JP3025217U - ラペット取付構造 - Google Patents

ラペット取付構造

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JP3025217U
JP3025217U JP1995012569U JP1256995U JP3025217U JP 3025217 U JP3025217 U JP 3025217U JP 1995012569 U JP1995012569 U JP 1995012569U JP 1256995 U JP1256995 U JP 1256995U JP 3025217 U JP3025217 U JP 3025217U
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陽司 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラペット取付用パイプ等の支持体に対してラ
ペットを簡便に位置決め固定することのできるラペット
取付構造を提供する。 【解決手段】 丸棒またはパイプからなる支持体2に対
しねじ9を用いて固定されるラペット支持部3、及びこ
のラペット支持部3によって揺動範囲が規制されるラペ
ット可動部4を備えたラペット取付構造において、支持
体3における軸方向外周面に、ラペット支持部3を位置
決めするための溝部2aまたは面取り部を形成し、その
溝部2aまたは面取り部と面接触し得る形状からなる突
部または面付け部を、ラペット支持部3に形成したこと
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、精紡機、撚糸機、或いは延伸撚機等に使用されるラペットの取付構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、精紡機に使用されているラペットの取付構造を図9に示す。同図(a) はラペットをその下方から見上げたものであり、同図(b)は見下ろしたもので ある。両図において、ラペット50は、ラペット取付用パイプ51に対して揺動 するラペット可動部52と固定式の支持部53とから主として構成されている。 ラペット可動部52の先端側にはスネールワイヤ54が備えられ、後端側には一 対の円環状部55が形成され、それら円環状部55の間に、上記支持部53が挟 まれた状態となっている。この支持部53には、揺動範囲を規制する爪部56及 び57が突出形成されており、これら爪部56及び57の範囲内でラペット可動 部52が揺動できるようになっている。また、支持部53はタップが切られた隆 起部分58を有し、そのタップにねじ59を螺合させて締め付けることにより、 支持部53をラペット取付用パイプ51に固定することができるようになってい る。 なお、ラペット先端側に備えられているボルト60及びナット61は、ス ネールワイヤ54の繰り出し量を調節するためのものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のラペット取付構造では、ラペット取付用パイプ 51上に複数のラペット50を取り付ける場合に、各ラペット50毎に支持部5 3の位置決め、即ちラペット可動部4の静止姿勢の調整を行わなければならず、 ラペット据え付け作業に時間がかかるという問題があった。
【0004】 本考案は以上のような従来のラペット取付構造における課題を考慮してなされ たものであり、ラペット取付用パイプ等の支持体に対してラペットを簡便に位置 決め固定することのできるラペット取付構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、丸棒またはパイプからなる支持体に対しねじを用いて固定されるラ ペット支持部、及びこのラペット支持部によって揺動範囲が規制されるラペット 可動部を備えたラペット取付構造において、支持体における軸方向外周面に、ラ ペット支持部を位置決めするための溝部または面取り部を形成し、該溝部または 面取り部と面接触し得る形状からなる突部または面付け部を、ラペット支持部に 形成したラペット取付構造である。
【0006】 本考案は、丸棒またはパイプからなる支持体に対しねじを用いて固定されるラ ペット支持部、及びこのラペット支持部によって揺動範囲が規制されるラペット 可動部を備えたラペット取付構造において、支持体はその軸方向外周面に、ラペ ット支持部を位置決めするための溝部または面取り部を有し、ラペット支持部は 、支持体に嵌挿される一対の円環状部と該円環状部同士を接続している貫通孔付 き板状部からなり、円環状部と板状部をコ字状に一体成形するとともに、溝部ま たは面取り部と面接触し得る形状からなる突部または面付け部を円環状部に有し 、板状部内面と支持体外周面との隙間で且つ貫通孔と対応する位置にナットを拘 束状態で配置し、該ナットにねじを螺合して締め付けることにより、ラペット支 持部を支持体に位置決め固定したラペット取付構造である。 本考案における位置決めとは、ラペット可動部の水平姿勢が得られるような角 度にラペット支持部を支持体に固定することを意味する。
【0007】 本考案において、上記支持体における軸方向外周面に形成される溝部または面 取り部は、支持体の直径方向断面において少なくとも1箇所形成されていればよ いが、これに限らず、複数箇所形成されていてもよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案のラペット取付構造を示す正面図であり、図2は図1のA−A 矢視図である。両図において、ラペット1は支持体としての丸棒からなる支軸2 に嵌挿されるものであり、支軸2に固定されるラペット支持部3と、このラペッ ト支持部3を跨るようにして支軸2に嵌挿され、矢印B方向に揺動するラペット 可動部4を有している。ラペット可動部4は、ラペット支持部3に突出して形成 された凸部3a及び凸部3bによってその揺動範囲が規制されるようになってお り、突部3aと当接している場合に静止姿勢となる。
【0009】 上記したラペット可動部4の構成は基本的に従来の構成と同じものであり、先 端側にスネールワイヤ5が取り付けられている。このスネールワイヤ5は、ねじ 6とナット7との締め付けを緩めることにより矢印C方向に格納または繰り出す ことができるようになっている。なお、図中符号4aはスネールワイヤ5のガイ ドである。
【0010】 また、上記ラペット支持部3は、支軸2に嵌挿される一対の円環状部3c,3 cと、それらの円環状部3c同士を接続している板状部3dとを有し、円環状部 3cと板状部3dは鋼板をプレス加工することによってコ字状に一体成形されて いる。そして、板状部3dには支軸2の中心に向けて貫通孔3eが穿設されてい る。
【0011】 次に本考案の特徴部分であるラペット取付構造について詳しく説明する。 支軸2における軸方向外周面には、後述するねじとしての六角穴付き止めねじ の先端を位置決めするための溝部2aが凹設されている(図3参照)。この溝部 2aは支軸2の断面において円弧状に形成されている。一方、図4に示すように 、ラペット支持部3の円環状部3cには、上記溝部2aと面接触し得る円弧状の 突部3fが形成されているため、支軸2にラペット支持部3を挿通させれば、お およその位置決めが完了することになる。
【0012】 また、板状部3d内面とその溝部2aとの隙間であって上記貫通孔3eと対応 する位置には、市販のJIS六角ナット(例えばJIS B 1181に規定されるM6ナ ット)8が配置されており、この六角ナット8には六角穴付き止めねじ(例えば JIS B 1177に規定されるM6ねじ)9が螺号され、その止めねじ9の先端は溝部 2a内に案内されるようになっている。
【0013】 従って、その止めねじ9を六角レンチを用いて締め付ければ、ラペット支持部 3を支軸2の溝部2aに位置決めでき、且つ固定することができるようになって いる。なお、六角ナット8はコ字状のラペット支持部3内に配置された際に、回 転しない大きさのものが選択され、止めねじ9の長さは、締め付けが完了した場 合に上記貫通孔3eの周縁とその頭部がほぼ同じ高さになるものを選択している 。
【0014】 次に、このような構成を有する本実施例の組立方法について説明する。 まず、支軸2の溝部2aが水平に配置されるように支軸2を保持する。次いで ラペット可動部4の開口とラペット支持部3の開口とを一致させた状態でその支 軸2にそれぞれ嵌挿し、ラペット支持部3における板状部3d内面と支軸2の外 周面との隙間に六角ナット8を配置する。この六角ナット8はラペット支持部3 内に収納された場合に回転できないサイズのものを使用しているため、実質的に 固定された状態となる。次に、止めねじ9を用い、貫通孔3eを通して六角ナッ ト8に螺合させる。このような状態のラペットをおおよそ水平に保持し、六角ナ ット8をさらに螺合させていくと、止めねじ9の先端が支軸2の溝部2a内に案 内されることになり、止めねじ9の締め付けを完了すれば、ラペット1の位置決 めと固定が同時に達成される。
【0015】 図5及び図6は上記支軸2の変形例を示したものである。図5は溝部の断面形 状をV字状の谷部2bとしたものであり、図6は溝部に代えて支軸2に面取り部 2cを形成したものである。図5に対応するラペット支持部の構成は、円環状部 3cに山形の突部を形成したものが示され、また、図6に対応するラペット支持 部の構成は、図7に示すように、円環状部3cに面付け部3gを形成したものが 示される。上記したいずれの構成においても本考案の目的を達成することができ る。
【0016】 なお、上記実施例では、溝部2a及び突部3fが支持体2の左側に位置するよ うに構成したが、これに限らず、支持体2に右側に位置するよう構成することも できる。この場合、止めねじ9を支持体2の左側から締め付ければ、溝部2aと 突部3fが互いに当接されることになり、より確実な位置決めが行われる。
【0017】 また、本考案のラペット支持部3は、上記実施例では鋼板をプレス加工するこ とによって製作したが、これに限らず、図8に示すように、プラスチックを一体 成形することによっても製作することができる。このようなラペット支持部20 を用い、そのラペット支持部20に形成した突部21を支軸2の溝部2aと対応 させてラペット支持部20を支軸2に挿通させれば、おおよその位置決めが完了 する。ラペット支持部20は貫通孔を有するフランジ部20a及び20bを備え ており、その貫通孔にボルト22を通し、ナット23を螺合させて締め付ければ 、ラペット支持部20を支軸2に固定することができる。ラペット可動部4の揺 動範囲はストッパー24及び25によって規制されるようになっている。
【0018】 また、本考案のスネールワイヤ可動部は上記実施例に限らず、スクリューラッ ク式のものを使用することもできる。さらにまた、本考案はスネールワイヤが固 定式のラペットにも適用することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、本考案によれば、ラペット取付用パイ プ等の支持体に対してラペットを簡便に位置決め固定することのできるラペット 取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る一部切欠きを有する正
面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】同実施例に係る支軸の断面図である。
【図4】図3と対応するラペット支持部の構成を示す斜
視図である。
【図5】同実施例に係る支軸の変形例を示す断面図であ
る。
【図6】同実施例に係る支軸の他の変形例を示す断面図
である。
【図7】図6と対応するラペット支持部の構成を示す斜
視図である。
【図8】同実施例に係るラペット支持部の別の実施例を
示す図1相当図である。
【図9】従来例のラペット取付構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ラペット 2 支軸 2a 溝部 3 ラペット支持部 4 ラペット可動部 5 スネールワイヤ 6 ねじ 7 ナット 8 六角ナット 9 止めねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸棒またはパイプからなる支持体に対し
    ねじを用いて固定されるラペット支持部、及びこのラペ
    ット支持部によって揺動範囲が規制されるラペット可動
    部を備えたラペット取付構造において、 前記支持体における軸方向外周面に、前記ラペット支持
    部を位置決めするための溝部または面取り部を形成し、 該溝部または面取り部と面接触し得る形状からなる突部
    または面付け部を、前記ラペット支持部に形成したこと
    を特徴とするラペット取付構造。
  2. 【請求項2】 丸棒またはパイプからなる支持体に対し
    ねじを用いて固定されるラペット支持部、及びこのラペ
    ット支持部によって揺動範囲が規制されるラペット可動
    部を備えたラペット取付構造において、 前記支持体はその軸方向外周面に、前記ラペット支持部
    を位置決めするための溝部または面取り部を有し、 前記ラペット支持部は、前記支持体に嵌挿される一対の
    円環状部と該円環状部同士を接続している貫通孔付き板
    状部からなり、前記円環状部と前記板状部をコ字状に一
    体成形するとともに、前記溝部または面取り部と面接触
    し得る形状からなる突部または面付け部を前記円環状部
    に有し、 前記板状部内面と前記支持体外周面との隙間で且つ前記
    貫通孔と対応する位置にナットを拘束状態で配置し、 該ナットに前記ねじを螺合して締め付けることにより、
    前記ラペット支持部を前記支持体に位置決め固定したこ
    とを特徴とするラペット取付構造。
JP1995012569U 1995-11-28 1995-11-28 ラペット取付構造 Expired - Lifetime JP3025217U (ja)

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JP06134696A JP3517512B2 (ja) 1995-11-28 1996-03-18 ラペット
KR1019960057879A KR100189305B1 (ko) 1995-11-28 1996-11-27 방적기계의 래핏
DE69607301T DE69607301T2 (de) 1995-11-28 1996-11-28 Fadenleitöse für Spinnereimaschinen
EP96119087A EP0777001B1 (en) 1995-11-28 1996-11-28 Lappet for spinning machines
TW085115573A TW359693B (en) 1995-11-28 1996-12-17 The lappet of the weaving machine the invention relates to the lappet of the weaving machine which makes the best use of the merit in which a round pipe or a round rod is used as the supporter

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