JP2023101226A - 門扉 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠性を保ちつつ、ハンドルに対する上側の縦格子および下側の縦格子の縦格子としての強度を保つことのできる門扉を提供すること。【解決手段】門扉1は、扉体および門柱とを備え、扉体の戸先側縦框にはハンドル36が設けられる。扉体は複数の縦格子4を有し、複数の縦格子4のうちハンドル36の先端部に対して見込み方向に重なる位置に配置される少なくとも一つの縦格子4Aは、上框31に取り付けられる上縦格子7と、下框32に取り付けられる下縦格子8と、上縦格子7および下縦格子8とを連結する連結材9とを備える。【選択図】図4
Description
本発明は、門柱に支持される扉体にハンドルおよび縦格子が設けられる門扉に関する。
従来、門柱と、門柱に旋回自在に支持された門扉(扉体)と、扉体に取り付けられる門扉装飾部材とを有する門ユニットが知られている(特許文献1参照)。扉体は、縦框と横框とで矩形状に形成されており、縦框には、門ユニットを開閉操作するハンドルが設けられている。門扉装飾部材は、横材と、横材に固定された複数の縦材(縦格子)とを有しており、横材が扉体に取り付けられている。ここで、複数の縦格子のうちハンドルのある部分における縦格子は、当該ハンドルに対して上側および下側に分かれて設けられている。上側の縦格子は複数あり、これら上側の縦格子の下端部には前記横材とは別の短尺の横材に固定されている。また、下側の縦格子は複数あり、これら上側の縦格子の上端部にも短尺の横材が固定されている。そして、これらの短尺の横材は縦框に取り付けられることで、上側の縦格子および下側の縦格子の縦格子としての強度を保っている。
ところで、特許文献1に記載の門ユニットでは、ハンドルに対して上側にある縦格子の下端部や下側にある短尺の上端部が短尺の横材によって縦框に取り付けられることで、これら縦格子の強度を保っているが、縦格子の長手方向に交差する短尺の横材が目立ってしまって意匠性が低下するおそれがある。ここで、前述した横材を用いなければ、意匠性は向上し得るが、ハンドルに対して上側にある縦格子や下側にある縦格子の強度を保つことが困難である。
本発明の目的は、意匠性を保ちつつ、ハンドルに対する上側の縦格子および下側の縦格子の縦格子としての強度を保つことのできる門扉を提供することにある。
本発明の門扉は、上框、下框、戸先側縦框および吊元側縦框を備える扉体と、前記吊元側縦框を支持する門柱とを備え、前記戸先側縦框の見付け面には、前記扉体を開閉操作するハンドルが設けられ、前記ハンドルは、前記戸先側縦框よりも吊元側に突出して配置される突出部分を有し、前記扉体は、前記上框および前記下框の見付け面に取り付けられる複数の縦格子を有し、前記複数の縦格子のうち前記突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される少なくとも一つの縦格子は、前記上框に取り付けられる上縦格子と、前記下框に取り付けられる下縦格子と、前記上縦格子および前記下縦格子とを連結する連結材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、意匠性を保ちつつ、ハンドルに対する上側の縦格子および下側の縦格子の縦格子としての強度を保つことのできる門扉を提供することができる。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本実施形態に係る門扉1は、両開き式のものであり、地面に立設された門柱2と、門柱2に開閉可能に支持される扉体3とを備えている。各扉体3は、アルミ製の上框31、下框32、戸先側縦框33および吊元側縦框34を框組みしてなる框体と、上框31および下框32の屋外側の見付け面311,321に取り付けられる複数のアルミ製の縦格子4とを備えている。戸先側縦框33の屋内外側の見付け面331,332には、扉体3を開閉操作するハンドル36が設けられている。なお、本実施形態では戸先側縦框33。吊元側縦框34や門柱2にも縦格子5,6が取り付けられている。
以下の説明において、門扉1の左右方向をX軸方向とし、門扉1の上下方向をY軸方向とし、門扉1の見込み方向(面外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、本実施形態に係る門扉1は、両開き式のものであり、地面に立設された門柱2と、門柱2に開閉可能に支持される扉体3とを備えている。各扉体3は、アルミ製の上框31、下框32、戸先側縦框33および吊元側縦框34を框組みしてなる框体と、上框31および下框32の屋外側の見付け面311,321に取り付けられる複数のアルミ製の縦格子4とを備えている。戸先側縦框33の屋内外側の見付け面331,332には、扉体3を開閉操作するハンドル36が設けられている。なお、本実施形態では戸先側縦框33。吊元側縦框34や門柱2にも縦格子5,6が取り付けられている。
以下の説明において、門扉1の左右方向をX軸方向とし、門扉1の上下方向をY軸方向とし、門扉1の見込み方向(面外方向)をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
上框31は、屋外見付け面部312、屋内見付け面部313、上見込み面部314および下見込み面部315を有して中空形材状に形成されており、屋外見付け面部312が前述した見付け面311を有しており、下見込み面部315が後述する連結材9の上側の小口を塞ぐ下見込み面316を有している。
下框32は、屋外見付け面部322、屋内見付け面部323、上見込み面部324および下見込み面部325を有して中空形材状に形成されており、屋外見付け面部322が前述した見付け面321を有しており、上見込み面部324が連結材9の下側の小口を塞ぐ上見込み面326を有している。
戸先側縦框33は、屋外見付け面部333、屋内見付け面部334、外周見込み面部335および内周見込み面部336を有して中空枠状に形成されており、屋外見付け面部333が前述した見付け面331を有し、且つ、屋内見付け面部334が前述した見付け面332を有している。
吊元側縦框34は、屋外見付け面部343、屋内見付け面部344、外周見込み面部345および内周見込み面部346を有して中空枠状に形成されており、丁番12を介して屋外側に回転開閉可能に門柱2に連結されている。
下框32は、屋外見付け面部322、屋内見付け面部323、上見込み面部324および下見込み面部325を有して中空形材状に形成されており、屋外見付け面部322が前述した見付け面321を有しており、上見込み面部324が連結材9の下側の小口を塞ぐ上見込み面326を有している。
戸先側縦框33は、屋外見付け面部333、屋内見付け面部334、外周見込み面部335および内周見込み面部336を有して中空枠状に形成されており、屋外見付け面部333が前述した見付け面331を有し、且つ、屋内見付け面部334が前述した見付け面332を有している。
吊元側縦框34は、屋外見付け面部343、屋内見付け面部344、外周見込み面部345および内周見込み面部346を有して中空枠状に形成されており、丁番12を介して屋外側に回転開閉可能に門柱2に連結されている。
ハンドル36は、戸先側縦框33の見付け面331,332からY軸方向に突出し且つ当該Y軸方向に直交する面内方向にアーム状に延びて形成されている。ハンドル36は、扉体3を閉鎖状態とする第一位置と、扉体3を開閉移動可能状態とする第二位置とに回転操作可能に構成されており、第一位置ではアーム状の部分がX軸方向に沿って配置され、第二位置ではアーム状の部分がY軸方向に沿って配置される。このため、第一位置では、ハンドル36の先端部361は戸先側縦框33よりも吊元側に突出した突出部分として配置される。
説明の便宜上、複数の縦格子4のうち、第一位置にあるハンドル36の先端部361に対してZ軸方向に重なる位置にある少なくとも一つの縦格子、本実施形態では一つを縦格子4Aとする。複数の縦格子4(縦格子4Aを除く)は、図1から図3および図4(A)に示すように、屋外側の前面部41、屋内側の後面部42および左右一対の側面部43を有した断面矩形状の中空形材として構成されており、その上端および下端の小口にはキャップ部材10が取り付けられている。
縦格子4Aは、図4(B)および図5に示すように、上框31の見付け面311に後述する後面部72(被取付面部)が取り付けられる上縦格子7と、下框32の見付け面321に後述する後面部82(被取付面部)が取り付けられる下縦格子8と、上縦格子7および下縦格子8とを連結するY軸方向に沿った連結材9とを備えている。
上縦格子7は、屋外側の前面部71、屋内側の後面部72および左右一対の側面部73を有した断面矩形状の中空形材として構成されており、その上端および下端の小口にはキャップ部材10が取り付けられている。この上縦格子7は、縦格子4よりもY軸方向に短尺であり、その下端が第一位置にあるハンドル36の先端部361に対してY軸方向において上側に配置されている。
下縦格子8は、屋外側の前面部81、屋内側の後面部82および左右一対の側面部83を有した断面矩形状の中空形材として構成されており、その上端および下端の小口にはキャップ部材10が取り付けられている。この下縦格子8は、縦格子4よりもY軸方向に短尺であり、その上端が第一位置にあるハンドル36の先端部361に対してY軸方向において下側に配置されている。
上縦格子7は、屋外側の前面部71、屋内側の後面部72および左右一対の側面部73を有した断面矩形状の中空形材として構成されており、その上端および下端の小口にはキャップ部材10が取り付けられている。この上縦格子7は、縦格子4よりもY軸方向に短尺であり、その下端が第一位置にあるハンドル36の先端部361に対してY軸方向において上側に配置されている。
下縦格子8は、屋外側の前面部81、屋内側の後面部82および左右一対の側面部83を有した断面矩形状の中空形材として構成されており、その上端および下端の小口にはキャップ部材10が取り付けられている。この下縦格子8は、縦格子4よりもY軸方向に短尺であり、その上端が第一位置にあるハンドル36の先端部361に対してY軸方向において下側に配置されている。
連結材9は、Y軸方向に延びた連結材本体91と、連結材本体91に取り付けられるZ軸方向に延びるカバー体100とを備えている。
連結材本体91は、屋外側の前面部92、屋内側の後面部93および左右一対の側面部94を有して断面矩形状の中空形材として構成されており、後面部93および一対の側面部94の連続部分から屋内側に延出した係合片部95を有している。前面部92は、上縦格子7の後面部72および下縦格子8の後面部82に対して取付ねじ11によって取り付けられている。後面部93には、Z軸方向において前面部92に対向すると共に取付ねじ11が挿通される挿通孔931が形成されている。この連結材本体91のうち上縦格子7に対してZ軸方向に重ね合わされる上部分91Aの上下寸法と、連結材本体91のうち下縦格子8に対してZ軸方向に重ね合わされる下部分91Bの上下寸法とのそれぞれは、本実施形態では、連結材本体91のうち上縦格子7よりも下方であって下縦格子8よりも上方に位置する中間部分91Cの上下寸法よりも大きい寸法とされており、連結材本体91の上部分91Aにおける上端部911および下端部912が上縦格子7にねじ止めされており、連結材本体91の下部分91Bにおける上端部913および下端部914が下縦格子8にねじ止めされている。前述した後面部93の挿通孔931は、上部分91Aにおける上端部911および下端部912と、下部分91Bにおける上端部913および下端部914とに形成されている。
カバー体100は、Y軸方向に沿った長板状に形成されており、そのY軸方向に沿った両側縁部には、係合片部95に係合する被係合片部101が形成されている。カバー体100のY軸方向における長さ寸法は連結材9の長さ寸法と等しい寸法とされている。被係合片部101が係合片部95に係合したカバー体100の取付状態では、カバー体100はZ軸方向において後面部93に対向して配置されると共に各挿通孔931を屋内側から覆って配置される。
この連結材9は、上框31の下見込み面316から下框32の上見込み面326にわたって配置されている。連結材9のY軸方向における長さ寸法は、上框31の下見込み面316から下框32の上見込み面326までのY軸方向における寸法と等しい寸法とされている。このため、縦格子4Aを上框31および下框32に取り付けた際には、連結材9の上端および下端は、下見込み面316および上見込み面326に当接する。このため、前述した小口にキャップ部材10が取り付けられなくても、小口が目立つおそれをなくし得るとともに、内観上、連結材9自体があたかも縦格子4A全体を構成するように見せることができる。
また、連結材のZ軸方向における見込み寸法は、下見込み面316および上見込み面326のZ軸方向における見込み寸法以下の寸法とされており、このため、連結材9の上端および下端における小口は上框31および下框32によって塞がれるので、小口にキャップ部材10取りつける必要がなくなって部品点数を減らせるうえ、連結材9内に雨水等が侵入して取付ねじ11が腐食することなどを抑制できる。
前述した縦格子4Aでは、上縦格子7、下縦格子8および連結材9のそれぞれのX軸方向における見付け寸法は、それぞれ互いに等しい寸法とされている。このため、縦格子4Aの外観および内観において、あたかもY軸方向に延びる一本の縦格子のように見せることができる。
連結材本体91は、屋外側の前面部92、屋内側の後面部93および左右一対の側面部94を有して断面矩形状の中空形材として構成されており、後面部93および一対の側面部94の連続部分から屋内側に延出した係合片部95を有している。前面部92は、上縦格子7の後面部72および下縦格子8の後面部82に対して取付ねじ11によって取り付けられている。後面部93には、Z軸方向において前面部92に対向すると共に取付ねじ11が挿通される挿通孔931が形成されている。この連結材本体91のうち上縦格子7に対してZ軸方向に重ね合わされる上部分91Aの上下寸法と、連結材本体91のうち下縦格子8に対してZ軸方向に重ね合わされる下部分91Bの上下寸法とのそれぞれは、本実施形態では、連結材本体91のうち上縦格子7よりも下方であって下縦格子8よりも上方に位置する中間部分91Cの上下寸法よりも大きい寸法とされており、連結材本体91の上部分91Aにおける上端部911および下端部912が上縦格子7にねじ止めされており、連結材本体91の下部分91Bにおける上端部913および下端部914が下縦格子8にねじ止めされている。前述した後面部93の挿通孔931は、上部分91Aにおける上端部911および下端部912と、下部分91Bにおける上端部913および下端部914とに形成されている。
カバー体100は、Y軸方向に沿った長板状に形成されており、そのY軸方向に沿った両側縁部には、係合片部95に係合する被係合片部101が形成されている。カバー体100のY軸方向における長さ寸法は連結材9の長さ寸法と等しい寸法とされている。被係合片部101が係合片部95に係合したカバー体100の取付状態では、カバー体100はZ軸方向において後面部93に対向して配置されると共に各挿通孔931を屋内側から覆って配置される。
この連結材9は、上框31の下見込み面316から下框32の上見込み面326にわたって配置されている。連結材9のY軸方向における長さ寸法は、上框31の下見込み面316から下框32の上見込み面326までのY軸方向における寸法と等しい寸法とされている。このため、縦格子4Aを上框31および下框32に取り付けた際には、連結材9の上端および下端は、下見込み面316および上見込み面326に当接する。このため、前述した小口にキャップ部材10が取り付けられなくても、小口が目立つおそれをなくし得るとともに、内観上、連結材9自体があたかも縦格子4A全体を構成するように見せることができる。
また、連結材のZ軸方向における見込み寸法は、下見込み面316および上見込み面326のZ軸方向における見込み寸法以下の寸法とされており、このため、連結材9の上端および下端における小口は上框31および下框32によって塞がれるので、小口にキャップ部材10取りつける必要がなくなって部品点数を減らせるうえ、連結材9内に雨水等が侵入して取付ねじ11が腐食することなどを抑制できる。
前述した縦格子4Aでは、上縦格子7、下縦格子8および連結材9のそれぞれのX軸方向における見付け寸法は、それぞれ互いに等しい寸法とされている。このため、縦格子4Aの外観および内観において、あたかもY軸方向に延びる一本の縦格子のように見せることができる。
[変形例]
前記実施形態では、縦格子4Aにおいて、上縦格子7、下縦格子8および連結材9は互いに等しい見付け寸法とされているが、互いに異なる見付け寸法であってもよい。
前記実施形態では、連結材9は、上框31の下見込み面316から下框32の上見込み面326にわたって配置されているが、下見込み面316との間や上見込み面326との間にY軸方向の空間が形成されるように短尺とされてもよい。この場合、連結材9の上端や下端の小口にキャップ部材10を取り付けてもよい。
前記実施形態では、連結材9は、カバー体100を備えているが、この構成を省略してもよい。この場合、連結材本体91の係合片部95の構成も省略してもよく、挿通孔931は図示しない孔塞ぎ部材によって埋めてもよい。
前記実施形態では、連結材9の上部分91Aにおける上端部911および下端部912が上縦格子7に固定されているが、上縦格子7に対する固定強度を十分に保てるのであれば、上端部911や下端部912でない部分で上縦格子7に固定されていてもよい。また、連結材9の下部分91Bにおける上端部913および下端部914が下縦格子8に固定されているが、下縦格子8に対する固定強度を十分に保てるのであれば、上端部913や下端部914でない部分で下縦格子8に固定されていてもよい。
前記実施形態では、門扉として、両開き式の門扉1を説明したが、これに限らず、片開き式の門扉であってもよく、また、戸先側縦框33から吊元側に突出する突出部分のあるハンドルを備えるのであれば、扉体がX軸方向に開閉移動するスライド式の門扉であってもよい。
前記実施形態では、縦格子4Aにおいて、上縦格子7、下縦格子8および連結材9は互いに等しい見付け寸法とされているが、互いに異なる見付け寸法であってもよい。
前記実施形態では、連結材9は、上框31の下見込み面316から下框32の上見込み面326にわたって配置されているが、下見込み面316との間や上見込み面326との間にY軸方向の空間が形成されるように短尺とされてもよい。この場合、連結材9の上端や下端の小口にキャップ部材10を取り付けてもよい。
前記実施形態では、連結材9は、カバー体100を備えているが、この構成を省略してもよい。この場合、連結材本体91の係合片部95の構成も省略してもよく、挿通孔931は図示しない孔塞ぎ部材によって埋めてもよい。
前記実施形態では、連結材9の上部分91Aにおける上端部911および下端部912が上縦格子7に固定されているが、上縦格子7に対する固定強度を十分に保てるのであれば、上端部911や下端部912でない部分で上縦格子7に固定されていてもよい。また、連結材9の下部分91Bにおける上端部913および下端部914が下縦格子8に固定されているが、下縦格子8に対する固定強度を十分に保てるのであれば、上端部913や下端部914でない部分で下縦格子8に固定されていてもよい。
前記実施形態では、門扉として、両開き式の門扉1を説明したが、これに限らず、片開き式の門扉であってもよく、また、戸先側縦框33から吊元側に突出する突出部分のあるハンドルを備えるのであれば、扉体がX軸方向に開閉移動するスライド式の門扉であってもよい。
[発明のまとめ]
本発明の門扉は、上框、下框、戸先側縦框および吊元側縦框を備える扉体と、前記吊元側縦框を支持する門柱とを備え、前記戸先側縦框の見付け面には、前記扉体を開閉操作するハンドルが設けられ、前記ハンドルは、前記戸先側縦框よりも吊元側に突出して配置される突出部分を有し、前記扉体は、前記上框および前記下框の見付け面に取り付けられる複数の縦格子を有し、前記複数の縦格子のうち前記突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される少なくとも一つの縦格子は、前記上框に取り付けられる上縦格子と、前記下框に取り付けられる下縦格子と、前記上縦格子および前記下縦格子とを連結する連結材とを備えることを特徴とする。
本発明の門扉によれば、複数の縦格子のうちハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なって配置される少なくとも一つの縦格子が、前述した上縦格子および下縦格子を連結材で連結するので、ハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なる位置に、上縦格子および下縦格子が繋がった一つの縦格子を構成できて意匠性を向上できる。そのうえ、本発明のように縦格子を上框および下框に対して直接に取り付けても、上縦格子および下縦格子を前述した連結材で連結するので、意匠性を保ちつつ、ハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される縦格子の強度を保つことができる。
本発明の門扉は、上框、下框、戸先側縦框および吊元側縦框を備える扉体と、前記吊元側縦框を支持する門柱とを備え、前記戸先側縦框の見付け面には、前記扉体を開閉操作するハンドルが設けられ、前記ハンドルは、前記戸先側縦框よりも吊元側に突出して配置される突出部分を有し、前記扉体は、前記上框および前記下框の見付け面に取り付けられる複数の縦格子を有し、前記複数の縦格子のうち前記突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される少なくとも一つの縦格子は、前記上框に取り付けられる上縦格子と、前記下框に取り付けられる下縦格子と、前記上縦格子および前記下縦格子とを連結する連結材とを備えることを特徴とする。
本発明の門扉によれば、複数の縦格子のうちハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なって配置される少なくとも一つの縦格子が、前述した上縦格子および下縦格子を連結材で連結するので、ハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なる位置に、上縦格子および下縦格子が繋がった一つの縦格子を構成できて意匠性を向上できる。そのうえ、本発明のように縦格子を上框および下框に対して直接に取り付けても、上縦格子および下縦格子を前述した連結材で連結するので、意匠性を保ちつつ、ハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される縦格子の強度を保つことができる。
本発明の門扉では、記上縦格子は、前記上框の見付け面に取り付けられる被取付面部を有し、前記下縦格子は、前記下框の見付け面に取り付けられる被取付面部を有し、前記連結材は、上下方向に延びて形成されると共に、前記上縦格子の被取付面部および前記下縦格子の被取付面部に取り付けられてもよい。
このような構成によれば、上縦格子および下縦格子を上下方向に延びた連結材で上下に連結するので、縦格子としての意匠性をより保ちつつ、ハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される縦格子の強度を保つことができる。
このような構成によれば、上縦格子および下縦格子を上下方向に延びた連結材で上下に連結するので、縦格子としての意匠性をより保ちつつ、ハンドルの突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される縦格子の強度を保つことができる。
本発明の門扉では、前記上縦格子、前記下縦格子および前記連結材の見付け寸法は、互いに等しい寸法とされてもよい。
このような構成によれば、上縦格子、下縦格子および前記連結材の見付け寸法を互いに等しい寸法に揃えることで、上縦格子、下縦格子および連結材を備える縦格子を見込み方向から見る場合に、あたかも一つの部材が上下に連続して延びた縦格子のような外観を構成し得、より意匠性を向上できる。
このような構成によれば、上縦格子、下縦格子および前記連結材の見付け寸法を互いに等しい寸法に揃えることで、上縦格子、下縦格子および連結材を備える縦格子を見込み方向から見る場合に、あたかも一つの部材が上下に連続して延びた縦格子のような外観を構成し得、より意匠性を向上できる。
本発明の門扉では、前記上框は下見込み面を有し、前記下框は上見込み面を有し、前記連結材は、前記上框の下見込み面から前記下框の上見込み面にわたって配置されてもよい。
このような構成によれば、連結材の上端および下端における小口を上框の下見込み面および下框の上見込み面で塞ぐような配置になるので、別途、連結材の前記小口を塞ぐキャップ部材などを設ける必要をなくすことができる。また、縦格子を門扉の見込み方向における一方側から見た際には上縦格子、連結材および下縦格子が上下に並んで配置される意匠となる一方、縦格子を門扉の見込み方向における他方側から見た際には、上框および下框の間においては連結材自体が縦格子と見える意匠にでき、より意匠性を向上できる。
このような構成によれば、連結材の上端および下端における小口を上框の下見込み面および下框の上見込み面で塞ぐような配置になるので、別途、連結材の前記小口を塞ぐキャップ部材などを設ける必要をなくすことができる。また、縦格子を門扉の見込み方向における一方側から見た際には上縦格子、連結材および下縦格子が上下に並んで配置される意匠となる一方、縦格子を門扉の見込み方向における他方側から見た際には、上框および下框の間においては連結材自体が縦格子と見える意匠にでき、より意匠性を向上できる。
本発明の門扉では、前記連結材は、前記上縦格子および前記下縦格子に取り付けられる連結材本体と、前記連結材本体を屋内側から覆う上下方向に延びるカバー体とを備えてもよい。
このような構成によれば、連結材本体を上縦格子や下縦格子に取り付ける取付ねじや連結材本体に孔などを形成した部分が屋内側に露出することを抑制できて、より意匠性を向上できる。
このような構成によれば、連結材本体を上縦格子や下縦格子に取り付ける取付ねじや連結材本体に孔などを形成した部分が屋内側に露出することを抑制できて、より意匠性を向上できる。
本発明の門扉では、前記連結材のうち前記上縦格子に対して見込み方向に重ね合わされる上部分における上端部および下端部が前記上縦格子に固定され、前記連結材のうち前記下縦格子に対して見込み方向に重ね合わされる下部分における上端部および下端部が前記下縦格子に固定されてもよい。
このような構成によれば、連結材の上部分における上端部および下端部を上縦格子に固定し、且つ、連結材の下部分における上端部および下端部を下縦格子に固定するので、例えば、連結材の上部分の上端部および下端部の間に位置する中間部だけを上縦格子に固定し、且つ、連結材の下部分の上端部および下端部の間に位置する中間部だけを下縦格子に固定する場合と比べて、固定強度を向上でき、スリムな縦格子であっても、縦格子としての強度を保てる構成にできる。
このような構成によれば、連結材の上部分における上端部および下端部を上縦格子に固定し、且つ、連結材の下部分における上端部および下端部を下縦格子に固定するので、例えば、連結材の上部分の上端部および下端部の間に位置する中間部だけを上縦格子に固定し、且つ、連結材の下部分の上端部および下端部の間に位置する中間部だけを下縦格子に固定する場合と比べて、固定強度を向上でき、スリムな縦格子であっても、縦格子としての強度を保てる構成にできる。
1…門扉、10…キャップ部材、100…カバー体、101…被係合片部、11…取付ねじ、12…丁番、2…門柱、3…扉体、31…上框、311,321,331,332…見付け面、312,322,333,343…屋外見付け面部、313,323,334,344…屋内見付け面部、314,324…上見込み面部、315,325…下見込み面部、316…下見込み面、32…下框、326…上見込み面、33…戸先側縦框、335,345…外周見込み面部、336,346…内周見込み面部、34…吊元側縦框、36…ハンドル、361…先端部、4,4A,5,6…縦格子、41,71,81,92…前面部、42,72,82,93…後面部、43,73,83,94…側面部、7…上縦格子、8…下縦格子、9…連結材、91…連結材本体、911,913…上端部、912,914…下端部、91A…上部分、91B…下部分、91C…中間部分、931…挿通孔、95…係合片部。
Claims (6)
- 上框、下框、戸先側縦框および吊元側縦框を備える扉体と、前記吊元側縦框を支持する門柱とを備え、
前記戸先側縦框の見付け面には、前記扉体を開閉操作するハンドルが設けられ、
前記ハンドルは、前記戸先側縦框よりも吊元側に突出して配置される突出部分を有し、
前記扉体は、前記上框および前記下框の見付け面に取り付けられる複数の縦格子を有し、
前記複数の縦格子のうち前記突出部分に対して見込み方向に重なる位置に配置される少なくとも一つの縦格子は、前記上框に取り付けられる上縦格子と、前記下框に取り付けられる下縦格子と、前記上縦格子および前記下縦格子とを連結する連結材とを備える
ことを特徴とする門扉。 - 請求項1に記載の門扉において、
前記上縦格子は、前記上框の見付け面に取り付けられる被取付面部を有し、
前記下縦格子は、前記下框の見付け面に取り付けられる被取付面部を有し、
前記連結材は、上下方向に延びて形成されると共に、前記上縦格子の被取付面部および前記下縦格子の被取付面部に取り付けられる
ことを特徴とする門扉。 - 請求項1または請求項2に記載の門扉において、
前記上縦格子、前記下縦格子および前記連結材の見付け寸法は、互いに等しい寸法とされる
ことを特徴とする門扉。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の門扉において、
前記上框は下見込み面を有し、
前記下框は上見込み面を有し、
前記連結材は、前記上框の下見込み面から前記下框の上見込み面にわたって配置される
ことを特徴とする門扉。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の門扉において、
前記連結材は、前記上縦格子および前記下縦格子に取り付けられる連結材本体と、前記連結材本体を屋内側から覆う上下方向に延びるカバー体とを備える
ことを特徴とする門扉。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の門扉において、
前記連結材のうち前記上縦格子に対して見込み方向に重ね合わされる上部分における上端部および下端部が前記上縦格子に固定され、
前記連結材のうち前記下縦格子に対して見込み方向に重ね合わされる下部分における上端部および下端部が前記下縦格子に固定される
ことを特徴とする門扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001716A JP2023101226A (ja) | 2022-01-07 | 2022-01-07 | 門扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001716A JP2023101226A (ja) | 2022-01-07 | 2022-01-07 | 門扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023101226A true JP2023101226A (ja) | 2023-07-20 |
Family
ID=87201686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022001716A Pending JP2023101226A (ja) | 2022-01-07 | 2022-01-07 | 門扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023101226A (ja) |
-
2022
- 2022-01-07 JP JP2022001716A patent/JP2023101226A/ja active Pending
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