JP4226960B2 - 金型のセンターピン回り止め機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、金型のセンターピン取付用に使用される回り止め機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の金型回り止め機構は、図4で示すようにセンターピン固定穴部に平行溝12を加工して回転しないように嵌合したり、図5で示すように取付穴円周の一部に突起加工10を施してセンターピン3が回転しないように工夫されていた。
【0003】
また、別の従来形態として特開2001−047443号に記載されたように、ピン本体の一端側にネジ部を設ける、又は、ピン本体と分離して製作されたネジ部を設けると共に該ネジ部の端面に六角穴を穿設し、かつピン本体の他端側に突出し部を設けたセンターピンと成す構造を有するモールド金型におけるセンターピンおよびその取付方法を開示している。
【0004】
前記先行文献特開2001−047443号のセンターピンの取付方法では、前記構造を有するセンターピンを用いて、センターピン(A)の突出し部(13)を、座グリ(22)から挿入して貫通させると共にスリーブ(4)に挿入して貫通させて、センターピン(A)のネジ部(11)をネジ穴(21)に螺合させる。さらに、ネジ部(11)に固定ナット(5)を螺合して仮固定し、六角レンチをセンターピン(A)の六角穴(12)に嵌合し回動させて設定寸法に合わせ、かつ固定ナット(5)を工具で締付けながらセットすることが記載されている。(図番は先行文献の図面より引用)
【0005】
【先行技術文献】
特開2001−047443号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図4および図5に示したような回り止め機構は、センターピン取付穴部の平行溝加工や取付穴の円周の一部に突起加工が必要なために、大きな金型取付板に直接放電加工やフライス加工が必要であり、機械加工の準備で長時間の作業が発生し、又、溝加工時間も長くかかっている。さらに、センターピンの取付回り止め加工は、一つの金型取付板に対して通常は数箇所から数十箇所が必要であり、大きな金型取付板を加工する場合は、長時間の加工時間が必要となる。さらに、金型取付板が大きく重量も大きいので、作業性が著しく悪いという問題があった。
【0007】
また、当該先行技術文献の取付方法では、ナットをボックスレンチで締めながら、その中に六角レンチを入れて微調節を行うことになるので当該ボックスレンチは特殊加工されたもので市販工具を使用できない。また、当該ネジの一回転に相当するピッチ長が設定寸法の微調節の目安となるが、例えば、スリーブ部の先端形状が傾斜状であると当該センターピンの先端部も同様に一致する必要があるために目分量で微調節を行うよりも予め所定位置に設定されている方がよい。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願出願人は、金型のセンターピンの回り止め機構において、前記センターピン挿入取付用プラグと共に該センターピンの鍔部を挟んで該鍔部の後端を、汎用の工具で固定可能な、例えば六角穴等を有する固定用プラグで固定保持する回り止め機構を発明した。当該発明は、センターピンの取付工程が容易になり、さらに重量部である金型取付板のセンターピン取付穴加工がタップ加工だけでよく単純化され、金型取付板加工も簡単な作業となり特殊工具を必要としないため上記課題を解決するものである。
【0009】
本発明の好ましい実施例によれば、本発明の金型のセンターピン回り止め機構は、金型のセンターピン回り止め取付け構造において、前記センターピンを挿入可能な取付用プラグと、鍔部を有する前記センターピンと、前記取付用プラグと共に前記センターピンの鍔部を挟んで前記鍔部を有するセンターピンを固定する固定用プラグと、をプラグ取付用の穴を有した金型取付板に挿入してなるセンターピン回り止め機構であって、
前記取付用プラグは、該プラグ取付用の穴を有した金型取付板のプラグ穴座面に密接する形状とし、前記センターピンを挿通可能で前記センターピンの鍔部と嵌合する溝部を有し、更に該溝部内には該取付用プラグを取付けるための取付手段が配されており、
前記固定用プラグは該固定用プラグを取付けるための取付手段を有し、該固定用プラグをセンターピンの前記鍔部と当接するように挿入することによりセンターピンの回り止め位置を固定することを特徴とする。
【0010】
例えば、金型の取付板にセンターピンを固定する構造において、前記取付板内に穿設された取付穴内部の所定位置にセンターピン取付用プラグを挿入固定し、該取付用プラグが前記センターピン鍔部と嵌合する溝と前記センターピンを挿通する開口部とを有することで、前記センターピン挿入時に前記センターピンの鍔部と前記溝との嵌合により前記センターピンの回り止め機構が構成され、最後に前記取付穴内部に固定用プラグを挿着することにより前記回り止め機構を保持することができる。
また、例えば、本発明のセンターピン回り止め機構の前記取付用プラグ又は前記固定用プラグの取付手段として六角穴を採用すれば、市販の六角レンチを用いて容易に前記プラグを固定することができる。
【0011】
本発明のさらに好ましい実施例によれば、本発明のセンターピン回り止め機構は、前記各プラグは前記金型のプラグ取付用の穴内にネジ式に螺合することを特徴とする。
【0012】
例えば、各プラグが山形ネジを有し、プラグ取付用の穴が各プラグに対応するタップ加工されていれば、単純に前記プラグをプラグ穴内の座面まで単純にネジ穴に螺合させながら挿入するだけで前記プラグを位置決めすることができる。
【0013】
本発明は上述した2つの好ましい実施例の構造を他の一般的な機械部品に適用してもよい。
【0014】
【発明の実施形態】
図1は、本発明のセンターピンの回り止めを固定した組立側面図を示した一実施例である。図1は、本発明によるセンターピン取付用の回り止め第1プラグ4と、該第1プラグ4を挿通させたセンターピン3と、該第1プラグ4と共に該センターピン3を挟持する第2プラグ5とを金型取付板1の取付穴13に順に挿着した図である。前記取付穴13内はタップ加工されており、前記第1および第2プラグは周方向に対応するネジ部を有する。
【0015】
図2に示したような形状を有する前記センターピン取付用の回り止め第1プラグ4は、周面に雄ネジ加工され、一方の端面に該センターピン3の一端に形成された鍔状の平行二面加工部14に嵌合するように加工された溝7(図2(C)参照)を有し、さらに該溝7の内側には前記センターピン3を挿通することが可能な六角穴6が加工されている。したがって、第1の工程として、汎用の六角レンチを用いて前記金具取付板内のタップ加工された取付穴13に前記第1プラグ4を挿着させる。前記第1プラグ4は前記取付穴13内を螺合しながらセンターピン挿入方向に移動する。図2(a)および(b)から明らかなように、第1プラグ4の先端部8は逃がし加工が施されているため、前記螺合を継続していくと前記取付穴13の不完全ネジ部を避けて座面9に当接した位置で固定される。このとき、前記平行二面加工部14は所定の方向で固定され、例えば、前記センターピン3は、その先端が傾斜形状を有する場合にも金型の隙間路に沿って所定の位置に固定される。第2の工程として、前記センターピン3を前記六角穴6に挿通させつつ前記顎状の平行二面加工部14と前記溝7とを嵌合させる。このとき、前記嵌合面は面一である。この嵌合作用が前記センターピン3の回り止めとして機能する。最後の工程として、挿入方向と反対面に六角穴を有する第2プラグ5を汎用の六角レンチを用いて前記取付穴13内を螺合させて前記鍔状部と当接した位置で固定させる。このようにして本発明の回り止め機構は完成する。当該回り止め機構において、前記センターピンの鍔状部を取付用プラグ(第1プラグ)と固定用プラグ(第2プラグ)とによりネジ式に螺合させながら挟持固定するので、ダブルナット効果が得られ前記ネジの緩みが生じにくくなる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、重量物である金型取付板のセンターピン穴加工形状が単純なタップ加工だけで形成されているため、取付板のセンターピン穴加工のための段取り作業の単純化および取付板加工時間の短縮化が実現し取付板加工のコストダウンを図ることができる。さらに、センターピンの回り止め作業が汎用工具である六角レンチで容易に決められ作業効率がよくなる。第1プラグ、センターピン、第2プラグを順次挿入する手順により微調整を必要としない。また、本発明は、他の一般的な機械部品の製造にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のセンターピンを回り止め固定した組立側面図である。
【図2】 図2は、本発明による第1プラグ4の形状を示している。
【図3】 図3は、本発明のセンターピン鍔部14の加工形状を示している。
【図4】 図4は、従来技術の回り止め機構の一例を示している。
【図5】 図5は、従来技術の回り止め機構の一例を示している。
【符号の説明】
1 金型取付板
3 センターピン
4 第1プラグ
5 第2プラグ
6 六角穴
7 平行に加工した二面溝
8 プラグ4の先端
9 穴の座面
10 回り止め突起
12 取付板に加工した平行溝
13 取付板内のセンターピンおよびプラグ取付穴
14 センターピンの鍔状の平行二面加工部

Claims (2)

  1. 内周面にねじ部が設けられた穴部を有する金型取付板における金型のセンターピン回り止め取付け構造において、
    先端部に鍔部を有するセンターピンと、
    前記センターピンが挿通可能な挿通穴と、前記センターピンの鍔部と対向して該鍔部と嵌合可能に形成された溝部と、前記金型取付板の穴部のねじ部と螺合可能に周面に形成されたねじ部とを有する取付用プラグと、
    前記金型取付板の穴部のねじ部と螺合可能に周面に形成されたねじ部を有し、前記取付用プラグと共に前記センターピンの鍔部を挟んで前記センターピンを固定する固定用プラグと、
    を有して構成されるセンターピン回り止め機構であって、
    前記センターピンの鍔部と前記取付用プラグの溝部は、前記センターピンの軸周りの回転を防止する少なくとも1つの係合部を互いに有することを特徴とするセンターピン回り止め機構。
  2. 前記センターピンの鍔部と前記取付用プラグの溝部との嵌合によって形成され、前記固定用プラグと対向する面は面一であることを特徴とする請求項1に記載の金型のセンターピン回り止め機構。
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