JP3025728B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JP3025728B2 JP3025728B2 JP5100943A JP10094393A JP3025728B2 JP 3025728 B2 JP3025728 B2 JP 3025728B2 JP 5100943 A JP5100943 A JP 5100943A JP 10094393 A JP10094393 A JP 10094393A JP 3025728 B2 JP3025728 B2 JP 3025728B2
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- Japan
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- combustion
- burner
- heat recovery
- vaporizer
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は石油ファンヒータ等に使
用して好適な燃焼装置に関するものである。
用して好適な燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置、例えば石油フ
ァンヒータは図５乃至図７に示すように構成するもので
あり、図５乃至図７において、石油（灯油）を気化する
ための気化器１に燃焼熱の一部を該気化器１へ回収する
ためのブロック状若しくは丸棒状に形成した熱回収部２
を設け、該気化器１に該気化器１を加熱するための電熱
ヒータ３を設け、該気化器１で気化された燃料と空気と
を混合して燃焼させるバーナ４にバーナ炎孔部５を形成
し、該バーナ４のバーナ炎孔部５で発生する熱を本体６
の上方に導くための燃焼室７に配設し、該燃焼室７より
上方に導かれた熱と上記本体６の背面８の吸気口９より
取り込んだ室内空気等とを混合して温風吹出口１０より
温風として吹き出させる対流送風機１１を上記本体６の
背面８に配設して構成したものである。
ァンヒータは図５乃至図７に示すように構成するもので
あり、図５乃至図７において、石油（灯油）を気化する
ための気化器１に燃焼熱の一部を該気化器１へ回収する
ためのブロック状若しくは丸棒状に形成した熱回収部２
を設け、該気化器１に該気化器１を加熱するための電熱
ヒータ３を設け、該気化器１で気化された燃料と空気と
を混合して燃焼させるバーナ４にバーナ炎孔部５を形成
し、該バーナ４のバーナ炎孔部５で発生する熱を本体６
の上方に導くための燃焼室７に配設し、該燃焼室７より
上方に導かれた熱と上記本体６の背面８の吸気口９より
取り込んだ室内空気等とを混合して温風吹出口１０より
温風として吹き出させる対流送風機１１を上記本体６の
背面８に配設して構成したものである。
【０００３】上記のように構成してなる石油ファンヒー
タの動作を説明すると、本体６のタンクに供給された石
油がポンプ（図示せず）により気化器１へ送られ、該気
化器１は電熱ヒータ３によって加熱されており、送られ
てきた石油を該気化器１で瞬時に気化してバーナ４に送
出され、該気化して送出された石油が該石油の送出時の
エジクタ効果により適度な空気と混合されてバーナ４に
吸い込まれ、バーナ４のバーナ炎孔部５で燃焼し、該燃
焼により発生した熱が燃焼室７の上方に導かれ、該燃焼
室７の上方に導かれた熱と対流送風機１１によって本体
６の吸込口９より取り込んだ室内空気等とが混合されて
温風吹出口１０より温風として吹き出させる室内等を暖
めるものである。
タの動作を説明すると、本体６のタンクに供給された石
油がポンプ（図示せず）により気化器１へ送られ、該気
化器１は電熱ヒータ３によって加熱されており、送られ
てきた石油を該気化器１で瞬時に気化してバーナ４に送
出され、該気化して送出された石油が該石油の送出時の
エジクタ効果により適度な空気と混合されてバーナ４に
吸い込まれ、バーナ４のバーナ炎孔部５で燃焼し、該燃
焼により発生した熱が燃焼室７の上方に導かれ、該燃焼
室７の上方に導かれた熱と対流送風機１１によって本体
６の吸込口９より取り込んだ室内空気等とが混合されて
温風吹出口１０より温風として吹き出させる室内等を暖
めるものである。
【０００４】上記の場合、バーナ４のバーナ炎孔部５で
発生した燃焼熱の一部は気化器１の熱回収部２によって
気化器１側に回収され、該気化器１の加熱に寄与し、こ
れにより該気化器１の加熱用電熱ヒータ３の負担が軽減
され、消費電力の低減に貢献するものである。
発生した燃焼熱の一部は気化器１の熱回収部２によって
気化器１側に回収され、該気化器１の加熱に寄与し、こ
れにより該気化器１の加熱用電熱ヒータ３の負担が軽減
され、消費電力の低減に貢献するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
石油ファンヒータであれば、気化器１の熱回収部２はブ
ロック状若しくは丸棒状に形成しており、また熱回収効
果を上げるために比較的バーナ４のバーナ炎孔部に接近
して位置させているので、該バーナ４のバーナ炎孔部５
で形成される燃焼炎が上方に伸びるのを妨げ、該バーナ
炎孔部５の上部での通気抵抗となり、局所的な燃焼不良
を生じやすく、しかも燃焼炎が熱回収部２により分割さ
れて前後方向に広がり、燃焼室６の内面に接炎しやくな
り、該燃焼室６の耐熱性にも問題が生じやすいという課
題があった。
石油ファンヒータであれば、気化器１の熱回収部２はブ
ロック状若しくは丸棒状に形成しており、また熱回収効
果を上げるために比較的バーナ４のバーナ炎孔部に接近
して位置させているので、該バーナ４のバーナ炎孔部５
で形成される燃焼炎が上方に伸びるのを妨げ、該バーナ
炎孔部５の上部での通気抵抗となり、局所的な燃焼不良
を生じやすく、しかも燃焼炎が熱回収部２により分割さ
れて前後方向に広がり、燃焼室６の内面に接炎しやくな
り、該燃焼室６の耐熱性にも問題が生じやすいという課
題があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は上記
のような課題を解決したもので、液体燃料を気化するた
めの気化器と、該気化器にて気化した燃料を空気と混合
して燃焼させるバーナと、該バーナの燃焼にて発生した
燃焼熱の一部を上記気化器へ熱回収する熱回収部とを備
えた燃焼装置において、燃焼炎に沿った偏平状の形状を
した熱回収部で燃焼炎に包まれる部分を櫛形状に形成し
てなるものである。
のような課題を解決したもので、液体燃料を気化するた
めの気化器と、該気化器にて気化した燃料を空気と混合
して燃焼させるバーナと、該バーナの燃焼にて発生した
燃焼熱の一部を上記気化器へ熱回収する熱回収部とを備
えた燃焼装置において、燃焼炎に沿った偏平状の形状を
した熱回収部で燃焼炎に包まれる部分を櫛形状に形成し
てなるものである。
【０００７】
【作用】本発明の燃焼装置は熱回収部が、櫛形状である
ので、該熱回収部に隙間を形成することができ、該熱回
収部での燃焼炎の通気抵抗を従来に比べて減少させるこ
とができて局所的な燃焼不良を改善することができ、ま
た通気抵抗が減少した分、燃焼炎が上方へ伸びやすくな
り分割されることにより燃焼室への悪影響も防止するこ
とができ、更に燃焼炎と熱回収部との接触面積も増加さ
せることができ、気化器への燃回収効率を向上させるこ
とができて電熱ヒータの消費電力を低減させることがで
きる。
ので、該熱回収部に隙間を形成することができ、該熱回
収部での燃焼炎の通気抵抗を従来に比べて減少させるこ
とができて局所的な燃焼不良を改善することができ、ま
た通気抵抗が減少した分、燃焼炎が上方へ伸びやすくな
り分割されることにより燃焼室への悪影響も防止するこ
とができ、更に燃焼炎と熱回収部との接触面積も増加さ
せることができ、気化器への燃回収効率を向上させるこ
とができて電熱ヒータの消費電力を低減させることがで
きる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の燃焼装置の実施例ファンヒータ
に実施した場合について図１乃至図４とともに説明する
が、上記従来例と同一部分は同一符号を符しその説明は
省略する。
に実施した場合について図１乃至図４とともに説明する
が、上記従来例と同一部分は同一符号を符しその説明は
省略する。
【０００９】尚、以下の実施例においては、従来の構成
と相違する部分、即ち気化器の熱回収部の形状を中心に
して説明する。
と相違する部分、即ち気化器の熱回収部の形状を中心に
して説明する。
【００１０】本発明の気化器１の熱回収部１２は櫛形状
に形成したものであり、図１及び図２はバーナ４がライ
ン状バーナでの実施例であり、この場合には気化器１の
熱回収部１２を２本歯１２ａ，１２ｂの櫛状に形成した
ものである。
に形成したものであり、図１及び図２はバーナ４がライ
ン状バーナでの実施例であり、この場合には気化器１の
熱回収部１２を２本歯１２ａ，１２ｂの櫛状に形成した
ものである。
【００１１】上記のように気化器１の熱回収部１２を２
本歯１２ａ，１２ｂの櫛状に形成すると、バーナ４のバ
ーナ炎孔部５での燃焼炎が該熱回収部１２の両側および
２本歯１２ａ，１２ｂの間を通過し、前後方向に広がる
ことなく上方へ伸び通気抵抗を生じることもなく、燃焼
不良も生じることがなく。しかも該熱回収部１２全体が
燃焼炎に包まれるようになるため、該熱回収部１２と燃
焼炎の接触面積が増え、上記気化器１への熱回収率が向
上し、上記気化器１への温度を一定に保つように通電さ
れる電熱ヒータ３への通電率が減少して消費電力を低減
させることができる。
本歯１２ａ，１２ｂの櫛状に形成すると、バーナ４のバ
ーナ炎孔部５での燃焼炎が該熱回収部１２の両側および
２本歯１２ａ，１２ｂの間を通過し、前後方向に広がる
ことなく上方へ伸び通気抵抗を生じることもなく、燃焼
不良も生じることがなく。しかも該熱回収部１２全体が
燃焼炎に包まれるようになるため、該熱回収部１２と燃
焼炎の接触面積が増え、上記気化器１への熱回収率が向
上し、上記気化器１への温度を一定に保つように通電さ
れる電熱ヒータ３への通電率が減少して消費電力を低減
させることができる。
【００１２】上記実施例の構成は、実験によれは、熱回
収部１２が従来のブロック状若しくは丸棒状に形成した
ものにおいては機器消費電力が８９．４ｗであったもの
が、本発明の２本歯１２ａ，１２ｂの櫛状に形成したも
のにおいては機器消費電力が７４．２ｗになり、機器消
費電力を約１７％低減させることができた。
収部１２が従来のブロック状若しくは丸棒状に形成した
ものにおいては機器消費電力が８９．４ｗであったもの
が、本発明の２本歯１２ａ，１２ｂの櫛状に形成したも
のにおいては機器消費電力が７４．２ｗになり、機器消
費電力を約１７％低減させることができた。
【００１３】以上は、図１および図２に示すライン状バ
ーナでの実施例であるが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、例えば本発明を図３乃至図４に示す
円筒状バーナにも実施することができ、この場合には気
化器１の熱回収部１３を円形の外周に多数の歯１３ａを
有する櫛形状を形成してなるものであり、この場合には
上記と同様の効果がえられるとともに、熱回収部１３の
全周に渡って全周の炎が接触するので、炎自体の温度が
若干低下し、燃焼排ガス中のＮＯｘ（窒素酸化物）の低
下効果等も期待できる。
ーナでの実施例であるが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、例えば本発明を図３乃至図４に示す
円筒状バーナにも実施することができ、この場合には気
化器１の熱回収部１３を円形の外周に多数の歯１３ａを
有する櫛形状を形成してなるものであり、この場合には
上記と同様の効果がえられるとともに、熱回収部１３の
全周に渡って全周の炎が接触するので、炎自体の温度が
若干低下し、燃焼排ガス中のＮＯｘ（窒素酸化物）の低
下効果等も期待できる。
【００１４】
【発明の効果】本発明の燃焼装置は上記のような構成で
あるから、燃焼炎に沿った偏平状の形状をした熱回収部
で燃焼炎に包まれる部分を櫛形状に形成してなるので、
熱回収部の上方に抜ける通気抵抗が少なく、しかも、偏
平状の形状であるので従来の縦長のものより通気抵抗が
少なく、局所的な燃焼不良につながる不安定要素を改善
することができ、また、通気抵抗が減少した分、燃焼炎
が上方へ伸びやすくなり分割されることによる燃焼室へ
の悪影響も防止することができ、更に燃焼炎と熱回収部
との接触面積も増加させることができ、気化器への熱回
収効率を向上させることができて電熱ヒータへの消費電
力を低減させることができ、しかも、櫛形状以外の部分
は表面積を大きくして気化器の気化部分への熱伝導を効
率良く行うことができ、省エネルギーおよび安全性にす
ぐれた燃焼装置を提供できる。
あるから、燃焼炎に沿った偏平状の形状をした熱回収部
で燃焼炎に包まれる部分を櫛形状に形成してなるので、
熱回収部の上方に抜ける通気抵抗が少なく、しかも、偏
平状の形状であるので従来の縦長のものより通気抵抗が
少なく、局所的な燃焼不良につながる不安定要素を改善
することができ、また、通気抵抗が減少した分、燃焼炎
が上方へ伸びやすくなり分割されることによる燃焼室へ
の悪影響も防止することができ、更に燃焼炎と熱回収部
との接触面積も増加させることができ、気化器への熱回
収効率を向上させることができて電熱ヒータへの消費電
力を低減させることができ、しかも、櫛形状以外の部分
は表面積を大きくして気化器の気化部分への熱伝導を効
率良く行うことができ、省エネルギーおよび安全性にす
ぐれた燃焼装置を提供できる。
【図１】本発明の燃焼装置の一実施例を示す要部平面図
である。
である。
【図２】本発明の燃焼装置の一実施例を示す要部断面図
である。
である。
【図３】本発明の燃焼装置の他の実施例を示す要部平面
図である。
図である。
【図４】本発明の燃焼装置の他の実施例を示す要部断面
図である。
図である。
【図５】従来の燃焼装置の実施例を示す要部平面図であ
る。
る。
【図６】従来の燃焼装置の実施例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図７】従来の燃焼装置の石油ファンヒータへの実施を
示す要部概略構成図である。
示す要部概略構成図である。
１ 気化器 ４ バーナ １２，１３ 熱回収部
Claims (1)
- 【請求項１】 液体燃料を気化するための気化器と、該
気化器にて気化した燃料を空気と混合して燃焼させるバ
ーナと、該バーナの燃焼にて発生した燃焼熱の一部を上
記気化器へ熱回収する熱回収部とを備えた燃焼装置にお
いて、燃焼炎に沿った偏平状の形状をした熱回収部で燃
焼炎に包まれる部分を櫛形状に形成してなることを特徴
とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5100943A JP3025728B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5100943A JP3025728B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06313516A JPH06313516A (ja) | 1994-11-08 |
| JP3025728B2 true JP3025728B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=14287441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5100943A Expired - Fee Related JP3025728B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3025728B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP5100943A patent/JP3025728B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06313516A (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |