り付けるための戸枠においては、現場で塗装仕上げが行われる。このため、通常、戸枠の塗装仕上げは、玄関ドアの化粧鋼板の色に近い近似色を調合したのち、かかる塗料を用いて塗装が行われる。すると、戸枠は、ドアの近似色の塗装仕上げとなるため、余計にドアと戸枠の一体感が損なわれるという問題が生じていた。
一方、近年の居住用建物の購入希望者の要望の一つとして、外観がすっきりとした印象の居住用建物が挙げられており、とくに居住用建物の顔となる玄関においては、その傾向が強くなってきている。このため、一般的な玄関ドアでは、近年の居住用建物の購入希望者の要望を満足することができなくなってきている。
そこで、居住用建物の玄関の外観を、すっきりとした印象とすることができる構造を有する玄関ドアが提案されている(例えば、特許文献1および2)。
特許文献1および2には、戸枠の縦枠の正面壁をつぶして、その幅を狭くした玄関ドアが開示されている。具体的には、通常の戸枠の縦枠を幅方向で折り曲げてツブシ戸枠を形成し、このツブシ戸枠の内側にヒンジを介してドアを取付けて、玄関ドアを形成している。このため、特許文献1および2の戸枠を用いれば、玄関ドアを正面から見たときに、戸枠が占める領域を小さくできるので、戸枠が外観に与える影響を小さくすることができる。つまり、ツブシ戸枠を用いることによって、ドアの周囲を囲む戸枠部分を狭くすることができるので、室外正面視において、玄関の外観をすっきりとした印象にすることができる旨が記載されている。
実登録第3144289号公報 特開2011−168958号公報
しかるに、特許文献1および2の玄関ドアでは、玄関の外観における戸枠の影響をある程度小さくすることができるものの、ドアの周囲を囲む戸枠は視認できる状況で残される。このため、特許文献1および2の玄関ドアを居住用建物の玄関に用いた場合でも、室外正面視において、玄関側壁とドアが分離されたような印象を払拭することはできない。
しかも、特許文献1および2の玄関ドアでは、戸枠にドアを連結しているヒンジ等の連結手段の一部(例えば、軸部分)が室外側に突出した構造となっているので、戸枠の外観をそれほどすっきりとした印象にすることができない。
現状では、ドアを閉じた状態における玄関ドアの室外正面視において、戸枠が視認されないような玄関ドアは存在しておらず、居住用建物の玄関に配設した状態において、玄関ドアと玄関側壁が一体感を有するデザインとすることができる玄関ドアの開発が望まれている。
本発明は上記事情に鑑み、ドアを閉じた状態で、ドアを正面からみたときに、ドアとドアを設置した居住用建物の壁が一体感を有するドアセットおよびかかるドアセットを備えたドアパネルセットを提供することを目的とする。
(ドアセット)
第1発明のドアセットは、居住用建物の壁に設置されるドアセットであって、戸枠と、該戸枠に連結手段によって連結されたドアと、を備えており、該ドアは、前記戸枠における戸先側縦枠の戸当り見付壁の表面を覆うように該ドアの戸先端部に設けられた戸先カバー部と、前記戸枠における戸尻側縦枠の戸当り見付壁の表面を覆うように該ドアの戸尻端部に設けられた戸尻カバー部と、を備えており、該戸尻カバー部と、前記戸尻側縦枠との間に、前記連結手段が配設されていることを特徴とする。
第2発明のドアセットは、第1発明において、前記戸先カバー部と、前記戸尻カバー部は、その正面が、前記ドアの正面壁の正面と略面一となるように設けられていることを特徴とする。
第3発明のドアセットは、第1または第2発明において、前記ドアは、前記戸枠における上枠の戸当り見付壁の表面を覆うように該ドアの上端部に設けられた上カバー部を備えていることを特徴とする。
第4発明のドアセットは、第1、第2または第3発明において、前記連結手段は、前記戸尻側縦枠に対する前記ドアの揺動軸が、前記戸尻カバー部の外端縁の近傍かつ内方に位置するように配設されていることを特徴とする。
第5発明のドアセットは、第1、第2、第3または第4発明において、前記連結手段は、前記ドアの戸尻に固定された可動プレートと、前記戸尻側縦枠に固定された固定プレートと、該固定プレートおよび前記可動プレートが揺動可能に連結された軸部材と、を備えており、前記戸尻側縦枠の戸当り見付壁には、軸方向に沿って、前記固定プレートの先端部を挿入し得るようにスリットが形成されており、前記固定プレートは、該先端部を前記スリットに挿入した状態で前記戸尻側縦枠に固定されていることを特徴とする。
第6発明のドアセットは、第1、第2、第3、第4または第5発明において、前記戸尻カバー部は、その外端縁から前記戸尻側縦枠に向かって屈曲した側壁が設けられていることを特徴とする。
第7発明のドアセットは、第6発明において、前記戸尻側縦枠には、その戸当り見付壁から前記戸尻カバー部に向かって立設した突出部が設けられており、該突出部は、その先端が前記戸尻カバー部の側壁の内端近傍に位置するように形成されていることを特徴とする。
(ドアパネルセット)
第8発明のドアパネルセットは、居住用建物の壁に設置されるパネルセットであって該壁に設置される請求項1〜7のいずれかに記載のドアセットと、該ドアセットの周囲の壁に設けられるパネルと、を備えており、該パネルは、その表面が前記ドアセットのドアの正面壁の表面と略面一となるように配設されるものであることを特徴とする。
第9発明のドアパネルセットは、第8発明において、前記パネルのうち前記ドアセットの戸尻カバー部に隣接するパネルと該戸尻カバー部の間の隙間が、6〜15mmであることを特徴とする。
(ドアセット)
第1発明によれば、ドアを閉じれば、ドアの戸先カバー部と戸尻カバー部によって縦枠の表面(戸当り見付壁の表面)が覆われた状態とすることができる。つまり、ドアを閉じた状態でドアを正面から見たときに、ドアが戸枠で囲まれた状態とはならないのである。しかも、連結手段を戸尻カバー部と戸尻側縦枠との間に配設することによって、ドアを正面から見たときに、連結手段を視認できない状態とすることができる。このため、例えば、かかるドアセットを居住用建物の玄関ドアとして配設した場合、玄関の外観における戸枠の影響をなくすことができるので、外部から玄関ドアを見たときに、玄関側壁とドアが一体となった印象となる。しかも、連結手段をも外部から視認できない状況とすることができる。したがって、かかるドアセットを居住用建物に配設すれば、ドアと壁が一体感を有するデザインとすることが可能となる。
第2発明によれば、戸先カバー部と戸尻カバー部の正面がドアの正面壁と略面一となるように設けられているので、ドアを正面から見たときに、ドアの表面全体を一体化することができる。
第3発明によれば、ドアを閉じれば、ドアの上カバー部によって戸枠の上枠の表面(戸当り見付壁の表面)が覆われた状態とすることができる。つまり、ドアを閉じた状態でドアを正面から見たときに、戸枠が全く視認されない状態とすることができる。
第4発明によれば、揺動軸から戸尻カバー部の外端縁までの距離を短くすることができるので、ドアを回転する際の戸尻カバー部の回転半径を小さくすることができる。すると、ドアを揺動したときに、戸尻カバー部の外端縁が戸尻側縦枠の外壁(開口と反対側に位置する壁)よりも突出する量を小さくできる。したがって、例えば、かかるドアセットを居住用建物の玄関ドアとして配設した場合、ドアを揺動させる際に戸尻側と玄関側壁が干渉しないように両者間に設けられる隙間を小さくできる。このため、玄関の外観をすっきりとした印象にすることができるので、ドアと玄関側壁がより一体感を有するデザインとすることが可能となる。
第5発明によれば、固定プレートが戸尻側縦枠の戸当り見付壁に形成したスリットに挿入した状態で戸尻側縦枠に固定されるので、戸尻側縦枠の戸当り見付壁の表面の見栄えをよくすることができる。
第6発明によれば、戸尻カバー部の外端縁から前記戸尻側縦枠に向かって側壁が設けられているので、この側壁によって戸尻カバー部の内方を外部から視認できないようにすることができる。つまり、斜めからドアの戸尻側を見ても、戸尻カバー部の内方に設けられた連結手段等の内部構造が視認できない状態とすることができる。このため、ドアを正面から見たときの外観をよりすっきりとした印象とすることができる。
第7発明によれば、ドアの戸尻側を戸尻側縦枠の戸当り見付壁に設けられた突出部と戸尻カバー部の側壁によって覆うことができるので、戸尻側に設けられた連結手段等の内部構造を外部からほぼ視認できない状態とすることができる。しかも、突出部と戸尻カバー部の側壁との間は、隙間が形成されているので、ドアと回転に伴って生じる戸尻カバー部の移動を、突出部の戸尻側縦枠側内方に逃がすことができる構造とすることができる。
(ドアパネルセット)
第8発明によれば、ドアを閉じた状態で室外側からドアをみたときに、戸枠が見えないので、壁に設けられたパネルとドアが一体的に見えるようにすることができる。つまり、玄関側壁に配設した場合、戸枠の影響がなくなるので、室外側正面視において、玄関側壁とドアが一体となった印象となる。すると、ドアの表面デザインとパネルのデザインを同じものとすれば、デザインの統一性を図ることができ、ドアと居住用建物の壁(例えば、玄関側壁)が一体感を有するデザインとすることができる。
第9発明によれば、ドアセットの戸尻カバー部に隣接するパネルとドアセットの戸尻カバー部との間に形成される隙間をわずか6〜15mmと非常に狭くしても、ドアを開ける際に戸尻カバー部の外端縁がパネルに接触するのを防止することができる。したがって、居住用建物の壁とドアとの一体性をより向上させることができる。
本実施形態のドアセット10を備えたドアパネルセット1を玄関に配設した状態において、玄関の室外側から見たときの概略説明図である。 本実施形態のドアセット10を備えたドアパネルセット1を玄関に配設した概略説明図であり、(A)は玄関の室外側から見た状態の概略図であり、(B)は玄関の室内側から見た状態の概略図である。 図2(A)の概略拡大図である。 図3のIV−IV線概略断面図である。 図3のV−V線概略断面図である。 図3のドア11の戸先側と戸先側縦枠60の部分拡大概略断面図である。 図3のドア11の戸尻側と戸尻側縦枠70の部分拡大概略断面図である。 (A)は図3のドア11の戸尻側と戸尻側縦枠70の部分拡大概略断面図であり、(B)は(A)のB−B線概略断面図である。 本実施形態のドアセット10を備えたドアパネルセット1のドア11を開いたときの戸尻側概略断面図であり、(A)は図9のドア11を開いたときの戸尻側の部分拡大概略断面図であり、(B)は(A)のB−B線概略断面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明のドアパネルセットは、居住用建物の壁にドアセットを設置するための開口を囲むように設置されたパネルと、この開口にドアセットを設置して使用されるものであり、両者を設置した状態において、ドアとパネルが一体感を有するようにしたことに特徴を有している。
本発明のドアパネルセットが設置される居住用建物の壁はとくに限定されない。例えば、玄関や勝手口などの屋外の外壁はもちろん、ロビーや、エレベータホールなどの屋内の内壁において、デザイン性を高く維持しておくことが望まれる居住用建物の壁を本発明のドアパネルセットを設置する壁として挙げることができる。なお、本明細書の居住用建物とは、マンション等の集合住宅や、戸建住宅のほか、ホテルや、ビルなどを含む建物を意味する。
以下では、マンションの住戸の玄関側壁に使用した場合を代表として説明する。
まず、本実施形態のドアパネルセット1の概略を簡単に説明する。
図1において、符号EWは住戸の玄関側壁に形成された屋内と屋外とを連通する開口(つまり出入口)を有する玄関側壁を示しており、符号Fは共用廊下を示している。なお、図1において、紙面手前側が玄関の屋外、その反対側が玄関の屋内に相当する。
図1および図2に示すように、ドアパネルセット1は、玄関側壁EWの開口を囲むように設置されたパネル2と、このパネル2に囲まれた開口に設置されるドアセット10と、を備えている。
(パネル2の説明)
パネル2は、板状の部材であり、玄関側壁EWに設置することができる構造を有する部材であれば、その大きさや形状はとくに、限定されない。例えば、図1に示すように、正面視長方形のものほか、正面視略方形のものなど、設置する壁の大きさ等に応じて適宜変更したものを採用することができる。
図4または図5に示すように、このパネル2は、複数のパネル2を用いて玄関側壁EWに形成された開口を囲むように設置することができるものである。
なお、後述するドアセット10のドア11の戸先側または戸尻側には、エントランスパネル2を設けてもよい。このエントランスパネル2は、パネル2の表面に新聞受け部材やインターホン等が設けられた構造を有するパネルである。
(ドアセット10の説明)
図1に示すように、上記のごとき複数のパネル2によって囲まれた玄関側壁EWの開口には、ドアセット10が設置されている。
図2に示すように、このドアセット10は、玄関側壁EWに形成されている開口に取付けられるものであり、ドア11と、このドア11が取り付けられる戸枠30と、を備えている。
なお、ドア11は、戸枠30に取り付けた状態において、屋外側、つまり玄関の屋外側に開放することができるように取り付けられた場合を代表として説明する。
(戸枠30について)
図2に示すように、戸枠30は、一対の縦枠60、70と、この縦枠60、70の下端間および上端間をそれぞれ繋ぐように設けられた上枠40と下枠50とから構成されている。そして、戸枠30は、一対の縦枠60、70と上枠40、下枠50に囲まれた、正面視略長方形の開口30h(図4参照)を有している。
なお、以下、一対の縦枠60、70のうち、ドア11を取り付けた状態におけるドア11の戸先側の縦枠60を戸先側縦枠60、戸尻側の縦枠70を戸尻側縦枠70という。
図4および図5に示すように、戸枠30の各枠は、上記開口30hを形成するための開口形成部42、52、62、72と、玄関側壁EWに形成されている開口に取り付けるための取付壁41、51、61、71と、を備えている。つまり、戸枠30は、玄関側壁EWの開口の内壁を各取付壁で覆うようにして設置されているのである。
なお、本明細書において、開口とは、戸枠30の前後を完全に連通している空間を意味しており、開口30hには戸枠30に形成されている戸当りの部分は含まれていない。
(ドア11について)
図2および図4または図5に示すように、このドア11は、板状の部材であり、戸枠30の開口30hと略相似形であって、ドア11を閉じた状態において、戸枠30の開口30hを塞ぐことができる大きさに形成されている。そして、図1または、図2、図3に示すように、ドア11は、ドア11を閉じた状態において、室外側(つまりドア11を解放する側)から見たときに、その室外側正面視において、その外縁部(後述するカバー部)によって戸枠30の表面(後述する各枠の戸当り見付壁)を覆うように形成されている。
なお、ドア11は、一対の表面板(正面壁と背面壁)を有しており、この正面壁と背面壁の間に断熱材や遮音材等の内部部材を挟んで形成されている。本明細書では、一対の表面板のうち、ドア11を戸尻を支点として開くときにドア11が解放される側の表面板を正面壁(図2(A)では手前側の表面板)といい、その面を単にドア11の正面といい、その逆の表面板を単に背面壁(図2(B)では手前側の表面板)といい、その面を単にドア11の背面という。
(連結手段20について)
図5に示すように、ドア11は、連結手段20によって、戸枠30に揺動可能に連結されている。具体的には、ドア11は、その戸尻(図2(A)では右側の端部)を支点として、戸先(図1(A)では左側の端部)が水平に揺動できるように、連結手段20によって、戸枠30に連結されている。
図5および図7に示すように、この連結手段20は、ドア11を閉じた状態において、ドア11の戸尻側の外縁部(後述する戸尻カバー部16)と戸尻側縦枠70の表面(後述する戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72b)との間に形成された空間内に位置するように配設されている。
以上のごとき構成を有するドアセット10は、玄関側壁EWの開口に設置した状態において、ドア11を閉じたときに、ドア11の正面が、かかる開口を囲むように配設されたパネル2の表面と略面一となるように設置されている。
本実施形態のドアパネルセット1は、上記のごとき構成を有しているので、戸尻を支点としてドアパネルセット1のドアセット10のドア11を揺動させれば、ドア11によって戸枠30の開口30hを開閉することができる。そして、かかるドア11を閉じた状態では、図1および図2(A)に示すように、ドア11の外縁部によって戸枠30の各枠の表面が覆われた状態とすることができる。
しかも、ドア11と戸枠30を連結する連結手段20は、ドア11を閉じた状態において、ドア11の戸尻側の外縁部の背面側に位置するように配設された状態とすることができる。
このため、ドアセット10のドア11を閉じた状態では、玄関の室外側からドア11の正面を見たとき、つまり玄関側からの正面視(以下、室外側正面視という)において、ドアセット10におけるドア11の正面だけが視認される状態となる(図1および図2(A)参照)。つまり、ドア11を閉じた状態における室外正面視について、戸枠30が全く視認されない状態とすることができる。言い換えれば、玄関の外観における戸枠30の影響をなくすことができるのである。
すると、室外側正面視において、ドアセット10のドア11を囲むようにパネル2が配設された状態とすることができる。したがって、本実施形態のドアパネルセット1は、ドアセット10のドア11を閉じた状態において、パネル2とドア11が一体感を有する状態とすることができる。
しかも、ドア11を閉じた状態において、パネル2の表面とドア11の正面が略面一とすることができるので、パネル2とドア11の一体感をより向上させることができる。
また、パネル2とドア11は、その表面上の意匠的な統一感を有するようにする。例えば、パネル2とドア11の表面上の模様や、色彩、目地加工などの意匠を統一すれば、両者間の一体感をさらに向上させることができる。
以下、本実施形態のドアパネルセット1の各構成を詳細に説明する。
まず、本実施形態のドアパネルセット1のパネル2の詳細を説明する前に、ドアセット10の詳細を説明する。
ドアセット10は、上述したように戸枠30と、戸枠30に取り付けられたドア11とを備えている。
(戸枠30)
戸枠30は、上述したように一対の縦枠60(戸先側縦枠60)、縦枠70(戸尻側縦枠70)と上枠40、下枠50に囲まれた、正面視略長方形の開口30h(図4参照)を有している。
図4および図5に示すように、戸枠30の各枠は、上述した開口30hを形成するための開口形成部42、52、62、72と、玄関側壁EWに形成されている開口に取り付けるための取付壁41、51、61、71と、を備えている。
図4または図5に示すように、戸枠30の各枠の取付壁41、51、61、71は、板状の部材であり、外面(つまり開口30hと反対側に位置する面)が玄関側壁EWの開口内面と対向した状態において、かかる開口内面に略接するように形成されている。そして、戸枠30の各枠の取付壁41、51、61、71は、外面をボルトや溶接等によって玄関側壁EWに固定することができるように形成されている。
この戸枠30の各枠の取付壁41、51、61、71には、両端を連結するように、断面略コの字状に形成された板状の部材からなる戸枠30の各枠の各開口形成部42、52、62、72が設けられている。つまり、各開口形成部42、52、62、72は、両端が取付壁41、51、61、71の両端に連結するように設けられており、かかる状態において、両者の内面同士が対向するように設けられているのである。
この各開口形成部42、52、62、72は、開口30hを形成する開口形成壁aと、戸当たりを有する戸当り見付壁bと、を備えている。
各開口形成部42、52、62、72の開口形成壁aは、上述したように各開口形成壁aの開口側に位置する開口面で囲まれた部分に上記開口30hを有している。言い換えれば、上記開口30hは、戸枠30の各枠の開口形成部42、52、62、72の開口形成壁42a、52a、62a、72aによって囲まれるようにして形成されているのである。
この各開口形成壁42a、52a、62a、72aと、各開口形成壁42a、52a、62a、72aに対向する位置に配設された各取付壁41、51、61、71は、各玄関屋外側の端部同士が、開口形成部42、52、62、72の戸当り見付壁bによって連結されている。つまり、この各戸当り見付壁bは、ドア11を開けた状態において、室外側から開口30hを見たときに視認される戸枠30の室外側の見付面に相当するのである。
図4および図5に示すように、各戸当り見付壁bには、いわゆる戸当りが設けられている。この戸当りは、各戸当り見付壁bに形成された収容溝hに収容するようにして設けられている。この戸当りは、通常、一対の戸先側縦枠60、戸尻側縦枠70および上枠40、下枠50の全てに設けられている。そして、この戸当りには、一般的に、クッションPが取り付けられている。このクッションPは、ドア11を閉めたときの衝撃を吸収するとともに、戸枠30とドア11との間の気密性を保つために設けられている。つまり、クッションPが戸枠30の開口30hを囲むように配設されているので、ドア11をその表面がクッションPに接触するように閉じれば、開口30hをほぼ気密に閉じることができるのである。
(ドア11)
図2に示すように、上記のごとき構造を有する戸枠30には、上述したドア11が取り付けられている。このドア11は、戸枠30の開口30hと略相似形であって、ドア11を閉じた状態において、戸枠30の開口30hを塞ぐことができる大きさに形成されており、開口30hを塞ぐように閉じた状態において、戸枠30の各枠の各戸当り見付壁bの表面(図4の上枠40、下枠50では左側に位置する面、図5の戸先側縦枠60、戸尻側縦枠70では上側に位置する面)を有する壁である。
以下では、かかる各戸当り見付壁bの表面を覆う具体的な構造を説明する。
図3に示すように、ドア11は、ドア11を閉じたときに、戸枠30の開口30hを塞ぐ本体部12と、この本体部12の周囲に形成された各枠の戸当り見付壁bを覆うカバー部と、を備えている。このカバー部は、上カバー部13と、戸先カバー部15と、戸尻カバー部16と、を備えている。
なお、カバー部は、上述したドア11の外縁部に相当する部分である。
ドア11の上カバー部13は、板状の部材であり、基端がドア11の本体部12の上端縁に連結して設けられた部材である。この上カバー部13は、ドア11を閉じた状態において、背面側に位置する上枠40の戸当り見付壁42bを覆うことができる大きさに形成されていれば、その構造はとくに限定されない。例えば、図4に示すように、ドア11の本体部12の上端部を上方に延設して上カバー部13としてもよい。
上カバー部13は、ドア11を閉じた状態において、その上端縁と、その上方に配設されたパネル2の下端縁との間に所定の間隔を有するように形成するのが好ましい。例えば、両者間に形成される隙間が1〜15mm程度となるように形成することができる。両者間の隙間を小さくすれば、隣接するパネル2との一体感を向上させることができる。一方、両者間の隙間をある程度の大きさ(例えば、10〜15mm程度)とすれば、地震等によって居住用建物の躯体に歪等が生じた場合であっても、居住用建物に形成された開口やかかる開口を囲むように配置されたパネル2にドア11の上部が干渉するのを防止できるので、ドア11を解放しやすくなる。
なお、図4に示すように、ドア11の本体部12の上端部を上方に延設して上カバー部13とした場合、上カバー部13の背面が戸当り見付壁42bに設けられたクッションPに接するように形成することができるので、ドア11の上端部で外部と内部の気密性を確保することができる。
つぎに、戸先カバー部15と戸尻カバー部16について以下説明する。
まず、戸先カバー部15を説明する。
ドア11の戸先カバー部15は、板状の部材であり、基端がドア11の本体部12の戸先端縁に連結して設けられた部材である。この戸先カバー部15は、ドア11を閉じた状態において、背面側に位置する戸先側縦枠60の戸当り見付壁62bを覆うことができる大きさに形成されていれば、その構造はとくに限定されない。
また、戸先カバー部15は、ドア11を閉じた状態において、その先端縁と、その先端方向に配設されたパネル2の端縁との間に所定の間隔を有するように形成するのが好ましい。例えば、両者間に形成される隙間が1〜15mm程度となるように形成することができる。両者間の隙間を小さくすれば、隣接するパネル2との一体感が増す。一方、両者間の隙間をある程度の大きさ(例えば、10〜15mm程度)とすれば、地震等によって居住用建物の躯体に歪等が生じた場合であっても、居住用建物に形成された開口やかかる開口を囲むように配置されたパネル2にドア11の戸先側が干渉するのを防止できるので、ドア11を解放しやすくなる。
図5および図7に示すように、ドア11の戸尻カバー部16は、板状の部材であり、基端がドア11の本体部12の戸尻端縁に連結して設けられた部材である。この戸尻カバー部16は、ドア11を閉じた状態において、背面側に位置する戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bを覆うことができる大きさに形成されていれば、その構造はとくに限定されない。例えば、図5および図7に示すように、戸尻カバー部16は、ドア11を閉じた状態において、その背面と戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bの表面との間に空間を有するように形成するように形成することができる。なお、かかる空間は、後述するドア11と戸枠30を連結する連結手段20が配設される空間として利用される。
また、戸尻カバー部16は、その先端縁と、先端方向に配設されたパネル2との間に形成される隙間が6〜15mm程度となるように形成されるが、詳細は後述する。
以上のごとき構造であるので、ドアセット10のドア11を閉じれば、ドア11の上カバー部13と下カバー部14によって戸枠30の上下枠40、50の表面(各戸当り見付壁42b、52bの表面)およびドア11の戸先カバー部15と戸尻カバー部16によって戸先側縦枠60、戸尻側縦枠70の表面(各戸当り見付壁62b、72bの表面)が覆われた状態とすることができる。つまり、ドア11を閉じた状態で玄関の屋外側からドア11の正面から見たときに、つまり室外側正面視において、ドア11が戸枠30で囲まれた状態とはならないのである。言い換えれば、戸枠30が全く視認されない状態とすることができるのである。
また、ドア11を閉じた状態において、上カバー部13、戸先カバー部15および戸尻カバー部16と各カバー部に隣接して配設されたパネル2との間の隙間が上記のごとき範囲内となるように各カバー部を形成すれば、ドアセット10の周囲に配設されたパネル2とドア11との一体感が増す。しかも、かかる隙間を上記のごとき範囲内となるようにすれば、対震性を有するドアセット10とすることができるという利点を有する。
なお、ここでいう対震性を有するドアセットとは、面内変形追従性を有するドアセットを意味する。例えば、地震等の発生によってドアセットを設置した居住用建物(躯体)が変形等により戸枠に歪や変形が生じた場合であっても、かかる戸枠とドアとの間に隙間を形成することによって、戸枠によるドアへの干渉を抑制してドアを解放することができるようなドアセットが含まれる。
とくに、各カバー部13、15、16は、その表面がドア11の本体部12の表面に略面一となるように形成されているのが好ましい。
この場合、各カバー部13、15、16の表面がドア11の表面と略面一となるように設けられているので、ドア11を閉じた状態における室外側正面視(図3では紙面手前側からドア11を見たとき)において、ドア11の表面全体を一体化することができる。
また、図7に示すように、ドア11の戸尻カバー部16は、基端が本体部12の戸尻に連結した戸尻正面カバー壁17と、この戸尻正面カバー壁17の外端縁から戸尻側縦枠70に向かって屈曲した側壁18と、を備えた構造としてもよい。
この場合、図7に示すように、かかる側壁18によって戸尻カバー部16の内方の空間を外部から視認できないようにすることができる。つまり、ドア11の戸尻側斜め正面からドア11を見た場合であっても、戸尻カバー部16の側壁18によって視野を遮ることができるので、戸尻カバー部16の内方に設けられた連結手段20などが外部から視認できない状態とすることができる。このため、ドア11の正面をいずれの方向から見たときでも、その外観をよりすっきりとした印象とすることができるという利点が得られる。
(連結手段20)
連結手段20は、上述したように、ドア11を戸枠30の戸尻側縦枠70に対して揺動可能に連結する部材であり、ドア11を閉じた状態において、戸尻カバー部16の戸尻正面カバー壁17と戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bの表面との間に形成された空間内に位置するように配設されている。
図7、図8および図9に示すように、この連結手段20は、ドア11の戸尻に固定された可動プレート22と、戸尻側縦枠70に固定された固定プレート23と、この固定プレート23および可動プレート22が揺動可能に連結された軸部材21と、を備えている。
図7、図8および図9に示すように、連結手段20の軸部材21は、円筒状の部材であり、かかる軸中心を支点として外壁が円周方向に回転可能に形成されている。この軸部材21は、戸尻カバー部16の外端縁の近傍かつ内方に位置するように配設されている。詳細は後述する。例えば、図7、図8および図9に示すように、軸部材21は、その外面が戸尻カバー部16の戸尻正面カバー壁17の背面と戸尻カバー部16の内面に略接するように配設されている。つまり、軸部材21は、ドア11の戸尻面から離間するように配設されているのである。
なお、軸部材21の軸中心が、特許請求の範囲の揺動軸に相当する。
図7、図8および図9に示すように、上述した円筒状の軸部材21には、軸方向に沿って下方に固定プレート23、この固定プレート23の上方に可動プレート22がそれぞれ連結されている。
まず、固定プレート23について説明する。
固定プレート23は、板状の部材であり、軸部材21と戸尻側縦枠70とを連結する構造を有する部材であれば、その構造はとくに限定されない。
例えば、図7、図8および図9に示すように、固定プレート23は、軸部材21に連結した連結板23aと、この連結板23aに連結した固定板23bと、を有する構造とすることができる。この固定板23bは、連結板23aの先端から戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bに向かって立設するように設けられている。固定板23bの表面がドア11の戸尻面と略同じ面上に位置するように配設した場合、上述したように軸部材21と固定板23bが離間しているので、固定プレート23は、軸部材21に連結した連結板23aの先端縁から戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bに向かって固定板23bが屈曲するように形成される。かかる場合、固定プレート23は、軸部材21と戸尻側縦枠70とを連結することができれば、その断面形状はとくに限定されない。例えば、断面略L字状(図8または9参照)や、連結板23aの表面と固定板23bと表面のなす角が約45度となるように形成することができる。
固定板23bは、その先端部で戸尻側縦枠70と固定されている。この固定プレート23の固定板23bの先端部を戸尻側縦枠70に固定する方法は、とくに限定されない。例えば、固定板23bの先端部を戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bに溶接して固定してもよいが、図7、図8および図9に示すように、戸尻側縦枠70内に設けられた内部壁74に固定すれば、ドア11を解放した状態における戸当り見付壁72bの表面の見栄えをきれいにすることができる。
以下、固定プレート23の固定板23bの先端部を戸尻側縦枠70に設けられた内部壁74に固定する場合について説明する。
図7、図8および図9に示すように、戸尻側縦枠70内に設けられた内部壁74は、戸尻側縦枠70の開口形成壁72aの開口面と反対側に位置する内壁と取付壁71の内壁との間の設置される板状の部材であり、側端部が戸当り見付壁72bの背面に連結するように形成されている。
具体的には、内部壁74は、開口形成壁72aと取付壁71と戸当り見付壁72bで囲まれた室外側(図7では上方側)に位置するように配設されている。一方、図7、図8または図9に示すように、戸当り見付壁72bにおいて、この内部壁74と戸当り見付壁72bとの連結部近傍には、戸尻側縦枠70の軸方向に沿って長孔状のスリット72sが形成されている。このスリット72sは、固定プレート23の固定板23bの先端部を外部から戸尻側縦枠70内に挿入することができる大きさ、形状であれば、とくに限定されない。
以上のごとき構造とすれば、固定プレート23の固定板23bの先端部を外部から戸当り見付壁72bに形成されたスリット72sに挿入して、かかるスリット72sの内方に位置する戸尻側縦枠70の内壁74に固定板23bの先端部をネジ等で固定すれば、固定プレート23を戸尻側縦枠70に固定することができる。
なお、スリット72sは、固定プレート23の固定板23bの数だけ戸当り見付壁72bにそれぞれ形成してもよいし、スリット72s同士が連続するように形成してよい。例えば、ドア11を戸枠30に取り付けた際に固定プレート23の固定板23bを戸尻側縦枠70に固定する箇所にスリット72sを形成すれば、ドア11を取り付ける際に固定プレート23の固定板23b先端部をスリット72sに挿入するだけで、位置決めを行うことができる。この場合、ドア11の取付作業が行いやすくなるという利点がある。なお、かかるスリット72sは、ドア11の位置決めを行う上では、その長孔の大きさが固定プレート23の固定板23bの先端部の幅と略同じかやや大きくなるように形成するのが好ましいのは言うまでもない。
つぎに、可動プレート22について説明する。
可動プレート22は、板状の部材であり、軸部材21とドア11の戸尻面とを連結する構造を有する部材であれば、その構造はとくに限定されない。例えば、図7、図8および図9に示すように、可動プレート22は、軸部材21に連結した連結板22aと、この連結板22aに連結した固定板22bと、を有する構造とすることができる。可動プレート22は、上述した固定プレート23と同様に、軸部材21に連結した連結板22aの先端縁から戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bに向かって固定板22bが屈曲するように形成されている。かかる場合、可動プレート22は、軸部材21とドア11の戸尻面とを連結することができれば、その断面形状はとくに限定されない。例えば、断面略L字状(図8または9参照)や、連結板22aの表面と固定板22bと表面のなす角が約45度となるように形成することができる。
例えば、図8または図9に示すように、可動プレート22は、その連結板22aが、戸尻カバー部16の戸尻正面カバー壁17と略平行となるように軸部材21に連結する。そして、連結板22aの先端にドア11の本体部12の戸尻面に可動プレート22を固定するための固定板22bが連結する。つまり、可動プレート22は、ドア11を閉じた状態において、ドア11の正面と略平行な連結板22aが軸部材21に連結されており、この連結板22aの先端縁から戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bに向かって固定板22bが屈曲するように形成されているのである。すると、図8または図9に示すように、可動プレート22は、断面略L字状となるように形成することができる。
なお、可動プレート22の固定板22bは、上述したようにドア11の本体部12の戸尻面に可動プレート22を固定することができるものであれば、その大きさや形状はとくに限定されない。例えば、図8(B)に示すように、固定板22bは、平面視長方形のプレートであり、その幅がドア11の本体部12の戸尻面の幅(つまりドアの厚さ幅)と同じかやや小さくなるように形成することができる。
連結手段20を以上のごとき構造とすれば、図8および図9に示すように、ドア11を連結手段20の軸部材21の中心を支点として、戸先を水平に揺動させながら開閉させることができる。
しかも、図7および図8に示すように、連結手段20の軸部材21は、その外面が、戸尻カバー部16の戸尻正面カバー壁17の背面と戸尻カバー部16の内面に略接するように配設されている。このため、軸部材21の中心から戸尻カバー部16の外端縁(つまり戸尻正面カバー壁17と側壁18が連結した連結部外端縁)までの距離を短くすることができる。つまり、図8および図9に示すように、ドア11を開閉する際の戸尻カバー部16の外端縁の回転半径rを小さくすることができるのである。なお、図8および図9では、ドア11を開閉する際の戸尻カバー部16の外端縁の軌跡を破線で示した。
すると、図9に示すように、ドア11を連結手段20の軸部材21の中心を支点として、戸先を水平に揺動したときに、戸尻カバー部16の外端縁が戸尻側縦枠70の外壁(図9では、開口30hと反対側に位置する壁、つまり取付壁71)から突出する量を非常に小さくすることができる。つまり、図7に示すように、ドア11を開閉する際、ドア11の戸尻側が、戸尻側に隣接するパネル2と干渉しないように両者間に設けられる隙間Wを非常に小さくすることができるのである。具体的には、ドア11を閉じた状態において、かかる隙間Wが、6〜15mm程度となるように形成することができる。例えば、ドア11を開閉する際の戸尻カバー部16の外端縁の回転半径rを約48mmとした場合、かかる隙間Wが約15mmとなるように形成することができるし、回転半径rを約24mmとした場合、かかる隙間Wが約8mmとなるように形成することができる。
この場合、室外正面視において、ドア11の戸尻側に配設されたパネル2とドア11との隙間Wを上記のごとく非常に狭くするこができるので、パネル2とドア11との一体感をより向上させることができる。したがって、本実施形態のドアパネルセット1のパネル2外観をすっきりとした印象とすることができるので、ドア11とパネル2がより一体感を有するデザインとすることが可能となる。
なお、図7に示すように、戸枠30の戸尻側縦枠70には、その戸当り見付壁72bから戸尻カバー部16に向かって立設した突出部73を設けてもよい。この突出部73は、その先端が戸尻カバー部16の側壁18の内端近傍に位置するように形成することができる。
図7に示すように、かかる突出部73を設けた場合、ドア11の戸尻側を戸尻側縦枠70の戸当り見付壁72bに設けられた突出部73と戸尻カバー部16の側壁18によって覆うことができるので、ドア11の戸尻側に設けられた連結手段20等の内部構造を外部からほぼ視認できない状態とすることができる。
しかも、図7に示すように、突出部73の先端縁と戸尻カバー部16の側壁18の先端縁との間には、隙間が形成されているので、ドア11の開閉に伴って生じる戸尻カバー部16の外端縁の移動(図9では破線)を、突出部73の戸尻側縦枠70側内方に逃がすことができる構造とすることができる。言い換えれば、ドア11の戸尻側の内部構造を外部からほぼ隔離した状態としつつ、ドア11を開閉する際に戸尻側外端縁が戸尻側縦枠70と干渉しない構造とすることができる。
(パネル2)
つぎに、パネル2の構造を詳細に説明する。
図1または図2(A)に示すように、パネル2は、玄関側壁EWに取り付け得る構造を有する板状の部材であれば、構造や形状等はとくに限定されない。
例えば、図4および図5に示すように、パネル2は、板状の本体部3と、この本体部3を玄関側壁EWに取り付けるための取付部4と、を備えたものを採用することができる。
図4および図5に示すように、取付部4は、プレート状の部材であり、ボルトB等によって玄関側壁EWに固定することができるように形成されている。そして、この取付部4には、表面を有するプレート部3aを備えた本体部3が連結するように取り付けられている。本体部3は、板状のプレート部3aと、このプレート部3aを取付部4に取り付けるためのベース部3bと、を備えている。また、取付部4には、取付部4と玄関側壁EWとの距離を調整するための調整部材Cが設けられている。この調整部材Cは、両者の距離を調整できるものであればその構造はとくに限定されない。例えば、ネジ部材など両者間の距離を簡単に調整する機能を有する部材を調整部材Cとして採用することができる。調整部材Cとしてネジ部材を採用すれば、ネジ部材を回転させることによって、取付部4と玄関側壁EWとの距離を調整することができる。そして、調整部材Cであるネジ部材を回転すれば、取付部4に連結された本体部3のプレート部3aの表面を、玄関側壁EWに対して接近離間させることができる。つまり、調整部材Cであるネジ部材を回転させることによって、本体部3のプレート部3aの表面と玄関側壁EWの表面との距離を調整することができるのである。このため、例えば、凹凸や段差等を有する玄関側壁EWであってもパネル2の表面が連続した面一となるように形成することができる。つまり、パネル2を上記構造とすれば、玄関側壁EWの形状に関わらず、本実施形態のドアパネルセット1のパネル2を常に表面が面一となるように調整することができるのである。
また、パネル2は、玄関側壁EWに取り付けることができる構造を有するものであれば、その大きさや形状はとくに限定されない。例えば、正面視長方形に形成したものを採用することができる。
図1に示すように、正面視長方形のパネル2を採用した場合、その軸がドア11の軸方向(図1では上下方向)と平行になるよう玄関側壁EWに配設する。すると、人が玄関の屋外から玄関を見たときに、見た人に対して、パネル2とドア11がより一体感を有する印象を与えることができる。
また、パネル2は、その本体部3の表面の模様や、色彩などがドア11の表面の統一を有するように形成すれば、上述したように、両者間の一体感をより向上させることができる。例えば、パネル2の本体部3の表面とドア11の表面の模様を木目調に統一すれば、玄関側壁EWが一枚の板で形成されているような印象を与えることができ、玄関を屋外から見たときの印象を落ち着きある状態に仕上げることができる。一方、両者を無機質的な模様で統一すれば、玄関を屋外から見たときの印象をよりスタイリッシュに仕上げることも可能となる。
しかも、パネル2は、そのドア11の外端縁側に位置する外縁が、ドア11の外端縁に近接するように配設するのが好ましい。パネル2とドア11との間に形成される隙間を狭くすれば、両者の一体感が増す。
例えば、図4および図5に示すように、ドア11の上端縁側(つまり上カバー部13の上端縁側)およびドア11の戸先端縁側(つまり戸先カバー部15の外端縁側)に隣接するパネル2においては、上述したように、両者間の隙間が、それぞれ1mm〜15mm程度となるように配設することができる。そして、ドア11の戸尻側端縁側に隣接するパネル2においては、上述したように、両者間の隙間が6mm〜15mmとなるように配設することができる。
しかも、上述したように、ドア11の上端縁側および戸先端縁側に隣接するパネル2においては、両者間の隙間をある程度の広さ(例えば10〜15mm程度)とすれば、地震等によって戸居住用建物の躯体に歪等が生じた場合であっても、ドア11がパネル2に干渉してドア11を開くことができなくなるのを抑制することができるから、対震性を有する構造とすることができる。
(他の実施形態)
なお、上記例では、本実施形態のドアパネルセット1のドアセット10において、ドア11を閉じたときに、ドア11の外縁部によって戸枠30の各枠の表面を覆う場合について説明した。具体的には、ドア11の上カバー部13、戸先カバー部15および戸尻カバー部16によって戸枠30の各枠の戸当り見付壁42b、62b、72bの表面を覆う構造を有する場合を説明した。一般的に、室外側の共用廊下や玄関アプローチは、その表面が下枠50の戸当り見付壁52bのクッションPの近傍に位置するように設けられるので、ドア11を閉じれば、室外正面視において、下枠50の戸当り見付壁52bの表面がほとんど視認されることがない。
一方、下枠50の室外側近傍に段差が形成されるような場合、つまり室外側の共用廊下や玄関アプローチの表面が下枠50の戸当り見付壁52bの下端近傍よりも下方に位置するような場合には、ドア11の下端部に下カバー部14を備えた構造としてもよい。すると、下枠50の戸当り見付壁52bを覆うことができる。この場合、ドア11の下カバー部14は、ドア11の本体部12の下端部を下方に延設してもよいし、板状の部材を別途設けた構造としてもよい。
また、上記例では、戸枠30の上枠40の表面(つまり、上枠40の戸当り見付壁42bの表面)が、上カバー部13によって覆われない構造としてもよい。かかる場合、ドア11を閉じたときに、室外正面視における上枠40の表面部分を本実施形態のドアパネルセット1のデザインの一部として利用すれば、ドア11の簡単な構造とすることができる。
本発明のドアセットは、マンション等の集合住宅の各住戸や戸建住宅または集合住宅の玄関側壁やマンション等の集合住宅のエントランスや、ホテルの各部屋の玄関側壁や、ビル内の各部屋等の側壁などの壁の出入口に設置されるドアセットとして適している。
1 ドアパネルセット
2 パネル
10 ドアセット
11 ドア
13 上カバー部
14 下カバー部
15 戸先カバー部
16 戸尻カバー部
20 連結手段
30 戸枠
40 上枠
42b 上枠の戸当り見付壁
50 下枠
52b 下枠の戸当り見付壁
60 戸先側縦枠
62b 戸先側縦枠の戸当り見付壁
70 戸尻側縦枠
72b 戸尻側縦枠の戸当り見付壁
EW 玄関側壁

Claims (9)

  1. 居住用建物の壁に設置されるドアセットであって、
    戸枠と、該戸枠に連結手段によって連結されたドアと、を備えており、
    該ドアは、
    前記戸枠における戸先側縦枠の戸当り見付壁の表面を覆うように該ドアの戸先端部に設けられた戸先カバー部と、
    前記戸枠における戸尻側縦枠の戸当り見付壁の表面を覆うように該ドアの戸尻端部に設けられた戸尻カバー部と、を備えており、
    該戸尻カバー部と、前記戸尻側縦枠との間に、前記連結手段が配設されている
    ことを特徴とするドアセット。
  2. 前記戸先カバー部と、前記戸尻カバー部は、
    その正面が、前記ドアの正面壁の正面と略面一となるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のドアセット。
  3. 前記ドアは、
    前記戸枠における上枠の戸当り見付壁の表面を覆うように該ドアの上端部に設けられた上カバー部を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のドアセット。
  4. 前記連結手段は、
    前記戸尻側縦枠に対する前記ドアの揺動軸が、前記戸尻カバー部の外端縁の近傍かつ内方に位置するように配設されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のドアセット。
  5. 前記連結手段は、
    前記ドアの戸尻に固定された可動プレートと、前記戸尻側縦枠に固定された固定プレートと、該固定プレートおよび前記可動プレートが揺動可能に連結された軸部材と、を備えており、
    前記戸尻側縦枠の戸当り見付壁には、
    軸方向に沿って、前記固定プレートの先端部を挿入し得るようにスリットが形成されており、
    前記固定プレートは、
    該先端部を前記スリットに挿入した状態で前記戸尻側縦枠に固定されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のドアセット。
  6. 前記戸尻カバー部は、
    その外端縁から前記戸尻側縦枠に向かって屈曲した側壁が設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のドアセット。
  7. 前記戸尻側縦枠には、
    その戸当り見付壁から前記戸尻カバー部に向かって立設した突出部が設けられており、
    該突出部は、
    その先端が前記戸尻カバー部の側壁の内端近傍に位置するように形成されている
    ことを特徴とする請求項6記載のドアセット。
  8. 居住用建物の壁に設置されるパネルセットであって
    該壁に設置される請求項1〜7のいずれかに記載のドアセットと、該ドアセットの周囲の壁に設けられるパネルと、を備えており、
    該パネルは、
    その表面が前記ドアセットのドアの正面壁の表面と略面一となるように配設されるものである
    ことを特徴とするドアパネルセット。
  9. 前記パネルのうち前記ドアセットの戸尻カバー部に隣接するパネルと該戸尻カバー部の間の隙間が、6〜10mmである
    ことを特徴とする請求項8記載のドアパネルセット。
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